JPH0824751B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JPH0824751B2
JPH0824751B2 JP5156130A JP15613093A JPH0824751B2 JP H0824751 B2 JPH0824751 B2 JP H0824751B2 JP 5156130 A JP5156130 A JP 5156130A JP 15613093 A JP15613093 A JP 15613093A JP H0824751 B2 JPH0824751 B2 JP H0824751B2
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circuit
signal
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健吉 中島
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Heiwa Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技盤上に設けられた
可変表示器に複数種類の識別情報が表示されるパチンコ
遊技機の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、所定入賞口への入賞に基いて複数
種類の識別情報を可変表示器によって可変表示し、遊技
者の操作または一定時間経過後自動的にその可変表示を
停止させて複数種類の識別情報を停止表示させる。
【0003】この停止表示した識別情報が特定の識別情
報であるとき、俗に役物と呼ばれる入賞装置を作動させ
て遊技盤上のパチンコ球を入賞し易くせしめ、入賞確率
を増大させるパチンコ遊技機がある。これにより遊技者
はパチンコ球の入賞とは別に、それとは異なった痛快感
を得ることができる。
【0004】上述した可変表示器の可変表示および停止
表示の各制御は、一般にマイクロコンピュータによって
制御され、マイクロコンピュータは所定の手順すなわち
プログラムを順次実行することにより、パチンコ機のす
べてを構成する各部位を総合的に隅々まで駆動制御して
いる。なおパチンコ機の各部を制御する制御手順は通常
ROMに格納されている。
【0005】たとえば可変表示器にあっては、停止表示
される識別情報が特定の識別情報である確率を他の識別
情報が停止表示される割合よりも小さく定められ、ほぼ
一定の値内に設定している。
【0006】そのためカウンタなどをハードウエアまた
はソフトウエアで形成し、マイクロコンピュータは、所
定周期でカウンタの計数値を所定値毎に増減させて常時
更新する一方、このカウンタの計数値を所定のタイミン
グで取り込むのである。取り込んだ計数値に対応する識
別情報を可変表示器に停止表示し、特定の識別情報が停
止表示されたときに入賞確率を増大させるのである。
【0007】そしてカウンタの計数値の上限および下
限、計数値の増減値を限定し、かつ、特定の識別情報に
定める計数値の種別およびその設定数を定めれば、特定
の識別情報が停止表示される確率を定めることは容易
で、これにより可変表示器に停止表示される識別情報が
周期的に書き換えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このことから特定の識
別情報に対応するカウンタの計数値も周期的にカウント
されることになるので、マイクロコンピュータがカウン
タの計数値を取り込むタイミングさえ推測できれば、熟
練遊技者は特定の識別情報に対応する計数値がカウンタ
によって計数されるタイミングを容易に把握できる。
【0009】そこで熟練遊技者は、特定の識別情報に対
応する計数値がカウンタによって計数されるタイミング
に合わせて所定箇所を狙打ちすれば、可変表示器に停止
表示される識別情報が特定の識別情報である確率をある
程度増大させられる。
【0010】このため初心遊技者と熟練遊技者との間に
技術格差いいかえれば不公平が生じることから、初心遊
技者の遊技意欲が減少し易い。
【0011】そこで本発明は、特定の識別情報に対応す
る計数値がカウンタによって計数されるタイミングの把
握を困難にしたパチンコ遊技機の提供を目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、制御手順の任意の命令を実行中の制御手段
に前記制御手順のエントリ命令を実行させるための割込
みリセット信号を所定周期で発生させるリセット手段を
設け、メモリには可変表示器に停止表示されるいずれか
の識別情報を選択するための識別情報選択手順を前記制
御手順の最終命令としてループ状に格納し、前記制御手
順のエントリ命令から前記識別情報選択手順の直前アド
レスまでの命令の実行に要する時間の最長値が前記リセ
ット信号の発生周期よりも短く設定されている。
【0013】
【作用】上記構成によるパチンコ遊技機によれば、制御
手段は制御手順をエントリ命令から順次実行したのちに
識別情報選択手順を実行し、その実行に要する時間は遊
技の進行状況に応じて異なるが、リセット信号は、識別
情報選択手順が実行される以前には発生されないので、
制御手段は、リセット信号が発生されるまで識別情報選
択手順を任意回数だけ繰り返し実行し、リセット信号の
発生と同時に制御手順をエントリ命令から実行する。
【0014】
【実施例】以下に本発明のパチンコ遊技機の一実施例を
図面に基いて説明する。まず図1は本発明の一実施例に
係るパチンコ機1であり、遊技盤2上の上部には天入賞
装置3が、下部には入賞装置としての開閉入賞装置4が
備えられ、それぞれはパチンコ球が飛び込むように天入
賞口5および大入賞口6を有するものである。
【0015】このほかに、遊技盤2上には、三箇所の始
動球検出スイッチ19(図示省略)とともにある所定入賞
口としての入賞口7と、チューリップと呼ばれる他の入
賞口9とが配設されている。
【0016】パチンコ機1の下部で左側には後述する電
気的可変表示器の表示態様可変状態を停止させるための
停止指令スイッチ8が取り付けられ、さらにこの近くに
は、同じく後述するストロボ放電灯10の発光速度を変化
できるボリューム11が取り付けられている。
【0017】天入賞装置3は、図2および図3に詳しく
示すように、本体12はその表が装飾板13になって、装飾
板13から間隔を置いて透明着色板14、そしてその後方は
容器状になっているものである。
【0018】この容器状になっている後壁15には図4に
示すように周知の複数のLEDからなり7つのセグメン
トを有する三個の表示盤16,17,18を備えた可変表示器
20が取り付けられている。
【0019】可変表示器20は電気的表示態様で複数種類
の識別情報を表示し、それを可変表示することで所定数
種類の識別情報を所定速度で各々順次に、かつ、周期的
に表示可能になっており、その表示の明暗度合が切換可
能となっている。
【0020】そして可変表示器20は可変表示の終了に基
いていずれかの識別情報を停止表示し、可変表示器20に
停止表示された識別情報が予め定められた特定の識別情
報であるとき、開閉入賞装置4は入賞機会を与える状態
を作り出す。
【0021】可変表示器20の下部には入賞口7に飛び込
んだパチンコ球の個数に応じ、最高で4球分まで点滅す
る始動記憶個数表示灯21が取り付けられている。さらに
可変表示器20の上部には後述するが入賞状態(中当り、
または大当り)によって各表示盤16,17,18に対応させ
て点灯し、遊技者に知らせる当り確認表示灯22が取り付
けられている。
【0022】この当り確認表示灯22の上部で後壁15から
透明着色板14に隔壁23が形成され、このほぼ中央部分
は、光の拡散のために着色のダイヤカット部24が形成さ
れている。ダイヤカット部24の上部で、かつ、本体12の
上側からは基板25に取り付けられたストロボ放電灯10が
突き出ている。ストロボ放電灯10は周知のもので、カメ
ラに使用するものと同様で、抵抗とコンデンサ等による
放電により発光する。
【0023】遊技盤2の下部に位置する開閉入賞装置4
には、大入賞口6を開閉するゲート26が取り付けられ、
その表面には入賞によるパチンコ球の数によって点灯す
る大入賞球表示部6aが取り付けられ、図示を省略した
ソレノイドに連結されることによって開閉自在となって
いる。
【0024】さらに図示省略されているが大入賞口6の
内部には、パチンコ球の通過を検出する継続球検出スイ
ッチ40が取り付けられ、その下部にパチンコ球の通過を
数える10カウントスイッチ62が取り付けられている。
【0025】なお本実施例では、可変表示器20を各表示
盤16,17,18によって数字の可変表示としたが、これは
図5に示すように、ルーレット式にして、停止位置を予
め定めておき、LED27の点灯を常時回転させ、入賞口
7への入賞タイミングに応じて入賞機会を与える決定を
してもよいし、また同心円に形成された三つの円周の組
み合わせによって同様に入賞機会を与える決定をしても
よい。
【0026】つぎに上記構成からなるパチンコ機1を作
動させる回路構成を説明する。この回路構成はマイクロ
コンピュータが中心になっており、図6に示すように43
は、制御手段および識別情報作成手段としての中央演算
処理装置(以下CPUという)、また44は、CPUを作
動させるためのプログラムおよびデータが格納されてい
るメモリ(以下PROMという)で、CPU43はPRO
M44に格納されたプログラムを構成する制御手順を順次
実行する。
【0027】また45はクロック回路、46は電源リセット
回路、47は分周回路、48はリセット回路、49は入出力制
御装置、50はLEDデコーダ回路、51はLEDドライブ
回路、52はLED表示桁選択回路、53はLED接続回路
を示している。
【0028】さらに54は始動入賞スイッチ回路、55はタ
ッチ回路、56はソレノイドドライブ回路、57は電子音発
生回路、58はスピーカ、59はランプ駆動回路、60はラン
プ群、61は継続入賞スイッチ回路、62は10カウントス
イッチ、63は10カウントスイッチ回路である。
【0029】CPU43、PROM44、クロック回路45、
パワーオンリセット回路46、分周回路47、リセット回路
48および入出力制御回路49はマイクロコンピュータシス
テムを構成する。CPU43は図示しないRAMを備え、
PROM44に記憶された図7にフローチャートとして示
すプログラムにしたがってパチンコ機1を構成する各部
の処理を行う。
【0030】この図7に示すプログラムはパチンコ機1
各部の制御手順であり、この制御手順の最終命令とし
て、可変表示器20に停止表示されるいずれかの識別情報
を選択するための識別情報選択手順がPROM44にルー
プ状に格納されている。
【0031】クロック回路45は4MHzパルス波形のク
ロック信号を出力する。このクロック信号はCPU43に
入力されるようになっている。パワーオンリセット回路
46は電源がONしたときにCPU43にリセットをかける
ためパルス波形のリセット信号を出力する。
【0032】分周回路47はクロック回路45およびリセッ
ト回路48とともにリセット手段を構成し、CPU43を介
してクロック回路45からのクロック信号を受け、このク
ロック信号を分周によって4.096msec.周期のパル
ス波形を形成する。
【0033】このパルス波形は後述する割込みリセット
をかけるための割込みリセット信号であり、図7に示す
ステップ〜およびステップAの任意のステップ(命
令)を実行中のCPU43にステップ〜およびステッ
プAのエントリ命令すなわち図7ステップを実行させ
るためのものである。
【0034】リセット回路48にはパワーオンリセット信
号と割込みリセット信号とが入力されるようになってお
り、このリセット回路48は、これらのリセット信号のう
ち少なくとも何れか一方が入力されたとき、CPU43に
リセット信号を入力するものであり、オア回路からなっ
ている。
【0035】入出力制御回路49は、CPU43と上記マイ
クロコンピュータシステムに含まれない周辺の回路との
インターフェースとして機能する。LEDデコーダ回路
50、LEDドライブ回路51、LED表示桁選択回路52お
よびLED接続回路53はCPU43とともに電気的可変表
示器20の駆動制御を行う。
【0036】LEDデコーダ回路50は、CPU43から出
される表示盤16,17,18に対しての4ビットBCD信号
すなわち可変表示器20に停止表示されるいずれかの識別
情報に相当する信号を受けて表示盤16,17,18における
各セグメントに対応するデコーダ信号(各セグメントに
対して点灯の有無を表す信号)に変換し、このデコーダ
信号をLEDドライブ回路51に入力する。
【0037】LEDドライブ回路51は、このデコーダ信
号をセグメントが点灯するに充分なだけ電流増幅等を行
いLED接続回路53に供給する。LED表示桁選択回路
52は、CPU43から一定周期で出される表示桁選択信号
を受け、この表示桁選択信号に基いてLEDドライブ回
路51からの増幅デコーダ信号の供給を受けさせるべきも
のを表示盤16,17,18の中から選択指令する信号を出力
するもので、その各表示盤16,17,18に対しての表示桁
選択信号の出力時間の割合(デューティー)によりセグ
メントの明暗度合が同時に決定されるようになってい
る。
【0038】始動入賞スイッチ回路54には始動球検出ス
イッチ19からの検出信号が入力されるようになってお
り、この始動入賞スイッチ回路54は、この始動球検出信
号を受けると、表示盤16,17,18における表示の明暗度
合を明るく切換えるための明暗度合切換信号を出力す
る。この明暗度合切換信号はCPU43に入力されるよう
になっている。
【0039】タッチ回路55には停止指令スイッチ8から
の停止指令検出信号が入力されるようになっており、こ
のタッチ回路55は、この停止指令検出信号を受けると、
表示盤16,17,18における可変表示を停止させるための
停止指令信号を出力する。この停止指令信号はCPU43
に入力されるようになっている。
【0040】ソレノイド駆動回路56はCPU43から励磁
指令信号が出ているとき、励磁信号を出力することによ
りソレノイド32を励磁するものである。
【0041】電子音発生回路57およびスピーカ58は遊技
状態に応じた各種の効果音を出すためのものであり、電
子音発生回路57はCPU43からの各効果音に対応した効
果音発生指令信号に基いて効果音発生電力信号をスピー
カ58に供給し、このスピーカ58を駆動する。
【0042】ランプ駆動回路59は、点灯電力信号を供給
することでランプ群60を駆動するものである。このラン
プ群60とは遊技盤2上の各種ランプを総称したものであ
る。ランプ駆動回路59にはランプ群60を遊技機の遊技状
態に応じた点灯状態とするための点灯状態指令信号がC
PU43から入力されるようになっており、このランプ駆
動回路59は、この点灯状態指令信号に基いてランプ群60
を駆動するようにされている。
【0043】継続入賞スイッチ回路61には継続球検出ス
イッチ40からの検出信号が入力されるようになってお
り、この継続入賞スイッチ回路61は継続球検出信号を受
けると継続指令信号を出力するもので、この継続指令信
号はCPU43に入力されるようにされている。
【0044】10カウントスイッチ62は大入賞口6内に
入賞したパチンコ球を検出するものであり、その10カ
ウント用検出信号は10カウントスイッチ回路63に入力
されるようになっている。この10カウントスイッチ回
路63は、この10カウント用検出信号を受けると、これ
を波形成形してCPU43に入力するものである。
【0045】A/D変換回路28は遊技者によって自由に
変代できるボリューム11の抵抗値を入出力制御装置49を
介して接続されている放電回路29に対して所定の値に設
定するものである。
【0046】放電回路29にはA/D変換回路28からの接
続と、複数のコンデンサからなる高圧発生回路30の出力
の接続とがあり、上記ボリューム11の抵抗値に応じてそ
の出力の単位時間当りの速度が異なるものである。
【0047】放電回路29はスイッチング機能を有し、始
動球検出スイッチ19が閉成すると、始動入賞スイッチ回
路54が作動して、放電回路29の作動を解禁する。そし
て、高圧発生回路30からの電流をストロボ放電灯10へ流
すようになっている。
【0048】このことからストロボ放電灯10はボリュー
ム11の変化に応じた単位時間当りの速度で瞬時の発光を
繰り返すものである。なおストロボ放電灯10の発光速度
は、可変表示器20の各表示盤16,17,18の表示が変化す
る速度の整数倍となっている。したがってストロボ放電
灯10が発光したとき、各表示盤16,17,18の表示を目視
できるようになっている。
【0049】つぎに図7に示すフローチャートについて
CPU43の動作を説明する。図7はパチンコ機1各部の
制御手順のメインルーチンで、このメインルーチンはス
テップ〜およびAからなり、PROM44にあっては
ステップからステップAにかけて格納アドレスが漸次
増大してゆく。
【0050】ステップAは可変表示器20に停止表示され
るいずれかの識別情報を選択するための識別情報選択手
順であり、この識別情報選択手順はパチンコ機1の制御
手順のの最終命令としてループ状に構成・格納されてい
る。
【0051】他方、CPU43は上述したように割込みリ
セット信号により、4.096msec.毎にステップ〜
およびステップAの任意の命令実行からステップの
処理に戻され、この4.096msec.周期でステップ
ないしステップAの処理が繰り返される。
【0052】これによってCPU43が何らかの原因で暴
走(プログラムが壊れる等して所期のプログラムによる
動作とは違う間違った動作)をしたとしても、つぎの割
込みリセットで正常に戻すことができるのである。
【0053】またステップ〜は、CPU43による実
行1回分に要する時間が通常では4.096msec.より
も短く設定され、最長の場合でも4.096msec.で処
理が終るように作られており、ステップAはその余った
時間で任意回数だけ繰り返し実行されるようになってい
る。
【0054】すなわちステップAが実行される回数は、
CPU43によるステップ〜の実行に要する時間に依
存し、その処理状況に応じてステップAの実行に割り当
てられる時間が伸縮することから、次回のリセットまで
にステップAが実行される回数いいかえれば識別情報の
停止表示用データが更新される回数は任意になる。
【0055】ところでまずステップにおいて電源ON
のチェックを行う。すなわち今の電源ONの状態は電源
の初期投入によるものなのか或いはそうではなく既投入
の状態なのかを判断する。
【0056】このステップにおける判断の結果、既投
入ならばステップに移行し、初期投入ならばステップ
を実行した後ステップに進む。
【0057】ステップにおいてはRAMをクリアし、
初期状態にする。
【0058】ステップにおいては、スイッチ不正防止
処理を行う。すなわちスイッチ8,19,40,62他の各種
スイッチ類が正常に動作するか否かそれらの接続状態等
により判断し、この結果、異常なしであれば遊技機の動
作を平常に続行させ、また異常があった場合には遊技機
を遊技不可能状態とする。
【0059】つぎにステップにおいて入力スイッチ処
理を行う。この入力スイッチ処理は、上記各種スイッチ
がONされて信号を出しているか否かを確認し、信号が
出ているとき、その旨を表わすデータを各スイッチにつ
いてRAMにセットする。
【0060】つづいてステップにおいては表示処理を
行う。この表示処理は電気的可変表示器20、ランプ群60
等の表示器の制御を行う。
【0061】電気的可変表示器20における表示盤16,1
7,18に対しては可変表示、停止表示等の制御を行う。
【0062】まずRAMにより始動球検出スイッチ19の
信号が出ているか否か確認し、これが出ていないときに
は可変表示処理を行う。つまり表示盤16,17,18の夫々
についての10進数「0〜9」の数列を進項させる指令
があるとき、その表示盤16,17,18の夫々につき該数列
を1ずつ進め、これをその度に識別情報の可変表示用デ
ータとしてRAMの表示データ記憶領域にセットし、上
記BCDコードを出力して表示盤16,17,18の夫々に表
示させる。
【0063】また始動球検出スイッチ19の信号が出てい
るならば、停止表示の制御を行う。つまりRAMによ
り、停止すべき時間である旨の指示または停止指令スイ
ッチ8の信号が出ていることを確認すると後述する識別
情報選択手順にて作成された識別情報の停止表示用デー
タを表示すると決定する。
【0064】その決定後、RAMにより、表示盤16,1
7,18の夫々に対してのデータの入替え指令が確認され
たら、上記識別情報の停止表示用データにおける表示盤
16,17,18の夫々に対しての数字を上記表示データ記憶
領域に上記識別情報の可変表示用データと入替え、その
BCDコードを出して表示盤16,17,18の夫々に表示さ
せるとともにRAMにより可変開始指令が確認されたな
らば、表示盤16,17,18につき同時に停止表示を終了さ
せ、可変表示を開始させる。
【0065】ランプ群60は、図1にとくに符号を付して
示していないが、パチンコ機1の前面に配設されたもの
であって遊技状態を表わすRAMの各種データにより該
遊技機の遊技状態に応じて点灯の有無等を支持する。
【0066】つぎに係るステップの処理終了後、ステ
ップにて役処理を行う。すなわち上記識別情報の停止
表示用データが大当りを表す特定の組合せで、ここでは
表示盤16,17,18の3桁が同じ数字であるときおよびそ
の後、継続球検出スイッチ40の信号が出ていることが確
認されたとき、励磁指令信号を出してソレノイド32を励
磁させるとともに継続球検出スイッチ40の信号が出る度
に1ずつカウントアップして、ゲート26の開成回数を表
すデータをRAMにセットし、かつ、その回数が10にな
ると、このゲート26の10回目の開成時に継続球検出ス
イッチ40から信号が出ても、ソレノイド32の励磁信号は
出さず、また役の終了を表すデータをRAMにセットす
る。
【0067】さらにRAMにより10カウントスイッチ
62および継続球検出スイッチ40の信号が出たことを確認
する度に1ずつカウントアップしてその10カウント数
値を表すデータをRAMにセットするとともにその10
カウント数値が10になるか、或いは、別の停止指令(タ
イマ処理の説明で述べる。)が出ると励磁停止信号を出
してソレノイド32の励磁を停止させる。
【0068】つぎにステップにおいてタイマ処理を行
う。このタイマ処理は、本ステップの実行回数をカウ
ントすることで時間を計り、各種処理動作の動作時間を
予め定められた所定時間に制御する。
【0069】表示盤16,17,18の夫々につき予め定めら
れた時間毎に0〜9の数列を進項させるための指令を表
したデータをRAMにセットする。ここでは、0〜9の
数字が、表示盤16については20.5msec.(上記実行
回数5回)毎、表示盤17については28.7msec.(上
記実行回数7回)毎、表示盤18については24.6mse
c.(上記実行回数6回)毎に夫々移動するようにされて
いる。
【0070】また始動球検出スイッチ19の信号が出てか
ら停止指令スイッチ8が操作されない場合(即ち該スイ
ッチ8から信号が出たことが確認されない場合)には所
定時間経過後に上記識別情報の停止表示用データを決定
させる旨の指令を表したデータをRAMにセットする。
ここでは、始動球検出スイッチ19の信号が出てから、
5.5msec.後に上記識別情報の停止表示用データを決
定するようにされる。
【0071】さらにこの5.5msec.経過後、表示盤1
6,17,18の夫々について予め定められている時間経過
後に上記識別情報の停止表示用データにおける表示盤1
6,17,18の夫々に対しての数字を上記表示データ記憶
領域に上記識別情報の可変表示用データと入替えるため
の指令を表すデータをRAMにセットする。
【0072】ここでは、この入替えは、表示盤16につい
ては0.5msec.経過後、表示盤17については1.5m
sec.経過後、表示盤18については2.5msec.経過後に
夫々行われるようにされている。
【0073】なおこのデータの入替えには各表示盤16,
17,18について若干異なるが、0.0〜0.3msec.要
するものである。そして、表示盤16,17,18の夫々の表
示停止完了後、これらの停止表示を同時に終了させて可
変表示を開始させるための指令を表すデータをRAMに
セットする。
【0074】またここにおいて、大当りが出た場合に
は、役の終了が確認されてから、その可変開始指令デー
タをRAMにセットするようにされているとともに大当
たり確認後、ソレノイド32の始動毎にその始動後の所定
時間経過後、表示盤17に継続を表示させる旨の指令デー
タをRAMにセットする。
【0075】開閉入賞装置4におけるソレノイド32が始
動して所定時間経過に、該ソレノイド32の励磁を停止さ
せる指令を表したデータをRAMにセットする。
【0076】この他、ランプ群60の点灯時間なども、こ
こで制御される。
【0077】つぎにステップにおいて音処理を行う。
この音処理は、たとえば大当りが出たことを確認したと
き、スピーカ駆動指令を出してファンファーレ音をパチ
ンコ機1に配設されたスピーカ58に発生させるなど、各
遊技状態に応じた効果音を選択し、これをスピーカ58に
発生させるべく制御するものである。
【0078】そして、ステップにおいては表示明暗処
理が行われるもので、始動球検出スイッチ19の信号が出
てから可変開始指令が出るまでと、その他の場合とで上
記BCDコードのデューティー比を変換し、表示盤16,
17,18における表示の明暗度合をコントロールするとと
もにボリューム11の抵抗値に応じて、放電回路29からス
トロボ放電灯10に瞬時に電流を流して発光させる。
【0079】ステップAにおいては、識別情報選択手順
を行う。この処理は、項差を3に取った3桁等差数列を
その項を進めることにより識別情報の停止表示用データ
を更新するようにして識別情報の停止表示用データを作
成する。
【0080】そして、係る3桁等差数列により3桁数字
の4000の組合せを得て、この中から「大当り」の場
合20余りの特定の組合せを得ようとしているものであ
る。
【0081】このステップAの実行後、CPU43の処理
はステップに移行し、再びステップAに返ってくるよ
うにされてループのかたちがとられており、ステップA
の実行スピードは約40データ/msec.とされていて、
このループは4.096msec.中、ステップ〜の処
理が終了した後の余りの時間で繰り返されるとともにス
テップ〜の実行に要する時間は遊技状態で異なり、
余りの時間が、これに応じて異なってくるため、4.0
96msec.毎に、3桁等差数列における進められる項の
数は異なるようになっているものである。
【0082】このようにして、入賞口7のいずれかにパ
チンコ球が入賞すると、このパチンコ球が始動球検出ス
イッチ19によって検出され、電気的可変表示器20の可変
表示は続行し、そして、同時に、ストロボ放電灯10が、
遊技者の設定した抵抗値によって放電発光を繰り返す。
【0083】この放電発光のタイミングは、表示盤16,
17,18の可変表示の速度の整数倍であるから、同期され
ることになって、しかも、ボリューム11によって整数倍
の発光速度に変速できることから、放電発光毎に表示盤
16,17,18の数字を目視できる。
【0084】このことは、遊技者に停止指令スイッチ8
を押すタイミングを予測させ、表示盤16,17,18の可変
表示が停止したときの中当り、または大当りの機会を与
えるものである。なおパチンコ球が飛び込む複数の入賞
口7の位置によってストロボ放電灯10の発光速度を変化
させるようにしてもよいものである。この間、別のパチ
ンコ球が入賞口7に入ったときは、その入賞が所定数
(ここでは最高値4回)まで記憶される。
【0085】その後、所定時間が経過するか或いは停止
指令スイッチ8が触れられると、電気的可変表示器20の
明暗度合はそのままで可変表示が停止される。その停止
時に表示された数字が特定の組合せでないと何も起ら
ず、数秒間その明るい停止表示が継続されて再び暗い可
変表示が開始されるか、或いは入賞口7への入賞が記憶
されていたときは、明暗度合はそのままで再び明るい可
変表示が行われる。
【0086】一方、停止表示された数字が特定の組合せ
であるときは、ファンファーレが鳴り、電気的可変表示
器20の停止表示がそのままで、開閉入賞装置4が役動作
に入る。
【0087】すなわちソレノイド32が励磁されてゲート
26が開かれ、内へパチンコ球が入れるようになる。そし
て、この状態は予め定められた時間(約30msec.)或
いは内へのパチンコ球の入賞数が10個になるまでつづい
てソレノイド32の励磁が停止され、ゲート26が閉じられ
る。これがゲート26の1回の継続開成(すなわちソレノ
イド32の1回の励磁)である。
【0088】この間、継続球検出スイッチ40によってパ
チンコ球が1度も検出されていないときは、ここで役動
作が終了する。
【0089】一方、継続球検出スイッチ40によってパチ
ンコ球が1度でも検出されていたときは、ゲート26の継
続開成が再開され役動作は継続される。
【0090】このゲート26の継続開成は最高10回まで
が可能とされ、その10回目を終了すると、ここで役動
作終了となるのである。
【0091】
【発明の効果】以上述べたことから、本発明は、制御手
順のエントリ命令から識別情報選択手順の直前アドレス
までの命令の実行に要する時間の最長値がリセット信号
の発生周期よりも短く設定されているので、リセット信
号は識別情報選択手順の実行以前には発生されず、リセ
ット信号が発生されるまで可変表示器に停止表示される
識別情報の選択を任意回数繰り返す。
【0092】これにより特定の識別情報は周期的には発
生せず、特定の識別情報の発生タイミングを図ることは
困難になることから、初心遊技者および熟練遊技者間に
生じる技術格差を低減せしめ、両者間の技術格差に起因
した初心遊技者の遊技意欲の減少を抑止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパチンコ遊技機を示す正面図である。
【図2】入賞装置のうちの天入賞装置を示す拡大図であ
る。
【図3】図2に矢印A−Aによって示す縦断面図であ
る。
【図4】可変表示器を示す正面図である。
【図5】可変表示器の他の例を示す正面図である。
【図6】パチンコ遊技機を作動させる回路構成を示す構
成図である。
【図7】回路構成内のマイクロコンピュータの動作を示
す流れ図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 2 遊技盤 3 天入賞装置 4 開閉入賞装置 7 入賞口 16,17,18 表示盤 20 可変表示器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機の遊技盤上に配設された所定
    入賞口へのパチンコ球の飛び込みに基いて複数種類の識
    別情報を所定速度で可変表示させ該可変表示の終了に基
    いていずれかの識別情報を停止表示させる可変表示器を
    前記遊技盤上に設け、該可変表示器に停止表示された識
    別情報が予め定められた特定の識別情報であるときに入
    賞機会を与える状態を作り出す入賞装置を遊技盤上に設
    け、前記パチンコ機の各部を制御する制御手順が格納さ
    れたメモリを設け、該メモリに格納された制御手順を順
    次実行する制御手段を設けたパチンコ遊技機において、
    前記制御手順の任意の命令を実行中の前記制御手段に前
    記制御手順のエントリ命令を実行させるための割込みリ
    セット信号を所定周期で発生させるリセット手段を設
    け、前記メモリには前記可変表示器に停止表示されるい
    ずれかの識別情報を選択するための識別情報選択手順を
    前記制御手順の最終命令としてループ状に格納し、前記
    制御手順のエントリ命令から前記識別情報選択手順の直
    前アドレスまでの命令の実行に要する時間の最長値が前
    記リセット信号の発生周期よりも短く設定されているこ
    とを特徴とするパチンコ遊技機。
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