JPH08254184A - ダイアフラムポンプ - Google Patents
ダイアフラムポンプInfo
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- JPH08254184A JPH08254184A JP8448595A JP8448595A JPH08254184A JP H08254184 A JPH08254184 A JP H08254184A JP 8448595 A JP8448595 A JP 8448595A JP 8448595 A JP8448595 A JP 8448595A JP H08254184 A JPH08254184 A JP H08254184A
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- chamber
- diaphragm
- piston
- cylinder chamber
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来のダイアフラムポンプよりも小型で、騒
音の発生を防止できるダイアフラムポンプを提供する。 【構成】 ダイアフラムの一方の面側の圧力伝達室内に
ピストンの往復運動を伝達することによりダイアフラム
を変形させ、ダイアフラムの他方の面側のダイアフラム
室に入口ポートから吸引した液体を出口ポートから圧送
するポンプであって、液体を入口ポートから導入しダイ
アフラム室内の液体に圧力がかかると出口ポートから導
出する第1ブロック構体と、偏心円カム機構による周期
的な動力をピストンの往復運動に変換する第2ブロック
構体と、偏心円カム機構によりピストンを駆動させる第
3ブロック構体とを、積層した構造を持つ。
音の発生を防止できるダイアフラムポンプを提供する。 【構成】 ダイアフラムの一方の面側の圧力伝達室内に
ピストンの往復運動を伝達することによりダイアフラム
を変形させ、ダイアフラムの他方の面側のダイアフラム
室に入口ポートから吸引した液体を出口ポートから圧送
するポンプであって、液体を入口ポートから導入しダイ
アフラム室内の液体に圧力がかかると出口ポートから導
出する第1ブロック構体と、偏心円カム機構による周期
的な動力をピストンの往復運動に変換する第2ブロック
構体と、偏心円カム機構によりピストンを駆動させる第
3ブロック構体とを、積層した構造を持つ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油滑性の無い液体、例
えば、アンモニア水、水、薬品等の液体を圧送するダイ
アフラムポンプに関するものである。
えば、アンモニア水、水、薬品等の液体を圧送するダイ
アフラムポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダイアフラムポンプは、ダイアフラムを
境に油圧ポンプ等の動力部と、液体を搬送する液体搬送
部とを設け、動力部からの動力をダイアフラムの変形に
変換して、この変形に応じた圧力により液体搬送部内の
液体を搬送するものである。このようなダイアフラムポ
ンプの一例として、図3にその概略図を示す。
境に油圧ポンプ等の動力部と、液体を搬送する液体搬送
部とを設け、動力部からの動力をダイアフラムの変形に
変換して、この変形に応じた圧力により液体搬送部内の
液体を搬送するものである。このようなダイアフラムポ
ンプの一例として、図3にその概略図を示す。
【0003】図3において、ダイアフラム31の一方の
面側に位置するダイアフラム室32には、搬送目的とす
る液体を流通させるための第一管路34及び第二管路3
5とが連結されている。
面側に位置するダイアフラム室32には、搬送目的とす
る液体を流通させるための第一管路34及び第二管路3
5とが連結されている。
【0004】この第一管路34と第二管路35には、内
部を通過する液体が逆流しないようにそれぞれ逆止弁3
4a、35aが設けられており、この逆止弁34a、3
5aは、液体が第一管路34からダイアフラム室32を
介して第二管路35の方向にのみ流れるように配置され
ている。
部を通過する液体が逆流しないようにそれぞれ逆止弁3
4a、35aが設けられており、この逆止弁34a、3
5aは、液体が第一管路34からダイアフラム室32を
介して第二管路35の方向にのみ流れるように配置され
ている。
【0005】また、ダイアフラム31の他方の面側に
は、油圧ポンプ機構36の一部である圧力伝達室33が
配置されている。油圧ポンプ機構36はモータ37によ
り駆動するものであり、この油圧ポンプ機構36が作動
すると圧力伝達室33が一定時間経過毎に加圧されるよ
う構成されている。
は、油圧ポンプ機構36の一部である圧力伝達室33が
配置されている。油圧ポンプ機構36はモータ37によ
り駆動するものであり、この油圧ポンプ機構36が作動
すると圧力伝達室33が一定時間経過毎に加圧されるよ
う構成されている。
【0006】即ち、油圧ポンプ機構36により圧力伝達
室33内が加圧されると、圧力伝達室33内とダイアフ
ラム室32内とに圧力差が生じるため、この圧力差をな
くすようにダイアフラム31がダイアフラム室32側に
変形する。そのため、結果としてダイアフラム31によ
りダイアフラム室32内が加圧されることとなる。
室33内が加圧されると、圧力伝達室33内とダイアフ
ラム室32内とに圧力差が生じるため、この圧力差をな
くすようにダイアフラム31がダイアフラム室32側に
変形する。そのため、結果としてダイアフラム31によ
りダイアフラム室32内が加圧されることとなる。
【0007】油圧ポンプ機構36は、圧力伝達室33を
一定時間経過毎に加圧するものであるため、一定時間経
過毎にダイアフラム31が変形して、周期的にダイアフ
ラム室32が加圧されることとなる。これにより、第一
管路34からダイアフラム室32に流入した液体が一定
時間経過毎に加圧されて第二管路35から排出されるこ
ととなる。
一定時間経過毎に加圧するものであるため、一定時間経
過毎にダイアフラム31が変形して、周期的にダイアフ
ラム室32が加圧されることとなる。これにより、第一
管路34からダイアフラム室32に流入した液体が一定
時間経過毎に加圧されて第二管路35から排出されるこ
ととなる。
【0008】ここで、ダイアフラム31を一定時間経過
毎に変形させるための油圧ポンプ機構36について、図
3にその概略を示して説明する。図3は、圧力伝達室3
3とベーンポンプ41とを繋ぐ経路中に、作動油の流通
経路を切り替えて作動油に対し一定周期ごとに圧力をか
けるロータリーバルブ42が設けられた油圧ポンプ機構
36の概略構成を示している。
毎に変形させるための油圧ポンプ機構36について、図
3にその概略を示して説明する。図3は、圧力伝達室3
3とベーンポンプ41とを繋ぐ経路中に、作動油の流通
経路を切り替えて作動油に対し一定周期ごとに圧力をか
けるロータリーバルブ42が設けられた油圧ポンプ機構
36の概略構成を示している。
【0009】図4(a)は、ロータリーバルブ42が圧
力伝達室33に対して開いている状態(言い換えると、
作動油を保持する作動油タンク43に対して閉じている
状態)を示し、図4(b)は圧力伝達室33に対して閉
じている状態(言い換えると、作動油タンク43に対し
て開いている状態)のロータリーバルブ42部分を示し
ている。
力伝達室33に対して開いている状態(言い換えると、
作動油を保持する作動油タンク43に対して閉じている
状態)を示し、図4(b)は圧力伝達室33に対して閉
じている状態(言い換えると、作動油タンク43に対し
て開いている状態)のロータリーバルブ42部分を示し
ている。
【0010】このロータリーバルブ42は、作動油の流
通経路を圧力伝達室33側と作動油タンク43側とにπ
/4回転するごとに交互に切り替えるものであるが、π
/4回転しないと圧力伝達室33に対しても作動油タン
ク43に対しても流路が開かないよう構成されている。
通経路を圧力伝達室33側と作動油タンク43側とにπ
/4回転するごとに交互に切り替えるものであるが、π
/4回転しないと圧力伝達室33に対しても作動油タン
ク43に対しても流路が開かないよう構成されている。
【0011】ベーンポンプ41側の作動油導路内には作
動油が一定供給されているため、ロータリーバルブ42
が圧力伝達室33側に開放している位置から作動油タン
ク43側に開放している位置(又は作動油タンク43側
に開放している位置から圧力伝達室33側に開放してい
る位置)まで回転する間は、ベーンポンプ41側の作動
油導路内は加圧されることとなる。
動油が一定供給されているため、ロータリーバルブ42
が圧力伝達室33側に開放している位置から作動油タン
ク43側に開放している位置(又は作動油タンク43側
に開放している位置から圧力伝達室33側に開放してい
る位置)まで回転する間は、ベーンポンプ41側の作動
油導路内は加圧されることとなる。
【0012】従って、π/4回転後にロータリーバルブ
42が圧力伝達室33側(又は作動油タンク43側)に
開放されると、加圧された作動油はその圧力により一気
に圧力伝達室33側(又は作動油タンク43側)に放出
される。そのため、圧力伝達室33側(又は作動油タン
ク43側)を流れる作動油はロータリーバルブ42の回
転速度に応じた速さで脈動することとなる。
42が圧力伝達室33側(又は作動油タンク43側)に
開放されると、加圧された作動油はその圧力により一気
に圧力伝達室33側(又は作動油タンク43側)に放出
される。そのため、圧力伝達室33側(又は作動油タン
ク43側)を流れる作動油はロータリーバルブ42の回
転速度に応じた速さで脈動することとなる。
【0013】また、ロータリーバルブ42の回転軸42
aとベーンポンプ41のポンプシャフト41aとはギア
機構(図示せず)により連結されており、このギア機構
(図示せず)が、高速回転するポンプシャフト41aの
回転数を、低速回転するロータリーバルブ42の回転数
(例えば、104r/min )に変速している。
aとベーンポンプ41のポンプシャフト41aとはギア
機構(図示せず)により連結されており、このギア機構
(図示せず)が、高速回転するポンプシャフト41aの
回転数を、低速回転するロータリーバルブ42の回転数
(例えば、104r/min )に変速している。
【0014】このように、圧力伝達室33側の作動油導
路内は、ロータリーバルブ42の回転速度に応じて周期
的に加圧されることとなるため、ダイアフラム31はこ
の周期に対応して変形する(即ち、脈動する)こととな
る。これにより、ダイアフラム室32内もダイアフラム
31の変形に応じて加圧されるため、ダイアフラム室3
2内に充填されている液体に対して圧力がかかり、これ
により第二管路35からダイアフラム室32内の液体が
導出することとなる。
路内は、ロータリーバルブ42の回転速度に応じて周期
的に加圧されることとなるため、ダイアフラム31はこ
の周期に対応して変形する(即ち、脈動する)こととな
る。これにより、ダイアフラム室32内もダイアフラム
31の変形に応じて加圧されるため、ダイアフラム室3
2内に充填されている液体に対して圧力がかかり、これ
により第二管路35からダイアフラム室32内の液体が
導出することとなる。
【0015】即ち、第一管路34、ダイアフラム室32
及び第二管路35に充填されている液体が、第一管路3
4からダイアフラム室32を介して第二管路35の方向
に流れることとなる。
及び第二管路35に充填されている液体が、第一管路3
4からダイアフラム室32を介して第二管路35の方向
に流れることとなる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の油圧ポンプ機構を用いるダイアフラムポンプ
は、油圧ポンプ機構からの動力を周期的な圧力に変換す
る装置を別に設けているため、装置全体として大型にな
ってしまう。
うな構成の油圧ポンプ機構を用いるダイアフラムポンプ
は、油圧ポンプ機構からの動力を周期的な圧力に変換す
る装置を別に設けているため、装置全体として大型にな
ってしまう。
【0017】また、ベーンポンプ等のポンプ手段を駆動
させるにはモータ等の駆動手段の回転数を高くしなけれ
ばならないため、ポンプ部の駆動に伴って騒音が発生し
てしまうという問題もある。
させるにはモータ等の駆動手段の回転数を高くしなけれ
ばならないため、ポンプ部の駆動に伴って騒音が発生し
てしまうという問題もある。
【0018】そこで本発明は、従来のものよりも小型で
低騒音のダイアフラムポンプを提供供することをその目
的とする。
低騒音のダイアフラムポンプを提供供することをその目
的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1の発明は、たわみダイアフラムの一方の面側に位
置する圧力伝達室内に油圧作動油を媒体としてピストン
の往復運動を伝達することによりダイアフラムを変形さ
せ、ダイアフラムの他方の面側に位置するダイアフラム
室に入口ポートから吸引した液体を出口ポートから圧送
するダイアフラムポンプであって、入口ポート、出口ポ
ート、ダイアフラム室を形成する上面凹部、前記入口ポ
ートから上面凹部へ向かう液体流れのみ許容する第1逆
止弁、および前記上面凹部から前記出口ポートへ向かう
液体流れのみ許容する第2逆止弁を備えた第1ブロック
構体と、圧力伝達室を形成する下面凹部、該下面凹部に
連通するシリンダ室、往復運動によって前記シリンダ室
の容積を増減するピストン、該ピストンを前記シリンダ
室の容積が増加する方向へ常時付勢する弾性部材、前記
シリンダ室に油圧作動油を満たすための導油路、および
前記シリンダ室から前記導油路へ逆流する作動油流れを
阻止する第3逆止弁を備えた第2ブロック構体と、前記
第1ブロック構体と前記第2ブロック構体との間に周縁
シールパッキンを介して挟持され、前記上面凹部と前記
下面凹部との間を仕切るたわみダイアフラムと、前記第
2ブロック構体に積層された状態で、前記ピストンの頭
部露呈部分を含むように前記第2ブロック構体上に作動
油タンク室を形成するキャビティ、該キャビティに連通
する給油口、前記キャビティと前記第2ブロック構体の
導油路とを連通する給油路、外部から回転駆動される回
転駆動軸、該回転駆動軸を前記キャビティ内に延在する
ように支持する軸受、および前記回転駆動軸に固定され
て前記ピストンを往復運動させる偏心円カムを備えた第
3ブロック構体、とを備えたことを特徴とするものを提
案している。
求項1の発明は、たわみダイアフラムの一方の面側に位
置する圧力伝達室内に油圧作動油を媒体としてピストン
の往復運動を伝達することによりダイアフラムを変形さ
せ、ダイアフラムの他方の面側に位置するダイアフラム
室に入口ポートから吸引した液体を出口ポートから圧送
するダイアフラムポンプであって、入口ポート、出口ポ
ート、ダイアフラム室を形成する上面凹部、前記入口ポ
ートから上面凹部へ向かう液体流れのみ許容する第1逆
止弁、および前記上面凹部から前記出口ポートへ向かう
液体流れのみ許容する第2逆止弁を備えた第1ブロック
構体と、圧力伝達室を形成する下面凹部、該下面凹部に
連通するシリンダ室、往復運動によって前記シリンダ室
の容積を増減するピストン、該ピストンを前記シリンダ
室の容積が増加する方向へ常時付勢する弾性部材、前記
シリンダ室に油圧作動油を満たすための導油路、および
前記シリンダ室から前記導油路へ逆流する作動油流れを
阻止する第3逆止弁を備えた第2ブロック構体と、前記
第1ブロック構体と前記第2ブロック構体との間に周縁
シールパッキンを介して挟持され、前記上面凹部と前記
下面凹部との間を仕切るたわみダイアフラムと、前記第
2ブロック構体に積層された状態で、前記ピストンの頭
部露呈部分を含むように前記第2ブロック構体上に作動
油タンク室を形成するキャビティ、該キャビティに連通
する給油口、前記キャビティと前記第2ブロック構体の
導油路とを連通する給油路、外部から回転駆動される回
転駆動軸、該回転駆動軸を前記キャビティ内に延在する
ように支持する軸受、および前記回転駆動軸に固定され
て前記ピストンを往復運動させる偏心円カムを備えた第
3ブロック構体、とを備えたことを特徴とするものを提
案している。
【0020】
【作用】本発明のダイアフラムポンプは、ダイアフラム
1により隔てられたダイアフラム室2と動力伝達室3に
対して、ダイアフラム室2側に設けられた第1ブロック
部A、動力伝達室3側に設けられた第2ブロック部B及
び第3ブロック部Cとから構成されている。
1により隔てられたダイアフラム室2と動力伝達室3に
対して、ダイアフラム室2側に設けられた第1ブロック
部A、動力伝達室3側に設けられた第2ブロック部B及
び第3ブロック部Cとから構成されている。
【0021】まず、第1ブロック構体は、ダイアフラム
の一方の面側に位置するダイアフラム室と、このダイア
フラム室に液体を導入するための入口ポートと、ダイア
フラム室に圧力がかかった時に液体にかかる圧力により
液体を導出させるための出口ポートとからなる上面凹部
より構成されている。
の一方の面側に位置するダイアフラム室と、このダイア
フラム室に液体を導入するための入口ポートと、ダイア
フラム室に圧力がかかった時に液体にかかる圧力により
液体を導出させるための出口ポートとからなる上面凹部
より構成されている。
【0022】この上面凹部には、入口ポートから上面凹
部へ向かう液体流れのみ許容する第1逆止弁、および上
面凹部から出口ポートへ向かう液体流れのみ許容する第
2逆止弁が設けられており、入口ポートからダイアフラ
ム室に導入された液体に圧力がかかると必ず出口ポート
から液体が導出されるように構成している。
部へ向かう液体流れのみ許容する第1逆止弁、および上
面凹部から出口ポートへ向かう液体流れのみ許容する第
2逆止弁が設けられており、入口ポートからダイアフラ
ム室に導入された液体に圧力がかかると必ず出口ポート
から液体が導出されるように構成している。
【0023】即ち、第1ブロック構体のダイアフラム室
は、ダイアフラムの一方の面側に位置するため、ダイア
フラムの変形に応じてその容積が変化して内部の圧力が
変化する。言い換えると、後述する第2ブロック構体の
圧力伝達室側にダイアフラムが撓んだ時はダイアフラム
室の容積が増大するので室内の圧力は低くなり、逆にダ
イアフラム室側にダイアフラムが撓んだ時は、ダイアフ
ラム室の容積が減少するので圧力は低くなる。
は、ダイアフラムの一方の面側に位置するため、ダイア
フラムの変形に応じてその容積が変化して内部の圧力が
変化する。言い換えると、後述する第2ブロック構体の
圧力伝達室側にダイアフラムが撓んだ時はダイアフラム
室の容積が増大するので室内の圧力は低くなり、逆にダ
イアフラム室側にダイアフラムが撓んだ時は、ダイアフ
ラム室の容積が減少するので圧力は低くなる。
【0024】従って、圧力伝達室側にダイアフラムが撓
んだ時は、液体がダイアフラムが撓む力に伴って入口ポ
ートから流入しダイアフラム室内に導入される。その反
対に、ダイアフラム室側にダイアフラムが撓んだ時は、
ダイアフラム室内に導入された液体に対して圧力がかか
り、液体がダイアフラム室内から導出され出口ポートか
ら排出される。
んだ時は、液体がダイアフラムが撓む力に伴って入口ポ
ートから流入しダイアフラム室内に導入される。その反
対に、ダイアフラム室側にダイアフラムが撓んだ時は、
ダイアフラム室内に導入された液体に対して圧力がかか
り、液体がダイアフラム室内から導出され出口ポートか
ら排出される。
【0025】次に、第2ブロック構体は、後述する偏心
円カムからの周期的な運動を直線運動に変換してダイア
フラムを一定時間毎に変形させる部位であり、ダイアフ
ラムの他方の面側に位置する圧力伝達室を形成する下面
凹部と、この下面凹部に連通するシリンダ室と、往復運
動によってシリンダ室の容積を増減するピストンと、こ
のピストンをシリンダ室の容積が増加する方向へ常時付
勢する弾性部材と、シリンダ室に油圧作動油を満たすた
めの導油路およびシリンダ室から導油路へ逆流する作動
油流れを阻止する第3逆止弁とを備えている。
円カムからの周期的な運動を直線運動に変換してダイア
フラムを一定時間毎に変形させる部位であり、ダイアフ
ラムの他方の面側に位置する圧力伝達室を形成する下面
凹部と、この下面凹部に連通するシリンダ室と、往復運
動によってシリンダ室の容積を増減するピストンと、こ
のピストンをシリンダ室の容積が増加する方向へ常時付
勢する弾性部材と、シリンダ室に油圧作動油を満たすた
めの導油路およびシリンダ室から導油路へ逆流する作動
油流れを阻止する第3逆止弁とを備えている。
【0026】第2ブロック構体の動力伝達室は、ダイア
フラムの他方の面側に位置する部屋であり、この動力伝
達室内部に導入される作動油によってダイアフラムが押
圧され、動力伝達室の容積が変化する。作動油は動力伝
達室と連通しているシリンダ室から導入されるが、この
シリンダ室は、ピストンの往復運動に伴ってその容積が
変化するよう構成されており、シリンダ室の容積変化に
伴って作動油が動力伝達室内とシリンダ室とを行き来し
ている。
フラムの他方の面側に位置する部屋であり、この動力伝
達室内部に導入される作動油によってダイアフラムが押
圧され、動力伝達室の容積が変化する。作動油は動力伝
達室と連通しているシリンダ室から導入されるが、この
シリンダ室は、ピストンの往復運動に伴ってその容積が
変化するよう構成されており、シリンダ室の容積変化に
伴って作動油が動力伝達室内とシリンダ室とを行き来し
ている。
【0027】ピストンは、バネ等の弾性部材によりシリ
ンダ室の容積が増加する方向へ常時付勢されているが、
後述する偏心円カムからの力により押圧されると動力伝
達室側に移動する構成となっている。
ンダ室の容積が増加する方向へ常時付勢されているが、
後述する偏心円カムからの力により押圧されると動力伝
達室側に移動する構成となっている。
【0028】即ち、ピストンが動力伝達室側に移動した
時は、シリンダ室の容積が小さくなるのでシリンダ室内
が加圧され、作動油が動力伝達室に導入される。反対に
バネによりピストンが押圧されシリンダ室の容積が増加
する方向へ移動した時は、この移動に伴ってシリンダ室
の容積が大きくなるのでシリンダ室内が減圧され、動力
伝達室内の作動油がシリンダ室内に導入される。
時は、シリンダ室の容積が小さくなるのでシリンダ室内
が加圧され、作動油が動力伝達室に導入される。反対に
バネによりピストンが押圧されシリンダ室の容積が増加
する方向へ移動した時は、この移動に伴ってシリンダ室
の容積が大きくなるのでシリンダ室内が減圧され、動力
伝達室内の作動油がシリンダ室内に導入される。
【0029】従って、作動油はピストンの往復運動に伴
って動力伝達室とシリンダ室とを行き来することとな
り、これに伴ってダイアフラムが一定時間毎に撓んで、
ダイアフラム室の容積が変化し、ダイアフラム室内部の
液体が搬送管側に押出され出口ポートから導出される。
って動力伝達室とシリンダ室とを行き来することとな
り、これに伴ってダイアフラムが一定時間毎に撓んで、
ダイアフラム室の容積が変化し、ダイアフラム室内部の
液体が搬送管側に押出され出口ポートから導出される。
【0030】また、ピストンが動力伝達室側に移動した
際に、シリンダ室内は加圧されるがピストンを境に反対
の側に設けられる作動油タンク内は減圧されることにな
るため、作動油タンク内に比べてシリンダ室内の圧力が
高くなる。
際に、シリンダ室内は加圧されるがピストンを境に反対
の側に設けられる作動油タンク内は減圧されることにな
るため、作動油タンク内に比べてシリンダ室内の圧力が
高くなる。
【0031】そのため、ピストンと係合するスリーブと
ピストンとの間から作動油が作動油タンク側へ漏洩する
現象が生じるので、第2ブロック構体にはシリンダ室に
不足分の作動油を満たすための導油路と、シリンダ室か
ら導油路へ作動油が逆流するのを阻止する第3逆止弁と
が設けられている。
ピストンとの間から作動油が作動油タンク側へ漏洩する
現象が生じるので、第2ブロック構体にはシリンダ室に
不足分の作動油を満たすための導油路と、シリンダ室か
ら導油路へ作動油が逆流するのを阻止する第3逆止弁と
が設けられている。
【0032】これにより、作動油がシリンダ室側から作
動油タンク側へ漏洩しても漏洩した分だけ第3逆止弁を
通過してシリンダ側に補充されるので常に一定の圧力を
シリンダ室に与えることができる。そのため、シリンダ
室内の圧力に応じて押圧されるダイアフラムも一定の力
を受けることとなり、ダイアフラム室内の圧力変化によ
り搬送される液体も一定の力で搬送されることとなる。
動油タンク側へ漏洩しても漏洩した分だけ第3逆止弁を
通過してシリンダ側に補充されるので常に一定の圧力を
シリンダ室に与えることができる。そのため、シリンダ
室内の圧力に応じて押圧されるダイアフラムも一定の力
を受けることとなり、ダイアフラム室内の圧力変化によ
り搬送される液体も一定の力で搬送されることとなる。
【0033】更に、第3ブロック構体は、ダイアフラム
を変形させる動力を発生させる部位であり、第2ブロッ
ク構体に積層された状態でピストンの頭部露呈部分を含
むように第2ブロック構体上に作動油タンク室を形成す
るキャビティと、このキャビティに連通する給油口と、
このキャビティと第2ブロック構体の導油路とを連通す
る給油路と、外部から回転駆動される回転駆動軸と、回
転駆動軸をキャビティ内に延在するように支持する軸受
と、および回転駆動軸に固定されてピストンを往復運動
させる偏心円カムとを備えている。
を変形させる動力を発生させる部位であり、第2ブロッ
ク構体に積層された状態でピストンの頭部露呈部分を含
むように第2ブロック構体上に作動油タンク室を形成す
るキャビティと、このキャビティに連通する給油口と、
このキャビティと第2ブロック構体の導油路とを連通す
る給油路と、外部から回転駆動される回転駆動軸と、回
転駆動軸をキャビティ内に延在するように支持する軸受
と、および回転駆動軸に固定されてピストンを往復運動
させる偏心円カムとを備えている。
【0034】即ち、回転駆動軸の回転に伴って回転する
偏心円カムは、偏心円の回転により前述したピストンに
対し従属子を介して正弦運動を与えるものであるため、
ピストンは、回転駆動軸の回転に応じた速度で往復運動
することとなる。
偏心円カムは、偏心円の回転により前述したピストンに
対し従属子を介して正弦運動を与えるものであるため、
ピストンは、回転駆動軸の回転に応じた速度で往復運動
することとなる。
【0035】また、ピストンの往復運動の距離は、偏心
円の大きさ及び偏心量によって決定されるため、偏心円
の大きさ及び偏心量を調節することによってシリンダ室
に対する圧力の大きさを調節することができる。
円の大きさ及び偏心量によって決定されるため、偏心円
の大きさ及び偏心量を調節することによってシリンダ室
に対する圧力の大きさを調節することができる。
【0036】従って、回転駆動軸の回転数と偏心円カム
の大きさ及び偏心量とを調節することによりシリンダ室
内の加圧量及び加圧周期を制御して、結果的に搬送目的
とする液体の導出速度を調整することができる。
の大きさ及び偏心量とを調節することによりシリンダ室
内の加圧量及び加圧周期を制御して、結果的に搬送目的
とする液体の導出速度を調整することができる。
【0037】また、第3ブロック構体には、作動油タン
ク室を形成するキャビティに連通する給油口と、キャビ
ティと第2ブロック構体の導油路とを連通する給油路と
が設けられており、作動油がシリンダ室側から作動油タ
ンク側へ漏洩した際に、第2ブロック構体の導油路に作
動油タンク室内の作動油を供給している。
ク室を形成するキャビティに連通する給油口と、キャビ
ティと第2ブロック構体の導油路とを連通する給油路と
が設けられており、作動油がシリンダ室側から作動油タ
ンク側へ漏洩した際に、第2ブロック構体の導油路に作
動油タンク室内の作動油を供給している。
【0038】
【実施例】図1は、本発明の第一実施例の構成を示す概
略説明図である。図1に示したダイアフラムポンプは、
大別して第1ブロック部A、第2ブロック部B及び第3
ブロック部Cという3つの部からなっている。以下に第
1ブロック部A、第2ブロック部B及び第3ブロック部
Cについて更に詳しく説明する。
略説明図である。図1に示したダイアフラムポンプは、
大別して第1ブロック部A、第2ブロック部B及び第3
ブロック部Cという3つの部からなっている。以下に第
1ブロック部A、第2ブロック部B及び第3ブロック部
Cについて更に詳しく説明する。
【0039】まず、第1ブロック部Aは、ダイアフラム
室2を含み、搬送する液体を導入する入口ポート5a
と、搬送する液体を導出する出口ポート5b、入口ポー
ト5aと出口ポート5bとの間に設けられ導入された液
体が逆流するのを防止するための逆止弁4a、4b及
び、これら逆止弁4a、4bの間に設けられダイアフラ
ム室2に繋がる6個の挿通孔x(この挿通孔xの数は特
に限定しない。)とを備えている。
室2を含み、搬送する液体を導入する入口ポート5a
と、搬送する液体を導出する出口ポート5b、入口ポー
ト5aと出口ポート5bとの間に設けられ導入された液
体が逆流するのを防止するための逆止弁4a、4b及
び、これら逆止弁4a、4bの間に設けられダイアフラ
ム室2に繋がる6個の挿通孔x(この挿通孔xの数は特
に限定しない。)とを備えている。
【0040】第1ブロック部Aを通過する液体は、入口
ポート5aより導入され、逆止弁4a、4bを通過して
出口ポート5bより導出されるが、逆止弁4a、4bの
間にはダイアフラム室2に通じる挿通孔xが設けられて
おり、この挿通孔xを通って液体がダイアフラム室2に
導入されるようになっている。
ポート5aより導入され、逆止弁4a、4bを通過して
出口ポート5bより導出されるが、逆止弁4a、4bの
間にはダイアフラム室2に通じる挿通孔xが設けられて
おり、この挿通孔xを通って液体がダイアフラム室2に
導入されるようになっている。
【0041】次に、第2ブロック部Bは、動力伝達室3
を含み、作動油が充填されたシリンダ室6と、このシリ
ンダ室6内で動力伝達室3と後述する作動油タンク18
との間を往復運動するピストン7と、ピストン7に対し
て何の力もかかってない時にピストン7を作動油タンク
18側に付勢する弾性部材であるバネ8とを備えてい
る。
を含み、作動油が充填されたシリンダ室6と、このシリ
ンダ室6内で動力伝達室3と後述する作動油タンク18
との間を往復運動するピストン7と、ピストン7に対し
て何の力もかかってない時にピストン7を作動油タンク
18側に付勢する弾性部材であるバネ8とを備えてい
る。
【0042】シリンダ室6は動力伝達室3に繋がる6個
の挿通孔y(この挿通孔yの数は特に限定しない。)を
備えており、ピストン7が後述する第3ブロック部Cか
らの動力により動力伝達室3側に移動した時に、シリン
ダ室6内が加圧され、シリンダ室6内の作動油が挿通孔
yを通って動力伝達室3に導入されるように構成されて
いる。
の挿通孔y(この挿通孔yの数は特に限定しない。)を
備えており、ピストン7が後述する第3ブロック部Cか
らの動力により動力伝達室3側に移動した時に、シリン
ダ室6内が加圧され、シリンダ室6内の作動油が挿通孔
yを通って動力伝達室3に導入されるように構成されて
いる。
【0043】従って、シリンダ室6内の作動油が挿通孔
yを通って動力伝達室3に導入されると、一方の面で動
力伝達室3の一面を形成すると共に他方の面でダイアフ
ラム室2の一面を形成するダイアフラム1がダイアフラ
ム室2側に変形してダイアフラム室2内を加圧するた
め、ダイアフラム室2内の液体が加圧されることとな
る。そのため、ダイアフラム室2内の液体は挿通孔xを
通って入口ポート5aと出口ポート5bとの間の管路に
流れ込むこととなる。
yを通って動力伝達室3に導入されると、一方の面で動
力伝達室3の一面を形成すると共に他方の面でダイアフ
ラム室2の一面を形成するダイアフラム1がダイアフラ
ム室2側に変形してダイアフラム室2内を加圧するた
め、ダイアフラム室2内の液体が加圧されることとな
る。そのため、ダイアフラム室2内の液体は挿通孔xを
通って入口ポート5aと出口ポート5bとの間の管路に
流れ込むこととなる。
【0044】先程述べたように入口ポート5aと出口ポ
ート5bとの間には、逆止弁4a、4bが設けられてお
りこれらは液体の流れを限定するものであるため、管路
に流れ込んだ液体が管路内を加圧する前に逆止弁4bを
介して出口ポート5bから外部に排出されることとな
る。
ート5bとの間には、逆止弁4a、4bが設けられてお
りこれらは液体の流れを限定するものであるため、管路
に流れ込んだ液体が管路内を加圧する前に逆止弁4bを
介して出口ポート5bから外部に排出されることとな
る。
【0045】また逆に、ピストン7が後述する第3ブロ
ック部Cからの動力を受けない時はバネ8がピストン7
をシリンダ室6の容積が増加する方向へ付勢するため、
シリンダ室6内は減圧される。
ック部Cからの動力を受けない時はバネ8がピストン7
をシリンダ室6の容積が増加する方向へ付勢するため、
シリンダ室6内は減圧される。
【0046】そのため、動力伝達室3内の作動油が挿通
孔yを通って、シリンダ室6に導入されるので、動力伝
達室3もまた減圧されダイアフラム1が動力伝達室3側
に変形して、ダイアフラム室2内を減圧することとな
る。
孔yを通って、シリンダ室6に導入されるので、動力伝
達室3もまた減圧されダイアフラム1が動力伝達室3側
に変形して、ダイアフラム室2内を減圧することとな
る。
【0047】従って、ダイアフラム室2内の液体が減圧
されるので、入口ポート5aと出口ポート5bとの間の
管路から挿通孔xを通ってダイアフラム室2内に液体が
流れ込むこととなる。
されるので、入口ポート5aと出口ポート5bとの間の
管路から挿通孔xを通ってダイアフラム室2内に液体が
流れ込むこととなる。
【0048】入口ポート5aと出口ポート5bとの間に
は、逆止弁4a、4bが設けられておりこれらは液体の
流れを限定するものであるため、液体が挿通孔xを通っ
てダイアフラム室2内に流れ込むと入口ポート5aと出
口ポート5bとの間の管路内が減圧される前に入口ポー
ト5aから外部からの液体が導入されることとなる。
は、逆止弁4a、4bが設けられておりこれらは液体の
流れを限定するものであるため、液体が挿通孔xを通っ
てダイアフラム室2内に流れ込むと入口ポート5aと出
口ポート5bとの間の管路内が減圧される前に入口ポー
ト5aから外部からの液体が導入されることとなる。
【0049】即ち、ピストン7が動力伝達室3側に移動
すると、液体が出口ポート5bから外部に導出され、ピ
ストン7が作動油タンク18側に移動すると、外部の液
体が入口ポート5aから導入されることとなる。
すると、液体が出口ポート5bから外部に導出され、ピ
ストン7が作動油タンク18側に移動すると、外部の液
体が入口ポート5aから導入されることとなる。
【0050】また、シリンダ室6には、第3ブロック部
Cの一部を構成する作動油タンク18と連通し作動油タ
ンク18からシリンダ室6方向にのみ作動油を通す逆止
弁10を備えた導油路11aが設けられていて、作動油
タンク18に設けられた給油路11bから導油口11c
を介して作動油がシリンダ室6に導入されるように構成
されている。
Cの一部を構成する作動油タンク18と連通し作動油タ
ンク18からシリンダ室6方向にのみ作動油を通す逆止
弁10を備えた導油路11aが設けられていて、作動油
タンク18に設けられた給油路11bから導油口11c
を介して作動油がシリンダ室6に導入されるように構成
されている。
【0051】これは、ピストン7の往復移動に伴ってス
リーブ9とピストン7との間から作動油が漏洩すると、
給油路11bから導油口11c及び逆止弁10を介して
作動油がシリンダ室6に流れ込むようにすることで、常
に一定量の作動油がシリンダ室6を満たすように構成し
たものである。これにより、ダイアフラムに対し常に一
定の押圧力が与えられるようになっている。従って、ダ
イアフラム室内の圧力変化により搬送される液体も一定
の力で押圧されて搬送されることとなる。
リーブ9とピストン7との間から作動油が漏洩すると、
給油路11bから導油口11c及び逆止弁10を介して
作動油がシリンダ室6に流れ込むようにすることで、常
に一定量の作動油がシリンダ室6を満たすように構成し
たものである。これにより、ダイアフラムに対し常に一
定の押圧力が与えられるようになっている。従って、ダ
イアフラム室内の圧力変化により搬送される液体も一定
の力で押圧されて搬送されることとなる。
【0052】更に、第3ブロック部Cは、第2ブロック
部B上に積層して配置されており、作動油を保持する作
動油タンク18内に、作動油タンク18の外部に設けら
れた軸受15a、15bにより支承され外部のプーリ1
7により回転駆動される回転駆動軸16と、この回転駆
動軸16に固定されてピストンを往復運動させる偏心円
カム機構13、14とを備えている。
部B上に積層して配置されており、作動油を保持する作
動油タンク18内に、作動油タンク18の外部に設けら
れた軸受15a、15bにより支承され外部のプーリ1
7により回転駆動される回転駆動軸16と、この回転駆
動軸16に固定されてピストンを往復運動させる偏心円
カム機構13、14とを備えている。
【0053】偏心円カム機構13、14は、偏心円13
と、この偏心円13が回転した時も接触箇所が整合する
形状を備えた従属子としてのボール14とを備えてい
る。このボール14は常に偏心円13の外周壁に接触す
るように配置されており、偏心円13はその回転中心を
偏心した位置に備えたものである。
と、この偏心円13が回転した時も接触箇所が整合する
形状を備えた従属子としてのボール14とを備えてい
る。このボール14は常に偏心円13の外周壁に接触す
るように配置されており、偏心円13はその回転中心を
偏心した位置に備えたものである。
【0054】そのため、ボール14は、偏心円13の回
転中心からボール14と偏心円13との接触位置までの
距離が最長である時に最も低い位置にあり、逆に、偏心
円13の回転中心から前記接触位置までの距離が最短で
ある時には最も高い位置に配置されることとなる。
転中心からボール14と偏心円13との接触位置までの
距離が最長である時に最も低い位置にあり、逆に、偏心
円13の回転中心から前記接触位置までの距離が最短で
ある時には最も高い位置に配置されることとなる。
【0055】このボール14は、偏心円13と接触する
側とは反対の側でピストン7と接触するように配置され
ているため、ボール14が最も低い位置にある時は、ピ
ストン7をシリンダ室6側に押圧し、最も高い位置に配
置された時は、シリンダ室6側に押圧するのをやめるこ
とになる。
側とは反対の側でピストン7と接触するように配置され
ているため、ボール14が最も低い位置にある時は、ピ
ストン7をシリンダ室6側に押圧し、最も高い位置に配
置された時は、シリンダ室6側に押圧するのをやめるこ
とになる。
【0056】先にも述べたようにピストン7はシリンダ
室6側に押圧されない時はバネ8により押し戻されるた
め、結果としてピストン7が作動油タンク18側に移動
することとなる。すなわち、回転駆動軸16の回転に伴
い、ボール14が周期的に移動し、周期的にピストン7
が往復移動することとなる。
室6側に押圧されない時はバネ8により押し戻されるた
め、結果としてピストン7が作動油タンク18側に移動
することとなる。すなわち、回転駆動軸16の回転に伴
い、ボール14が周期的に移動し、周期的にピストン7
が往復移動することとなる。
【0057】また、ピストン7の往復運動の距離は、偏
心円13の大きさ及び偏心量によって決定されるため、
偏心円13の大きさ及び偏心量を調節することによって
シリンダ室6に対する圧力の大きさを調節することがで
きる。
心円13の大きさ及び偏心量によって決定されるため、
偏心円13の大きさ及び偏心量を調節することによって
シリンダ室6に対する圧力の大きさを調節することがで
きる。
【0058】従って、回転駆動軸16の回転数と偏心円
13の大きさ及び偏心量とを調節することによりシリン
ダ室6内の加圧量及び加圧周期を制御して、結果的に搬
送目的とする液体の導出速度を調整することができる。
13の大きさ及び偏心量とを調節することによりシリン
ダ室6内の加圧量及び加圧周期を制御して、結果的に搬
送目的とする液体の導出速度を調整することができる。
【0059】このように本第一実施例では、偏心円カム
機構13、14を用い、偏心円13による偏位を利用し
てピストン7を往復移動させ、ダイアフラム1を変形さ
せているため、偏心円13を回転させるプーリ17を高
速回転させる必要がなく、騒音の発生を防ぐことができ
る。
機構13、14を用い、偏心円13による偏位を利用し
てピストン7を往復移動させ、ダイアフラム1を変形さ
せているため、偏心円13を回転させるプーリ17を高
速回転させる必要がなく、騒音の発生を防ぐことができ
る。
【0060】また、管路内部の液体に圧力を伝達する第
1ブロック部A上に、前記管路内部の液体に対して一定
時間毎に圧力を与える第2ブロック部Bと、この第2ブ
ロック部Bに動力を与える第3ブロック部Cとを積層し
た構成としているため、装置全体として従来のものより
もコンパクトである。従って、工場内等において自由に
搬送ラインを設計することができる。
1ブロック部A上に、前記管路内部の液体に対して一定
時間毎に圧力を与える第2ブロック部Bと、この第2ブ
ロック部Bに動力を与える第3ブロック部Cとを積層し
た構成としているため、装置全体として従来のものより
もコンパクトである。従って、工場内等において自由に
搬送ラインを設計することができる。
【0061】更に図2は、本発明の第二実施例の構成を
示す概略説明図である。図2においては、前述した第一
実施例のダイアフラムポンプと同等又は相当する部位に
は同一の符号を付している。
示す概略説明図である。図2においては、前述した第一
実施例のダイアフラムポンプと同等又は相当する部位に
は同一の符号を付している。
【0062】図2に示したダイアフラムポンプは、大別
して第1ブロック部A、第2ブロック部B及び第3ブロ
ック部Cという3つの部からなっている。以下に第1ブ
ロック部A、第2ブロック部B及び第3ブロック部Cに
ついて更に詳しく説明する。
して第1ブロック部A、第2ブロック部B及び第3ブロ
ック部Cという3つの部からなっている。以下に第1ブ
ロック部A、第2ブロック部B及び第3ブロック部Cに
ついて更に詳しく説明する。
【0063】まず、第1ブロック部Aは、ダイアフラム
室2を含み、搬送する液体を導入する入口ポート5a
と、搬送する液体を導出する出口ポート5b、及び図示
はしていないが入口ポート5aと出口ポート5bとの間
に設けられ導入された液体が逆流するのを防止する第一
と第二の二つの逆止弁とを備えている。この第一と第二
の逆止弁の間には、ダイアフラム室2に繋がる6個の挿
通孔x(この挿通孔xの数は特に限定しない。)を備え
ている。
室2を含み、搬送する液体を導入する入口ポート5a
と、搬送する液体を導出する出口ポート5b、及び図示
はしていないが入口ポート5aと出口ポート5bとの間
に設けられ導入された液体が逆流するのを防止する第一
と第二の二つの逆止弁とを備えている。この第一と第二
の逆止弁の間には、ダイアフラム室2に繋がる6個の挿
通孔x(この挿通孔xの数は特に限定しない。)を備え
ている。
【0064】第1ブロック部Aを通過する液体は、入口
ポート5aより導入され、第一逆止弁を通過して出口ポ
ート5bより導出されるが、第一と第二の逆止弁の間に
はダイアフラム室2に通じる挿通孔xが設けられてお
り、この挿通孔xを通って液体がダイアフラム室2に導
入されるようになっている。
ポート5aより導入され、第一逆止弁を通過して出口ポ
ート5bより導出されるが、第一と第二の逆止弁の間に
はダイアフラム室2に通じる挿通孔xが設けられてお
り、この挿通孔xを通って液体がダイアフラム室2に導
入されるようになっている。
【0065】次に、第2ブロック部Bは、動力伝達室3
を含み、作動油が充填されたシリンダ室6と、このシリ
ンダ室6内で動力伝達室3と後述する作動油タンク18
との間を往復運動するピストン7と、ピストン7に対し
て何の力もかかってない時にピストン7を作動油タンク
18側に付勢する弾性部材であるバネ8とを備えてい
る。
を含み、作動油が充填されたシリンダ室6と、このシリ
ンダ室6内で動力伝達室3と後述する作動油タンク18
との間を往復運動するピストン7と、ピストン7に対し
て何の力もかかってない時にピストン7を作動油タンク
18側に付勢する弾性部材であるバネ8とを備えてい
る。
【0066】シリンダ室6は動力伝達室3に繋がる2個
の挿通孔y(この挿通孔yの数は特に限定しない。)を
備えており、ピストン7が後述する第3ブロック部Cか
らの動力により動力伝達室3側に移動した時に、シリン
ダ室6内が加圧され、シリンダ室6内の作動油が挿通孔
yを通って動力伝達室3に導入されるように構成されて
いる。
の挿通孔y(この挿通孔yの数は特に限定しない。)を
備えており、ピストン7が後述する第3ブロック部Cか
らの動力により動力伝達室3側に移動した時に、シリン
ダ室6内が加圧され、シリンダ室6内の作動油が挿通孔
yを通って動力伝達室3に導入されるように構成されて
いる。
【0067】従って、シリンダ室6内の作動油が挿通孔
yを通って動力伝達室3に導入されると、一方の面で動
力伝達室3の一面を形成すると共に他方の面でダイアフ
ラム室2の一面を形成するダイアフラム1がダイアフラ
ム室2側に変形してダイアフラム室2内を加圧するた
め、ダイアフラム室2内の液体が加圧されることとな
る。そのため、ダイアフラム室2内の液体は挿通孔xを
通って入口ポート5aと出口ポート5bとの間の管路に
流れ込むこととなる。
yを通って動力伝達室3に導入されると、一方の面で動
力伝達室3の一面を形成すると共に他方の面でダイアフ
ラム室2の一面を形成するダイアフラム1がダイアフラ
ム室2側に変形してダイアフラム室2内を加圧するた
め、ダイアフラム室2内の液体が加圧されることとな
る。そのため、ダイアフラム室2内の液体は挿通孔xを
通って入口ポート5aと出口ポート5bとの間の管路に
流れ込むこととなる。
【0068】先程述べたように入口ポート5aと出口ポ
ート5bとの間には、第一と第二の逆止弁が設けられて
おりこれらは液体の流れを限定するものであるため、管
路に流れ込んだ液体が管路内を加圧する前に第二の逆止
弁を介して出口ポート5bから外部に排出されることと
なる。
ート5bとの間には、第一と第二の逆止弁が設けられて
おりこれらは液体の流れを限定するものであるため、管
路に流れ込んだ液体が管路内を加圧する前に第二の逆止
弁を介して出口ポート5bから外部に排出されることと
なる。
【0069】また逆に、ピストン7が後述する第3ブロ
ック部Cからの動力を受けない時はバネ8がピストン7
をシリンダ室6の容積が増加する方向へ付勢するため、
シリンダ室6内は減圧される。
ック部Cからの動力を受けない時はバネ8がピストン7
をシリンダ室6の容積が増加する方向へ付勢するため、
シリンダ室6内は減圧される。
【0070】そのため、動力伝達室3内の作動油が挿通
孔yを通って、シリンダ室6に導入されるので、動力伝
達室3もまた減圧されダイアフラム1が動力伝達室3側
に変形して、ダイアフラム室2内を減圧することとな
る。
孔yを通って、シリンダ室6に導入されるので、動力伝
達室3もまた減圧されダイアフラム1が動力伝達室3側
に変形して、ダイアフラム室2内を減圧することとな
る。
【0071】従って、ダイアフラム室2内の液体が減圧
されるので、入口ポート5aと出口ポート5bとの間の
管路から挿通孔xを通ってダイアフラム室2内に液体が
流れ込むこととなる。
されるので、入口ポート5aと出口ポート5bとの間の
管路から挿通孔xを通ってダイアフラム室2内に液体が
流れ込むこととなる。
【0072】入口ポート5aと出口ポート5bとの間に
は、逆止弁が設けられておりこれらは液体の流れを限定
するものであるため、液体が挿通孔xを通ってダイアフ
ラム室2内に流れ込むと入口ポート5aと出口ポート5
bとの間の管路内が減圧される前に入口ポート5aから
外部からの液体が導入されることとなる。
は、逆止弁が設けられておりこれらは液体の流れを限定
するものであるため、液体が挿通孔xを通ってダイアフ
ラム室2内に流れ込むと入口ポート5aと出口ポート5
bとの間の管路内が減圧される前に入口ポート5aから
外部からの液体が導入されることとなる。
【0073】即ち、ピストン7が動力伝達室3側に移動
すると、液体が出口ポート5bから外部に導出され、ピ
ストン7が作動油タンク18側に移動すると、外部の液
体が入口ポート5aから導入されることとなる。
すると、液体が出口ポート5bから外部に導出され、ピ
ストン7が作動油タンク18側に移動すると、外部の液
体が入口ポート5aから導入されることとなる。
【0074】また、シリンダ室6には、作動油タンク1
8に連通する通路22が設けられており、この通路22
はピストン7が最も作動油タンク18側に位置した時に
開放されるようになっている。
8に連通する通路22が設けられており、この通路22
はピストン7が最も作動油タンク18側に位置した時に
開放されるようになっている。
【0075】これは、ピストン7の往復移動に伴ってス
リーブ9とピストン7との間から作動油が漏洩すると、
動力伝達室3に対する加圧力が低下してしまうため、ピ
ストン7が最も作動油タンク18側に位置した時に開く
通路22を設けることによってこのような圧力の低下を
防いでいる。
リーブ9とピストン7との間から作動油が漏洩すると、
動力伝達室3に対する加圧力が低下してしまうため、ピ
ストン7が最も作動油タンク18側に位置した時に開く
通路22を設けることによってこのような圧力の低下を
防いでいる。
【0076】ダイアフラム1は、ピストン7が動力伝達
室3側に移動した時にはダイアフラム室2側に変形し、
ピストン7が作動油タンク18側に移動した時には動力
伝達室3側に変形するよう構成されているが、ピストン
7が最も動力伝達室3側に位置した時に、ダイアフラム
1が完全にダイアフラム室2側に変形しきれていない場
合も考えられ、このような時には、上述した通路22か
ら作動油がダイアフラム1が変形しきれていない分だけ
余分にシリンダ室6内に流入してしまう。
室3側に移動した時にはダイアフラム室2側に変形し、
ピストン7が作動油タンク18側に移動した時には動力
伝達室3側に変形するよう構成されているが、ピストン
7が最も動力伝達室3側に位置した時に、ダイアフラム
1が完全にダイアフラム室2側に変形しきれていない場
合も考えられ、このような時には、上述した通路22か
ら作動油がダイアフラム1が変形しきれていない分だけ
余分にシリンダ室6内に流入してしまう。
【0077】この状態でピストン7が動力伝達室3側に
移動すると、シリンダ室6内及び動力伝達室3内に過剰
に圧力がかかってしまい、最悪の場合、破損してしまう
ことが考えられる。
移動すると、シリンダ室6内及び動力伝達室3内に過剰
に圧力がかかってしまい、最悪の場合、破損してしまう
ことが考えられる。
【0078】このような事態を防ぐためにシリンダ室6
には、安全弁としてリリーフ弁21を備えた導油路11
aが設けられている。このリリーフ弁21は、シリンダ
室6内の最大圧力値が予め定めた値よりも大きくなる場
合に自動的に弁を開いてシリンダ室6内部の作動油を放
出し、シリンダ室6内部の最大圧力値が予め定めた値を
越えないように調整している。
には、安全弁としてリリーフ弁21を備えた導油路11
aが設けられている。このリリーフ弁21は、シリンダ
室6内の最大圧力値が予め定めた値よりも大きくなる場
合に自動的に弁を開いてシリンダ室6内部の作動油を放
出し、シリンダ室6内部の最大圧力値が予め定めた値を
越えないように調整している。
【0079】これにより、ダイアフラム1に対し常に一
定の押圧力が与えられるようになっている。従って、ダ
イアフラム室2内の圧力変化により搬送される液体も一
定の力で押圧されて搬送されることとなる。
定の押圧力が与えられるようになっている。従って、ダ
イアフラム室2内の圧力変化により搬送される液体も一
定の力で押圧されて搬送されることとなる。
【0080】更に、第3ブロック部Cは、第2ブロック
部B上に積層して配置されており、作動油を保持する作
動油タンク18内に、作動油タンク18の外部に設けら
れた軸受15a、15bにより支承され外部のプーリ1
7により回転駆動される回転駆動軸16と、この回転駆
動軸16に固定されてピストンを往復運動させる偏心円
カム機構13、23とを備えている。
部B上に積層して配置されており、作動油を保持する作
動油タンク18内に、作動油タンク18の外部に設けら
れた軸受15a、15bにより支承され外部のプーリ1
7により回転駆動される回転駆動軸16と、この回転駆
動軸16に固定されてピストンを往復運動させる偏心円
カム機構13、23とを備えている。
【0081】偏心円カム機構13、23は、偏心円13
と、この偏心円13の外周壁に沿って周設されたニード
ルベアリング23とを備えている。このニードルベアリ
ング23は、アウターレース23bとインナーレース2
3cとの間にニードル23aを挟み込んだ構成となって
おり、アウターレース23bの外周壁が、ピストン7の
最上部と接触している。
と、この偏心円13の外周壁に沿って周設されたニード
ルベアリング23とを備えている。このニードルベアリ
ング23は、アウターレース23bとインナーレース2
3cとの間にニードル23aを挟み込んだ構成となって
おり、アウターレース23bの外周壁が、ピストン7の
最上部と接触している。
【0082】偏心円13はその回転中心を偏心した位置
に備えたものであるため、偏心円13の回転中心からピ
ストン7の最上部までの距離が最長である時にピストン
7をシリンダ室6側に押圧し、偏心円13の回転中心か
らピストン7の最上部までの距離が最短である時にシリ
ンダ室6側に押圧するのをやめることになる。
に備えたものであるため、偏心円13の回転中心からピ
ストン7の最上部までの距離が最長である時にピストン
7をシリンダ室6側に押圧し、偏心円13の回転中心か
らピストン7の最上部までの距離が最短である時にシリ
ンダ室6側に押圧するのをやめることになる。
【0083】先にも述べたようにピストン7はシリンダ
室6側に押圧されない時はバネ8により押し戻されるた
め、結果としてピストン7が作動油タンク18側に移動
することとなる。すなわち、回転駆動軸16の回転に伴
い、周期的にピストン7を押圧するため、周期的にピス
トン7が往復移動することとなる。
室6側に押圧されない時はバネ8により押し戻されるた
め、結果としてピストン7が作動油タンク18側に移動
することとなる。すなわち、回転駆動軸16の回転に伴
い、周期的にピストン7を押圧するため、周期的にピス
トン7が往復移動することとなる。
【0084】また、ピストン7の往復運動の距離は、偏
心円13の大きさ及び偏心量によって決定されるため、
偏心円13の大きさ及び偏心量を調節することによって
シリンダ室6に対する圧力の大きさを調節することがで
きる。
心円13の大きさ及び偏心量によって決定されるため、
偏心円13の大きさ及び偏心量を調節することによって
シリンダ室6に対する圧力の大きさを調節することがで
きる。
【0085】従って、回転駆動軸16の回転数と偏心円
13の大きさ及び偏心量とを調節することによりシリン
ダ室6内の加圧量及び加圧周期を制御して、結果的に搬
送目的とする液体の導出速度を調整することができる。
13の大きさ及び偏心量とを調節することによりシリン
ダ室6内の加圧量及び加圧周期を制御して、結果的に搬
送目的とする液体の導出速度を調整することができる。
【0086】このように本第二実施例では、ニードルベ
アリングを用いた偏心円カム機構13、23を用い、偏
心円13による偏位を利用してピストン7を往復移動さ
せ、ダイアフラム1を変形させているため、偏心円13
を回転させるプーリ17を高速回転させる必要がなく、
騒音の発生を防ぐことができる。
アリングを用いた偏心円カム機構13、23を用い、偏
心円13による偏位を利用してピストン7を往復移動さ
せ、ダイアフラム1を変形させているため、偏心円13
を回転させるプーリ17を高速回転させる必要がなく、
騒音の発生を防ぐことができる。
【0087】また、管路内部の液体に圧力を伝達する第
1ブロック部A上に、前記管路内部の液体に対して一定
時間毎に圧力を与える第2ブロック部Bと、この第2ブ
ロック部Bに動力を与える第3ブロック部Cとを積層し
た構成としているため、装置全体として従来のものより
もコンパクトである。従って、工場内等において自由に
搬送ラインを設計することができる。
1ブロック部A上に、前記管路内部の液体に対して一定
時間毎に圧力を与える第2ブロック部Bと、この第2ブ
ロック部Bに動力を与える第3ブロック部Cとを積層し
た構成としているため、装置全体として従来のものより
もコンパクトである。従って、工場内等において自由に
搬送ラインを設計することができる。
【0088】
【発明の効果】このように本発明のダイアフラムポンプ
は、動力源として偏心円カムを用いているため、回転駆
動軸の回転数を低く抑えることができ、騒音の発生を防
ぐことが可能である。
は、動力源として偏心円カムを用いているため、回転駆
動軸の回転数を低く抑えることができ、騒音の発生を防
ぐことが可能である。
【0089】また、第3ブロック構体及び第2ブロック
構体が、第1ブロック構体上に設けられているため、第
3ブロック構体及び第2ブロック構体を配置するための
特別な場所を設ける必要がない。
構体が、第1ブロック構体上に設けられているため、第
3ブロック構体及び第2ブロック構体を配置するための
特別な場所を設ける必要がない。
【0090】即ち、本発明のダイアフラムポンプは、第
1ブロック構体、第2ブロック構体及び第3ブロック構
体を積層して一体化した構成としているため、広大なス
ペースを必要とせず、自由に搬送ラインを設計すること
が可能である。
1ブロック構体、第2ブロック構体及び第3ブロック構
体を積層して一体化した構成としているため、広大なス
ペースを必要とせず、自由に搬送ラインを設計すること
が可能である。
【図1】本発明のダイアフラムポンプの第一実施例を示
す概略説明図である。
す概略説明図である。
【図2】本発明のダイアフラムポンプの第二実施例を示
す概略説明図である。
す概略説明図である。
【図3】従来のダイアフラムポンプの概略構成を示す回
路図である。
路図である。
【図4】従来のダイアフラムポンプの説明図である。
A 第1ブロック部 B 第2ブロック部 C 第3ブロック部 1、31 ダイアフラム 2、32 ダイアフラム室 3、33 動力伝達室 4a、4b、34a、35a 逆止弁 5a 入口ポート 5b 出口ポート 6 シリンダ室 7 ピストン 8 バネ 9 スリーブ 10 逆止弁 11a 導油路 11b 給油路 11c 導油口 13 偏心円 14 ボール 15a、15b 軸受 16 回転駆動軸 17 プーリ 18 作動油タンク 21 リリーフ弁 22 通路 23a ニードル 23b アウターレース 23c インナーレース 34 第一管路 35 第二管路 36 油圧ポンプ機構 37 モータ 41 ベーンポンプ 41a ポンプシャフト 42 ロータリーバルブ 42a ロータリーバルブの回転軸 43 作動油タンク x、y 挿通孔
Claims (1)
- 【請求項1】 たわみダイアフラムの一方の面側に位置
する圧力伝達室内に油圧作動油を媒体としてピストンの
往復運動を伝達することによりダイアフラムを変形さ
せ、ダイアフラムの他方の面側に位置するダイアフラム
室に入口ポートから吸引した液体を出口ポートから圧送
するダイアフラムポンプであって、 入口ポート、出口ポート、ダイアフラム室を形成する上
面凹部、前記入口ポートから上面凹部へ向かう液体流れ
のみ許容する第1逆止弁、および前記上面凹部から前記
出口ポートへ向かう液体流れのみ許容する第2逆止弁を
備えた第1ブロック構体と、 圧力伝達室を形成する下面凹部、該下面凹部に連通する
シリンダ室、往復運動によって前記シリンダ室の容積を
増減するピストン、該ピストンを前記シリンダ室の容積
が増加する方向へ常時付勢する弾性部材、前記シリンダ
室に油圧作動油を満たすための導油路、および前記シリ
ンダ室から前記導油路へ逆流する作動油流れを阻止する
第3逆止弁を備えた第2ブロック構体と、 前記第1ブロック構体と前記第2ブロック構体との間に
周縁シールパッキンを介して挟持され、前記上面凹部と
前記下面凹部との間を仕切るたわみダイアフラムと、 前記第2ブロック構体に積層された状態で、前記ピスト
ンの頭部露呈部分を含むように前記第2ブロック構体上
に作動油タンク室を形成するキャビティ、該キャビティ
に連通する給油口、前記キャビティと前記第2ブロック
構体の導油路とを連通する給油路、外部から回転駆動さ
れる回転駆動軸、該回転駆動軸を前記キャビティ内に延
在するように支持する軸受、および前記回転駆動軸に固
定されて前記ピストンを往復運動させる偏心円カムを備
えた第3ブロック構体、とを備えたことを特徴とするダ
イアフラムポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8448595A JP2920734B2 (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | ダイアフラムポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8448595A JP2920734B2 (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | ダイアフラムポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08254184A true JPH08254184A (ja) | 1996-10-01 |
JP2920734B2 JP2920734B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=13831962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8448595A Expired - Fee Related JP2920734B2 (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | ダイアフラムポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2920734B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104587556A (zh) * | 2015-01-14 | 2015-05-06 | 杨力 | 隔膜泵式内动力输液器 |
-
1995
- 1995-03-17 JP JP8448595A patent/JP2920734B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104587556A (zh) * | 2015-01-14 | 2015-05-06 | 杨力 | 隔膜泵式内动力输液器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2920734B2 (ja) | 1999-07-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |