JPH08227675A - 電子放出装置及びその製造方法 - Google Patents

電子放出装置及びその製造方法

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JPH08227675A
JPH08227675A JP33763195A JP33763195A JPH08227675A JP H08227675 A JPH08227675 A JP H08227675A JP 33763195 A JP33763195 A JP 33763195A JP 33763195 A JP33763195 A JP 33763195A JP H08227675 A JPH08227675 A JP H08227675A
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JP
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conductive
layer
mesh structure
emitter
microtip
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JP33763195A
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English (en)
Inventor
Robert H Taylor
エィチ.テイラー ロバート
Jules D Levine
ディー.レバイン ジュレス
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Texas Instruments Inc
Original Assignee
Texas Instruments Inc
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J1/00Details of electrodes, of magnetic control means, of screens, or of the mounting or spacing thereof, common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
    • H01J1/02Main electrodes
    • H01J1/30Cold cathodes, e.g. field-emissive cathode
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J1/00Details of electrodes, of magnetic control means, of screens, or of the mounting or spacing thereof, common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
    • H01J1/02Main electrodes
    • H01J1/30Cold cathodes, e.g. field-emissive cathode
    • H01J1/304Field-emissive cathodes
    • H01J1/3042Field-emissive cathodes microengineered, e.g. Spindt-type
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2201/00Electrodes common to discharge tubes
    • H01J2201/30Cold cathodes
    • H01J2201/319Circuit elements associated with the emitters by direct integration

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロティップ放出器アレイにわたり電子
放出を均一化することによって対過電流安定抵抗を提供
すると共に放出器の高密度化を容易にする。 【解決手段】 電界放出扁平パネルディスプレイデバイ
スの放出器板60は、抵抗層68と導電メッシュ構造6
2とを含む。導電板78がまた導電メッシュ構造62に
よって区画されるメッシュ間隔内で抵抗層68の頂上に
形成される。コーン形マイクロティップ放出器70は、
導電板78の上表面に形成される。マイクロティップ放
出器70の全ては、導電板78との接続によって等電位
にある。単一導電板78が導電メッシュ構造62の各メ
ッシュ間隔内に位置決めされてもよく、又は複数の導電
板78が導電メッシュ構造62の各メッシュ間隔内に対
称に位置決めさてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に扁平パネル
ディスプレイ、特に、電子放出マイクロティップ構造の
配置に関し、この配置において、マイクロティップの集
団、すなわち、クラスタ(cluster)が導電板上
に又は導電板から狭い間隔を取って形成され、この導電
板は抵抗媒体によって導電メッシュ構造から横方向に隔
てられている。
【0002】
【従来の技術】ポータブルコンピュータの到来は、軽
量、小形、及び電力効率の良いディスプレイへの強い需
要を創出した。これらの装置のディスプレイ機能にとっ
て利用可能な空間に従来の陰極線管(以下、CRTと称
する)を使用する余地はとてもないので、これに匹敵す
る又はそれどころか更に優れた表示特性、例えば、輝
度、解像度、表示上の融通性、電力消費等を有する満足
すべき扁平パネルディスプレイを提供する努力が、顕著
な注目を浴びている。これらの努力は、或る種の応用に
有効である扁平パネルディスプレイを製造はするもの
の、従来のCRTに匹敵し得るディスプレイを製造して
はいない。
【0003】現在、液晶ディスプレイは、ラップトップ
及びノートブックコンピュータ用にほとんど汎用的に使
用されている。CRTと比較して、これらのディスプレ
イは、貧弱なコントラストしか提供せず、限られた範囲
の視角しか可能でなく、かつそのカラー品種にあって
は、長寿命の電池動作に到底匹敵できない率で電力を消
費する。加えて、カラースクリーンは、同じ寸法のカラ
ースクリーンのCRTよりも遥かに高価に付く傾向があ
る。
【0004】液晶ディスプレイ技術の欠点の結果とし
て、薄膜電界放出表示技術が産業界の関心を増々集めて
いる。このような技術を採用する扁平パネルディスプレ
イは、ポイント(pointed)薄膜冷電界放出陰極
のアドレス可能マトリックスアレイを、燐ルミネセンス
スクリーンを含む陽極と組み合わせて採用する。
【0005】電界放出現象は、1950年代に発見さ
れ、SRIインターナショナル(SRI Intern
ational)のチャールス・A・スピンドゥト(C
harles A.Spindt)のような、多くの個
人による広範な研究の結果、出現を約束されている安
価、低電力消費、高解像度、高コントラスト、フルカラ
ー扁平ディスプレイ内にその使用が見込まれるまでに改
善されている。
【0006】電界放出技術における進歩は、次に掲げる
特許に開示されている。すなわち、1973年8月28
日にC・A・スピンドゥト(C.A.Spindt)他
に発行された「電界放出陰極構造及びこのような構造を
利用するデバイス(Field Emisson Ca
thode Structures and Devi
ces Utilizing Such Struct
ures)」と題する米国特許第3,755,704
号、1989年8月15日にミッシェル・ボレル(Mi
chel Borel)他により発行された「電界放出
によって励起される陰極ルミネセンスによるディスプレ
イ手段の製造プロセス(Processfor the
Producion of a Display M
eansby Cathodeluminescenc
e Excited by Field Emissi
on)」と題する米国詩許第4,857,161号、1
990年7月10日にミッシェル・ボレル他により発行
された「マイクロポイント放出陰極を備える電子源及び
同電子源を使用する電界放出によって励起される陰極ル
ミネセンスによるディスプレイ手段(Electron
Sourcewith Micropoint Em
issive Cathodes and Displ
ay Means by Cathodolumine
scence Excited by Field E
mission Using Said Sourc
e)」と題する米国特許第4,940,916号、19
93年3月16日にロバート・マイヤー(Robert
Myer)により発行された「マイクロティップ放出
陰極を備える電子源(Electron Source
with Microtip Emissive C
athode)」と題する米国特許第5,194,78
0号、及び1993年7月6日にジャンフレデリ・クレ
ル(Jean−Frederic Clerc)により
発行された「マイクロテイップ三色蛍光スクリーン(M
icrotip Trichromatic Fluo
rescent Screen)」と題する米国特許第
5,225,820号。これらの特許は、本明細書に組
み入れられている。
【0007】本発明は、電子放出によって引き出される
過電流に抗する安定抵抗を提供する抵抗層の使用に関す
る。先行技術には、このような安定抵抗作用を提供する
ために2つの調査研究がある。縦型(vertica
l)抵抗器調査研究は、米国特許第4,940,916
号に開示され、かつ本明細書の図1に関連して論じられ
る。横型(lateral)抵抗器調査研究は、米国特
許第5,194,780号に開示され、かつ本発明の図
2A及び2Bにおいて論じられる。
【0008】まず、図1を参照すると、米国特許第4,
940,916号に開示された型式のものであると云え
る図解例としての先行技術の電界放出扁平パネルディス
プレイデバイスの部分が断面図に示されている。この実
施例において、電界放出装置は放出器板に面して陰極ル
ミネセンス燐被覆を有する陽極板を含み、燐被覆はその
励起と反対側から観察される。
【0009】特に、図1の図解例としての先行技術の縦
型抵抗器電界放出装置は、陰極ルミネセンス陽極板10
及び電子放出器(又は陰極)板12を含む。放出器板1
2の陰極部分は、絶縁基板18上に形成された導電層1
5、導電層15を覆って形成された抵抗層16、及び抵
抗層16上に形成された多数の導電マイクロティップ放
出器14を含む。
【0010】ゲート電極は、抵抗層16にかぶさる絶縁
層20上に堆積される導電層、すなわち、ゲート電極層
22を含む。マイクロティップ放出器14はコーン形状
を呈し、これらのコーンはゲート電極層22及び絶縁層
20を貫通する開口34内に形成される。ゲート電極層
22及び絶縁層20の厚さは、各マイクロティップ放射
器14の頂上がゲート電極22と概ね同じレベルにある
ように選択される。ゲート電極層22は放出器板12の
表面を横切る導電帯の行として配置され、導電層15は
放出器板12の表面を横切る導電帯の列として配置さ
れ、ゲート電極層22の行は導電層15の列と直交し、
それによって画素に相当する行と列との交差点において
マイクロテイップ放出器14のマトリックスアドレス指
定選択を可能にする。
【0011】陽極板10は、ゲート電極層22に面し
て、かつこれに平行に位置決めされた透明平坦支持板2
6上に堆積された導電薄膜28を含み、導電薄膜28
は、ゲート電極層22に直面する支持板26の面上に堆
積される。導電薄膜28は、支持板26の表面を横切る
連続被覆の形でよいが、代替的に、米国特許第5,22
5,820号に教示されているように、支持板26の表
面を横切る3系列(sreies)の並列導電帯を含む
電気的に絶縁されたストライプの形であってもよい。陽
極板10は、また、ゲート電極層22に直面する、かつ
これの直ぐ近傍にあるように導電薄膜28を覆って堆積
された陰極ルミネセンス燐被覆24を含む。米国特許第
5,225,820号において、各系列の導電帯は、三
原色の赤、青及び緑の1つで発光する燐被覆を施され
る。
【0012】上述の構造の1つ以上のマイクロティップ
放出器14は、ゲート電極層22に対して陰極として機
能する導電層15に、電圧源30を介して負電位を印加
することによって附勢され、それによって電界を誘導し
この電界がマイクロティップ放出器14から電子を引き
出す。その自由電子は、ゲート電極層22と導電薄膜2
8との間に結合された電圧源32からの概ね高い正電圧
の印加によって正バイアスされて、陽極として機能する
陽極板10へ向けて加速される。導電薄膜28、すなわ
ち、陽極導体へ向けて吸引されるこれらの電子からのエ
ネルギーは燐被覆24に転送されてルミネセンスを生じ
る。電子電荷は、燐被覆24から導電薄膜28へ転送さ
れて、電圧源32への電気回路を完成する。
【0013】抵抗層の目的は、各マイクロティップ放出
器内の過電流に抗する安定抵抗を提供し、その結果、電
子放出を均一化することである。電界放出デバイスの応
用がディスプレイスクリーン上の画素の励起である場合
には、抵抗層は過剰光輝スポットを除去することを可能
ならしめる。抵抗層は、また、電流を制限することによ
ってマイクロティップ放出器での絶縁破壊の危険を減少
させ、かつそれゆえ行と列との間の短絡の出現を防止す
ることを可能ならしめる。最後に、抵抗層は、少数のマ
イクロティップ放出器のゲート電極層との短絡を許す
が、この短絡回路内の極く制限された漏れ電流は陰極導
体の残りの部分に影響しないはずである。
【0014】米国特許第4,940,916号は、約1
から10Ωcmの範囲の抵抗率を有する抵抗層と
して使用される材料を推奨した。特に、同上特許は、I
、SnO、Fe、ZnO及びドープト
形のシリコンを含む群の中から選択された材料で抵抗層
を形成すことを推奨した。
【0015】残念ながら、マイクロティップ放射器とゲ
ート電極との間の短絡の発生によって起こされる問題
は、米国特許第4,940,916号に説明された型式
のデバイスによっては満足な仕方で解決されない。1つ
の粒子がマイクロティップ放出器をゲート電極層と短絡
させるとき、ゲート電極層と陰極導体との間に印加され
る電圧(約70〜100V)の全ては、抵抗材料被覆の
端子へ転送される。数億のマイクロティップ放出器を有
することがあるディスプレイパネル内に事実上不可避的
であるこの型式の少数の短絡を許容するために、抵抗材
料被覆は約100Vの電圧に耐えることができなければ
ならず、この被覆の厚さが2μmを超えることを要求す
る。そうでなければ、熱作用から破壊を招き、ゲート電
極層と陰極導体との間に完全な短絡が出現して、その電
子放出源を使用不能にするであろう。しかしながら、2
μm程の被覆は、[ピンホール」又はその他の欠陥をど
うしても生じ、これが陰極導体とマイクロティップ放射
器との間の抵抗材料被覆の破壊を起こさせることにな
る。
【0016】米国特許第5,194,780号に開示さ
れた型式のものであると云える電界放出デバイス用改善
先行技術の横型抵抗器陰極構造が、図2A及び2Bに、
それぞれ、断面図及び平面図で図解されている。マイク
ロティップ放出陰極電子源が同上特許に開示されてお
り、メッシュ構造内に形成されている陰極導体及びゲー
ト導体のいずれかを含み、マイクロティップ放出器はメ
ッシュ間隔内にマトリックス配置に抵抗層上に形成され
る。
【0017】特に、図2A及び2Bの図解例としての電
界放出装置40は、ガラス基板46上のオプショナル薄
いシリカ絶縁層44上に形成されたメッシュ構造を有す
る陰極導体42を含む。導体42及び絶縁層44を覆っ
て形成された抵抗層48は、多数の導電マイクロティッ
プ放出器50を支持する。導電層52を含むゲート電極
は、抵抗層48にかぶさる絶縁層54上に堆積される。
マイクロティップ放出器50はコーンの形を呈し、これ
らのコーンは導電層52及び絶縁層54を貫通する開口
56内で抵抗層48上に形成される。導電層52は電界
放出装置40の表面を横切る導電帯の行として配置さ
れ、陰極導体42を含むメッシュ構造は電界放出装置4
0の表面を横切る導電帯の列として配置され、それによ
って画素に相当する行と列との交差点においてマイクロ
ティップ放出器50のマトリックスアドレス指定を可能
にする。
【0018】この配置は、抵抗層の厚さを増すことな
く、電界放出マイクロティップ放出器の破壊抵抗を改善
する。陰極導体(及びゲート導体のいずれか)の開示さ
れたこのメッシュ状構造は、米国特許第5,194,7
80号の陰極導体と抵抗材料被覆とが同じ面内に概ね存
在することを可能にする。この構成において、破壊抵抗
は、抵抗材料被覆の厚さ内の欠陥にもはや影響されず、
むしろ、陰極導体をマイクロティップ放出器から横方向
に分離する抵抗材料被覆が過電流に抗する安定抵抗を提
供する。したがって、この配置は、破壊を防止するため
に妥当である陰極導体とマイクロティップ放出器との間
の距離を維持する一方、なお抵抗性被覆を施すことによ
って与えられる均一効果を保持するのに充分である。
【0019】上述の先行技術のデバイスにおいては、各
マイクロティップ放出器は、抵抗層の頂上に位置決めさ
れている。米国特許第4,940,916号において
は、抵抗層の厚さ、すなわち、縦寸法は過電流に抗する
安定抵抗を提供する。米国特許第5,194,780号
においては、抵抗層に沿う横方向間隔が安定抵抗を提供
する。その安定抵抗は、最も電流を引き出すマイクロテ
ィップ放出器が最も大きい抵抗降下を有し、それゆえテ
ィップ当たり電流を減少させる具合に作用するとと云う
ような抵抗降下の形を取る。これら両特許の安定抵抗配
置の等価回路は、電界放出電流を制限する個々のバッフ
ァ抵抗器に直列に各マイクロティップ放出器を有するで
あろう。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2B
を調べると直感的に認めることができるように、マイク
ロティップ放出器50と陰極メッシュ構造42との間の
安定抵抗は、アレイ内の個々のマイクロティップ放出器
50の位置と共に変動する。4×4アレイを含む図解の
配置においては、このアレイの隅のマイクロティップ放
出器50はこのアレイの側部にあるマイクロティップ
放出器50より低い安定抵抗を有することになり、後
者の放出器は、立ち代わって、アレイの内部のマイクロ
ティップ放出器50よりも低い安定抵抗を有する。マ
イクロティップ放出器間の安定抵抗の差異の影響は、ア
レイの寸法が増大するに従ってより著しくなり、5×5
又は6×6のアレイの場合に1つ以上の内部マイクロテ
ィップ放出器における電位が実質的電子放出を刺激する
には充分でなくなる点にまで達することになる。それゆ
え、全てのマイクロティップ放出器が概ね等電位にある
ことを可能にする配置が望まれる。
【0021】しかしながら、このような配置は、そのシ
ステムの物理的及び電気的要件の制約内に納まっていな
ければならない。第1に、過電流が故障マイクロティッ
プ放出器によって使用されることを防止するために導電
メッシュ構造から各マイクロティップ放出器までの距離
を比較的大きく維持しなければならない、すなわち、高
抵抗路をメッシュ構造と各マイクロティップ放出器との
間に維持しなればならない。第2に、最適設計によっ
て、各マイクロティップ放出器が等放出特性及び等劣化
特性を持つように、導電メッシュ構造から各マイクロテ
ィップ放出器へ同等の距離を取ることを図る。
【0022】各マイクロティップ放出器から導電メッシ
ュ構造へ等距離を取ることへの要求に反して、可能な限
り多くのマイクロティップ放出器を小さい面積内に詰め
込み、それによって各マイクロティップ放出器からの放
出電流を減少させることへの要求がある。高密度詰込み
への要求を、マイクロティップ放出器の大きなクラスタ
を持つことによって最善に実現させることができ、その
極端な場合は、終極的ディスプレイ画素寸法を有するマ
イクロティップ放出器の完全アレイである。残念なが
ら、クラスタが大きくなればなる程、導電陰極メッシュ
までの抵抗路差に起因するマイクロティップ放出器から
放出器への放出の変動が大きくなる。
【0023】上述の観点から、各マイクロティップ放出
器からの電子放出の均一性を改善することによってマイ
クロティップ放出器の各アレイ内の過電流に抗する安定
抵抗を提供する一方、また放出器構造上マイクロチップ
放出器の高密度を可能にする電界放出扁平パネルディス
プレイデバイス内使用改善放出器構造への要求が存在す
ることは、明らかである。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の原理に従い、メ
ッシュ間隔を区画する導電メッシュ構造、及びメッシュ
構造から横方向に間隔を取ったかつメッシュ間隔内の中
央領域を占める導電板を含む電子放出装置がここに開示
される。この装置は、更に、メッシュ構造及び導電板と
電気的接触している抵抗層、及びこの中央領域に設置さ
れた複数のマイクロティップ放出器を含む。
【0025】更に、本発明により、絶縁基板、絶縁基板
上のメッシュ構造として形成された導体、メッシュ間隔
を画定するこのメッシュ構造、及びメッシュ間隔内の面
積を占める絶縁基板上の導電板を含む電子放出装置が開
示される。この装置は、また、メッシュ構造及び導電板
にかぶさる基板上の抵抗層を含む。この装置は、更に、
抵抗層上の電気絶縁層、及びこの絶縁層上の導電層を含
み、導電層はこれに形成され、かつ絶縁層を貫通する複
数の開口を有する。最後に、この装置は、抵抗層上のマ
イクロティップ放出器を含み、各マイクロティップ放出
器は導電層内の開口のうちの相当する1つ内に形成され
る。
【0026】なお更に、本発明による電子放出装置の製
造方法が開示される。この方法は、次のステップを含
む。すなわち、絶縁基板を準備するステップ、基板上に
第1導電層を堆積し、かつこれからメッシュ構造及び導
電板を形成し、導電板が前記メッシュ構造によって区画
されたメツシュ間隔内に形成される、同形成するステッ
プ、メッシュ構造と導電板とにかぶせて基板上に電気抵
抗層を形成するステップ、抵抗層上に電気絶縁層を形成
するステップ、絶縁層上に第2導体層を形成するステッ
プ、導体板を覆って第2導体層内に開口を形成するステ
ップであって、これらの開口が絶縁層を貫通する、これ
ら開口を同形成するステップ、及び抵抗層上にマイクロ
ティップ放出器を形成するステップであって、各マイク
ロティップ放出器が第2導体層内の開口のうちの相当す
る1つ内に形成される、これら放出器を同形成するステ
ップ。
【0027】
【発明の実施の形態】いま、図3を参照すると、本発明
の第1実施例による図解例としての電界放出扁平パネル
ディスプレイデバイスの放出器板60が断面図で示され
ている。特に、図3の放出器板60は、基板66を含
み、この基板はオプショナル薄い絶縁層64をかぶせら
れる。絶縁層64は、後続層の基板66への接着を助長
し、かつ基板66から後続層への不純物の拡散を制限す
るために含まれる。抵抗材料被覆、すなわち、抵抗層6
8は絶縁層64にかぶさり、及び導電メッシュ構造62
は、米国特許第5,194,780号に説明された型式
のものと類似であってよく、抵抗層68を覆って形成さ
れ、導電メッシュ構造62はその中に囲ってメッシュ間
隔を区画する。
【0028】本発明により、導電板78が、また、導体
メッシュ構造62によって区画されるメッシュ間隔内で
抵抗層68の頂面に形成される。絶縁層74は、抵抗層
68、メッシュ構造62、及び導電板78を覆い、及び
導電層72が絶縁層74にかぶさる。マイクロティップ
放出器70は、図解例としてコーンの形を呈し、導電層
72及び絶縁層74を貫通して導電板78に達する開口
76内で導電板78の上面に形成される。
【0029】マイクロティップ放出器70からの電子放
出は、陰極として機能する導電メッシュ構造62の導体
に第1電位を印加し、かつゲート電極として機能する導
電層72により正の第2電位を印加することによって刺
激される。この構成で以て、マイクロティップ放出器7
0の全ては、導体板78へのそれらの電気接続によって
等電位にあることになり、したがって、それらの放出特
性は先行技術の調査研究よりも実質的に遥かに均一であ
ることになる。
【0030】図3によって提供された眺めは、放出器板
60の小部分しか図解していない。実際には、マイクロ
ティップ放出器70は、典型的に、図2Bに示されたア
レイに形成される。更に、放出器板60はこのディスプ
レイの個々の画素を選択する目的のために、好適には、
行と列のマトリックスに配置される。例として、ゲート
電極を含む導電層72は、放出器板60の表面を横切る
導電帯の行として配置されてよく、及び陰極導体を含む
導電メッシュ構造62が放出器板60の表面を横切る導
電帯の列として配置されてよく、導電層72の行は、典
型的に、メッシュ構造62の列と直交し、それによっ
て、画素に相当する行と列との交差点においてマイクロ
ティップ放出器70のマトリックスアドレス指定を可能
にする。
【0031】図解例として、基板66はガラスを含んで
よく、絶縁層64は約50nmの厚さを有する二酸化シ
リコン(SiO)を含んでよい。抵抗層68は約0.
5から2.0μmの厚さを有するアモルファスシリコン
(α−Si)を含んでよく、絶縁層74は約1.0μm
の厚さを有するSiOを含んでよい。導電メッシュ構
造62は、アルミニウム、モリブデン、クロム、ニオ
ブ、又はこれらに類似の物質で作られてよく、約4μm
の幅かつ約0.2μmの厚さを有する。導電板78は、
上述の導電金属導体のどれかを含んでよく、かつ約0.
2μmの厚さを有する。導電層72はニオブで作られて
よく、かつ約0.4μmの厚さを有し、導電層72内の
開口76の直径は典型的に1.4μmであってよい。マ
イクロティップ放出器70は、典型的にモリブデンから
作られ、かつそれらの頂上が導体層72の上面と概ね同
じレベルにあるように形成される。
【0032】本発明により放出器板60を製造する方法
は、次のステップを含むと云える。すなわち、絶縁基板
66を準備するステップ、基板66上にSiO層64
を堆積するステップ、層64を覆って電気抵抗層68を
形成するステップ、抵抗層68上に導電層を堆積し、か
つこれから導電メッシュ構造62及びメッシュ構造62
の導体によって区画されたメッシュ間隔内の導電板78
を、典型的にホトリソグラフィー及びエッチングプロセ
スによって、形成するステップ、抵抗層68、メッシュ
構造62、及び導電板78にかぶせて電気絶縁層74を
形成するステップ、絶縁層74を覆って導体層72を形
成するステップ、導体板78を覆って導体層72内に複
数の開口76を形成するステップであって、開口76が
絶縁層74を貫通して導電板78まで達する、開口76
を同形成するステップ、及び導電板78上にマイクロテ
ィップ放出器70を形成するステップであって、各マイ
クロティップ放出器70が導電層72内の開口76のう
ちの相当する1つ内に形成される、放出器70を同形成
するステップ。
【0033】上述の方法は、次の図解例としてのプロセ
スを参照することによって更に完全に理解されると云っ
てよい。ガラス基板66は、典型的に、SiOの薄い
絶縁層64を被覆され、これは50nmの厚さにスパッ
タ堆積されてよい。抵抗層68が、アモルファスシリコ
ン(α−Si)をSiO層64上へ約500〜200
0nmの厚さにスパッタリングすることによって付加さ
れる。代替的に、アモルファスシリコンを気相化学成長
(CVD)プロセスによって堆積してもよい。
【0034】典型的に、アルミニウム、モリブデン、ク
ロム、又はニオブを含んでよい導電層が、約200nm
の厚さに抵抗層98覆って堆積される。ホトレジスト層
が、約1000nmの厚さにこの導体層を覆ってスピン
オン(spin on)される。パターンマスクが、こ
の感光ホトレジスト層を覆って堆積され、ホトレジスト
層の所望部分を露光させ、それによって導電メッシュ構
造62及び導電板78を区画する。図解例としてのポジ
ホトレジストの場合、露光領域は現像ステップ中に除去
され、このステップはアルカリ性又は塩基性化学現像剤
内でこの集合をソーキング(soaking)すること
を含んでよい。現像剤は、露光した不要ホトレジスト領
域を除去する。次いで、導電層の露光領域が、典型的
に、六弗化硫黄(SF)を使用する反応イオンエッヂ
ング(RIE)プロセスによって除去される。アルミニ
ウム導電層の場合、エッチング剤は、三塩化硼素(BC
)を含んでよい。残りのホトレジストは、半導体製
造プロセスにおいて知られている酸素プラズマ内ドライ
アッシング(dry ashing)又はストリッピン
グ溶液によって除去され、抵抗層68上に導電メシュ構
造62及び導電板78を残す。
【0035】図解例としてのSiOを含む絶縁層74
が、抵抗層68、導電メッシュ構造62、及び導電板7
8を覆って約1000nmの厚さに堆積される。第2導
電層72は、典型的にアルミニウム、モリブデン、クロ
ム、又はニオブでよく、典型的に、電子ビーム蒸着によ
って約400nmの厚さに絶縁層74を覆って堆積され
る。ホトレジスト層が、約1000nmの厚さに導電層
72を覆ってスピンオンされる。パターンマスクが、こ
の感光ホトレジストを覆って堆積され、ホトレジストの
所望領域を露光させ、それによって、導電板78を直接
覆って位置決めされる開口76のアレイを区画する。図
解例としてのポジホトレジストの場合、露光したホトレ
ジストの領域は、現像ステップ中に除去される。次い
で、開口76を含む、第2導電層72の覆われていない
領域が、典型的に、六弗化硫黄(SF)を使用する反
応イオンエッチング(RIE)プロセスによって除去さ
れる。アルミニウム導電層の場合、エッチング剤は、三
塩化硼素(BCl)を含んでよい。
【0036】次いで、導電層72が、絶縁層74内に開
口76を導電板78まで達するようにCFのようなエ
ッチング剤で以てドライエッチングするためのマスクと
して使用されてよい。次いで、絶縁層74が、希釈(緩
衝)HFを使用する後続ウェットエッチングプロセスに
よってアンダカット(undercutting)され
てよい。絶縁層74のこのアンダカットは、マイクロテ
ィップ放出器70(陰極)と導電層72(ゲート電極)
との間の短絡を除去することを助援し、及び扁平パネル
ディスプレイの製造における後続ステップでのより良好
なマイクロティップ放出器形成を容易にすると云ってよ
い。次いで、ホトレジスト層54の残りが、酸素プラズ
マドライエッチングプロセス又は市販のストリップ剤溶
液によって除去されると云える。
【0037】マイクロティップ放出器70を形成するプ
ロセスは、米国特許第4,857,161号に説明され
た方法に従ってよい。マイクロティップ放出器70は、
構造表面に対する視射角での真空蒸着によって、例え
ば、ニッケルを含む分割層(parting laye
r)を堆積させることによって形成され、このようにし
て、この分割層材料が絶縁層74の開口の内壁に堆積し
ないことを保証する。これに続いて、例えば、モリブデ
ンを含む導電被覆の、概ね垂直入射方向での完全構造上
への堆積が行われ、それによって開口76内にコーン形
状のマイクロティップ放出器70を形成する。次いで、
ニッケル分割層は、電気化学プロセスによって選択溶解
されて、開口を施された導電層72を露出させ、マイク
ロティップ放出器70を出現させる。
【0038】図4及び図5に関する後続文段において、
図3に関して既に説明されたものと同等の要素は同一符
号を付けられている。図3に関して既に説明されたもの
と構造上類似しておりかつ同等の機能を遂行する要素
は、それらの対応する要素の符号にダッシュ又は二重ダ
ッシュを添えたものを付けられている。
【0039】図4を参照すると、本発明の第2実施例に
よる図解例としての電界放出扁平パネルディスプレイデ
バイスの放出器板60′が断面図で示されている。特
に、図4の放出器板60′は、基板66′を含みこれは
任意の薄い絶縁層64′をかぶせられる。導電メッシュ
構造62′は、米国特許第5,194,780号に説明
された型式のものと類似であってよく、絶縁層64を覆
って形成され、メッシュ構造62′の配置はその中に囲
ってメッシュ間隔を区画する。抵抗材料被覆、すなわ
ち、抵抗層68′が絶縁層64及び導電メッシュ構造6
2′にかぶさる。
【0040】本発明により、導電板78が、また、メッ
シュ構造62′によって区画されるメッシュ間隔内で抵
抗層68′の頂面に形成される。絶縁層74′は、抵抗
層68′、導電板78にかぶさり、及び導電層72が絶
縁層74′にかぶさる。マイクロティップ放出器70
は、図解例としてコーンの形を呈し、導電層72及び絶
縁層74′を貫通して導電板78に達する開口76内で
導電板78の上面に形成される。
【0041】本発明により放出器板60′を製造する方
法は、次のステップを含むと云える。すなわち、絶縁基
板66を準備するステップ、基板66上にSiO層6
4を堆積するステップ、層64上に導電層を堆積し、か
つこれから導電メッシュ構造62′を、典型的にホトリ
ソグラフィー及びエッチングプロセスによって、形成す
るステップ、SiO層64を覆って及び導電メッシュ
構造62′を覆って電気抵抗層68′を形成するステッ
プ、抵抗層68′上に導電層を堆積し、かつこの導電層
からメッシュ構造62′によって区画されるメッシュ間
隔内の導電板78を、典型的にホトリソグラフィー及び
エッチングプロセスによって、形成するステップ、抵抗
層68′上及び導電板78上に電気絶縁層74′を形成
するステップ、絶縁層74′上に導電層72を形成する
ステップ、導電板78を覆って導電層72内に複数の開
口76を形成するステップであって、開口76が絶縁層
74′を貫通して導電板78に達する、開口76を同形
成するステップ、及び導電板78上にマイクロティップ
放出器70を形成するステップであって、各マイクロテ
ィップ放出器70が導体層72内の開口76のうちの1
つ内に形成される、放出器70を同形成するステップ。
放出器板60′の図解例の材料、寸法の詳細、及び層、
構造、開口、並びにマイクロティップ放出器を形成する
図解例の方法は、放出器板60についての上述の製造プ
ロセスの理解から容易に決定されると云ってよい。
【0042】図5を参照すると、本発明の第3実施例に
よる図解例としての電界放出扁平パネルディスプレイデ
バイスの放出器板60″が断面図で示されている。特
に、図5の放出器板60″は、基板66を含みこれは任
意の薄い絶縁層64をかぶせられる。導電メッシュ構造
62″は、米国特許第5,194,780号に説明され
た型式のものと類似であってよく、絶縁層64上に形成
され、メッシュ構造62″の配置はその中に囲ってメッ
シュ間隔を区画する。
【0043】本発明により、導電板78″が、また、メ
ッシュ構造62″によって区画されるメッシュ間隔内で
絶縁層64上に形成される。メッシュ構造62″と導電
板78″とを分離する領域内で絶縁層64に抵抗層6
8″がかぶさる。絶縁層74″が、抵抗層68″、導電
メッシュ構造62″、及び導電板78″を覆い、及び導
電層72が絶縁層74″にかぶさる。マイクロティップ
放出器70は、図解例としてコーンの形を呈し、導電層
72及び絶縁層74″を貫通して導電板78″に達する
開口76内で導電板78″の上面に形成される。
【0044】本発明により放出器板60″を製造する方
法は、次のステップを含むと云える。すなわち、絶縁基
板66を準備するステップ、基板66上にSiO層6
4を堆積するステップ、層64上に導電層を堆積し、か
つこれから導電メッシュ構造62″及び導電メッシュ6
2″によって区画される間隔内の導電板78″を、典型
的にホトリソグラフィー及びエッチングプロセスによっ
て形成するステップ、メッシュ構造62″と導電板7
8″とを分離する領域内で層64上に抵抗層68″を形
成するステップ、抵抗層68″、メッシュ構造62″、
及び導電板78″上に電気絶縁層74″を形成するステ
ップ、絶縁像74″上に導電層72を形成するステッ
プ、導電板78″を覆って導電層72内に複数の開口7
6を形成するステップであって、開口76が絶縁層7
4″を貫通して導電板78″に達する、開口76を同形
成するステップ、導電板78″上にマイクロティップ放
出器70を形成するステップであって、各マイクロティ
ップ放出器70が導電層72内の開口76のうちの1つ
内に形成される、放出器70を同形成するステップ。放
出器板60″の図解例の材料、寸法の詳細、並びに層、
構造、開口、及びマイクロティップ放出器を形成する図
解例の方法は、放出器板60についての上述の製造プロ
セスの理解から容易に決定されると云ってよい。
【0045】図10を参照すると、本発明の第4実施例
による図解例としての電界放出扁平パネルディスプレイ
デバイスの放出器板61が断面図で示されている。特
に、図10の放出器板61は、基板66を含みこれは任
意の薄い絶縁層64をかぶせられる。導電メッシュ構造
63は、米国特許第5,194,780号に説明された
型式のものと類似であってよく、絶縁層64上に形成さ
れ、メッシュ構造63の配置はその中に囲ってメッシュ
間隔を区画する。
【0046】本発明により、導電板79が、また、メッ
シュ構造63によって区画されるメッシュ間隔内で絶縁
層64上に形成される。抵抗材料被覆、すなわち、抵抗
層69が、絶縁層64、導電メッシュ構造63、及び導
電板79にかぶさる。絶縁層75が抵抗層69を覆い、
及び導電層72が絶縁層75にかぶさる。開口76が、
導電層72及び絶縁層75を貫通して導電板79の上面
に達するように形成される。開口76は、導電板79の
直上のメッシュ構造63のメッシュ間隔内に形成され
る。マイクロティップ放出器70は、図解例としてコー
ンの形を呈し、開口76内で抵抗層69の上面に形成さ
れる。
【0047】この配置において、導電メッシュ構造63
は陰極を含み、及び導電層72は電界放出器板61のゲ
ート電極を含む。マイクロティップ放出器70からの電
子放出は、導電層72の電位に対して正である電位を導
電メッシュ構造63に印加することによって達成され
る。
【0048】図10に示された構造は、マイクロティッ
プ放出器70と導電板79との間の抵抗層69の1μm
の典型的厚さ寸法、及び各導電板79と導電メッシュ構
造63との間の5μmの典型的横方向間隔を含んでよ
い。それゆえ、図10の配置は、各マイクロティップ放
出器70とその下の各導電板79との間に比較的小さい
縦安定抵抗を、及び導電板79と導電メッシュ構造63
との間にかなり大きい横安定対抗を提供する。
【0049】本発明により放出器板61を製造する方法
は、次のステップを含むと云える。すなわち、絶縁基板
66を準備するステップ、基板66上にSiO層64
を堆積するステップ、層64上に図解例としてのアルミ
ニウム、クロム、モリブデン、又はニオブの導電層を堆
積し、かつこれから導電メッシュ構造63及び導電メッ
シュ63によって区画される間隔内の導電板79を、典
型的にホトリソグラフイー及びエッチングプロセスによ
って、形成するステップ、メッシュ構造63及び導電板
79にかぶさる層64上に図解例としてのアモルファス
シリコンの抵抗層69を形成するステップ、抵抗層69
上に電気絶縁層75を形成するステップ、絶縁層75上
に図解例としてのニオブの導電層を堆積し、かつこれか
ら行導体72を、典型的にホトリソグラフィー及びエッ
チングプロセスによって、形成するステップ、導電板7
9を覆って行導体72内に複数の開口76を形成するス
テップであって、開口76が絶縁層75を貫通して抵抗
層69に達する、開口76を同形成するステップ、抵抗
層69上に図解例としてのモリブデンのマイクロティッ
プ放出器70を形成するステップであって、各マイクロ
ティップ放出器70が行導体72内の開口76のうちの
1つ内に形成される、放出器70を同形成するステッ
プ。放出器板61の図解例の材料、寸法の詳細、並びに
層、構造、開口、及びマイクロティップ放出器を形成す
る図解例の方法は、放出器板60についての上述の製造
プロセスの理解から容易に決定されると云ってよい。
【0050】いま、図6を参照すると、図3、図4、及
び図5に図解された本発明の実施例による放出器クラス
タの第1配置の平面図が示されている。図6によって示
された眺めは、導電層72を備えかつ絶縁層74を除去
された図3の実施例によって表現されるであろうものと
類似している。図6は、導体メッシュ構造80、メッシ
ュ構造80によって形成されたメッシュ間隔内の導電板
82、導電板82の各々上の複数のマイクロティップ放
出器84、及びメッシュ構造80と導電板82との間の
間隔内の抵抗材料領域86を描いている。この図解の実
施例において、マイクロティップ放出器84は、導電板
82上に4×4のアレイとして形成され、導電板82の
全ては同数のマイクロティップ放出器84を含む。
【0051】この実施例において、導電板82上のマイ
クロティップ放出器84の数にかかわらず、メッシュ構
造80と導電板82上の各マイクロティップ放出器84
との間に等抵抗が存在する。その抵抗値は、導電板82
の側長、導電板82とメッシュ構造80との間の距離、
及び領域86内の材料の面積抵抗によって決定される。
それゆえ、単一導電板82上の各マイクロティップ放出
器84は、その導電板82上のその位置にかかわらず、
等電位にあり、概ね等放出特性及び等劣化特性を表示す
るはずである。
【0052】図7を参照すると、本発明の実施例による
放出器クラスタの第2配置の平面図が示されている。図
6のそれと類似の視点において、図7の眺めは、導電メ
ッシュ構造90、メッシュ構造90によって形成された
メッシュ間隔の各々内の4つの導電板92、導電板92
の各々上の複数のマイクロティップ放出器94、メッシ
ュ構造90と導電板92との間の間隔内の抵抗材料領域
96を図解する。この図解の実施例において、マイクロ
ティップ放出器94は、導電板92上に4×4のアレイ
として形成され、導電板92の全ては同数のマイクロテ
ィップ放出器94を含む。
【0053】導電板92がメッシュ構造90から等抵抗
路を有するように導電板92がメッシュ構造90のメッ
シュ間隔内に対称に位置決めされていることは、容易に
認められる。それゆえ、導電板92上のマイクロティッ
プ放出器94の数にかかわらず、メッシュ構造90と導
電板92上の各マイクロティップ放出器94との間に等
抵抗が存在し、その抵抗値は、メッシュ構造90近傍の
導電板92の側長、導電板92とメッシュ構造90との
間の距離、及び領域96内の材料の面積抵抗によって決
定される。それゆえ、導電板92上の各マイクロテイッ
プ放出器94は、その導電板92上のその位置にかかわ
らず、等電位にあり、概ね等放出特性及び等劣化特性を
表示するはずである。
【0054】図7の実施例は、図6の実施例に優るマイ
クロティップ放出器の高密度と云う利点を提供する。対
称構想のゆえに、各メッシュ間隔内の導電板92の全て
は、メッシュ構造90までの等抵抗路を有する。それゆ
え、導電板92の電圧レベルが浮動しても、これらは概
ね等しく、マイクロティップ放出器94の放出特性の変
動の結果としてのみ異なる。導電板間の間隔s及びs
は、最少であることができ、かつ導電板92とメッシ
ュ構造90との間の間隔s及びsよりも可なり小さ
く、後者の間隔はマイクロティップ放出器94の安定抵
抗を確立する。
【0055】(図6の)導電板82及び(図7の)導電
板92上のクラスタ化マイクロティップ放出器の数は、
設計上の選択である。上限は、比較的、希に起こるゲー
ト電極へのマイクロティップ放出器の短絡が、そのクラ
スタ内の全てのマイクロティップ放出器の短絡を起こす
ように影響し、そのクラスタのマイクロティップ放出器
のどれからも電子が放出されなくなる結果を持たらすと
云う認識の下に、故障マイクロティップ放出器の低い確
率によって部分的に決定される。他方、各導電板上のク
ラスタ化マイクロティップ放出器の大きな数は、各マイ
クロティップ放出器によって必要とされる総放出を減少
させるばかりでなく、クラスタ化マイクロティップ放出
器間の放出特性の変動の影響を最少化すると云う観点か
ら望ましい。
【0056】図6及び図7の実施例は2つの構成を提示
し、これらの構成において、導電メッシュ構造と導電板
の各々との間に等抵抗路を提供するように導電メッシュ
構造のメッシュ間隔内に導電板が位置決めされている
が、例えば、導電板の様々な形状、導電板と導電メッシ
ュ構造との間の様々な位置関係ような更に多くの構成を
構想してよく、これらの全てが図解の実施例と同じ又は
類似の利点を提供し、及びこれらの全てが本発明の原理
に沿うことが予想される。更に、ここに図解された正方
形間隔以外の、例えば、方形、三角形、又は六角形(蜂
の巣形)間隔のメッシュ構造である構成も本発明の原理
に反することなく使用されると云える。
【0057】いま、図8を参照すると、本発明の実施例
による導電列線に関する放出器クラスタの配置の平面図
が示されている。図6及び図7のそれと類似の視点にお
いて、図8の眺めは、ストライプ導体100、各々が相
当するストライプ導体100近旁の、かつこれから横方
向に間隔を取った複数の導電板102、導電板102の
各々上の複数のマイクロティップ放出器104、ストラ
イプ導体100と導電板102との間の間隔内の抵抗材
料領域106を図解する。図解されたように、ストライ
プ導体100は実質的に互いに平行であり、かつ2つの
導電板102によって互いに間隔を取っている。この図
解の実施例において、マイクロティップ放出器104
は、導電板102上に5×5のアレイとして形成されて
おり、導電板102の全ては同数のマイクロティップ放
出器104を含む。
【0058】マイクロティップ放出器104のクラスタ
へ搬送される電流は、ストライプ導体100と導電板1
02との間の抵抗材料領域又は抵抗層106によって形
成される薄膜抵抗器の抵抗値の関数である。図解例にお
いては、この抵抗値は、領域106の面積抵抗、寸法
L、すなわち、導電板102と導電ストライプ100と
の間の距離に正比例し、かつ寸法W、すなわち、ストラ
イプ導体100近傍の導電板102の幅に逆比例する。
隣合う導電板102間の小さい間隔s及びsの効果
は、図7の実施例に関して論じられたのと類似している
が、図8の実施例においては導電板102の密度が高め
られると云う利点が追加される。
【0059】図7、図8、図9、及び図11の実施例、
及びいくらか程度は少ないが図3〜図5、図6、及び図
10の実施例に関して説明された配置は、いくつかの設
計と材料とのトレードオフ決定を通してディスプレイ画
素内マイクロティップ放出器の密度を向上させる。第1
に、クラスタ間隔、すなわち、間隔sからsは、2
μmを超えるように作られて映写焼付けプリント技術の
使用を許すことができ、又は2μmより小さく作られて
ステッパプリント技術の使用を通してそのクラスタの詰
込みを最小化すると云える。第2に、これらのクラスタ
間隔は、2μmを超えるように作られて湿式化学手段に
よるそれらの導電層のエッチングを容易にすることで
き、又はプラズマエチング技術の使用を通してそのクラ
スタの詰込みを最小化すると云える。第3に、これらの
クラスタ間隔は、零値にセットされて、画素寸法によっ
てのみ制限される連続アレイを生成すると云える。第4
に、クラスタ抵抗器の長さ、すなわち、図8の寸法L、
すなわち、導電板102とストライプ導体100との間
の距離が、抵抗値に影響することなく、高い面積抵抗を
備える抵抗層、例えば、薄層又はより高ドープト(do
ped)材料の使用によって短縮されると云える。寸法
Lの長さの短縮は、もちろん、ストライプ導体100と
導電板102との間の絶縁破壊電界によって制限され
る。最後に、クラスタ抵抗器の値を、クラスタ抵抗器の
長さ、すなわち、寸法Lに影響することなく、寸法W、
すなわち、図8のストライプ導体100近傍の導電板1
02の幅を拡大することによって減少させることができ
る。
【0060】いま、図9を参照すると、本発明の放出器
クラスタ及び導電列線を含む画素の配置の平面図が示さ
れている。この配置は、ストライプ導体100及び、各
々が相当するストライプ導体の近旁の、かつこれから横
方向に間隔を取った複数の導電板102を含む列導体を
図解する。図解されているように、ストライプ導体10
0は、実質的に互いに平行であり、かつ2つの導電板1
02によって互いに隔てられている。これらのストライ
プ導体100は、それらの上端及び下端(ディスプレイ
の活性領域の外側)で、導電バス領域110によって接
合されている。ストライプ導体100は、行導体112
と交差しかつこれから電気絶縁され、行導体112は、
図解されたように、ストライプ導体100と直交してい
る。領域114はストライプ導体100と単一行導体1
12(ゲート電極)との交差点を含んでおり、ストライ
プ導体100はその各端(陰極)で単一バス領域110
によって接合さており、領域114は単一ディスプレイ
画素を表現する。ディスプレイ画素間の活性面積内の任
意の交差線導体116は、冗長及び電流分散用に付加さ
れることがある。
【0061】図8及び図9は、ストライプ導体と導電板
の各々との間に等抵抗路を提供するように導電板がスト
ライプ導体の近労に位置決めされている典型的構成を表
現しているが、例えば、導電板の様々な形状、導電板と
ストライプ導体との間の様々な位置関係ような更に多く
の構成を構想してよく、これらの全てが図解の実施例と
同じ又は類似の利点を提供し、及びこれらの全てが本発
明の原理に沿うことが予想される。
【0062】本発明により、図8及び図9の実施例の放
出器板を製造する方法は、次のステップを含むと云え
る。すなわち絶縁基板を準備するステップ、基板上にS
iO層を堆積するステップ、SiO層を覆って電気
抵抗層106を形成するステップ、抵抗層106上に導
電層を堆積し、かつこれから導電板102、ストライプ
導体100、バス領域110、及び(任意に)交差線導
体116を、典型的にホトリソグラフィー及びエッチン
グプロセスによって、形成するステップ、抵抗層10
6、導電板102、及びストライプ導体100にかぶさ
る電気絶縁層を形成するステップ、絶縁層上に導電層を
堆積し、かつこれから行導体112を、典型的にホトリ
ソグラフィー及びエッチングプロセスによって、形成す
るステップ、導電板102を覆って行導体112内に複
数の開口を形成するステップであって、これらの開口が
絶縁層を貫通して導電板102に達する、これら開口を
同形成するステップ、導電板102上にマイクロティッ
プ放出器104を形成するステップであって、各マイク
ロティップ放出器104が行導体112内の開口のうち
の1つ内に形成される、放出器104を同形成するステ
ップ。図8及び図9の放出器板の図解例の材料、寸法の
詳細、並びに層、構造、開口、及びマイクロティップ放
出器を形成する図解例の方法は、図3の放出器板60に
ついての上述の製造プロセスの理解から容易に決定され
ると云ってよい。
【0063】代替的に、本発明により、図8及び図9の
実施例の放出器板を製造する他の方法は、次のステップ
を含むと云える。すなわち、絶縁基板を準備するステッ
プ、基板上にSiO層を堆積するステップ、SiO
層上に導電層を堆積しかつこれからストライプ導体10
0及び(任意に)交差線導体116を、典型的にホトリ
ソグラフィー及びエッチングプロセスによって、形成す
るステップ、SiO層及びストライプ導体100を覆
って抵抗層106を形成し、かつこれから導電板102
を、典型的にホトリソグラフィー及びエッチングプロセ
スによって、形成するステップ、抵抗層106及び導電
板102にかぶさる電気絶縁層を形成するステップ、絶
縁層上に導電層を堆積しかつこれから行導体112を、
典型的にホトリソグラフィー及びエッチングプロセスに
よって、形成するステップ、導電板102を覆って行導
体112内に複数の開口を形成するステップであって、
これらの開口が絶縁層を貫通して導電板102に達す
る、これら開口を同形成するステップ、導電板102上
にマイクロティップ放出器104を形成するステップで
あって、各マイクロティップ放出器104が行導体11
2内の開口のうちの1つ内に形成される、放出器104
を同形成するステップ。
【0064】いま、図11を参照すると、本発明の実施
例による導電列線の近傍の放出器クラスタの第2配置を
実現する放出器板118の平面図が示されている。図1
0のそれと類似の視点において、図11の眺めは、任意
の薄い絶縁層122をかぶせられた基板120を図解す
る。紙面に垂直に延びる複数のストライプ導体124
は、複数の導電板128と同じように、絶縁層122上
に設置される。ストライプ導体124と導電板128と
の相対位置決めは、図8と同じであって、導電板128
は各々相当するストライプ導体124近旁にあり、かつ
これから横方向に間隔を取っている。抵抗材料被覆、す
なわち、抵抗層126が、絶縁層122、ストライプ導
体124、及び導電板128にかぶさる。絶縁層130
は抵抗層126を覆い、及び導電層132は絶縁層13
0にかぶさる。開口136は、導電層132及び絶縁層
130を貫通して抵抗材料被覆126の上面に達するよ
うに形成される。開口136は、導電板128の直上に
形成される。マイクロティップ放出器134は、図解例
としてコーンの形状を呈し、開口136内で抵抗層12
6の上面に形成される。
【0065】この配置において、ストライプ導体124
は陰極を含み、導電層132は放出器板118のゲート
電極を含む。ストライプ導体124からの電子放出は、
導電層132上の電位に対して正である電位をストライ
プ導体124に印加することによって達成される。
【0066】図11に示された構造は、マイクロティッ
プ放出器134と導電板128との間に1μmの典型的
厚さ寸法を、及び各導電板128とその近傍のストライ
プ導体124との間に5μmの典型的横方向間隔を含ん
でよい。それゆえ、図11の配置は、各マイクロティッ
プ放出器134とその下に導電板128との間に比較的
小さい縦安定抵抗を、及び各導電板128とその近傍の
ストライプ導体124との間に可なり大きい横安定抵抗
を提供する。
【0067】本発明により、放出器板118を製造する
方法は、次のステップを含むと云える。すなわち、絶縁
基板120を準備するステップ、基板120上にSiO
層122を堆積するステップ、SiO層122上に
図解例としてのアルミニウム、クロム、モリブデン、又
はニオブの導電層を堆積し、かつこれから図9に示され
た型式の導電板128、ストライプ導体124、バス領
域、及び交差線導体を、典型的にホトリソグラフィー及
びエツチングプロセスによって、形成するステップ、ス
トライプ導体124及び導電板128を覆って、図解例
としてのアモルファスシリコンの抵抗層126を形成す
るステップ、抵抗層126を覆って電気絶縁層130を
形成するステップ、絶縁層130上に図解例としてのモ
リブデンの導電層堆積し、かつこれから導電層、すなわ
ち、行導体132を、典型的にホトリソグラフィー及び
エッチングプロセスによって、形成するステップ、導電
板128を覆って行導体132内に複数の開口を形成す
るステップであって、これらの開口が絶縁層130を貫
通して抵抗層126に達する、これら開口を同形成する
ステップ、導電板126上に図解例としてのモリブデン
のマイクロティップ放出器134を形成するステップで
あって、各マイクロティップ放出器134が行導体13
2内の開口136のうちの1つ内に形成される、放出器
134を同形成するステップ。
【0068】本発明の原理がここの開示された構造及び
方法に特に関して説明されたが、種々の変形が企図され
ることが認められるであろう。本発明の範囲は、ここに
開示された特定の構造及び方法に限定されることを意図
するのではなく、添付の特許請求の範囲の及ぶ領域によ
って判断されるべきである。
【0069】以上の説明に関して更に次の項を開示す
る。
【0070】(1) メッシュ間隔を区画する導電メッ
シュ構造、前記導電メッシュ構造から横方向へ間隔を取
ったかつ前記メッシュ間隔内の中央領域を占める導電
板、前記メッシュ構造と前記導電板とに電気接触した抵
抗層、及び前記中央領域に設置された複数のマイクロテ
ィップ放出器を含む電子放出装置。
【0071】(2) 第1項記載の電子放出装置であっ
て、前記導電メッシュ構造と前記導電板と前記抵抗層と
から電気絶縁された導電層を更に含み、前記導電層が該
導電層内に開口を形成され、前記放出器の各々が前記導
電層内で前記開口のうちの相当する1つ内に形成され
る、電子放出装置。
【0072】(3) 第2項記載の電子放出装置であっ
て、前記導電メッシュ構造と前記導電層との間に電位を
印加する手段を更に含む電子放出装置。
【0073】(4) 第2項記載の電子放出装置におい
て、前記導電メッシュ構造が陰極を含み、かつ前記導電
層がゲート電極を含む、電子放出装置。
【0074】(5) 第2項記載の電子放出装置におい
て、前記開口がアレイとして前記導電層内に形成され
る、電子放出装置。
【0075】(6) 第2項記載の電子放出装置におい
て、前記導電層内の前記開口が全体的に円形であり、か
つ前記マイクロティップ放出器が全体的にコーン形状で
ある、電子放出装置。
【0076】(7) 第1項記載の電子放出装置におい
て、前記抵抗層がアモルファスシリコンを含む、電子放
出装置。
【0077】(8) 第1項記載の電子放出装置におい
て、前記マイクロティップ放出器がモリブデンを含む、
電子放出装置。
【0078】(9) 第1項記載の電子放出装置におい
て、前記導電板の材料がアルミニウム、クロム、モリブ
デン、及びニオブを含む群の中から選択される、電子放
出装置。
【0079】(10) 第1項記載の電子放出装置にお
いて、前記導電メッシュ構造の材料がアルミニウム、ク
ロム、モリブデン、及びニオブを含む群の中から選択さ
れる、電子放出装置。
【0080】(11) 第2項記載の電子放出装置にお
いて、前記導電層がニオブを含む、電子放出装置。
【0081】(12) 絶縁基板、前記基板上の導電メ
ッシュ構造、前記導電メッシュ構造によって形成された
メッシュ間隔内で前記基板上にありかつ前記メッシュ構
造から電気絶縁された導電板、前記導電板にかぶさるか
つ前記導電メッシュ構造と電気接触した抵抗層、及び前
記抵抗層上のかつ前記導電板の上方に設置された複数の
マイクロティップ放出器を含む電子放出装置。
【0082】(13) 第12項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電板と前記導電メッシュ構造との間の距
離が前記導電板にかぶさる前記抵抗層の厚さより実質的
に大きい、電子放出装置。
【0083】(14) 第12項記載の電子放出装置で
あって、前記抵抗層にかぶさるかつ前記抵抗層から電気
絶縁された導電層を更に含み、前記導電層が該導電層内
に開口を形成され、前記放出器の各々が前記導電層内の
前記開口のうちの相当する1つ内に形成される、電子放
出装置。
【0084】(15) 第14項記載の電子放出装置で
あって、前記導電メッシュ構造と前記導電層との間に電
位を印加する手段を更に含む電子放出装置。
【0085】(16) 第14項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電メッシュ構造が陰極を含み、かつ前記
導電層がゲート電極を含む、電子放出装置。
【0086】(17) 第14項記載の電子放出装置に
おいて、前記開口がアレイとして前記導電層内に形成さ
れる、電子放出装置。
【0087】(18) 第14項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電層内の前記開口が全体的に円形であ
り、かつ前記マイクロティップ放出器が全体的にコーン
形状である、電子放出装置。
【0088】(19) 第12項記載の電子放出装置に
おいて、前記抵抗層がアモルファスシリコンを含む、電
子放出装置。
【0089】(20) 第12項記載の電子放出装置に
おいて、前記マイクロティップ放出器がモリブデンを含
む、電子放出装置。
【0090】(21) 第12項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電板の材料がアルミニウム、クロム、モ
リブデン、及びニオブを含む群の中から選択される、電
子放出装置。
【0091】(22) 第12項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電メッシュ構造の材料がアルミニウム、
クロム、モリブデン、及びニオブを含む群の中から選択
される、電子放出装置。
【0092】(23) 第14項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電層がニオブを含む、電子放出装置。
【0093】(24) 絶縁基板、前記基板上にメッシ
ュ構造として形成された導体であって、前記メッシュ構
造がメッシュ間隔を画定する、前記導体、前記メッシュ
間隔内の面積を占める前記絶縁基板上の導電板、前記メ
ッシュ構造と前記導電板とにかぶさる前記基板上の電気
抵抗層、前記抵抗層上の電気絶縁層、前記絶縁層上の導
電層であって、該導電層内に形成されかつ前記絶縁層を
貫通する複数の開口を有する前記導電層、及び前記抵抗
層上の複数のマイクロティップ放出器であって、各前記
放出器が前記導電層内の前記開口のうちの相当する1つ
内に形成される前記マイクロティップ放出器を含む電子
放出装置。
【0094】(25) 第24項記載の電子放出装置に
おいて、前記メッシュ間隔の各々が実質的に正方形であ
る、電子放出装置。
【0095】(26) 第24項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電板の各々が同数の放出器を含む、電子
放出装置。
【0096】(27) 第24項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電板の各々が前記導体から実質的等間隔
を取る、電子放出装置。
【0097】(28) 第27項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電板の各々と前記導電メッシュ構造との
間の距離が前記導電板にかぶさる前記抵抗層の厚さより
実質的に大きい、電子放出装置。
【0098】(29) 第24項記載の電子放出装置に
おいて、前記放出器の各々が該放出器の近傍の前記導電
板への実質的等抵抗路を有する、電子放出装置。
【0099】(30) 第24項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電板の各々が前記導体への実質的等抵抗
路を有する、電子放出装置。
【0100】(31) 第30項記載の電子放出装置に
おいて、前記放出器の各々が該放出器の近傍の前記導電
板への実質的等抵抗路を有する、電子放出装置。
【0101】(32) 第31項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電板の各々と前記導体との間の抵抗路が
前記放出器の各々と該放出器の近傍の前記導電板との間
の抵抗路よりも実質的に長い、電子放出装置。
【0102】(33) 第24項記載の電子放出装置で
あって、前記導体と前記導電層との間に電位を印加する
手段を更に含む電子放出装置。
【0103】(34) 第24項記載の電子放出装置に
おいて、前記導体が陰極を含み、かつ前記導電層がゲー
ト電極を含む、電子放出装置。
【0104】(35) 絶縁基板を準備するステップ、 前記基板上に第1導電層を堆積し、かつ前記第1導電層
からメッシュ構造と導電板とを形成するステップであっ
て、前記導電板が前記メッシュ構造によって区画された
メッシュ間隔内に形成される、前記メッシュ構造と導電
板とを形成するステップ、前記メッシュ構造と前記導電
板とにかぶせて前記基板上に電気抵抗層を形成するステ
ップ、前記抵抗層上に電気絶縁層を形成するステップ、
前記絶縁層上に第2導電層を形成するステップ、前記導
体板を覆って前記第2導電層内に開口を形成するステッ
プであって、前記開口が前記絶縁層を貫通する、前記開
口を形成するステップ、及び前記抵抗層上にマイクロテ
ィップ放出器を形成するステップであって、各マイクロ
ティップ放出器が前記第2導電層内の前記開口のうちの
相当する1つ内に形成される、前記マイクロティップ放
出器を形成するステップを含む電子放出装置の製造方
法。
【0105】(36) 複数のマイクロティップ放出器
を導電板上に有する前記導電板、及び抵抗層によって前
記導電板から横方向に隔てられた導電メッシュ構造を含
む電子放出装置。
【0106】(37) 第36項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電板と前記導電メッシュ構造とが前記抵
抗層の同じ表面の近傍に位置決めされる、電子放出装
置。
【0107】(38) 第36項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電板と前記導電メッシュ構造とが前記抵
抗層の互いに反対の表面のそれぞれ近傍に位置決めされ
る、電子放出装置。
【0108】(39) 第36項記載の電子放出装置で
あって、前記導電板にかぶさりかつ前記導電メッシュ構
造と前記導電板とから間隔を取った導電層を更に含み、
前記導電層が該導電層内に開口を形成され、前記放出器
の各々が前記導電層内の前記開口のうちの相当する1つ
内に形成される、電子放出装置。
【0109】(40) 第38項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電板が前記導電メッシュ構造のメッシュ
間隔を覆って位置決めされる、電子放出装置。
【0110】(41) 第37項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電板が前記導電メッシュ構造のメッシュ
間隔内に位置決めされる、電子放出装置。
【0111】(42) 第39項記載の電子放出装置で
あって、前記導電メッシュ構造と前記導電層との間に電
位を印加する手段を更に含む電子放出装置。
【0112】(43) 第39項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電メッシュ構造が陰極を含み、かつ前記
導電層がゲート電極を含む、電子放出装置。
【0113】(44) 第39項記載の電子放出装置に
おいて、前記開口がアレイとして前記導電層内に形成さ
れる、電子放出装置。
【0114】(45) 第39項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電層内の前記開口が全体的に円形であ
り、かつ前記マイクロティップ放出器が全体的にコーン
形状である、電子放出装置。
【0115】(46) 第36項記載の電子放出装置に
おいて、前記抵抗層がアモルファスシリコンを含む、電
子放出装置。
【0116】(47) 第36項記載の電子放出装置に
おいて、前記マイクロティップ放出器がモリブデンを含
む、電子放出装置。
【0117】(48) 第36項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電板の材料がアルミニウム、クロム、モ
リブデン、及びニオブを含む群の中から選択される、電
子放出装置。
【0118】(49) 第36項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電メッシュ構造の材料がアルミニウム、
クロム、モリブデン、及びニオブを含む群の中から選択
される、電子放出装置。
【0119】(50) 第39項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電層がニオブを含む、電子放出装置。
【0120】(51) 絶縁基板、前記基板上にメッシ
ュ構造として形成された導体であって、前記メッシュ構
造がメッシュ間隔を画定する、前記導体、前記導電メッ
シュ構造にかぶさる前記基板上の電気抵抗層、前記メッ
シュ間隔にかぶさる面積を占める前記抵抗層上の導電
板、前記導電層上の電気絶縁層、前記導電板にかぶさる
前記絶縁層上の導電層であって、該導電層内に形成され
かつ前記絶縁層を貫通する複数の開口を有する前記導電
層、及び前記導電板上のマイクロティップ放出器であっ
て、各前記放出器が前記導電層内の前記開口のうちの相
当する1つ内に形成される前記マイクロティップ放出器
を含む電子放出装置。
【0121】(52) 第51項記載の電子放出装置に
おいて、前記メッシュ間隔の各々が実質的に正方形であ
る、電子放出装置。
【0122】(53) 第51項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電板の各々が同数の放出器を含む、電子
放出装置。
【0123】(54) 第51項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電板の各々が前記導体から実質的等間隔
を取る、電子放出装置。
【0124】(55) 第51項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電板の各々が前記導体への実質的等抵抗
路を有する、電子放出装置。
【0125】(56) 第51項記載の電子放出装置で
あって、前記導体と前記導電層との間に電位を印加する
手段を更に含む電子放出装置。
【0126】(57) 第51項記載の電子放出装置に
おいて、前記導体が陰極を含み、かつ前記導電層がゲー
ト電極を含む、電子放出装置。
【0127】(58) 第51項記載の電子放出装置に
おいて、前記マイクロティップ放出器がアレイとして前
記導電板の各々上に形成される、電子放出装置。
【0128】(59) 第51項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電層内の前記開口が全体的に円形であ
り、かつ前記マイクロティップ放出器が全体的にコーン
形状である、電子放出装置。
【0129】(60) 第51項記載の電子放出装置に
おいて、前記抵抗層がアモルファスシリコンを含む、電
子放出装置。
【0130】(61) 第51項記載の電子放出装置に
おいて、前記マイクロティップ放出器がモリブデンを含
む、電子放出装置。
【0131】(62) 第51項記載の電子放出装置に
おいて、前記導体の材料がアルミニウム、クロム、モリ
ブデン、及びニオブを含む群の中から選択される、電子
放出装置。
【0132】(63) 第51項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電板の材料がアルミニウム、クロム、モ
リブデン、及びニオブを含む群の中から選択される、電
子放出装置。
【0133】(64) 第51項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電層がニオブを含む、電子放出装置。
【0134】(65) 絶縁基板、前記絶縁基板上の電
気抵抗層、前記抵抗層上にメッシュ構造として形成され
た導体であって、前記メッシュ構造がメッシュ間隔を画
定する、前記導体、前記導電メッシュ間隔内の面積を占
める前記抵抗層上のかつ前記メッシュ構造から間隔を取
った導電板、前記導電板上の電気絶縁層、前記導電板に
かぶさる前記絶縁層上の導電層であって、該導電層内に
形成されかつ前記絶縁層を貫通する複数の開口を有する
前記導電層、及び前記導電板上のマイクロティップ放出
器であって、各前記放出器が前記導電層内の前記開口の
うちの相当する1つ内に形成される前記マイクロティッ
プ放出器を含む電子放出装置。
【0135】(66) 第65項記載の電子放出装置に
おいて、前記メッシュ間隔の各々が実質的に正方形であ
る、電子放出装置。
【0136】(67) 第65項記載の電子放出装置に
おいて、前記複数の導電板の各々が同数の放出器を含
む、電子放出装置。
【0137】(68) 第65項記載の電子放出装置に
おいて、前記複数の導電板の各々が前記導体から実質的
等間隔を取る、電子放出装置。
【0138】(69) 第65項記載の電子放出装置に
おいて、前記複数の導電板の各々が前記導体への実質的
等抵抗路を有する、電子放出装置。
【0139】(70) 第65項記載の電子放出装置で
あって、前記導体と前記導電層との間に電位を印加する
手段を更に含む電子放出装置。
【0140】(71) 第65項記載の電子放出装置に
おいて、前記導体が陰極を含み、かつ前記導電層がゲー
ト電極を含む、電子放出装置。
【0141】(72) 第65項記載の電子放出装置に
おいて、前記マイクロティップ放出器がアレイとして前
記導電板の各々上に形成される、電子放出装置。
【0142】(73) 第65項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電層内の前記開口が全体的に円形であ
り、かつ前記マイクロティップ放出器が全体的にコーン
形状である、電子放出装置。
【0143】(74) 第65項記載の電子放出装置に
おいて、前記抵抗層がアモルファスシリコンを含む、電
子放出装置。
【0144】(75) 第65項記載の電子放出装置に
おいて、前記マイクロティップ放出器がモリブデンを含
む、電子放出装置。
【0145】(76) 第65項記載の電子放出装置に
おいて、前記導体の材料がアルミニウム、クロム、モリ
ブデン、及びニオブを含む群の中から選択される、電子
放出装置。
【0146】(77) 第65項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電板の材料がアルミニウム、クロム、モ
リブデン、及びニオブを含む群の中から選択される、電
子放出装置。
【0147】(78) 第65項記載の電子放出装置に
おいて、前記導電層がニオブを含む、電子放出装置。
【0148】(79) 絶縁基板を準備するステップ、
前記基板上に電気絶縁層を形成するステップ、前記抵抗
層上に導電層を堆積し、かつ前記導電層からメッシュ構
造と導電板とを形成するステップであって、前記導電板
が前記メッシュ構造の導体によって区画されたメッシュ
間隔内に形成される、前記メッシュ構造と導電板とを形
成するステップ、前記導電板上に電気絶縁層を形成する
ステップ、前記導電板にかぶせて前記絶縁層上に導電層
を形成するステップ、前記導体板を覆って前記導電層内
に開口を形成するステップであって、前記開口が前記絶
縁層を貫通する、前記開口を形成するステップ、及び前
記導電板上にマイクロティップ放出器を形成するステッ
プであって、各マイクロティップ放出器が前記導電層内
の前記開口のうちの相当する1つ内に形成される、前記
マイクロティップ放出器を形成するステップを含む電子
放出装置の製造方法。
【0149】(80) 絶縁基板を準備するステップ、
前記抵抗層上に第1導電層を堆積し、かつ該第1導電層
からメッシュ構造を形成するステップであって、前記メ
ッシュ構造がメッシュ間隔を区画する、前記メッシュ構
造を形成するステップ、前記メッシュ構造にかぶせて前
記基板上に電気抵抗層を形成するステップ、前記抵抗層
上に第2導電層を堆積し、かつ該第2導電層から前記メ
ッシュ間隔にかぶさる導電板を形成するステップ、前記
導体板上に電気絶縁層を形成するステップ、前記導電板
にかぶせて前記絶縁層上に導電層を形成するステップ、
前記導電板を覆って前記導電層内に開口を形成するステ
ップであって、前記開口が前記絶縁層を貫通する、前記
開口を形成するステップ、及び前記導電板上にマイクロ
ティップ放出器を形成するステップであって、各マイク
ロティップ放出器が前記導電層内の前記開口のうちの相
当する1つ内に形成される、前記マイクロティップ放出
器を形成するステップを含む電子放出装置の製造方法。
【0150】(81) 電界放出扁平パネルディスプレ
イデバイスの放出器板60は、抵抗層68と導電メッシ
ュ構造62とを含む。導電板78がまた導電メッシュ構
造62によって区画されるメッシュ間隔内で抵抗層68
の頂上に形成される。図解例としてコーンの形を呈する
マイクロティップ放出器70は、導電板78の上表面に
形成される。この構成で以て、マイクロティップ放出器
70の全ては、導電板78とのそれらの接続によって等
電位にあることになる。1実施例においては、単一導電
板82が導電メッシュ構造80の各メッシュ間隔内に位
置決めされ、他の実施例においては、4つの導電板92
が導電メッシュ構造90の各メッシュ間隔内に対称に位
置決めされる。また、放出器クラスタの配置が開示さ
れ、これらのクラスタが導電板102を含み、複数の放
出器104が導電板102の表面に形成されるか又は薄
い抵抗層によって導電板102から隔てられ、各クラス
タはストライプ導体100の近傍にあるか又は抵抗材料
領域106によってストライプ導体100から横方向に
隔てられる。ストライプ導体100は、実質的に互いに
平行であり、2つの導電板102によって互いに隔てら
れ、及びディスプレイの活性面積の外側でバス領域11
0によって接合される。
【0151】クロスリファレンス 本願は、1994年11月18日出願され、かつ本願と
共に現在出願中の「安定抵抗層上の電界放出マイクロテ
ィップのクラスタ配置(Cluster Arrang
ement of Field Emission M
icrotips on Ballast Laye
r)」と題する米国特許出願第08/341,829号
の一部継続である。本願は、本願と同日に出願された、
「ストライプ導体の近傍のクラスタ化電界放出マイクロ
ティップ(Clustered Field Emis
sion Microtips Adjacent S
tripe Conductors)」と題する米国特
許出願第08/341,740号(テキサス・インスツ
ルメンツ社、事件整理番号第TI−18977AA号)
であって、1994年11月18日に出願された米国特
許出願第08/341,740号の一部継続に密接に関
連している主題を含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】先に論じた先行技術による電界放出装置の部分
断面。
【図2】先に論じた改善先行技術の電界放出装置の部分
を示す図であって、Aは断面図、Bは平面図。
【図3】本発明の実施例による導電メッシュ構造内の放
出器クラスタを図解する電界放出装置の部分の断面図。
【図4】本発明の第2実施例による導電メッシュ構造内
の放出器クラスタを図解する電界放出装置の部分の断面
図。
【図5】本発明の第3実施例による導電メッシュ構造内
の放出器クラスタを図解する電界放出装置の部分の断面
図。
【図6】本発明の実施例による放出器クラスタの第1配
置の平面図。
【図7】本発明の実施例による放出器クラスタの第2配
置の平面図。
【図8】本発明の実施例による導電列線との関係におけ
る放出器クラスタの第1配置の平面図。
【図9】本発明の実施例による放出器クラスタ及び導電
列線を含む画素配置の平面図。
【図10】本発明の第4実施例による導電メッシュ構造
内の放出器クラスタを図解する電界放出装置の部分の断
面図。
【図11】本発明の実施例による導電列線の近傍の放出
器クラスタの第2配置の平面図。
【符号の説明】
60 放出器板 60′ 放出器板 60″ 放出器板 61 放出器板 62 導電メッシュ構造 62′ 導電メッシュ構造 62″ 導電メッシュ構造 63 導電メッシュ構造 64 任意の薄い絶縁層 66 絶縁基板 68 抵抗材料被覆、すなわち、抵抗層 68′ 抵抗材料被覆、すなわち、抵抗層 68″ 抵抗材料被覆、すなわち、抵抗層 69 抵抗材料被覆、すなわち、抵抗層 70 マイクロティップ放出器 72 導電層 74 絶縁層 74′ 絶縁層 74″ 絶縁層 75 絶縁層 76 開口 78 導電板 78″ 導電板 79 導電板 80 導電メッシュ構造 82 導電板 84 マイクロティップ放出器 86 抵抗材料領域 90 導電メッシュ構造 92 導電板 94 マイクロティップ放出器 96 抵抗材料領域 100 ストライプ導体 102 導電板 104 マイクロティップ放出器 106 抵抗材料領域又は抵抗層 110 導電バス領域 112 行導体 114 単一画素を表現する領域 116 交差線導体 118 放出器板 122 絶縁層 124 ストライプ導体 126 抵抗材料領域、すなわち、抵抗層 128 導電板 130 絶縁層 132 導電層、すなわち、行導体 134 マイクロティップ放出器 136 開口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッシュ間隔を区画する導電メッシュ構
    造と、 前記導電メッシュ構造から横方向へ間隔を置き、かつ前
    記メッシュ間隔内の中央領域を占める導電板と、 前記メッシュ構造と前記導電板とに電気接触した抵抗層
    と、 前記中央領域にある複数のマイクロティップ放出器とを
    備えた電子放出装置。
  2. 【請求項2】 絶縁基板を準備するステップと、 前記基板上に第1導電層を堆積し、かつ前記第1導電層
    からメッシュ構造と導電板とを形成するステップであっ
    て、前記導電板が前記メッシュ構造によって区画された
    メッシュ間隔内に形成され、かつ前記メッシュ構造と導
    電板とを形成し、 前記メッシュ構造と前記導電板とにかぶせて前記基板上
    に電気抵抗層を形成するステップと、 前記抵抗層上に電気絶縁層を形成するステップと、 前記絶縁層上に第2導電層を形成するステップと、 前記導体板を覆って前記第2導電層内に開口を形成する
    ステップであって、前記開口が前記絶縁層を貫通の前記
    開口を形成し、 前記抵抗層上にマイクロティップ放出器を形成するステ
    ップであって、各マイクロティップ放出器が前記第2導
    電層内の前記開口のうちの相当する1つ内に形成の前記
    マイクロティップ放出器を形成することを備えた電子放
    出装置の製造方法。
JP33763195A 1994-11-18 1995-11-20 電子放出装置及びその製造方法 Pending JPH08227675A (ja)

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