JPH0823129B2 - 2重傾斜式消波堤 - Google Patents
2重傾斜式消波堤Info
- Publication number
- JPH0823129B2 JPH0823129B2 JP62216721A JP21672187A JPH0823129B2 JP H0823129 B2 JPH0823129 B2 JP H0823129B2 JP 62216721 A JP62216721 A JP 62216721A JP 21672187 A JP21672187 A JP 21672187A JP H0823129 B2 JPH0823129 B2 JP H0823129B2
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- JP
- Japan
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- breakwater
- wave
- slope
- inclined surface
- sea
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A10/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE at coastal zones; at river basins
- Y02A10/11—Hard structures, e.g. dams, dykes or breakwaters
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- Revetment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は湾内および海岸において静穏海域を設けるた
めに設置される消波堤であつて、海水の透過性を備え、
比較的短周期の波を消波するのに適した消波堤に関す
る。
めに設置される消波堤であつて、海水の透過性を備え、
比較的短周期の波を消波するのに適した消波堤に関す
る。
(従来の技術) 近年、湾内や海岸の養殖場やレジヤー施設の計画が増
加している。これらの施設は静穏海域にする必要があ
り、養殖場では魚介類の成育を促がすため、又、レジヤ
ー施設では水質汚染を防止するために、潮の干満の際に
外海との海水の出入りを自由に行わせるようにした透過
式の消波堤が用いられる。
加している。これらの施設は静穏海域にする必要があ
り、養殖場では魚介類の成育を促がすため、又、レジヤ
ー施設では水質汚染を防止するために、潮の干満の際に
外海との海水の出入りを自由に行わせるようにした透過
式の消波堤が用いられる。
透過式の消波堤には従来から各種の方式が提案されて
おり、その代表例としてケーソンにスリツト状の透過孔
を設け、このスリツト孔を海水が出入り自由にするとと
もに消波機能を発揮するスリツトケーソンがある。
おり、その代表例としてケーソンにスリツト状の透過孔
を設け、このスリツト孔を海水が出入り自由にするとと
もに消波機能を発揮するスリツトケーソンがある。
又、透過機能は備えていないが、波の進向方向に傾斜
面を設け、入射波が傾斜面を上昇、下降する際エネルギ
ーを消費することを利用した傾斜式の消波堤が知られて
いる。
面を設け、入射波が傾斜面を上昇、下降する際エネルギ
ーを消費することを利用した傾斜式の消波堤が知られて
いる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、従来のスリツトケーソンは波を受ける
面が垂直壁となつている直立堤であるため大きな反射波
が生じやすく、附近を航行する船舶に危険を及ぼす恐れ
があること、および直立堤であるため大きな水平波力を
受けることという問題点があつた。
面が垂直壁となつている直立堤であるため大きな反射波
が生じやすく、附近を航行する船舶に危険を及ぼす恐れ
があること、および直立堤であるため大きな水平波力を
受けることという問題点があつた。
又、傾斜式の消波堤は反射波を小さくでき、波力を鉛
直分力として基礎に伝達するため水平力を小さくして設
計することができる。しかし、波に対して十分な遮へい
断面を得ようとすると傾斜板の幅が広くなり、構造が大
規模になるという問題があつた。
直分力として基礎に伝達するため水平力を小さくして設
計することができる。しかし、波に対して十分な遮へい
断面を得ようとすると傾斜板の幅が広くなり、構造が大
規模になるという問題があつた。
本発明は湾内又は海岸に静穏海域を確保するため設置
される透過式の消波堤であつて、反射波を小さくし、か
つ消波効果を有する消波堤を提供することを目的とす
る。
される透過式の消波堤であつて、反射波を小さくし、か
つ消波効果を有する消波堤を提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、波の進行方向と同じ方向に傾斜した傾斜面
を有する第1消波堤の上端を海面近くになるように複数
の杭で海底に支持し、第1消波堤の延長方向と平行にこ
れと間隔を置いて後方に第1消波堤の傾斜面より大きな
傾斜角の傾斜面を有する第2消波堤を上端を消波対象設
計波高の1/2以上海面より上方に突出させて複数の杭で
海底に支持したことを特徴とする2重傾斜式消波堤であ
る。
を有する第1消波堤の上端を海面近くになるように複数
の杭で海底に支持し、第1消波堤の延長方向と平行にこ
れと間隔を置いて後方に第1消波堤の傾斜面より大きな
傾斜角の傾斜面を有する第2消波堤を上端を消波対象設
計波高の1/2以上海面より上方に突出させて複数の杭で
海底に支持したことを特徴とする2重傾斜式消波堤であ
る。
(作用) 第6図は本発明の消波堤による消波の様子を説明する
もので、第1消波堤1はゆるい傾斜(θ1)面に到達し
た波を斜面で消波させるとともに、一部を後方に越波さ
せることにより消波堤前面への反射波の発生を小さく押
える。
もので、第1消波堤1はゆるい傾斜(θ1)面に到達し
た波を斜面で消波させるとともに、一部を後方に越波さ
せることにより消波堤前面への反射波の発生を小さく押
える。
越波した波は海面から突出する第2消波堤2で静穏域
への透過を妨げるとともに、その反射波は第1消波堤1
と第2消波堤2の間で攪乱、干渉されることによつてエ
ネルギーが消費されて消波される。
への透過を妨げるとともに、その反射波は第1消波堤1
と第2消波堤2の間で攪乱、干渉されることによつてエ
ネルギーが消費されて消波される。
なお、水深の深いところを通過する波の成分は消波堤
の下方を透過して静穏域に達するが、波高レベルは小さ
いため特に問題にはならない。
の下方を透過して静穏域に達するが、波高レベルは小さ
いため特に問題にはならない。
第1消波堤1の傾斜面の角度θ1は、反射波の発生を
小さくするうえではできるだけ小さな角度にした方が効
果があるが、傾斜面の幅が広くなつて消波堤全体の規模
が大型となつてしまうため、20°〜40°の範囲にするの
が望ましい。
小さくするうえではできるだけ小さな角度にした方が効
果があるが、傾斜面の幅が広くなつて消波堤全体の規模
が大型となつてしまうため、20°〜40°の範囲にするの
が望ましい。
第1消波堤1の上端の位置は波が越波して反射波を小
さくする必要があるため、海面とほヾ同じレベルにす
る。但し、海面は潮の干満で上下するため、平均潮位面
近くとする。
さくする必要があるため、海面とほヾ同じレベルにす
る。但し、海面は潮の干満で上下するため、平均潮位面
近くとする。
第1消波堤1と第2消波堤2の間隔Aはあまり狭いと
第1消波堤1から越波した波がそのまま第2消波堤2に
伝達し、この間での波の攪乱、干渉による消波効果が発
揮できないため、十分広くする必要がある。具体的な間
隔Aは波の波長Lとの関係より以下の通りとする。
第1消波堤1から越波した波がそのまま第2消波堤2に
伝達し、この間での波の攪乱、干渉による消波効果が発
揮できないため、十分広くする必要がある。具体的な間
隔Aは波の波長Lとの関係より以下の通りとする。
実験結果によれば、第7図に示すように間隔Aを波の
波長Lで除した値が大きくなるに従つて透過率が小さく
なる、即ち消波効果が大きくなることから、A/L=0.2以
上とする。
波長Lで除した値が大きくなるに従つて透過率が小さく
なる、即ち消波効果が大きくなることから、A/L=0.2以
上とする。
第2消波堤2の傾斜面の角度θ2は、第1消波堤1で
一部消波され弱まつた波を対象にするため、第1消波堤
1より大きな角度であつても良く、この方が消波堤の構
造を小規模にできるので、θ2=60°〜90°程度にすれ
ば良い。
一部消波され弱まつた波を対象にするため、第1消波堤
1より大きな角度であつても良く、この方が消波堤の構
造を小規模にできるので、θ2=60°〜90°程度にすれ
ば良い。
又、第2消波堤2の上端は消波対象設計波高の1/2以
上平均潮位の海面から上方に突出させる。ここで、設計
波高には沖合から第1消波堤に入射する消波対象の設計
波高を用いる。このようにすれば、第2消波堤には第1
消波堤で一部消波された波を受けるため静穏域に越波さ
せることが無い。
上平均潮位の海面から上方に突出させる。ここで、設計
波高には沖合から第1消波堤に入射する消波対象の設計
波高を用いる。このようにすれば、第2消波堤には第1
消波堤で一部消波された波を受けるため静穏域に越波さ
せることが無い。
第1消波堤と第2消波堤の傾斜面の幅は同等とし、波
の波長によつて定める。これは、第2消波堤の傾斜角は
第1消波堤に比べて大きくしているため、波の進行方向
の水平投影面積が大きくなり、かつ第2消波堤に到達す
る波はエネルギーが弱まつているため、第2消波堤で十
分に遮断するためである。
の波長によつて定める。これは、第2消波堤の傾斜角は
第1消波堤に比べて大きくしているため、波の進行方向
の水平投影面積が大きくなり、かつ第2消波堤に到達す
る波はエネルギーが弱まつているため、第2消波堤で十
分に遮断するためである。
第8図(イ)、(ロ)は第1消波堤の傾斜θ1=30
°、第2消波堤の傾斜θ2=60°にした場合の波長Lと
両傾斜面の幅Bと波の透過率Ktおよび反射率Krとの関係
を示すものである。第8図(イ)の横軸は傾斜面の幅B
を波長Lで除した値(B/L)で、縦軸は入射波に対する
透過波の割合を示す透過率(Kt)である。第8図(ロ)
は、横軸は同図(イ)と同様で、縦軸は入射波に対する
反射波の割合を示す反射率(Kr)である。
°、第2消波堤の傾斜θ2=60°にした場合の波長Lと
両傾斜面の幅Bと波の透過率Ktおよび反射率Krとの関係
を示すものである。第8図(イ)の横軸は傾斜面の幅B
を波長Lで除した値(B/L)で、縦軸は入射波に対する
透過波の割合を示す透過率(Kt)である。第8図(ロ)
は、横軸は同図(イ)と同様で、縦軸は入射波に対する
反射波の割合を示す反射率(Kr)である。
この実験データより、例えば透過率を0.5以下にした
い場合は、B/L=0.1以上になるようにすれば良い。この
場合、発生する反射波の割合は0.4となる。又、B/L=0.
2以上では透過率は0.1となり、大きな消波効果が得ら
れ、かつ、反射率は0.6以上には増加しない。
い場合は、B/L=0.1以上になるようにすれば良い。この
場合、発生する反射波の割合は0.4となる。又、B/L=0.
2以上では透過率は0.1となり、大きな消波効果が得ら
れ、かつ、反射率は0.6以上には増加しない。
即ち、通常の消波堤では透過率が小さくなると反射率
が増加するが、本発明による消波堤では、第1消波堤で
越波させることにより、反射波を低減させ、越波した波
は第1、第2消波堤の間で攪乱、干渉によりエネルギー
を消費するため、反射波の増加を一定値以上には増加さ
せることなく消波させることが出来る。
が増加するが、本発明による消波堤では、第1消波堤で
越波させることにより、反射波を低減させ、越波した波
は第1、第2消波堤の間で攪乱、干渉によりエネルギー
を消費するため、反射波の増加を一定値以上には増加さ
せることなく消波させることが出来る。
(実施例) 第1図は本発明の実施例を示すものである。
波の進行方向3と同じ方向にゆるい傾斜θ1を対向さ
せた中空三角形断面の第1消波堤1が、海底に打込まれ
た鉛直杭9と斜杭11によつて上端が海面附近になるよう
に支持固定されている。
せた中空三角形断面の第1消波堤1が、海底に打込まれ
た鉛直杭9と斜杭11によつて上端が海面附近になるよう
に支持固定されている。
第1消波堤1から所定の間隔Aだけ離れた後方には第
1消波堤の延長方向と平行に、θ1より大きな傾斜θ2を
有する中空三角形断面の第2消波堤2が、鉛直杭14と斜
杭16によつて上端が海面からhの高さになるよう突出し
て固定されている。
1消波堤の延長方向と平行に、θ1より大きな傾斜θ2を
有する中空三角形断面の第2消波堤2が、鉛直杭14と斜
杭16によつて上端が海面からhの高さになるよう突出し
て固定されている。
第2、第3図はそれぞれ第1、第2消波堤の構造を示
すものであつて、いずれも鉄筋コンクリートで陸上にて
製作可能な長さの中空三角形断面ユニツトに製作され
る。
すものであつて、いずれも鉄筋コンクリートで陸上にて
製作可能な長さの中空三角形断面ユニツトに製作され
る。
この中空三角形断面の消波堤ユニツトの延長方向両側
には支持杭に結合固定するための複数の中空円筒部材8,
8a,8b,13,13a,13bが鉛直および斜め方向に設けられてい
る。中空円筒部材は防錆のため外面をコンクリートコー
テイングされた鋼管製で、内面に適当なピツチでずれ止
め部材が固定してある。
には支持杭に結合固定するための複数の中空円筒部材8,
8a,8b,13,13a,13bが鉛直および斜め方向に設けられてい
る。中空円筒部材は防錆のため外面をコンクリートコー
テイングされた鋼管製で、内面に適当なピツチでずれ止
め部材が固定してある。
なお、本実施例では中空三角形断面の両端は解放され
ているが、これを閉塞して海中で浮力を与えるようにし
ても良い。
ているが、これを閉塞して海中で浮力を与えるようにし
ても良い。
支持杭は1ユニツトについて4本の鉛直杭と2本の斜
杭で構成され、このうち鉛直杭には建設時に消波堤を所
定の高さで受け止め支持するためのブラケツト10,15が
設けられており、又、全ての支持杭の頭部結合部分には
ずれ止め部材が設けられている。
杭で構成され、このうち鉛直杭には建設時に消波堤を所
定の高さで受け止め支持するためのブラケツト10,15が
設けられており、又、全ての支持杭の頭部結合部分には
ずれ止め部材が設けられている。
第5図は第1消波堤の鉛直杭の結合部の詳細を示した
もので、あらかじめ所定の配置に打設された鉛直杭9に
消波堤の中空円筒部材8を挿通し、鉛直杭9に固定され
たブラケツト10上に載置したのち鉛直杭9と中空円筒部
材8の間隙にモルタルグラウト21を注入して結合する。
もので、あらかじめ所定の配置に打設された鉛直杭9に
消波堤の中空円筒部材8を挿通し、鉛直杭9に固定され
たブラケツト10上に載置したのち鉛直杭9と中空円筒部
材8の間隙にモルタルグラウト21を注入して結合する。
斜杭の場合は、鉛直杭で支持された消波堤に設けられ
た斜め方向の中空円筒部材8bに斜杭11を挿通して打設し
たのち、前記同様モルタルグラウト21で結合固定する。
た斜め方向の中空円筒部材8bに斜杭11を挿通して打設し
たのち、前記同様モルタルグラウト21で結合固定する。
第4図は第1消波堤の傾斜面7に水平方向に突起20を
2列設けた例であり、傾斜面7を波が上昇、下降する
際、この突起20が邪魔板の作用をして、より消波効果を
大きくするとともに反射波を小さくすることができる。
2列設けた例であり、傾斜面7を波が上昇、下降する
際、この突起20が邪魔板の作用をして、より消波効果を
大きくするとともに反射波を小さくすることができる。
なお、ここに示した実施例は消波堤を中空三角形の形
状のものとしているが、所定の傾斜面を形成できるもの
であれば板状、台形状などであつても良い。
状のものとしているが、所定の傾斜面を形成できるもの
であれば板状、台形状などであつても良い。
(発明の効果) 本発明は以下の優れた効果がある。
第1消波堤では波を斜面で消波するとともに一部越波
させるため反射波を小さくすることができ、附近の船舶
が安全に航行できる。
させるため反射波を小さくすることができ、附近の船舶
が安全に航行できる。
第1消波堤と第2消波堤の間で第1消波堤を越波した
波を攪乱、干渉させて消波させることができ、第2消波
堤からはほとんど越波が生じないため、おだやかな静穏
域を確保できる。
波を攪乱、干渉させて消波させることができ、第2消波
堤からはほとんど越波が生じないため、おだやかな静穏
域を確保できる。
傾斜面に作用する波力の水平分力で支持杭の設計がで
きるため支持杭の水平耐力を小さくすることができ、経
済的である。
きるため支持杭の水平耐力を小さくすることができ、経
済的である。
消波堤の下方は外海との海水の出入りが自由であるた
め、静穏域内の水質汚染を防止することができる。
め、静穏域内の水質汚染を防止することができる。
第1図は本発明の実施例を示す図、 第2図は第1消波堤を示す斜視図、 第3図は第2消波堤を示す斜視図、 第4図は第1消波堤の傾斜面に突起を設けてより消波効
果を高める例を示す図、 第5図は消波堤と杭の結合部を詳細に示す図、 第6図は本発明の2重傾斜式消波堤による消波の様子を
説明する図、 第7図は第1消波堤と第2消波堤の間隔を決定する実験
データを示す図、 第8図は2重傾斜式消波堤による消波効果の実験データ
を示す図である。 1……第1消波堤、2……第2消波堤、3……波の進行
方向、4……静穏海域、5……沖側、6……海底、7、
12……傾斜面、8、13……中空円筒部材、9、14……鉛
直杭、10……ブラケツト、11、16……斜杭、20……突
起、21……モルタルグラウト、22、23……ずれ止め部
材。
果を高める例を示す図、 第5図は消波堤と杭の結合部を詳細に示す図、 第6図は本発明の2重傾斜式消波堤による消波の様子を
説明する図、 第7図は第1消波堤と第2消波堤の間隔を決定する実験
データを示す図、 第8図は2重傾斜式消波堤による消波効果の実験データ
を示す図である。 1……第1消波堤、2……第2消波堤、3……波の進行
方向、4……静穏海域、5……沖側、6……海底、7、
12……傾斜面、8、13……中空円筒部材、9、14……鉛
直杭、10……ブラケツト、11、16……斜杭、20……突
起、21……モルタルグラウト、22、23……ずれ止め部
材。
Claims (1)
- 【請求項1】波の進行方向と同じ方向に傾斜した傾斜面
を有する第1消波堤の上端を海面近くになるように複数
の杭で海底に支持し、第1消波堤の延長方向と平行にこ
れと間隔を置いて後方に第1消波堤の傾斜面より大きな
傾斜角の傾斜面を有する第2消波堤を上端を消波対象設
計波高の1/2以上海面より上方に突出させて複数の杭で
海底に支持したことを特徴とする2重傾斜式消波堤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62216721A JPH0823129B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 2重傾斜式消波堤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62216721A JPH0823129B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 2重傾斜式消波堤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6462507A JPS6462507A (en) | 1989-03-09 |
JPH0823129B2 true JPH0823129B2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=16692881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62216721A Expired - Fee Related JPH0823129B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 2重傾斜式消波堤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0823129B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0762329B2 (ja) * | 1988-01-23 | 1995-07-05 | 石川島播磨重工業株式会社 | 消波及び防波構造物 |
JP4516235B2 (ja) * | 2001-04-02 | 2010-08-04 | 大成建設株式会社 | 水上構造物の構築部材と構築方法 |
JP5346362B2 (ja) * | 2011-10-11 | 2013-11-20 | 訓次 真子 | 消波ボックス |
-
1987
- 1987-08-31 JP JP62216721A patent/JPH0823129B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6462507A (en) | 1989-03-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |