JPH08237730A - 移動通信システム - Google Patents

移動通信システム

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Publication number
JPH08237730A
JPH08237730A JP7040034A JP4003495A JPH08237730A JP H08237730 A JPH08237730 A JP H08237730A JP 7040034 A JP7040034 A JP 7040034A JP 4003495 A JP4003495 A JP 4003495A JP H08237730 A JPH08237730 A JP H08237730A
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JP
Japan
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signal
frequency
signals
optical
converting
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JP7040034A
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Yoshitami Aono
芳民 青野
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は無線基地局と集中制御局とを接続する
光伝送路での歪み特性を向上させることができる移動通
信システムを提供することを目的とする。 【構成】無線基地局において、複数の移動端末機からの
各々周波数の異なる受信信号が分波手段28で各々分離
した後、前段の周波数変換手段29,32で同一周波数
に変換し、この変換した各信号中の希望周波数帯域の希
望信号のみをフィルタ37,40で抜き出し、この抜き
出した希望信号の周波数を、後段の周波数変換手段4
1,44によって、希望信号が光伝送路25を光信号と
して通過する際に発生する3次歪成分が光信号である各
々の希望信号に干渉しないような関係に変換した後、合
成手段49によって合成し、この合成された電気信号を
電気/光変換手段19で光信号に変換し、光伝送路25
へ送出するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光伝送路を用いた移動通
信システムに関する。この移動通信システムは、携帯電
話機等の移動端末機と通信を行う無線機能のみを有する
複数の無線基地局と、この複数の無線基地局と移動端末
機間で交信される信号の変復調機能等を有する集中制御
局とを光伝送路で接続したものであり、例えば現在その
開発が進められているPHS(パーソナルハンディホン
システム)に適用されるものである。
【0002】
【従来の技術】上述の産業上の利用分野に記述したPH
Sは、移動電話機とコードレス電話機との中間に位置す
るものであり、コードレス電話機と異なって移動電話機
のように或る基地局がカバーする無線ゾーンから他の基
地局がカバーする無線ゾーンへの移動が可能である。
【0003】しかし、移動電話機と異なって移動局の移
動速度の上限を人の歩く速度程度と見込んでおり、1つ
の無線ゾーンの半径は200m程度と小さいので移動局
を小型で安価に製作することができる。
【0004】このようなPHSにおいては、移動電話機
のシステムにおけるよりもはるかに高密度で基地局を配
置しなければならず、このため、各基地局は小型で保守
性の良いものでなければならない。
【0005】そこで、基地局の無線部と変復調部とを分
岐し、前者は無線基地局として各無線ゾーンに配置し、
後者は1つの集中制御局に集中的に配置し、両者を光伝
送路で接続することが検討されている。
【0006】このようなPHSに光伝送路を導入した場
合の従来構成例を図7に示し、その説明を行う。図7に
おいて、符号11 〜1N は複数の移動端末機、2,3は
複数の無線基地局、4は集中制御局である。無線基地局
2,3は、無線機能を有するものであり、複数の移動端
末機11 〜1N と電波信号の送受信を行うアンテナ5,
6と、アンテナ5,6の送受信の切替えを行う送受切替
部7,8と、移動端末機11 〜1 N への送信信号を増幅
する送信アンプ9,10と、移動端末機11 〜1N から
の受信信号を増幅する受信アンプ11,12と、光信号
を電気信号に変換するO/E変換器(光/電気変換器)
13,14と、電気信号を光信号に変換するE/O変換
器(電気/光変換器)15,16とを具備して構成され
ている。
【0007】集中制御局4は、E/O変換器17,18
及びO/E変換器19,20と、変復調部21,22
と、制御部a,bとを具備して構成されている。1つの
無線基地局2と集中制御局4の1対のO/E変換器13
及びE/O変換器17は、集中制御局4から無線基地局
2へ光信号を伝送する下り回線である光伝送路(光ファ
イバ)23で接続されており、他の1対のE/O変換器
15及びO/E変換器19は、無線基地局2から集中制
御局4へ光信号を伝送する上り回線である光伝送路25
で接続されている。
【0008】他の無線基地局3においても同様に、1対
のO/E変換器14及びE/O変換器18が、下り回線
の光伝送路24で接続され、他の1対のE/O変換器1
6及びO/E変換器20が、上り回線の光伝送路26で
接続されている。
【0009】このような構成において、例えば無線基地
局2が形成する無線ゾーンに複数の移動端末機11 〜1
N が存在する場合、無線基地局2のアンテナ5で受信さ
れた各々周波数の異なる複数の移動端末機11 〜1N
らの受信信号は、受信アンプ11で増幅された後、E/
O変換器15で光信号に変換され、光伝送路25を介し
て集中制御局4のO/E変換器19へ伝送される。
【0010】この伝送された光信号は、O/E変換器1
9によって電気信号に変換され、変復調部21で復調さ
れた後、制御部aで信号処理を行った後交換機へ送出さ
れる。
【0011】一方、交換機から送信されてきた移動端末
機11 〜1N への信号は、制御部bで信号処理を行った
後変復調部21で変調された後、E/O変換器17で光
信号に変換され、光伝送路23を介して無線基地局2の
O/E変換器13へ伝送される。
【0012】そして、O/E変換器13で電気信号に変
換された後、送信アンプ9で増幅され、送受切替部7を
経てアンテナ5から移動端末機11 〜1N へ送信され
る。このような構成によれば、無線基地局2,3が小型
化されるので無線基地局2,3の設置が行いやすくな
り、保守作業の殆どが集中制御局4において集中的に行
うことができるので保守性が向上する。
【0013】また、集中制御局4の図示せぬ分配制御手
段によって変復調部21,22からの信号を分配し、呼
量の多い無線基地局2又は3が形成する無線ゾーンに、
複数波の信号を割り当てることができるため全体の呼損
率の改善が可能となる。
【0014】更に、このような構成とした場合、前述し
たように移動電話機のシステムにおけるよりもはるかに
高密度で基地局を配置する必要があるが、低損失である
光伝送路23〜26を用いて複数の無線基地局2,3と
集中制御局4とを接続するので柔軟な対応が可能であ
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した構
成においては、無線基地局2,3で受信する信号は移動
電話機1の位置や周囲環境により広範囲の受信レベルの
変動があり、受信機の規格として定められている相互変
調感度特性を満たすには上り回線の光伝送路25,26
に要求される歪み規格はかなり厳しく、そのために使用
するO/E変換器19,20及びE/O変換器15,1
6を含むその間の光デバイスには低歪み特性のものが要
求される。
【0016】特に、1つの無線基地局2で受信される複
数の移動端末機11 〜1N からの各々異なる周波数の信
号の内、例えば図8に示すように、S1とS2の周波数
差とS2とS3の周波数差が等しい場合1つの受信信号
S1のレベルが低下した場合、光デバイスにおいて他の
受信信号S2,S3との関係から受信信号S1の周波数
に3次歪成分U1が発生する。
【0017】このような3次歪成分U1が発生した場
合、受信信号S1のレベルが低下していることから、希
望波である受信信号S1と3次歪成分U1とのレベル比
であるD/U(Desire/Undesire) 比が悪くなり、3次歪
成分U1が受信信号S1に干渉し、回線の誤り率特性が
劣化する問題があった。
【0018】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、無線基地局と集中制御局とを接続する光伝
送路での歪み特性を向上させることができる移動通信シ
ステムを提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の移動通信
システムの原理図を示す。この図に示す移動通信システ
ムは、無線機能を有する複数の無線基地局2と、この複
数の無線基地局2と移動端末機間で通信される信号の変
復調機能を有する集中制御局4とが光伝送路25で接続
されて成るものである。
【0020】本発明の特徴は、無線基地局2が、複数の
移動端末機からの各々周波数の異なる受信信号を分岐す
る分配手段28と、分配手段28によって分岐された各
々の受信信号のうち、受信を希望するひとつの信号の周
波数を同一周波数に変換する複数の前段の周波数変換手
段29,32と、複数の前段周波数変換手段29,32
から出力される希望周波数帯域の希望信号のみを通過さ
せる複数のフィルタ37,40と、複数のフィルタ3
7,40を通過した各々の希望信号の周波数を、各々の
希望信号が光伝送路25を光信号として通過する際に発
生する3次歪成分が光信号である各々の希望信号に干渉
しないような関係に変換する複数の後段の周波数変換手
段41,44と、複数の後段周波数変換手段41,44
から出力される希望信号を合成する合成手段49と、合
成手段49で合成された信号を光信号に変換して光伝送
路25へ送出する電気/光変換手段15とを具備して構
成されていることにある。
【0021】
【作用】上述した本発明によれば、複数の移動端末機か
らの各々周波数の異なる受信信号が分配手段28で各々
分配された後、前段周波数変換手段29,32で受信希
望波が同一周波数に変換され、この変換された各信号中
の希望周波数帯域の希望信号のみがフィルタ37,40
で抜き出される。
【0022】このように希望信号のみを抜き出すことに
よって希望信号の近傍帯域に存在する希望信号以外の受
信信号が除去される。希望信号以外の受信信号が、希望
信号の近傍帯域に存在する場合、希望信号に干渉し悪影
響を与えるが、前記のように除去することによってその
影響が無くなる。
【0023】フィルタ37,40を通過した希望信号の
周波数が、後段周波数変換手段41,44によって、希
望信号が光伝送路25を光信号として通過する際に発生
する3次歪成分が光信号である各々の希望信号に干渉し
ないような関係に変換された後、合成手段49によって
合成され、電気/光変換手段19で光信号に変換され、
光伝送路25へ送出される。
【0024】先のように、3次歪成分が希望信号に干渉
しないようにされるので、例えばある希望信号のレベル
が受信時に低下し、D/U比が悪くなっても従来のよう
に、3次歪成分が希望信号に悪影響を及ぼすといったこ
とがなくなり、歪み特性が向上する。
【0025】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図2は本発明の第1実施例によるブロック
構成図である。この図において図7に示した従来例の各
部に対応する部分には同一符号を付し、その説明を省略
する。
【0026】但し、図2に示す第1実施例は、1つの無
線基地局2と集中制御局4との接続構成のみを示したも
のであり、無線基地局2が同時に図示せぬ4つの移動端
末機からの電波を受信するものとする。
【0027】図2において、28は分配器、29,3
0,31,32は周波数変換部、33,34,35,3
6はシンセサイザ、37,38,39,40はバンドパ
スフィルタ(BPF)、41,42,43,44は周波
数変換部、45,46,47,48は発振器、49はハ
イブリッド回路(H)である。
【0028】分配器28は、送受切替部7から出力され
てくるアンテナ5で受信された各々周波数の異なる4波
の信号を各々分岐し、周波数変換部29〜32へ出力す
るものである。周波数変換部29〜32は、それぞれ図
示せぬ、4つの移動端末機からの信号に対応するもので
ある。
【0029】周波数変換部29〜32は、各々に入力さ
れる複数の受信信号のうち受信を希望するひとつの信号
につき周波数が同一の周波数f5 となるように変換する
ものである。その周波数の変換は、入力信号にシンセサ
イザ33〜36から出力される信号を混合することによ
って行われる。
【0030】BPF37〜40は、周波数変換部29〜
32から出力される信号の希望波成分(希望信号)のみ
を通過させる狭帯域フィルタであり、希望信号のみを抜
き出すことによって希望信号の近傍帯域に存在する希望
信号以外の受信信号を除去するものである。
【0031】希望信号以外の受信信号が、希望信号の近
傍帯域に存在する場合、希望信号に干渉し悪影響を与え
るが、前記のように除去することによってその影響を無
くすことができる。
【0032】周波数変換部41〜44は、BPF37〜
40を通過した各々の希望信号がハイブリッド回路49
で合成された後、E/O変換器15で光信号に変換さ
れ、この変換された各光信号が光伝送路25を通過する
際に発生する3次歪成分が各々の光信号(希望信号)に
干渉しないような関係に、BPF37〜40を通過した
希望信号の周波数を変換するものである。その周波数の
変換は、BPF37〜40を通過した希望信号に発振器
45〜48から出力される信号を混合することによって
行われる。
【0033】このような構成において、図3に示すよう
に、周波数変換部41から出力される希望信号の周波数
1 が10.7MHz、周波数変換部42から出力され
る希望信号の周波数f2 が17.0MHz、周波数変換
部43から出力される希望信号の周波数f3 が29.7
5MHz、周波数変換部44から出力される希望信号の
周波数f4 が45.8MHzとなるように周波数変換を
行い、各々の希望信号である光信号の相互関係から発生
する3次歪成分の周波数を測定した。
【0034】この結果、周波数f1 の希望信号の両側
に、11.8MHz及び8.35MHzの周波数f1A
びf1Bの3次歪成分が発生し、周波数f2 の希望信号の
両側に、18.1MHz及び16.05MHzの周波数
2A及びf2Bの3次歪成分が発生し、周波数f3 の希望
信号の両側に、32.1MHz及び28.8MHzの周
波数f3A及びf3Bの3次歪成分が発生し、周波数f4
希望信号の両側に、46.75MHz及び44.7MH
zの周波数f4A及びf4Bの3次歪成分が発生した。
【0035】これら発生した各周波数f1A及びf1B〜f
4A及びf4Bの3次歪成分と、周波数f1 〜f4 の希望信
号との位置関係を見ると、3次歪成分が希望信号に干渉
しない600KHz以上離れている。
【0036】従って、1つのアンテナ5での受信信号
(希望信号)のレベルが低下した場合でも、従来のよう
に希望信号に3次歪成分が干渉することがなくなるの
で、光伝送路25における歪み特性を向上させることが
できる。この結果、無線基地局2の小型化、及びシステ
ム全体の通話品質の向上を図ることが可能となる。
【0037】次に、第2実施例を図4を参照して説明す
る。但し、図4において図2に示した第1実施例の各部
に対応する部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。図4に示す第2実施例が図2に示した第1実施例と
異なる点は、ダイバーシチ受信構成としたことにある。
また、無線基地局2が同時に図示せぬ2つの移動端末機
からの電波を受信するものとする。
【0038】図4において、50はダイバーシチ切替
部、5,5′はアンテナ、7,7′は送受切替部、5
1,52は分配部、53,54はシンセサイザである。
ダイバーシチ切替部50は、受信感度の良いほうのアン
テナ5又は5′から信号を送信するための制御を行うも
のである。
【0039】分配部51は、送受切替部7′から出力さ
れてくるアンテナ5′で受信された各々周波数の異なる
2つの受信信号を分岐し、この分岐された受信信号を周
波数変換部29及び31へ出力するものである。
【0040】分配部52は、送受切替部7から出力され
てくるアンテナ5で受信された各々周波数の異なる2つ
の受信信号を分岐し、この分岐された受信信号を周波数
変換部30及び32へ出力するものである。
【0041】分配部51から周波数変換部29へ出力さ
れる信号と、分配部52から周波数変換部30へ出力さ
れる信号とは異なるアンテナ5,5′で受信されたもの
であるが同一信号なので、これを第1チャンネルCH1
の信号とし、他方の周波数変換部31及び32へ出力さ
れる信号を第2チャンネルCH2の信号とする。
【0042】シンセサイザ53は、周波数変換部29及
び30に入力される第1チャンネルCH1の信号の周波
数を変換するための信号を周波数変換部29,30に供
給するものであり、シンセサイザ54は、周波数変換部
31及び32に入力される第2チャンネルCH2の信号
の周波数を変換するための信号を周波数変換部31,3
2に供給するものである。
【0043】各シンセサイザ53,54の出力信号に応
じて周波数変換部29〜32で分配部51,52から出
力される信号の周波数が同一となるようになされてい
る。その後、第1実施例でも説明したようにBPF37
〜40で希望信号のみが通過させられ、周波数変換部4
1〜44で発振器45〜48の出力信号に応じて各々異
なる周波数f1 〜f4 となるように変換が行われる。即
ちここでは2波の受信信号を4波として扱っており、光
伝送路25を伝送する信号は第1実施例同様に各々が3
次歪成分の干渉を受けない4波となる。
【0044】このような第2実施例のダイバーシチ受信
構成においても、第1実施例と同様な効果を得ることが
できる。次に、第3実施例を図5を参照して説明する。
但し、図5において図2に示した第1実施例の各部に対
応する部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0045】図5に示す第3実施例が図2に示した第1
実施例と異なる点は、分配部28の後段の各周波数変換
部29〜32が周波数変換を行うためのシンセサイザ出
力信号を、複数の送信信号の周波数変換を行うための信
号として共用できるようにしたことにある。
【0046】即ち、図5に図2と異なる符号56,5
7,58,59で示す、複数の送信信号の周波数変換を
行うための周波数の信号を出力するシンセサイザを、周
波数変換部29〜32と送信側の周波数変換部68に接
続した点にある。
【0047】この場合、周波数変換部29〜32から出
力される信号の周波数は、f5 ,f 6 ,f7 ,f8 で示
すように各々異なるものとなる。従って、BPFは図2
と異なる符号60,61,62,63で示すように信号
通過帯域が各々異なるものを用い、第1実施例と同様に
周波数変換部29〜32から出力される信号の内、希望
周波数の信号のみが通過できるようになされている。
【0048】また、このようにBPF60〜63を通過
する希望信号の周波数も各々異なるので、周波数変換部
41〜44が希望信号の周波数を第1実施例で説明した
1〜f4 の周波数に変換するための発振信号の周波数
も第1実施例とは異なるものとなる。そこでそれら発振
信号を出力する発振器も第1実施例と異なる符号64,
65,66,67で示した。
【0049】このような第3実施例の無線基地局2にお
いては、第1実施例と同様な効果を得ることができる
他、シンセサイザ56〜59を複数の送信信号の周波数
を行うための共用のものとしたので、その分、第1実施
例よりも小型とすることができる。
【0050】次に、第4実施例を図6を参照して説明す
る。但し、図6において図4に示した第2実施例の各部
に対応する部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。図6に示す第4実施例が図4に示した第2実施例と
異なる点は、分配部51及び52の後段の周波数変換部
29,30及び31,32が周波数変換を行うためのシ
ンセサイザ出力信号を、複数の送信信号の周波数変換を
行うための信号として共用できるようにしたことにあ
る。
【0051】即ち、図6に図4と異なる符号71,72
で示す、複数の送信信号の周波数変換を行うための周波
数の信号を出力するシンセサイザを、周波数変換部29
〜32と送信側の周波数変換部81とに接続した点にあ
る。
【0052】この場合、周波数変換部29及び30から
出力される第1チャンネルCH1の信号周波数がf5
周波数変換部31及び32から出力される第2チャンネ
ルCH2の信号周波数がf6 と各々異なるものとなる。
【0053】従って、BPFは図4と異なる符号73,
74,75,76で示すように、第1チャンネルCH1
側と第2チャンネルCH2側とで、信号通過帯域が各々
異なるものを用い、第2実施例と同様に希望周波数の信
号のみが通過できるようになされている。
【0054】また、このように第1及び第2チャンネル
CH1,CH2のBPF73,74及び75,76を通
過する希望信号の周波数も各々異なるので、周波数変換
部41〜44が希望信号の周波数を第2実施例同様にf
1 〜f4 の周波数に変換するための発振信号の周波数も
第2実施例とは異なるものとなる。そこでそれら発振信
号を出力する発振器も第2実施例と異なる符号77,7
8,79,80で示した。
【0055】このような第4実施例の無線基地局2にお
いては、第2実施例と同様な効果を得ることができる
他、シンセサイザ71,72を複数の送信信号の周波数
を行うための共用のものとしたので、その分、第2実施
例よりも小型とすることができる。
【0056】また、上述した第1〜第4実施例における
4つの発振器をシンセサイザに置き換え、この各シンセ
サイザから出力される、後段の各周波数変換部で使用さ
れる信号の周波数を、移動端末機と無線基地局間でイン
タフェースされる無線信号のチャンネル間隔周波数ΔF
或いはΔFの1/2の整数倍となるようにすることによ
って、前段の周波数変換部用のシンセサイザに使用する
リファレンス周波数を後段の各周波数変換部でも共通に
使用できるので、後段の各周波数変換部が用いていたシ
ンセサイザのリファレンス信号用発振器を省略すること
が可能となり、これによってより無線基地局2の小型化
を図ることができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
無線基地局と集中制御局とを接続する光伝送路での歪み
特性を向上させることができる効果があり、これによっ
て無線基地局を小型にすることができ、また通話品質を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の第1実施例によるブロック構成図であ
る。
【図3】図2におけるE/O変換器に入力される希望信
号と3次歪成分との周波数関係の一例を示すスペクトル
図である。
【図4】本発明の第2実施例によるブロック構成図であ
る。
【図5】本発明の第3実施例によるブロック構成図であ
る。
【図6】本発明の第4実施例によるブロック構成図であ
る。
【図7】本発明の従来例によるブロック構成図である。
【図8】従来の受信信号と3次歪成分との関係を説明す
るためのスペクトル図である。
【符号の説明】
2 無線基地局 4 集中制御局 15 電気/光変換手段 25 光伝送路 28 分配手段 29,32 前段の周波数変換手段 37,40 フィルタ 41,44 後段の周波数変換手段 49 合成手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線機能を有する複数の無線基地局と、
    この複数の無線基地局と移動端末機間で通信される信号
    の変復調機能を有する集中制御局とが光伝送路で接続さ
    れて成る移動通信システムにおいて、 前記無線基地局を、 前記複数の移動端末機からの各々周波数の異なる受信信
    号を分岐する分配手段と、 該分配手段によって分岐された各々の周波数の異なる受
    信信号のうちのひとつを同一周波数に変換する複数の前
    段の周波数変換手段と、 該複数の前段周波数変換手段から出力される希望周波数
    帯域の希望信号のみを通過させる複数のフィルタと、 該複数のフィルタを通過した各々の希望信号の周波数
    を、該各々の希望信号が前記光伝送路を光信号として通
    過する際に発生する3次歪成分が該光信号である各々の
    希望信号に干渉しないような関係に変換する複数の後段
    の周波数変換手段と、 該複数の後段周波数変換手段から出力される希望信号を
    合成する合成手段と、 該合成手段で合成された信号を光信号に変換して前記光
    伝送路へ送出する電気/光変換手段とを具備して構成し
    たことを特徴とする移動通信システム。
  2. 【請求項2】 前記無線基地局を2本のアンテナを有す
    るダイバーシチ構成とし、前記分配手段の代わりに、一
    方のアンテナで受信された各々異なる周波数の受信信号
    を分岐する第1分配手段と、他方のアンテナで受信され
    た各々異なる周波数の受信信号を分岐する第2分配手段
    とを設け、第1及び第2分配手段で分岐された周波数の
    異なる受信信号のうちのひとつを前記複数の前段周波数
    変換手段で同一周波数に変換するようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の移動通信システム。
  3. 【請求項3】 前記複数の前段周波数変換手段において
    前記分配手段によって分岐された各々の信号の周波数を
    変換するための信号を、前記無線基地局からの送信信号
    の周波数変換を行う周波数に置き換え、この置き換えら
    れた周波数の信号を該送信信号の周波数変換用信号とし
    ても共用するようにしたことを特徴とする請求項1記載
    の移動通信システム。
  4. 【請求項4】 前記複数の前段周波数変換手段において
    前記第1及び第2分配手段によって分岐された各々の信
    号の周波数を変換するための信号を、前記無線基地局か
    らの送信信号の周波数変換を行う周波数に置き換え、こ
    の置き換えられた周波数の信号を送信信号の周波数変換
    用信号としても共用するようにしたことを特徴とする請
    求項2記載の移動通信システム。
  5. 【請求項5】 前記複数の後段周波数変換手段において
    前記複数のフィルタを通過した希望信号の周波数変換を
    行うための信号の周波数を、前記移動端末機と前記無線
    基地局間でインタフェースされる無線信号のチャンネル
    間隔周波数或いは該チャンネル間隔周波数の1/2の整
    数倍となるようにし、該整数倍とした周波数の信号を、
    前記複数の前段周波数変換手段で共用するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の移動通信
    システム。
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