JPH08256662A - 鳥獣追い払い機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 省エネルギーで動作し、しかも効果の大きい
鳥獣兼用の追い払い機を提供するものである。 【構成】 モーター（１）に連結された軸棒（２）に翼
形状の羽根板（５）を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】省エネルギーで効果が大きい鳥獣
兼用の追い払い機の発明である。

【０００２】

【従来の技術】歴代数多くの鳥獣追い払い機、あるいは
それに類似する考案が発表されてきたが余り効果がなく
ほとんど長期に使用されていない。特に眼球図形・光乱
反射・風力・磁場撹乱方式などはほとんど効果が無い。
唯一効果が認められ現在も数多く使用されているのがガ
スによる爆音を利用したものである。しかしながらこれ
も鳥獣類の学習効果か音のしたときは良いがすぐに慣れ
てしまう。また取り扱いが大変である。しかしそれ以上
に騒音が問題になっている。蓄電池を動力源とした考案
も数多くあるが種々実験してみるとほとんどがエネルギ
ー不足で長時間の使用に耐えられない。太陽電池で充電
する考案も多いが容量的に計算してみても大きなパネル
が必要で田畑の設置には無理がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】以上の考察から原点に
戻っていろいろ実検してみると、鳥でも獣でもともかく
動く物体には近寄らないし逃げ去る。そこで イ．回転する物体である事。 ロ．停止時と動作時の物体の大きさの差が著しい事。 ハ．省エネルギーである事。 以上の点を解決するためになされた発明である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】図の様にモーター（１）
に連結された軸棒（２）に回転板（３）を取り付ける。
翼形状の羽根板（５）を取り付け金具（４）で取り付け
る。

【０００５】

【作用】図１の様にモーター（１）に連結された軸棒
（２）に翼形状の羽根板（５）を取り付け回転すると揚
力が働き低駆動力で浮き上がる。その後も開き続けて図
４のようになる。モーターが停止すると羽根板は慣性の
力でしばらく回転し序々にスピードが弱まり下がってき
て止まる。この様な動きによってあたかも大きな物体が
現れたような状態を作り出すことができる。

【０００６】

【実施例】図１の様にモーター（１）に連結された軸棒
（２）に回転板（３）を取り付ける。発泡スチロール等
で作った軽い翼形状の羽根板（５）を取り付け金具
（４）で図１の様に左右２枚取り付ける。取り付け金具
（４）は図２のような構造にして上下左右動くようにす
る。尚羽根板は何枚でも特に問題はないがバランス、低
駆動力の面から２枚が好ましい。羽根板は図３の様な翼
形状にして軸棒が回転すると揚力が働き浮き上がるよう
にする。以上の構成であるため起動ボタンＳＷ１を押す
と回転が始まり低駆動力で羽根板が開きだし地面と平行
になる。ここまではモーターの駆動力次第でどんな板で
も遠心力によって平行までは浮き上がる。しかし本発明
は翼形状の羽根板と取り付け金具の構成によりストッパ
ー（６）にあたるまで図４のように開き続ける。タイマ
ーＴ１で設定した時間後モーターが停止するが羽根板は
慣性の力でしばらく回転し序々にスピードが弱まり下が
ってきて止まる。Ｔ１の時間後タイマーＴ２の設定時間
は停止時間とする。この様にＴ１とＴ２が交互に作動し
任意の時間、回転と停止を繰り返す。この様な動きによ
って低駆動力であたかも大きな物体が現れたような状態
を作り出す事ができる。光センサーを併用して夜間と昼
間の好みの時間帯に動作させる事もできる。雨センサー
を併用して雨天時は停止させること等も簡単にできる。
風力スイッチにより風の強い日は停止させると良い。爆
音などの音響式は効果が認められるので音響装置を併用
して回転と同時に或いは交互に作動させると良い。また
夜間には回転時、音をだし照明を点滅させて使用する事
により獣を追い払う事ができる。

【０００７】

【発明の効果】以上の様な発明であるから イ．揚力で上がるためエネルギーの使用が特に少なくて
良い。 ロ．本体が停止時より非常におおきな物体に見える為効
果が大きい。 ハ．取り扱いや移動が簡単である。 ニ．鳥と獣のどちらにも使用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図

【図２】本発明の一部の拡大図

【図３】本発明の一部の拡大図

【図４】本発明の実施例をあらわす斜視図

【符号の説明】

１ モーター ２ 軸棒 ３ 回転板 ４ 取り付け金具 ５ 羽根板 ６ ストッパー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】軸棒（２）に、翼形状の羽根板（５）を設
   けた鳥獣追い払い機。