JPH08250976A - Cr移相回路並びにcr移相回路用位相誤差補正回路 - Google Patents
Cr移相回路並びにcr移相回路用位相誤差補正回路Info
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- JPH08250976A JPH08250976A JP4936995A JP4936995A JPH08250976A JP H08250976 A JPH08250976 A JP H08250976A JP 4936995 A JP4936995 A JP 4936995A JP 4936995 A JP4936995 A JP 4936995A JP H08250976 A JPH08250976 A JP H08250976A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 反転増幅器、非反転増幅器の出力電圧を調整
することにより、見かけ上の抵抗、容量が決定され、浮
游抵抗、浮游容量を含めて時定数を自由に決定できるC
R移相回路を得ること。 【構成】 入力側に入力された入力電圧を電流に変換し
て出力する電圧−電流変換器1と、前記電圧−電流変換
器1の出力側に入力側が接続され、出力側が前記電圧−
電流変換器1の反転入力側に接続されたバッファー増幅
器3と、前記電圧−電流変換器の入力側に入力側が接続
され、出力側が移相用コンデンサ5を介して前記電圧−
電流変換器1の出力側に接続され、電圧利得が前記移相
用コンデンサ5の容量及び浮遊容量に基づいて決定され
た反転増幅器2と、前記電圧−電流変換器1の入力側に
入力側が接続され、出力側が移相用抵抗6を介して電圧
−電流変換器1の出力側に接続され、電圧利得が前記移
相用抵抗6の抵抗及び浮遊抵抗に基づいて決定された非
反転増幅器4とを備えてなる。
することにより、見かけ上の抵抗、容量が決定され、浮
游抵抗、浮游容量を含めて時定数を自由に決定できるC
R移相回路を得ること。 【構成】 入力側に入力された入力電圧を電流に変換し
て出力する電圧−電流変換器1と、前記電圧−電流変換
器1の出力側に入力側が接続され、出力側が前記電圧−
電流変換器1の反転入力側に接続されたバッファー増幅
器3と、前記電圧−電流変換器の入力側に入力側が接続
され、出力側が移相用コンデンサ5を介して前記電圧−
電流変換器1の出力側に接続され、電圧利得が前記移相
用コンデンサ5の容量及び浮遊容量に基づいて決定され
た反転増幅器2と、前記電圧−電流変換器1の入力側に
入力側が接続され、出力側が移相用抵抗6を介して電圧
−電流変換器1の出力側に接続され、電圧利得が前記移
相用抵抗6の抵抗及び浮遊抵抗に基づいて決定された非
反転増幅器4とを備えてなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、無線通信用の高周波
変調回路、復調回路に用いられる90゜のCR移相回路
並びにCR移相回路用位相誤差補正回路の回路構成に関
するものである。
変調回路、復調回路に用いられる90゜のCR移相回路
並びにCR移相回路用位相誤差補正回路の回路構成に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、例えば特開平1−252017
号公報に示されたCR移相回路の回路図である。図にお
いて、1は電圧−電流変換器、2は入力側が電圧−電流
変換器1の入力側と接続された反転増幅器、3は入力側
が電圧−電流変換器1の出力側と接続されたバッファー
増幅器で、その出力側が電圧−電流変換器1の反転入力
側と接続されている。5は電圧−電流変換器1の出力側
と反転増幅器2の出力側とを接続する移相用コンデン
サ、7はバッファー増幅器3の入力側での入力抵抗、出
力抵抗、ストレー抵抗を含めた浮游的に発生する並列抵
抗Rst、8はバッファー増幅器3の入力側での入力容
量、出力容量、ストレー容量を含めた浮游的に発生する
並列コンデンサCstである。
号公報に示されたCR移相回路の回路図である。図にお
いて、1は電圧−電流変換器、2は入力側が電圧−電流
変換器1の入力側と接続された反転増幅器、3は入力側
が電圧−電流変換器1の出力側と接続されたバッファー
増幅器で、その出力側が電圧−電流変換器1の反転入力
側と接続されている。5は電圧−電流変換器1の出力側
と反転増幅器2の出力側とを接続する移相用コンデン
サ、7はバッファー増幅器3の入力側での入力抵抗、出
力抵抗、ストレー抵抗を含めた浮游的に発生する並列抵
抗Rst、8はバッファー増幅器3の入力側での入力容
量、出力容量、ストレー容量を含めた浮游的に発生する
並列コンデンサCstである。
【0003】次に、従来のCR移相回路の動作を説明す
る。なお、電圧−電流変換器1の入力電圧をei 、反転
増幅器2の出力電圧をe1、電圧−電流変換器1の出力
電圧をe2 、バッファー増幅器3の出力電圧をe0とす
る。電圧−電流変換器1は入力電圧とバッファー増幅器
3の出力電圧との差電圧(ei −e0 )を電流に変換
し、移相用コンデンサ5に電流を流し込み、移相用コン
デンサ5を充電するが、反転増幅器2の出力電圧が−e
i のため、移相用コンデンサ5の端子間電圧がe2 +e
i になるまで充電する。この時、電圧−電流変換器1は
並列抵抗7、並列コンデンサ8にも電流を流し、出力電
圧をe2 とするため、電圧利得1のバッファー増幅器3
の出力電圧e0はe2 と同一になり、同時に電圧−電流
変換器1の反転入力側へフィートバックされるため、電
圧−電流変換器1の出力電流をi0 、反転増幅器2の電
圧利得を−1、電圧−電流変換器1の変換利得をgmと
すると、e0 =e2 、e1 =−ei から、 i0 =gm(ei −e2 )=(e2 +ei )sC+e2
/Rst+e2 sCst、 e0 =[[1−sC/gm]/[1+s(C+cst)/
(gm+/Rst)]]ei が得られる。ここで、浮游的に発生する並列抵抗
Rst、並列コンデンサCstが無視出来れば、伝達関数
は、G(s)=[1−sC/gm]/[1+sC/g
m]となり、90゜移相器として動作し、変換利得gm
を変化させれば、f(90゜)=gm/2πCが調整で
きる。
る。なお、電圧−電流変換器1の入力電圧をei 、反転
増幅器2の出力電圧をe1、電圧−電流変換器1の出力
電圧をe2 、バッファー増幅器3の出力電圧をe0とす
る。電圧−電流変換器1は入力電圧とバッファー増幅器
3の出力電圧との差電圧(ei −e0 )を電流に変換
し、移相用コンデンサ5に電流を流し込み、移相用コン
デンサ5を充電するが、反転増幅器2の出力電圧が−e
i のため、移相用コンデンサ5の端子間電圧がe2 +e
i になるまで充電する。この時、電圧−電流変換器1は
並列抵抗7、並列コンデンサ8にも電流を流し、出力電
圧をe2 とするため、電圧利得1のバッファー増幅器3
の出力電圧e0はe2 と同一になり、同時に電圧−電流
変換器1の反転入力側へフィートバックされるため、電
圧−電流変換器1の出力電流をi0 、反転増幅器2の電
圧利得を−1、電圧−電流変換器1の変換利得をgmと
すると、e0 =e2 、e1 =−ei から、 i0 =gm(ei −e2 )=(e2 +ei )sC+e2
/Rst+e2 sCst、 e0 =[[1−sC/gm]/[1+s(C+cst)/
(gm+/Rst)]]ei が得られる。ここで、浮游的に発生する並列抵抗
Rst、並列コンデンサCstが無視出来れば、伝達関数
は、G(s)=[1−sC/gm]/[1+sC/g
m]となり、90゜移相器として動作し、変換利得gm
を変化させれば、f(90゜)=gm/2πCが調整で
きる。
【0004】以上は並列抵抗Cst、並列コンデンサRst
が無視できる場合で、現実的には電圧−電流変換器1を
構成するトランジスタのコレクタ内部コンデンサの影響
は無視できない。特に、電圧−電流変換器1をIC化を
する場合は、そのC0bによるミラー容量と共に、サブス
トレート間容量(コレクタ部面積と基板間に発生する浮
遊容量)の影響を考慮する必要がある。というのは、C
0bはトランジスタのベース・コレクタ間容量であり、入
力容量をベース・エミッタ間容量Cbeとすると、トラン
ジスタの入力容量はCi =Cbe+(1−K)C0b、K=
−Rl/reとなり、利得Kが大きいとCbeより(1−K)
C0bの方が支配的になり、周波数特性をC0bが決定して
しまうからである。従って、並列コンデンサCst、並列
抵抗Rstが無視できない場合は、上式から解るように位
相設定精度が劣化することになる。
が無視できる場合で、現実的には電圧−電流変換器1を
構成するトランジスタのコレクタ内部コンデンサの影響
は無視できない。特に、電圧−電流変換器1をIC化を
する場合は、そのC0bによるミラー容量と共に、サブス
トレート間容量(コレクタ部面積と基板間に発生する浮
遊容量)の影響を考慮する必要がある。というのは、C
0bはトランジスタのベース・コレクタ間容量であり、入
力容量をベース・エミッタ間容量Cbeとすると、トラン
ジスタの入力容量はCi =Cbe+(1−K)C0b、K=
−Rl/reとなり、利得Kが大きいとCbeより(1−K)
C0bの方が支配的になり、周波数特性をC0bが決定して
しまうからである。従って、並列コンデンサCst、並列
抵抗Rstが無視できない場合は、上式から解るように位
相設定精度が劣化することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のCR移相回路
は、以上のように構成されているので、高周波での移相
器を実現するためには、C0bによるミラー容量が小さ
く、サブストレート間コンデンサの容量CT を小さく、
ミラー容量の影響を避けるようにした増幅器、電圧−電
流変換器1、反転増幅器2及びバッファー増幅器3を使
用することが必要で、そのために電源電圧を小さくでき
ない等の問題があった。又、f(90゜)=gm/2π
Cからわかるように、電圧−電流変換器1の変換利得g
mで大きく変化させられる反面、その変換利得gmが電
圧、温度依存が高いために位相が変動しやすいという欠
点もあった。
は、以上のように構成されているので、高周波での移相
器を実現するためには、C0bによるミラー容量が小さ
く、サブストレート間コンデンサの容量CT を小さく、
ミラー容量の影響を避けるようにした増幅器、電圧−電
流変換器1、反転増幅器2及びバッファー増幅器3を使
用することが必要で、そのために電源電圧を小さくでき
ない等の問題があった。又、f(90゜)=gm/2π
Cからわかるように、電圧−電流変換器1の変換利得g
mで大きく変化させられる反面、その変換利得gmが電
圧、温度依存が高いために位相が変動しやすいという欠
点もあった。
【0006】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたもので、反転増幅器、非反転増幅器の出力電圧
を調整することにより、見かけ上の抵抗、容量が決定さ
れ、浮游抵抗、浮游容量を含めて時定数を自由に決定で
きるCR移相回路を得ることを目的とする。
なされたもので、反転増幅器、非反転増幅器の出力電圧
を調整することにより、見かけ上の抵抗、容量が決定さ
れ、浮游抵抗、浮游容量を含めて時定数を自由に決定で
きるCR移相回路を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るCR移相
回路は、入力側に入力された入力電圧を電流に変換して
出力する電圧−電流変換器と、前記電圧−電流変換器の
出力側に入力側が接続され、出力側が前記電圧−電流変
換器の反転入力側に接続されたバッファー増幅器と、前
記電圧−電流変換器の入力側に入力側が接続され、出力
側が移相用コンデンサを介して前記電圧−電流変換器の
出力側に接続され、電圧利得が前記移相用コンデンサの
容量及び浮遊容量に基づいて決定された反転増幅器と、
前記電圧−電流変換器の入力側に入力側が接続され、出
力側が移相用抵抗を介して電圧−電流変換器の出力側に
接続され、電圧利得が前記移相用抵抗の抵抗及び浮遊抵
抗に基づいて決定された非反転増幅器とを備えて構成さ
れている。
回路は、入力側に入力された入力電圧を電流に変換して
出力する電圧−電流変換器と、前記電圧−電流変換器の
出力側に入力側が接続され、出力側が前記電圧−電流変
換器の反転入力側に接続されたバッファー増幅器と、前
記電圧−電流変換器の入力側に入力側が接続され、出力
側が移相用コンデンサを介して前記電圧−電流変換器の
出力側に接続され、電圧利得が前記移相用コンデンサの
容量及び浮遊容量に基づいて決定された反転増幅器と、
前記電圧−電流変換器の入力側に入力側が接続され、出
力側が移相用抵抗を介して電圧−電流変換器の出力側に
接続され、電圧利得が前記移相用抵抗の抵抗及び浮遊抵
抗に基づいて決定された非反転増幅器とを備えて構成さ
れている。
【0008】また、この発明に係るCR移相回路用位相
誤差補正回路は、電圧に比例して変換利得を増大する可
変型の電圧−電流変換器を有する移相器と、前記移相器
から出力される出力電圧と前記移相器への入力電圧とを
乗算する乗算器と、前記乗算器の乗算電圧を積分して平
均値を出力する第1の積分回路と、前記移相器への入力
電圧を前記乗算器の出力電圧と同一振幅に整える振幅制
限増幅器と、前記振幅制限増幅器の同一振幅入力電圧を
積分して平均値を出力する第2の積分回路と、前記第1
の積分回路の乗算信号の平均値と前記第2の積分回路の
同一振幅入力電圧の平均値の誤差電圧を求め、その誤差
電圧に基づき前記電圧−電流変換器の変換利得を制御す
る誤差増幅器とを備えて構成されている。
誤差補正回路は、電圧に比例して変換利得を増大する可
変型の電圧−電流変換器を有する移相器と、前記移相器
から出力される出力電圧と前記移相器への入力電圧とを
乗算する乗算器と、前記乗算器の乗算電圧を積分して平
均値を出力する第1の積分回路と、前記移相器への入力
電圧を前記乗算器の出力電圧と同一振幅に整える振幅制
限増幅器と、前記振幅制限増幅器の同一振幅入力電圧を
積分して平均値を出力する第2の積分回路と、前記第1
の積分回路の乗算信号の平均値と前記第2の積分回路の
同一振幅入力電圧の平均値の誤差電圧を求め、その誤差
電圧に基づき前記電圧−電流変換器の変換利得を制御す
る誤差増幅器とを備えて構成されている。
【0009】
【作用】この発明においては、反転増幅器の電圧利得を
移相用コンデンサの容量及び浮遊容量に基づいて決定
し、非反転増幅器の電圧利得を移相用抵抗の抵抗値及び
浮遊抵抗に基づいて決定したことにより、CR移相回路
の浮遊容量及び浮遊抵抗を含めた見かけ上の時定数が決
定され、CR移相回路の伝達関数の位相角は90°とな
り、位相設定精度が高くなる。
移相用コンデンサの容量及び浮遊容量に基づいて決定
し、非反転増幅器の電圧利得を移相用抵抗の抵抗値及び
浮遊抵抗に基づいて決定したことにより、CR移相回路
の浮遊容量及び浮遊抵抗を含めた見かけ上の時定数が決
定され、CR移相回路の伝達関数の位相角は90°とな
り、位相設定精度が高くなる。
【0010】また、移相器の電圧−電流変換器は電圧に
比例して変換利得を増大する可変型とし、乗算器が移相
器から出力される出力電圧と移相器への入力電圧とを乗
算し、第1の積分回路が乗算器の乗算電圧を積分して平
均値を出力し、第2の積分回路が振幅制限増幅器が乗算
器の出力電圧と同一振幅に整えた移相器への入力電圧を
を積分して平均値を出力し、誤差増幅器が第1の積分回
路の乗算信号の平均値と第2の積分回路の同一振幅入力
電圧の平均値の誤差電圧を求め、誤差位相に比例した誤
差電圧を電圧−電流変換器にフィードバック制御するか
ら、電圧−電流変換器の変換利得は所定の周波数におい
て90°の位相となるように調整され、外部要因に起因
する変動が補正されるため位相設定精度が高くなる。
比例して変換利得を増大する可変型とし、乗算器が移相
器から出力される出力電圧と移相器への入力電圧とを乗
算し、第1の積分回路が乗算器の乗算電圧を積分して平
均値を出力し、第2の積分回路が振幅制限増幅器が乗算
器の出力電圧と同一振幅に整えた移相器への入力電圧を
を積分して平均値を出力し、誤差増幅器が第1の積分回
路の乗算信号の平均値と第2の積分回路の同一振幅入力
電圧の平均値の誤差電圧を求め、誤差位相に比例した誤
差電圧を電圧−電流変換器にフィードバック制御するか
ら、電圧−電流変換器の変換利得は所定の周波数におい
て90°の位相となるように調整され、外部要因に起因
する変動が補正されるため位相設定精度が高くなる。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の一実施例であるCR移相回
路の回路構成図である。図において、1は電圧−電流変
換器、2は入力側が電圧−電流変換器1の入力側と接続
された反転増幅器、3は入力側が電圧−電流変換器1の
出力側と接続されたバッファー増幅器で、その出力側が
電圧−電流変換器1の反転入力側と接続されている。4
は入力側が電圧−電流変換器1の入力側と接続された非
反転増幅器、5は電圧−電流変換器1の出力側と反転増
幅器2の出力側とを接続する移相用コンデンサ、6は電
圧−電流変換器1の出力側と非反転増幅器4の出力側と
を接続する移相用抵抗器、7はバッファー増幅器3の入
力側での入力抵抗、出力抵抗、ストレー抵抗を含めた並
列抵抗、8はバッファー増幅器3の入力側での入力容
量、出力容量、ストレー容量を含めた並列コンデンサで
ある。101は電圧−電流変換器1〜移相用抵抗器6で
構成されたCR移相回路である。
路の回路構成図である。図において、1は電圧−電流変
換器、2は入力側が電圧−電流変換器1の入力側と接続
された反転増幅器、3は入力側が電圧−電流変換器1の
出力側と接続されたバッファー増幅器で、その出力側が
電圧−電流変換器1の反転入力側と接続されている。4
は入力側が電圧−電流変換器1の入力側と接続された非
反転増幅器、5は電圧−電流変換器1の出力側と反転増
幅器2の出力側とを接続する移相用コンデンサ、6は電
圧−電流変換器1の出力側と非反転増幅器4の出力側と
を接続する移相用抵抗器、7はバッファー増幅器3の入
力側での入力抵抗、出力抵抗、ストレー抵抗を含めた並
列抵抗、8はバッファー増幅器3の入力側での入力容
量、出力容量、ストレー容量を含めた並列コンデンサで
ある。101は電圧−電流変換器1〜移相用抵抗器6で
構成されたCR移相回路である。
【0012】次に、上記実施例の動作を説明する。な
お、電圧−電流変換器1の入力電圧をei 、反転増幅器
2の出力電圧をe1、電圧−電流変換器1の出力電圧を
e2 、非反転増幅器4の出力電圧をe3 、バッファー増
幅器3の出力電圧をe0 、反転増幅器2の電圧利得を−
K1 、非反転増幅器4の電圧利得をK2 とする。電圧−
電流変換器1は入力電圧とバッファー増幅器3の出力電
圧と差電圧(ei −e0 )を電流に変換し、コンデンサ
5に電流を流し込むが、同時に非反転増幅器4も電圧K
2 ei から抵抗器6を介してコンデンサ5を充電する。
その反転増幅器2の出力電圧は−K1 ei であるから、
コンデンサ5は端子間電圧がe2+K1 ei になるまで
充電される。それと同時に各出力電流は、並列抵抗7、
並列コンデンサ8にも流れ、出力電圧e2 が発生する。
バッファー増幅器3の電圧利得は1であるため、その出
力電圧e0 はe2 と同一になり、電圧−電流変換器1の
反転入力へe2 として、フィードバックされる。
お、電圧−電流変換器1の入力電圧をei 、反転増幅器
2の出力電圧をe1、電圧−電流変換器1の出力電圧を
e2 、非反転増幅器4の出力電圧をe3 、バッファー増
幅器3の出力電圧をe0 、反転増幅器2の電圧利得を−
K1 、非反転増幅器4の電圧利得をK2 とする。電圧−
電流変換器1は入力電圧とバッファー増幅器3の出力電
圧と差電圧(ei −e0 )を電流に変換し、コンデンサ
5に電流を流し込むが、同時に非反転増幅器4も電圧K
2 ei から抵抗器6を介してコンデンサ5を充電する。
その反転増幅器2の出力電圧は−K1 ei であるから、
コンデンサ5は端子間電圧がe2+K1 ei になるまで
充電される。それと同時に各出力電流は、並列抵抗7、
並列コンデンサ8にも流れ、出力電圧e2 が発生する。
バッファー増幅器3の電圧利得は1であるため、その出
力電圧e0 はe2 と同一になり、電圧−電流変換器1の
反転入力へe2 として、フィードバックされる。
【0013】ここで、電圧−電流変換器1の出力電流を
i0 、反転増幅器2の電圧利得は−K1 、非反転増幅器
4の電圧利得はK2 、電圧−電流変換器1の変換利得を
gmとすると、e0 =e2 、e1 =−K1 ei 、e3 =
K2 ei から i0 =gm(ei −e2 )=(e2 +K1 ei )sC+
(e2 −K2 ei )/R+e2 /Rst+e2 sCst e0 ={[[1−sCK1 /(gm+K2 /R)]/
[1+s(C+Cst)/(gm+1/R+1/
Rst)]]}[(gm+K2 /R)/(gm+1/R+
1/Rst)]ei が得られる。ここで、(1/R+1/
Rst)=K2 /Rから K2 =(1+R/Rst)、K1 C=C+Cstから、K1
=(1+Cst/C)とすれば、伝達関数は、G(s)=
[1−sCK1 /(gm+K2 /R)]/[1+sCK
1 /(gm+K2 /R)]となり、浮游的に発生する並
列抵抗7、並列コンデンサ8の容量を吸収して、90゜
移相器として安定に動作する。
i0 、反転増幅器2の電圧利得は−K1 、非反転増幅器
4の電圧利得はK2 、電圧−電流変換器1の変換利得を
gmとすると、e0 =e2 、e1 =−K1 ei 、e3 =
K2 ei から i0 =gm(ei −e2 )=(e2 +K1 ei )sC+
(e2 −K2 ei )/R+e2 /Rst+e2 sCst e0 ={[[1−sCK1 /(gm+K2 /R)]/
[1+s(C+Cst)/(gm+1/R+1/
Rst)]]}[(gm+K2 /R)/(gm+1/R+
1/Rst)]ei が得られる。ここで、(1/R+1/
Rst)=K2 /Rから K2 =(1+R/Rst)、K1 C=C+Cstから、K1
=(1+Cst/C)とすれば、伝達関数は、G(s)=
[1−sCK1 /(gm+K2 /R)]/[1+sCK
1 /(gm+K2 /R)]となり、浮游的に発生する並
列抵抗7、並列コンデンサ8の容量を吸収して、90゜
移相器として安定に動作する。
【0014】特に、K1 =K2 の時は、CR=CstRst
となるため、電圧−電流変換器1の入力側に外付けの移
相用コンデンサ5、移相用抵抗6を追加することで外部
要因による性能劣化を改善できる。又、変換利得gmを
変化させれば、従来例と同様に、位相が90゜となる周
波数f(90゜)=(gm+K2 /R)/2πK1 Cが
調整できるが、殆どは、外部部品で決定できるK2 /
R、K1 Cで設定できるので、電圧、温度に依存しない
安定したCR移相回路の細かい性能調整が現実できる。
となるため、電圧−電流変換器1の入力側に外付けの移
相用コンデンサ5、移相用抵抗6を追加することで外部
要因による性能劣化を改善できる。又、変換利得gmを
変化させれば、従来例と同様に、位相が90゜となる周
波数f(90゜)=(gm+K2 /R)/2πK1 Cが
調整できるが、殆どは、外部部品で決定できるK2 /
R、K1 Cで設定できるので、電圧、温度に依存しない
安定したCR移相回路の細かい性能調整が現実できる。
【0015】図3はこの発明のもう一つの実施例である
CR移相回路用位相誤差補正回路の回路構成図、図4は
この発明のCR移相回路を構成する電圧−電流変換器の
回路構成図である。図3において、101はこの発明の
一実施例であるCR移相回路、102はCR移相回路1
01の入力電圧と出力電圧を乗算するEXOR等の乗算
器、103はCR移相回路101の電圧−電流変換器の
変換利得を制御する誤差増幅器、104はCR移相回路
101の入力電圧を乗算器102の出力電圧と同一振幅
に整える振幅制限増幅器、105は乗算器102の出力
電圧を積分して平均値を出力する第1の積分回路で、ロ
ーパスフィルタを構成する抵抗器106とコンデンサ1
07とで形成されている。108は振幅制限増幅器10
4によって乗算器102の出力電圧と同一振幅に整えら
れたCR移相回路101の入力電圧を積分して平均値を
出力する第2の積分回路で、ローパスフィルタを構成す
る抵抗器109とコンデンサ110とで形成されてい
る。図4はCR移相回路101を構成する電圧−電流変
換器1の内部構成を示し、動作電流が外部印加電圧Vc
で変化するもので、定電流負荷型差動増幅器で実現した
ものである。
CR移相回路用位相誤差補正回路の回路構成図、図4は
この発明のCR移相回路を構成する電圧−電流変換器の
回路構成図である。図3において、101はこの発明の
一実施例であるCR移相回路、102はCR移相回路1
01の入力電圧と出力電圧を乗算するEXOR等の乗算
器、103はCR移相回路101の電圧−電流変換器の
変換利得を制御する誤差増幅器、104はCR移相回路
101の入力電圧を乗算器102の出力電圧と同一振幅
に整える振幅制限増幅器、105は乗算器102の出力
電圧を積分して平均値を出力する第1の積分回路で、ロ
ーパスフィルタを構成する抵抗器106とコンデンサ1
07とで形成されている。108は振幅制限増幅器10
4によって乗算器102の出力電圧と同一振幅に整えら
れたCR移相回路101の入力電圧を積分して平均値を
出力する第2の積分回路で、ローパスフィルタを構成す
る抵抗器109とコンデンサ110とで形成されてい
る。図4はCR移相回路101を構成する電圧−電流変
換器1の内部構成を示し、動作電流が外部印加電圧Vc
で変化するもので、定電流負荷型差動増幅器で実現した
ものである。
【0016】次に、上記実施例の動作について説明す
る。このCR移相回路用位相誤差補正回路はCR移相回
路101が正確な90゜の位相差を得るために電圧−電
流変換器1の変換利得を制御するものである。CR移相
回路101への入力電圧をei =Esinωtとし、乗
算器102の乗算電圧及び振幅制限増幅器104の同一
振幅入力電圧の振幅を同一とした振幅値Aとし、誤差位
相をδとしてCR移相回路101での位相シフト量をθ
=−π/2−δとすると、乗算器102の出力である乗
算電圧は、em =−A2 sinωt・cos(ωt−
δ)となり、em =−A2 [sin(2ωt−δ)+s
inδ]/2と展開されることより、積分値eav1 は、
eav1 =−[A2 sinδ]/2となる。又、CR移相
回路101への入力信号の平均値eav2 は、デューティ
が50%なら、eav2 =0となるから、誤差増幅器10
3の電圧利得をG0 とすれば誤差電圧は、er =G
0 (eav2 −eav1 )=G0 [A2 sinδ]/2とな
る。従って、誤差電圧er は、電圧−電流変換器1の制
御電圧を上昇させ、回路電流を増加させるので、電圧−
電流変換器1の変換利得gmが大きくなり、f(90
゜)=(gm+K2 /R)/2πK1 Cを上昇させるた
め、位相シフト量が減小するので、誤差位相δは低下
し、ついには0になる。
る。このCR移相回路用位相誤差補正回路はCR移相回
路101が正確な90゜の位相差を得るために電圧−電
流変換器1の変換利得を制御するものである。CR移相
回路101への入力電圧をei =Esinωtとし、乗
算器102の乗算電圧及び振幅制限増幅器104の同一
振幅入力電圧の振幅を同一とした振幅値Aとし、誤差位
相をδとしてCR移相回路101での位相シフト量をθ
=−π/2−δとすると、乗算器102の出力である乗
算電圧は、em =−A2 sinωt・cos(ωt−
δ)となり、em =−A2 [sin(2ωt−δ)+s
inδ]/2と展開されることより、積分値eav1 は、
eav1 =−[A2 sinδ]/2となる。又、CR移相
回路101への入力信号の平均値eav2 は、デューティ
が50%なら、eav2 =0となるから、誤差増幅器10
3の電圧利得をG0 とすれば誤差電圧は、er =G
0 (eav2 −eav1 )=G0 [A2 sinδ]/2とな
る。従って、誤差電圧er は、電圧−電流変換器1の制
御電圧を上昇させ、回路電流を増加させるので、電圧−
電流変換器1の変換利得gmが大きくなり、f(90
゜)=(gm+K2 /R)/2πK1 Cを上昇させるた
め、位相シフト量が減小するので、誤差位相δは低下
し、ついには0になる。
【0017】式で見ると、誤差位相δは−2[ω0 K1
C/(K2 /R)2 ](gmN +Δgm)=−2[ω0
K1 C/(K2 /R)2 ]KGC(EN +er )の式と略
等しく、δ《1と考えられるから、誤差電圧er はG0
[A2 δ]/2の式と略等しくとなる。従って、誤差位
相はδ=−2[ω0 K1 C/(K2 /R)2 ]KGCEN
/{1+2[ω0 K1 C/(K2 /R)2 ]KGC・[G
0 A2 /2]}〜−EN /G0[A2 /2]の式で表さ
れることとなり、誤差増幅器103の電圧利得G0 を十
分の大きく設定すれば、誤差位相δは略0に収束する。
ただし、EN 、gmN は環境要因で生じる変動電圧、変
動コンダクタンス、KGCは制御電圧−コンダクタンス変
換係数である。
C/(K2 /R)2 ](gmN +Δgm)=−2[ω0
K1 C/(K2 /R)2 ]KGC(EN +er )の式と略
等しく、δ《1と考えられるから、誤差電圧er はG0
[A2 δ]/2の式と略等しくとなる。従って、誤差位
相はδ=−2[ω0 K1 C/(K2 /R)2 ]KGCEN
/{1+2[ω0 K1 C/(K2 /R)2 ]KGC・[G
0 A2 /2]}〜−EN /G0[A2 /2]の式で表さ
れることとなり、誤差増幅器103の電圧利得G0 を十
分の大きく設定すれば、誤差位相δは略0に収束する。
ただし、EN 、gmN は環境要因で生じる変動電圧、変
動コンダクタンス、KGCは制御電圧−コンダクタンス変
換係数である。
【0018】
【発明の効果】この発明は以上説明したとおり、反転増
幅器の電圧利得を移相用コンデンサの容量及び浮遊容量
に基づいて決定し、非反転増幅器の電圧利得を移相用抵
抗の抵抗値及び浮遊抵抗に基づいて決定したことによ
り、CR移相回路の浮遊容量及び浮遊抵抗を含めた見か
け上の時定数が決定され、CR移相回路の伝達関数の位
相角は90°となり、位相設定精度が高くなるという効
果がある。
幅器の電圧利得を移相用コンデンサの容量及び浮遊容量
に基づいて決定し、非反転増幅器の電圧利得を移相用抵
抗の抵抗値及び浮遊抵抗に基づいて決定したことによ
り、CR移相回路の浮遊容量及び浮遊抵抗を含めた見か
け上の時定数が決定され、CR移相回路の伝達関数の位
相角は90°となり、位相設定精度が高くなるという効
果がある。
【0019】また、移相器の電圧−電流変換器は電圧に
比例して変換利得を増大する可変型とし、乗算器が移相
器から出力される出力電圧と移相器への入力電圧とを乗
算し、第1の積分回路が乗算器の乗算電圧を積分して平
均値を出力し、第2の積分回路が振幅制限増幅器が乗算
器の出力電圧と同一振幅に整えた移相器への入力電圧を
を積分して平均値を出力し、誤差増幅器が第1の積分回
路の乗算信号の平均値と第2の積分回路の同一振幅入力
電圧の平均値の誤差電圧を求め、誤差位相に比例した誤
差電圧を電圧−電流変換器にフィードバック制御するか
ら、電圧−電流変換器の変換利得は所定の周波数におい
て90°の位相となるように調整され、外部要因に起因
する変動が補正されるため位相設定精度が高くなるとい
う効果がある。
比例して変換利得を増大する可変型とし、乗算器が移相
器から出力される出力電圧と移相器への入力電圧とを乗
算し、第1の積分回路が乗算器の乗算電圧を積分して平
均値を出力し、第2の積分回路が振幅制限増幅器が乗算
器の出力電圧と同一振幅に整えた移相器への入力電圧を
を積分して平均値を出力し、誤差増幅器が第1の積分回
路の乗算信号の平均値と第2の積分回路の同一振幅入力
電圧の平均値の誤差電圧を求め、誤差位相に比例した誤
差電圧を電圧−電流変換器にフィードバック制御するか
ら、電圧−電流変換器の変換利得は所定の周波数におい
て90°の位相となるように調整され、外部要因に起因
する変動が補正されるため位相設定精度が高くなるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例であるCR移相回路の回
路構成図である。
路構成図である。
【図2】 この発明のもう一つの実施例であるCR移相
回路用位相誤差補正回路の回路構成図である。
回路用位相誤差補正回路の回路構成図である。
【図3】 この発明のCR移相回路を構成する電圧−電
流変換器の回路構成図である。
流変換器の回路構成図である。
【図4】 従来のCR移相回路の回路構成図である。
1 電圧−電流変換器、2 反転増幅器、3 バッファ
ー増幅器、4 非反転増幅器、5 移相用コンデンサ、
6 移相用コンデンサ抵抗器、7 並列抵抗、8並列容
量、101 CR移相回路。
ー増幅器、4 非反転増幅器、5 移相用コンデンサ、
6 移相用コンデンサ抵抗器、7 並列抵抗、8並列容
量、101 CR移相回路。
Claims (2)
- 【請求項1】 入力側に入力された入力電圧を電流に変
換して出力する電圧−電流変換器と、 前記電圧−電流変換器の出力側に入力側が接続され、出
力側が前記電圧−電流変換器の反転入力側に接続された
バッファー増幅器と、 前記電圧−電流変換器の入力側に入力側が接続され、出
力側が移相用コンデンサを介して前記電圧−電流変換器
の出力側に接続され、電圧利得が前記移相用コンデンサ
の容量及び浮遊容量に基づいて決定された反転増幅器
と、 前記電圧−電流変換器の入力側に入力側が接続され、出
力側が移相用抵抗を介して電圧−電流変換器の出力側に
接続され、電圧利得が前記移相用抵抗の抵抗及び浮遊抵
抗に基づいて決定された非反転増幅器と、 を備えてなることを特徴とするCR移相回路。 - 【請求項2】 電圧に比例して変換利得を増大する可変
型の電圧−電流変換器を有する移相器と、前記移相器か
ら出力される出力電圧と前記移相器への入力電圧とを乗
算する乗算器と、乗算器の乗算電圧を積分して平均値を
出力する第1の積分回路と、前記移相器への入力電圧を
前記乗算器の出力電圧と同一振幅に整える振幅制限増幅
器と、前記振幅制限増幅器の同一振幅入力電圧を積分し
て平均値を出力する第2の積分回路と、第1の積分回路
の乗算信号の平均値と第2の積分回路の同一振幅入力電
圧の平均値の誤差電圧を求め、その誤差電圧に基づき前
記電圧−電流変換器の変換利得を制御する誤差増幅器と
を備えたことを特徴とするCR移相回路用位相誤差補正
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4936995A JPH08250976A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | Cr移相回路並びにcr移相回路用位相誤差補正回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4936995A JPH08250976A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | Cr移相回路並びにcr移相回路用位相誤差補正回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08250976A true JPH08250976A (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=12829118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4936995A Pending JPH08250976A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | Cr移相回路並びにcr移相回路用位相誤差補正回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08250976A (ja) |
-
1995
- 1995-03-09 JP JP4936995A patent/JPH08250976A/ja active Pending
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