JPH0824276A - 消毒液散布装置 - Google Patents

消毒液散布装置

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Publication number
JPH0824276A
JPH0824276A JP18040094A JP18040094A JPH0824276A JP H0824276 A JPH0824276 A JP H0824276A JP 18040094 A JP18040094 A JP 18040094A JP 18040094 A JP18040094 A JP 18040094A JP H0824276 A JPH0824276 A JP H0824276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anode water
inert gas
anode
storage tank
spraying
Prior art date
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Pending
Application number
JP18040094A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Shimizu
義信 清水
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NIPPON INTEC KK
Original Assignee
NIPPON INTEC KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 陽極活性水を、その有する殺菌消毒効果を低
下させることなく散布できる消毒液散布装置を得る。 【構成】 陽極水貯留タンク1および不活性ガスボンベ
2を管4,5を介してそれぞれ散布部材3に接続し、管
5から分岐した管6を陽極水貯留タンク1に接続する。 【作用】 ボンベ2の不活性ガスは散布部材3に送り出
されるとともにその一部は陽極水貯留タンク1に送り込
まれ、そのガス圧により陽極水は管4を経て散布部材3
に送り込まれる。よって散布部材3から散布される陽極
水の水滴は不活性ガスに包み込まれ、外部空気との接触
が断たれた状態で散布される。これより陽極水のもつ消
毒効果を低下させずに散布できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として歯科治療にお
ける殺菌消毒作業に適用して効果のある消毒液散布装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、歯科治療では、患者の口腔内を消
毒する場合、ノズル等の散布部材を用いて消毒液を散布
する方法が採られている。上記散布部材を用いて散布す
る消毒液には従来、種々のものが使われているが、近
時、それらの消毒液に代って陽極活性水の使用が注目さ
れている。
【0003】前記陽極活性水は、電解質を含む水道水を
電解槽にて電気分解することによって容易に得られる。
即ち、水道水に電解質を添加した後電解槽に供給し、槽
内の陽極および陰極間に直流電圧を印加すると、電気分
解作用により陽極側に陽極水が集まり、陰極側に陰極水
が集まることから、前記陽極側で陽極水を連続的に生成
することができる。前記電解槽の構成によれば、水道水
から酸化還元電位すなわちORPが1100mV以上、
pHが2.7以下と非常に高い陽極度を示し、しかも活
性酸素の溶存濃度が25ppm程度の陽極活性水が得ら
れる。
【0004】上記のようにして得られた陽極活性水は、
ほとんどの細菌や微生物に対する殺菌効果を有すること
が確認されており、また皮膚や口腔粘膜などに安全性も
確認されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、上記知
見に基づき、殺菌消毒に優れた効果を有する前記陽極水
を散布部材を通して患者の口腔内に散布する消毒実験を
行ったところ、散布部材(ノズル)から散布された陽極
水の水滴が空気と接触することによって、その殺菌効果
が著しく低下することが判明した。したがって前記陽極
水を単に散布部材から散布するだけでは、陽極水の有す
る強い殺菌効果を充分発揮させることはできない。
【0006】
【発明の目的】本発明は、陽極活性水を、その有する殺
菌消毒効果を低下させることなく、散布させることがで
きる消毒液散布装置を提供することを主たる目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による消毒液散布
装置は、陽極水貯留部と、不活性ガス貯留部と、散布部
材と、前記陽極水貯留部の陽極水および不活性ガス貯留
部の不活性ガスを前記散布部材に圧送して同時的に散布
させる手段とから成ることを要旨としている。
【0008】
【作用】上記構成によれば、散布部材から散布される陽
極水の水滴は同時的に散布部材から散布される不活性ガ
スの雰囲気に包み込まれ、空気との接触が断たれるた
め、その陽極度の低下がなく散布される。
【0009】
【実施例】図1に、本発明を、歯科治療における患者の
口腔内への消毒液散布に実施した場合の消毒液散布装置
と、口腔内に溜った消毒液を外に取り出す抽出装置を組
み合わせた構成を示す。
【0010】同図において、Aは消毒液散布装置であ
り、1は陽極水貯留タンク、2は不活性ガスボンベ、3
は散布部材、4は前記陽極水貯留タンクと散布部材を連
絡する陽極水送り出し管、5は前記不活性ガスボンベと
散布部材を連絡する不活性ガス送り出し管である。不活
性ガス送り出し管5には、その中途部位から分岐管6が
接続され、この分岐管6は前記陽極水貯留タンク1に連
絡されている。V1は不活性ガスボンベ側のメインバル
ブ、7は管6に設けたレギュレータ、V2は散布部材側
に設けられた不活性ガス流量調整用バルブ、V3は陽極
水送り出し管4にあって散布部材側に設けられた陽極水
流量調整用バルブ、8は分岐管6に設けられたレギュレ
ータ、V4は不活性ガス用開閉バルブである。
【0011】Bは前記散布部材3から患者の口腔内に散
布された陽極水を外に取り出すための抽出装置であり、
これはバキュームの吸引力を用いて構成されている。9
はバキューム管、10はその一端に設けられた吸い込み
ノズル、11はモータMの駆動ブロワー、12はバキュ
ームフィルタ、13は汚水セパレータ、14はブロワー
用フィルタである。
【0012】上記構成の消毒液散布装置Aにおいて、陽
極水散布を行うには、バルブV1を開いて不活性ガスボ
ンベ2のアルゴンガスを放出させる。そこで、不活性ガ
スは管5を経て散布部材3に送り出されると同時に分岐
管6を経て陽極水貯留タンク1に送り込まれるので、そ
のガス圧作用により貯留タンク1内の陽極水は管4を経
て散布部材3に送り出され、散布部材3から散布される
陽極水の水滴は、同時的に散布される不活性ガスで包み
込まれ、外部空気との接触が断たれた状態で散布され
る。従って、陽極活性水を、その有する殺菌消毒効果を
低下させることなく散布させることができる。
【0013】なお、陽極水貯留タンク内の陽極水を散布
部材に送り出す手段としては、陽極水を外部空気に接触
させることなく散布部材に送り出すことができるもので
あれば、上記実施例以外の手段を適用してもよい。
【0014】不活性ガスは陽極水の活性を低下させない
ものであれば単一ガスおよびそれらの混合ガスが使用で
きる。好適に使用される例としてアルゴンガス、窒素ガ
スまたはそれらの混合ガスが使用できる。
【0015】前記散布部材3から患者の口腔内に陽極水
が散布されることによって口腔内に溜った消毒後の汚水
は、前記抽出装置Bにより外部に取り出される。即ち、
モータ駆動ブロワー11の回転により発生するバキュー
ム作用により、口腔内の汚水は吸い込みノズル10から
バキューム管9に取り出され、汚水セパレータ13によ
り気液分離され、汚水はセパレータ内に残され、気体は
外部に放出される。
【0016】以上は、本発明による消毒液散布装置を歯
科治療に使用した例について述べたが、例えば植物栽培
等における消毒作業に使用しても、前記実施例と同様な
効果が得られる。
【0017】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明による消
毒液散布装置の構成によれば、陽極活性水を、その有す
る殺菌消毒効果を低下させることなく散布することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す消毒液散布装置の概略
構成図である。
【符号の説明】
A 消毒液散布装置 1 陽極水貯留タンク 2 不活性ガスボンベ 3 散布部材 4 陽極水送り出し管 5 不活性ガス送り出し管 6 分岐管 7 レギュレータ 8 レギュレータ V1 不活性ガスボンベ側バルブ V2 不活性ガス流量調整用バルブ V3 陽極水流量調整用バルブ B 抽出装置 9 バキューム管 10 吸い込みノズル 11 モータ駆動ブロワー M モータ 12 バキュームフィルタ 13 汚水セパレータ 14 ブロワー用フィルタ 15 ヒータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽極水貯留部と、不活性ガス貯留部と、
    散布部材と、前記陽極水貯留部の陽極水および不活性ガ
    ス貯留部の不活性ガスを前記散布部材に圧送して同時的
    に散布させる手段とから成ることを特徴とする消毒液散
    布装置。
  2. 【請求項2】 陽極水貯留タンクおよび不活性ガスボン
    ベが陽極水送り出し管および不活性ガス送り出し管を介
    してそれぞれ散布部材に接続され、前記不活性ガスボン
    ベからの不活性ガス圧によって陽極水貯留タンクの陽極
    水を陽極水送り出し管に送り込めるように、不活性ガス
    送り出し管から分岐した管が陽極水貯留タンクに接続さ
    れている請求項1に記載の消毒液散布装置。
  3. 【請求項3】 前記不活性ガスにアルゴンガスもしくは
    窒素ガスおよびそれらの混合ガスが用いられている請求
    項1又は請求項2に記載の消毒液散布装置。
JP18040094A 1994-07-11 1994-07-11 消毒液散布装置 Pending JPH0824276A (ja)

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JP18040094A JPH0824276A (ja) 1994-07-11 1994-07-11 消毒液散布装置

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JP18040094A JPH0824276A (ja) 1994-07-11 1994-07-11 消毒液散布装置

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JPH0824276A true JPH0824276A (ja) 1996-01-30

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