JPH08256087A - 周波数ホッピング送信装置 - Google Patents

周波数ホッピング送信装置

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JPH08256087A
JPH08256087A JP7058809A JP5880995A JPH08256087A JP H08256087 A JPH08256087 A JP H08256087A JP 7058809 A JP7058809 A JP 7058809A JP 5880995 A JP5880995 A JP 5880995A JP H08256087 A JPH08256087 A JP H08256087A
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JP
Japan
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frequency
hopping
circuit
noise level
transmission
Prior art date
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Application number
JP7058809A
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English (en)
Inventor
Noboru Ogawa
昇 小川
Sadayuki Kurosaki
貞之 黒崎
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N T T LEASE KK
Original Assignee
N T T LEASE KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 周波数ホッピング通信方式において信号誤り
率を低下させる。 【構成】 ホッピング先の雑音状況をホッピング前にあ
らかじめ確認する。その結果、雑音レベルが閾値を越え
る場合にはホッピング先を雑音レベルが閾値以下の周波
数に変更する。 【効果】 信号誤り率が低下するため送信出力を小電力
化できる。このため、送信用電源を小型化することがで
きる。また、情報再送信を回避できるため通信時間を短
縮できる。さらに、誤り訂正符号の送受信および処理を
簡素化することができるため回路構成を簡単化できる。
システムの広域化または加入局数の増大が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線通信、特にスペクト
ラム拡散通信に利用する。本発明は移動通信方式に利用
するに適する。本発明は秘話性が要求される無線通信方
式に利用するに適する。特に、周波数ホッピング通信方
式を用いた無線通信の信号誤り率の改善技術に関する。
本発明は、空港などの一つの規模の大きい事業場で利用
する移動通信方式のために開発されたものであるが、広
くスペクトラム拡散通信に利用することができる。
【0002】
【従来の技術】あらかじめ定められた規則にしたがって
通信に使用する搬送波周波数を変更しながら通信する周
波数ホッピング通信方式が知られている。周波数ホッピ
ングは送受信が同期して行うことが必要であり、あらか
じめ割り当てられた例えば1000を越える搬送波周波
数について20mS毎に搬送波周波数を変化させる。し
たがって、次にどの搬送波周波数を利用するかにつき送
受信装置が同一のホッピングパターンを保持していなけ
ればならない。この周波数ホッピング通信方式はあらか
じめ定められたホッピングパターンを知らない第三者が
通信内容を傍受しようとしても不可能であるため秘話性
が要求される通信に利用するのに適している。
【0003】周波数ホッピング通信は軍事用として開発
されたが、近年一般利用が認められるようになり、2G
Hz帯に一定送信電力以下であるときには、個別の無線
局開設の免許を必要としない広帯域な周波数割当てが行
われた。
【0004】さらに、同一周波数帯内で行われる通信に
ついても、利用者毎にそれぞれホッピングパターンを異
なるものに設定しておくことにより空きチャネルを有効
に利用した通信を行うことができるから電波の有効利用
に寄与することができる。例えば、NチャネルをN個の
利用者に割当てる通信方式の場合には、その中のある利
用者が休止状態となっても、そのチャネルを他の利用者
が使用するにはさまざまな制限がある。周波数ホッピン
グ通信方式ではこのような場合に、稼働中の通信端末が
Nチャネルの全部を有効に活用することができる。した
がって、稼働状況を考慮しながらNチャネルをN個以上
の利用者に割り当てることも可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば近隣に
他の利用者が同一の周波数帯にシステムを運用している
場合に、利用者はそれぞれ独自の周波数ホッピングパタ
ーンを用いるから、当然にチャネルの衝突が発生する可
能性がある。チャネルの衝突が発生すると、その搬送波
周波数を利用した時間の情報には誤りが発生するが、こ
れは誤り訂正符号の利用など他の方法により救済される
ようになっている。しかし、利用者の数が大きくなる
と、信号誤り率が増加し情報信号の再送信のための通信
時間が余分にかかることになる。
【0006】利用者の数が増えるとチャネルの衝突が多
くなるから、はじめからその周波数帯域にシステムを構
築していた者も利用できなくなる可能性がある。したが
って利用者の数が制限されることになる。
【0007】本発明は、このような背景に行われたもの
であり、信号誤り率を低下させることができる周波数ホ
ッピング送信装置を提供することを目的とする。本発明
は、送信出力を小電力化することができる周波数ホッピ
ング送信装置を提供することを目的とする。本発明は、
電波を有効利用することができる周波数ホッピング送信
装置を提供することを目的とする。本発明は、装置を小
型化することができる周波数ホッピング送信装置を提供
することを目的とする。本発明は、送信用電源を小型化
することができる周波数ホッピング送信装置を提供する
ことを目的とする。本発明は、情報再送信を回避するこ
とができる周波数ホッピング送信装置を提供することを
目的とする。本発明は、通信時間を短縮することができ
る周波数ホッピング送信装置を提供することを目的とす
る。本発明は、誤り訂正符号の送受信および処理を簡素
化することができる周波数ホッピング送信装置を提供す
ることを目的とする。本発明は、システムを広域化する
ことができる周波数ホッピング送信装置を提供すること
を目的とする。本発明は、一つのシステムに加入できる
局数を増大させることができる周波数ホッピング送信装
置を提供することを目的とする。本発明は、さらに秘話
性の高い周波数ホッピング通信方式を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の観点は、
送信信号の搬送波周波数をホッピングパターンにしたが
って変更する制御回路を備えた周波数ホッピング送信装
置である。
【0009】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記ホッピングパターンにしたがって次にホッピングすべ
き搬送波周波数fiの雑音レベルを検出する受信系を通
信用の受信系とは別に備え、前記制御回路は、次にホッ
ピングすべき搬送波周波数fiの雑音レベルが所定値を
越えるときには、次にホッピングする搬送波周波数を周
波数fkに変更するところにある。これにより、例えば
チャネルの衝突あるいは雑音その他により、ホッピング
先の周波数によって伝送される情報信号に誤りが生じる
ことをほとんど回避することができる。
【0010】ホッピング可能周波数がN個割当てられ、
前記受信系はこのN個の周波数のうち前記ホッピングパ
ターンにしたがって次にホッピングすべき搬送波周波数
fiを含む複数n個の周波数の雑音レベルを検出する手
段を含み、前記制御回路はその搬送波周波数fiの雑音
レベルが所定値を越えるときにはそのn個の周波数のう
ちから雑音レベルの低い周波数を前記周波数fkとして
設定する手段を含む構成とすることもできる。例えば、
Nは1024であり、nは20である。これにより、さ
らに広範囲に良好なホッピング先を選択することができ
る。
【0011】次にホッピングする搬送波周波数が周波数
fiから周波数fkに変更されたときには、その周波数
fkに係る情報を前記送信信号に送信する手段を備える
構成とすることもできる。これにより、ホッピング先の
変更情報を事前に受信装置側に伝達することができる。
【0012】前記ホッピングパターンを発生するホッピ
ングパターン発生回路を備え、そのホッピングパターン
発生回路は、一定規則の読出アドレス信号を与えること
により前記ホッピング可能周波数に対応するN個の符号
を乱数として出力するROMと、そのROMの出力回路
に設けられた演算回路と、この演算回路に与える演算定
数を発生する定数発生回路とを備え、前記周波数fkに
係る情報はこの演算定数を指定する情報であることが望
ましい。これにより、ホッピングパターンの発生と変更
とを簡単な回路構成で実現することができる。
【0013】前記演算回路が前記ROMの出力回路に代
えてそのROMのアドレス信号回路に設けられた構成と
することもできる。
【0014】前記演算回路は加算回路であり、演算定数
は加算定数である構成とすることもできる。
【0015】本発明の第二の観点は、前記周波数ホッピ
ング送信装置と、前記受信系とは別の周波数ホッピング
受信装置とを備え、この受信装置は、通信の相手となる
送信装置のホッピングパターンに同期して受信周波数搬
送波のホッピングを行う手段を備えた周波数ホッピング
送受信装置である。これにより、本発明の周波数ホッピ
ング送信装置を含む一つの装置で送信または受信を行う
ことができる。
【0016】さらに、本発明の第三の観点は、この周波
数ホッピング送受信装置が3以上一つの系に存在する周
波数ホッピング通信方式である。これにより、広域な通
信システムを構築することができる。
【0017】
【作用】送信信号の搬送波周波数をホッピングパターン
にしたがって変更するとき、次にホッピングすべき搬送
波周波数fiの雑音レベルを検出しその雑音レベルが所
定値を越えるときには次にホッピングする搬送波周波数
を周波数fkに変更する。これにより、次にホッピング
すべき搬送波周波数fiにおいて伝送されるべき情報信
号に誤りが生じることを回避することができる。
【0018】さらに、次にホッピングすべき搬送波周波
数fiを含む複数n個の周波数の雑音レベルを検出し搬
送波周波数fiの雑音レベルが所定値を越えるときには
そのn個の周波数のうちから雑音レベルの低い周波数を
次にホッピングする搬送波周波数fkとすることもでき
る。これにより、多くの搬送波周波数のチャネルから良
好なチャネルを選択することができるため、信号誤り率
をさらに低減することができる。
【0019】次にホッピングする搬送波周波数が周波数
fiから周波数fkに変更されたときには、その周波数
fkに係る情報を事前に送信信号内に挿入して受信装置
側に送信することができる。これにより、受信装置側で
は事前に受信すべき周波数の変更情報を得て、それに対
処することができる。
【0020】ホッピングパターンは、一定規則の読出ア
ドレス信号を与えることによりホッピング可能周波数に
対応するN個の符号を乱数として出力するROMにより
生成され、さらに、このROMの出力回路に設けられた
演算回路には、次にホッピングすべき搬送波周波数fi
が周波数fkに変更されたときにはそれに応じた演算定
数が指定されることにより周波数fiが周波数fkに変
更されるように制御することができる。
【0021】あるいは、この演算回路はこのROMのア
ドレス信号回路に設けてもよい。これにより、読出され
出力される乱数の値を周波数fiに対応したものから周
波数fkに対応したものに変更するように制御してもよ
い。
【0022】この演算回路には、例えば加算回路を用い
てROMから読出された数値に定数を加算したり、読出
アドレス信号に定数を加算したりすればよい。
【0023】本発明の周波数ホッピング送信装置と、こ
れに対応する周波数ホッピング受信装置とを一つの装置
に周波数ホッピング送受信装置として構成し通信に用い
るようにすることができる。
【0024】さらに、このような周波数ホッピング送受
信装置が一つの系に3以上存在するような周波数ホッピ
ング通信方式を構成することができる。これにより、例
えば一つの空港の構内全体をエリアとする広域な通信シ
ステムを構築することができる。
【0025】本発明では、ホッピングパターンが雑音レ
ベルにしたがって変化するために、例えば第三者がホッ
ピングパターンを入手し盗聴しようとしても情報信号を
完全に再生することができないためさらに秘話性が向上
する。
【0026】
【実施例】本発明第一実施例の構成を図1および図2を
参照して説明する。図1は本発明第一実施例の全体構成
図である。図2は本発明第一実施例の主装置としての送
受信装置のブロック構成図である。
【0027】本発明は、送信信号の搬送波周波数をホッ
ピングパターンにしたがって変更する制御回路を備えた
周波数ホッピング送信装置を含む送受信装置Mである。
本発明第一実施例では、制御回路は図2に示す制御部1
0に設けられ、受信部30を設けて図1に示すように送
受信装置Mとして構成した。
【0028】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記ホッピングパターンにしたがって次にホッピングすべ
き搬送波周波数fiの雑音レベルを検出する受信系とし
てのチャネルチェック部40を備え、制御部10は、そ
の雑音レベルが所定値を越えるときには次にホッピング
する搬送波周波数を周波数fkに変更するところにあ
る。
【0029】さらに、ホッピング可能周波数がN個割当
てられ、チャネルチェック部40はこのN個の周波数の
うちホッピングパターンにしたがって次にホッピングす
べき搬送波周波数fiを含む複数n個の周波数の雑音レ
ベルを検出し、制御部10はその搬送波周波数fiの雑
音レベルが所定値を越えるときにはそのn個の周波数の
うちから雑音レベルの低い周波数を前記周波数fkとし
て設定する。
【0030】このようにして次にホッピングする搬送波
周波数が周波数fiから周波数fkに変更されたときに
は、その周波数fkに係る情報を送信信号の所定位置に
挿入して送信する。
【0031】図3は本発明第一実施例における従装置と
しての送受信装置Sのブロック構成図である。送受信装
置Sでは、受信部30において主装置としての送受信装
置Mからの送信信号を受信すると周波数fkに係る情報
を送信信号の所定位置から抽出して制御部10′に入力
する。これにより受信部30では次のホッピング周波数
位置をあらかじめ知ることができる。また、送受信装置
Sから送受信装置Mに送信信号があるときは送受信装置
Sは周波数fkにより送信を行う。送受信装置Mの受信
部30は周波数fkにより受信を行う。
【0032】図4は制御部10のブロック構成図であ
る。制御部10には、ホッピングパターンを発生するホ
ッピングパターン発生回路が備えられている。そのホッ
ピングパターン発生回路は、一定規則の読出アドレス信
号をアドレス読出回路2により与えることにより前記ホ
ッピング可能周波数に対応するN個の符号を乱数として
出力するROM3と、そのROM3の出力回路に設けら
れた演算回路としての加算回路4と、この加算回路4に
与える加算定数を発生する定数発生回路を含む制御回路
1とを備え、前記周波数fkに係る情報はこの加算定数
を指定する情報である。
【0033】次に、本発明第一実施例の動作を図5ない
し図7を参照して説明する。図5はアドレス読出回路2
からの読出アドレス発生状況と切替スイッチ5との関係
を示す図である。図6および図7は制御部10の動作を
示すフローチャートである。制御部10の動作を説明す
るにあたって、アドレス読出回路2からのアドレスA1
とある加算定数によりすでにホッピング先が確定した時
点から説明する。まず、アドレス読出回路2が現在のア
ドレスA1を発生する(S1)。このアドレスA1はR
OM3に入力されそのアドレスに対応した数値がROM
3から読出される。この数値は加算回路4に入力されて
加算定数が加算される。加算回路4から出力された数値
は切替スイッチ5を介して可変周波数発振回路6に入力
され、その数値に応じた局部発振周波数が出力されて送
信部20または受信部30に供給される。続いて、図5
に示すように切替スイッチ5は加算回路4の出力を可変
周波数発振回路6からチャネルチェック部40に切替え
る(S2)。次のアドレスA2が発生されるが(S
3)、切替スイッチ5がチャネルチェック部40に切替
えられている間は、アドレスA2は高速クロックにした
がって読出される。このアドレスA2はROM3に入力
されてそのアドレスA2に対応した数値が出力される。
この数値はさらに加算回路4に入力され前回と同じ加算
定数が加算される。加算回路4の出力は切替スイッチ5
を介してチャネルチェック部40に入力される。ここ
で、この数値に対応する周波数のチャネルの雑音レベル
が検出される(S4)。この雑音レベルは閾値と比較さ
れ(S5)、閾値以下であれば加算定数の変更なしに
(S6)、この数値は次のホッピング先の周波数に対応
した数値として決定され、やがて切替スイッチ5が復帰
すればアドレス読出回路2から発生されたアドレスA2
にしたがってROM3から数値が読出され、さらに加算
回路4により前回と同じ加算定数が加算されその数値に
対応した局部発振周波数が可変周波数発振回路6により
発振される。
【0034】ところが、閾値を越えていれば(S5)、
図7に示すように加算定数があらかじめ定められた一定
数繰り上げられ(S7)、高速クロックに同期して読出
されるアドレスA2によりROM3から読出された数値
とこの繰り上げられた新たな加算定数とが加算され、再
度、チャネルチェック部40によりこの数値に対応する
周波数のチャネルの雑音レベルが検出される(S8)。
この雑音レベルは閾値と比較され(S9)、閾値以下で
あればこの新たな加算定数の値を送信信号フレームの所
定位置に挿入する(S10)。この送信信号は即座に送
受信装置Sに伝送され、新たな加算定数の値は送受信装
置Sにおいても次のホッピング先を選択するために用い
られる。やがて切替スイッチ5が復帰すればアドレスA
2によりROM3から読出された数値に新たな加算定数
が加算回路4により加算され(S11)、その数値に対
応した局部発振周波数が可変周波数発振回路6により発
振される。
【0035】しかし、二回目のホッピング先についても
雑音レベルが閾値を越えていれば(S9)、再び加算定
数が一定数繰り上げられ(S7)、チャネルチェック部
40による雑音検出(S8)が繰り返される。この繰り
返しは、切替スイッチ5が復帰するまでの間に終了する
ことが要求されるため、本発明第一実施例では20回ま
でとした(S12)。20回のこの手順の繰り返しにお
いてもホッピング先が決定しない場合には無線信号伝送
路に何らかの異常事態が発生している可能性が高いとし
てアラームを送出する(S13)。
【0036】次に、本発明第二実施例を図8を参照して
説明する。図8は本発明第二実施例の全体構成図であ
る。本発明第二実施例が本発明第一実施例と異なる点
は、一つの基地局Bに対して複数の移動局Cまたは固定
局Fが存在するところにある。内部構成は本発明第一実
施例で説明した主局の送受信装置Mの構成を基地局Bに
備え、従局の送受信装置Sの構成を移動局Cまたは固定
局Fに備える。
【0037】移動局Cの移動場所に応じて伝送品質が変
化したり、あるいは空港内またはその付近で用いる場合
には飛行機の離着陸ごとに伝送品質が変化するため、あ
らかじめホッピング先の雑音レベルを検出しホッピング
先を選択する本発明は有用である。
【0038】本発明第一または第二実施例においては加
算回路4を用いたが、代わりに他の演算ロジックを用い
た演算回路を用いることもできる。また、本発明第一ま
たは第二実施例では加算回路4がROM4の出力回路に
設けられていたが、これに代えてROM3のアドレス信
号回路に設けても同様に説明することができる。
【0039】上記説明では、次のホッピング先搬送波周
波数fiに雑音があるときには、代わりの搬送波周波数
fkに関する情報を相手に知らせるように説明したが、
あらかじめ一つのシステムで代わりの搬送波周波数fk
に関する情報を装置内部に保持しておけば、次のホッピ
ング先搬送波周波数fiに雑音があって利用できないこ
とを通知するだけで、代わりの搬送波周波数fkを通知
しなくとも、搬送波周波数fkを装置内部で演算もしく
は読出すことができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
信号誤り率を低下させることができる。これにより、送
信出力を小電力化することができる。したがって、電波
を有効利用することができる。また、送信電力を小電力
化できるため、送信用電源を小型化し装置を小型化する
ことができる。これは移動端末に用いて有用である。
【0041】さらに、信号誤り率を低下させることがで
きることにより、情報再送信を回避することができ、そ
れに要する通信時間を短縮することができる。さらに、
誤り訂正符号の送受信および処理を簡素化することがで
きる。
【0042】システム構成については、信号誤り率を低
下させることができるために、システムを広域化するこ
とができる。あるいは、一つのシステムに加入できる局
数を増大させることができる。さらに秘話性の高い周波
数ホッピング通信方式を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例の全体構成図。
【図2】本発明第一実施例における主装置としての送受
信装置のブロック構成図。
【図3】本発明第一実施例における従装置としての送受
信装置のブロック構成図。
【図4】制御部のブロック構成図。
【図5】アドレス読出回路からの読出アドレス発生状況
と切替スイッチの関係を示す図。
【図6】制御部の動作を示すフローチャート。
【図7】制御部の動作を示すフローチャート。
【図8】本発明第二実施例の全体構成図。
【符号の説明】
A1、A2 アドレス B 基地局 C 移動局 F 固定局 M、S 送受信装置 1 制御回路 2 アドレス読出回路 3 ROM 4 加算回路 5 切替スイッチ 6 可変周波数発振回路 9 アンテナ 10、10′ 制御部 20 送信部 30 受信部 40 チャネルチェック部 50 アンテナ切替器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信信号の搬送波周波数をホッピングパ
    ターンにしたがって変更する制御回路を備えた周波数ホ
    ッピング送信装置において、 前記ホッピングパターンにしたがって次にホッピングす
    べき搬送波周波数fiの雑音レベルを検出する受信系を
    備え、 前記制御回路は、その雑音レベルが所定値を越えるとき
    には次にホッピングする搬送波周波数を周波数fkに変
    更する手段を含むことを特徴とする周波数ホッピング送
    信装置。
  2. 【請求項2】 ホッピング可能周波数がN個割当てら
    れ、前記受信系はこのN個の周波数のうち前記ホッピン
    グパターンにしたがって次にホッピングすべき搬送波周
    波数fiを含む複数n個の周波数の雑音レベルを検出す
    る手段を含み、前記制御回路はその搬送波周波数fiの
    雑音レベルが所定値を越えるときにはそのn個の周波数
    のうちから雑音レベルの低い周波数を前記周波数fkと
    して設定する手段を含む請求項1記載の周波数ホッピン
    グ送信装置。
  3. 【請求項3】 次にホッピングする搬送波周波数が周波
    数fiから周波数fkに変更されたときには、その周波
    数fkに係る情報を前記送信信号に送信する手段を備え
    た請求項1または2記載の周波数ホッピング送信装置。
  4. 【請求項4】 前記ホッピングパターンを発生するホッ
    ピングパターン発生回路を備え、 そのホッピングパターン発生回路は、一定規則の読出ア
    ドレス信号を与えることにより前記ホッピング可能周波
    数に対応するN個の符号を乱数として出力するROM
    と、そのROMの出力回路に設けられた演算回路と、こ
    の演算回路に与える演算定数を発生する定数発生回路と
    を備え、 前記周波数fkに係る情報はこの演算定数を指定する情
    報である請求項3記載の周波数ホッピング送信装置。
  5. 【請求項5】 前記演算回路が前記ROMの出力回路に
    代えてそのROMのアドレス信号回路に設けられた請求
    項4記載の周波数ホッピング送信装置。
  6. 【請求項6】 前記演算回路は加算回路であり、演算定
    数は加算定数である請求項4または5記載の周波数ホッ
    ピング送信装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の周
    波数ホッピング送信装置と、前記受信系とは別の周波数
    ホッピング受信装置とを備え、 この受信装置は、通信の相手となる送信装置のホッピン
    グパターンに同期して受信周波数搬送波のホッピングを
    行う手段を備えた周波数ホッピング送受信装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の周波数ホッピング送受信
    装置が3以上一つの系に存在する周波数ホッピング通信
    方式。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003026159A1 (en) * 2001-09-18 2003-03-27 Electronics And Telecommunications Research Institute Digital communication method and system

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WO2003026159A1 (en) * 2001-09-18 2003-03-27 Electronics And Telecommunications Research Institute Digital communication method and system
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