JPH08255247A - Ic基板認識方法および装置 - Google Patents

Ic基板認識方法および装置

Info

Publication number
JPH08255247A
JPH08255247A JP7057130A JP5713095A JPH08255247A JP H08255247 A JPH08255247 A JP H08255247A JP 7057130 A JP7057130 A JP 7057130A JP 5713095 A JP5713095 A JP 5713095A JP H08255247 A JPH08255247 A JP H08255247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
node
board
substrate
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7057130A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Sashita
直毅 指田
Akira Kuratsume
亮 倉爪
Shigemi Osada
茂美 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP7057130A priority Critical patent/JPH08255247A/ja
Publication of JPH08255247A publication Critical patent/JPH08255247A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 効率的かつロバスト性、柔軟性の高いIC基
板の認識方法および装置を提供すること。 【構成】 逐次的情報統合/予測機構1は、内部に保持
した仮説1aを基に観測により得られる特徴量情報の予
測を行ない、観測状態をセンシング機構2に送出する。
また、センシング機構2から送出された特徴量情報1b
を現在までに保持していた観測情報と融合し、新たな仮
説を再構成する。センシング機構2では、逐次的情報統
合/予測機構1から送出された観測状態を実現するた
め、センサ4の位置等の調整を能動的に実行し、センサ
4により観測された情報から特徴量情報を抽出し逐次的
情報統合/予測機構1に送出する。逐次的情報統合/予
測機構1は、特徴量情報と保持していた情報とを融合す
ることにより、仮説の更新を行い、新たな仮説の再構成
を実行し、IC基板の認識を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、IC基板の認識方法お
よび装置に関し、さらに詳細には、逐次的にセンサから
得られる大量かつ不確実な情報を統合して判断すること
により、任意の位置に置かれたIC基板の種別とその存
在位置を認識するIC基板の認識方法および装置に関す
るものである。
【0002】近年、ロボット技術とコンピュータ技術の
急速な発展に伴い、工場の生産ラインや組み立てライン
において、これまで人間に依存していた組み立て作業や
製品検査作業などの種々の高度な作業をロボットによっ
て完全自動化することを目指した無人工場実現への期待
が高まってきている。現在の工場内の生産ラインは、利
用者の嗜好の多様性に対処するため、従来の小品種大量
生産だけでなく、一つのラインで複数の製品や部品の組
み立てを行う多品種少量生産の方向に向かっている。
【0003】このような多品種少量生産に対応したライ
ンでは同一の軌道に様々な種類、形状の異なる部品が混
在するため、製品検査作業などの高度な作業の自動化を
ロボットで実現しようとするためには、ライン上に存在
するIC基板等の多種多様な部品や特徴を各種複数セン
サで観測し、この情報を基に複数種の作業対象物が混在
する中から、観測している対象物の判別や位置姿勢同定
などの認識を行う技術が必要不可欠となる。
【0004】このため、複数センサから抽出される大量
かつ多種類にわたる観測情報を効率的に収集し、さら
に、これらの情報を正確にまた効率的に融合/統合する
ことによりIC基板等の対象物を認識するシステム、ま
た大量のセンサ情報を取り扱うため、その中に必然的に
含まれる情報の不確実性、曖昧性に対して十分対処可能
な認識システムを構築する必要がある。
【0005】
【従来の技術】従来の対象物体の種別判定および位置同
定の手法としては、あらかじめ与えられた対象物のモデ
ルと観測結果のマッチングをとる手法などが提案されて
いる。環境モデルのマッチング手法を用いた場合、対象
物体の種類あるいは対象の特徴量の種類が増加するにつ
れて、マッチングに要する組み合わせの数が増大すると
いう問題が生ずる。この点を考慮し、効率的なモデルマ
ッチングの手法を提案しているのが、Grimson ()や
Gaston()らの解釈木を用いた対象物の認識手法であ
る。(については、W.E.L.Grimson and T.Lozano-Per
ez:Model-Basedrecognition and localization from sp
arse range or tactile data,Int.J.Robotics Res.,3,
3,pp.3-35,1984、についてはP.C.Gaston and T.Lonza
no-Perez:Tactile recognition and localization usin
g object models:The case of polyhedra on a plane,I
EEE Trans.Patten Anal.Mach.Intell.,PAMI-6,3,pp.257
-265,1984)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した解釈木を用い
た手法は、特徴量情報から可能性のある全ての解釈を探
索し、矛盾が生じた時点でその可能性を一つずつ破棄し
ていくという手法を採用しているため、センサ情報や環
境モデルに含まれるノイズや誤差に対するロバスト性が
低く、間違ったセンサ情報を与えると、回復し難い影響
を受ける可能性がある。
【0007】また、現時点までに獲得された特徴量情報
に対する解釈(仮説)が形成されず、仮説から導かれる
特徴量の予測情報を利用できなかったため、能動的なセ
ンシング行動を実行することができないといった問題が
あった。本発明は上記した従来技術の問題点に鑑みなさ
れたものであって、本発明の第1の目的は、大量かつ不
確実なセンサ情報を逐次的に収集および融合・淘汰・統
合していくことにより、モデルマッチング手法における
組み合わせ爆発の問題を回避しつつ、センサ情報の不確
実性、曖昧性に十分耐え得ることができる効率的かつロ
バスト性、柔軟性の高いIC基板の認識方法および装置
を提供することである。 本発明の第2の目的は、観測
されたセンサ情報を融合することにより仮説を形成する
情報統合機能と、仮説を基にセンサ情報の推定を行う情
報予測機能を持ち、この情報予測機能からの予測情報を
利用した能動的なセンシング行動によりIC基板を認識
することができるIC基板の認識方法および装置を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1、図2は本発明の原
理図である。図1において、1は観測情報を逐次的に収
集し融合・統合していく逐次的情報統合/予測機構、2
はセンサによる観測状態を制御するセンシング機構、4
はIC基板を観測するセンサ、5は認識の対象となるI
C基板である。
【0009】また、図2は上記逐次的情報統合/予測機
構1の構成例を示しており、逐次的情報統合/予測機構
1は、例えば同図に示すように、内部に階層型情報モデ
ル3を備えている。上記課題を解決するため、本発明の
請求項1の発明は、図1に示すように、逐字的情報統合
/予測機構内に保持された仮説を基に、観測により得ら
れる特徴量情報を予測し、上記予測結果に基づき、IC
基板の新たな特徴量情報を取得し、取得した特徴量情報
をこれまでに逐字的情報統合/予測機構内に保持してい
た観測情報と融合・統合し、上記仮説を更新して新たな
仮説を再形成していくことによりIC基板を認識するよ
うにしたものである。
【0010】本発明の請求項2の発明は、図1に示すよ
うに、任意の位置に置かれたIC基板の判別および位置
同定を行うIC基板認識装置に、センサと、該センサの
観測状態を制御するセンシング機構と、センサにより逐
次的に収集された観測情報を融合・統合する逐次的情報
統合/予測機構とを設け、上記逐次的情報統合/予測機
構が、逐次的に収集された観測情報を融合・統合してい
くことによりIC基板の判別および位置同定を行うよう
に構成したものである。
【0011】本発明の請求項3の発明は、請求項2の発
明において、逐次的情報統合/予測機構に、確率的に表
現された不確実なセンサ情報をベイズ推定を基に融合し
て仮説を形成する情報統合機能と、仮説を基にセンサ情
報の推定を行う情報予測機能とを設けたものである。本
発明の請求項4の発明は、請求項2または請求項3の発
明において、観測状態を制御するセンシング機構が、逐
次的情報統合/予測機構からの予測情報に基づいて決定
される観測状態を実現するようにセンサの観測状態を制
御して、能動的にセンシング環境を変化させるように構
成したものである。
【0012】本発明の請求項5の発明は、請求項2,3
または請求項4の発明において、図2に示すように、逐
次的情報統合/予測機構として、IC基板の各構成要素
が持つ階層的構造に応じて階層的に配置された構成要素
を表すノードと、上記ノードを結合するリンクにより表
現される階層型情報モデルを用い、ノード間で情報の伝
播を行って情報の統合および予測を行うように構成した
ものである。
【0013】本発明の請求項6の発明は、請求項2,
3,4または請求項5の発明において、各ノードの内部
に、IC基板の構成要素を表現するパラメータの多次元
確率分布と、情報そのものの確からしさを表す確率変数
を保持させるように構成したものである。
【0014】
【作用】図1において、逐次的情報統合/予測機構1
は、内部で保持している仮説1aを基に観測により得ら
れる特徴量情報の予測を行ない、この特徴量の観測を実
現するための観測状態をセンシング機構2に送出する。
また、センシング機構2から送出された特徴量情報1b
を取得し、これを現在までに保持していた観測情報と融
合することにより仮説1aの更新を行い、新たな仮説の
再構成を実行する。
【0015】一方、センシング機構2では、逐次的情報
統合/予測機構1から送出された観測状態を実現するた
め、使用するセンサ自身の位置やセンシング環境のパラ
メータ調整等を能動的に実行し、指定されたセンシング
対象に関する特徴量情報の抽出を行う。例えば、IC基
板上の各ICの位置等からIC基板を認識する場合、逐
次的情報統合/予測機構1は内部で保持している仮説
(基板、IC等の種別、位置等に関する仮説)に基づき
ICの中心位置を予測して、該当するICの観測を実現
するための観測状態をセンシング機構2に送出する。
【0016】センサ4はセンシング機構2が指示する観
測状態に応じて、該当するICを観測する。センサ4に
より観測されたICの位置等に関する観測情報は、セン
シング機構2に送られて特徴量情報が抽出され、逐次的
情報統合/予測機構1に送出される。逐次的情報統合/
予測機構1は、上記特徴量情報と現在までに保持してい
た情報と融合することにより、前記仮説の更新を行い、
新たな仮説の再構成を実行する。
【0017】上記逐次的情報統合/予測機構1が持つ特
徴量情報の統合機能と予測機能は、例えば、図2に示す
階層型情報モデル3を利用することにより実現される。
この、階層型情報モデル3は認識対象であるIC基板中
に含まれる階層的な構造に着目し、そのレベルに応じて
階層的に配置された構成要素を表すノードとそれらを結
合するリンクにより表現される。
【0018】例えば、IC基板が、数種類の基板からな
り、基板上に数種類の回路ブロックが搭載され、各回路
ブロック上に数種類のICが配置されている場合には、
上記階層型情報モデル3は、基板層、回路ブロック層、
IC層等からなる3階層型モデルで表現することができ
る。各ノードの内部には、構成要素の位置や姿勢等を
表現するパラメータの多次元確率分布(以下パラメータ
分布という)、パラメータ分布情報自身がどの程度確
からしいものであるかを表す確率変数(以下信頼度とい
う)が保持されている。このパラメータ分布および信頼
度は、基本的な確率的情報融合手法であるベイズ推定に
基づいて定義される。
【0019】パラメータ分布は、センサ出力等の情報の
期待値やその精度を表す多次元確率分布であり、本発明
ではこれを誤差のガウス性を過程して次の(1)式のよ
うに定義する。但し、(1A)はセンサ出力等の期待
値、(1B)は測定誤差や認識精度などに依存する共分
散行列であり、nはパラメータの次元である。
【0020】
【数1】
【0021】一方、信頼度は、2つのパラメータ分布の
相対距離に応じて決定され、階層型情報モデル3におけ
る同一層内の全ノードの信頼度の和は上記(2)式に示
すように1に等しいとする。また、各リンクには、一方
のノードから他のノードへのパラメータ分布を伝播する
ために必要な変換情報が記述されている。
【0022】例えば、前記IC基板の認識の場合には、
上記パラメータ分布は、回路ブロックにおけるICの中
心位置、基板における回路ブロックの中心位置等をパラ
メータとする2次元確率分布であり、上記各リンクに
は、上記位置情報等のパラメータ分布を変換する変換情
報が記述される(例えば、ICの中心位置と回路ブロッ
クの中心位置とを関係付ける変換情報)。
【0023】図2に示す階層型情報モデル3内のある層
内では、下位層からの情報伝播を受けると、以下のよう
な処理が実行される。まず、下位層内のあるノードから
送出されたパラメータ分布をリンクに記述された変換情
報を用いて、結合された全てのノードに上位伝播する。
下位ノードからの伝播を受けた各ノードは保持していた
パラメータ分布と伝播されたパラメータ分布をベイズ推
定を基に融合することにより、パラメータ分布の更新と
信頼度の計算を行う。
【0024】ここで、ノードが保持していたパラメータ
分布を次の(3A)、伝播されたパラメータ分布を(3
B)とすると、更新後のノードが保持するパラメータ分
布(3C)は、以下のベイズ推定により導かれる融合式
(3),(4)に基づいて更新される。
【0025】
【数2】
【0026】一方、更新されたパラメータ分布の信頼度
RELは、更新値のパラメータ分布の信頼度RELold
と融合する2つのパラメータ分布の期待値と共分散行列
の関数である尤度により以下の(5)式のように計算さ
れる。ここで、αは前記(2)式を満たすための正規化
係数である。また、尤度とは、ノードが保持しているパ
ラメータ分布と伝播されたパラメータ分布の整合性を表
す度合いであり、以下の(6)式のように2つの分布の
相対距離および共分散行列の和によって定義される。
【0027】
【数3】
【0028】上式にしたがって計算された信頼度を評価
基準として同一層内でパラメータ分布の競合・淘汰を行
い、信頼度が最大値を示すノードのパラメータ分布をそ
の層内で統合された中間仮説として選択する。そして、
この選択されたノードの信頼度が閾値を越えていれば、
そのノードの保持するパラメータ分布を上位層内のリン
ク結合された全てのノードへ伝播する。
【0029】一方、上位層からの情報伝播を受けた下位
層では、下位層から情報伝播を受けた場合と同様に、層
内において、パラメータ分布の融合、更新および信頼度
の計算を行う。そして同一層内で信頼度を評価基準とし
てセンシング戦略を実行し、信頼度が最小値を示すノー
ドを次のセンシング対象として選択する。この選択され
たノードの情報が直接観測可能であれば、センシング機
構2に対してパラメータ分布を送出し、ノード情報が直
接観測不可能であれば、そのノードのパラメータ分布を
下位層内のリンク結合された全てのノードへ下位伝播す
る。このように、階層型情報モデル3の各層内では、層
内に含まれる複数ノードの中から、各ノードの保持する
信頼度を評価基準として選択的にパラメータ分布の上位
および下位伝播が行われる。
【0030】また、階層型情報モデル3内の各層間では
以下のような処理が行われる。まず、最上位層から順番
に下位層側へパラメータ分布を下位伝播し、直接観測可
能なノードに到達した時点で、そのノードのパラメータ
分布を予測情報としてセンシング機構2へ送出する。パ
ラメータ分布を取得したセンシング機構2は、先ず、予
測情報に基づいて特徴量の観測を行い、その結果獲得し
たパラメータ分布を対応するノードへ送出する。
【0031】このノードは受け取ったパラメータ分布を
上位層へ伝播し、パラメータ分布の伝播を受けた層で前
記した層内処理を実行する。このような、層間での情報
処理を繰り返し実行し、センシング機構2から送出され
る特徴量情報が増加すると、同一層内の各ノードの信頼
度に偏りが生じ、最終的に最大信頼度が閾値を越えて一
段上の上位層へパラメータ分布が伝播される。
【0032】以上のように、階層型情報モデル3内にお
いて、情報統合機能の相当する上位伝播と、情報予測機
能に相当する下位伝播を連携で繰り返し実行することに
より、上位層側へ信頼度の高い情報のみを段階的に伝播
していくことができる。そして、最上位層まで処理が伝
播し、かつ最上位層内の最大信頼度が閾値を越えた時点
で、そのノードのパラメータ分布を最も信頼できる仮説
として出力し、処理を終了する。
【0033】以上のように、本発明においては、多次元
確率分布で表現されたセンサ情報が、逐次的情報統合/
予測機構1とセンシング機構2の間で相互に受渡しされ
ることにより、下記の一連の情報処理が逐次的に実行さ
れ、特徴量の観測回数が増加するにしたがって、実際に
観測された情報の整合性が保たれるように、仮説が修正
される。 仮説に基づいたセンサ情報の予測(情報予測機能) 予測情報に基づくセンシング・パラメータの調整
(能動的センシング行動) センシング機構による特徴量の抽出 測定された特徴量情報の融合および統合(情報統合
機構) 仮説の更新 すなわち、前記したIC基板の認識の場合には、IC位
置を予測して(上記)、該ICを観測するようにセン
シング・パラメータを調整し(上記)、センサにより
観測した情報から特徴量(位置等に関するパラメータ分
布)を抽出し(上記)、測定された特徴量情報を融合
および統合して(上記)、基板、回路ブロックの種
類、IC位置等に関する仮説を更新する(上記)。
【0034】また、逐次的情報統合/予測機構1の階層
型モデル3の各層では、層内ノードの信頼度が閾値を越
えるまで特徴量の観測および情報統合機能が繰り返し実
行され、閾値を越えた時点で信頼度の十分高い情報だけ
が上位層へ伝播される。上記のように、階層型モデル3
の各層で信頼度を評価基準とした情報の競合淘汰が行わ
れるため、上位層では少数のより正確な情報だけを取り
扱えばよく、また、同時に、情報の曖昧性やノイズによ
って導かれた誤った解釈(中間仮説)が各層間で淘汰さ
れるため、上位層の仮説にまで悪影響を及ぼす可能性は
低減される。
【0035】さらに、逐次的情報統合/予測機構1の情
報予測機能により、現時点での仮説に対して最も否定的
な観測結果を保持しているノードを次のセンシング対象
として選択し、さらに、選択されたセンシング対象に対
する予測情報をセンシング機構2に送出することによ
り、適切な観測状態を実現することができる。したがっ
て、大量かつ不確実なセンサ情報であっても、収集され
る情報を階層型モデル3を用いて逐次的に統合していく
ことにより、モデルマッチング手法における組み合わせ
爆発の問題を回避しつつ、センサ情報の不確実性、曖昧
性に十分耐え得ることができる効率的かつロバスト性、
柔軟性の高い認識が可能となる。また、内部的な予測情
報を利用した能動的なセンシング行動を実現することが
できる。
【0036】
【実施例】図3は本発明の1実施例の構成を示す図であ
り、同図はテレビカメラ等の視覚センサを用いたIC認
識装置を示している。同図において、5は認識の対象と
なるIC基板、11は前記した逐次的情報統合/予測機
構であり、逐次的情報統合/予測機構11は後述するよ
うに、3階層型情報モデル12を備えている。
【0037】13はマニピュレータであり、マニピュレ
ータ13はそのアームの先端にテレビカメラ14を備
え、IC基板5上のICを観測する。また、マニピュレ
ータ13は上記逐次的情報統合/予測機構11が送出す
るIC予測位置に応じて、テレビカメラの位置を変え、
その観測環境を変化させる。テレビカメラ14により受
像された画像はテンプレートマッチングによりIC位置
が測定され、逐次的情報統合/予測機構11に送られ
る。
【0038】図4は本実施例において、認識の対象とな
るIC基板を示す図であり、本実施例においては、同図
(a)に示すように3種類の基板を認識対象とてモデル
化した。A,B,Cの3種類の基板上にはα、β、γ、
δの回路ブロックが設けられ、各回路ブロックはIC1
〜5から構成されている。そして、各基板上の回路ブロ
ック、ICの位置関係は同図に示す関係にあり、例え
ば、回路ブロックαには同図(b)に示すようにICが
配置されている。なお、同図中のPはIC1の中心位
置、Qは回路ブロックαの中心位置を示しており、P→
QはIC1の中心位置と回路ブロックαの中心位置の関
係を示し、後述するIC層のノード1と回路ブロック層
のノードα間を結合するリンクに記述される変換情報に
相当する。
【0039】上記基板の構成から、逐次的情報統合/予
測機構11の階層型情報モデル12は、図5に示すよう
に、基板層→回路ブロック層→IC層からなる3階層型
モデルとし、基板層の各ノードを各基板A〜Cに、回路
ブロック層の各ノードを回路ブロックα〜δ、IC層の
各ノードをIC1〜5に対応させた。各階層を結合する
リンクには、基板と回路ブロック、および、回路ブロッ
クとIC1〜5中心位置の幾何学的関係(例えば、回路
ブロックαとIC1の場合には、図4(b)のP→Qの
ベクトル)を記述した。
【0040】図4に示したICをテレビカメラ14で撮
影し、前記したようにテンプレートマッチング法により
カメラ画像中からIC位置を測定し、逐次的情報統合/
予測機構11により、回路ブロックの種別や位置を判定
し、さらに、IC基板の種別や位置を判定した。なお、
IC位置を測定する際、テンプレートマッチングの高速
化を図るため、カメラの視野の有効範囲l(小文字エ
ル)を図6に示すように、画像上での回路ブロックの一
辺の長さにほぼ等しい値に限定した。
【0041】IC位置の測定を行う場合には、逐次的情
報統合/予測機構11の情報予測機能によりICの位置
を予測し、マニピュレータ13を用いて予測されたIC
位置の真上にカメラフレームの中心が一致するようにカ
メラを移動させ、IC基板の撮影を行った。また、測定
されたIC位置の情報は、センサの測定精度やマニピュ
レータ13の位置決め精度などを考慮して、図7に示す
平面上の位置x,yをパラメータとする2次元確率分布
(前記したパラメータ分布)として取扱い、このパラメ
ータ分布を、あらかじめ初期値として分散値が無限大の
パラメータ分布をセットした階層型モデル12の各ノー
ドに伝播し、各ノードの保持するパラメータ分布を更新
した。
【0042】図8、図9は本実施例におけるIC基板認
識処理を示すフローチャートであり、前記図3〜図9を
参照しながら本実施例におけるIC基板に認識処理につ
いて説明する。まず、図5に示した3階層型情報モデル
12の全層の各ノードのパラメータ分布、および信頼度
を初期値にセットする(図8のステップS1)。
【0043】次にIC基板層のノードの内、最大信頼度
を持つノードを選択する(ステップS2)。上記したよ
うに信頼度は初期値にセットされ、各ノードの信頼度は
等しいので、最初はランダムに、もしくは、予め選定さ
れたノードが選択される。そして、選択されたノードの
パラメータ分布を回路ブロック層に伝播し(ステップS
3)、回路ブロック層でパラメータ分布を融合し信頼度
を計算する(ステップS4)。
【0044】ついで、回路ブロック層で最小の信頼度を
持つノードを選択する(ステップS5)。この場合に
も、前記したように各ノードの信頼度は等しいので、ラ
ンダムに、もしくは、予め選定されたノードが選択され
る(ステップS2)。次に、上記と同様に、回路ブロッ
ク層の選択されたノードのパラメータをIC層に伝播し
(ステップS6)、IC層でパラメータ分布を融合し信
頼度を計算する。
【0045】そして、最小信頼度を持つノードが選択さ
れ、選択されたノードのICを観察する(ステップS7
〜S9)。この場合にも、上記と同様、最初はIC層に
おける各ノードの信頼度は等しいので、IC層のいずれ
か一つのノードが選定され、選定されたノードのICの
観測情報が上記選択されたノードへ入力される(ステッ
プS10)。
【0046】すなわち、ICがテレビカメラ14により
観測され、テンプレートマッチング法によりカメラ画像
からICの中心位置が測定され、ICの中心位置のパラ
メータ分布(図7参照)が選択されたノードに入力され
る。選択されたノードに入力されたパラメータ分布は、
上記ノードにリンク結合された回路ブロック層の全ての
ノードに伝播される(ステップS11)。また、IC層
と回路ブロック層α〜δを結合するリンクには、前記し
たように、回路ブロックα〜δとIC1〜5中心位置の
幾何学的関係が記述されているので、パラメータ分布が
伝播されるとき、ICの中心位置のパラメータ分布は、
各回路ブロックα〜δの中心位置のパラメータ分布に変
換される。
【0047】ここで、例えば、図5のIC層のノード1
(IC1に対応)が選択され、また、前記したテレビカ
メラ14により図4に示すIC基板の内、基板Aの回路
ブロックαのIC1が観測されたとする。IC層のノー
ド1にパラメータ分布が入力されると、該パラメータ分
布はリンクにより各回路ブロックα〜δの中心位置のパ
ラメータ分布に変換されて、回路ブロック層のα〜δの
ノードに伝播される。
【0048】例えば、回路ブロック層のαのノードに伝
播される場合には、前記図4に示したP→Qのベクトル
によりIC1の中心位置のパラメータ分布が回路ブロッ
クαの中心位置のパラメータ分布に変換されて、回路ブ
ロック層のノードに伝播される。すなわち、回路ブロッ
ク層の各ノードα〜δに伝播されるパラメータ分布は、
仮に観測されたIC1がそれぞれのブロック上のIC1
であった場合に、そのブロックの中心位置のパラメータ
分布を示すこととなる。例えば、前記したように、観測
されたIC1が回路ブロックα上のICの場合には、ノ
ードαに伝播されるパラメータ分布は回路ブロックαの
中心位置を示すパラメータ分布となるが、ノードα以外
のノードに伝播されるパラメータ分布は、回路ブロック
の中心位置に示すパラメータ分布にはならない(各回路
ブロックにおけるIC1の相対位置が異なるから)。
【0049】回路ブロック層のノードα〜δにパラメー
タ分布が伝播されると、各ノードでは、前記した(3)
(4)式によりパラメータ分布を融合し、(5)(6)
式により信頼度を計算し(ステップS12)、回路ブロ
ック層の各ノードの内、最大信頼度を持つノードを選択
する(ステップS13)。そして、最大信頼度が閾値を
越えているかを判別し(ステップS14)、閾値を越え
ていない場合には、ステップS20に行き、選択された
ノードのパラメータ分布を該ノードにリンク結合された
IC層のノードに伝播する。
【0050】また、閾値を越えている場合には、ステッ
プS15にいき、選択されたノードのパラメータ分布を
基板層に伝播する。前記したように観測されたICが基
板Aの回路ブロックαのIC1の場合には、回路ブロッ
ク層のノードαの信頼度が最も大きくなると考えられ、
この最大信頼度を閾値と比較する。
【0051】ここで、上記信頼度が閾値を越えていない
とすると、ステップS20に行き、ノードαのパラメー
タ分布がIC層のノード1〜5に伝播される。その際、
前記したように、各リンクにおいて回路ブロックαの中
心位置を示すパラメータ分布は各ICの中心位置を示す
パラメータ分布に変換される。パラメータ分布を伝播さ
れたIC層の各ノードでは、前記したようにパラメータ
分布の融合、信頼度の計算を行い(ステップS21)、
最小信頼度を持つノードを選択する(ステップS2
2)。そして、図8のステップS9に戻り、選択された
ノードのICを観測し、観測情報を選択されたIC層の
ノードに入力する(ステップS10)。
【0052】例えば、上記したようにノードαのパラメ
ータ分布がIC層のノード1〜5に伝播された場合に
は、最初に観測したICがIC1であるから、IC層の
ノード1が最も信頼度が高くなり、ノード2〜ノード5
の信頼度はノード1の信頼度より小さくなる。したがっ
て、ノード2〜ノード5の内最も信頼度の低いノード
(例えばノード2とする)が選択され、マニピュレータ
13によりテレビカメラ14がIC2の真上(回路ブロ
ックαにおけるIC2の真上)に来るように移動して、
IC2が観測され、テンプレートマッチングによりその
中心位置のパラメータ分布がノード2に入力される。
【0053】なお、観測している回路ブロックが実は回
路ブロックαでない場合には、テレビカメラはIC2の
上に行かず、回路ブロックα上のIC2があるべき位置
の真上に移動し、異なったICを観測することになる。
ついで、ステップS11において、前記したように、I
C層の選択されたノードのパラメータ分布を該ノードに
リンク結合された回路ブロック層の各ノードへ伝播し、
ステップS12において、パラメータ分布の融合、信頼
度の計算を行う。そして、ステップS13において最大
信頼度を持つノードを選択し、ステップS14におい
て、最大信頼度を閾値と比較する。
【0054】例えば、観測されたICが回路ブロックが
αのIC2の場合には、ノード2のパラメータ分布が回
路ブロック層のノードα〜δに伝播される。この例の場
合、観測されたIC2が回路ブロックαのIC2なの
で、ノードα〜δの内、ノードαの信頼度がさらに高く
なる。ノードαの信頼度は閾値と比較され、信頼度が閾
値を越えていない場合には、閾値を越えるまでステップ
S9〜S14、ステップS20〜22の処理が繰り返さ
れる。
【0055】この例の場合には、観測している回路ブロ
ックがαなので、上記処理を繰り返す毎に、回路ブロッ
ク層のノードαの信頼度が大きくなり、最終的に閾値を
越える。なお、観測している対象が実は回路ブロックα
でない場合には、上記処理を繰り返すことにより、回路
ブロック層のノードαの信頼度が低下し、現実に観測し
ている回路ブロックに対応したノードの信頼度が高くな
り、そのノードの信頼度が閾値を越えることとなる。
【0056】以上のようにして、回路ブロック層のノー
ドの内、最大信頼度を持つノードの信頼度が閾値を越え
ると、ステップS15に行き、選択されたノードのパラ
メータ分布を該ノードにリンク結合された基板層のノー
ドA〜Cに伝播する。ここで、前記したように、各リン
クにおいて回路ブロックαの中心位置を示すパラメータ
分布は基板の中心位置を示すパラメータ分布に変換され
る。
【0057】基板層の各ノードA〜Cでは、伝播された
パラメータ分布を融合し、信頼度を計算する(ステップ
S16)。そして、最大信頼度を持つノードを選択し
(ステップS17)、最大信頼度を閾値と比較する(ス
テップS18)。最大信頼度が閾値より小さい場合に
は、図8のステップS3に戻り、選択されたノードのパ
ラメータ分布を回路ブロック層へ伝播する。そして、前
記したように、回路ブロック層とIC層間でパラメータ
分布を伝播し、また基板層と回路ブロック層でパラメー
タ分布を伝播し、最大信頼度を持つノードの信頼度が閾
値を越えるまで処理を繰り返す。最大信頼度が閾値を越
えると、ステップS19に行き、選択されたノードのパ
ラメータ分布を認識結果として出力する。
【0058】例えば、前記したように、観測されている
IC基板がAで、回路ブロックαのICを観測している
場合には、回路ブロック層のノードαのパラメータ分布
が基板層のノードA〜Cに伝播され、最終的に基板層の
ノードAの信頼度が最も大きくなり閾値を越える。した
がって、ノードAのパラメータ分布が認識結果として出
力される。また、観測していた基板が実は基板Aでない
場合には、上記処理を繰り返すことにより、基板層層の
ノードAの信頼度が低下し、現実に観測している基板に
対応したノードの信頼度が高くなり、そのノードの信頼
度が閾値を越え、そのノードのパラメータ分布が認識結
果として出力される。
【0059】図10〜図12は本実施例において、IC
基板Aを提示した場合の回路ブロック層での信頼度の変
化、基板層での信頼度の変化、および、IC基板の推定
位置誤差の一例を示す図である。なお、同図では、前記
閾値として0.8を用いている。同図に示すように、観
測回数が増加するにしたがって、仮説によって示された
IC基板の中心位置と実際のIC基板の中心位置の誤差
が減少し、30回の能動的なIC観測により、提示され
たIC基板の種別と位置がほぼ正確に認識されている。
【0060】すなわち、上記実施例の処理を繰り返すこ
とにより、図10に示すように、まず、基板Aの回路ブ
ロックγのノードの信頼度が大きくなり、次に、認識対
象を回路ブロックδ、回路ブロックβと切り換えること
により、回路ブロックδ、βのノードの信頼度が大きく
なり、最終的に回路ブロックαのノードの信頼度が最も
高くなっている。
【0061】基板層のノードAの信頼度も、図11に示
すように観測回数が15回を越えてから増加し始め、最
終的にノードAの信頼度が最も高くなり、他のノードの
信頼度は低下している。また、図12に示すように、基
板の推定位置誤差は最終的に10mm程度となってい
る。
【0062】さらに、カメラに対してIC基板の提示位
置を変化させた場合や、提示するIC基板の種類を変え
た場合など、15回の提示パターンに対する認識終了時
の誤差を下記の表に示す。なお、同表において、S.
D.は標準偏差である。
【0063】
【表1】
【0064】このように、様々な提示パターンに対して
正確にIC基板の種別と中心位置を認識可能であること
が確認できた。またさらに、回路ブロックγの中に、同
種のICを任意の位置に追加することにより、逐次的情
報統合/予測機構に対して故意に誤った情報を与えた場
合の回路ブロック層での信頼度の変化を図13に示す。
【0065】同図に示すように、故意に誤った情報を与
えた場合、一時的に正解でない回路ブロックβの信頼度
が上昇するが、観測を繰り返し行うことで、最終的に正
しい回路ブロックの情報が基板層に伝播され、正確な認
識結果を出力することができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、センサを用いて任意の位置に置かれたIC基板の判
別および位置同定を行うIC基板の認識において、大量
かつ不確実なセンサ情報を逐次的に収集および融合・淘
汰・統合していくので、モデルマッチング手法における
組み合わせ爆発の問題を回避しつつ、センサ情報の不確
実性、曖昧性に十分耐え得ることができ、効率的かつロ
バスト性、柔軟性の高い認識を実現することができる。
【0067】また、観測されたセンサ情報を融合するこ
とにより仮説を形成する情報統合機能と、仮説を基にセ
ンサ情報の推定を行う情報予測機能を有することによ
り、情報予測機能から出力される予測情報を利用して能
動的なセンシング行動を実現することができ、IC基板
認識における性能向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図(その1)である。
【図2】本発明の原理図(その2)である。
【図3】本発明の実施例のIC認識装置を示す図であ
る。
【図4】本実施例の認識対象となるIC基板を示す図で
ある。
【図5】本実施例における3階層型情報モデルを示す図
である。
【図6】本実施例におけるカメラの視野を示す図であ
る。
【図7】本実施例における2次元パラメータ分布を示す
図である。
【図8】本実施例の処理を示すフローチャートである。
【図9】本実施例の処理を示すフローチャートである。
【図10】本実施例の回路ブロック層での信頼度の変化
を示す図である。
【図11】本実施例のIC基板での信頼度の変化を示す
図である。
【図12】本実施例のIC基板の推定位置誤差の変化の
様子を示す図である。
【図13】外乱を与えた場合の回路ブロック層での信頼
度の変化を示す図である。
【符号の説明】
1,11 逐次的情報統合/予測機構 2 センシング機構 4 センサ 3 階層形情報モデル 5,A,B,C IC基板 12 3階層型情報モデル 13 マニピュレータ 14 テレビカメラ IC1〜IC5 IC α〜δ 回路ブロック

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逐字的情報統合/予測機構内に保持され
    た仮説を基に、観測により得られる特徴量情報を予測
    し、 上記予測結果に基づき、IC基板の新たな特徴量情報を
    取得し、 取得した特徴量情報をこれまでに逐字的情報統合/予測
    機構内に保持していた観測情報と融合・統合し、上記仮
    説を更新して新たな仮説を再形成していくことによりI
    C基板を認識することを特徴とするIC基板の認識方
    法。
  2. 【請求項2】 任意の位置に置かれたIC基板の判別お
    よび位置同定を行うIC基板認識装置であって、 センサと、該センサの観測状態を制御するセンシング機
    構と、 上記センサにより逐次的に収集された観測情報を融合・
    統合する逐次的情報統合/予測機構とを備え、 上記逐次的情報統合/予測機構は、逐次的に収集された
    観測情報を融合・統合していくことによりIC基板の判
    別および位置同定を行うことを特徴とするIC基板の認
    識装置。
  3. 【請求項3】 逐次的情報統合/予測機構が、確率的に
    表現された不確実なセンサ情報をベイズ推定を基に融合
    して仮説を形成する情報統合機能と、仮説を基にセンサ
    情報の推定を行う情報予測機能とを備えたことを特徴と
    する請求項2のIC基板の認識装置。
  4. 【請求項4】 観測状態を制御するセンシング機構は、
    逐次的情報統合/予測機構からの予測情報に基づいて決
    定される観測状態を実現するようにセンサの観測状態を
    制御して、能動的にセンシング環境を変化させることを
    特徴とする請求項2または請求項3のIC基板の認識装
    置。
  5. 【請求項5】 逐次的情報統合/予測機構として、IC
    基板の各構成要素が持つ階層的構造に応じて階層的に配
    置された構成要素を表すノードと、 上記ノードを結合するリンクにより表現される階層型情
    報モデルを用い、 ノード間で情報の伝播を行って情報の統合および予測を
    行うことを特徴とする請求項2,3または請求項4のI
    C基板の認識装置。
  6. 【請求項6】 各ノードの内部に、IC基板の構成要素
    を表現するパラメータの多次元確率分布と、情報そのも
    のの確からしさを表す確率変数を保持することを特徴と
    する請求項5のIC基板の認識装置。
JP7057130A 1995-03-16 1995-03-16 Ic基板認識方法および装置 Withdrawn JPH08255247A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7057130A JPH08255247A (ja) 1995-03-16 1995-03-16 Ic基板認識方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7057130A JPH08255247A (ja) 1995-03-16 1995-03-16 Ic基板認識方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08255247A true JPH08255247A (ja) 1996-10-01

Family

ID=13046986

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7057130A Withdrawn JPH08255247A (ja) 1995-03-16 1995-03-16 Ic基板認識方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08255247A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021135977A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 株式会社日立製作所 情報処理装置及び方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021135977A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 株式会社日立製作所 情報処理装置及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2858008B1 (en) Target detecting method and system
EP1434169A2 (en) Calibration apparatus, calibration method, program for calibration, and calibration jig
Jin et al. Environmental boundary tracking and estimation using multiple autonomous vehicles
CN101271333B (zh) 移动机器人的定位方法
EP2302581A1 (en) Finger shape estimating device, and finger shape estimating method and program
Tornil-Sin et al. Robust fault diagnosis of nonlinear systems using interval constraint satisfaction and analytical redundancy relations
US11253997B2 (en) Method for tracking multiple target objects, device, and computer program for implementing the tracking of multiple target objects for the case of moving objects
Tomatis et al. A hybrid approach for robust and precise mobile robot navigation with compact environment modeling
EP3623882A1 (en) Identifying type and alignment of a workpiece
CN109931940B (zh) 一种基于单目视觉的机器人定位置信度评估方法
CN117067261A (zh) 机器人监控方法、装置、设备及存储介质
Janushevskis et al. A comparative analysis of global search procedures
CN117252928B (zh) 用于电子产品模块化智能组装的视觉图像定位系统
JPH08255247A (ja) Ic基板認識方法および装置
Tsonis et al. Landmark-based navigation using projective invariants
JPH0863581A (ja) 外部環境認識装置
Ranganathan et al. Data driven MCMC for Appearance-based Topological Mapping.
JP4254045B2 (ja) 路上静止障害物検出方法
CN115050095A (zh) 一种基于高斯过程回归和渐进滤波的人体姿态预测方法
CN112270357A (zh) Vio视觉系统及方法
DOAN et al. Fingertip Contact Detection for a Multi-fingered Under-actuated Robotic Hand using Density-based Clustering Method Robotic Hand using Density-based Clustering Method
CN100383806C (zh) 基于鲁棒位置保留映射的人脸识别方法
CN111199306A (zh) 预测装置、预测方法及存储介质
JP2004005361A (ja) 衣類状態推定方法及びプログラム
Man'Ko et al. Methods and technologies of automated learning for improvement of autonomous robots adaptivity

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020604