JPH0823012B2 - 植物栽培用土壌改良剤およびその製法 - Google Patents
植物栽培用土壌改良剤およびその製法Info
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- JPH0823012B2 JPH0823012B2 JP3007467A JP746791A JPH0823012B2 JP H0823012 B2 JPH0823012 B2 JP H0823012B2 JP 3007467 A JP3007467 A JP 3007467A JP 746791 A JP746791 A JP 746791A JP H0823012 B2 JPH0823012 B2 JP H0823012B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- humic acid
- soil
- plant cultivation
- powder
- lime
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- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、加水ハロイサイトおよ
び／またはランクライトを含む植物栽培用土壌改良剤、
天然物のフミン酸および加水ハロイサイトを用いた植物
栽培用土壌改良剤および更に鶏糞および／または油カス
を含有する植物栽培用土壌改良剤並びにそれらの製造方
法に関する。
び／またはランクライトを含む植物栽培用土壌改良剤、
天然物のフミン酸および加水ハロイサイトを用いた植物
栽培用土壌改良剤および更に鶏糞および／または油カス
を含有する植物栽培用土壌改良剤並びにそれらの製造方
法に関する。
【０００２】
【従来の技術】野菜、穀物、果樹、園芸植物、芝生等の
植物栽培時には、ウンカ、メイチュウ、スジキリヨト
ウ、タマヤナガ、ツトガ、コガネムシ、ハナムグリ、ガ
ガンボ、ミミズ、イナゴ等の幼虫や成虫による根や茎、
葉の摂食による被害を被る。これらウンカ、ガ、コガネ
ムシ等の害虫を防除する方法として従来カルホス乳剤、
オルトラン水和剤、ガードサイドン、EPN 、トクチオン
ダイアジノン、サリチオン、スミチオン、ディプレック
ス、ＤＤＮＰ等の農薬が散布されている。
植物栽培時には、ウンカ、メイチュウ、スジキリヨト
ウ、タマヤナガ、ツトガ、コガネムシ、ハナムグリ、ガ
ガンボ、ミミズ、イナゴ等の幼虫や成虫による根や茎、
葉の摂食による被害を被る。これらウンカ、ガ、コガネ
ムシ等の害虫を防除する方法として従来カルホス乳剤、
オルトラン水和剤、ガードサイドン、EPN 、トクチオン
ダイアジノン、サリチオン、スミチオン、ディプレック
ス、ＤＤＮＰ等の農薬が散布されている。
【０００３】しかしながらこれら農薬散布法は地中に生
息する幼虫に対しては、幼虫体に農薬を到達させる為に
大量の農薬を散布しなければならない欠点がある。
息する幼虫に対しては、幼虫体に農薬を到達させる為に
大量の農薬を散布しなければならない欠点がある。
【０００４】地上部に出現した成虫に対しては飛翔、移
動に対し農薬の散布回数を多くしなければならず、同じ
く大量の農薬を散布することが必要である。
動に対し農薬の散布回数を多くしなければならず、同じ
く大量の農薬を散布することが必要である。
【０００５】近年、これらの農薬による地下水や河川系
の飲料水、水田、養魚池の汚染被害がクローズアップさ
れている。
の飲料水、水田、養魚池の汚染被害がクローズアップさ
れている。
【０００６】この為、農薬の効率的な投入を行う土壌注
入機や農薬を使用しない誘殺機が開発されているが、い
ずれも局所的な効果しか発揮できない欠点があった。
入機や農薬を使用しない誘殺機が開発されているが、い
ずれも局所的な効果しか発揮できない欠点があった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、環境
を汚染することなく、植物の成育に害を及ぼす害虫の広
範囲な防除法を見出すことである。
を汚染することなく、植物の成育に害を及ぼす害虫の広
範囲な防除法を見出すことである。
【０００８】
【課題を解決する為の手段】本発明者は、驚くべきこと
に加水ハロイサイトおよび／またはランクライトが植物
の毛根を活性化せしめて、植物の主根、冠根、枝根、根
毛等の発育を促進せしめることを見出した。
に加水ハロイサイトおよび／またはランクライトが植物
の毛根を活性化せしめて、植物の主根、冠根、枝根、根
毛等の発育を促進せしめることを見出した。
【０００９】更に本発明者は、フミン酸および／または
フミン酸抽出液、および加水ハロイサイトおよび／また
はランクライトより成る植物栽培用土壌改良剤が、植物
の主根、冠根、枝根、根毛等の発育を促進する他に、根
を食害する害虫の影響を抑制して、植物の成育に優れた
促進効果を発揮し、上記の課題を解決することを見出し
た。
フミン酸抽出液、および加水ハロイサイトおよび／また
はランクライトより成る植物栽培用土壌改良剤が、植物
の主根、冠根、枝根、根毛等の発育を促進する他に、根
を食害する害虫の影響を抑制して、植物の成育に優れた
促進効果を発揮し、上記の課題を解決することを見出し
た。
【００１０】本発明者は更に、フミン酸および／または
フミン酸抽出液を含浸した鶏糞および／または油カス、
石灰および加水ハロイサイトおよび／またはランクライ
トより成る植物栽培用土壌改良剤も同様な効果を示し、
更に鶏糞および／または油カスが存在する為に本発明の
土壌改良剤は肥料としての働きも果たすことを見出し
た。
フミン酸抽出液を含浸した鶏糞および／または油カス、
石灰および加水ハロイサイトおよび／またはランクライ
トより成る植物栽培用土壌改良剤も同様な効果を示し、
更に鶏糞および／または油カスが存在する為に本発明の
土壌改良剤は肥料としての働きも果たすことを見出し
た。
【００１１】また消石灰や生石灰等の石灰がフミン酸と
中和反応して４０〜６０℃の発熱をもたらし、鶏糞、油
カス、対比、活性汚泥等の有機肥料化 (分解、乾燥) を
驚くべきことに約 1時間ほどで達成することを見出し
た。この土壌改良剤は石灰によりアルカリ性と成ってお
り、土壌のアルカリ性化を達成する働きをする。
中和反応して４０〜６０℃の発熱をもたらし、鶏糞、油
カス、対比、活性汚泥等の有機肥料化 (分解、乾燥) を
驚くべきことに約 1時間ほどで達成することを見出し
た。この土壌改良剤は石灰によりアルカリ性と成ってお
り、土壌のアルカリ性化を達成する働きをする。
【００１２】本発明で使用する加水ハロイサイトまたは
ランクライトは植物の毛根を活性化せしめて、主根、冠
根、枝根、根毛等の発育を促進させる働きをする。従っ
て、これら単独でも優れた土壌改良効果を達成する。こ
れらは、加水ハロイサイトまたはランクライトの天然鉱
石をパワーショベル、ユンボー等の通常の掘削機により
採取し、乾燥、粉砕し、３０〜１００メッシュで水分含
有量６０% 以下の粉末として使用する。
ランクライトは植物の毛根を活性化せしめて、主根、冠
根、枝根、根毛等の発育を促進させる働きをする。従っ
て、これら単独でも優れた土壌改良効果を達成する。こ
れらは、加水ハロイサイトまたはランクライトの天然鉱
石をパワーショベル、ユンボー等の通常の掘削機により
採取し、乾燥、粉砕し、３０〜１００メッシュで水分含
有量６０% 以下の粉末として使用する。
【００１３】本発明で使用するフミン酸は、土壌の殺菌
作用を示す他に、鶏糞や油カスに対して脱臭作用および
それらの分解促進作用を示す。また石灰を用いる場合に
は、上述の通り、石灰との中和反応により発熱をもたら
す働きをする。フミン酸は天然フミン酸、再生フミン酸
および土壌フミン酸を原料とすることができる。
作用を示す他に、鶏糞や油カスに対して脱臭作用および
それらの分解促進作用を示す。また石灰を用いる場合に
は、上述の通り、石灰との中和反応により発熱をもたら
す働きをする。フミン酸は天然フミン酸、再生フミン酸
および土壌フミン酸を原料とすることができる。
【００１４】天然フミン酸および天然フミン酸の抽出液
は、亜炭、泥炭、褐炭などの若年炭を水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、消石灰、アンモニア等のアルカリ
水溶液で抽出し、抽出液を硫酸、塩酸、硝酸、リン酸等
の無機酸でｐＨ８〜３の水溶液とすることにより本発明
で使用する天然フミン酸抽出液が得られ、更にこの抽出
液をｐＨ３以下まで上記無機酸を添加することによって
フミン酸を沈澱させる。これを濾別し、乾燥して本発明
で使用する天然フミン酸を得ることができる。
は、亜炭、泥炭、褐炭などの若年炭を水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、消石灰、アンモニア等のアルカリ
水溶液で抽出し、抽出液を硫酸、塩酸、硝酸、リン酸等
の無機酸でｐＨ８〜３の水溶液とすることにより本発明
で使用する天然フミン酸抽出液が得られ、更にこの抽出
液をｐＨ３以下まで上記無機酸を添加することによって
フミン酸を沈澱させる。これを濾別し、乾燥して本発明
で使用する天然フミン酸を得ることができる。
【００１５】再生フミン酸および再生フミン酸の抽出液
は、石炭類やピッチ類を硝酸で酸化し、酸化生成物を水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、消石灰、アンモニア
等のアルカリ水溶液で抽出し、抽出液を硫酸、塩酸、硝
酸、リン酸等の無機酸でｐＨ８〜３の水溶液とすること
により本発明で使用する再生フミン酸抽出液が得られ、
更にこの抽出液をｐＨ３以下まで上記無機酸を添加する
ことによってフミン酸を沈澱させる。これを濾別し、乾
燥して本発明で使用する再生フミン酸を得ることができ
る。
は、石炭類やピッチ類を硝酸で酸化し、酸化生成物を水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、消石灰、アンモニア
等のアルカリ水溶液で抽出し、抽出液を硫酸、塩酸、硝
酸、リン酸等の無機酸でｐＨ８〜３の水溶液とすること
により本発明で使用する再生フミン酸抽出液が得られ、
更にこの抽出液をｐＨ３以下まで上記無機酸を添加する
ことによってフミン酸を沈澱させる。これを濾別し、乾
燥して本発明で使用する再生フミン酸を得ることができ
る。
【００１６】土壌フミン酸および土壌フミン酸抽出液
は、水性植物または陸性植物が堆積し、土壌中で長い年
月を経て土壌菌により腐食化した腐食土をエゼクター、
ユンボー、パワーショベル、水中ポンプ等の通常の掘削
機を用いて採取し、粉砕、乾燥してｐＨ３〜６の酸性水
溶液として抽出して本発明で用いる土壌フミン酸抽出液
を得ることができる。
は、水性植物または陸性植物が堆積し、土壌中で長い年
月を経て土壌菌により腐食化した腐食土をエゼクター、
ユンボー、パワーショベル、水中ポンプ等の通常の掘削
機を用いて採取し、粉砕、乾燥してｐＨ３〜６の酸性水
溶液として抽出して本発明で用いる土壌フミン酸抽出液
を得ることができる。
【００１７】本発明で使用する石灰は消石灰または生石
灰を用い、上述の通り、フミン酸を中和する働きをし、
鶏糞および／または油カスの有機肥料化を著しく早め、
土壌をアルカリ性化してコガネ虫等の虫類が植物に付く
のを抑制する働きもする。勿論、酸性土壌をアルカリ性
にする働きもする。
灰を用い、上述の通り、フミン酸を中和する働きをし、
鶏糞および／または油カスの有機肥料化を著しく早め、
土壌をアルカリ性化してコガネ虫等の虫類が植物に付く
のを抑制する働きもする。勿論、酸性土壌をアルカリ性
にする働きもする。
【００１８】本発明の土壌改良剤を、フミン酸および／
またはフミン酸抽出液に加水ハロイサイト粉末および／
またはランクライト粉末を添加することによって製造す
る方法も本発明の対象である。
またはフミン酸抽出液に加水ハロイサイト粉末および／
またはランクライト粉末を添加することによって製造す
る方法も本発明の対象である。
【００１９】このように製造された土壌改良剤は、植物
の主根、冠根、枝根、根毛等の発育を促進し、根を食害
する害虫の影響を抑制して、植物の成育に優れた促進効
果を発揮する。しかも、フミン酸を鶏糞および／または
油カスに含浸させ、中和反応をさせ、これに石灰および
加水ハロイサイト- および／またはランクイライト粉末
を任意の割合で混入することによって、有機肥料として
植物の発根促進効果を高めることができることを見出し
た。
の主根、冠根、枝根、根毛等の発育を促進し、根を食害
する害虫の影響を抑制して、植物の成育に優れた促進効
果を発揮する。しかも、フミン酸を鶏糞および／または
油カスに含浸させ、中和反応をさせ、これに石灰および
加水ハロイサイト- および／またはランクイライト粉末
を任意の割合で混入することによって、有機肥料として
植物の発根促進効果を高めることができることを見出し
た。
【００２０】従って、本発明は、鶏糞および／または油
カスにフミン酸および／またはフミン酸抽出液を添加
し、石灰を添加してアルカリ性の有機肥料とし、これに
加水ハロイサイト粉末および／またはランクライト粉末
を添加することを特徴とする、上記植物栽培用土壌改良
剤の製造方法にも関する。
カスにフミン酸および／またはフミン酸抽出液を添加
し、石灰を添加してアルカリ性の有機肥料とし、これに
加水ハロイサイト粉末および／またはランクライト粉末
を添加することを特徴とする、上記植物栽培用土壌改良
剤の製造方法にも関する。
【００２１】鶏糞および／または油カスの土壌改良剤中
の含有量は、改良剤全体を基準として１〜３０重量% で
ある。
の含有量は、改良剤全体を基準として１〜３０重量% で
ある。
【００２２】こうして得られる土壌改良剤は、フミン酸
を通常は１０〜１００% の割合で含有している。
を通常は１０〜１００% の割合で含有している。
【００２３】本発明の土壌改良剤は、野菜、穀物、果
樹、園芸植物、芝生等の植物の栽培地の地下に１〜３０
cmにわたり、散布し、トラクター、スキ、クワ、ショベ
ル等により、主根、冠根、枝根、根毛等の発育を促進
し、根を食害する害虫の影響を抑制し、植物の成育に優
れた促進効果を発揮する。
樹、園芸植物、芝生等の植物の栽培地の地下に１〜３０
cmにわたり、散布し、トラクター、スキ、クワ、ショベ
ル等により、主根、冠根、枝根、根毛等の発育を促進
し、根を食害する害虫の影響を抑制し、植物の成育に優
れた促進効果を発揮する。
【００２４】
【実施例】加水ハロイサイト鉱をパワーショベルで採鉱
し、粉砕、乾燥分級して水分含有54% で５０〜１００μ
m の粉末を得る( 試験剤−１) 。
し、粉砕、乾燥分級して水分含有54% で５０〜１００μ
m の粉末を得る( 試験剤−１) 。
【００２５】これと平行して、褐炭を１００〜２００メ
ッシュに粉砕し、粉末 1 kg を１５% 濃度の水酸化カリ
ウム水溶液１０リットル中で約５時間煮沸してフミン酸
を抽出した抽出液を冷却後、上澄み液を濾別し、濾液に
１０% のリン酸水溶液を加えてｐＨ７．２の天然フミン
酸の水溶液を得る。
ッシュに粉砕し、粉末 1 kg を１５% 濃度の水酸化カリ
ウム水溶液１０リットル中で約５時間煮沸してフミン酸
を抽出した抽出液を冷却後、上澄み液を濾別し、濾液に
１０% のリン酸水溶液を加えてｐＨ７．２の天然フミン
酸の水溶液を得る。
【００２６】これと同様にして調製された抽出液に硫酸
を加えてｐＨ１．５の酸性液とし、沈澱するフミン酸を
濾別し、乾燥し、天然フミン酸の粉末を得た。
を加えてｐＨ１．５の酸性液とし、沈澱するフミン酸を
濾別し、乾燥し、天然フミン酸の粉末を得た。
【００２７】1 kgの試験剤-1に上記のフミン酸抽出液を
飽和状態まで含浸せしめ、乾燥して試験剤−２を得た。
飽和状態まで含浸せしめ、乾燥して試験剤−２を得た。
【００２８】試験剤−１と同様な方法で製造された５０
〜１００メッシュで水分含有量５５% の 1 kg のランク
ライト粉末に上記のフミン酸を３% 配合して、試験剤−
３を得る。
〜１００メッシュで水分含有量５５% の 1 kg のランク
ライト粉末に上記のフミン酸を３% 配合して、試験剤−
３を得る。
【００２９】鶏糞に上記フミン酸抽出液を飽和状態まで
含浸せしめ、乾燥し、1 kgのフミン酸含浸鶏糞に１００
g の消石灰を混入した混合物を直径８０mm、長さ４００
mmの筒に充填して、筒の両端を新聞紙で封じる。約 1時
間後に乾燥状態で有機肥料が生ずる。その際、筒の中の
温度は最高５８℃に上昇した。これを筒から取り出し、
1 kgの試験剤−１と混合して、試験剤−４を得た。この
試験剤は鶏糞の臭いを有していなかった。
含浸せしめ、乾燥し、1 kgのフミン酸含浸鶏糞に１００
g の消石灰を混入した混合物を直径８０mm、長さ４００
mmの筒に充填して、筒の両端を新聞紙で封じる。約 1時
間後に乾燥状態で有機肥料が生ずる。その際、筒の中の
温度は最高５８℃に上昇した。これを筒から取り出し、
1 kgの試験剤−１と混合して、試験剤−４を得た。この
試験剤は鶏糞の臭いを有していなかった。
【００３０】上記の様にして得られた試験剤−１〜４
を、農薬散布や施肥を行わずに畑土壌について試験し
た。結果を第 1表に示す。試験法 :各々 2ｍ2 毎に区分けした畑土壌に、深さ20cm
にわたり、本発明の試験剤−１〜４が各々５% の濃度に
なるよう散布し、クワにて混合し、第 1表に示した試験
植物の種および移植下部を栽培した。所定時間後の発育
度を植物の背の高さを測定することによって判断した。
結果を各々 3株の平均値を取り、第１表に示す。比較例
として本発明の土壌改良剤を施さないばあいの試験土壌
での発育度を同様に第１表に示す。
を、農薬散布や施肥を行わずに畑土壌について試験し
た。結果を第 1表に示す。試験法 :各々 2ｍ2 毎に区分けした畑土壌に、深さ20cm
にわたり、本発明の試験剤−１〜４が各々５% の濃度に
なるよう散布し、クワにて混合し、第 1表に示した試験
植物の種および移植下部を栽培した。所定時間後の発育
度を植物の背の高さを測定することによって判断した。
結果を各々 3株の平均値を取り、第１表に示す。比較例
として本発明の土壌改良剤を施さないばあいの試験土壌
での発育度を同様に第１表に示す。
【００３１】発育度の測定の後に、各試験土壌を解砕
し、ふるいとルーペを用いて害虫を観測した。
し、ふるいとルーペを用いて害虫を観測した。
【００３２】比較例の場合には、表１に示す栽培植物の
根の周囲に蛾とコガネムシの幼虫が２０cmの深さ１ｍ2
当たり４〜１１匹発見された。しかしながら試験剤１〜
４を用いた土壌からはこれら幼虫が全く発見できなかっ
た。
根の周囲に蛾とコガネムシの幼虫が２０cmの深さ１ｍ2
当たり４〜１１匹発見された。しかしながら試験剤１〜
４を用いた土壌からはこれら幼虫が全く発見できなかっ
た。
【００３３】
【発明の効果】本発明の土壌改良剤は、環境を汚染する
ことなく、植物の成長に害を及ぼす害虫の防除を可能と
したこと、並びに更に石灰および鶏糞および／または油
カスをも成分とする本発明の土壌改良剤が上記の効果の
他に土壌のアルカリ性化並びに有機肥料としての役割を
果たす点で、産業の発達に著しく貢献している。
ことなく、植物の成長に害を及ぼす害虫の防除を可能と
したこと、並びに更に石灰および鶏糞および／または油
カスをも成分とする本発明の土壌改良剤が上記の効果の
他に土壌のアルカリ性化並びに有機肥料としての役割を
果たす点で、産業の発達に著しく貢献している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 // Ｃ０９Ｋ 101:00 109:00
Claims (5)
- 【請求項１】 加水ハロイサイトおよび／またはランク
ライト粉末を含む植物栽培用土壌改良剤。 - 【請求項２】 フミン酸および／またはフミン酸抽出
液、および加水ハロイサイトおよび／またはランクライ
トより成る植物栽培用土壌改良剤。 - 【請求項３】 フミン酸および／またはフミン酸抽出液
を混入または含浸した鶏糞または油カス、石灰および加
水ハロイサイトおよび／またはランクライトより成る植
物栽培用土壌改良剤。 - 【請求項４】 フミン酸および／またはフミン酸抽出液
と石灰を添加してアルカリ性の有機肥料とし、これに加
水ハロイサイト粉末および／またはランクライト粉末を
添加することを特徴とする、植物栽培用土壌改良剤の製
造方法。 - 【請求項５】 鶏糞または油カスにフミン酸および／ま
たはフミン酸抽出液を添加し、石灰を添加してアルカリ
性の有機肥料とし、これに加水ハロイサイト粉末および
／またはランクライト粉末を添加することを特徴とす
る、上記植物栽培用土壌改良剤の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3007467A JPH0823012B2 (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | 植物栽培用土壌改良剤およびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3007467A JPH0823012B2 (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | 植物栽培用土壌改良剤およびその製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04363387A JPH04363387A (ja) | 1992-12-16 |
| JPH0823012B2 true JPH0823012B2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=11666612
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3007467A Expired - Lifetime JPH0823012B2 (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | 植物栽培用土壌改良剤およびその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0823012B2 (ja) |
Families Citing this family (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07233370A (ja) * | 1994-02-23 | 1995-09-05 | Aqua Green:Kk | 土壌改良資材 |
| KR20040003760A (ko) * | 2002-07-04 | 2004-01-13 | 주식회사 삼경화학 | 휴믹산첨가 혼합유박입상비료의 제조방법 |
| KR20040026466A (ko) * | 2002-09-24 | 2004-03-31 | 박태헌 | 천연 유기 복합 비료의 제조법 |
| BG65546B1 (bg) * | 2002-11-04 | 2008-11-28 | "Омикрон" Ад | Метод за рекултивация на насипища |
| JP4471216B2 (ja) * | 2005-03-29 | 2010-06-02 | デンカエンジニアリング株式会社 | ニトロフミン酸塩配合微生物担体 |
| JP2007196172A (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-09 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 腐植性物質抽出液、固形処理剤、濃縮処理剤及びこれらを用いた有機性廃水の処理方法 |
| JP5336706B2 (ja) * | 2007-03-20 | 2013-11-06 | Ｄｏｗａホールディングス株式会社 | 土壌改良性肥料 |
| CN102408257B (zh) * | 2011-08-08 | 2013-04-10 | 山东省农业科学院农业资源与环境研究所 | 引入微量元素的风化煤活化剂及活化方法与应用 |
| CN104115587A (zh) * | 2013-04-25 | 2014-10-29 | 天津市盘宇农业技术开发有限公司 | 土壤改造方法 |
| CN105037035B (zh) * | 2015-07-16 | 2018-04-03 | 中国科学院南京土壤研究所 | 一种滨海滩涂盐碱土壤改良剂及其应用 |
| CN105104055A (zh) * | 2015-08-03 | 2015-12-02 | 安庆市枞阳县阳和苗圃 | 一种罗汉松枝条的快速生长方法 |
| JP6231059B2 (ja) * | 2015-10-06 | 2017-11-15 | デンカ株式会社 | 腐植酸抽出液 |
| CN108650925B (zh) * | 2018-07-19 | 2021-08-31 | 浙江省农业科学院 | 一种贫瘠酸性红壤快速培肥的方法 |
| RU2754272C1 (ru) * | 2020-11-26 | 2021-08-31 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Российский государственный аграрный университет - МСХА имени К.А. Тимирязева" (ФГБОУ ВО РГАУ - МСХА имени К.А. Тимирязева) | Способ получения почвогрунта |
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| JPS6317986A (ja) * | 1986-07-09 | 1988-01-25 | Izumo Res:Kk | 土壌改良材及びその製法 |
-
1991
- 1991-01-25 JP JP3007467A patent/JPH0823012B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6317986A (ja) * | 1986-07-09 | 1988-01-25 | Izumo Res:Kk | 土壌改良材及びその製法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04363387A (ja) | 1992-12-16 |
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