JPH08248576A - 感光ウエブ材料のロールを貯蔵し分配する可撓包装及び組立体と感光ウエブ材料のロールの光遮断包装方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸方向の寸法が小さい感光ウエブ材料のロー
ルの光遮断包装を提供する。 【解決手段】 光遮断包装は、対向側壁を有する可撓不
透明の袋と感光ウエブ材料のロールを支持する中空芯体
とを有する。各側壁は芯体の端部に適合する中央開口を
有し袋の後方部分はロールを受け入れるための閉鎖可能
の開口を有する。ウエブを分配する出口溝を形成した頸
部が袋の前方部分から突出している。環状リングが側壁
内面に光を通さないよう接着され、環状リングは、芯体
の外面の環状溝に回転自在に嵌まる環状フランジを内面
に有し、リングが芯体の端部の周りに嵌合した時リング
と芯体との間に光の障壁を形成する。芯体の外径は端部
付近で縮径され芯体の中央部分と同径のリングに適合さ
せる。溝と端との間の芯体の外面は切欠きと突起とが交
互に形成されリングを芯体に取付けるのを容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は一般に感光材料の包
装に関し、詳細には感光材料のロールを光を通さないよ
うに包装する方法と装置に関する。

【０００２】今まで、感光性カラー印刷紙のウエブは２
つの方法のうちのいずれかの方法で小型写真仕上げ部署
に供給されていた。一方の方法では、感光紙が光を通さ
ない紙袋の内部に包装され、他方の方法では感光紙が射
出成形の使い捨てカートリッジの中に包装されていた。
各容器が中の紙貯蔵ロールを物理的損傷と保管中の光と
輸送と小型仕上げ機への装填とから保護する。使い捨て
カートリッジは高価であるとともに不経済である。典型
的な紙袋容器は、暗黒の中で抜取られその貯蔵ロールを
袋から小仕上げ室の再使用可能なカートリッジへと安全
に移送するようにしなければならない。暗黒の中でのこ
の作業は厄介であり時間を要し、感光紙の貯蔵ロールは
容易に損傷され又は誤った取扱いにより光を受けるよう
になる。したがって、感光紙貯蔵ロールを光を通さない
ように包装し、それにより感光紙ロールが、小型仕上げ
室の操作員が暗闇の中で作業することを要せず、好まし
くは所定位置に置かれたままで小仕上げカートリッジ又
は小仕上げ機械自体に日光のもとで装填できる包装によ
って、また好ましくは製造及び使用が経済的であるばか
りでなくまた構成部品をさらに使用するよう容易に再生
できる包装によって、小仕上げ作業部署に効果的かつ安
全に供給されるようにする、実際的で便利な信頼性のあ
る感光紙ロールの包装方法が必要となる。

【０００３】本明細書に参照例として記載されている米
国特許第５，１０５，６０４号と米国特許第５，１６
１，６８５号は、開放された対向端部を有する中空円筒
形の芯の周りに巻かれた感光ウエブ材料のロールを包装
し、貯蔵し、分配する方法と装置を開示している。この
包装は、対向する後方部分及び前方部分と対向する上方
部分及び下方部分との間に延びる対向側壁を有する可撓
性で不透明の袋からなっている。各側壁は芯の各端部と
適合する中央開口を有している。後方部分はロールを受
け入れるための閉じることのできる開口を区画形成す
る。浅い頸部分が前方部分からウエブ材料を分配するた
めの出口溝を区画形成する一端へと突出する。カラーが
芯の各端部の内側に堅く嵌まり、その環状フランジが軸
方向外側に面している。環状リングが各カラーにフラン
ジに対し内方に面し間隔をおいて取付けられる。ロール
は最初、閉鎖可能の開口を通って袋の中に置かれ、それ
によりウエブ材料が頸部分の中に延び出口溝を通って外
に出るようにし、また芯の各端部でカラーの中央部分が
隣接する側壁の開口を通って外側に突出し、そのフラン
ジが側壁の内側に残されまた開口を取巻く環状部分に対
面するようにしている。環状リングが次にカラーの外側
に突出する部分に、側壁の環状部分に対し内側に向け僅
かに間隔をおいて取付けられ、したがって、側壁の環状
部分はフランジとリングとの間に弛く保持される。袋の
開口がついで閉じられ、袋の頸部分が折り返されそして
袋の前方部分に対し固定される。

【０００４】前記米国特許第５，１０５，６０４号及び
第５，１６１，６８５号に開示された発明は感光材料を
包装し、貯蔵し、分配する作用をすることができる。し
かし、３つの問題が残っている。第１に、カラーとフラ
ンジとリングとを有する標準芯体の構造は組立体の軸方
向の全寸法を著しく増大させ、芯体がある種の商業的に
入手可能な又は現存する小仕上げ室カートリッジに用い
られるのを妨げるものとなる。第２に、その組立て方法
は、暗闇で作業する操作員が、袋の側壁の予め穴あけさ
れた開口を触わることにより見出し、袋をカラーフラン
ジの各延長外側部分の周りに正しく嵌め、環状リングを
カラーに固定し、側壁を内側のフランジと外側のリング
との間に均一に保持することを必要とする。これは時間
を要し困難な作業であり、操作員の側に相当な熟練が必
要とされ、そのため操作員に誤まりを生じる可能性が多
くなる。第３に、側壁が芯体と光遮断構造との組立体に
取付けられておらず内側と外側のフランジの間に弛く保
持されているだけであるため、側壁が誤まった取扱いで
不注意にも引出され、ウエブが光を受けるようになる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明の主な目的は、
感光ウエブを貯蔵し分配するための光遮断包装であっ
て、その軸方向の全寸法が小仕上げ室カートリッジに用
いることのできるような寸法である、改良された光遮断
包装を提供することである。

【０００６】本発明の他の目的は、暗闇を必要とする組
立て工程を減少し組立ての容易さと信頼性を増大する感
光ウエブを貯蔵し分配するための改良された光遮断包装
を提供することである。

【０００７】本発明のさらに他の目的は、側壁が少なく
とも１つの芯組立体の要素に対し光を通さないようにシ
ールされ感光ウエブのロールが分配中にその芯体と共に
静止している側壁を通って回転できるようにされた、感
光ウエブのロールを貯蔵し分配するための改良された光
遮断包装を提供することである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は特許請求の範囲
によって規定される。本発明の装置と方法は、袋と共働
する芯体とを含む、感光ウエブのロールを貯蔵し分配す
るための包装を提供するのに有用であり、前記包装は暗
闇で組立てるのが簡単であり、包装の側壁の確実な光遮
断シールを提供し、また共働する芯体の周りに巻かれた
ロールと共に組立てられた時ウエブの分配のため商業的
に入手可能な小仕上げ室カートリッジの中に嵌めること
ができるようになっている。

【０００９】簡単に記載すれば、本発明は、ウエブの幅
に実質的に等しい長さを有しまた好ましくは各端部の近
くに減少した外径の領域を有している中空の芯体を含
み、該芯体の表面の前記各領域に環状の溝を有してい
る。内周面上に環状のフランジを有するリングが減少さ
れた直径を有する各芯体の領域上に回転可能に配設され
かつ該領域により保持され、前記リングのフランジが芯
体の環状溝に嵌まりかつ接合し、リングと芯体との間に
光を通さないようにする障壁を提供する。（ここで用い
られる“光−障壁”は機械要素の介入又は妨害により光
がこれら要素の間を通過しないようにすることを意味す
る。）このほかに、環状フランジは芯体とリングの半径
方向内面の環状溝との上に配設することができる。組立
てられた時の芯体と両リングとの軸方向の全体の長さは
芯体自体の長さと実質的に同じ長さとなっている。芯体
と両リングとは米国特許第５，１０５，６０４号と第
５，１６１，６８５号に記載された袋と同様の袋の中に
配設されまた側壁の開口と適合し、側壁は熱溶着により
リングの軸方向表面に固定されている。

【００１０】好適な実施態様においては、芯体の端部は
面取りされまた芯体外面は芯体の環状溝と端部との間の
複数の半径方向の部分で切欠かれフランジ付きリングの
取付けを容易にするようにしている。この区分された切
欠きは光遮断の本来の機能を損うことはない。好ましく
は芯体の表面はそれぞれが約６０°の等間隔の３つの部
分で除去される。

【００１１】本発明の好適な方法においては、側壁の開
口が作られロールが袋の中に装填される前に、各リング
が袋の中の正しい最終位置に配置される。これらリング
は次に各側壁の内面に、好ましくは熱溶着により固定さ
れ、そして側壁の開口がリングを通って打抜かれる。こ
れらの工程は明るい環境のもとで行うことができ、その
ため側壁にすでに接合されかつ開口の周りに同心に正確
に配設されたリングを有する袋が得られる。次の用意さ
れた袋の中へのウエブのロールの暗闇の中での組立て
は、ロールを袋の中にその閉鎖可能な開口を通って位置
させウエブの前端が出口溝を通って延出するようにする
公知の工程と、芯体をその端部が側壁上に取付けられた
リングに近接するように位置させ、リングのフランジが
芯体の環状溝にぴったり嵌まるまでリングを芯体の好ま
しくは面取りされ区分された端部の上に押しつけ、それ
により芯体をリングに対しまたしたがって袋に対し光を
通さず回転できるように固定する新規な工程との組合せ
からなるものである。袋は次に閉じられ公知の方法で固
定される。

【００１２】本発明は感光ウエブ材料を中空の芯体上に
貯蔵しかつ分配するための可撓包装を提供し、この包装
は芯体の近くに芯体と適合する側壁の開口を有し芯体を
小仕上げ室カートリッジの心軸上に取付けることができ
るようにする。ウエブ材料が光を受けることのないよう
にするため、包装の側壁は側壁の開口と同心の袋内部の
静止したリングに密封状に取付けられる。各リングはそ
の半径方向内面にフランジを有し、このフランジは芯体
の端部の近くで芯体の外面の溝と対となって回転自在に
係合し、各リングと芯体との間に光の通過を阻止する障
壁を形成する。これに代え、各リングは芯体の外面上の
フランジと対となって回転自在に係合する半径方向内面
上の溝を有することができる。好ましくは芯体の外径は
リングが配設される領域で縮径されそれによりリングが
芯体の中央部分と実質的に同じ外径を有することがで
き、またリングが取付けられた芯体の全長が芯体自体と
実質的に同じ長さとなり、組立体が現存する小仕上げ室
カートリッジの中に嵌まることができるようにする。

【００１３】

【発明の実施の形態】本発明の上記のまた他の目的、特
徴及び利点は、添付図面に示される、本発明の好適な実
施態様を含む、以下のさらに詳細な記載から明らかとな
るであろう。

【００１４】図１を参照すると、本発明の可撓包装１０
はその中の光を通さない貯蔵感光ロール１２に適合しま
たそのウエブ材料１４を例えば小仕上げ室印画紙カート
リッジに用いるため分配する。包装１０は、好ましくは
約０．００５インチ（０．１２７mm）の厚さの高密度ポ
リエチレンのような薄い可撓の不透明袋１６からなって
いる。ロール１２を包装するのに適合するよう、袋１６
は、対向する後方部分２０と前方部分２２との間と対向
する上方部分２４と下方部分２６との間とにそれぞれ延
びる一対の対向側壁１８（１つが示されている）を含ん
でいる。袋側壁１８の各々は、実質的に芯体端部３２と
３４の１つに実質的に適合する中央に配設された開口２
８と３０（図６参照）を有している。袋の後方部分２０
は最初にロール１２が袋の中に挿入できる閉鎖可能な開
口を区画形成する。袋１６はさらに浅い頸部分３６を含
み、この頸部分３６は袋の前方部分２２から、ウエブ材
料１４のストリップが袋から引出される出口溝４０を区
画形成する末端３８へと前方に延びている。

【００１５】図２から５にさらに明瞭に示されるよう
に、包装１０はまた、ウエブ材料１４が巻かれロール１
２を形成する中空円筒状の芯体４２を具備している。芯
体４２はウエブ１４を支持する長さの大部分にわたって
例えば１．５０インチ（３８mm）の名目上の外径４４を
有する。芯体４２は任意の幅のウエブを支持するため任
意の所望の長さを有することができ、芯体は実質的にウ
エブの幅と同じ長さを有している。芯体４２は多種類の
光に対し不活性の材料、好ましくはブチレイト、ＰＶＣ
ポリマー又は高密度ポリエチレンのようなプラスチック
から形成することができる。

【００１６】芯体４２は各端部の近くに減少した外径４
６の領域を有し、芯体とウエブ材料１４の第１の巻きつ
け部との間で芯体４２上に半径方向に環状のリング４８
を挿入するのに適合するようになっている。減少された
直径の領域において、芯体４２は環状溝４７が設けられ
る。好ましくは、各リング４８はその軸方向の表面５０
と５２で平面となっており半径方向内面５６に配設され
た環状フランジ５４を有している。フランジ５４は環状
溝４７より軸方向で僅かに小さく半径方向で僅かに大き
くなるような寸法に形成される。リング４８は芯体４２
の外径と実質的に同じ外径を有し、内径は芯体４２の減
少された直径４６より僅かに大きくなっている。したが
って、リング４８が芯体４２の端部に押し込まれた時、
リングの環状フランジは芯体の環状溝にぴったり嵌ま
り、リングと芯体との間の光の通過に対する障壁を形成
し、また上記した寸法の形成のため、芯体はリングの中
で自由に回転できる。

【００１７】リング４８は多種類の光に対し不活性の材
料、例えばブチレイト、ＰＶＣポリマー、又は好ましく
は高密度ポリエチレンから形成される。このような材料
の特性は、接着剤により又は好ましくは熱溶着により袋
の側壁１８の内面に光を通さないように取付けることが
できるというものである。

【００１８】リングが芯体の端部の上を通過するのを容
易にするため、好ましくは、芯体４２の端部の外周面が
軸線から任意の便利な角度に、例えば３０°に面取りし
た部分６０を形成する。発明者は、この容易さは芯体の
外面を、環状溝４７と芯体の端部との間で複数の半径方
向の位置で好ましくは図４と５に示されるように相互に
１２０°の対称的な間隔をおいて３つの６０°の幅で切
欠くことによりさらに向上されることを発見した。切欠
き部６２はフランジ５４が僅かに変形することにより溝
４７と漸進的に係合し切欠き部６２の間に残る突起６４
を一度に１つずつ通過できるようにする。好ましくは切
欠き部は突起の数と同じとなるように、２から７の数と
する。もし７より多い数の切欠き部が用いられたなら
ば、リングの芯体への組付けは明らかに容易ではなくな
る。発明者はまた切欠き部の区域で環状溝の外壁を切取
る切欠き部を設けることはリングと芯体との間に形成さ
れた光の障壁の本来の機能を減少しないことを発見し
た。

【００１９】小仕上げ室カートリッジのような共働装置
に用いるため感光ウエブ材料を貯蔵し分配するよう感光
ウエブ材料のロール１２を光を通さないように包装する
方法において、袋１６が、袋の形成中側壁の開口が設け
られない点を除き、上記の参照例に開示されているよう
に形成される。袋１６は好ましくは後方部分２０に閉鎖
可能な開口を有している。光から保護されるよう、ウエ
ブ材料１４のロール１２は、面取りされた端部６０と各
端部の近くの減少された外径の領域４６とこの領域の外
面の環状溝４７と前記各領域の３つの突起とは１つおき
の３つの切欠き部６２とを有する上記した構造の芯体４
２上に設けられる。２つの環状リング４８が上記したよ
うな構造で設けられる。好ましくは光の中で、これらリ
ング４８は閉鎖可能な開口を通って袋１６の中に挿入さ
れ対向する袋の側壁１８の内面の中央位置に相互に同軸
上に配置される。各リングの外側軸方向の平らな面５０
が次にその全表面にわたって、超音波エネルギー又は他
の公知の手段による熱溶着によって袋の側壁１８に光を
通さないように取付けられる。リングにより囲まれた側
壁材料はついで打抜き又は型による切断のような公知の
手段により取除かれ、それにより小仕上げ室処理装置カ
ートリッジ（図示しない）の取付け心軸を受け入れるよ
うにする。暗闇で、芯体上の感光材料のロールは閉鎖可
能の開口を通って袋の中に挿入され、そしてウエブ材料
１４の前端６６が袋の頸部分３６の出口溝４０を通り出
口溝４０から突出するように案内される。ロールは芯体
が実質的にリングと側壁の開口とに整列されるように袋
の中に位置決めされる。リングはそれから芯体の端部の
上に回転自在に係合され、環状フランジ５４が環状溝４
７にぴったり嵌まり、芯体の各端部に光障壁を形成し、
この光障壁によりリングが静止したままとなり、一方、
芯体は回転されてウエブを出口溝を通って分配する。最
後に、閉鎖可能な開口は熱溶着又は接着剤もしくはテー
プで密封することによる公知の手段で閉鎖される。

【００２０】本発明の他の実施態様を列挙すると次のと
おりである。 ａ．第２の対向側壁の内面に、中央に配設された第２の
開口と同心に固定された、第２のリングをさらに具備
し、第２のリングが、第１の端部と反対側の芯体の第２
の端部の第２の係合手段と回転自在に係合するようにな
っている第２の受け入れ手段を有し、第２のリングと芯
体との間を光が通過しないようにする障壁を形成してい
る、請求項１に記載の可撓包装。 ｂ．受け入れ手段がリングの半径方向内面に環状フラン
ジを具備している請求項１に記載の可撓包装。 ｃ．芯体上の係合手段が芯体の一端の近くに減少された
直径の領域を具備し、該領域が外面に環状溝を有し、該
環状溝が光障壁を得るようリング上のフランジと共働し
ている前記ｂに記載の可撓包装。 ｄ．受け入れ手段がリングの半径方向内面に環状溝を具
備している請求項１に記載の可撓包装。 ｅ．芯体上の係合手段が芯体の一端の近くに減少された
外径の領域を具備し、該領域が外面上に環状フランジを
有し、該環状フランジがリングの溝と共働し光障壁をも
たらすようにしている前記ｄに記載の可撓包装。 ｆ．第１の環状溝と芯体の端部との間の芯体の外面が複
数の半径方向の位置で切欠かれている請求項１に記載の
可撓包装。 ｇ．芯体の端部が外周面で面取りされている請求項１に
記載の可撓包装。 ｈ．袋が高密度ポリエチレンを含むプラスチック材料か
ら作られている請求項１に記載の可撓包装。 ｉ．芯体の第１及び第２の係合手段が各端部の近くに減
少された外径の領域を含み、該領域の各々が外面上に環
状溝を有している請求項２に記載の組立体。 ｊ．第１及び第２の受け入れ手段が第１及び第２のリン
グの各々の半径方向内面上に環状フランジをそれぞれ具
備している請求項２に記載の組立体。 ｋ．切欠き部分の数が２と７の間である請求項３に記載
の円筒状芯体。 ｌ．３つの切欠き部分を具備している前記ｋに記載の円
筒状芯体。 ｍ．芯体が端部の外周面で面取りされている請求項ｌに
記載の円筒状芯体。 ｎ．芯体が各端部で外周面が面取りされ、芯体の外面が
芯体の環状溝と端部との間の複数の半径方向位置で切欠
かれている請求項４に記載の方法。

【００２１】

【発明の効果】本発明は、小仕上げ室カートリッジに用
いることのできる軸方向の全寸法を有する感光ウエブを
貯蔵し分配するための改良された光遮断包装を提供す
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の可撓包装の斜面図でウエブを分配する
よう用意された完成組立体を示す図である。

【図２】芯組立体の軸線を含む平面に沿った、芯体とリ
ングと袋の側壁との光遮断関係を示す、図１の可撓包装
の中央部分の断面図である。

【図３】図２に示される断面図の一部の拡大図である。

【図４】本発明の芯体と光遮断リングとを示す分解部分
斜面図である。

【図５】芯体上の係合手段とリング上の受け入れ手段と
の細部を示す、図４に示される分解組立体の一端の拡大
図である。

【図６】本発明の方法により一部が組立てられた図１に
示される可撓包装を示す斜面図である。

【符号の説明】 １０…可撓包装 １２…ロール １４…ウエブ材料 １６…袋 １８…側壁 ２０…後方部分 ２２…前方部分 ２４…上方部分 ２６…下方部分 ２８…第１開口 ３０…第２開口 ３２…第１端部 ３４…第２端部 ３６…頸部分 ３８…末端部 ４０…出口溝 ４２…芯体 ４４…外径 ４６…減少された外径（縮径部） ４７…環状溝 ４８…環状リング ５０…第１軸方向面 ５２…第２軸方向面 ５４…環状フランジ ５６…半径方向内面 ６０…面取り部 ６２…切欠き部 ６４…突起 ６６…ウエブ前端

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０３Ｃ 3/00 ５８５ Ｇ０３Ｃ 3/00 ５８５Ｆ (72)発明者 マイケル エル．コールシュ アメリカ合衆国，ニューヨーク 14626, ロチェスター，サウスリッジ ドライブ 269

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 共働する装置に用いる感光ウエブ材料の
   ロールを貯蔵し分配するための可撓包装であって、 （ａ）ロールを包装するような構造の可撓性で不透明の
   袋であって、対向する後方部分と前方部分との間と対向
   する上方部分と下方部分との間とに延びる第１及び第２
   の対向側壁を含み、各側壁が中央に配設された開口を有
   し、後方部分が、ロールが袋の中へと通過できる閉鎖可
   能の開口を区画形成し、袋がさらに前方部分からウエブ
   材料のストリップが通過できる出口溝を区画形成する末
   端へと前方に突出する浅い頸部分を含んでいる、可撓性
   で不透明の袋と、 （ｂ）少なくとも一方の端部の近くに係合手段を有する
   中空円筒状の芯体と、 （ｃ）第１の対向側壁の内面に第１の側壁の中央に配設
   された開口と同心に固定された第１のリングであって、
   芯体上の係合手段と回転自在に係合するような第１の受
   け入れ手段を有し第１のリングと芯体との間に光が通ら
   ないようにする障壁を形成している、第１のリング、 とを具備している可撓包装。
2. 【請求項２】 感光ウエブを貯蔵し分配するための組立
   体であって、 （ａ）ロールを包装するような構造の可撓性で不透明な
   袋であって、対向する後方部分と前方部分との間と対向
   する上方部分と下方部分との間とに延びる第１及び第２
   の対向側壁を含み、各側壁が中央に配設された開口を有
   し、袋がさらに前方部分からウエブ材料のストリップが
   通過できる出口溝を区画形成する末端へと前方に突出す
   る浅い頸部分を含む、可撓性で不透明の袋と、 （ｂ）袋に配設され第１及び第２の端部の近くに第１及
   び第２の係合手段をそれぞれ有している中空円筒状の芯
   体と、 （ｃ）第１の対向側壁の内面に第１の側壁の中央に配設
   された開口と同心に固定された第１のリングであって、
   芯体の係合手段と回転自在に係合される第１の受け入れ
   手段を有し第１のリングと芯体との間に光が通らないよ
   うにする障壁を形成している、第１のリングと、 （ｄ）第２の対向側壁の内面に第２の中央に配設された
   開口と同心に固定された第２のリングであって、第１の
   端部と反対側の芯体の第２の端部上の第２の係合手段と
   回転自在に係合される第２の受け入れ手段を有し、第２
   のリングと芯体との間に光が通らないようにする障壁を
   形成している、第２のリングと、 （ｅ）芯体の周りに巻かれた感光ウエブ材料の細長いス
   トリップであって、前端部分が出口溝から延出してい
   る、細長いストリップ、 とを具備している感光ウエブを貯蔵し分配する組立体。
3. 【請求項３】 感光ウエブの細長いストリップを貯蔵し
   分配する円筒状芯体であって、各端部の近くに減少され
   た外径の領域を具備し、該領域の各々が、外面に環状溝
   を有しまた芯体の環状溝と端部との間の表面上の複数の
   半径方向位置で切欠かれている、円筒状芯体。
4. 【請求項４】 共働する装置に用いるため感光ウエブ材
   料を貯蔵し分配するよう感光ウエブ材料のロールを光を
   通さないように包装する方法であって、ロールがウエブ
   材料の細長いストリップを含んでいる包装方法におい
   て、 （ａ）ロールを包装するような構造の可撓性で不透明の
   袋を準備する段階であって、該袋が対向する後方部分と
   前方部分との間と対向する上方部分と下方部分との間と
   に延びる対向側壁を含み、後方部分が最初にロールが袋
   の中へと通過できる閉鎖可能な開口を区画形成し、浅い
   頸部分が前方部分から材料のストリップが通過できる出
   口溝を区画形成する末端部へと前方に突出している、可
   撓性で不透明の袋を準備する段階と、 （ｂ）一対の環状リングを準備する段階であって、各リ
   ングが側壁の内面に取付け可能であり、各リングが半径
   方向内面に環状フランジを有している、一対の環状リン
   グを準備する段階と、 （ｃ）ロールを形成するようウエブ材料のストリップが
   巻かれた中空円筒状の芯体を準備する段階であって、芯
   体がウエブの幅に実質的に等しい長さと開放した対向端
   部とを有し、芯体の外径が各端部付近の領域で減少さ
   れ、該領域の各々には外面に環状の溝が設けられ、該環
   状溝がリング上の環状フランジと係合するようになって
   いる、中空円筒状の芯体を準備する段階と、 （ｄ）環状リングを閉鎖可能な開口を通って袋の中に挿
   入し環状リングをその軸方向全面にわたって各対向側壁
   の内面に同軸に固定する段階と、 （ｅ）各リングにより囲まれた側壁の材料を取除き対向
   側壁にリングに適合する円形の開口を形成する段階と、 （ｆ）ロールを袋の中にその後方部分の閉鎖可能な開口
   を通って挿入し、ロールを袋内で調整し、それによりウ
   エブ材料の前端が頸部に入り出口溝を通って出るよう前
   方に向って延出しまた芯体の各端部が側壁に取付けられ
   た環状リングと軸方向に整列されるようにする段階と、 （ｇ）各環状リングを芯体の近接する端部に押しつけ、
   それによりリングが芯体の周りに回転自在に配設されか
   つ芯体により保持され芯体の組立体を形成するように
   し、リング上の環状フランジが芯体の環状溝に配置され
   リングと芯体との間を光が通過するのを阻止する障壁を
   形成する段階と、 （ｈ）袋の後方部分の開口を光が通らないように閉鎖す
   る段階、 とからなる感光ウエブ材料のロールを光を通さないよう
   に包装する方法。