JPH08245373A - 軟質ゼラチンカプセル - Google Patents
軟質ゼラチンカプセルInfo
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- JPH08245373A JPH08245373A JP8037663A JP3766396A JPH08245373A JP H08245373 A JPH08245373 A JP H08245373A JP 8037663 A JP8037663 A JP 8037663A JP 3766396 A JP3766396 A JP 3766396A JP H08245373 A JPH08245373 A JP H08245373A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capsule
- soft gelatin
- weight
- particle size
- active ingredient
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/48—Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate
- A61K9/4841—Filling excipients; Inactive ingredients
- A61K9/4866—Organic macromolecular compounds
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23K—FODDER
- A23K20/00—Accessory food factors for animal feeding-stuffs
- A23K20/10—Organic substances
- A23K20/174—Vitamins
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/48—Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate
- A61K9/4841—Filling excipients; Inactive ingredients
- A61K9/4858—Organic compounds
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カプセル充填物中の固体の、水に不溶性の、
できるだけ良好に生物有効である作用物質を、製造の際
に沈殿の問題が発生せずかつカプセル充填物はポンプ輸
送可能な状態を持続する程度に配合することができる、
軟質ゼラチンカプセルを提供すること。 【解決手段】 カプセル充填物が20℃で水に不溶性の
1つもしくはそれ以上の作用物質を、<10%が<5μ
mでありかつ<1%が>400μmである粒度分布を有
する粉末状調剤の形で含有している。
できるだけ良好に生物有効である作用物質を、製造の際
に沈殿の問題が発生せずかつカプセル充填物はポンプ輸
送可能な状態を持続する程度に配合することができる、
軟質ゼラチンカプセルを提供すること。 【解決手段】 カプセル充填物が20℃で水に不溶性の
1つもしくはそれ以上の作用物質を、<10%が<5μ
mでありかつ<1%が>400μmである粒度分布を有
する粉末状調剤の形で含有している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カプセル外皮とカ
プセル充填物からなる軟質ゼラチンカプセルに関する。
プセル充填物からなる軟質ゼラチンカプセルに関する。
【0002】
【従来の技術】作用物質を軟質ゼラチンカプセルの形で
投与することができることは、一般に公知であり、例え
ば、R. Voigt、Lehrbuch der pharmazeutischen Techno
logie,VCH, Weinheim 1987、230頁以降又は欧州特許
出願公開第337509号明細書が参照される。この場
合には、充填物が存在する形は、製造にとって、ならび
に軟質ゼラチンカプセルの安定及び作用にとって重要な
役割を果たす。
投与することができることは、一般に公知であり、例え
ば、R. Voigt、Lehrbuch der pharmazeutischen Techno
logie,VCH, Weinheim 1987、230頁以降又は欧州特許
出願公開第337509号明細書が参照される。この場
合には、充填物が存在する形は、製造にとって、ならび
に軟質ゼラチンカプセルの安定及び作用にとって重要な
役割を果たす。
【0003】通常、軟質ゼラチンカプセルの製造の場合
には、液体もしくは半固体の充填物は、カプセル封入さ
れる。作用物質が固体の形で存在する場合には、該作用
物質は、適当な支持液体中に溶解もしくは懸濁されなけ
ればならないか、増粘剤を用いて練ることによってペー
ストにされなければならない。多くの場合には作用物
質、例えば固体の水に不溶性の作用物質、特にレチノイ
ド、カロテノイドもしくはビタミンは、上記目的に使用
可能な支持液体中で十分な可溶性を示さない。従って、
作用物質が容易に沈殿し、その結果、分散液がもはやポ
ンプ輸送可能ではなくなる分散液が生じる。また、増粘
剤を用いて得られたペーストは、不十分なポンプ輸送可
能性という欠点を有している。
には、液体もしくは半固体の充填物は、カプセル封入さ
れる。作用物質が固体の形で存在する場合には、該作用
物質は、適当な支持液体中に溶解もしくは懸濁されなけ
ればならないか、増粘剤を用いて練ることによってペー
ストにされなければならない。多くの場合には作用物
質、例えば固体の水に不溶性の作用物質、特にレチノイ
ド、カロテノイドもしくはビタミンは、上記目的に使用
可能な支持液体中で十分な可溶性を示さない。従って、
作用物質が容易に沈殿し、その結果、分散液がもはやポ
ンプ輸送可能ではなくなる分散液が生じる。また、増粘
剤を用いて得られたペーストは、不十分なポンプ輸送可
能性という欠点を有している。
【0004】軟質ゼラチンカプセルの使用の場合の別の
基準は、カプセルに封入された充填物の作用である。作
用にとって重要であるのは、作用物質の生物有効度(Bio
verfuegbarkeit)であり、この場合、できるだけ高い生
物有効度の達成が求められる。
基準は、カプセルに封入された充填物の作用である。作
用にとって重要であるのは、作用物質の生物有効度(Bio
verfuegbarkeit)であり、この場合、できるだけ高い生
物有効度の達成が求められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、カプ
セル充填物中の固体の、水に不溶性の、できるだけ良好
に生物有効である作用物質を、製造の際に沈殿の問題は
発生せずかつカプセル充填物がポンプ輸送可能な状態を
持続する程度に配合することができる、軟質ゼラチンカ
プセルを提供することであった。
セル充填物中の固体の、水に不溶性の、できるだけ良好
に生物有効である作用物質を、製造の際に沈殿の問題は
発生せずかつカプセル充填物がポンプ輸送可能な状態を
持続する程度に配合することができる、軟質ゼラチンカ
プセルを提供することであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、カプセル充
填物が20℃で水に不溶性の1つもしくはそれ以上の作
用物質を、<10%が<5μmでありかつ<1%が>4
00μmである粒度分布を有する粉末状調剤の形で含有
している、カプセル外皮とカプセル充填物からなる軟質
ゼラチンカプセルによって解決される。即ち、粉末状調
剤の粒子の10%未満は、5μm未満の粒度を有し、か
つ該粒子の1%未満は、400μmを超える粒度を有す
る。
填物が20℃で水に不溶性の1つもしくはそれ以上の作
用物質を、<10%が<5μmでありかつ<1%が>4
00μmである粒度分布を有する粉末状調剤の形で含有
している、カプセル外皮とカプセル充填物からなる軟質
ゼラチンカプセルによって解決される。即ち、粉末状調
剤の粒子の10%未満は、5μm未満の粒度を有し、か
つ該粒子の1%未満は、400μmを超える粒度を有す
る。
【0007】意外にも、本発明による軟質ゼラチンカプ
セルは、作用物質が上記の粒度分布を有する粉末状調剤
の分散液の形で存在している場合には、作用物質分散液
の沈殿なしに製造することができ、この場合、高い生物
有効度を有する作用物質は、使用することができかつこ
の生物有効度を持続することが判明した。
セルは、作用物質が上記の粒度分布を有する粉末状調剤
の分散液の形で存在している場合には、作用物質分散液
の沈殿なしに製造することができ、この場合、高い生物
有効度を有する作用物質は、使用することができかつこ
の生物有効度を持続することが判明した。
【0008】粉末状調剤の粒度分布は、有利に次の値を
有している:<10%<10μm及び<1%>350μ
m、殊に<5%<5μm及び<1%>320μm。
有している:<10%<10μm及び<1%>350μ
m、殊に<5%<5μm及び<1%>320μm。
【0009】粒度分布の最大値は、40〜100μmで
あることができる。
あることができる。
【0010】粉末状調剤は、有利に、上記の粒度分布を
有する、固体の、水に不溶性の作用物質の他にコロイド
を含有している。このような粉末状調剤の製造は、自体
公知であり、かつ、例えば欧州特許第065193号明
細書に記載されており、この欧州特許明細書を参照され
たし。コロイドとして膨潤可能なコロイド、例えばゼラ
チン、デンプン、デキストリン、ペクチン、アラビアゴ
ム、カゼイン、カゼイネート(Kaseinat)、大豆タンパク
質又はこれらの混合物は、存在していてもよい。しか
し、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、メ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロ
キシプロピルセルロース及びアルギン酸塩は、使用する
こともできる。より詳細については、R.A. Morton, Fat
Soluble Vitamins, intern. Encyclopedia of Food an
d Nutrition, 第9巻, Pergamon Press 1970, 128〜
131頁が参照される。粉末状調剤の機械的安定性を高
めるために、コロイドに可塑剤、例えばショ糖もしくは
ショ糖アルコール、例えばサッカロース、グルコース、
ラクトース、転化糖、ソルビトール、マンニトール又は
グリセリンを添加することは、有利である。作用物質及
び可塑剤に対するコロイドの比は、通常、粉末の乾燥質
量に対して作用物質0.5〜25重量%、有利に1〜2
0重量%、コロイド10〜50重量%及び可塑剤20〜
70重量%を含有している粉末状調剤が得られるように
選択される。
有する、固体の、水に不溶性の作用物質の他にコロイド
を含有している。このような粉末状調剤の製造は、自体
公知であり、かつ、例えば欧州特許第065193号明
細書に記載されており、この欧州特許明細書を参照され
たし。コロイドとして膨潤可能なコロイド、例えばゼラ
チン、デンプン、デキストリン、ペクチン、アラビアゴ
ム、カゼイン、カゼイネート(Kaseinat)、大豆タンパク
質又はこれらの混合物は、存在していてもよい。しか
し、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、メ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロ
キシプロピルセルロース及びアルギン酸塩は、使用する
こともできる。より詳細については、R.A. Morton, Fat
Soluble Vitamins, intern. Encyclopedia of Food an
d Nutrition, 第9巻, Pergamon Press 1970, 128〜
131頁が参照される。粉末状調剤の機械的安定性を高
めるために、コロイドに可塑剤、例えばショ糖もしくは
ショ糖アルコール、例えばサッカロース、グルコース、
ラクトース、転化糖、ソルビトール、マンニトール又は
グリセリンを添加することは、有利である。作用物質及
び可塑剤に対するコロイドの比は、通常、粉末の乾燥質
量に対して作用物質0.5〜25重量%、有利に1〜2
0重量%、コロイド10〜50重量%及び可塑剤20〜
70重量%を含有している粉末状調剤が得られるように
選択される。
【0011】酸化分解に対する作用物質の安定性を高め
るために、粉末状調剤に安定剤、例えばα−トコフェロ
ール、t−ブチルヒドロキシトルエン、t−ブチルヒド
ロキシアニソール又はエトキシキン(Ethoxyquine)を添
加することは、有利である。
るために、粉末状調剤に安定剤、例えばα−トコフェロ
ール、t−ブチルヒドロキシトルエン、t−ブチルヒド
ロキシアニソール又はエトキシキン(Ethoxyquine)を添
加することは、有利である。
【0012】コロイドとして大豆タンパク質−炭水化物
−もしくはゼラチン−炭水化物−マトリックスは、特に
適当であることが判明しており、このマトリックス中に
固体作用物質が埋められている。固体作用物質としてレ
チノイド、カロテノイド又はビタミンが存在する場合に
は、粉末状調剤は、例えば冷水中で微細分散液を形成す
る。
−もしくはゼラチン−炭水化物−マトリックスは、特に
適当であることが判明しており、このマトリックス中に
固体作用物質が埋められている。固体作用物質としてレ
チノイド、カロテノイド又はビタミンが存在する場合に
は、粉末状調剤は、例えば冷水中で微細分散液を形成す
る。
【0013】軟質ゼラチンカプセル中に存在していても
よいカロテノイドは、着色剤として使用することもでき
る化合物のこの種類の公知の、入手可能である、天然も
しくは合成の代表、例えばカロテン、リコピン、ビキシ
ン、ゼアキサンチン、クリプトキサンチン、シトラナキ
サンチン、ルテイン、カンタキサンチン、アスタキサン
チン、β−アポ−4′−カロテナール、β−アポ−8′
−カロテナール、β−アポ−12′−カロテナール、β
−アポ−8′−カロテン酸エステルならびにヒドロキシ
基を有しかつカルボキシ基を有するこれら群の代表のエ
ステル、例えば低級アルキルエステルならびに有利にメ
チルエステル及びエチルエステルである。工業的に良好
に入手可能である代表、例えばβ−カロテン、カンタキ
サンチン、β−アポ−8′−カロテナール、β−アポ−
8′−カロテン酸エステルは、特に有利である。粉末状
調剤中の作用物質としてβ−カロテンを含有している軟
質ゼラチンカプセルは、殊に有利である。
よいカロテノイドは、着色剤として使用することもでき
る化合物のこの種類の公知の、入手可能である、天然も
しくは合成の代表、例えばカロテン、リコピン、ビキシ
ン、ゼアキサンチン、クリプトキサンチン、シトラナキ
サンチン、ルテイン、カンタキサンチン、アスタキサン
チン、β−アポ−4′−カロテナール、β−アポ−8′
−カロテナール、β−アポ−12′−カロテナール、β
−アポ−8′−カロテン酸エステルならびにヒドロキシ
基を有しかつカルボキシ基を有するこれら群の代表のエ
ステル、例えば低級アルキルエステルならびに有利にメ
チルエステル及びエチルエステルである。工業的に良好
に入手可能である代表、例えばβ−カロテン、カンタキ
サンチン、β−アポ−8′−カロテナール、β−アポ−
8′−カロテン酸エステルは、特に有利である。粉末状
調剤中の作用物質としてβ−カロテンを含有している軟
質ゼラチンカプセルは、殊に有利である。
【0014】レチノイドとしては、なかでもアル−トラ
ンス−レチノイン酸(all-trans-Retinsaeure)、13−
シス−レチノイン酸ならびに該酸のエステル及びアミド
である。これらレチノイドの化学式は、詳細には、ニュ
ートン(D.L. Newton)、ヘンダーソン(W.R. Henderson)
及びスポーン(M.B. Sporn)によってCancer Research40,
3413-3425に記載されており、従って、この参考文献が
参照される。
ンス−レチノイン酸(all-trans-Retinsaeure)、13−
シス−レチノイン酸ならびに該酸のエステル及びアミド
である。これらレチノイドの化学式は、詳細には、ニュ
ートン(D.L. Newton)、ヘンダーソン(W.R. Henderson)
及びスポーン(M.B. Sporn)によってCancer Research40,
3413-3425に記載されており、従って、この参考文献が
参照される。
【0015】ビタミンとして、本発明による軟質ゼラチ
ンカプセルの粉末調剤中に、なかでもビタミンA、ビタ
ミンE(例えばアセテートとして)ビタミンB1、ビタ
ミンB2、ビタミンB6及び/又はB12は存在する。
ンカプセルの粉末調剤中に、なかでもビタミンA、ビタ
ミンE(例えばアセテートとして)ビタミンB1、ビタ
ミンB2、ビタミンB6及び/又はB12は存在する。
【0016】粉末調剤は、乾燥粉末とも呼称される。
【0017】粉末状調剤の他に軟質ゼラチンカプセル
は、なお別の作用物質、例えばカロテノイド、レチノイ
ド及び/又はビタミンの上記の群の中から、上記で詳細
に記載された物質、殊にビタミンC及び/又はEは、常
用の配合で含有していてもよい。
は、なお別の作用物質、例えばカロテノイド、レチノイ
ド及び/又はビタミンの上記の群の中から、上記で詳細
に記載された物質、殊にビタミンC及び/又はEは、常
用の配合で含有していてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】軟質ゼラチンカプセルの製造は、
自体公知の方法で行なわれ、かつ例えば、引用されたボ
イクト(R. Voigt)の参考文献に記載されている。この場
合には、詳細には次のとおり行なうことができる:カプ
セルの成形、充填及び密閉は、有利に1つの作業工程で
行なわれる。専ら、充填物及びカプセル外皮のためのゼ
ラチン材料は、前もって別々に調合される。とりわけカ
プセル充填物の成分の磨滅のない秤量された量及び注ぎ
移しには、該成分が流動可能かつポンプ輸送可能である
ことが必要であり、この場合、一定の粘度群(Viskosita
etsgruppen)が超えられてはならず、かつ、例えば沈殿
による不均質性が生じてはならない。このことは、本発
明による軟質ゼラチンカプセルの場合には、上記で定義
された粒度分布を有する粉末状調剤の使用によって保証
されている。
自体公知の方法で行なわれ、かつ例えば、引用されたボ
イクト(R. Voigt)の参考文献に記載されている。この場
合には、詳細には次のとおり行なうことができる:カプ
セルの成形、充填及び密閉は、有利に1つの作業工程で
行なわれる。専ら、充填物及びカプセル外皮のためのゼ
ラチン材料は、前もって別々に調合される。とりわけカ
プセル充填物の成分の磨滅のない秤量された量及び注ぎ
移しには、該成分が流動可能かつポンプ輸送可能である
ことが必要であり、この場合、一定の粘度群(Viskosita
etsgruppen)が超えられてはならず、かつ、例えば沈殿
による不均質性が生じてはならない。このことは、本発
明による軟質ゼラチンカプセルの場合には、上記で定義
された粒度分布を有する粉末状調剤の使用によって保証
されている。
【0019】従って本発明の対象は、軟質ゼラチンカプ
セルの製造への、上記のとおりの粒度分布を有する粉末
状のレチノイド−、カロテノイド−及び/又はビタミン
調剤の使用である。
セルの製造への、上記のとおりの粒度分布を有する粉末
状のレチノイド−、カロテノイド−及び/又はビタミン
調剤の使用である。
【0020】分散液の形成のために、ないしは分散助剤
として、本発明による軟質ゼラチンカプセルには、粉末
状調剤の他に常用の物質、例えば植物油、レシチン、ワ
ックス、乳化助剤ないしは分散助剤は、使用される。
として、本発明による軟質ゼラチンカプセルには、粉末
状調剤の他に常用の物質、例えば植物油、レシチン、ワ
ックス、乳化助剤ないしは分散助剤は、使用される。
【0021】カプセル外皮のためのゼラチン材料の組成
は、自体公知であり、かつ、ゼラチン(約60〜70重
量%)の他になお可塑剤、例えばグリセリンもしくはソ
ルビトール(約30〜40重量%)ならびに場合によっ
ては防腐剤、芳香剤、着色剤及び/又は、例えば欧州特
許出願公開第337509号明細書に記載されている他
の助剤を含有している。
は、自体公知であり、かつ、ゼラチン(約60〜70重
量%)の他になお可塑剤、例えばグリセリンもしくはソ
ルビトール(約30〜40重量%)ならびに場合によっ
ては防腐剤、芳香剤、着色剤及び/又は、例えば欧州特
許出願公開第337509号明細書に記載されている他
の助剤を含有している。
【0022】カプセル自体の製造は、有利にいわゆるロ
ータリー・ダイ方法(Rotary Die Process)に従って行な
われ、この方法の場合には、2本の向かい合って回転す
る成形ローラー間を、連続したゼラチン帯状物(ゼラチ
ン40%、グリセロール30%、水30%)が通過して
いく。ローラーによって、ゼラチン帯状物からカプセル
成形体が押し抜かれる。同時に、充填物は、両方の押抜
片の間に注入され、かつ該押抜片の端部は、熱作用によ
り相互に溶接される。さらに、得られたカプセルは、排
出され、前冷却されかつ例えば有機溶剤を用いた洗浄後
に、相対空気湿度約30%の調節された空気中で20℃
で乾燥される。種々の形(円形、卵形、楕円形、円錐
形、水滴形もしくはアンプル形)を製造することは、問
題なく可能である。カプセルは、単色で製造することも
可能であるし、二色で製造することも可能である。詳細
には上記方法は、ボイクトの参考文献(上記引用箇所に
おいて、232頁)に示されている。
ータリー・ダイ方法(Rotary Die Process)に従って行な
われ、この方法の場合には、2本の向かい合って回転す
る成形ローラー間を、連続したゼラチン帯状物(ゼラチ
ン40%、グリセロール30%、水30%)が通過して
いく。ローラーによって、ゼラチン帯状物からカプセル
成形体が押し抜かれる。同時に、充填物は、両方の押抜
片の間に注入され、かつ該押抜片の端部は、熱作用によ
り相互に溶接される。さらに、得られたカプセルは、排
出され、前冷却されかつ例えば有機溶剤を用いた洗浄後
に、相対空気湿度約30%の調節された空気中で20℃
で乾燥される。種々の形(円形、卵形、楕円形、円錐
形、水滴形もしくはアンプル形)を製造することは、問
題なく可能である。カプセルは、単色で製造することも
可能であるし、二色で製造することも可能である。詳細
には上記方法は、ボイクトの参考文献(上記引用箇所に
おいて、232頁)に示されている。
【0023】
【実施例】カプセル充填物を次の成分を混合することに
よって製造した:β−カロテン5重量部及びゼラチン−
炭水化物−混合物45重量部を含有する粉末状調剤50
重量部、ビタミンC50重量部(DAB)、大豆レシチ
ン3重量部、D,L−α−トコフェロールアセテート1
2重量部、平均的な鎖長のトリグリセリド50重量部
(DAB)及び固体脂32重量部(DAB)。
よって製造した:β−カロテン5重量部及びゼラチン−
炭水化物−混合物45重量部を含有する粉末状調剤50
重量部、ビタミンC50重量部(DAB)、大豆レシチ
ン3重量部、D,L−α−トコフェロールアセテート1
2重量部、平均的な鎖長のトリグリセリド50重量部
(DAB)及び固体脂32重量部(DAB)。
【0024】大豆レシチン及びトリグリセリドと前混合
された粉末状調剤は、ポンプ輸送可能であり、かつ固体
成分の沈殿を示さなかった。
された粉末状調剤は、ポンプ輸送可能であり、かつ固体
成分の沈殿を示さなかった。
【0025】カプセル外皮のための材料を次の成分を混
合することによって別に製造した:ゼラチン200重量
部、グリセリン55重量部、70%のソルビトール水溶
液60重量部。外皮材料の着色のためになおTiO2と20
%のβ−カロテン−脂肪分散液の混合物1重量部を添加
した。
合することによって別に製造した:ゼラチン200重量
部、グリセリン55重量部、70%のソルビトール水溶
液60重量部。外皮材料の着色のためになおTiO2と20
%のβ−カロテン−脂肪分散液の混合物1重量部を添加
した。
【0026】前記のロータリー・ダイ方法に従って、カ
プセル充填材料及び外皮材料から軟質ゼラチンカプセル
を楕円形のカプセルの形で製造した。カプセルの全体重
量は、950mgであった。
プセル充填材料及び外皮材料から軟質ゼラチンカプセル
を楕円形のカプセルの形で製造した。カプセルの全体重
量は、950mgであった。
【0027】使用された作用物質β−カロテン乾燥粉末
の生物有効度は、次の試験により明示されている: 子牛における食餌試験 試験調剤を各10頭の同じ種及び体重の乳で育てられた
子牛にβ−カロテン6mg/kg体重の1回量で投与し
た。投与後に、β−カロテン−血中含有量曲線の経過を
続く11日間にわたって分析した。生物有効度は、曲線
下の面積を比較することによって得られた。
の生物有効度は、次の試験により明示されている: 子牛における食餌試験 試験調剤を各10頭の同じ種及び体重の乳で育てられた
子牛にβ−カロテン6mg/kg体重の1回量で投与し
た。投与後に、β−カロテン−血中含有量曲線の経過を
続く11日間にわたって分析した。生物有効度は、曲線
下の面積を比較することによって得られた。
【0028】 子牛の場合の相対的な生物有効度(分散液=100%) β−カロテン分散液30% 100 β−カロテン乾燥粉末10% 819
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴォルフガング ヘーンライン ドイツ連邦共和国 フラインスハイム ア ム ローゼンビュール 11アー
Claims (1)
- 【請求項1】 カプセル外皮とカプセル充填物からなる
軟質ゼラチンカプセルにおいて、カプセル充填物が水に
不溶性の1つもしくはそれ以上の作用物質を、<10%
が<5μmでありかつ<1%が>400μmである粒度
分布を有する粉末状調剤の形で含有していることを特徴
とする、軟質ゼラチンカプセル。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19506569.7 | 1995-02-24 | ||
DE19506569 | 1995-02-24 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08245373A true JPH08245373A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=7754999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8037663A Pending JPH08245373A (ja) | 1995-02-24 | 1996-02-26 | 軟質ゼラチンカプセル |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
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