JPH0824347A - 生体用セメント注入治具 - Google Patents
生体用セメント注入治具Info
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- JPH0824347A JPH0824347A JP6162324A JP16232494A JPH0824347A JP H0824347 A JPH0824347 A JP H0824347A JP 6162324 A JP6162324 A JP 6162324A JP 16232494 A JP16232494 A JP 16232494A JP H0824347 A JPH0824347 A JP H0824347A
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- cement
- syringe
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- tube
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- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 骨粗鬆症等の患者に生体用セメントを充填さ
せるさい、手術による侵襲を極力押さえ、所定箇所に速
やかに適量の生体用セメントを注入し充填することがで
きる注入装置に関するもので、市販の注射器等に装着可
能で、簡便に使用することができ、コストパフォーマン
スに優れた生体セメント用注入治具を開発する。 【構成】 円筒状の胴体側面に複数の開孔部を設け、先
端部を閉塞し、末端部に注射器のノズルを挿脱する嵌合
口を設けた生体挿入管と、該嵌合口の側面に螺子孔を設
け、該螺子孔に螺入する固定用ボルトを備えた結合部と
より構成させ、該嵌合口に注射器のノズルを挿入し、該
螺子孔に螺入した固定用ボルトにより該ノズルを押えつ
けることにより、注射器に生体挿入管を装着させる構成
とした生体用セメント注入治具。
せるさい、手術による侵襲を極力押さえ、所定箇所に速
やかに適量の生体用セメントを注入し充填することがで
きる注入装置に関するもので、市販の注射器等に装着可
能で、簡便に使用することができ、コストパフォーマン
スに優れた生体セメント用注入治具を開発する。 【構成】 円筒状の胴体側面に複数の開孔部を設け、先
端部を閉塞し、末端部に注射器のノズルを挿脱する嵌合
口を設けた生体挿入管と、該嵌合口の側面に螺子孔を設
け、該螺子孔に螺入する固定用ボルトを備えた結合部と
より構成させ、該嵌合口に注射器のノズルを挿入し、該
螺子孔に螺入した固定用ボルトにより該ノズルを押えつ
けることにより、注射器に生体挿入管を装着させる構成
とした生体用セメント注入治具。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、生体用セメントを所定
箇所に充填することができる生体用セメント充填装置に
関する。
箇所に充填することができる生体用セメント充填装置に
関する。
【０００２】
【従来技術】リン酸カルシウムセメント等の生体用セメ
ントは、通常適当な硬化液と練和し、ペースト状等の流
動状態として所定患部に充填されるほか、充填箇所の形
状に予め成型した充填物を直接所定箇所に押し込む方法
が採用されている。
ントは、通常適当な硬化液と練和し、ペースト状等の流
動状態として所定患部に充填されるほか、充填箇所の形
状に予め成型した充填物を直接所定箇所に押し込む方法
が採用されている。
【０００３】生体用セメントを流動状態にして所定患部
に充填する装置としては、例えば注射器形状の注入器が
従来から一般に用いられており、また生体用セメントを
所定患部にできるかぎり適切に充填するために種々の形
状変更等が提案されている。ところで手術による侵襲を
できるだけ小さくして、患者に対する負担を小さくした
いという医師の要望は強い。しかし、一方では目的の部
位に拡く生体用セメントを行き渡らせて、治療効果を高
めたいという要望もある。
に充填する装置としては、例えば注射器形状の注入器が
従来から一般に用いられており、また生体用セメントを
所定患部にできるかぎり適切に充填するために種々の形
状変更等が提案されている。ところで手術による侵襲を
できるだけ小さくして、患者に対する負担を小さくした
いという医師の要望は強い。しかし、一方では目的の部
位に拡く生体用セメントを行き渡らせて、治療効果を高
めたいという要望もある。
【０００４】近年特に注目されている骨粗鬆症の手術を
例にとって説明する。骨粗鬆症は、脊椎の骨量が減少
し、ひどくなると椎体が圧迫骨折を起こすことがある。
このような場合図６に示すように椎体に小さい孔１を開
け、この孔１に注入器２の吐出管３を挿入し、生体用セ
メントを内部に充填するが、この場合海綿骨部の骨量が
著しく減少しポーラスな状態となっているので、椎体に
開けた孔より生体用セメントが周辺部に侵入してゆき、
骨粗鬆症の有効な治療手段である。しかし、患者の多く
は老人であり大手術には絶えられず、可能な限り手術侵
襲を抑えねばならない。このため通常は背部を切開し、
椎弓根部を直径６．５ｍｍ以下のドリルで開孔１し、そ
の後該開孔１に注入器２を用いて生体用セメントを注入
する方法が取られている。ところがドリルで開孔した円
柱状の開孔部内に生体用セメントを注入する際、通常使
用されている注射器タイプの注入器では、先端部に唯一
吐出管を持っているにすぎない。このようなタイプの注
入器で該開孔に生体用セメント注入しても、該開孔の周
壁と先端部とよりその周辺部にわずかに拡がるにすぎな
い。これでは生体用セメントを注入することによる治療
効果はあまり期待できない。そこで、該開孔周辺にも拡
く、かつ十分に生体用セメントを充填できる装置の開発
が待望されていた。
例にとって説明する。骨粗鬆症は、脊椎の骨量が減少
し、ひどくなると椎体が圧迫骨折を起こすことがある。
このような場合図６に示すように椎体に小さい孔１を開
け、この孔１に注入器２の吐出管３を挿入し、生体用セ
メントを内部に充填するが、この場合海綿骨部の骨量が
著しく減少しポーラスな状態となっているので、椎体に
開けた孔より生体用セメントが周辺部に侵入してゆき、
骨粗鬆症の有効な治療手段である。しかし、患者の多く
は老人であり大手術には絶えられず、可能な限り手術侵
襲を抑えねばならない。このため通常は背部を切開し、
椎弓根部を直径６．５ｍｍ以下のドリルで開孔１し、そ
の後該開孔１に注入器２を用いて生体用セメントを注入
する方法が取られている。ところがドリルで開孔した円
柱状の開孔部内に生体用セメントを注入する際、通常使
用されている注射器タイプの注入器では、先端部に唯一
吐出管を持っているにすぎない。このようなタイプの注
入器で該開孔に生体用セメント注入しても、該開孔の周
壁と先端部とよりその周辺部にわずかに拡がるにすぎな
い。これでは生体用セメントを注入することによる治療
効果はあまり期待できない。そこで、該開孔周辺にも拡
く、かつ十分に生体用セメントを充填できる装置の開発
が待望されていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、患者患部に生体用セメントを充填するに際し、手術
による侵襲を極力抑え、所定箇所に速やかに適量の生体
用セメントを充填することができる注入装置を開発する
ことにある。
は、患者患部に生体用セメントを充填するに際し、手術
による侵襲を極力抑え、所定箇所に速やかに適量の生体
用セメントを充填することができる注入装置を開発する
ことにある。
【０００６】本出願人は、前記目的を達成する装置とし
て、特願平６ー１０９４００号「生体用セメント充填装
置」を先に出願しており、本発明はこれを一部改良した
もので、市販の注射器に容易に装着可能で、簡便に使用
することができる、コストパフォーマンスに優れた生体
用セメント注入治具を提供するものである。
て、特願平６ー１０９４００号「生体用セメント充填装
置」を先に出願しており、本発明はこれを一部改良した
もので、市販の注射器に容易に装着可能で、簡便に使用
することができる、コストパフォーマンスに優れた生体
用セメント注入治具を提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の生体用セメント
注入治具は、側面に複数個の開孔部を穿設し、一方の端
部を閉塞し他方の端部に注射器等の注入器の吐出管を挿
脱する嵌合口を設けた生体挿入管と、該生体挿入管の嵌
合口又はこれに連接して注射器等を接続固定する結合部
を有する構成となっている。
注入治具は、側面に複数個の開孔部を穿設し、一方の端
部を閉塞し他方の端部に注射器等の注入器の吐出管を挿
脱する嵌合口を設けた生体挿入管と、該生体挿入管の嵌
合口又はこれに連接して注射器等を接続固定する結合部
を有する構成となっている。
【０００８】更に具体的には、任意形状の中空柱状胴体
の一方の端部を閉塞し、他端部に注射器等の注入器の吐
出管を挿脱する嵌合口を有し、該胴体の側面に複数の開
孔部を穿設した生体挿入管と、該嵌合口の側面壁を貫通
した螺子孔を設け、該螺子孔に螺入する固定用ボルトを
備えた結合部とよりなる生体用セメント注入管である。
該注入器の吐出管を該嵌合孔に挿入したさい、固定用ボ
ルトを該螺子孔にねじ込み、生体挿入管を注入器の吐出
管に固定する。
の一方の端部を閉塞し、他端部に注射器等の注入器の吐
出管を挿脱する嵌合口を有し、該胴体の側面に複数の開
孔部を穿設した生体挿入管と、該嵌合口の側面壁を貫通
した螺子孔を設け、該螺子孔に螺入する固定用ボルトを
備えた結合部とよりなる生体用セメント注入管である。
該注入器の吐出管を該嵌合孔に挿入したさい、固定用ボ
ルトを該螺子孔にねじ込み、生体挿入管を注入器の吐出
管に固定する。
【０００９】次に、任意形状の中空柱状胴体の一方の端
部を閉塞し、他端部に注射器等の注入器の吐出管を挿脱
する嵌合口を有し、該胴体の側面に複数の開孔部を穿設
した生体挿入管と、該他端部の縁に突起を突設し、該突
起に接続して設けられている帯状の当て板と、該当て板
に固定用バンドを備えた結合部とを有する生体用セメン
ト注入治具。
部を閉塞し、他端部に注射器等の注入器の吐出管を挿脱
する嵌合口を有し、該胴体の側面に複数の開孔部を穿設
した生体挿入管と、該他端部の縁に突起を突設し、該突
起に接続して設けられている帯状の当て板と、該当て板
に固定用バンドを備えた結合部とを有する生体用セメン
ト注入治具。
【００１０】任意形状の中空柱状胴体の一方の端部を閉
塞し、他端部に注射器等の注入器の吐出管を挿脱する嵌
合口を有し、該胴体の側面に複数の開孔部を穿設した生
体挿入管と、該生体挿入管の該他端部に該注入器のシリ
ンダー底面が当接する当接座を設け、該当接座の外周縁
に連接する割円筒状の固定具よりなる結合部とを有する
生体用セメント注入治具。
塞し、他端部に注射器等の注入器の吐出管を挿脱する嵌
合口を有し、該胴体の側面に複数の開孔部を穿設した生
体挿入管と、該生体挿入管の該他端部に該注入器のシリ
ンダー底面が当接する当接座を設け、該当接座の外周縁
に連接する割円筒状の固定具よりなる結合部とを有する
生体用セメント注入治具。
【００１１】任意形状の中空柱状胴体の一方の端部を閉
塞し、他端部に注射器等の注入器の吐出口を挿脱する嵌
合口を有し、該胴体の側面に複数の開孔部を穿設した生
体挿入管と、該生体挿入管の該他端部に該注入器のシリ
ンダー底面が当接する当接座を設け、該当設座の外周縁
に連接して該注入器のシリンダー外周が摺動して挿脱自
在な円筒状の固定具よりなる結合部とを設けた生体用セ
メント注入管。
塞し、他端部に注射器等の注入器の吐出口を挿脱する嵌
合口を有し、該胴体の側面に複数の開孔部を穿設した生
体挿入管と、該生体挿入管の該他端部に該注入器のシリ
ンダー底面が当接する当接座を設け、該当設座の外周縁
に連接して該注入器のシリンダー外周が摺動して挿脱自
在な円筒状の固定具よりなる結合部とを設けた生体用セ
メント注入管。
【００１２】任意形状の中空柱状胴体の一方の端部を閉
塞し、他端部に注射器等の注入器の吐出口を挿脱する嵌
合口を有し、該胴体の側面に複数の開孔部を穿設した生
体挿入管と、該生体挿入管の他端部側の側面に螺旋状の
螺子溝を設け、先端部外面をテーパ状にし且つ先端部に
長方形に貫通した割溝を複数箇所設けた円筒状の締め付
け管を該嵌合口内に挿入し、先端側内端部にテーパ部を
有するナットを該生体挿入管の螺子溝に螺入し、該注入
器の吐出管に該生体挿入管を結合させる結合部とよりな
る生体用セメント注入管。
塞し、他端部に注射器等の注入器の吐出口を挿脱する嵌
合口を有し、該胴体の側面に複数の開孔部を穿設した生
体挿入管と、該生体挿入管の他端部側の側面に螺旋状の
螺子溝を設け、先端部外面をテーパ状にし且つ先端部に
長方形に貫通した割溝を複数箇所設けた円筒状の締め付
け管を該嵌合口内に挿入し、先端側内端部にテーパ部を
有するナットを該生体挿入管の螺子溝に螺入し、該注入
器の吐出管に該生体挿入管を結合させる結合部とよりな
る生体用セメント注入管。
【００１３】任意形状の中空柱状胴体の一方の端部を閉
塞し、他端部に注射器等の注入器の吐出口を挿脱する嵌
合口を有し、該胴体の側面に複数の開孔部を穿設した生
体挿入管と、該生体挿入管の他端部に螺旋状の螺子溝を
設け、該他端部外面をテーパ状にするとともに長方形の
割溝を該生体挿入管に複数箇所設け、先端側内端部にテ
ーパ部を有するナットを該生体挿入管の螺子溝に螺入
し、該注入器の吐出管に生体挿入管を結合する結合部と
よりなる生体用セメント注入管。
塞し、他端部に注射器等の注入器の吐出口を挿脱する嵌
合口を有し、該胴体の側面に複数の開孔部を穿設した生
体挿入管と、該生体挿入管の他端部に螺旋状の螺子溝を
設け、該他端部外面をテーパ状にするとともに長方形の
割溝を該生体挿入管に複数箇所設け、先端側内端部にテ
ーパ部を有するナットを該生体挿入管の螺子溝に螺入
し、該注入器の吐出管に生体挿入管を結合する結合部と
よりなる生体用セメント注入管。
【００１４】
【作用】本発明の生体用セメント注入治具の生体挿入管
は、直接生体内に挿入しその側面に穿設した複数の開孔
部より側方に該生体用セメントを押し出し、患者の患部
に充填する目的で使用される。その最大外径は、患者の
侵襲を抑えるため直径８ｍｍ以下であることが好まし
い。
は、直接生体内に挿入しその側面に穿設した複数の開孔
部より側方に該生体用セメントを押し出し、患者の患部
に充填する目的で使用される。その最大外径は、患者の
侵襲を抑えるため直径８ｍｍ以下であることが好まし
い。
【００１５】また、最小外径は、生体用セメントを押し
出すのに十分な内径を確保し、且つ該生体挿入管の強度
を実用的な強度に保つために、３ｍｍ以上は必要であ
る。更に、手術侵襲の抑制と生体挿入管の強度等を考慮
して、該生体挿入管の最大外径を６．５ｍｍ以下、最小
外径を４ｍｍ以上とするのが特に好ましい。また、その
長さは、手術を容易にするため１０〜１００ｍｍの範囲
とするのが好ましいが、最大長さについては特に限定さ
れない。
出すのに十分な内径を確保し、且つ該生体挿入管の強度
を実用的な強度に保つために、３ｍｍ以上は必要であ
る。更に、手術侵襲の抑制と生体挿入管の強度等を考慮
して、該生体挿入管の最大外径を６．５ｍｍ以下、最小
外径を４ｍｍ以上とするのが特に好ましい。また、その
長さは、手術を容易にするため１０〜１００ｍｍの範囲
とするのが好ましいが、最大長さについては特に限定さ
れない。
【００１６】生体挿入管の形状については、特に限定さ
れるものでなく、生体用セメントを押し出すことができ
れば円、楕円、長方形、多角形等任意の形状で良いが、
本形状の中で円形が作り易く、操作し易いので特に好適
である。
れるものでなく、生体用セメントを押し出すことができ
れば円、楕円、長方形、多角形等任意の形状で良いが、
本形状の中で円形が作り易く、操作し易いので特に好適
である。
【００１７】また生体挿入管は、直胴体である必要は必
ずしもなく、手術侵襲を拡大しない範囲で湾曲していて
も良く、更に種々の形状の充填部位に挿入可能とするた
めに、可撓性を有する材料で形成することができる。
ずしもなく、手術侵襲を拡大しない範囲で湾曲していて
も良く、更に種々の形状の充填部位に挿入可能とするた
めに、可撓性を有する材料で形成することができる。
【００１８】該生体挿入管の側面には、生体用セメント
を吐出するために複数個の開孔部を設けている。患部に
ドリルであけた孔に該生体挿入管を挿入した際、該生体
挿入管の側面より生体用セメントが吐出されるため、該
孔の周辺部に広く生体用セメントを行き渡らせることが
可能となる。該生体挿入管に設けた吐出用の開孔部の形
状は、生体用セメントを押し出すことに支障のない限り
において特に限定されるものでなく、その開孔部の大き
さも略直径０．５ｍｍ有する円の面積と同程度以上の面
積を有するものであれば、該生体挿入管の強度を損なわ
ない範囲内で任意に設定可能である。また、生体用セメ
ントを吐出させる開孔部の設置個数は、最低２個以上、
好ましくは４個以上であれば、迅速に四方に生体用セメ
ントペーストを広く吐出できるので好ましい。開孔部の
個数の上限は、生体挿入管の強度を損なわない範囲であ
れば任意に選択できる。該開孔部を設置する位置は、該
生体挿入管の側面であれば特に限定されるものではない
が、生体用セメントを周辺部になるべく広く拡散せるた
めに、該生体挿入管の側面の異なる位置に分散して設け
るのが好ましく、一箇所に集中的に集めるのは好ましく
ない。
を吐出するために複数個の開孔部を設けている。患部に
ドリルであけた孔に該生体挿入管を挿入した際、該生体
挿入管の側面より生体用セメントが吐出されるため、該
孔の周辺部に広く生体用セメントを行き渡らせることが
可能となる。該生体挿入管に設けた吐出用の開孔部の形
状は、生体用セメントを押し出すことに支障のない限り
において特に限定されるものでなく、その開孔部の大き
さも略直径０．５ｍｍ有する円の面積と同程度以上の面
積を有するものであれば、該生体挿入管の強度を損なわ
ない範囲内で任意に設定可能である。また、生体用セメ
ントを吐出させる開孔部の設置個数は、最低２個以上、
好ましくは４個以上であれば、迅速に四方に生体用セメ
ントペーストを広く吐出できるので好ましい。開孔部の
個数の上限は、生体挿入管の強度を損なわない範囲であ
れば任意に選択できる。該開孔部を設置する位置は、該
生体挿入管の側面であれば特に限定されるものではない
が、生体用セメントを周辺部になるべく広く拡散せるた
めに、該生体挿入管の側面の異なる位置に分散して設け
るのが好ましく、一箇所に集中的に集めるのは好ましく
ない。
【００１９】本発明の生体用セメント注入治具は、市販
の注射器等に装着して使用するものであり、該注射器等
を結合し固定する結合部の構造については、該注射器内
の生体用セメントペーストが該注入治具に設けた開孔部
より吐出されるのに支障がない構造であれば良く特に限
定されない。その代表的な方法については、図１から図
８に示す通りであり、注射器等の吐出口を該注入用治具
の嵌合口に嵌合しビス等で固定するもの、或は注射器等
のシリンダー部をバンド等の結合部材で固定するもの等
があり、これらの構造については実施例にて詳細に説明
する。
の注射器等に装着して使用するものであり、該注射器等
を結合し固定する結合部の構造については、該注射器内
の生体用セメントペーストが該注入治具に設けた開孔部
より吐出されるのに支障がない構造であれば良く特に限
定されない。その代表的な方法については、図１から図
８に示す通りであり、注射器等の吐出口を該注入用治具
の嵌合口に嵌合しビス等で固定するもの、或は注射器等
のシリンダー部をバンド等の結合部材で固定するもの等
があり、これらの構造については実施例にて詳細に説明
する。
【００２０】また本発明の生体用セメント注入治具に使
用する材質については、滅菌可能であり、患部に生体用
セメントを注入する操作を行いうるものであれば特に限
定されず、具体的には、ポリプロピレン、メチルペンテ
ン、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリエチレン、
フッ素樹脂等の樹脂類、ステンレス、鉄、アルミニウム
等の金属類及びその合金等が使用可能である。また挿入
管と結合部とでは要求される物性が異なるため、挿入管
と結合部とでは同一材料を必ずしも使用する必要はな
く、特に結合部では注入器を固定するための強度及び性
状等が要求されるからである。
用する材質については、滅菌可能であり、患部に生体用
セメントを注入する操作を行いうるものであれば特に限
定されず、具体的には、ポリプロピレン、メチルペンテ
ン、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリエチレン、
フッ素樹脂等の樹脂類、ステンレス、鉄、アルミニウム
等の金属類及びその合金等が使用可能である。また挿入
管と結合部とでは要求される物性が異なるため、挿入管
と結合部とでは同一材料を必ずしも使用する必要はな
く、特に結合部では注入器を固定するための強度及び性
状等が要求されるからである。
【００２１】本発明で使用される生体用セメントとして
は、医科歯科用リン酸カルシウムセメントとして通常用
いられているものであれば特に限定されず、α型第３リ
ン酸カルシウム、第４リン酸カルシウム等を主成分とす
るセメント、具体的には、α型第３リン酸カルシウム又
は第４リン酸カルシウム単体及びこれらの混合物、α型
第３リン酸カルシウムと第２リン酸カルシウム及び／又
は第１リン酸カルシウムとの混合物、第４リン酸カルシ
ウムと第２リン酸カルシウム及び／又は第１リン酸カル
シウムとの混合物、α型第３リン酸カルシウムと第４リ
ン酸カルシウムと第２リン酸カルシウム等の混合物を好
ましく挙げることができる。
は、医科歯科用リン酸カルシウムセメントとして通常用
いられているものであれば特に限定されず、α型第３リ
ン酸カルシウム、第４リン酸カルシウム等を主成分とす
るセメント、具体的には、α型第３リン酸カルシウム又
は第４リン酸カルシウム単体及びこれらの混合物、α型
第３リン酸カルシウムと第２リン酸カルシウム及び／又
は第１リン酸カルシウムとの混合物、第４リン酸カルシ
ウムと第２リン酸カルシウム及び／又は第１リン酸カル
シウムとの混合物、α型第３リン酸カルシウムと第４リ
ン酸カルシウムと第２リン酸カルシウム等の混合物を好
ましく挙げることができる。
【００２２】また硬化液としては、医科歯科用硬化液と
して用いられているものであれば特に限定されず、具体
的には、水；ポリアクリル酸、クエン酸、リンゴ酸又は
これらの混合物の有機酸を溶解した水溶液；塩化ナトリ
ウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コハク酸ナトリ
ウム、乳酸ナトリウム又はこれらの混合物の水溶性塩類
を溶解した水溶液等を好ましく挙げることができる。な
お、これらの生体用セメントは、希塩酸や希硝酸で容易
に溶解することができるので、一度使用した治具もこれ
らの酸で洗浄することとで繰り返し使用することができ
る。
して用いられているものであれば特に限定されず、具体
的には、水；ポリアクリル酸、クエン酸、リンゴ酸又は
これらの混合物の有機酸を溶解した水溶液；塩化ナトリ
ウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コハク酸ナトリ
ウム、乳酸ナトリウム又はこれらの混合物の水溶性塩類
を溶解した水溶液等を好ましく挙げることができる。な
お、これらの生体用セメントは、希塩酸や希硝酸で容易
に溶解することができるので、一度使用した治具もこれ
らの酸で洗浄することとで繰り返し使用することができ
る。
【００２３】
【実施例】以下本発明の代表的な実施態様を図面を参照
して説明するが、本発明はこれらに限定されるものでな
い。
して説明するが、本発明はこれらに限定されるものでな
い。
【００２４】図１は、本発明の第１の態様図を示す側面
図であり、本発明の生体用セメント注入用治具１０は、
生体挿入管１１と結合部１２より構成されており、生体
挿入管１１は直径６．５ｍｍφ×長さ５０ｍｍの円筒状
胴体の先端部を閉塞し、先端部側側面に平均直径１．０
ｍｍφ以上の２個以上の生体用セメントを吐出する略円
形の開孔部１３を設け、末端部に注射器１５の注射針装
着用ノズル１４を挿脱する嵌合口１６を設けた構造と
し、結合部１２は、この嵌合口１６の側面にノズル１４
を固定する固定用ボルト１７を螺入する孔１８を備えた
構造となっている。生体用セメントペーストを市販の注
射器のシリンダー１５に充填し、注射器のシリンダー端
部に取り付けられているノズル１４を生体挿入管１１の
嵌合口１６に挿入し、この嵌合口１６の側面に備えてい
る固定用ボルト１７でノズル１４を締めつけ、注射器１
５を生体挿入管１１に固定する。注射器と生体挿入管の
空気抜きを行った後、患者の幹部にドリル等で開口した
孔に生体挿入管を挿入し、生体挿入管を徐々に引き上げ
ながら開孔部より、患部の孔側壁に向かって生体用セメ
ント吐出し充填する。この際注射器のノズルは規格化さ
れており、この形状に嵌合口の形状を合わせておけば、
特殊なもの以外のすべての市販の注射器等が使用可能で
ある。
図であり、本発明の生体用セメント注入用治具１０は、
生体挿入管１１と結合部１２より構成されており、生体
挿入管１１は直径６．５ｍｍφ×長さ５０ｍｍの円筒状
胴体の先端部を閉塞し、先端部側側面に平均直径１．０
ｍｍφ以上の２個以上の生体用セメントを吐出する略円
形の開孔部１３を設け、末端部に注射器１５の注射針装
着用ノズル１４を挿脱する嵌合口１６を設けた構造と
し、結合部１２は、この嵌合口１６の側面にノズル１４
を固定する固定用ボルト１７を螺入する孔１８を備えた
構造となっている。生体用セメントペーストを市販の注
射器のシリンダー１５に充填し、注射器のシリンダー端
部に取り付けられているノズル１４を生体挿入管１１の
嵌合口１６に挿入し、この嵌合口１６の側面に備えてい
る固定用ボルト１７でノズル１４を締めつけ、注射器１
５を生体挿入管１１に固定する。注射器と生体挿入管の
空気抜きを行った後、患者の幹部にドリル等で開口した
孔に生体挿入管を挿入し、生体挿入管を徐々に引き上げ
ながら開孔部より、患部の孔側壁に向かって生体用セメ
ント吐出し充填する。この際注射器のノズルは規格化さ
れており、この形状に嵌合口の形状を合わせておけば、
特殊なもの以外のすべての市販の注射器等が使用可能で
ある。
【００２５】ノズル形状が特殊なものについては、この
ノズル形状に合わせた嵌合用の治具を介して装着するこ
とが可能であり、この治具さえ準備しておけば如何なる
形状の注入器にも対応可能である。
ノズル形状に合わせた嵌合用の治具を介して装着するこ
とが可能であり、この治具さえ準備しておけば如何なる
形状の注入器にも対応可能である。
【００２６】また、固定用のボルトは、嵌合口と注射器
のノズルとを挿入する際、容易に抜けないようにしてお
けば不要である。
のノズルとを挿入する際、容易に抜けないようにしてお
けば不要である。
【００２７】なお、生体用セメントを吐出し易いように
図１の点線で示すように、生体挿入管先端部の内側に円
錐状の突起を設けても良く、図５のように胴体の先端と
閉塞板の縁を一部切り欠き斜め先方へ開孔部を穿設して
おけば、より広範囲に生体用セメントを吐出することが
可能である。
図１の点線で示すように、生体挿入管先端部の内側に円
錐状の突起を設けても良く、図５のように胴体の先端と
閉塞板の縁を一部切り欠き斜め先方へ開孔部を穿設して
おけば、より広範囲に生体用セメントを吐出することが
可能である。
【００２８】図２は、生体挿入管１１に多数の開孔部１
３を設けるとともに、結合部１２の構造を生体挿入管１
１の末端部に連続して水平に突出した突起板２１と、突
起板２１の縁に垂直に立ち上がっている半月状の当て板
２２と、この当て板２２に少なくとも一か所以上注射器
のシリンダー１５を固定する固定用バンド２３を備え、
この固定バンド２３により注射器のシリンダー１５を当
て板２２に押しつけて固定するものである。固定バンド
としてはシリコンゴム等の弾性材を使用すれば、締め具
合を調整し易いので好適である。また固定バンドとして
シリコンゴム等弾性材製のオーリング又は輪ゴムを使用
しても良い。本構造の結合部は固定バンドを調整するこ
とによりあらゆるシリンダー径の注射器にも対応可能で
ある。
３を設けるとともに、結合部１２の構造を生体挿入管１
１の末端部に連続して水平に突出した突起板２１と、突
起板２１の縁に垂直に立ち上がっている半月状の当て板
２２と、この当て板２２に少なくとも一か所以上注射器
のシリンダー１５を固定する固定用バンド２３を備え、
この固定バンド２３により注射器のシリンダー１５を当
て板２２に押しつけて固定するものである。固定バンド
としてはシリコンゴム等の弾性材を使用すれば、締め具
合を調整し易いので好適である。また固定バンドとして
シリコンゴム等弾性材製のオーリング又は輪ゴムを使用
しても良い。本構造の結合部は固定バンドを調整するこ
とによりあらゆるシリンダー径の注射器にも対応可能で
ある。
【００２９】図３と図４は、結合部の構造が良く似てい
るが、図３においては生体挿入管１１の末端部に注射器
のシリンダー１５の底面が当接する当接座３１を設け、
この当接座３１の縁より立ち上げている割円筒状の固定
具３２より構成されており、当接座３１の内径を、例え
ばテルモリジン１０ｍｌ（コード番号ＳＳー１０ＥＳ）
用の注射器のシリンダー部外型（１７．５ｍｍφ）と同
一とし、割円筒状の固定具３２の内径を前記注射器のシ
リンダー部１５外径と同一かやや小さい径としておく。
図４においては、当接座４２より立ち上げている円筒状
の固定具４１の内壁に注射器１の外壁を摺動させて挿入
し、生体挿入管１１に注射器１５を結合させるもので、
固定用バンド及び固定用ボルト等を使用しない結合方法
である。本方法では注射器等を割円筒状又は円筒状の固
定具内に押し込み、注射器のノズルを生体挿入管の嵌合
口に挿入して装着するものであり、いずれも注射器の外
面と割円筒状又は円筒状の固定具内面との摩擦力によ
り、生体挿入管を注射器に保持させるものである。従っ
て、本固定具に使用される材質としては、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、フッ素樹脂等の高分子製であって若
干の変形が可能なものを使用することが好適である。
るが、図３においては生体挿入管１１の末端部に注射器
のシリンダー１５の底面が当接する当接座３１を設け、
この当接座３１の縁より立ち上げている割円筒状の固定
具３２より構成されており、当接座３１の内径を、例え
ばテルモリジン１０ｍｌ（コード番号ＳＳー１０ＥＳ）
用の注射器のシリンダー部外型（１７．５ｍｍφ）と同
一とし、割円筒状の固定具３２の内径を前記注射器のシ
リンダー部１５外径と同一かやや小さい径としておく。
図４においては、当接座４２より立ち上げている円筒状
の固定具４１の内壁に注射器１の外壁を摺動させて挿入
し、生体挿入管１１に注射器１５を結合させるもので、
固定用バンド及び固定用ボルト等を使用しない結合方法
である。本方法では注射器等を割円筒状又は円筒状の固
定具内に押し込み、注射器のノズルを生体挿入管の嵌合
口に挿入して装着するものであり、いずれも注射器の外
面と割円筒状又は円筒状の固定具内面との摩擦力によ
り、生体挿入管を注射器に保持させるものである。従っ
て、本固定具に使用される材質としては、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、フッ素樹脂等の高分子製であって若
干の変形が可能なものを使用することが好適である。
【００３０】図５は、生体挿入管１１の全体の構成は変
わらないが、生体挿入管１１の先端部側の外側面に螺旋
状の螺子溝５４を設け、先端部に長方形の割溝５２を３
箇所設け且つ先端部外面をテーパ状にした円筒状の締め
付け管５３を該生体挿入管１１内の嵌合口１６内に挿入
し、先端側内端部にテーパ部５５を有するナット５１を
該生体挿入管１１の螺子溝５４に螺入し、該ナット５１
のテーパ部５５にて締め付け管５３の先端部を押えつけ
ることにより、締め付け管５３の端部が収縮し注射器の
ノズルを締め付ける方法である。また、この方法に代わ
り、円筒状の締め付け管を用いることなく、生体挿入管
の先端部外面をテーパ状にすると共に、生体挿入管の先
端部に長方形に貫通した縦割溝を設け、生体挿入管の螺
子溝に前記ナットを螺入しても同様の効果を有する。
わらないが、生体挿入管１１の先端部側の外側面に螺旋
状の螺子溝５４を設け、先端部に長方形の割溝５２を３
箇所設け且つ先端部外面をテーパ状にした円筒状の締め
付け管５３を該生体挿入管１１内の嵌合口１６内に挿入
し、先端側内端部にテーパ部５５を有するナット５１を
該生体挿入管１１の螺子溝５４に螺入し、該ナット５１
のテーパ部５５にて締め付け管５３の先端部を押えつけ
ることにより、締め付け管５３の端部が収縮し注射器の
ノズルを締め付ける方法である。また、この方法に代わ
り、円筒状の締め付け管を用いることなく、生体挿入管
の先端部外面をテーパ状にすると共に、生体挿入管の先
端部に長方形に貫通した縦割溝を設け、生体挿入管の螺
子溝に前記ナットを螺入しても同様の効果を有する。
【００３１】図５では、注射器のノズルを締め付ける方
法を示したが、図４と組み合わせて注射器のシリンダー
部を締め付る構成としても良く、更に締め付け管の先端
内部に突起を設ければ、突起により内径を変えたものを
揃えるだけで、シリンダー径の異なった注射器にも対応
可能である。
法を示したが、図４と組み合わせて注射器のシリンダー
部を締め付る構成としても良く、更に締め付け管の先端
内部に突起を設ければ、突起により内径を変えたものを
揃えるだけで、シリンダー径の異なった注射器にも対応
可能である。
【００３２】
【発明の効果】本発明の効果は、骨粗鬆症の有力な治療
方法である、生体用セメントを患者の骨の充填する手術
の際、手術による侵襲を大きくすることなく患部に充填
可能である。市販の注射器を使用することができるの
で、特別の注入用の注入器を備えておく必要もなく、然
も構造が簡単であり製造コストが安いため、購入価格が
安く、貯蔵しておくにも場所を取らない等の優れた効果
を有する生体用セメント注入用の治具である。
方法である、生体用セメントを患者の骨の充填する手術
の際、手術による侵襲を大きくすることなく患部に充填
可能である。市販の注射器を使用することができるの
で、特別の注入用の注入器を備えておく必要もなく、然
も構造が簡単であり製造コストが安いため、購入価格が
安く、貯蔵しておくにも場所を取らない等の優れた効果
を有する生体用セメント注入用の治具である。
【図１】図１（Ａ）は、本発明第１の態様図を示す側面
図であり、図１（Ｂ）は、そのＡーＡ矢視図である。
図であり、図１（Ｂ）は、そのＡーＡ矢視図である。
【図２】図２（Ａ）は、本発明第２の態様図を示す側面
図であり、図２（Ｂ）は、そのＡーＡ矢視図である。
図であり、図２（Ｂ）は、そのＡーＡ矢視図である。
【図３】図３（Ａ）は、本発明第３の態様図を示す側面
図であり、図３（Ｂ）は、その平面図である。
図であり、図３（Ｂ）は、その平面図である。
【図４】図４は、本発明第４の実施態様を示す側面図で
ある。
ある。
【図５】図５は、本発明第５の実施態様を示す縦断面図
である。
である。
【図６】図６は、骨粗鬆症患者に生体用セメントを充填
している概念図である。
している概念図である。
１０ 生体用セメント注入治具 ３１ 当接座 １１ 生体挿入管 ３２ 固定具 １２ 結合部 ４１ 当接座 １３ 生体用セメント吐出用開孔部 ４２ 固定具 １４ 注入器ノズル（吐出管） ５１ ナット １５ 注入器 ５２ 割溝 １６ 嵌合口 ５３ 締め付
け管 １７ 固定用ボルト ５４ 螺子溝 ２１ 突起部 ５５ テーパ
部 ２２ 当て板 ２３ 固定用バンド
け管 １７ 固定用ボルト ５４ 螺子溝 ２１ 突起部 ５５ テーパ
部 ２２ 当て板 ２３ 固定用バンド
Claims (1)
- 【請求項１】 生体用セメントを吐出するための開孔部
を管側面に複数箇所設け、一方の端部を閉塞し、他方の
端部に注入器の吐出管を挿脱する嵌合口を設けた生体注
入管と、該生体注入管の嵌合口又はこれに連接して注入
器を固定するための結合部を設けたことを特徴とする生
体用セメント注入治具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16232494A JP3250127B2 (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 生体用セメント注入治具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16232494A JP3250127B2 (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 生体用セメント注入治具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0824347A true JPH0824347A (ja) | 1996-01-30 |
| JP3250127B2 JP3250127B2 (ja) | 2002-01-28 |
Family
ID=15752376
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16232494A Expired - Fee Related JP3250127B2 (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 生体用セメント注入治具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3250127B2 (ja) |
Cited By (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7569058B2 (en) | 2002-11-13 | 2009-08-04 | Synthes Usa, Llc | Adjustable length tap and method for drilling and tapping a bore in bone |
| US7628851B2 (en) | 2003-09-05 | 2009-12-08 | Synthes Usa, Llc | Bone cement compositions having fiber-reinforcement and/or increased flowability |
| US7862596B2 (en) | 2000-06-09 | 2011-01-04 | Synthes Usa, Llc | Plastic implant for osteosynthesis |
| US7914810B2 (en) | 2005-05-06 | 2011-03-29 | Synthes Usa, Llc | Methods for the in situ treatment of bone cancer |
| US8012501B2 (en) | 2004-06-10 | 2011-09-06 | Synthes Usa, Llc | Flexible bone composite |
| US8038962B2 (en) | 2004-06-03 | 2011-10-18 | Synthes Usa, Llc | Device for impregnating a porous bone replacement material |
| US8197491B2 (en) | 2006-12-19 | 2012-06-12 | Synthes Usa, Llc | Injectable fastener system and method |
| US8211351B2 (en) | 2004-05-13 | 2012-07-03 | Synthes Usa, Llc | Resorbable polymeric medical goods with improved mechanical properties and method for producing same |
| US8382836B2 (en) | 2003-08-08 | 2013-02-26 | Synthes Usa, Llc | Method to impregnate a porous bone replacement material |
| US8460378B2 (en) | 2004-07-26 | 2013-06-11 | DePuy Sythes Products, LLC | Biocompatible, biodegradable polyurethane materials with controlled hydrophobic to hydrophilic ratio |
| US8540658B2 (en) | 2000-08-22 | 2013-09-24 | DePuy Synthes Products, LLC | Bone-regeneration material |
| US8603184B2 (en) | 2002-04-03 | 2013-12-10 | DePuy Synthes Products, LLC | Kneadable and pliable bone replacement material |
| US8641667B2 (en) | 2005-10-20 | 2014-02-04 | DePuy Synthes Products, LLC | Perfusion device and method |
| US8702741B2 (en) | 2000-06-30 | 2014-04-22 | DePuy Synthes Products, LLC | Device for injecting bone cement |
| US9326800B2 (en) | 2005-03-24 | 2016-05-03 | DePuy Synthes Products, Inc. | Device for the cement augmentation of bone implants |
| US10500304B2 (en) | 2013-06-21 | 2019-12-10 | DePuy Synthes Products, Inc. | Films and methods of manufacture |
| US10617653B2 (en) | 2011-12-28 | 2020-04-14 | DePuy Synthes Products, Inc. | Films and methods of manufacture |
| US10646622B2 (en) | 1998-09-11 | 2020-05-12 | Gerhard Schmidmaier | Biologically active implants |
| US10814112B2 (en) | 2005-10-13 | 2020-10-27 | DePuy Synthes Products, Inc. | Drug-impregnated encasement |
-
1994
- 1994-07-14 JP JP16232494A patent/JP3250127B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
| JP3250127B2 (ja) | 2002-01-28 |
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