JPH08233486A - 熱交換機細管洗浄用ウォーターガン - Google Patents

熱交換機細管洗浄用ウォーターガン

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JPH08233486A
JPH08233486A JP6168695A JP6168695A JPH08233486A JP H08233486 A JPH08233486 A JP H08233486A JP 6168695 A JP6168695 A JP 6168695A JP 6168695 A JP6168695 A JP 6168695A JP H08233486 A JPH08233486 A JP H08233486A
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JP
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water
valve
gun
nozzle
pressure
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JP6168695A
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Masashi Tabuchi
正史 田淵
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 細管の洗浄作業を効率アップするため、開閉
バルブ、筒状ピストン、内部スプリング、指示棒装置等
の構成を改善する。 【構成】 バルブホルダー3は隔壁30によって前側の
高水圧室35と後側の内部シリンダー34に分断され、
その間を連通路51を介して流通可能とし、内部シリン
ダー34内に筒状ピストン6を摺動自在に嵌挿し、該筒
状ピストン6を内部スプリング66により前方へ付勢
し、該筒状ピストンに当接する先端のノズルを突出状態
に付勢し、高水圧室35の連通路51の入口にはテーパ
ー状弁座52に対し弁体53を開閉させる開閉バルブ5
を内設し、先端ノズルが最大突出状態のときは開閉バル
ブ5を閉止し、先端ノズルを後方へ戻すときは開閉バル
ブ5が開放され、指示棒装置7を固定側のバルブホルダ
ー3か、または中間パイプ2の先端部に立設するごとく
ウォーターガン1を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電所等に設備されて
いる熱交換機細管の洗浄用ウォーターガンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発電所の熱交換機細管の洗浄に使
用されているウォーターガン100は図10のごとき基
本構造に形成されている。すなわち従来のウォーターガ
ン100は、調整ネジ104を介して本体スプリング1
05により付勢され、ボデー本体101内を摺動する筒
状ピストン102の先端に円錐状ノズル103を突設さ
せるように形成されていて、洗浄作業時には、把手11
0でもって該ノズル103の先端を細管入口PIに押し
付け、本体スプリング105の付勢力に抗して押し込む
ことにより、スプール形式のピストン102の通水口1
08と本体101の高圧水供給口107が整合して連通
し、通水路109を経て噴射口106から高圧水を噴射
し、細管P内に前もって挿入されている掃除ブラシBを
押圧走行させ、細管Pの内壁を洗浄するように作動す
る。また、通水路112に添設された検知指示棒111
は、掃除ブラシBが細管P内に残存しているときはその
抵抗圧により指示棒111を突出させるが、掃除ブラシ
Bが細管Pから排出されると該指示棒111を入没させ
て、洗浄の完了を観察できるように形成している。な
お、先端のノズル103に検知指示棒111を立設して
いるため、該ノズル103は案内ピン113と案内溝1
14とを介して回動することなく、前後摺動可能となる
ように形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さて従来構造のウォー
ターガン100は、上記のごとく、その付勢力が強弱調
整可能な本体スプリング105を介入し、該スプリング
105の付勢力を高圧水の水圧に適応させてから該スプ
リング105の付勢力に抗して細管入口PIへ押し付け
て相対的に摺動させるごとくした構造を特徴としてい
る。従ってガン100の使用前に、その本体スプリング
105の付勢力を高圧水の水圧に合わせて最適状態に調
整することが必要作業となっている。すなわち、作業開
始に当たっては、先ず調整ネジ104を一杯まで弛めて
からノズル103を細管入口PIに押し付け、ボデー本
体101を相対的に押し込み、供給口107と通水口1
08を整合させてその噴射口106から高圧水を噴射さ
せる。次に徐々に調整ネジ104を締め込み、本体スプ
リング105の付勢力を次第に強くし、本体101をピ
ストン102に対して徐々に押し戻して供給口107と
通水口108の間を遮断し高圧水の噴射を閉止させる。
この閉止状態に調整した位置が高圧水の水圧と本体スプ
リング105の付勢力がバランスしているところで、ガ
ン100の押し付け力を必要最小限で済ませることが可
能で、省力可能な構成とはなっている。しかしながら、
これ以上に調整ネジ104を締め込み過ぎると、その付
勢力が強くなり過ぎ押し付け力の負担が増大する。特
に、調整ネジ104を誤って一杯まで締め込むと、付勢
力による抵抗が最大となりピストン102はもはやボデ
ー本体101内を摺動不能となり、ガン100が作業不
能となる恐れがある。以上のごとく、スプリング105
の調整は簡単ではなく、かなりの手間と熟練を要するの
で洗浄作業を効率化するための解決課となっている。
【0004】また掃除ブラシBの抵抗圧を検知する指示
棒111は、従来のスプール形式の筒状ピストン102
の構造では、検出孔115を本体101の固定側に穿設
不可能で、摺動する円錐状ノズル103に穿設し、指示
棒111を立設せざるを得なかった。そのため、作業中
にぶつけて破損する恐れがあり、また内部に付設された
案内ピン113の摩耗や捩れ破損など保守の面に余分な
問題を抱えていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
を目的とするものであって、上記課題を解決した下記構
成のウォーターガンを提供しようとするものである。す
なわち、 (1)連通路51に開閉バブル5,50を内設した筒状
連結体のバブルホルダー3が先端に螺着されて前方の噴
射方向Aへ延びる中間パイプ2と、後方のパイプ製肩当
て部材8と、下方の高圧水供給源パイプ9とを、チーズ
11を介しT字形に連結してガン本体10が形成され、
また該ガン本体10の前方先端には、前記バブルホルダ
ー3に保持されて円錐状ノズル4が摺動自在に突設され
てなり、該先端のノズル4を細管入口PIに押し付け、
該ガン本体10を押し込んで相対的に摺動させることに
より、前記開閉バブル5,50が開口し、該ノズル4か
ら供給源の高圧水を前方へ噴射させるごとくした構成を
特徴とする熱交換機細管洗浄用ウォーターガン1。 (2)前記開閉バブル5,50が、常時は、その内部ス
スプリング66により筒状ピストン6,60を前方へ押
圧し、該ピストン6,60に当接する先端のノズル4を
突出状態に付勢し、かつ同時に、その連通路51の入口
の弁座52に対し開閉用弁体53,55を押し当てて封
止状態にしてその連通路51を閉止させるごとく形成し
てなり、次に該ノズル4を相対的に押し戻すときは、当
接する筒状ピストン6が押し戻されて前記弁体53,5
5を前記弁座52から後方へ開放し、その連通路51を
開口させるごとく形成してなることを特徴とする前記
(1)項に記載の熱交換機細管洗浄用ウォーターガン
1。 (3)前記バルブホルダー3には上向きに、その開閉バ
ルブ5,50の後側の通水路62に連通する検出孔38
を穿設し、該孔38に掃除ブラシ検出用指示棒装置7を
立設して、該装置7の負荷水圧により指示棒73を突出
させるごとくしてなり、先端のノズル4から細管P内に
高圧水を噴射させ、細管P内の掃除ブラシBがその高圧
水により押圧されているときは、その負荷水圧で該装置
7の指示棒73を突出させて、その検出を可能とし、ま
た該ブラシBが細管Pを通過して排出されるときは、負
荷水圧が減小し、突出していた指示棒73が下降して、
その検出を可能とした構成を特徴とする前記(1)項また
は(2)項に記載の熱交換機細管洗浄用ウォーターガン
1。 (4)前記中間パイプ2の先端部に検出孔22を穿設
し、該孔22に掃除ブラシ検出用指示棒装置7を立設し
て、該装置7の負荷水圧により指示棒73を突出させる
ごとくしてなり、先端のノズル4から細管P内に高圧水
を噴射させ、細管P内の掃除ブラシBがその高圧水によ
り押圧されているときは、その負荷水圧で該装置7の指
示棒73を突出させて、その検出を可能とし、また該ブ
ラシBが細管Pを通過して排出されるときは、負荷水圧
が減小し、突出していた指示棒73が下降して、その検
出を可能とした構成を特徴とする前記(1)項または(2)項
に記載の熱交換機細管洗浄用ウォーターガン1。なお、
上記構成における前方とは高圧水の噴射方向(図1に示
すA方向)を指すものとする。
【0006】
【作用】前記の本発明のウォーターガンの作用を図1及
び図3に基づき説明する。本発明のウォーターガン1は
前記の構成であるので、従来構造のガン100に較べて
下記のごとく作用上に明確な差異を有する。 (1)ウォーターガン1には中間パイプ2及び高圧水室
35まで高圧水を充満した状態で、洗浄作業を開始す
る。なお、高圧水の水圧は圧力計21に指示される。な
お、指示棒装置70を中間パイプ2の先端部に設けた場
合は、圧力計21に代り指示棒73が突出して高圧水の
負荷を表示する。 (2)高圧水の水圧の高低変化に対しては如何なる調整
も必要とせず、そのまま先端の円錐状ノズル4を細管入
口PIに押し付け、ガン本体10を肩当て部材8を使い
肩の力で前方へ押し込み、該ノズル4を相対的に後方へ
摺動させ、ガン本体10のバルブホルダー3に内設され
た筒状ピストン6を押し戻し、開閉バルブ5の弁体53
を弁座52から開放して連通路51を開口する。なお前
記筒状ピストン6は、内部スプリング66の弱い付勢力
によって前方へ押圧され、先端のノズル4を突出状態に
付勢しているだけであるから、ノズル4を後方へ摺動さ
せ、筒状ピストン6を押し戻すためには、前記の内部ス
プリング66の弱い付勢力に抗して押し込めばよく、あ
とは高圧水の水圧で封止された開閉バルブ5の弁体53
を弁座52から突き放すときの瞬間的な解放力が必要で
あるが、肩の力を使ってガン本体10を押し込むから大
きな負担とならない。かくして、高圧水室35から高圧
水は内部シリンダー34へ流入され、切欠き部68を介
して通水路62へ流入し通水路45を通って先端の噴射
口44から前方の細管P内へ噴射される。 (3)洗浄作業が完了したときは、ガン本体10を後方
へ戻し、先端のノズル4を細管Pから後方へ引き放すこ
とにより、再び前記の内部スプリング66の付勢力によ
り筒状ピストン6は前方へ押圧され、先端のノズル4は
突出状態に付勢されると共に、弁体53を弁座52に封
止し、連通路51を閉止して、高圧水の噴射を停止す
る。 (4)本発明のガン1では、固定側であるガン本体10
側のバルブホルダー3に指示棒装置7を立設するか、ま
たは中間パイプ2の先端部に指示棒装置70を立設する
ことによって、掃除ブラシBの残存及び排出を検出して
いるので、取り扱いがし易い。
【0007】
【実施例】本発明の実施例1,2を図面に基づき詳細に
説明する。 実施例1;図1は本発明の実施例1のウォーターガンの
側面図、図2は図1のウォーターガンの構成部品分解
図、図3は実施例1のバルブホルダー(分離型式開閉バ
ルブを内設のもの)及び円錐状ノズル部分断面図、図4
は実施例1,2共通の連結型式開閉バルブを内設したバ
ルブホルダーの要部断面図、図9は掃除ブラシによる細
管内の洗浄説明図(実施例1,2共通)である。図中、
1はウォーターガン、10はガン本体、2は中間パイ
プ、3はバルブホルダー、30は隔壁、31はバルブボ
デー、35は高圧水室、4は円錐状ノズル、41はノズ
ル本体、44は噴射口、5は開閉バルブ(分離型式)、
50は開閉バルブ(連結型式)、51は連通口、52は
テーパー状弁座、53は開閉用弁体、54は円形リン
グ、55は連結型弁体、6は筒状ピストン(分離型
式)、60は筒状ピストン(連結型式)、66は内部ス
プリング、68は切欠き部、69は螺結部、7は掃除ブ
ラシ検出用指示棒装置、73は指示棒、8は肩当て部
材、9は高圧水供給源パイプである。
【0008】本発明のウォーターガン1は、図1及び図
2に図示のごとく、チーズ11の下方口14にはオスカ
プラ91を、高圧水供給源(図示せず)と接続した高圧
ホース93にはメスカプラ92をそれぞれ螺結し、着脱
可能な該オスカプラ91とメスカプラ92の間を簡易に
接続して高圧水供給源パイプ9を形成している。また該
チーズ11の後方口12には、肩当て部81を弓形に形
成したパイプ製の肩当て部材8が螺結されている。また
該チーズ11の前方口13には、圧力計21を付設した
中間パイプ2が螺結され、前方先端への高圧水の通水路
を形成している。
【0009】また前記の中間パイプ2の後側にはさら
に、筒状連結体のバルブホルダー3が螺結延長され、か
つまた該バルブホルダー3には、図3のごとく、その隔
壁30に開孔された連通路51において高圧水の流通を
開閉する、分離型式の開閉バルブ5が内設されている。
なお、前記の筒状連結体のバルブホルダー3は、中央の
バルブボデー31の前側には、前記力中間パイプ2に螺
結可能としたコネクター32を連結し、かつ該ボデー3
1の後側には、図3に基づき後に詳述するごとく、円錐
状ノズル4を先端に突出し、かつ摺動自在に保持するた
めの締付キャップ33を連結して一体状に形成されてい
る。なお39は前記のコネクター32の外周に形設され
たスパナー掛けである。また前記の円錐状ノズル4は、
図3により詳述すれば、通水路45を穿孔したノズル本
体41に、円錐状のゴムノズル43を外周に接着したゴ
ムノズルホルダー42を嵌挿して、一体に形成されてい
て、そのノズル本体41の段部47を締付キャップ33
の前側に保持させ、その摺動部46を該締付キャップ3
3の案内孔37に摺動自在に嵌挿し、その先端の円錐状
ゴム体43を該キャップ33の後側に突出させて、バル
ブホルダー3に摺動自在に保持させている。かくしてウ
ォーターガン1はチーズ11を基にして、高圧水供給源
パイプ9、肩当て部材8、中間パイプ2及びバルブホル
ダー3をT字形に一体固着してガン本体10を形成し、
該ガン本体10の前方先端へ円錐状ノズル4を摺動自在
に突設するごとく形成される。また7は、前記バルブホ
ルダー3のコネクター32に立設された掃除ブラシ検出
用指示棒装置であって、後に詳述する。
【0010】次に図3に基づき、バルブホルダー3に内
設された分離型式の開閉バルブ5及び筒状ピストン6の
内部構成を詳述する。バルブホルダー3の中央部分のバ
ルブホルダー31は、隔壁30によって前側の高水圧室
35と後側の内部シリンダー34に分断され、その間は
開孔された連通路51を介してのみ高圧水を流通可能と
している。また前記連通路51の後側の内部シリンダー
34には、その中心に通水路62を貫通した筒状ピスト
ン6が摺動自在に嵌挿されていて、常時は、隔壁30と
の間に介挿された内部スプリング66の付勢力により前
方噴射方向Aへ押圧されている。また該筒状ピストン6
の先端部には、前記バルブボデー31の先端側に内設さ
れた大径の先端側シリンダー36に適合する外周リング
61が、ピストン6の先端と平坦な先端面63を整合さ
せて、螺着されている。なお64はピストン6に取り付
けられたシールである。
【0011】前記の先端面63は、内部スプリング66
により常時、前方へ付勢され、締付キャップ33を介
し、先端側シリンダー36側に保持されているノズル本
体47の段部の後端面48を押圧して、先端の円錐状ノ
ズル4を最大位置の突出状態に付勢する。なお上記のと
おり、内部スプリング66の付勢力は単に円錐状ノズル
4を突出させるだけの力でよいから、弱い付勢力のスプ
リングで十分である。また、先端面63と後端面48の
間にはシール65が介装されて、該ピストン6の通水路
62とノズル4の通水路45の連通部分からの漏水を防
止している。
【0012】他方、前記の前側の高圧水室35の連通路
51の入口には、該連通路51の高圧水の流通を開閉す
る開閉バルブ5が内設されている。該開閉バルブ5のテ
ーパー状弁座52は連通路51の入口に形設され、該弁
座52には合成ゴム製円形リング54を外周に嵌装し、
分離独立した開閉用弁体53が着脱自在に添設され、連
通路51を開閉するごとくなっている。また、前記の弁
体53を分離した分離型式の開閉バルブ5では、常時
に、内部スプリング66により筒状ピストンが前方へ押
圧され、先端の円錐状ノズル4が最大位置の突出状態に
付勢されているときには、該筒状ピストン6の後端67
と前記弁体53との間には隙間が発生されると共に、弁
体53が高圧水の背圧で弁座52に圧接されるごとく形
成されているから、開閉バルブ5が閉止し、連通路51
が封止される。上記の状態で、図9のごとく、先端のノ
ズル4を細管入口PIに押し付け、ガン本体10をさら
に押し込んで該ノズル4を相対的に後方へ摺動させる
と、当接する筒状ピストン6もまた押し戻され、その後
端67を押し棒にして弁体53を弁座52から後方へ突
き放して開閉バルブ5を解放し、連通路51を開口する
から、供給源の高圧水が高圧水室35から内部シリンダ
ー34へ流入し、切欠き部68を介してピストン6の通
水路62とノズル4の通水路45を通り、先端の噴射口
44から細管P内へ噴射される。
【0013】洗浄作業時には細管P内に、図9のごと
く、回転自在な前後2個のゴム製ころB1、B2を心棒
B3で連結し、該心棒B3に複数個の螺旋ブラシB2を
介挿して形成した掃除ブラシBが前もつて挿入してあ
り、該掃除ブラシBはノズル4から噴射される高圧水に
より吹き飛ばされ、細管P内を回転しながら走行して洗
浄する。
【0014】また本発明では、掃除ブラシ検出用指示棒
装置7を、図3のごとく、バルブホルダー3に上向き
に、内設した開閉バルブ5の後側の通水路62に連通す
るように検出孔38を穿設して、立設している。該装置
7の装置本体71はバルブホルダー3に突設され、その
内部シリンダー72内にはその上部に指示棒73を突設
したピストン74が摺動自在に嵌挿され、該ピストン7
4は本体71の締付キャップ72により押えスプリング
75を介して下方へ付勢され、常時は前記の検出孔38
を封止して、その負荷水圧で突出させるごとくなってい
る。また上記の封止状態において、細管P内へ高圧水が
噴射され、掃除ブラシBが細管P内へ残存しているとき
は、内部シリンダー34に充満した高圧水が検出孔38
から侵入して、押えスプリング75の付勢力に抗してピ
ストン74を押し上げ、指示棒73をキャップ76の孔
77から上方へ突出させて、掃除ブラシBの残存を目視
で検出できるごとく形成している。なお、掃除ブラシB
が細管P内を通過して排出されると、抵抗水圧が発生せ
ず、負荷水圧が減小して、押えスプリングの付勢力で指
示棒73は再びキャップ孔77内に下降し、目視でその
排出を検出できるごとくなっている。79はOリングで
ある。
【0015】本発明のウォーターガン1は、図3に図示
する弁体53と筒状ピストン6を分離した分離型式の開
閉バルブ5に代えて、図4に要部のみを図示する、弁体
55に筒状ピストン60の後端螺結部69を螺結して一
体に連結し、連動可能とした連結型式の開閉バルブ50
の構成としてもよい。なお、図4に図示されていない部
分はすべて図3と同一構成であって、筒状ピストン60
は、常時は、内部スプリング66により前方へ付勢さ
れ、同様に先端のノズル4を最大突出状態に付勢する。
しかしながら、そのとき連結型式では、ピストン60と
共に一体連結した弁体55を前方へ引っ張ってテーパー
状弁座52に圧接させ、開閉バルブ50を閉止し、連通
路51を封止する。上記の状態で、分離型式と同様にノ
ズル4を相対的に後方へ摺動すると、当接する筒状ピス
トン60もまた押し戻されるが、そのとき連結型式で
は、ピストン60と一体連結した弁体55も弁座52か
ら後方へ引き戻され、開閉バルブ50を開放し、連通路
51を開口するごとくなる。
【0016】実施例2;図5は本発明の実施例2のウォ
ーターガンの側面図、図6は図5のウォーターガンの構
成部品分解図、図7は実施例のバルブホルダー(分離型
式開閉バルブを内設のもの)及び円錐状ノズル部分断面
図、図8は指示棒装置の断面図である。また、図4及び
図9は実施例1と共通である。実施例2では、図示のご
とく、指示棒装置70を中間パイプ2の先端部に立設し
た構成に特徴があり、その他の構成は実施例1と全く同
一であり、説明を省略する。ただし、実施例2では指示
棒装置70がその指示棒73を突出させて、高水圧負荷
を検出しているので、中間パイプ2に特に圧力計21を
付設しない。かくして、先端のノズル4から細管P内に
高圧水を噴射させ、細管P内の掃除ブラシBがその高圧
水により押圧されているときは、その負荷水圧で該装置
の70の指示棒73が突出を続けるので、ブラシBの残
存の検出を可能とし、また該ブラシBが細管Pを通過し
て排出されるときは、負荷水圧が減小し、突出していた
指示棒73が下降して、その検出を可能とする。
【0017】
【発明の効果】本発明のウォーターガンは、上記のごと
く従来構造に較べて特徴的な構成及び作用を有するの
で、以下のごとき種々の効果が期待できる。 (1)本発明のウォーターガンは高圧水の水圧とは無関
係に、即座に細管に押し付けて洗浄を開始できるから、
操作が簡単で、洗浄作業を著しく効率アップできる。 (2)高圧水を噴射させるには、内部スプリングの付勢
力は弱くて十分であり、あとは開閉バルブに対する瞬間
的な開放力だけが必要となるが、肩の力を使って押し込
むから作業者にとって大きな負担とならず、作業性が高
い。 (3)指示棒装置が手前の固定側のガン本体側に立設さ
れているから、目視が容易であり、また突き当てて破損
させる恐れもない。 (4)主としてパイプ状部品を螺結して簡潔に構成して
いるから、軽量であると共に、摩耗した部品の交換が容
易であって、保守に手間がかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のウォーターガンの側面図で
ある。
【図2】図1のウォーターガンの構成部品分解図であ
る。
【図3】実施例1のバルブホルダー(分離形式開閉バル
ブを内設)及び円錐状ノズルの部分断面図である。
【図4】連結型式開閉バルブを内設したバルブホルダー
の要部断面図である。
【図5】本発明の実施例2のウォーターガンの側面図で
ある。
【図6】図5のウォーターガンの構成部品分解図であ
る。
【図7】実施例2のバルブホルダー(分離形式開閉バル
ブを内設)及び円錐状ノズルの部分断面図である。
【図8】中間パイプの先端部に立設した指示棒装置の断
面図である。
【図9】掃除ブラシによる細管内の洗浄の説明図であ
る。
【図10】従来のウォーターガンの要部構造説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ウォーターガン 10 ガン本体 11 チーズ 2 中間パイプ 21 圧力計 22 圧力検出孔 3 バルブホルダー 30 隔壁 31 バルブホルダー 32 コネクタ
ー 33 締付キャップ 34 内部シリ
ンダー 35 高圧水室 38 圧力検出
孔 4 円錐状ノズル 41 ノズル本体 43 円錐状ゴム体 44 噴射口 47 段部 5 分離型式の開閉バルブ 50 連結型式の開閉バルブ 51 連通路 52 テーパー
状弁座 53 開閉用弁体(分離型式) 55 開閉用弁体(連結型式) 6 筒状ピストン(分離型式) 60 筒状ピストン(連結型式) 62 通水路 63 先端面 66 内部スプリング 67 後端 68 切欠き部 69 螺結部 7 掃除ブラシ検出用指示棒装置 70 掃除ブラシ
検出用指示棒装置 73 指示棒 74 ピストン 8 肩当て部材 9 高圧水供給源パイプ 100 従来構造のウォーターガン 101 ボデー本体 102 筒状ピス
トン 104 調整ネジ 105 本体スプ
リング 110 把手 111 検知指示
棒 A 前方噴射方向 B 掃除ブラシ B1 ゴムころ B2 螺旋ブラ
シ P 細管 PI 細管入口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連通路51に開閉バルブ5,50を内設
    した筒状連結体のバルブホルダー3が先端に螺着されて
    前方の噴射方向Aへ延びる中間パイプ2と、後方のパイ
    プ製肩当て部材8と、下方の高圧水供給源パイプ9と
    を、チーズ11を介しT字形に連結してガン本体10が
    形成され、また該ガン本体10の前方先端には、前記バ
    ルブホルダー3に保持されて円錐状ノズル4が摺動自在
    に突設されてなり、該先端のノズル4を細管入口PIに
    押し付け、該ガン本体10を押し込んで相対的に摺動さ
    せることにより、前記開閉バルブ5,50が開口し、該
    ノズル4から供給源の高圧水を前方へ噴射させるごとく
    した構成を特徴とする熱交換機細管洗浄用ウォーターガ
    ン1。
  2. 【請求項2】 前記開閉バルブ5,50が、常時は、そ
    の内部スプリング66により筒状ピストン6,60を前
    方へ押圧し、該ピストン6,60に当接する先端のノズ
    ル4を突出状態に付勢し、かつ同時に、その連通路51
    の入口の弁座52に対し開閉用弁体53,55を押し当
    てて封止状態にしてその連通路51を閉止させるごとく
    形成してなり、次に該ノズル4を相対的に押し戻すとき
    は、当接する筒状ピストン6が押し戻されて前記弁体5
    3,55を前記弁座52から後方へ開放し、その連通路
    51を開口させるごとく形成してなることを特徴とする
    請求項1記載の熱交換機細管洗浄用ウォーターガン1。
  3. 【請求項3】 前記バルブホルダー3には上向きに、そ
    の開閉バルブ5,50の後側の通水路62に連通する検
    出孔38を穿設し、該孔38に掃除ブラシ検出用指示棒
    装置7を立設して、該装置7の負荷水圧により指示棒7
    3を突出させるごとくしてなり、先端のノズル4から細
    管P内に高圧水を噴射させ、細管P内の掃除ブラシBが
    その高圧水により押圧されているときは、その負荷水圧
    で該装置7の指示棒73を突出させて、その検出を可能
    とし、また該ブラシBが細管Pを通過して排出されると
    きは、負荷水圧が減小し、突出していた指示棒73が下
    降して、その検出を可能とした構成を特徴とする請求項
    1又は2に記載の熱交換機細管洗浄用ウォーターガン
    1。
  4. 【請求項4】 前記中間パイプ2の先端部に検出孔22
    を穿設し、該孔22に掃除ブラシ検出用指示棒装置70
    を立設して、該装置70の負荷水圧により指示棒73を
    突出させるごとくしてなり、先端のノズル4から細管P
    内に高圧水を噴射させ、細管P内の掃除ブラシBがその
    高圧水により押圧されているときは、その負荷水圧で該
    装置70の指示棒73を突出させて、その検出を可能と
    し、また該ブラシBが細管Pを通過して排出されるとき
    は、負荷水圧が減小し、突出していた指示棒73が下降
    して、その検出を可能とした構成を特徴とする請求項1
    または2に記載の熱交換機細管洗浄用ウォーターガン
    1。
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