JPH08252124A - 吊り戸棚 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 キッチンの勝手口の上方の空き空間を利用し
て設置でき、効率よく用品や小物類が収納できる吊り戸
棚を提供する。勝手口の上方に取付けられている。 【構成】 横幅が勝手口の間口幅とほぼ同一となされ、
勝手口の上方に取付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、キッチンの壁面上方に
取付けて用いられる吊り戸棚に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、キッチンに取付けて用いられる吊
り戸棚には、種々の形状や、使い勝手のものが知られて
いる。例えば、実開昭５２−１７３７９号公報には、戸
棚本体の底部に上面開放の小物入れ用箱体を設け、この
小物入れ用箱体を前下がりの傾斜状態に開放し得るよう
にした吊り戸棚が記載されている。又、システムキッチ
ン等においては、シンクの上方に設備される吊り戸棚
は、多くの場合、横方向に複数の吊り戸棚が横方向に連
結されて設けられているのが一般的である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
開昭５２−１７３７９号公報に記載されている吊り戸棚
においては、収納性が配慮されている点は優れている
が、下方に設けられた小物入れが手前側に前下がりに引
き出されてくるとはいえ、傾斜が少なくて目線より上方
にある場合には、背伸びをしないと内容品が確認できな
いといったことや、引き出しの高さが低いと、背が高い
容器類を立てて入れることができないといった不便が残
されている。

【０００４】又、キッチンには、本来多くの用品や小物
が収納されるので、従来のシステムキッチンの吊り戸棚
だけでは、これらのものを全部収納しきれないといった
問題があり、空き空間に別途に吊り戸棚を追加して設け
たいといった要望がある。

【０００５】本発明は、上記のこのような問題点に着眼
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、キッチンの勝手口の上方の空き
空間を利用して設置でき、効率よく用品や小物類が収納
できる吊り戸棚を提供するものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の吊り戸棚におい
ては、横幅が勝手口の間口幅とほぼ同一となされ、勝手
口の上方に取付けられていることを特徴とする。

【０００７】

【作用】本発明の吊り戸棚においては、横幅が勝手口の
間口幅とほぼ同一となされ、勝手口の上方に取付けられ
るようになされているので、キッチンの勝手口の上方の
空き空間を利用して設置でき、効率よく用品や小物類が
収納できる。

【０００８】

【実施例】本発明の吊り戸棚に関し、以下に図面を参照
して説明する。図１は、本発明の吊り戸棚の一例を示す
正面図であり、図２は、図１のＡ−Ａ断面図である。図
１、及び図２において、１は吊り戸棚であり、この吊り
戸棚１は、横長の箱体よりなる戸棚本体１０の前面の開
口１１に手前側に開放される両開きの扉１２、１２が設
けられて構成されている。

【０００９】上記戸棚本体１１は、塩化ビニル合板、或
いはカラー合板が用いられ、左右の側板１１ａ、１１
ａ、天板１１ｂ、底板１１ｃ、及び背板１１ｄにより箱
体となされ、前面の開口１１に扉１２、１２が上下に設
けられ、この扉１２、１２の両側端縁が蝶番１３、１３
により側板１１ａ、１１ａに回動自在に取付けられてい
る。

【００１０】この扉１２、１２には、把手１４、１４が
それぞれに取付けられ、開閉が容易に行えるようになっ
ている。又、戸棚本体１０の内部には、棚板１５が設け
られ、ダボ１６により保持されている。従って、扉１
２、１２を左右に全開することができ、収納物の出し入
れが容易に行え、又、棚板１５が設けられているので、
２段に使うことができ、更に、ダボ孔１７が上下に設け
られているので、収納物の高さによって棚板１５の位置
を上下に変更して対応することができるようになってい
る。

【００１１】背板１１ｄの上方には、吊り戸棚１を壁面
にネジにより強固に固定するため、側板１１ａと背板１
１ｄとの角部にＬ型の補強金具１８が設けられている。

【００１２】図３は、本発明の吊り戸棚の使用例を示す
正面図であり、図４は、図３のＢ−Ｂ断面図である。図
３、及び図４において、２はキッチンの勝手口であり、
この勝手口２には出入りのためのドア３が床面４の上方
に設けられ、間仕切り６側に開くようなっている。

【００１３】上記勝手口２の間口幅Ｗと横幅がほぼ同一
寸法の吊り戸棚１が、ドア３の上端と天井５との間に設
けられた使用れいである。この吊り戸棚１は、図４に示
す図３のＢ−Ｂ断面図のように、ドア３の上方の勝手口
２の内壁パネル７の壁面内側に固定されて設けられてい
る。

【００１４】この吊り戸棚１は、勝手口２のドア枠に隣
接する内壁パネル７のフレーム７ａに、固定されて設け
られた補強桟７ｂの位置に一致するように設けられたＬ
型の補強金具１８により、上記補強桟７ｂにネジ９を用
いて強固に固定され、底板１１ｃの内壁パネル７側の端
部が、内壁パネル７より突き出して設けられたＬ型の受
け金具８により支持されて固定されている。

【００１５】従って、この吊り戸棚１は、キッチンの勝
手口２の床面４より扉１２を開閉して用いることがで
き、勝手口２の上方の壁面を有効に収納場所として活用
することができる。

【００１６】本発明の吊り戸棚は、キッチンや、キッチ
ン以外の場所であっても、上方の壁面に空き空間があれ
ば、取り付けることが可能である。

【００１７】更に、本発明の吊り戸棚は、予め、モジュ
ールを勝手口の間口幅を基準に設定しておくことによ
り、勝手口の上方の壁面に、寸法の割り付け等の配慮な
しに、簡単に取り付けできる利点がある。

【００１８】

【発明の効果】本発明の吊り戸棚においては、横幅が勝
手口の間口幅とほぼ同一となされ、勝手口の上方に取付
けられるようになされているので、キッチンの勝手口の
上方の空き空間を利用して設置でき、効率よく用品や小
物類が収納できる。従って、吊り戸棚として好適に用い
られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の吊り戸棚の一例を示す正面図。

【図２】図１のＡ−Ａ断面図。

【図３】本発明の吊り戸棚の使用例を示す正面図。

【図４】図３のＢ−Ｂ断面図。

【符号の説明】

１ 吊り戸棚 ２ 勝手口 ３ ドア ４ 床面 ５ 天井 ６ 間仕切り ７ 内壁パネル ７ａ フレーム ８ 受け金具 ９ ネジ １０ 戸棚本体 １１ 開口 １１ａ 側板 １１ｂ 天板 １１ｃ 底板 １１ｄ 背板 １２ 扉 １３ 蝶番 １４ 把手 １５ 棚板 １６ ダボ １７ ダボ孔 １８ 補強金具 ２１ 外壁パネル

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 横幅が勝手口の間口幅とほぼ同一となさ
   れ、勝手口の上方に取付けられていることを特徴とする
   吊り戸棚。