JPH08251093A - 世界的マルチ衛星ネットワーク - Google Patents

世界的マルチ衛星ネットワーク

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JPH08251093A
JPH08251093A JP33290895A JP33290895A JPH08251093A JP H08251093 A JPH08251093 A JP H08251093A JP 33290895 A JP33290895 A JP 33290895A JP 33290895 A JP33290895 A JP 33290895A JP H08251093 A JPH08251093 A JP H08251093A
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JP33290895A
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Stamatios V Kartalopoulos
ヴァシリオス カータロポーロス スタマティオス
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AT&T Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/185Space-based or airborne stations; Stations for satellite systems
    • H04B7/18521Systems of inter linked satellites, i.e. inter satellite service

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波数帯域なマルチメディアサービスを支
援可能な衛星ネットワークを提供する。 【解決手段】 世界的な衛星通信ネットワークが開示さ
れている。世界的な衛星通信ネットワークは、複数の極
周囲方向の通信ループと複数の経度方向通信ループから
なる。極周囲方向および経度方向の通信ループは3次元
空間内に形成される。各極周囲方向の通信ループは、極
周囲方向の通信ループ内で隣接した通信するノードと双
方向で通信する、複数のノードを含んでいる。各経度方
向の通信ループは、経度方向の通信ループ内で隣接した
通信するノードと双方向で通信する、複数のノードを含
んでいる。各経度方向の通信ループは、極周囲方向のル
ープと、極周囲方向通信ループおよび経度方向の通信ル
ープの双方に共通のノードを経て通信している。共通の
ノードは、パケット内に含まれた宛先アドレスの関数と
して、極周囲方向の通信ループから前記経度方向の通信
ループに、およびその逆に、受信したパケットを転送す
るためのスイッチからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は一般的には通信ネットワークに
関し、より詳しくは、世界的なマルチ衛星通信ネットワ
ークに関するものである。
【0002】
【従来技術】世界的なマルチメディアおよびパーソナル
通信サービス(PCS)における爆発的な増加(既存お
よび予想)をアドレスするために、国家部門および個人
部門の双方において、マルチ衛星通信ネットワークが提
案されている。これを有効とするためには、衛星ネット
ワークサービスは、ネットワーク内の1つまたはそれよ
り多くの衛星が故障した場合でも、連続的な、エラーな
しの、および中断されることがない、高いスループット
の伝送を提供するものでなければならない。これは、故
障した衛星を修理することは、「天文学的」に近い接近
費用のため、非常に高価であることによる。この結果、
故障許容性、災害回避性、ならびにネットワーク存続性
が、あらゆる衛星ネットワークアーキテクチャにおける
重要な特性となる。
【0003】通信衛星は軍事および個人部門において多
くの年数にわたって使用されている。現在までに、多く
の異なる衛星システムが存在し、また計画されている。
【0004】衛星システムと衛星ネットワーク(つま
り、衛星のネットワーク)とは区別されるべきである。
図1は例示的な衛星システム101を示したものであ
る。一般的には、衛星システム101は1つまたはそれ
より多くの衛星104から構成され、また複数の(地球
102の表面に位置した)地球局106を有している。
これらの地球局106のそれぞれは、宇宙空間における
1つまたは2つの衛星104を「見」ている。衛星10
4は信号再生器である。情報は以下のように衛星システ
ム101を通って送信される。信号は地球局106Aか
らアップリンクされる。この信号は衛星104Bにより
受信され、衛星104Bはこの信号を、地球局106A
から数千マイル離れて位置する他の地球局106Bにダ
ウンリンクする。宇宙空間に多数の衛星104を配置し
て地球を囲むことことにより、地球局106と衛星10
4の間のホッピングアップおよびダウンをすることで、
発信元の地球局から非常に離れた場所(例えば、地球の
裏側にある)に信号を送信することが可能となる。
【0005】衛星システムには長所と欠点がある。欠点
は、伝送遅延、エコー、大気による多重の信号歪(multi
ple atmospheric singal distortion)、トラフィック容
量の制限、故障の非許容性、ならびにジャミングの可能
性である。なお、衛星システムでは、衛星間通信は行わ
れない。
【0006】チャネル(およびトラフィック)容量を増
加するため、またジャミングの可能性を克服するため、
衛星システムにおけるコンピュータを基盤とする衛星
が、技巧を凝らした多ビームアンテナ技術とともに展開
されている。多ビームアンテナにより多数の固定された
スポットビームを走査ビームと同様に持つことが可能と
なり、またコンピュータの制御下では異なる周波数にお
いて衛星がデータチャネルを異なるデータ速度で、また
異なるアンテナビームを介して自動操作でセットアップ
することが可能になる。
【0007】トラフィック容量、故障許容性およびジャ
ミングにアドレスする異なる衛星システムのアーキテク
チャでは、単一の衛星の代わりに、技巧を凝らした衛星
のクラスタを利用している。一例として、ループス(LOO
PUS)は、ドイツ連邦共和国の業界の主導にしたがって計
画された非常に傾斜した楕円軌道において9つの衛星を
備えた衛星システムである。このシステムは、給電装置
(feeder)に対して14/11GHzの周波数範囲で、また移動
リンクに対して14/12GHzで動作するビームを利用する
ために計画されており、各衛星は2、000Kbps(キロビッ
ト/秒)の速度チャネルでスイッチでき、領域あたり4、
000から6、000のチャネルに再構成可能である。なお、ク
ラスタ内の衛星は互いに通信しない。
【0008】衛星ネットワークは、最近開発された衛星
通信アーキテクチャである。図2は衛星ネットワーク2
02を例示したものであり、複数の静止衛星206が宇
宙空間内で地球204の周囲に位置決めされている。ア
ップリンクとダウンリンクの能力に加えて、ネットワー
ク202内の各衛星206は、衛星間リンク(LSI)
210上で互いに通信することができる。このアーキテ
クチャによれば、地球局208Aが信号をアップリンク
し、これは衛星206Bにより受信される。信号は、宛
先(目的地)に到達するまで、衛星間リンク210を介
して衛星から衛星を移動する。
【0009】衛星ネットワークを構築するために典型的
には3つの異なる提案がなされている。1つの提案は、
低い軌道の衛星を使用することを含むものである。低い
軌道の衛星は打ち上げが容易であり、また比較的遅延が
短いが、大きな地上からの追跡が必要であり、特に衛星
間の追跡が必要となり、また比較的寿命が短い。2つ目
の提案としては、静止衛星を使用することを含むもので
ある。静止衛星は打ち上げにより費用がかかり、また比
較的遅延が長いが、地上からおよび衛星間の追跡が容易
であり、寿命が比較的長い。3つ目の提案は、最初の2
つの提案の多くの長所を組み合わせたものであり、「Mo
lniya」や「Tundra」のように、環状の傾斜した地球と
同期した擬似性静止軌道の衛星を採用したものである。
【0010】衛星ネットワークは(長距離通信に対して
衛星システムと比べたときには)、伝送遅延およびエコ
ーが少なく、トラフィック容量を増大し、またジャミン
グを受けにくい。よって、音声、双方向データ、双方向
ビデオ、私的な通信チャネル、およびPCSのようなリ
アルタイムの双方向のマルチメディアサービスに対して
は、従来の衛星システムよりもより適している。
【0011】衛星ネットワークはいくつか計画されてい
る。良く知られている計画された衛星ネットワークは、
米国政府のMILSTAR衛星プログラムであり、これはアッ
プリンクとダウンリンク(UL/DL)に対してEHF
およびUHFの範囲で、また衛星と衛星のデータ伝送に
対しては60GHzの横軌道リンクで動作するFEP(FLTSTA
EHF Package)アンテナを有している。他の計画された
衛星ネットワークは、DARPAのLightSatネットワーク、
米国の空軍のReserveネットワーク、米国海軍のSPINSAT
ネットワーク、およびモトローラ社のIridumネットワー
クである。
【0012】伝統的な衛星システムに対する改良点を挙
げてきたが、これらの従来の衛星ネットワークには多く
の欠点がある。特に、これらの衛星ネットワークは故障
許容性、災害回避性、並びにネットワークの存続性が改
良されていない。同様に、これら従来の衛星ネットワー
クは、世界的な継ぎ目のない相互通信する衛星の包み込
みグリッド(wrap-around grid)でないので、完全な「空
におけるネットワーク」を形成していない。
【0013】よって、故障許容性、災害回避性、並びに
ネットワーク存続性に優れ、また完全な「地球の回りの
空におけるネットワーク」を形成することができる、衛
星ネットワークが必要とされている。
【0014】更に先に進む前に、特定の地球通信ネット
ワークについての簡単な説明を例示する。マンハッタン
・ファイバ・データ分散インターフェース(Manhattan F
iber Data Distributed Interface)(ループ構造を有す
るマンハッタンネットワーク(Manhattan Street Networ
k(MSN)with Loop Architecture、あるいは単にマンハッ
タンネットワーク(Manhattan Network)と称される)
は、ローカルエリアネットワークを使用することを考慮
したネットワークである。マンハッタンネットワーク
は、エス・ヴィ・カータロポウロス(S.V.Kartalopoulo
s)による「マンハッタンファイバデータ分散インターフ
ェースネットワーク構造(The Manhattan Fiber Data Di
stributed Interface Network Architecture)」(グロ
ーブコム1990年会議の議事録(Proceeding of the Globe
com '90 Conference)、サンディエゴ(San diego)、1990年
12月2〜5日、第141〜145頁)のような、多くの一般的
に入手可能な書籍に説明されている。また、エヌ・エフ
・マックセンチャンク(N.F.Maxemchunk)による「ローカ
ル及びメトロポリタンネットワークにおける正規メッシ
ュトポロジ(Regular Mesh Topologies in Local and Me
tropolitan Area Networks)」、AT&Tベル研究所テクニ
カルジャーナル(AT&T Bell Laboratories TechnicalJou
rnal)、1985年9月、および米国特許第5、289、467号を参
考として組み入れる。
【0015】図3は、マンハッタンネットワーク302
の4×4(4ノードと4ノード)の例を示したものであ
る。このマンハッタンネットワーク302は、16のノ
ード304を有し、各ノード304は個々にその(行、
列)により識別される。
【0016】マンハッタンネットワーク302は、水平
な平行なループ306の組と垂直な平行なループ308
の組を含むメッシュネットワークである。垂直なループ
306はノード304において垂直なループ308と交
差し接続している。
【0017】各ノード304は2つの入力ポートと2つ
の出力ポートを含んでいる。各ノード304は、そのい
ずれかの入力ポートからデータパケットを受信し、また
そのいずれかの出力ポートを経てデータパケットを送信
することができる。よって、各ノード304は水平なル
ープ306から垂直なループ308に、およびその逆
に、データパケットを転送することができる。
【0018】マンハッタンネットワーク302は分散制
御を有している。特に、マンハッタンネットワーク30
2内の各ノード304は、どのようにパケットを経路選
択するか(つまり、パケットの経路選択性)についての
自動操作の決定を行う。よって、マンハッタンネットワ
ーク302は送り手のノードから宛先のノードに多くの
可能性のある異なる経路を経てパケットを転送するのに
適している。なお、マンハッタンネットワーク302内
の全てのループ306、308は一方向性である。つま
り、水平なループ306におけるデータの流れは西(Wes
t)から東(East)、あるいはその逆である。垂直なループ
308におけるデータ流れは北(North)から南(South)、
あるいはその逆である(北(North)、南(South)、東(Eas
t)及び西(West)の方向の取決めは例示的な目的だけのた
めに使用されている。)。
【0019】マンハッタンネットワークは、データ配信
可能性がリアルタイムな転送よりも重要である、2つま
たはそれより多いノードの間における高速データ転送に
対するローカルエリアネットワークに最も適している。
しかしながら、新しい高周波数帯域のマルチメディアサ
ービスは、現存の一方向性のデータサービスに加えて、
音声および双方向のビデオ/データを要求している。効
率的な音声および双方向性のビデオ/データサービスに
は、リアルタイムなデータ処理を必要とし、また伝搬遅
延が非常に短い必要がある。このようなサービスはリア
ルタイム通信(記憶および送信の通信に対抗して)と呼
ばれる。マンハッタンネットワークは、その一方向性の
特性のために、パケットを常に最も有効な経路で配信す
ることができない。例えば、ノード(2、3)がノード
(2、2)にパケットを送信した場合、ノード(2、
2)と(2、3)が互いにすぐ隣にあるものでも、パケ
ットはノード(2、4)を含む水平なループを全て回っ
て移動してノード(2、2)に到達する。
【0020】マンハッタンネットワークは常に最も有効
な経路でパケットを配信することができないので、マン
ハッタンネットワークを使用したときにはリアルタイム
の通信は保証されない。この結果、マンハッタンネット
ワークは高周波数帯域なマルチメディアサービスを十分
に支援することができない。
【0021】
【発明の概要】本発明は、簡潔に説明すれば、複数の極
周囲方向の通信ループと複数の経度方向通信ループから
なる世界的な衛星通信ネットワークについてのものであ
る。極周囲方向および経度方向の通信ループは3次元空
間内に形成される。
【0022】各極周囲方向の通信ループは、極周囲方向
の通信ループ内で隣接した通信するノードと双方向で通
信する、複数のノードを含んでいる。各経度方向の通信
ループは、経度方向の通信ループ内で隣接した通信する
ノードと双方向で通信する、複数のノードを含んでい
る。
【0023】各経度方向の通信ループは、極周囲方向の
ループと、極周囲方向通信ループおよび経度方向の通信
ループの双方に共通のノードを経て通信している。共通
のノードは、パケット内に含まれた宛先アドレスの関数
として、極周囲方向の通信ループから前記経度方向の通
信ループに、およびその逆に、受信したパケットを転送
するためのスイッチからなる。
【0024】本発明のその他の特徴と長所、並びに本発
明の種々の実施の形態の構造と動作は、以下に添付図面
を参照して詳細に説明する。図面において、同一ないし
機能的に類似した構成要素は同じ符号をつけた。
【0025】
【発明の詳細な記述】本発明は、世界的なマルチ衛星ネ
ットワーク(GSN)に関するものである。GSNは故障許容
性、災害回避性、ネットワーク存続性、およびトラフィ
ック容量特性が優れている。GSNは双方向性のメッシュ
ネットワーク(MSN)、あるいはbi-MSNと称される地球上
の通信に基づいている。bi-MSNは、エス・ヴィ・スタマ
シオス(Stamatios V.Kartalopoulos)による、代理人番
号S.V.Kartalopoulos 6(147
0.0720000)の「双方向性メッシュネットワー
ク(Bidirectional Mesh Network)」と題された係属中の
米国出願に記載されており、この記載を本明細書に組み
入れる。さきに進む前に、bi-MSNについて簡単に説明す
る。
【0026】1.双方向性のメッシュネットワーク(bi-
MSN) bi-MSNは高いチャネル/帯域幅容量、高い効率、故障許
容性、およびネットワーク存続性を有している。よっ
て、bi-MSNは広周波数帯域のマルチメディアサービス
(つまり、リアルタイム通信)を支援することができ
る。
【0027】図4はM×Nの例のbi-MSN402を例示し
たものである。図4に示された例において、MとNの双
方は4に等しい。しかしながら、MとNは他の値でも良
く、またMはNと同じである必要はない。
【0028】bi-MSN402は16のノード404を有
し、各ノード404は個々にその(行、列)により識別
される。bi−MSN402内のノード404は離れて
プログラム可能であり、再構成可能であって、このため
bi−MSN402はインテリジェントなネットワーク
である。
【0029】bi-MSN402は、水平で平行なループ40
6の組と垂直で平行なループ408の組を含むメッシュ
ネットワークである。水平なループ406はノード40
4において垂直なループ408と交差し接続している。
なお、水平および垂直という用語は説明目的で使用され
るもので、好ましい例を示したものである。互いに交差
する、ループ406と408は、90°の角度で互いに
オフセットされている。同様に、ループ406は互いに
正確に平行である必要はない。同じく、ループ408は
互いに正確に平行である必要はない。
【0030】各ノード404は、北(north)入力ポー
ト、南(South)入力ポート、東(East)入力ポート、並び
に西(West)入力ポートと呼ばれる、4つの入力ポートを
含んでいる。同様に、各ノード404は、北(north)出
力ポート、南(South)入力ポート、東(East)出力ポー
ト、並びに西(West)出力ポートと呼ばれる、4つの出力
ポートを含んでいる。これらの入力ポートと出力ポート
の名称はそれらが接続されるリンクを識別している。こ
こで、例えば、ノード(2、1)について考察する。そ
の北(north)入力ポートと出力ポートは、ノード(1、
1)のすぐ南に位置するリンクに接続されている(この
リンクはノード(2、1)をノード(1、1)に接続す
る。)同様に、その西(West)入力ポートと出力ポート
は、ノード(2、4)のすぐ東に位置するリンクに接続
されている(このリンクはノード(2、1)をノード
(2、4)に接続する)。
【0031】各ノード404はそのいずれかの入力ポー
トからデータパケットを受信し、またデータパケットを
そのいずれかの出力ポートを経て送信することができ
る。なお、ノード404を互いに接続するリンクは双方
向性である。よって、各ノード404は、あらゆる方向
において水平なループ406から垂直なループ408
に、およびその逆に、データパケットを転送することが
できる。ノード(2、3)がノード(2、2)にデータ
パケットを伝送する場合を考える。リンクはbi-MSN内に
おいて双方向性であるので、このデータ伝送は単一のリ
ンクを経て行われる(つまり、ノード(2、3)はパケ
ットをその西(West)出力ポートを経て伝送し、またノー
ド(2、2)はその東(East)入力ポートを経てパケット
を受信する)。
【0032】bi-MSN402は分散制御を有している。特
に、bi-MSN402内の各ノード404は、パケットがど
のようにして経路選択されるか(つまり、パケットの経
路選択性)についての自動操作の決定を行う。
【0033】ノード404を互いに接続するbi-MSM40
2内のリンクは、ファイバ、ケーブル、撚り線、あるい
は無線などの、既存ないし適切な伝送媒体である。伝送
媒体の選択は実施形態に依存するものであり、伝送技術
(時分割多重アクセス、TDMA、周波数分割多重アクセ
ス、FDMA、コード分割多重アクセス、CDMAなど)、チャ
ネル容量、伝送速度、ノード間の距離などの、多くの要
因によって決定される。bi-MSN402は優れたネットワ
ーク存続性を示す。bi-MSN402は、単一、多重、また
はクラスタのノード故障でも存続することができる。bi
-MSN402内のノード404の1つまたはそれより多く
のクラスタが故障した場合、bi-MSN402は影響を受け
た領域を避け、影響を受けないノード404からなる経
路を経て、2つまたはそれより多くのノード404の間
の通信経路を確保することができる。
【0034】2.世界的マルチ衛星ネットワーク(GS
N)の概要 上記したように、本発明の世界的マルチ衛星ネットワー
ク(GSN)は、上記で説明したbi-MSNと呼ばれる、双
方向メッシュネットワーク(MSN)に基づくものであ
る。4×4の例のGSN502を図5に概念的に示し
た。GSN502は、3次元空間内にマップされたbi
−MSNと類似している。
【0035】特に、GSN502は水平なループ(経度
方向のループとも称される)506の組と垂直なループ
(極方向のループとも称される)508の組を含んでい
る。経度方向のループ506は互いに略平行であり、ま
た極周囲方向のループ508は互いに略平行である。こ
こで、経度方向のループ506と極周囲方向のループ5
08は3次元空間内に投影されている。経度方向のルー
プ406はノード404において極周囲方向のループ4
08に交差し接続している。
【0036】各経度方向のループ506は各極周囲方向
のループ508と正確に1度だけ交差している。同様
に、各極周囲方向のループ508は各経度方向のループ
506と正確に1度だけ交差している。各交差点にはノ
ードが設けられており、ノードは衛星として構成され
る。したがって、GSN502は3次元の衛星のグリッ
ドを示す。
【0037】図6Bに、球面の周囲にマップした4×4
のGSN604の例を示した。本発明によれば、GSN
604は地球602の回りで中心決めされている。よっ
て、GSN604は地球602を取り巻く衛星グリッド
ネットワークである。より詳しくは、GSN604は、
地球602の周囲に東(East)−西(West)および北(nort
h)−南(South)方向に形成された継ぎ目のない球形の衛
星のグリッドである。
【0038】本発明によれば、各ノード504(つま
り、衛星)は、北(north)入力ポート、南(South)入力ポ
ート、東(East)入力ポート、西(West)入力ポート、並び
にアップリンク入力ポートと呼ばれる、5つの入力ポー
トを含んでいる。同様に、各ノード504は、北(nort
h)出力ポート、South出力ポート、東(East)出力ポ
ート、西(West)出力ポート、並びにアップリンク出力ポ
ートと呼ばれる、5つの入力ポートを含んでいる。
【0039】各ノード504は地上局(地球極とも呼ば
れる)と、またそれらのそれぞれの4つの隣接する衛星
とそれらの入力ポートおよび出力ポートを介して通信す
る。したがって、これらのノード504は同様に交差相
互接続されたGSNノードをも呼ばれる(しかしなが
ら、全てのノード504は4つの隣接するノードまたは
地上局と通信する必要はない。ノードの接続性は特定の
衛星のトラフィック要件および衛星の位置決めに依存す
る。)。
【0040】なお、ノード504はそれに隣接した全て
のノードと通信しない。その代わりに、ノード504は
4つの隣接するノード(これらのノードは参照目的で
「隣接して通信するノード」を称される。)と通信す
る。これらの隣接して通信するノードの2つは、ノード
504、および極周囲方向のループ508内でその前と
後のように、同じ極周囲方向のループ508内にある。
他の2つの隣接して通信するノードは、ノード504、
および経度方向のループ506内でその前と後のよう
に、同じ経度方向のループ506内にある。例えば、ノ
ード(2、2)の4つの隣接して通信するノードは、ノ
ード(2、1)、ノード(2、3)、ノード(1、
2)、並びにノード(3、2)である。
【0041】各ノード504はそのいずれかの入力ポー
トからのデータパケットを受信し、またこれらのデータ
パケットをそのいずれかの出力ポートを経て経路決定お
よび再送することができる。なお、ノード504の間の
リンクは双方向性である。よって、各ノード504は、
いずれかの方向において経度方向のループ506から極
周囲方向のループ508に、またその逆に、データパケ
ットを転送することができる。ノード(2、3)がパケ
ットをノード(2、2)に転送したい場合を考える。G
SN604内においてはリンクは双方向性であるので、
このデータ転送は、単一のリンク上で、直接ノード
(2、3)からノード(2、2)に行われる。
【0042】図6AはGSN604内における衛星50
4の軌道を示したものである(これらの軌道は図6Bに
おいて方向矢印503でも示した)。この実施の形態で
は、軌道は極周囲方向のループ508に対応している。
以下のセクションで説明するように、他の軌道形態も可
能である。
【0043】本発明によれば、各経度方向のループ50
6における衛星は、互いに同期して移動しており、各経
度方向のループ506は常に同じ衛星504から構成さ
れる。しかしながら、各経度方向のループ506は、異
なる時間点において異なる位置としても良い。例えば、
時間t1において、経度方向のループ506Aは図6B
に示した位置にある。時間t2においては、経度方向の
ループ506Aは、時間t1において経度方向のループ
506Bにより占められた位置にある。時間t3におい
ては、経度方向のループ506Aは、時間t1において
経度方向のループ506Cにより占められていた位置に
ある。時間t4においては、経度方向のループ506A
は、時間t1において経度方向のループ506Dにより
占められていた位置にある。本発明は、隣接する衛星が
互いに自動的に捕捉し追跡するための公知の捕捉および
追跡システム並びに手順を採用している。
【0044】図7は、本発明の他の実施の形態によるG
SN702を示したものである(いくつかのノードは図
示していない)。このGSN702は極周囲方向の半分
のループの組により交差された経度方向のループの組か
ら構成される。この実施の形態では、極周囲方向の領域
はノードを持つか持っていない。極周囲方向の領域はそ
れらの近接して位置するノードによりカバーされてい
る。
【0045】3.世界的なマルチ衛星ネットワーク(G
SN)の特徴と特性 GSNの通信特徴と性能を以下に説明する。
【0046】3.1 ネットワーク効率 以下のセクションでは、パケット配信性、ネットワーク
伝播遅延、ネットワーク輻輳、並びにフロー制御が説明
されている。
【0047】3.1.1 GSNにおけるパケット配信
性 このセクションでは、本発明のGSNにおいて異なる利
用可能な経路の観点から、データパケットの配信性につ
いて考察する。比較のため、まずN×Nのマンハッタン
ネットワークを考える。このマンハッタンネットワーク
において、送り手ノードと宛先ノードの間における同じ
ノードに2度行くことなしにチャネルあたりの可能な経
路の全部の数は、約N!(N−1)!である。
【0048】ここで、N×NのGSNを考察する。GS
Nの双方向性の特性ために、可能な経路の数はNの増加
とともにより急激に増大する(マンハッタンネットワー
クと比べた場合)。例えば、2×2のGSNでは可能な
経路は8であり、3×3のGSNでは可能な経路は17
6となり、また4×4のGSNでは1592となる。
【0049】よって、GSNにおけるノードの数の増加
とともに、GSNの配信性が指数的に急激に増大する。
これらの経路のいくつかは複雑であり、通常の環境では
最適でない。しかしながら、大きなネットワークにおい
ていくつかのノードが故障した場合には、これらの複雑
な経路もパケットの配信性において重大な役目を果た
す。
【0050】3.1.2 エンド・ツー・エンドの伝播
遅延 長いホールの衛星ネットワークでは、データパケットの
エンド・ツー・エンドの伝播遅延(送り手から宛先)
は、UL/DL(アップリンク/ダウンリンク)の衛星
遅延、並び衛星ネットワークと伝送方式(TDMA、FDMA)
を含む、双方の端末での地上のネットワークにおける遅
延の合計である。典型的な衛星の伝送遅延(round trip
delay)は、軌道のタイプに依存して、数十から数百ミリ
秒だけ変化する。例えば、静止衛星に対する伝送遅延は
約270ミリ秒である。
【0051】衛星ネットワークの遅延は、選択された経
路におけるノードの数(よって、衛星間のリンクの
数)、平均的なバッファ占有率ないしノード内の平均的
なキュー長さ、並びに経路における1つのループから他
への伝送の数(例えば、経度方向のループから極周囲方
向のループへの、あるいはその逆の、データパケットの
伝送)に依存する。したがって、パケットを経路決めす
る際に、本発明では、パケットが経度方向のループから
極周囲方向のループにまたは極周囲方向のループから一
度だけ移動する経路を選択するようにしている(これ
は、送り手ノードと宛先ノードが同じループ上にないこ
とを前提としている)。
【0052】ここで、基本遅延要素(dominant delay co
mponent)は、ネットワークにおけるノードの最悪の場合
のエンジニアリングに基づくUL/DLの伝送遅延とキ
ュー遅延(チャネル容量、ユーザ数、チャネル帯域幅、
スロット数)、および伝送方式(例えば、FDMA、TDMA)
である。
【0053】3.1.3 ネットワーク輻輳およびフロ
ー制御 ネットワーク輻輳は、ここではUL/DLチャネル容量
とISL(衛星間リンク)チャネル容量と組み合わせて
考察する。この分析においては、TDMAあるいはCDMA方法
が使用されると仮定する。CDMA(つまり、スペクトル拡
散多元接続)方法は、暗号化および耐ジャンミング特性
が追加されており、民間用途と同様に軍事用途にも適し
ている。
【0054】秒あたりのビット(bps)のリンク容量C
は、公知のシャノンの式C=Wlog(1+S/N)により計算さ
れ、ここでWはHzにおけるチャネルの帯域幅であり、
S/Nは受信器(衛星内)における信号対ノイズの比で
ある。bpsリンク容量とチャネル値あたりのbps(例え
ば、音声チャネルに対しては32Kbps)から、衛星間の
リンクあたりのチャネルの容量nが計算される。
【0055】ISLのチャネル容量を決定するため、ノ
ードあたりのUL/DLのbpsリンク容量C、ISLの
チャネル容量n、ループあたりのノードの数N、並びに
ブロッキングが許可されたチャネルのパーセンテージ、
などのネットワークパラメータが知られている。Nのノ
ードある1つのループだけ(最も基本的なネットワー
ク)を持ち、各ノードはnのUL/DLのチャネルを持
ち、0%のブロッキングであると仮定した場合、衛星間
リンクのチャネル容量は、n*N/2+INet が、ネッ
トワーク間のパラメータ通信に対して必要な追加のチャ
ネルの最小の数である。ここで、INet はネットワーク
間パラメータ通信において必要な追加のチャネルの小さ
い数である。
【0056】それぞれ同じ数のノードを備えた平行な2
つのループAとBに対して、ループB上のトラフィック
に加えて、トラフィックの50%がループAの各ノード
からループBのノードへ通過すると仮定した場合、ルー
プBにおける最悪の場合のISLチャネル容量は3n/
2*N/2+INet である。衛星ネットワーク内部の異
なる数のループに対する表現である、極周囲方向と経度
方向、および異なる仮定は、上記の説明に基づいて関連
技術分野の当業者にとっては自明である。
【0057】ISLの実際の数により、ノードのスイッ
チング構造容量(switching fabriccapacity)およびネッ
トワークのトラフィック輻輳状態が決定される。ネット
ワークにおける地理的な時間差、季節差などにより、ト
ラフィック輻射は全体の衛星ネットワーク上で発生する
ことはない。一般的には、ネットワークのある部分が輻
輳レベルに接近した場合、ネットワークの他の部分が低
いトラフィックレベルとなり、余分なトラフィックが次
いでネットワークの輻輳された領域から地上に転換さ
れ、また衛星ネットワークの輻輳されていない部分でア
ップリンクがされる。
【0058】3.2 故障許容性 本発明のGSNは、単一、多数、およびクラスタのノー
ド故障について、故障許容性があり、また優れたネット
ワーク残存特性を示す。そのノード故障に対する残存能
力は、双方向特性の結果である、優れたネットワーク経
路選択能力によるものである。GSN内のノードの1つ
またはそれより多くのクラスタが故障したときには、G
SNは影響を受けた領域を避け、影響を受けていないノ
ードを含む経路に沿って2つまたはそれより多くのノー
ドの間の通信を確立することができる。
【0059】例えば、図6に示したGSN604を考察
する。故障した状態では、1つまたはそれより多くのリ
ンクがダウンし、および/または1つまたはそれより多
くのノード504が動作せず、「トラブルのある」領域
をバイパスする代わりの経路が選択される。例えば、ノ
ード(2、3)が故障したと仮定する。与えられた送り
手ノードと宛先ノードに対して、故障したノード(2、
3)により悪影響を受けないノードの間の接続である、
ノード(2、3)を含まない多数の経路が使用可能であ
る。ノードが経路(元の経路を称する)が確立された後
に故障したと仮定する。この場合、代わりの経路が、故
障したノードに物理的により近いノード(元の経路内
の)により選択される。GSNは、故障回避に加えて、
ネットワークの自己治療特性を発揮する。
【0060】3.3 災害回避 本発明のGSNは優れた災害回避特性を発揮する。ノー
ドの1つまたはそれより多くノクラスタが動作不能にな
った場合を仮定する。この場合、GSNは影響を受けた
領域をバイパスし、残りの健在なネットワーク(十分な
接続性が存在しているものと仮定する)を使用して通信
を確立する。
【0061】4.世界的なマルチ衛星ネットワーク(G
SN)の構造と動作 本発明の世界的なマルチ衛星ネットワーク(GSN)を
以下により詳しく説明する。この説明において、図6B
に示したGSN604を参照する。
【0062】4.1 通信リンク このセクションでは、衛星ノード504間のアップリン
ク(UL)とダウンリンク(DL)、並びに衛星ノード
504間のリンク(これは衛星間リンク、ISLsと称
される)の、2つのタイプのリンクを考察する。。
【0063】UL/DLリンクは好ましくは、周波数、
アクセス方法、および衛星通信システムに対して割り当
てられた周波数を実行するプロトコル、並びに標準的な
衛星アクセス技術(例えば、TDMA、FDMA、CDMA)を使用
して実施される。これは、地球を覆う(EC)ビームお
よび/または操作可能ないし固定されたスポットビーム
を含んでいる。このような衛星システムおよび技術は、
公知であり、また、ニューヨークのマックミラン出版社
(MacMilian Publishing Co.)の1986年発行のトリ
ティー.ハ(Tri T.Ha)による「デジタル衛星通信(Digit
al Satellite Communications)」のような、一般に入手
可能な書籍において考察されている。
【0064】衛星間リンクは、好ましくは、レーザを使
用して実施される。衛星間における信号の通信のために
レーザ信号を使用することは公知であり、またダブリュ
ー・イングリシュ(W.English)の「衛星間のレーザ通信
リンクの考察(Study on Intersatellite Laser Communi
cation Links)」(最終報告(Final Report)、ESTEC Cont
ract、No.3555、1979年)、ヴィ・チャン(V.Chan)等によ
る「ISLアプリケーションのための、GaAsレーザを用
いたヘテロダインレーザCOMシステム(Heterodyne la
serCOM Systems Using GaAs Lasers for ISL Applicati
on)」(ICC '83 6月19日ー22日、ボストン、マス(M
ass))、ダブリュ・アール・リーブ(W.R.Leeb)による
「宇宙におけるレーザ通信の見込み(Prospects for las
er communications in space)」(Proc.European Space
Agency(ESA)Workshop onSpace Laser Applications and
Technology、Les Diablerets、1984年3月26日−3
0日(ESA SP−202 1984年5月))、並びに
ジェイ・イー・カウフマン(J.E.Kaufman)およびヴィ・
ダブリュ・エス・チャン(V.W.S.Chan)による「半導体レ
ーザを用いた光ヘテロダイン衛星間リンク(Optical Het
erodyne Intersatellite Links Using Semiconductor l
asers)」(GlobeCom'84年11月26日−29日、アトランタ、
GA、1984年)のような多くの一般に入手可能な書籍に
おいて考察されている。レーザは72,000Kmまで伝送す
ることが報告されている。
【0065】あるいは、ISLsはマイクロ波ビームを
使用して実施される。
【0066】本発明によれば、公知の捕捉および追跡シ
ステムおよび手順が、隣接する衛星が互いに自動的に捕
捉しまた追跡することができるために使用される。捕捉
および追跡システム並びに手順は公知であり、またジョ
ーン・ウイリー・アンド・ソンズ(John Wiley and Son
s)により1989年に発行されたモーガン(Morgan)等による
「通信衛星ハンドブック(Communication Satellite Han
dbook)」のような、多くの一般に入手可能な書籍に説明
されている。
【0067】説明したように、衛星ノード504は公知
の軌道上を、同じ方向に移動する。よって、この共動す
る追跡プロセスは、例えば、航空機と移動する目標との
間で追跡するプロセスと比べて、実施および達成がずっ
と容易である。これは、(a)目標が航空機と共動しな
いこと、(b)目標と航空機が未知の弾道で3次元区間
内を移動することによるものである。
【0068】4.2 衛星ノード 図8は、衛星ノード504のブロックダイヤグラムであ
る。ノード504は、4つの隣接するノード(このノー
ド504と通信する)および地球局から信号を受信する
ための、5つの受信器を含んでいる。ノード504はま
た、4つの隣接するノードおよび地球局に信号を送信す
るための、5つの送信器を含んでいる。受信器812と
送信器814は、公知の適当な通信用の受信器と送信器
を使用して実施される。
【0069】各ノード504は、5nの入力と5nの出
力の空間−時間の通信スイッチ(nは入力/出力あたり
のチャネル数を意味する)を表す、交差接続802(受
信器812と送信器814に接続されている)を含む。
【0070】交差接続802は、北(north)入力ポート
804A、南(South)入力ポート804B、西(West)入
力ポート804C、東(East)入力ポート804D、並び
にアップリンク入力ポート804Eを含んでいる。北(n
orth)入力ポート804A、南(South)入力ポート804
B、西(West)入力ポート804C、東(East)入力ポート
804Dは、ノードの4つの隣接する衛星ノードから信
号を受信する。アップリンク入力ポート804Eはノー
ド504が通信している地球局から信号を受信する。
【0071】交差接続802は、いずれかの入力ポート
804をいずれかの出力ポート806に接続することが
できる。例えば、交差接続802は西(West)入力ポート
804Cを西(West)出力ポート806Cに接続すること
ができる。よって、本発明は、ノードとネットワーク経
路の試験目的のための、ループバックネットワーク能力
を提供するものである。
【0072】交差接続802は制御器808により制御
され、制御器808は好ましくは、コンピュータのソフ
トウェアにしたがって動作する中央処理ユニット(CP
U)である。
【0073】あるいは、制御器808は、例えばハード
ウェア状態のマシン(hardware state machine)を使用し
て、ハードウェア的に実施することもできる。制御器8
08はノード504の全ての機能を制御する。これらの
機能は以下に説明した。これらの機能を達成する際に
は、制御器808は、好ましくはランダムアクセスメモ
リ(RAM)のような、メモリ内に記憶された表であ
る、性能パラメータマップ(PPM)810内に記憶さ
れたデータを参照する。
【0074】制御器808により示されるノード504
による機能性能を、図9に示された機能ブロックダイヤ
グラムを参照して次に説明する。ノード904は、自己
診断916、PPM更新918、並びにパケット経路決
め920の、3つの主要な機能を実行する。これらの機
能916、918、並びに920は互いに並列に実行さ
れる(図9に示したように)が、連続してまたは互いに
別々に実行することもできる。
【0075】自己診断機能916は周期的に実行され
る。ステップ904により示したように、自己診断機能
916は、パケットが入力ノード804に到達した際に
入力ノード804の性能パラメータを監視することを含
んでいる。このような監視性能パラメータは、パケット
エラー速度、輻輳パラメータ、リンクおよびノードの完
全性、遅延パラメータなどを含んでいる。これらの性能
パラメータは各入力ノード804(および受信器812
のような、各入力ノード804に関連した通信回路)の
通信の完全性の尺度となる。ステップ906で示したよ
うに、ノード504はこれらの性能パラメータおよび同
様にノード504の識別子(アドレスのような)を含む
パケットを準備する。パケットが準備される方法は関連
技術における当業者には自明である。ノード504は、
次いでこの性能パラメータのパケットを、他のノードに
同報する(つまり、その全ての出力ポートを介して送信
する)。PPM更新機能918は、ノード504が他の
ノードから性能パラメータのパケットを受信したときに
はいつも実行される。これはステップ908に示したよ
うに、ノード504は他のノードから性能パラメータの
パケットを受信する。
【0076】ステップ910では、ノード504は、そ
の性能パラメータマップ810を更新するために、性能
パラメータのパケット内に含まれた情報を使用する。性
能パラメータマップ810は、GSN604内の他のノ
ードのためのエントリを含んでいる。これらのエントリ
は、それらのノードのための性能パラメータ情報を含ん
でいる。よって、ステップ910の間は、ノード504
は、性能パラメータのパケットを発信した(つまり、送
り手)ノードに対応するPPM810の内部エントリを
更新するために、性能パラメータパケット内に含まれた
情報を使用する。
【0077】PPM810を参照して、機能しているお
よび、入力ポートに問題があるノード、出力ポートに問
題があるなどのノードである、機能していないノードを
識別することが可能となる(これは、問題のノードから
下流側のノードに関連した性能パラメータ情報を参照す
ることにより決定される)。PPM810の使用を以下
にさらに説明する。
【0078】ステップ912では、ノード504は、受
信した性能パラメータのパケットをGSN604内の他
のノードに同報する。このようにして、性能パラメータ
のパケットは、GSN604内のすべてのノードに最終
的に受信される。
【0079】パケット経路決め機能920(フロー制御
機能とも称される)は、ノード540がデータパケット
を受信したときはいつでも、あるいはノード504が新
しいデータパケットを発するときに実行される。パケッ
ト経路決め機能920を実行している間は、ノード50
4は、パケットのソースと宛先、並びにPPM810内
に含まれた情報に基づいて、受信されたデータパケット
を最良に経路選択するかを決定する。
【0080】ノード504がパケット経路決め機能92
0を実行する方法を、図10に示したフローチャート1
002を参照して、より詳細に説明する。フローチャー
ト1002はステップ1004から開始し、制御が直ち
にステップ1006に移行する。
【0081】ステップ1006では、ノード504は、
パケットの宛先アドレスの双方の縦座標がそれ自身のア
ドレスの2つの縦座標に一致するかどうかを決定する
(つまり、ノード504はパケットの宛先かどうかを決
定する)。パケットの宛先アドレスは、パケット自身に
含まれている。次いで、このステップにおいて、ノード
504は宛先のアドレスのためにパケットを読み、これ
は(行、列)として表現され、行と列は宛先アドレスの
て縦座標である。ノード504は宛先アドレスをそれ自
身のアドレスを比較し、また宛先アドレスの行と列の縦
座標がそれ自身のアドレスの行と列の縦座標と一致する
かどうかを決定する。これらの縦座標が一致したなら
ば、ノード504はそれがパケットの宛先であると結論
を出す。この結果、ノード504はパケットを受領し、
また受領したパケットをその関連する地球局にダウンリ
ンクする(ステップ1008;ステップ1020で示し
たように、フローチャート1002はステップ1008
を処理した後に完了する)。
【0082】ステップ1010では、ノード504は、
パケットの宛先アドレスの縦座標の1つがそれ自身のア
ドレスの縦座標の1つと一致するかどうかを決定する。
一致が見付かった場合には、ステップ1012が実行さ
れる。そうでない場合には、ステップ1016が実行さ
れる。例えば、ノード(2、3)が、(4、3)の宛先
アドレスを有するパケットに対してステップ1010を
実行している場合を考察する。この場合には、列の縦座
標が一致し、よってノード(2、3)はステップ101
2を実行する。また、パケットの宛先アドレスが(4、
4)の場合には、一致がなく、よってステップ1016
が実行される(以下に説明する)。
【0083】ステップ1012では、ノード504は、
宛先ノードへの直接的な経路が使用可能かどうかを決定
する。パケットの宛先アドレスの縦座標の1つがノード
504のアドレスの縦座標の1と一致しているので、2
つの直接的な経路の存在が保証されるが、これらの直接
的な経路の1つまたは両方は介在するノードにおける故
障のために使用可能ではない。ノード504はノードに
おける故障をそのPPM118内に含まれた性能パラメ
ータ情報を参照することにより識別する。例えば、ノー
ド(1、3)が、(4、3)の宛先アドレスを有するパ
ケットに対する処理ステップ1012を実行していると
する。ノード(1、3)からノード(4、3)への2つ
の直接的な経路が存在する。最初の経路は、ノード
(1、3)から、ノード(2、3)へ、ノード(3、
3)へ、ノード(4、3)へ進行している。2番目の経
路は、ノード(1、3)からノード(4、3)に進行す
る。介在するノードの故障によりこれらの経路の1つま
たは両方が使用可能でないとする。つまり、ノード
(3、3)が故障したとする。この場合、最初の経路は
利用可能でなくなる。
【0084】ステップ1012では、ノード504は宛
先のノードへの直接的な経路が使用可能であると決定
し、次いでステップ1014で実行される。ステップ1
014では、ノード504はこれらの直接的な経路の1
つを選択し、また次いで選択された経路における次のノ
ードにパケットを送信する。1つの直接的な経路だけが
使用可能である場合には、ノード504はその経路を選
択する。ところが、両方の経路が使用可能でない場合に
は、ノード504は最良の経路を選択する。最良の経路
は、送り手のノード(ソースノード)から宛先のノード
への最短の伝播となる経路として規定される。この場
合、最良の経路は、ノードの最小量を有するものであ
る。上記の例では、ノード(1、3)は、(4、3)の
宛先アドレスを有するパケットに対してステップ101
2を処理し、最良の経路はノード(1、3)からノード
(4、3)であるとする。
【0085】フローチャート1002は、ステップ10
20で示したように、ステップ1014を処理した後に
完了する。
【0086】ステップ1012では、ノード504は、
宛先ノードへの直接的な経路は使用可能でないと決定
し、ステップ1016は完了する。ステップ1016で
は、ノード504は、宛先ノードへの最良の使用可能な
経路を識別し選択する。この考察においては、宛先ノー
ドへの使用可能な経路が少なくとも1つあると仮定して
いる。
【0087】使用可能な経路がない場合には、ノード5
04により行われる動作はパケットのサービスタイプに
依存する。パケットがリアルタイムのサービス(リアル
タイムの音声のような)を含む場合には、パケットはド
ロップされ、接続がドロップされる(ノード504はソ
ースノードにこのことを報告するメッセージを送信す
る)。パケットが非リアルタイムなサービス(データ伝
送の記憶または転送のような)を含む場合には、ノード
504はパケットをそのキュー内に保存し、また経路が
使用可能になった際に、1度だけパケットを後で送信す
る(与えられた時間量の経路にどの経路も使用可能でな
い場合には、パケットはドロップされる)。
【0088】ノード504がステップ1016を実行す
る方法は、図11においてフローチャート1101を参
照して詳細に説明する。フローチャート1101はステ
ップ102で開始し、制御は直ちにステップ1104に
移行する。
【0089】ステップ1104では、ノード504は次
数の変数dを零に初期化する。ステップ1106では、
ノード504は宛先ノードへのすべての使用可能な経路
の次数dを識別する。ループ間の転送を含まない経路の
次数は0である。ループ間の転送は、経度方向のループ
506から極周囲方向のループ506への、あるいはそ
の逆の、パケットの転送である。例えば、ノード(1、
1)がノード(1、3)の宛先のパケットを発信した場
合を考察する。次数0の経路が2つあり、1番目はノー
ド(1、1)からノード(1、2)へノード(1、3)
であり、2番目はノード(1、1)からノード(1、
4)へノード(1、3)である。
【0090】1つのループ間転送を含む場合の経路の次
数は1である。例えば、ノード(4、4)の宛先を有す
るパケットを発するノード(1、1)を考察する。次数
が1である経路は多数あり、1番目はノード(1、1)
からノード(4、1)へノード(4、4)へのものであ
り、2番目はノード(1、1)からノード(1、4)へ
ノード(4、4)へのものであり、3番目はノード
(1、1)からノード(2、1)へノード(3、1)へ
ノード(4、1)へノード(4、2)へノード(4、
3)へノード(4、4)へのものである。関連技術の当
業者には自明なように、次数1の別の経路がある。
【0091】処理時間にはループ間の転送を実行するこ
とが含まれる。よって、伝播遅延を減じるためには、ル
ープ間の転送の数が最小となる経路を選択することが望
ましい。つまり、本発明は、宛先のノードへパケットを
転送するために最小の次数の経路を選択するように動作
するものである(このためにステップ1104において
dを零に初期化した)。
【0092】ここで、ステップ1106において、ノー
ド504は宛先ノードへの次数dの使用可能なすべての
経路を識別する。よって、次数dの経路は存在するが、
ノードおよび/またはリンクにおける故障のために使用
可能ではない。
【0093】また、ステップ1106において、ノード
504は、次数dの経路を識別するときに、パケットが
受信されたループを考察する。例えば、ノード(1、
2)がループ506A上でノード(1、1)からパケッ
トを受信し、またこのパケットがノード(4、4)の宛
先を有するものであると仮定する。ノード(1、2)に
ついて、次数1の経路は、ノード(1、2)からノード
(1、4)へノード(4、4)への経路を含んでいる。
ノード(1、2)からノード(4、2)へノード(4、
4)への経路は、一見、同様に次数1の経路と思える。
しかしながら、これは、1番目は経度方向のループ50
6Aから極周囲方向のループ508Bへ、また2番目が
ノード(4、2)において極周囲方向のループ508B
から経度方向のループ506Dへの2つのループ間の伝
送を含むことから、実際にはこの経路は次数2である。
【0094】決定ステップ1108において説明したよ
うに、次数dの経路が使用可能でない場合には、次いで
ステップ1110が実行される。ステップ1110で
は、dが1だけ増分され、また次いで制御がステップ1
106に移行する。
【0095】この代わりに、次数での1つまたはそれよ
り多くの経路が使用可能であると決定された場合には、
ステップ1112は完了する。ステップ1112におい
て、ノード504は次数dのこれらの使用可能な経路の
1つを選択する。次数dの経路が1つだけ使用可能であ
る場合には、ノード504はその経路を選択する。とこ
ろが、次数dの経路が1つよりも多くある場合には、ノ
ード504は最良の経路を選択する。最良の経路は、元
のノード(ソースノード)から宛先ノードへの伝播遅延
が最短である経路として規定される。この場合、最良の
経路はノードの最少量を有するものである。
【0096】フローチャート1101は、ステップ11
14に示したように、ステップ1112を処理した後に
完了する。
【0097】図10を再度参照して、ステップ1018
では、ノード504はステップ1016において選択さ
れた経路で次のノード(つまり、隣接するノード)にパ
ケットを送信する。フローチャート1002の動作は、
ステップ1020に示したように、ステップ1018の
後に完了する。
【0098】6.世界的マルチ衛星ネットワーク(GS
N)の発展性 通信ネットワークの発展および拡張の能力は、衛星を構
成したり展開する際に非常に多くのコストがかかるため
に常にネットワークを構築する必要があるので、衛星ナ
ットワークにおいては特に重要である。本発明のGSN
は、その非常に柔軟な発展特性のために、非常に有用で
ある。
【0099】GSN内にノードを追加することは比較的
容易である。つまり、ノードは2つの他のノードの間の
既存のループに挿入される。図12にGSN1202の
例を示した。便宜上、GSN1202は図12において
2次元のbi−MSNトポロジー内で示されている。こ
の2次元のトポロジーの3次元のGSNトポロジーへの
マッピングは、上記の説明を参照して関連技術分野の当
業者には自明である。
【0100】このGSN1202では、新しいノード
(3、2)が極周囲方向のループ1208B内に追加さ
れている。対応する新しい経度方向のループ1206C
内には他の衛星のノードはない(後で他の衛星を追加し
てもよい)。よって、新しいノード(3、2)の2つの
西(West)−東(East)のトランシーバは使用不能とされ
る。新しいノードが既存の経度方向のループに追加され
た場合には、その新しいノードの北(north)−南(South)
のトランシーバが使用不能とされる。これらの使用不能
とされたトランシーバは、隣接するノードが後日追加さ
れたときに使用可能となる。
【0101】6.世界的なマルチ衛星ネットワーク(G
SN)の衛星軌道オプション 本発明のGSNにおける衛星ノードのための軌道オプシ
ョンは数多く存在する。2つの軌道オプションを以下に
示した。1つは地上同期し傾斜した環状の軌道のノード
を備えたものであり、他の1つは傾斜した楕円軌道のノ
ードを備えたものである。
【0102】6.1 地上同期し傾斜した軌道 図13に示したように、衛星ノードSが傾斜した地上同
期した環状の軌道で地球の回りを移動している場合を考
察する(図13で「N」は北をさす)。この場合、衛星
Sは地球局からは子午線の北(north)−南(South)および
南(South)−北(north)上を移動しているものとして観測
される。図7に示したようにGSNは、同様な軌道内
に、360°/n(例えば90°)で分離されたより多
くの衛星を配置することによって、また同じ軌道内に多
数の衛星を配置することにより構成することができる。
【0103】6.2 傾斜した楕円軌道 この場合、地上同期でない傾斜した軌道(例えば、Moln
iya)内に衛星はある。よって、衛星は、赤道の回りを
サイン状の動作で地球の回りを移動するものとして地球
からは観測される。また、図7に示したようにGSN
は、同様な軌道内に、360°/n(例えば90°)で
分離されたより多くの衛星を配置することによって、ま
た同じ軌道内に多数の衛星を配置することにより構成す
ることができる。しかしながら、このネットワークの運
動学および複雑さは、先のセクションで説明したものと
は異なるものである。図14は、それぞれ90°離れた
4つの楕円軌道で、各軌道内に4つの衛星がある場合の
例を示したものである(4つの衛星は明確化のために図
示されていない)。
【0104】以上、本発明を種々の実施の形態で説明し
たが、これらは例示のためのもので、限定的なものでは
ない。よって、本発明の範囲はこれら例示的な実施の形
態に制限されるものではなく、添付した請求の範囲によ
り規定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の静止衛星システムの説明図である。
【図2】衛星間リンクを備えた従来の静止衛星ネットワ
ークの説明図である。
【図3】従来のループ構造を有するマンハッタン スト
リート ネットワークの説明図である。
【図4】双方向のメッシュネットワークの説明図であ
る。
【図5】本発明による、世界的マルチ衛星ネットワーク
の説明図である。
【図6A】本発明による、世界的マルチ衛星ネットワー
クの説明図である。
【図6B】本発明による、世界的マルチ衛星ネットワー
クの説明図である。
【図7】本発明による、世界的マルチ衛星ネットワーク
の説明図である。
【図8】世界的なマルチメディアネットワークの一部を
形成する衛星ノードのブロックダイヤグラムである。
【図9】図8のノードの機能ダイヤグラムである。
【図10】各ノードがネットワークを通ってパケットの
経路選択をする方法を示したフローチャートである。
【図11】各ノードがネットワークを通ってパケットの
経路選択をする方法を示したフローチャートである。
【図12】世界的なマルチ衛星ネットワークが拡張され
た態様の説明図である。
【図13】世界的なマルチ衛星ネットワークにおける衛
星ノードの異なる軌道選択の説明図である。
【図14】世界的なマルチ衛星ネットワークにおける衛
星ノードの異なる軌道選択の説明図である。
【符号の説明】
402 bi−MSN 404 ノード 406、408 ループ

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 極周囲方向の通信ループ内における隣接
    するノードとそれぞれ双方向に通信する複数のノードか
    らなる極周囲方向の通信ループ、 経度方向の通信ループ内における隣接するノードとそれ
    ぞれ双方向に通信する複数のノードからなる有極通信ル
    ープであり、前記経度方向の通信ループは前記極周囲方
    向のループと、前記極周囲方向通信ループおよび経度方
    向の通信ループの双方に共通のノードを経て通信してお
    り、 前記極周囲方向および経度方向の通信ループは3次元空
    間内に形成されており、 前記共通のノードは、前記パケット内に含まれた宛先ア
    ドレスの関数として、前記極周囲方向の通信ループから
    前記経度方向の通信ループに、およびその逆に、受信し
    たパケットを転送するためのスイッチからなる世界的マ
    ルチ衛星通信ネットワーク。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の世界的衛星通信ネット
    ワークにおいて、前記極周囲方向の通信ループが、前記
    経度方向の通信ループに実質的に垂直に整列されている
    ことを特徴とする世界的衛星通信ネットワーク。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の世界的衛星通信ネット
    ワークにおいて、前記極周囲方向の通信ループおよび前
    記経度方向の通信ループにおける各ノードが、 関連した地球極および通信する隣接したノードから信号
    を受信するための複数の入力ポート、 前記入力ポートの性能パラメータを監視するための手
    段、 前記各ノードの識別子および前記性能パラメータを含む
    性能パラメータのパケットを発生するための手段、 前記世界的な衛星通信ネットワークにおける全ての他の
    ノードに前記性能パラメータパケットを同報通信するた
    めの手段からなることを特徴とする世界的衛星通信ネッ
    トワーク。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の世界的衛星通信ネット
    ワークにおいて、前記極周囲方向の通信ループおよび前
    記経度方向の通信ループにおける各ノードが、 前記世界的衛星通信ネットワークにおける他のノードか
    らの性能パラメータのパケットを受信するための手段で
    あり、前記性能パラメータのパケットは前記他のノード
    に属する性能パラメータを含み、前記性能パラメータは
    前記他のノードの通信の完全性を示し、および前記性能
    パラメータのパケット内に含まれた前記性能パラメータ
    にしたがって前記他のノードに対応する性能マップにお
    けるエントリを更新するための手段からなることを特徴
    とする世界的衛星通信ネットワーク。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の世界的衛星通信ネット
    ワークにおいて、前記各ノードがまた、 データパケットを受信するための手段、 前記性能パラメータマップに含まれた性能パラメータ情
    報にしたがって前記データパケットをその宛先に経路決
    めするために前記世界的衛星通信ネットワーク内の経路
    を選択するための手段、および前記選択された経路にお
    ける次の隣接した通信するノードに前記データパケット
    を送信するための手段からなることを特徴とする世界的
    衛星通信ネットワーク。
  6. 【請求項6】 極周囲方向の通信ループ内における隣接
    するノードとそれぞれ双方向に通信する複数のノードか
    らなる複数の有極通信ループ、 経度方向の通信ループ内における隣接するノードとそれ
    ぞれ双方向に通信する複数のノードからなる複数の通信
    ループ、 前記極周囲方向および経度方向の通信ループは3次元空
    間内に形成されており、 各経度方向の通信ループは、前記各経度方向の通信ルー
    プと前記各極周囲方向の通信ループの双方に共通なノー
    ドを経て各極周囲方向と通信し、 前記共通のノードは、前記パケット内に含まれた宛先ア
    ドレスの関数として、前記極周囲方向の通信ループから
    前記経度方向の通信ループに、およびその逆に、受信し
    たパケットを転送するためのスイッチからなることを特
    徴とする世界的マルチ衛星通信ネットワーク。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の世界的衛星通信ネット
    ワークにおいて、前記極周囲方向のループが互いに実質
    的に平行に配置され、また前記経度方向の通信ループが
    互いに実質的に平行に配置されていることを特徴とする
    世界的衛星通信ネットワーク。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の世界的衛星通信ネット
    ワークにおいて、前記極周囲方向の通信ループが前記経
    度方向の通信ループに実質的に垂直に整列されているこ
    とを特徴とする世界的衛星通信ネットワーク。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の世界的衛星通信ネット
    ワークにおいて、前記極周囲方向の通信ループおよび前
    記経度方向の通信ループにおける各ノードが、 関連した地球極および通信する隣接したノードから信号
    を受信するための複数の入力ポート、 前記入力ポートの性能パラメータを監視するための手
    段、 前記各ノードの識別子および前記性能パラメータを含む
    性能パラメータのパケットを発生するための手段、 前記世界的な衛星通信ネットワークにおける全ての他の
    ノードに前記性能パラメータパケットを同報通信するた
    めの手段からなることを特徴とする世界的衛星通信ネッ
    トワーク。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載の世界的衛星通信ネッ
    トワークにおいて、前記極周囲方向の通信ループおよび
    前記経度方向の通信ループにおける各ノードが、 前記世界的衛星通信ネットワークにおける他のノードか
    らの性能パラメータのパケットを受信するための手段で
    あり、前記性能パラメータのパケットは前記他のノード
    に属する性能パラメータを含み、前記性能パラメータは
    前記他のノードの通信の完全性を示し、および前記性能
    パラメータのパケット内に含まれた前記性能パラメータ
    にしたがって前記他のノードに対応する性能マップにお
    けるエントリを更新するための手段からなることを特徴
    とする世界的衛星通信ネットワーク。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の世界的衛星通信ネ
    ットワークにおいて、前記各ノードがまた、 データパケットを受信するための手段、 前記性能パラメータマップに含まれた性能パラメータ情
    報にしたがって前記データパケットをその宛先に経路決
    めするために前記世界的衛星通信ネットワーク内の経路
    を選択するための手段、および前記選択された経路にお
    ける次の隣接した通信するノードに前記データパケット
    を送信するための手段からなることを特徴とする世界的
    衛星通信ネットワーク。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の世界的衛星通信ネ
    ットワークにおいて、前記経路を選択する手段が、 前記パケットの宛先アドレスが前記各ノードのアドレス
    と一致するかどうかを決定するための手段、 前記パケットの宛先アドレスが前記各ノードの前記アド
    レスが一致した場合に、前記パケットを受領するための
    手段、 前記パケットが受領されなかった場合に、前記パケット
    の宛先アドレスの1つの縦座標が前記各ノードの前記ア
    ドレスの対応する縦座標に一致するかどうかを決定する
    ための手段、 前記パケットの宛先アドレスの1つの縦座標が前記各ノ
    ードの前記アドレスの対応する縦座標に一致する場合
    に、前記性能パラメータマップに含まれた性能パラメー
    タ情報にしたがって前記各ノードから前記パケットの宛
    先ノードに直接的な経路が使用可能かどうかを決定する
    ための手段、 1つが使用可能である場合に、使用可能な直接的な経路
    を選択するための経路選択手段、および前記パケットを
    前記選択された直接的な経路内の次のノードに送信する
    ための手段からなることを特徴とする世界的衛星通信ネ
    ットワーク。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の世界的衛星通信ネ
    ットワークにおいて、前記経路選択手段がさらに、 直接的な経路が使用可能でない場合に、前記性能パラメ
    ータマップに含まれた性能パラメータ情報にしたがって
    前記各ノードから前記宛先ノードに非直接的な経路を選
    択するための手段、および前記選択された非直接的でな
    い経路内の次のノードに前記パケットを送信するための
    手段からなることを特徴とする世界的衛星通信ネットワ
    ーク。
  14. 【請求項14】 極周囲方向の通信ループ内における隣
    接するノードとそれぞれ双方向に通信する複数のノード
    からなる複数の有極通信ループ、および経度方向の通信
    ループ内における隣接するノードとそれぞれ双方向に通
    信する複数のノードからなる複数の通信ループ、前記極
    周囲方向および経度方向の通信ループは3次元空間内に
    形成されており、各経度方向の通信ループは、前記各経
    度方向の通信ループと前記各極周囲方向の通信ループの
    双方に共通なノードを経て各極周囲方向と通信し、前記
    共通のノードは、前記パケット内に含まれた宛先アドレ
    スの関数として、前記極周囲方向の通信ループから前記
    経度方向の通信ループに、およびその逆に、受信したパ
    ケットを転送するためのスイッチからなる、世界的マル
    チ衛星通信ネットワークにおいて、前記共通のノードに
    おける前記世界的衛星通信ネットワーク内でパケットを
    経路決めするための方法であって、 (1)前記パケットの宛先アドレスが前記共通のノード
    のアドレスと一致するかどうを決定するステップ、 (2)前記パケットの宛先アドレスが前記共通のノード
    のアドレスと一致する場合に、前記共通のノード内の前
    記パケットを受領するステップ、 (3)前記パケットが受領された場合に、前記パケット
    の宛先アドレスの1つの縦座標が前記共通のノードのア
    ドレスの対応する縦座標に一致するかどうかを決定する
    ステップ、 (4)前記パケットの宛先アドレスの1つの縦座標が前
    記共通のノードのアドレスの対応する縦座標と一致する
    場合に、性能パラメータマップに含まれた性能パラメー
    タ情報にしたがって前記共通のノードから前記パケット
    の宛先ノードに直接的な経路が使用可能であるかどうか
    を決定するステップ、 (5)1つの使用可能である場合に、使用可能な直接的
    な経路を選択するステップ、および (6)前記選択された直接的な経路において次のノード
    に前記パケットを送信するステップ、からなる方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の方法において、前
    記ステップ(5)が、 多数の直接的な経路が使用可能である場合に、最小量の
    ノードを含む直接的な経路を選択するステップを含むこ
    とを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載の方法において、
    (6)直接的な経路が使用できない場合に、前記性能パ
    ラメータマップに含まれた性能パラメータ情報にしたが
    って前記共通のノードから前記宛先ノードに非直接的な
    経路を選択するステップをさらに含むことを特徴とする
    方法。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の方法において、ス
    テップ(7)が、 (a)前記共通のノードから前記宛先ノードに次数dの
    全ての経路を識別するステップ、 (b)前記性能パラメータマップに含まれた性能パラメ
    ータ情報にしたがって次数dの前記識別された経路のい
    ずれかが使用可能であるかどうかを決定するステップ、 (c)次数dの前記経路の1つまたはそれより多くが利
    用可能である場合に、次数dの前記利用可能な経路の1
    つを選択するステップからなることを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の方法において、ス
    テップ(c)が、 次数dの多数の経路が使用可能でない場合に、最小量の
    ノードを含む次数dの使用可能な経路を選択するステッ
    プからなることを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 請求項17に記載の方法において、ス
    テップ(7)がさらに、 (d) 次数dの経路が使用可能でない場合に、1だけ
    増分してステップ(a)〜(c)を繰り返すことを特徴
    とする方法。
JP33290895A 1994-12-21 1995-12-21 世界的マルチ衛星ネットワーク Withdrawn JPH08251093A (ja)

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