JPH08229153A - 投下型消火弾 - Google Patents
投下型消火弾Info
- Publication number
- JPH08229153A JPH08229153A JP4220695A JP4220695A JPH08229153A JP H08229153 A JPH08229153 A JP H08229153A JP 4220695 A JP4220695 A JP 4220695A JP 4220695 A JP4220695 A JP 4220695A JP H08229153 A JPH08229153 A JP H08229153A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- body container
- dropped
- altitude
- drop
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A62—LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
- A62C—FIRE-FIGHTING
- A62C3/00—Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places
- A62C3/02—Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places for area conflagrations, e.g. forest fires, subterranean fires
- A62C3/0228—Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places for area conflagrations, e.g. forest fires, subterranean fires with delivery of fire extinguishing material by air or aircraft
- A62C3/0235—Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places for area conflagrations, e.g. forest fires, subterranean fires with delivery of fire extinguishing material by air or aircraft by means of containers, e.g. buckets
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
- Ecology (AREA)
- Forests & Forestry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Business, Economics & Management (AREA)
- Emergency Management (AREA)
- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 飛翔体（ヘリコプター、飛行機等）よりに運
搬され、安全な火災現場上空より投下して効果的な消火
弾の実現に関する。 【構成】 消火材Ｗが充填された本体容器１が飛翔体よ
り投下されると、止め金具２により密封保持されたこの
本体容器１の一端側の開口部１ａが、本体容器１の他端
側に固定された落下傘４により、落下方向に保持され
る。投下された後、高度検出回路部により地上よりの高
度が測定され、測定高度が消火効果の最も高い所定値に
達したときに止め金具２のピン５が作動し、本体容器１
内の消火材Ｗが落下方向に放出される。
搬され、安全な火災現場上空より投下して効果的な消火
弾の実現に関する。 【構成】 消火材Ｗが充填された本体容器１が飛翔体よ
り投下されると、止め金具２により密封保持されたこの
本体容器１の一端側の開口部１ａが、本体容器１の他端
側に固定された落下傘４により、落下方向に保持され
る。投下された後、高度検出回路部により地上よりの高
度が測定され、測定高度が消火効果の最も高い所定値に
達したときに止め金具２のピン５が作動し、本体容器１
内の消火材Ｗが落下方向に放出される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、飛翔体（ヘリコプタ
ー、飛行機等）よりに運搬され、火災現場上空から投下
して消火に用いられる投下型消火弾に関する。
ー、飛行機等）よりに運搬され、火災現場上空から投下
して消火に用いられる投下型消火弾に関する。
【０００２】
【従来の技術】大震災等による火災発生時、消防車等の
地上からの消火は、防火水道管の破裂や道路などの大混
雑で大変困難となることが予想される。従って、飛翔体
による上空からの消火活動が必要となる場合がある。森
林火災でも同様である。従来のヘリコプター等を用いた
消火形態として、容器に入れた水を吊り下げ火災現場上
空で散水する方法がある。
地上からの消火は、防火水道管の破裂や道路などの大混
雑で大変困難となることが予想される。従って、飛翔体
による上空からの消火活動が必要となる場合がある。森
林火災でも同様である。従来のヘリコプター等を用いた
消火形態として、容器に入れた水を吊り下げ火災現場上
空で散水する方法がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の消火方法においては、 （１）火災現場上空から近づけて炎の部分に散水するこ
とが安全上困難である。 （２）安全な上空からの放水では、炎により水が水蒸気
となり消火効果が薄い。等の問題点がある。本発明は、
このような背景の下になされたもので、安全な火災現場
上空から効果的な消火活動ができ、特に地上での消火活
動が困難な大規模な火災の早期鎮火に有効な投下型消火
弾を提供することを目的とする。
た従来の消火方法においては、 （１）火災現場上空から近づけて炎の部分に散水するこ
とが安全上困難である。 （２）安全な上空からの放水では、炎により水が水蒸気
となり消火効果が薄い。等の問題点がある。本発明は、
このような背景の下になされたもので、安全な火災現場
上空から効果的な消火活動ができ、特に地上での消火活
動が困難な大規模な火災の早期鎮火に有効な投下型消火
弾を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題を解
決する目的でなされたもので、請求項１に記載の発明の
構成上の特徴は、飛翔体より投下される投下型消火弾で
あって、その一端側に開口部を有し、消火材が充填され
た本体容器手段と、前記開口部を定常状態で密封保持す
る止め金具手段と、落下状態において前記開口部を落下
方向に保持するために前記本体容器手段の他端側に固定
された姿勢維持手段と、飛翔体より投下された後、地上
からの高度が所定値に達したときに作動する高度検出手
段と、前記高度検出手段の出力で作動し、前記止め金具
手段を開放する開放手段とを具備した点にある。
決する目的でなされたもので、請求項１に記載の発明の
構成上の特徴は、飛翔体より投下される投下型消火弾で
あって、その一端側に開口部を有し、消火材が充填され
た本体容器手段と、前記開口部を定常状態で密封保持す
る止め金具手段と、落下状態において前記開口部を落下
方向に保持するために前記本体容器手段の他端側に固定
された姿勢維持手段と、飛翔体より投下された後、地上
からの高度が所定値に達したときに作動する高度検出手
段と、前記高度検出手段の出力で作動し、前記止め金具
手段を開放する開放手段とを具備した点にある。
【０００５】請求項２に記載の発明の構成上の特徴は、
飛翔体より投下される投下型消火弾であって、その一端
側に開口部を有し、消火材が充填された本体容器手段
と、前記開口部を定常状態で密封保持する止め金具手段
と、落下状態において前記開口部を落下方向に保持する
ために前記本体容器手段の他端側に固定された姿勢維持
手段と、飛翔体より投下された後、所定時間経過したと
きに作動するタイマー手段と、前記タイマー手段の出力
で作動し、前記止め金具手段を開放する開放手段とを具
備した点にある。
飛翔体より投下される投下型消火弾であって、その一端
側に開口部を有し、消火材が充填された本体容器手段
と、前記開口部を定常状態で密封保持する止め金具手段
と、落下状態において前記開口部を落下方向に保持する
ために前記本体容器手段の他端側に固定された姿勢維持
手段と、飛翔体より投下された後、所定時間経過したと
きに作動するタイマー手段と、前記タイマー手段の出力
で作動し、前記止め金具手段を開放する開放手段とを具
備した点にある。
【０００６】請求項３に記載の発明の構成上の特徴は、
飛翔体より投下される投下型消火弾であって、その一端
側に開口部を有し、消火材が充填された本体容器手段
と、前記開口部を定常状態で密封保持する止め金具手段
と、落下状態において前記開口部を落下方向に保持する
ために前記本体容器手段の他端側に固定された姿勢維持
手段と、飛翔体より投下された後、地上からの高度が所
定値に達したときに作動する高度検出手段と、飛翔体よ
り投下された後、所定時間経過したときに作動するタイ
マー手段と、前記高度検出手段または前記タイマー手段
の出力で作動し、前記止め金具を開放する開放手段とを
具備した点にある。
飛翔体より投下される投下型消火弾であって、その一端
側に開口部を有し、消火材が充填された本体容器手段
と、前記開口部を定常状態で密封保持する止め金具手段
と、落下状態において前記開口部を落下方向に保持する
ために前記本体容器手段の他端側に固定された姿勢維持
手段と、飛翔体より投下された後、地上からの高度が所
定値に達したときに作動する高度検出手段と、飛翔体よ
り投下された後、所定時間経過したときに作動するタイ
マー手段と、前記高度検出手段または前記タイマー手段
の出力で作動し、前記止め金具を開放する開放手段とを
具備した点にある。
【０００７】
【作用】本発明の投下型消火弾によれば、消火材が充填
された本体容器手段が飛翔体より投下されると、止め金
具手段により密封保持されたこの本体容器手段の一端側
の開口部が、本体容器手段の他端側に固定された姿勢維
持手段により、落下方向に保持される。
された本体容器手段が飛翔体より投下されると、止め金
具手段により密封保持されたこの本体容器手段の一端側
の開口部が、本体容器手段の他端側に固定された姿勢維
持手段により、落下方向に保持される。
【０００８】投下された後、高度検出手段により地上か
らの高度が測定され、測定高度が消火効果の最も大きい
所定値に達した時に止め金具手段の開放手段が作動し、
本体容器内の消火材が落下方向に放出される。
らの高度が測定され、測定高度が消火効果の最も大きい
所定値に達した時に止め金具手段の開放手段が作動し、
本体容器内の消火材が落下方向に放出される。
【０００９】さらに高度検出手段のバックアップとし
て、本体容器手段が飛翔体より投下された後、所定時間
経過したときにタイマー手段が作動し、高度検出手段ま
たはタイマー手段の出力で止め金具手段の開放手段が作
動し、本体容器内の消火材が落下方向に放出される。
て、本体容器手段が飛翔体より投下された後、所定時間
経過したときにタイマー手段が作動し、高度検出手段ま
たはタイマー手段の出力で止め金具手段の開放手段が作
動し、本体容器内の消火材が落下方向に放出される。
【００１０】
【実施例】以下、図面に基づき、本発明の実施例につい
て更に詳しく説明する。本発明の一実施例による投下型
消火弾の構造の一例を図１ないし図４に示す。図１は飛
翔体より投下された後、矢印Ｙ方向に落下途中の消火弾
を示す側面図である。この図において、１は本体容器で
あり、袋状の不燃性布材に防水及び強度補強処理を施し
たものが好ましい。この理由は、倉庫などでの格納状態
でコンパクトに畳める点、地上落下に伴う危険回避であ
る。
て更に詳しく説明する。本発明の一実施例による投下型
消火弾の構造の一例を図１ないし図４に示す。図１は飛
翔体より投下された後、矢印Ｙ方向に落下途中の消火弾
を示す側面図である。この図において、１は本体容器で
あり、袋状の不燃性布材に防水及び強度補強処理を施し
たものが好ましい。この理由は、倉庫などでの格納状態
でコンパクトに畳める点、地上落下に伴う危険回避であ
る。
【００１１】１ａは本体容器１の一端側に形成された開
口部であり、この開口部１ａより消火材Ｗ（水または水
と消火剤の混合物）を充填した後、制御部収納容器３に
取り付けられた止め金具２により制御部収納容器３との
間に挟まれて消火材Ｗを密封する。５は制御部収納容器
３側より止め金具２を貫通するピンであり、開口部１ａ
を制御部収納容器３との間に挟んで固定すると共にアク
チュエータ８により引き込み作動して止め金具２を開放
する。なお消火材Ｗの量は運用方法により任意とするこ
とができるが、消火効果と運搬や積み込み作業の容易性
から最大１トン程度が考えられる。
口部であり、この開口部１ａより消火材Ｗ（水または水
と消火剤の混合物）を充填した後、制御部収納容器３に
取り付けられた止め金具２により制御部収納容器３との
間に挟まれて消火材Ｗを密封する。５は制御部収納容器
３側より止め金具２を貫通するピンであり、開口部１ａ
を制御部収納容器３との間に挟んで固定すると共にアク
チュエータ８により引き込み作動して止め金具２を開放
する。なお消火材Ｗの量は運用方法により任意とするこ
とができるが、消火効果と運搬や積み込み作業の容易性
から最大１トン程度が考えられる。
【００１２】１ｂは本体容器１の他端部（上部）に形成
された落下傘４の収納部である。４は落下に伴い収納部
１ｂより外部に放出されて開いた姿勢維持手段としての
落下傘である。この落下傘４に代えてリボン等でもよ
く、この落下傘４により開口部１ａが常に落下方向に維
持される。また、落下傘４は落下スピードを適当に調節
する効果もある。６は、制御部収納容器３の下部に取り
付けられた電波高度計用のアンテナドーム、７はアンテ
ナドーム６の保護用グリルである。
された落下傘４の収納部である。４は落下に伴い収納部
１ｂより外部に放出されて開いた姿勢維持手段としての
落下傘である。この落下傘４に代えてリボン等でもよ
く、この落下傘４により開口部１ａが常に落下方向に維
持される。また、落下傘４は落下スピードを適当に調節
する効果もある。６は、制御部収納容器３の下部に取り
付けられた電波高度計用のアンテナドーム、７はアンテ
ナドーム６の保護用グリルである。
【００１３】図２は、所定の地上高において図１に示す
止め金具２が開放され、本体容器１内の消火材Ｗが地上
に向けて放出された状態を示す図である。このとき、止
め金具２と一体の制御部収納容器３は本体容器１から分
離して落下する。
止め金具２が開放され、本体容器１内の消火材Ｗが地上
に向けて放出された状態を示す図である。このとき、止
め金具２と一体の制御部収納容器３は本体容器１から分
離して落下する。
【００１４】図３は、落下方向の上空側から見た制御部
収納容器３と止め金具２の関係を示す平面図である。こ
の図において、３ａは制御部収納容器３の側面部に形成
された止め金具２の取付部材であり、その一端側に湾曲
状の止め金具２の一端２ａがヒンジ手段でＰ方向に回動
可能に保持されている。湾曲状の止め金具２の他端２ｂ
部分には貫通穴２ｃが形成されており、本体容器１の開
口部１ａを取付部材３ａとの間に挟持した状態で制御部
収納容器３側より突出したピン５が貫通し、止め金具２
を挟持状態にロックする。ピン５の制御部収納容器３側
への後退（矢印Ｑ方向）によりロック状態が開放され、
止め金具２は一端２ａを中心にＰ方向に回動し（破線で
示す２’位置）、一体構造の制御部収納容器３と共に本
体容器１から分離する。なお、止め金具２の実現手段と
しては、開口部の挟持方式の他、開口部の縛り方式でも
よく、この場合は縛り金具を開放するアクチュエータ手
段との組み合わせとなる。
収納容器３と止め金具２の関係を示す平面図である。こ
の図において、３ａは制御部収納容器３の側面部に形成
された止め金具２の取付部材であり、その一端側に湾曲
状の止め金具２の一端２ａがヒンジ手段でＰ方向に回動
可能に保持されている。湾曲状の止め金具２の他端２ｂ
部分には貫通穴２ｃが形成されており、本体容器１の開
口部１ａを取付部材３ａとの間に挟持した状態で制御部
収納容器３側より突出したピン５が貫通し、止め金具２
を挟持状態にロックする。ピン５の制御部収納容器３側
への後退（矢印Ｑ方向）によりロック状態が開放され、
止め金具２は一端２ａを中心にＰ方向に回動し（破線で
示す２’位置）、一体構造の制御部収納容器３と共に本
体容器１から分離する。なお、止め金具２の実現手段と
しては、開口部の挟持方式の他、開口部の縛り方式でも
よく、この場合は縛り金具を開放するアクチュエータ手
段との組み合わせとなる。
【００１５】図４は、落下方向側面から見た制御部収納
容器３の一部断面図である。この図において、８はピン
５をＱ方向に引き込んで止め金具２を開放するアクチュ
エータであり、具体的な実現手段としては高圧ガス（圧
縮空気）、電気（モータ、ソレノイド）、火薬手段等が
考えられる、
容器３の一部断面図である。この図において、８はピン
５をＱ方向に引き込んで止め金具２を開放するアクチュ
エータであり、具体的な実現手段としては高圧ガス（圧
縮空気）、電気（モータ、ソレノイド）、火薬手段等が
考えられる、
【００１６】９は、制御部の動作用の電源であり、使用
の際に組み込む場合は、通常の乾電池でもよいが、製造
段階からの組込み型とする場合は、使用の際に起動する
熱電池、または落下による空気流で回転するように取り
付けられた風車発電機等でも実現可能である。
の際に組み込む場合は、通常の乾電池でもよいが、製造
段階からの組込み型とする場合は、使用の際に起動する
熱電池、または落下による空気流で回転するように取り
付けられた風車発電機等でも実現可能である。
【００１７】１０は高度検出回路部であり、この一実施
例では電波高度計の組み込んだ構造を示している。１１
は高度設定部、１２は制御部収納容器３の外から手動操
作で開放高度の設定が可能な高度設定ダイヤル、１３は
アンテナドーム６内に収納された電波Ｒの送受信用のア
ンテナ、１４は送受信回路部である。
例では電波高度計の組み込んだ構造を示している。１１
は高度設定部、１２は制御部収納容器３の外から手動操
作で開放高度の設定が可能な高度設定ダイヤル、１３は
アンテナドーム６内に収納された電波Ｒの送受信用のア
ンテナ、１４は送受信回路部である。
【００１８】１５はタイマー設定回路部、１６は制御部
収納容器３の外から手動操作で投下後の開放時間の設定
が可能なタイマー設定ダイヤルである。このタイマー手
段は高度検出手段に代えて単独モードで使用することも
できるが、高度検出手段と並列的に作動させ、高度検出
手段に異常が発生した場合のバックアップ手段とするこ
とができる。この場合のタイマー設定は、通常の開放高
度に達する時間よりやや長めに設定する。Ｅは所定の高
度または時間に達したときに高度検出回路部１０よりア
クチュエータ８に与えられるトリガー信号である。
収納容器３の外から手動操作で投下後の開放時間の設定
が可能なタイマー設定ダイヤルである。このタイマー手
段は高度検出手段に代えて単独モードで使用することも
できるが、高度検出手段と並列的に作動させ、高度検出
手段に異常が発生した場合のバックアップ手段とするこ
とができる。この場合のタイマー設定は、通常の開放高
度に達する時間よりやや長めに設定する。Ｅは所定の高
度または時間に達したときに高度検出回路部１０よりア
クチュエータ８に与えられるトリガー信号である。
【００１９】図５は、以上説明した投下型消火弾の作動
の流れを示すフローチャートである。この図において、
投下の検出によりタイマーがスタートすると共に、電波
高度計による高度検出が実行され、高度検出信号Ｈが作
動高度信号Ｈｓに達するとトリガー信号Ｅがアクチュエ
ータ８に発信される。同様に投下後の経過時間Ｔがタイ
マー設定時間Ｔｓに達するとトリガー信号Ｅがアクチュ
エータ８に発信される。従ってアクチュエータ８は早い
方のトリガー信号で作動し、ピン５を引き込み移動さ
せ、止め金具２を開放させる。
の流れを示すフローチャートである。この図において、
投下の検出によりタイマーがスタートすると共に、電波
高度計による高度検出が実行され、高度検出信号Ｈが作
動高度信号Ｈｓに達するとトリガー信号Ｅがアクチュエ
ータ８に発信される。同様に投下後の経過時間Ｔがタイ
マー設定時間Ｔｓに達するとトリガー信号Ｅがアクチュ
エータ８に発信される。従ってアクチュエータ８は早い
方のトリガー信号で作動し、ピン５を引き込み移動さ
せ、止め金具２を開放させる。
【００２０】図６は、本発明の一実施例による投下型消
火弾の火災現場での投下使用のイメージを示す。出動指
令が発生されると、積載可能な個数の本体容器に消火材
（水等）を充填し飛翔体（１機または複数機）に積み込
み、火災現場上空に飛来する。安全な高度Ｈｏを維持し
ながら現場の正確な位置情報と風などの天候情報を考慮
した精度の高い投下位置上空で複数の消火弾を投下す
る。消火弾は消火効果の高い放水開始高度Ｈｓで止め金
が開放されることにより消火材が放出される。
火弾の火災現場での投下使用のイメージを示す。出動指
令が発生されると、積載可能な個数の本体容器に消火材
（水等）を充填し飛翔体（１機または複数機）に積み込
み、火災現場上空に飛来する。安全な高度Ｈｏを維持し
ながら現場の正確な位置情報と風などの天候情報を考慮
した精度の高い投下位置上空で複数の消火弾を投下す
る。消火弾は消火効果の高い放水開始高度Ｈｓで止め金
が開放されることにより消火材が放出される。
【００２１】本発明に用いられる電波高度計やタイマー
手段は、防衛用の爆弾などに適用される電波高度計付近
接信管技術により、超小型でコストの安いものが実現可
能であり、布状の本体容器を合わせてもコスト面の障害
はない。また正確な投下位置の算出もＧＰＳ（グローバ
ル ポジショニング システム）手段と天候補正による
爆弾等の投下技術は確立しており、技術的な障害はな
い。
手段は、防衛用の爆弾などに適用される電波高度計付近
接信管技術により、超小型でコストの安いものが実現可
能であり、布状の本体容器を合わせてもコスト面の障害
はない。また正確な投下位置の算出もＧＰＳ（グローバ
ル ポジショニング システム）手段と天候補正による
爆弾等の投下技術は確立しており、技術的な障害はな
い。
【００２２】本発明の消火材Ｗとしては、水または水と
消火剤の混合の例を説明したが、森林火災等では粉末状
の消火剤のみの大量投下の形態とすることも可能であ
る。
消火剤の混合の例を説明したが、森林火災等では粉末状
の消火剤のみの大量投下の形態とすることも可能であ
る。
【００２３】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の投下型消火
弾を用いることにより、飛翔体より安全な現場上空高度
から効果的な消火活動が可能となる。さらに大型の輸送
機を用いることにより、一度に大量の消火材を投下する
ことができるため、地上での消火活動が困難な大規模な
火災の早期鎮火に絶大な効果がある。
弾を用いることにより、飛翔体より安全な現場上空高度
から効果的な消火活動が可能となる。さらに大型の輸送
機を用いることにより、一度に大量の消火材を投下する
ことができるため、地上での消火活動が困難な大規模な
火災の早期鎮火に絶大な効果がある。
【図１】本発明の一実施例による投下型消火弾の落下途
中の様子を示す側面図である。
中の様子を示す側面図である。
【図２】本発明の一実施例による投下型消火弾の放水状
態を示す側面図である。
態を示す側面図である。
【図３】本発明の一実施例による投下型消火弾の止め金
具２の構造を示す平面図である。
具２の構造を示す平面図である。
【図４】本発明の一実施例による投下型消火弾の制御部
収納容器３の内部構造を示す側断面図である。
収納容器３の内部構造を示す側断面図である。
【図５】本発明の一実施例による投下型消火弾の作動の
流れを示すフローチャート図である。
流れを示すフローチャート図である。
【図６】本発明の一実施例による投下型消火弾の火災現
場での使用状態を示すイメージ図である。
場での使用状態を示すイメージ図である。
１ 本体容器 ２ 止め金具 ３ 制御部収納容器 ４ 落下傘 ５ ピン ６ アンテナドーム ７ 保護用グリル ８ アクチュエータ ９ 電源 １０ 高度検出回路部 １１ 高度設定部 １２ 高度設定ダイヤル １３ アンテナ １４ 送受信回路部 １５ タイマー設定回路部 １６ タイマー設定ダイヤル Ｗ 消火材
Claims (3)
- 【請求項１】 飛翔体より投下される投下型消火弾であ
って、 その一端側に開口部を有し、消火材が充填された本体容
器手段と、 前記開口部を定常状態で密封保持する止め金具手段と、 落下状態において前記開口部を落下方向に保持するため
に前記本体容器手段の他端側に固定された姿勢維持手段
と、 飛翔体より投下された後、地上からの高度が所定値に達
したときに作動する高度検出手段と、 前記高度検出手段の出力で作動し、前記止め金具手段を
開放する開放手段と、 を具備した投下型消火弾。 - 【請求項２】 飛翔体より投下される投下型消火弾であ
って、 その一端側に開口部を有し、消火材が充填された本体容
器手段と、 前記開口部を定常状態で密封保持する止め金具手段と、 落下状態において前記開口部を落下方向に保持するため
に前記本体容器手段の他端側に固定された姿勢維持手段
と、 飛翔体より投下された後、所定時間経過したときに作動
するタイマー手段と、 前記タイマー手段の出力で作動し、前記止め金具手段を
開放する開放手段と、 を具備した投下型消火弾。 - 【請求項３】 飛翔体より投下される投下型消火弾であ
って、 その一端側に開口部を有し、消火材が充填された本体容
器手段と、 前記開口部を定常状態で密封保持する止め金具手段と、 落下状態において前記開口部を落下方向に保持するため
に前記本体容器手段の他端側に固定された姿勢維持手段
と、 飛翔体より投下された後、地上からの高度が所定値に達
したときに作動する高度検出手段と、 飛翔体より投下された後、所定時間経過したときに作動
するタイマー手段と、 前記高度検出手段または前記タイマー手段の出力で作動
し、前記止め金具を開放する開放手段と、 を具備した投下型消火弾。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4220695A JPH08229153A (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | 投下型消火弾 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4220695A JPH08229153A (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | 投下型消火弾 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08229153A true JPH08229153A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12629549
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4220695A Withdrawn JPH08229153A (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | 投下型消火弾 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08229153A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010098990A (ko) * | 2001-07-30 | 2001-11-09 | 류제원 | 합성수지재 소화장치 |
| WO2009004105A1 (es) * | 2007-07-04 | 2009-01-08 | Liz Grana Jose Luis | Sistema balístico para el control y la extinción de incendios forestales |
| ES2365237A1 (es) * | 2009-09-08 | 2011-09-27 | Ángel José García Caballero | Unidad liberadora de fluidos a altitudes variables, aplicable para la extinción de incendios. |
| CN107297040A (zh) * | 2017-08-09 | 2017-10-27 | 江苏溧航航空科技有限公司 | 无人机载灭火弹的垂直投放装置 |
| CN110354415A (zh) * | 2019-05-31 | 2019-10-22 | 河南城建学院 | 一种用于建筑物的智能火灾防控装置 |
| CN113889635A (zh) * | 2021-09-14 | 2022-01-04 | 淮海工业集团有限公司 | 一种地面灭火弹电池舱结构 |
| WO2024005272A1 (ko) * | 2022-06-30 | 2024-01-04 | 한국생산기술연구원 | 가스 하이드레이트 소화탄 및 이를 이용한 화염 진압 방법 |
| KR20240128392A (ko) * | 2023-02-17 | 2024-08-26 | 주식회사 드론고 | 드론 탑재형 소화탄 |
-
1995
- 1995-03-01 JP JP4220695A patent/JPH08229153A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010098990A (ko) * | 2001-07-30 | 2001-11-09 | 류제원 | 합성수지재 소화장치 |
| WO2009004105A1 (es) * | 2007-07-04 | 2009-01-08 | Liz Grana Jose Luis | Sistema balístico para el control y la extinción de incendios forestales |
| ES2326013A1 (es) * | 2007-07-04 | 2009-09-28 | Jose Luis Liz Graña | Sistema balistico para el control y la extincion de incendios forestales. |
| ES2365237A1 (es) * | 2009-09-08 | 2011-09-27 | Ángel José García Caballero | Unidad liberadora de fluidos a altitudes variables, aplicable para la extinción de incendios. |
| CN107297040A (zh) * | 2017-08-09 | 2017-10-27 | 江苏溧航航空科技有限公司 | 无人机载灭火弹的垂直投放装置 |
| CN107297040B (zh) * | 2017-08-09 | 2023-03-28 | 江苏溧航航空科技有限公司 | 无人机载灭火弹的垂直投放装置 |
| CN110354415A (zh) * | 2019-05-31 | 2019-10-22 | 河南城建学院 | 一种用于建筑物的智能火灾防控装置 |
| CN113889635A (zh) * | 2021-09-14 | 2022-01-04 | 淮海工业集团有限公司 | 一种地面灭火弹电池舱结构 |
| WO2024005272A1 (ko) * | 2022-06-30 | 2024-01-04 | 한국생산기술연구원 | 가스 하이드레이트 소화탄 및 이를 이용한 화염 진압 방법 |
| KR20240128392A (ko) * | 2023-02-17 | 2024-08-26 | 주식회사 드론고 | 드론 탑재형 소화탄 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US9809327B2 (en) | Device for moving or removing artificial satellites | |
| US7478680B2 (en) | Fire extinguishing by explosive pulverisation of projectile based frozen gases and compacted solid extinguishing agents | |
| KR102307251B1 (ko) | 소화탄이 장착된 화재진압용 드론 및 이를 이용하여 화재를 진압하는 방법 | |
| US20050139363A1 (en) | Fire suppression delivery system | |
| US5590717A (en) | Fire extinguishing capsule | |
| CN102991731A (zh) | 一种用于废弃航天器捕获的飞网弹射捕获装置 | |
| JP2004532716A (ja) | 火災消火方法及び装置 | |
| US20160339280A1 (en) | Fire Extinguishing Pod | |
| CN110947133B (zh) | 一种投送喷粉的高楼灭火弹 | |
| KR200498273Y1 (ko) | 압전소자를 이용한 소화장치 | |
| JPH08229153A (ja) | 投下型消火弾 | |
| US11840339B2 (en) | Method, device, and system for avalanche control | |
| US20190283906A1 (en) | Lunar base supply method, light indication method, and firework ball | |
| EP0320554A1 (fr) | Dispositif en vue de la lutte contre les incendies notamment de forêt à partir de moyens aériens | |
| RU2193906C2 (ru) | Способ тушения пожара и ракеты-огнетушители для его осуществления | |
| KR102690128B1 (ko) | 화재진압용 소화탄 | |
| JPH08196655A (ja) | 消火弾 | |
| JP3233863U (ja) | 煙火構造の消火弾を発射するモジュールを有するドローン | |
| CN109603047A (zh) | 新型消防炮弹及其发射系统 | |
| JP3347499B2 (ja) | 爆発装置および消火弾 | |
| CN209885080U (zh) | 新型消防炮弹及其发射系统 | |
| CN111589023A (zh) | 一种森林灭火方法及其装置 | |
| JP2001149492A (ja) | 消火用水を遠方に飛ばす装置 | |
| US6718883B2 (en) | Device for neutralizing a payload | |
| RU2747040C1 (ru) | Кассета для тушения пожара |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020507 |