JPH08246209A - 競技用衣服 - Google Patents

競技用衣服

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Publication number
JPH08246209A
JPH08246209A JP7070576A JP7057695A JPH08246209A JP H08246209 A JPH08246209 A JP H08246209A JP 7070576 A JP7070576 A JP 7070576A JP 7057695 A JP7057695 A JP 7057695A JP H08246209 A JPH08246209 A JP H08246209A
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JP
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garment
competition
base cloth
directionality
line
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JP7070576A
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English (en)
Inventor
Takeshi Ogino
毅 荻野
Tatsuo Sakaguchi
達雄 坂口
Masaki Fujita
正樹 藤田
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Mizuno Corp
Original Assignee
Mizuno Corp
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D2400/00Functions or special features of garments
    • A41D2400/24Reducing drag or turbulence in air or water

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  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Outerwear In General, And Traditional Japanese Garments (AREA)
  • Knitting Of Fabric (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 競技用衣服の基布として表面に方向性を付与
し、特に流体抵抗を著しく受ける衣服の基布を順目又は
逆目になるように配し、該衣服における流体剥離位置を
後退して、競技者の後方に発生する渦を縮小せしめ、身
体に受ける流体抵抗を顕著に減少する。 【構成】 衣服の基布の表面にウネが多数形成され、該
ウネの総て或は一定本数のウネごとにウネに耐久性のあ
る片倒し加工を施して方向性を付与した基布を使用した
競技用衣服。 【効果】 衣服に受ける流体抵抗が低減するため競技の
記録を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は競技用衣服に関し、該衣
服の表面に形成されたウネに順目又は逆目加工を施すこ
とによって、方向性を付与した基布を各種競技用衣服に
使用して、各種競技用衣服表面の流体剥離位置を後退せ
しめて、それぞれの衣服着用者の後方に発生する渦を減
少せしめて、流体抵抗を低減せしめる競技用衣服に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、競技用衣服特にジャンプスキ−競
技用、アルペンスキ−競技用、スケ−ト競技用、自転車
競技用又は水泳等の競技用衣服としては、着用衣服の受
ける流体抵抗を少なくするための種々な衣服がある。例
えば、スキ−用衣服としてのその前身頃と後身頃との表
面に多数の弧状の凹部を設けた衣服(特開昭58−19
2920号)。表面粗度がスキ−用ジャンプス−ツの着
用によるスキ−ジャンプ飛行時の該ジャンプス−ツ面上
における揚力面積(SL )と抗力面積(SD )との比
(SL /SD )が0.5以上、その最大揚力面積が0.
55m2 となる空気力学特性に優れたジャンプス−ツ用
布帛に関する発明(特開昭63−50507号)、自転
車競技用衣服の両袖の付根から両袖の先端部に至る袖下
部と衣服本体におけるア−ムホ−ル下側から脇腹側に至
る脇部との間に袖及び衣服本体から連続する空気誘導用
フィンを設けた流体抵抗を抑えた衣服(実開昭59−5
686号)、浮力材を設けた水泳着特に少なくとも胸部
に浮力材を設けた水泳着(実開昭59−83916
号)、更には水着等の襟、脇及び背中の開口部の一ケ所
又は二ケ所以上を表面が平滑な非通気性、通水性シ−ト
部により被覆されたスポ−ツ用抵抗衣服(実公平5−3
8006号)等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の競技用衣服
は1/100秒程度の速さを争い、流体抵抗を受けるよ
うな衣服としてはまだまだ不十分である。そこで本発明
は競技用衣服に使用される基布として表面に方向性を付
与し、特に流体抵抗を著しく受ける衣服部分の基布の使
用法を順目又は逆目になるように配したもので、競技用
衣服における流体剥離位置を後退せしめて競技者の後方
に発生する渦を縮小せしめ、身体に受ける流体抵抗を顕
著に低減せしめる競技用衣服を提供することを目的とす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、(1) 流体抵抗を受ける競技に着用される
競技用衣服において、該衣服の基布の表面にウネが多数
形成され、かつ該ウネの総て或は一定数の本数のウネご
とに、或は一定間隔ごとにウネに耐久性のある片倒し加
工を施して方向性を付与した基布を使用してなることを
特徴とする競技用衣服であり、(2) 競技用衣服の基布が
経、緯2方向の伸縮性を有する基布、例えば2ウエイト
リコット、2ウエイサテン又は2ウエイラッセル等の編
織物であることを特徴とする上記(1) 記載の競技用衣服
であり、(3) 編織物の基布表面のウネに片倒し加工が施
されて方向性が付与された該基布を競技用衣服の部位に
よって該ウネに施された方向性を順目又は逆目になした
ことを特徴する上記(1) 又は(2) 記載の競技用衣服であ
り、(4) 表面ウネに方向性を有する該基布を衣服の上か
ら下へ、該ウネが順目に用いたことを特徴する上記(1),
(2) 又は(3) 記載の競技用衣服であり、(5) 基布表面の
ウネに方向性を有する該基布を衣服の腕部において下か
ら上へ順目になるように用いたことを特徴する上記(1),
(2) 又は(3) 記載の競技用衣服であり、(6) 基布表面の
ウネに方向性を有する該基布を襟口から肩及び上腕部外
側面及び下腕部外側面を経て手首部に至る線に沿って帯
状にして、かつ流体の流れ方向に対して逆目になるよう
に配したことを特徴とする上記(1),(2),(3) 又は(4) 記
載の競技用衣服であり、(7) 基布表面のウネに方向性を
有する基布を脇下から上腕部内側面及び下腕部内側面を
経て手首部に至る線に沿って帯状にして、かつ流体の流
れ方向に対して逆目になるように配したことを特徴する
上記(1),(2),(3) 又は(4) 記載の競技用衣服であり、
(8) 基布表面のウネに方向性を有する基布を脇下から足
首部に至る体側線に沿って帯状にして、かつ流体の流れ
方向に対して逆目になるように配したことを特徴する上
記(1),(2),(3) 又は(4) 記載の競技用衣服であり、(9)
基布表面のウネに方向性を有する基布を股下から大腿部
内側面及び下腿部内側面を経て足首部に至る線に沿って
帯状にして、かつ流体の流れ方向に対して逆目になるよ
うに配したことを特徴する上記(1),(2),(3) 又は(4) 記
載の競技用衣服であり、(10) 帯状の順目の角度は衣服
の襟口から肩及び上腕部外側面及び下腕部外側面を経て
手首部に至る線に対して45°〜135°程度であり、
脇下から上腕部内側面及び下腕部内側面を経て手首部に
至る線に対して45°〜135°程度であり、脇下から
足首部に至る体側線に対して45°〜135°程度であ
り、脇下から大腿部内側及び下腿部内側面を経て足首部
に至る線に対して45°〜135°程度であることを特
徴とする上記(5),(6),(7),(8) 又は(9) 記載の競技用衣
服である。ここにウネとは編物の場合、同一線上におけ
る複数のル−プによって形成された線条をいい、織物の
場合、経糸、緯糸に形成された線条をいう。
【0005】本発明の競技用衣服に使用される基布表面
のウネは〔図1〕に示すように、基布の表面にル−プが
約10〜40山/cm、好適には20〜30山/cm程度形
成する。本発明の基布によるジャンプ用スキ−服、アル
ペン用スキ−服、スケ−ト、自転車競技用衣服、水着等
の場合、所謂流体剥離位置を測定すると基布のウネが流
体の流れに対して逆目になるように配した場合、〔図
2〕(A) に示すように〔図2〕(B) に比較して剥離位置
が後退し、後方の渦が減少し、流体抵抗が減ずることが
わかる。剥離位置の測定は出願人の特開平2−3330
5号に記載した島津製作所、6分力天秤を用いる方法に
よった。即ち、上記の競技用衣服においては、流体の流
れに対して逆目になるように基布を配することによって
流体の剥離位置が後方にずれるため、後方に発生する渦
を抑制することが可能で、そのため本発明の衣服に受け
る流体抵抗を減少せしめることに成功したのである。
【0006】
【図1】
【0007】
【図2】(A)
【0008】
【図2】(B)
【0009】競技用衣服の場合、流れ方向に対して逆目
にすることによって〔図2〕(A) に示すように流体の剥
離位置を〔図2〕(B) の場合よりも後方にずらし、その
ため後方に発生する渦を抑制することができ、流体抵抗
を減少させることが可能である。〔図3〕(2) に本発明
の基布の表面状態を示す。またスキ−のジャンプ用衣服
の本発明の衣服と従来の衣服(表面ル−プのない生布使
用)との迎角0°〜4 と〔図16〕の如くなり、本発明の場合、揚抗比(L/
D)は迎角が10°〜30°において流体抵抗が低下す
るため必然的に揚抗比(L/D)が大となり、空気力学
特性が優れていることが判明した。即ち、ジャンプ競技
における飛距離を伸ばし得ることになる。なお(L/
D)の測定法は本出願人の特開平4−308277号に
記載の風洞を使用する空気力学特性の測定法並びにその
測定条件で測定した。
【0010】
【図3】(2)
【0011】
【図16】
【0012】更に本発明のアルペン用衣服について、表
面にウネの無い従来の衣服と比較して、風速10〜30
(m/s)において、抗力面積(抗力係数CD ×投影面
積)を測定した結果を〔図15〕に示した。流体抵抗は
「抗力面積」によって表される。本発明の衣服は従来品
に比して風速10〜30(m/s)のすべての範囲で流
体抵抗値が低く、この点においても本発明の衣服は優れ
ていることがわかる。ここに抗力面積の測定は本出願人
の特開平3−137203号記載の方法、即ち、島津製
作所の6分力天秤を使用して測定する方法によった。
【0013】
【図15】
【0014】本発明の競技用衣服に使用される片倒し加
工が施された編織物の基布は2ウエイトリコット、2ウ
エイサテン、2ウエイラッセル及び塩化ビニ−ルシ−ト
等の合成樹脂シ−ト基布の加工されたものが好適に使用
されるが、表面にウネが堅固に確実に顕現され得る基布
なら上記に限るものではなく、如何なる編織物でも差し
支えない。前記片倒し加工とは基布の表面にポリウレタ
ン等の合成樹脂をごくうすく塗布し、前記ウネを一方向
へ押し倒すように熱プレスで押圧し、賦形する加工をい
う。
【0015】次に実施例によって本発明を説明する。
【実施例1】競技用衣服において〔図4〕は、表面のウ
ネに片倒し加工が施されて方向性を付与された基布を衣
服の本体部分の総てにおいて請求項3に従って上から下
へ順目に使用した場合である。
【0016】
【図4】
【0017】
【実施例2】〔図5〕に示す競技用衣服は、表面のウネ
に方向性を有する基布を襟口から肩、上腕部外側面、下
腕部外側面から手首部に至る方向に沿って幅3〜5cmの
帯状に配し、かつ帯状の順目の角度は衣服の襟口から
肩、上腕部外側面、下腕部外側面を経て手首部に至る線
に対して80°〜100°程度の範囲であり、かつ流体
の流れ方向に対して表面のウネが逆目方向になるように
配した競技用衣服である。尚、腕の外側面は最も流体の
流れが乱れやすい部位であり、この部分の流体の剥離位
置を後方へずらすことが流体抵抗の低減に大きく寄与す
る。矢印は順目方向を示した。(以下の実施例において
も同様である。)
【0018】
【図5】
【0019】
【実施例3】〔図6〕に示す競技用衣服は、表面のウネ
に方向性を有する基布を脇下から上腕部内側面及び下腕
部内側面を経て手首部に至る線に沿って幅3〜5cmの帯
状に配し、かつ帯状の順目の角度は、脇下から上腕部内
側面及び下腕部内側面を経て手首部に至る線に対して8
0°〜100°程度の範囲であり、流体の流れ方向に対
して表面のウネが逆目方向になるように配した競技用衣
服である。
【0020】
【図6】
【0021】
【実施例4】〔図7〕に示す競技用衣服は、表面のウネ
に方向性を有する基布を脇下から足首部に至る体側線に
沿って幅4〜5cmの帯状に配し、かつ帯状の順目の角度
は、脇下から足首部に至る体側線に対して約90°であ
り、流体の流れ方向に対して表面のウネが逆目方向にな
るように配した競技用衣服である。尚、体側線上も流体
の流れが乱れやすい部位であり、この部分の流体の剥離
位置を後方へずらすことが流体抵抗の低減に大きく寄与
する。
【0022】
【図7】
【0023】
【実施例5】〔図8〕に示す競技用衣服は、表面のウネ
に方向性を有する基布を股下から大腿部内側面及び下腿
部内側面を経て足首部に至る線に沿って幅3〜5cmの帯
状に配し、かつ帯状の順目の角度は、股下から大腿部内
側面及び下腿部内側面を経て足首部に至る線に対して約
90°であり、流体の流れ方向に対して表面のウネが逆
目方向になるように配した競技用衣服である。
【0024】
【図8】
【0025】
【実施例6】〔図9〕に示す競技用衣服は、表面のウネ
に方向性を有する基布を衣服の腕部及び胴部の上から下
に向かって順目に用い、かつ衣服の襟口から肩、上腕部
外側面、下腕部外側面を経て手首部に至る線及び脇下か
ら足首部に至る体側線に沿って幅4〜5cmの帯状に配
し、かつ帯状の順目の角度は、腕部及び胴部の上から下
に向かう線に対して約100°であり、流体の流れ方向
に対して表面のウネが逆目方向に配した競技用衣服であ
る。
【0026】
【図9】
【0027】
【実施例7】〔図10〕に示すスキ−ジャンプ競技用衣
服は、表面のウネに方向性を有する基布を衣服の腕部及
び脇下から足首部にかけて上から下へ向かって幅3〜5
cmの帯状に配し、かつ帯状の順目の角度は、上腕部は上
から下へ向かう線に対して約70°であり、下腕部は上
から下へ向かう線に対して約60°、脇下から足首に至
る線に対して約80°であって、流体の流れ方向に対し
て表面のウネが逆目方向になるように配した競技用衣服
である。被服外の矢印はそれぞれ流体の流れを示し、二
重矢印は競技者の進行方向を示す。
【0028】
【図10】
【0029】
【実施例8】〔図11〕はアルベンスキ−競技用衣服を
示したものであり、競技の性質上(クラウチング姿勢を
とるため、腕をほぼ真直ぐに前方へ突き出す)腕部本体
の表面のウネは下から上へ順目に配し、他の部位は上か
ら下へ順目に配する。腕部の襟口から肩を経て肘に至る
線と、脇下から足首部に至る線に沿って幅3〜4cmに帯
状が設けられ、該帯状の順目の角度は上腕部の襟口から
肘に至る線に対して約70°であり、脇下から足首に至
る線に対して約80°の角度であって、流体の流れ方向
に対して表面のウネが逆目方向になるように配した競技
用衣服である。
【0030】
【図11】
【0031】
【実施例9】〔図12〕はスケ−ト競技用衣服を示した
ものであり、競技の性質上、腕を大きく前方から後方に
振り動かすことを考慮し、腕部本体の表面のウネは袖口
から襟口に至るまで下から上へ順目に配し、他の部位は
上から下へ順目に配した。帯状の順目の角度は上腕部の
襟口から肘に至る線に対して約50°、脇下から足首に
至る体側線に対して約80°の角度を有し、帯状の幅は
3〜4cmである。更に流体の流れ方向に対して表面のウ
ネが逆目方向になるように配した競技用衣服である。
【0032】
【図12】
【0033】
【実施例10】〔図13〕は自転車競技用衣服を示した
ものであり、競技の性質上、ハンドルを握った姿勢を考
慮して、下腕部の帯状を無くし、腕部本体の表面のウネ
は袖口から襟口に至るまで下から上へ順目に配し、他は
上から下へ順目に配した。帯状の順目の角度は、上腕部
の襟口から肘に至る線に対して約60°であり、脇下か
ら大腿部に至る体側線に対して70°〜110°程度で
あって、帯状の幅は3〜4cmである。更に流体の流れの
方向に対して表面のウネが逆目方向になるように配した
競技用衣服である。
【0034】
【図13】
【0035】
【実施例11】〔図14〕(A) 、〔図14〕(B) は競泳
用衣服を示したものであり、競技の性質上、本体部分は
表面のウネが上から下へ順目に配し、最も流体の流れが
乱れやすい胸下部にはウネが下から上へ順目になるよう
に、適宜形状の部材を配した。
【0036】
【図14】(A)
【0037】
【図14】(B)
【0038】
【発明の効果】本発明の競技用衣服は、 (1) 基布表面のウネを順目又は逆目になるように配する
ことによって身体における流体剥離位置を後退せしめる
ことが可能で、そのため競技者の後方に発生する渦を縮
小せしめ、衣服に受ける流体抵抗を低減することが可能
になった。 (2) 同一衣服について同一の順目又は逆目のウネを備え
た基布を使用するため衣服の風合の変化がない。 (3) 更に本発明の衣服は流体抵抗が小さいため競技記録
を向上せしめる著しい効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基布表面の表面荒さをKES風合試験
機により測定した結果であり、(1) は逆目方向、(2) は
順目方向の表面荒さを示すグラフである。
【図2】(A) 本発明の衣服の基布表面におけるウネを逆
目に配した場合の流体の剥離位置を示す。
【図2】(B) 従来の基布表面にウネの無い衣服表面にお
ける逆目の場合の流体の剥離位置を示す。
【図3】(1),(2)基布表面のウネの状態を示す図で(1)
は片倒し加工をする前、(2) は片倒し加工をした後を示
す。
【図4】本発明の衣服の基布表面のウネを上から下へ矢
印で示すように順目に配した場合のスキ−ジャンプ競技
用衣服の一実施例の斜視図。
【図5】本発明の衣服をスキ−ジャンプ用に使用した場
合の他の一実施例の斜視図。
【図6】請求項5に使用される本発明の競技用衣服の基
布表面のウネを矢印の方向に順目に配した場合の一実施
例の斜視図。
【図7】請求項6に使用される本発明の競技用衣服の基
布表面のウネを矢印の方向に順目に配した場合の一実施
例の斜視図。
【図8】請求項7に使用される本発明の競技用衣服の基
布表面のウネを矢印の方向に順目に配した場合の一実施
例の斜視図。
【図9】本発明衣服の腕部及び胴部の表面に帯状のウネ
が矢印の方向に順目に配した一実施例の斜視図。
【図10】本発明の衣服をスキ−ジャンプ用衣服に仕立
てた場合の表面に帯状にウネのある基布を配した一実施
例の斜視図。
【図11】本発明の衣服をアルペン用衣服に仕立てた場
合の表面に帯状にウネのある基布を配した一実施例の斜
視図。
【図12】本発明の衣服をスケ−ト用衣服に仕立てた場
合の表面に帯状にウネのある基布を配した一実施例の斜
視図。
【図13】本発明の衣服を自転車競技用衣服に仕立てた
場合の表面に帯状にウネのある基布を配した一実施例の
斜視図。
【図14】(A) 本発明の衣服を競泳着に仕立てた場合の
前部の斜視図で矢印の方向がウネの順目方向を示す。
【図14】(B) 本発明の衣服を競泳着に仕立てた場合の
横部の斜視図で矢印の方向がウネの順目方向を示す。
【図15】本発明のアルペン用衣服と従来のアルペン用
衣服との流体抵抗の比較図。
【図16】本発明のジャンプ用衣服と従来のジャンプ用
衣服との空気力学特性それぞれの迎角(度)における揚
抗比(L/D)の比較を示す。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年5月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来、競技用衣服特にジャンプスキー競
技用、アルペンスキー競技用、スケート競技用、自転車
競技用又は水泳等の競技用衣服としては、着用衣服の受
ける流体抵抗を少なくするための種々な衣服がある。例
えば、スキー用衣服としてのその前身頃と後身頃との表
面に多数の弧状の凹部を設けた衣服(実開昭58−19
2920号)。表面粗度がスキー用ジャンブスーツの着
用によるスキージャンプ飛行時の該ジャンプスーツ面上
における揚力面積(S)と抗力面積(S)との比
(S/S)が0.5以上、その最大揚力面積が0.
55mとなる空気力学特性に優れたジャンプスーツ用
布帛に関する発明(特開昭63−50507号)、自転
車競技用衣服の両袖の付根から両袖の先端部に至る袖下
部と衣服本体におけるアームホール下側から脇腹側に至
る脇部との間に袖及び衣服本体から速続する空気誘導用
フィンを設けた流体抵抗を抑えた衣服(実公昭59−5
686号)、浮力材を設けた水泳着特に少なくとも胸部
に浮力材を設けた水泳着(実開昭59−83915
号)、更には水着等の襟、脇及び背中の開口部の一ケ所
又は二ケ所以上を表面が平滑な非通気性、通水性シート
部により被覆されたスポーツ用抵抗衣服(実公平5−3
8006号)等がある。
【手続補正書】
【提出日】平成7年6月26日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基布表面の表面荒さをKES風合試験
機により測定した結果であり、(1)は逆目方向、
(2)は順目方向の表面荒さを示すグラフである。
【図2】(A)発明の衣服の基布表面におけるウネを逆
目に配した場合の流体の剥離位置を示す。(B)従来の
基布表面にウネの無い衣服表面における逆目の場合の流
体の剥離位置を示す。
【図3】(1),(2)基布表面のウネの状態を示す図
で(1)は片倒し加工をする前、(2)は片倒し加工を
した後を示す。
【図4】本発明の衣服の基布表面のウネを上から下へ矢
印で示すように順目に配した場合のスキーシャンプ競技
用衣服の一実施例の斜視図。
【図5】本発明の衣服をスキージャンプ用に使用した場
合の他の一実施例の斜視図。
【図6】請求項5に使用される本発明の競技用衣服の基
布表面のウネを矢印の方向に順目に配した場合の一実施
例の斜視図。
【図7】請求項6に使用される本発明の競技用衣服の基
布表面のウネを矢印の方向に順目に配した場合の一実施
例の斜視図。
【図8】請求項7に使用される本発明の競技用衣服の基
布表面のウネを矢印の方向に順目に配した場合の一実施
例の斜視図。
【図9】本発明衣服の腕部及び胴部の表面に帯状のウネ
が矢印の方向に順目に配した一実施例の斜視図。
【図10】本発明の衣服をスキージャンプ用衣服に仕立
てた場合の表面に帯状にウネのある基布を配した一実施
例の斜視図。
【図11】本発明の衣服をアルペン用衣服に仕立てた場
合の表面に帯状にウネのある基布を配した一実施例の斜
視図。
【図12】本発明の衣服をスケート用衣服に仕立てた場
合の表面に帯状にウネのある基布を配した一実施例の斜
視図。
【図13】本発明の衣服を自転車競技用衣服に仕立てた
場合の表面に帯状にウネのある基布を配した一実施例の
斜視図。
【図14】(A)本発明の衣服を競泳着に仕立てた場合
の前部の斜視図で矢印の方向がウネの順目方向を示す。
(B)本発明の衣服を競泳着に仕立てた場合の横部の斜
視図で矢印の方向がウネの順目方向を示す。
【図15】本発明のアルペン用衣服と従来のアルペン用
衣服との流体抵抗の比較図。
【図16】本発明のジャンプ用衣服と従来のジャンプ用
衣服との空気力学特性それぞれの迎角(度)における揚
抗比(L/D)の比較を示す。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体抵抗を受ける競技に着用される競技
    用衣服において、該衣服の基布の表面にウネが多数形成
    され、かつ該ウネの総て、或は一定数の本数のウネごと
    に、或は一定間隔ごとにウネに耐久性のある片倒し加工
    を施して方向性を付与した基布を使用してなることを特
    徴とする競技用衣服。
  2. 【請求項2】 競技用衣服の基布が経、緯2方向の伸縮
    性を有する基布の編織物であることを特徴とする請求項
    1記載の競技用衣服。
  3. 【請求項3】 編織物の基布表面のウネに片倒し加工が
    施されて方向性が付与された該基布を競技用衣服の部位
    によって該ウネに施された方向性を順目又は逆目になし
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の競技用衣服。
  4. 【請求項4】 基布表面のウネに方向性を有する該基布
    を衣服の上から下へ該ウネが順目になるように用いたこ
    とを特徴とする請求項1,2又は3記載の競技用衣服。
  5. 【請求項5】 基布表面のウネに方向性を有する該基布
    を衣服の腕部において下から上へ順目になるように用
    い、他の部分は衣服の上から下へ順目になるように用い
    たことを特徴とする請求項1,2又は3記載の競技用衣
    服。
  6. 【請求項6】 基布表面のウネに方向性を有する該基布
    を襟口から肩及び上腕部外側面及び下腕部外側面を経て
    手首部に至る線に沿って帯状にして、かつ流体の流れ方
    向に対して逆目になるように配したことを特徴とする請
    求項1,2又は3記載の競技用衣服。
  7. 【請求項7】 基布表面のウネに方向性を有する基布を
    脇下から上腕部内側面及び下腕部内側面を経て手首部に
    至る線に沿って帯状にして、かつ流体の流れ方向に対し
    て逆目になるように配したことを特徴とする請求項1,
    2又は3記載の競技用衣服。
  8. 【請求項8】 基布表面のウネに方向性を有する基布を
    脇下から足首部に至る体側線沿って帯状にして、かつ流
    体の流れ方向に対して逆目になるように配したことを特
    徴とする請求項1,2又は3記載の競技用衣服。
  9. 【請求項9】 基布表面のウネに方向性を有する基布を
    股下から大腿部内側面及び下大腿部内側面を経て足首部
    に至る線に沿って帯状にして、かつ流体の流れ方向に対
    して逆目になるように配したことを特徴とする請求項
    1,2又は3記載の競技用衣服。
  10. 【請求項10】 帯状の順目の角度は、衣服の襟口から
    肩及び上腕部外側面及び下腕部外側面を経て手首部に至
    る線に対して45°〜135°であり、脇下から上腕部
    内側面及び下腕部内側面を経て手首部に至る線に対して
    45°〜135°であり、脇下から足首部に至る体側線
    に対して45°〜135°であり、股下から大腿部内側
    面及び下腿部を経て足首部に至る線に対して45°〜1
    35°であることを特徴とする請求項6,7,8又は9
    記載の競技用衣服。
JP7070576A 1995-03-02 1995-03-02 競技用衣服 Pending JPH08246209A (ja)

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