JPH08233410A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents
冷凍サイクル装置Info
- Publication number
- JPH08233410A JPH08233410A JP7038448A JP3844895A JPH08233410A JP H08233410 A JPH08233410 A JP H08233410A JP 7038448 A JP7038448 A JP 7038448A JP 3844895 A JP3844895 A JP 3844895A JP H08233410 A JPH08233410 A JP H08233410A
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- coolers
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- compressor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 狭いスペースの工夫でもって、複数の冷却器
４ａ、４ｂにその能力に見合った最適な冷媒量ａ１、ａ
２を流すようにする。 【構成】 コンプレッサー、凝縮器、第１、第２キャピ
ラリーチューブ３ａ、３ｂ、第１、第２冷却器４ａ、４
ｂ、前記コンプレッサーと冷媒ａを循環させる冷凍・冷
蔵庫の冷凍サイクル装置である。大容量である冷凍室側
の第１冷却器４ａへの冷媒分岐管５ａをコイルばね状５
ａ’に巻回し、この巻回数、巻回径によって流通抵抗を
変化させて、第１、第２冷却器４ａ、４ｂへの冷媒量ａ
１、ａ２をそれぞれの能力に最適なものとする。電磁開
閉弁６を閉じれば、第１冷却器４のみに冷媒ａは流れ
る。
４ａ、４ｂにその能力に見合った最適な冷媒量ａ１、ａ
２を流すようにする。 【構成】 コンプレッサー、凝縮器、第１、第２キャピ
ラリーチューブ３ａ、３ｂ、第１、第２冷却器４ａ、４
ｂ、前記コンプレッサーと冷媒ａを循環させる冷凍・冷
蔵庫の冷凍サイクル装置である。大容量である冷凍室側
の第１冷却器４ａへの冷媒分岐管５ａをコイルばね状５
ａ’に巻回し、この巻回数、巻回径によって流通抵抗を
変化させて、第１、第２冷却器４ａ、４ｂへの冷媒量ａ
１、ａ２をそれぞれの能力に最適なものとする。電磁開
閉弁６を閉じれば、第１冷却器４のみに冷媒ａは流れ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の蒸発器（冷却
器）を有する冷凍サイクル装置に関するものである。
器）を有する冷凍サイクル装置に関するものである。
【０００２】
【技術的背景】近年、実開昭５５−４６１３２号公報、
特開平２−２６３０８０号公報などに記載のごとく、冷
凍・冷蔵庫の大型化に伴い、その庫内を複数室に分割
し、各室に冷却器を設けて効率的に冷蔵（冷凍）する冷
凍サイクル装置が主流である。
特開平２−２６３０８０号公報などに記載のごとく、冷
凍・冷蔵庫の大型化に伴い、その庫内を複数室に分割
し、各室に冷却器を設けて効率的に冷蔵（冷凍）する冷
凍サイクル装置が主流である。
【０００３】この装置の一例を図３に示し、このもの
は、コンプレッサー１、凝縮器２、第１、第２キャピラ
リーチューブ３ａ、３ｂ、第１、第２蒸発器（冷却器）
４ａ、４ｂ、前記コンプレッサー１と冷媒ａを循環させ
て冷凍サイクルを形成し、大容量の第１冷却器４ａを冷
凍室に、比較的小容量の第２冷却器４ｂを冷蔵室にそれ
ぞれ設置している。
は、コンプレッサー１、凝縮器２、第１、第２キャピラ
リーチューブ３ａ、３ｂ、第１、第２蒸発器（冷却器）
４ａ、４ｂ、前記コンプレッサー１と冷媒ａを循環させ
て冷凍サイクルを形成し、大容量の第１冷却器４ａを冷
凍室に、比較的小容量の第２冷却器４ｂを冷蔵室にそれ
ぞれ設置している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述の冷凍サイクル装
置において、凝縮器２から両キャピラリーチューブ３
ａ、３ｂへの冷媒分流は、冷媒管５の分岐によって行わ
れている。その従来の分岐構造は、図２に示すように、
凝縮器２からの冷媒管５を第１冷却器４ａと、第２冷却
器４ｂ側に分岐５ａ、５ｂし、第２冷却器４ｂ側の分岐
管５ｂに電磁開閉弁６を介設したものである。
置において、凝縮器２から両キャピラリーチューブ３
ａ、３ｂへの冷媒分流は、冷媒管５の分岐によって行わ
れている。その従来の分岐構造は、図２に示すように、
凝縮器２からの冷媒管５を第１冷却器４ａと、第２冷却
器４ｂ側に分岐５ａ、５ｂし、第２冷却器４ｂ側の分岐
管５ｂに電磁開閉弁６を介設したものである。
【０００５】この分流構造において、従来では、分流し
た両冷媒ａ１、ａ２の流れ（速度）が両分岐管５ａ、５
ｂで平等となるようにその管径・長さを調節している。
このように、両冷媒ａ１、ａ２の流れが平等であると、
能力の大きい冷却器、通常冷凍室側の第１冷却器５ａ側
に多くの冷媒ａ１が流れることとなる。このため、第２
冷却器５ｂには十分な冷媒ａ２が流れこまず、十分な冷
却効果を得ることができない。
た両冷媒ａ１、ａ２の流れ（速度）が両分岐管５ａ、５
ｂで平等となるようにその管径・長さを調節している。
このように、両冷媒ａ１、ａ２の流れが平等であると、
能力の大きい冷却器、通常冷凍室側の第１冷却器５ａ側
に多くの冷媒ａ１が流れることとなる。このため、第２
冷却器５ｂには十分な冷媒ａ２が流れこまず、十分な冷
却効果を得ることができない。
【０００６】この不都合を解消するために、従来では、
第２冷却室５ｂの能力に合わせて、冷媒ａの循環量を決
定しており、第１冷却室５ａには能力以上の大量の冷媒
ａ１を流すようにしている。冷却器５ｂに能力以上の量
の冷媒ａ１を流しても、冷凍サイクルでは却って冷却効
果の低下につながる。すなわち、従来では、一方の冷却
器５ｂを犠牲にし、その能力が低下した状態で運転を行
っている。これは非常に無駄である。
第２冷却室５ｂの能力に合わせて、冷媒ａの循環量を決
定しており、第１冷却室５ａには能力以上の大量の冷媒
ａ１を流すようにしている。冷却器５ｂに能力以上の量
の冷媒ａ１を流しても、冷凍サイクルでは却って冷却効
果の低下につながる。すなわち、従来では、一方の冷却
器５ｂを犠牲にし、その能力が低下した状態で運転を行
っている。これは非常に無駄である。
【０００７】また、図２に示すように、分岐管５ｂを真
直ぐに立ち上げ、その重力差によって冷媒流通量を調整
している場合がある。しかし、この立ち上げは、十分な
調整をするには長くしなければならない場合が多く、ス
ペース的に問題となる。このため、十分な調整が行え
ず、上述の手段で解決しているのが実情である。
直ぐに立ち上げ、その重力差によって冷媒流通量を調整
している場合がある。しかし、この立ち上げは、十分な
調整をするには長くしなければならない場合が多く、ス
ペース的に問題となる。このため、十分な調整が行え
ず、上述の手段で解決しているのが実情である。
【０００８】この発明は、上記実情に鑑み、狭いスペー
スでの工夫でもって複数の冷却器にその能力に見合った
最適な冷媒量を流すようにすることを課題とする。
スでの工夫でもって複数の冷却器にその能力に見合った
最適な冷媒量を流すようにすることを課題とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、上述のように複数の冷却器（蒸発器）
を有する冷凍サイクル装置において、その冷却器への分
流管をコイルばね状に旋回させてその分岐管の冷媒流量
を調節する構成としたのである。
に、この発明は、上述のように複数の冷却器（蒸発器）
を有する冷凍サイクル装置において、その冷却器への分
流管をコイルばね状に旋回させてその分岐管の冷媒流量
を調節する構成としたのである。
【００１０】その冷凍サイクル装置が、冷凍室に第１の
蒸発器、冷蔵室に第２の蒸発器を設けたものにあって
は、前記第１の冷却器ヘの分岐管を上記コイルばね状に
旋回させ、第２の冷却器への分岐管に電磁開閉弁を介設
した構成とすることができる。
蒸発器、冷蔵室に第２の蒸発器を設けたものにあって
は、前記第１の冷却器ヘの分岐管を上記コイルばね状に
旋回させ、第２の冷却器への分岐管に電磁開閉弁を介設
した構成とすることができる。
【００１１】
【作用】このように構成するこの発明は、各分岐管のコ
イルばね状の巻回量及び巻回径を適宜に選択することに
より、各冷却器に送られる冷媒量がその能力に最適にな
るようにする。第２冷却器のみを運転する場合には、電
磁開閉弁を閉じて、その第２冷却器のみに冷媒を流す。
イルばね状の巻回量及び巻回径を適宜に選択することに
より、各冷却器に送られる冷媒量がその能力に最適にな
るようにする。第２冷却器のみを運転する場合には、電
磁開閉弁を閉じて、その第２冷却器のみに冷媒を流す。
【００１２】
【実施例】図１に一実施例を示し、この図１は図３の冷
凍サイクル装置において、鎖線で囲まれた個所を工夫し
た詳細であって、第１冷却器４ａ（第１キャピラリーチ
ューブ３ａ）への分岐管５ａを凝縮器２からの冷媒管５
から分岐し、所要回数、コイルばね状５ａ’に巻回した
ものである。
凍サイクル装置において、鎖線で囲まれた個所を工夫し
た詳細であって、第１冷却器４ａ（第１キャピラリーチ
ューブ３ａ）への分岐管５ａを凝縮器２からの冷媒管５
から分岐し、所要回数、コイルばね状５ａ’に巻回した
ものである。
【００１３】この分岐管５ａの巻回数、巻回径によっ
て、両分岐管５ａ、５ｂへの冷媒分流量を調節でき、第
１冷却器４ａの能力が第２冷却器５ｂの能力により大き
くても、その巻回に基づく抵抗によって、従来の平等流
れにおいて生じていた冷媒量の不適正な偏りが是正さ
れ、両冷却器５ａ、５ｂの能力に応じた冷媒量を送り得
る。
て、両分岐管５ａ、５ｂへの冷媒分流量を調節でき、第
１冷却器４ａの能力が第２冷却器５ｂの能力により大き
くても、その巻回に基づく抵抗によって、従来の平等流
れにおいて生じていた冷媒量の不適正な偏りが是正さ
れ、両冷却器５ａ、５ｂの能力に応じた冷媒量を送り得
る。
【００１４】第１冷却器５ａのみを駆動するには、電磁
開閉弁６を閉じればよい。
開閉弁６を閉じればよい。
【００１５】なお、分岐管５ａ、５ｂの内径を変更する
ことによっても、冷媒流通量を調整することができる。
また、分岐管５ｂを巻回させることもでき、さらに、両
管５ａ、５ｂを共に巻回することもでき、分岐管の数が
多くなっても同様である。
ことによっても、冷媒流通量を調整することができる。
また、分岐管５ｂを巻回させることもでき、さらに、両
管５ａ、５ｂを共に巻回することもでき、分岐管の数が
多くなっても同様である。
【００１６】
【発明の効果】この発明は、以上のように分岐管をコイ
ルばね状に巻回して冷媒流通量を調整するようにしたの
で、巻回径、巻回数によってその調整が容易であり、そ
の場所も広いスペースを必要としない利点がある。
ルばね状に巻回して冷媒流通量を調整するようにしたの
で、巻回径、巻回数によってその調整が容易であり、そ
の場所も広いスペースを必要としない利点がある。
【図１】一実施例の要部斜視図
【図２】従来例の要部斜視図
【図３】冷凍サイクル装置の概略図
１ コンプレッサー ２ 凝縮器 ３ａ 第１キャピラリーチューブ ３ｂ 第２キャピラリーチューブ ４ａ 第１冷却器（蒸発器） ４ｂ 第２冷却器（蒸発器） ５ 冷媒管 ５ａ、５ｂ 分岐冷媒管 ６ 電磁開閉弁 ａ、ａ１、ａ２ 冷媒
Claims (2)
- 【請求項１】 コンプレッサー１、凝縮器２、キャピラ
リーチューブ３ａ、３ｂ、蒸発器４ａ、４ｂ、前記コン
プレッサー１と冷媒ａを循環される冷凍サイクル装置で
あって、 上記キャピラリーチューブ３ａ、３ｂ及び蒸発器４ａ、
４ｂは同数の複数から成り、上記凝縮器２からの冷媒管
５を、分岐管５ａ、５ｂでもって各キャピラリチューブ
３ａ、３ｂに接続するとともに、その各キャピラリーチ
ューブ３ａ、３ｂにそれぞれ上記各蒸発器４ａ、４ｂを
接続し、前記キャピラリーチューブ３ａの分岐管５ａを
コイルばね状５ａ’に旋回させてその分岐管５ａの冷媒
流量を調節するようにしたことを特徴とする冷凍サイク
ル装置。 - 【請求項２】 冷凍室に第１の蒸発器４ａ、冷蔵室に第
２の蒸発器４ｂを設けた請求項１記載の冷凍冷蔵庫用冷
凍サイクル装置であって、 上記第１の蒸発器４ａのキャピラリーチューブ３ａヘの
分岐管５ａを上記コイルばね状５’に旋回させ、第２の
蒸発器４ｂのキャピラリーチューブ３ｂへの分岐管５ｂ
に電磁開閉弁６を介設したことを特徴とする冷凍サイク
ル装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03844895A JP3401607B2 (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 冷凍サイクル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03844895A JP3401607B2 (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 冷凍サイクル装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08233410A true JPH08233410A (ja) | 1996-09-13 |
| JP3401607B2 JP3401607B2 (ja) | 2003-04-28 |
Family
ID=12525578
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03844895A Expired - Fee Related JP3401607B2 (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 冷凍サイクル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3401607B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102706023A (zh) * | 2011-09-06 | 2012-10-03 | 合肥雪祺电气有限公司 | 一种冰箱翅片蒸发器的布局结构 |
-
1995
- 1995-02-27 JP JP03844895A patent/JP3401607B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102706023A (zh) * | 2011-09-06 | 2012-10-03 | 合肥雪祺电气有限公司 | 一种冰箱翅片蒸发器的布局结构 |
| CN102706023B (zh) * | 2011-09-06 | 2014-11-05 | 合肥雪祺电气有限公司 | 一种冰箱翅片蒸发器的布局结构 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3401607B2 (ja) | 2003-04-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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