JPH08224803A - グリーンタイヤ成形システム - Google Patents

グリーンタイヤ成形システム

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Publication number
JPH08224803A
JPH08224803A JP7032631A JP3263195A JPH08224803A JP H08224803 A JPH08224803 A JP H08224803A JP 7032631 A JP7032631 A JP 7032631A JP 3263195 A JP3263195 A JP 3263195A JP H08224803 A JPH08224803 A JP H08224803A
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JP
Japan
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belt
tread band
servicer
green
drum
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Application number
JP7032631A
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English (en)
Inventor
Tatatomi Sakamoto
忠臣 坂本
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラジアルタイヤ用の異サイズのグリーンタイ
ヤを比較的容易に成形できるグリーンタイヤ成形システ
ムを提供する。 【構成】 グリーンケース成形機5及びそれ用のサービ
サー6と、少なくとも1台のベルト・トレッドバンド成
形機1及びそれ用の少なくとも2台のサービサー2、3
と、ベルト・トレッドバンド成形機1からグリーンケー
ス成形機5にベルト・トレッドバンドを搬送する搬送装
置8とからなり、前記ベルト・トレッドバンド成形機1
を前記それ用の少なくとも2台のサービサー2、3の間
を移動可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気入りラジアルタイ
ヤの加硫前の生タイヤであるグリーンタイヤを得るため
のグリーンタイヤ成形システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的に空気入りラジアルタイヤ
用のグリーンタイヤ成形は、第1段階としてインナーラ
イナーからカーカスプライまでを成形したグリーンケー
スに、第2段階として成形した筒状のベルト・トレッド
バンドを組み付けてグリーンタイヤと呼ばれる加硫前の
タイヤを成形することによってなされている。そして、
空気入りラジアルタイヤ用のグリーンタイヤを成形する
従来の技術としては、概略次のようなものがある。 (1)1個の成形ドラムにそれ用の部材サービサーから
必要なタイヤ構成部材を順次供給することによりグリー
ンタイヤを成形するもので、いわゆるシングルステージ
成形システムと呼ばれている。 (2)シングルドラムやベルト・トレッドドラム等2個
以上の成形ドラムを使用して、それぞれの各成形ドラム
にはそれ用の部材サービサーを設けて一対一で対応させ
グリーンタイヤを成形するもので、いわゆるツウステー
ジ成形システムと呼ばれている。 (3)複数の移動式の成形ドラムを有し、これら成形ド
ラムがステーションと呼ばれる停止位置で一時停止して
いる間に、各ステーションに設置している部材サービサ
ーからタイヤ構成部材をそれぞれの成形ドラムに供給し
て、成形ドラムが順次各ステーションで停止しながら移
動していく間に成形ドラム上に順次タイヤ構成部材が貼
り付けられグリーンタイヤを成形するもので、いわゆる
ドラムフロー成形システムと呼ばれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上、前述したこれら
3つのグリーンタイヤ成形システムには、いずれも次に
説明するような問題がある。前記の全ての部材サービサ
ーは、その時に成形中のタイヤサイズに使用されるその
サイズのタイヤ構成部材のみを保持している。従って、
別のタイヤサイズを成形する場合には、部材サービサー
内のタイヤ構成部材を取り替える必要性が生じる。しか
るに、各成形ドラムに対応する各部材サービサーは通常
1サイズのみでしかも数種のタイヤ構成部材を有してい
る。例えば、第1段階としてグリーンケースを成形する
シングルドラムに対応する部材サービサーには、インナ
ーライナー、サイドトレッド、カーカスプライ等、ま
た、第2段階として、グリーンケースの成形に併行して
又は続いて、ベルト・トレッドバンドを成形するベルト
・トレッドドラムに対応する部材サービサーには、N
o.1ベルト、No.2ベルト、トレッド等と、それぞ
れ数種のタイヤ構成部材を有している。したがって、短
時間で部材サービサー内のタイヤ構成部材を取り替える
ことは容易でなく、これら数種のタイヤ構成部材を全て
取り替えるにはかなりの時間を必要とし、この取り替え
の間にはグリーンタイヤ成形の生産量が0となり、工場
全体の生産量にも影響を与える。そこで、グリーンタイ
ヤ成形の生産量の減少を少なくするために、出来るだけ
サイズの切替回数を少なくして、一度に同サイズを多量
に生産せざるを得なくなる。
【0004】しかるに、近年消費者側の好みの多様化に
ともないサイズ数が増加しており、必然的に多サイズ少
量の生産方式を必要とされている。このため、グリーン
タイヤ成形工程の次工程以降では、出来るだけ消費者ニ
ーズに適合させるべく、同一サイズは少量ずつで全体と
して多サイズの生産を指向しており、同一サイズを同時
に多量には必要としていない。そこで、グリーンタイヤ
成形工程とその次工程との間に中間ストックスペースを
設け、この場所にグリーンタイヤ成形工程から成形済の
グリーンタイヤを搬入し一時的に貯蔵しておく必要があ
る。しかしながら、このように中間ストックスペースを
設けグリーンタイヤを一時的に貯蔵することは、コスト
的にも管理面でも多大な費用と労力を必要とするので、
排除すべき重要な課題である。そこで、本発明の目的
は、ラジアルタイヤ用の異サイズのグリーンタイヤを比
較的容易に成形出来るグリーンタイヤ成形システムを提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、請求
項1に記載のように、グリーンケース構成部材をそれ用
のサービサーよりドラムに供給してグリーンケースを成
形するグリーンケース成形機と、ベルト・トレッドバン
ド構成部材をそれ用のサービサーよりドラムに供給して
ベルト・トレッドバンドを成形する少なくとも1台のベ
ルト・トレッドバンド成形機と、ベルト・トレッドバン
ド成形機のドラム上で成形されたベルト・トレッドバン
ドをグリーンケース成形機に搬送するための搬送装置と
を備え、グリーンケース成形機に搬送されたベルト・ト
レッドバンドをそのドラム上のグリーンケースに組み付
けてグリーンタイヤを得るようにしたグリーンタイヤ成
形システムにおいて、前記ベルト・トレッドバンド構成
部材用のサービサーは異なるサイズのベルト・トレッド
バンド構成部材を供給できるように少なくとも2台併設
し、これに対応して前記ベルト・トレッドバンド成形機
を移動させてそのドラムの位置を各サービサーに対向す
る位置に移動可能とすることにより達成できる。
【0006】また、請求項2に記載のように、グリーン
ケース構成部材をそれ用のサービサーよりドラムに供給
してグリーンケースを成形するグリーンケース成形機
と、ベルト・トレッドバンド構成部材をそれ用のサービ
サーよりドラムに供給してベルト・トレッドバンドを成
形する少なくとも1台のベルト・トレッドバンド成形機
と、ベルト・トレッドバンド成形機のドラム上で成形さ
れたベルト・トレッドバンドをグリーンケース成形機に
搬送するための搬送装置とを備え、グリーンケース成形
機に搬送されたベルト・トレッドバンドをそのドラム上
のグリーンケースに組み付けてグリーンタイヤを得るよ
うにしたグリーンタイヤ成形システムにおいて、前記ベ
ルト・トレッドバンド成形機はベルト・トレッドバンド
成形機本体の両側にドラムを1台ずつ設け、これに対応
して各ドラムに異なるサイズのベルト・トレッドバンド
構成部材を供給できるようにサービサーを2台併設し、
前記両ドラムは前記ベルト・トレッドバンド成形機本体
の回りに旋回して互いの位置を入れ替え可能とすること
により達成することが出来る。
【0007】
【作用】加硫済の製品タイヤのサイズは、大旨リム径と
タイヤ幅の組み合わせで区分されているが、同一リム
径、同一タイヤ幅でも使用条件によってタイヤ構成部材
が異なり、多数に区別されている。しかし、発明者は、
この多数に区別されているタイヤサイズの違いは主に路
面との接触面に近いベルトやトレッドの寸法、及びそれ
らのゴム質の違いによるもので、前記グリーンケースを
構成するタイヤ構成部材はほとんど同じであることに着
眼した。即ち、前記グリーンケースのタイヤ構成部材は
同じで、つまり同一のグリーンケースに異なったサイズ
のベルト・トレッドバンドを組み付ければ、異サイズの
グリーンタイヤを得ることができる。
【0008】そこで、まず請求項1に記載の発明の作用
について述べる。異サイズのグリーンタイヤを成形する
第1段階として、グリーンケースを成形するグリーンケ
ース成形機及びそれ用のサービサーは、従来と同様各1
台で構成している。すなわち、このグリーンケース成形
機用のサービサー内に保持されているタイヤ構成部材を
取り替えないかぎり、同一サイズのグリーンケースを次
々に成形することになる。しかし、第2段階として、異
サイズのベルト・トレッドバンドを成形するベルト・ト
レッドバンド成形機用のサービサーを例えば2台とし、
これら2台のサービサーには、各々異サイズのタイヤ構
成部材を保持させている。そして、ベルト・トレッドバ
ンド成形機の台数は前記サービサーの台数よりも少ない
か又は同じとなるような例えば1台としている。
【0009】今、ベルト・トレッドバンド成形機はその
ドラムを、2台のサービサーの一方の1台から必要なタ
イヤ構成部材の供給を受けることの出来る対向位置に位
置しているとする。そして、例えばAサイズ用のタイヤ
構成部材の供給を受けてAサイズのベルト・トレッドバ
ンドを成形し、このAサイズのベルト・トレッドバンド
を搬送装置で前記グリーンケース成形機へ搬送して前記
グリーンケースに組み付けてグリーンタイヤを成形し、
完成したAサイズのグリーンタイヤをグリーンケース成
形機から取り出す。次に、前記グリーンケース成形装置
で同一サイズのグリーンケースの成形を始めるととも
に、ベルト・トレッドバンド成形機を他方の1台のサー
ビサーの対向位置に移動させ例えばBサイズ用のタイヤ
構成部材の供給を受けて、Bサイズのベルト・トレッド
バンドを成形する。そして、このBサイズのベルト・ト
レッドバンドを搬送装置で前記グリーンケース成形機へ
搬送して前記グリーンケースに組み付けてグリーンタイ
ヤを成形し、完成したBサイズのグリーンタイヤをグリ
ーンケース成形機から取り出す。このように、1台のベ
ルト・トレッドバンド成形機を移動させればAサイズ、
Bサイズの2サイズのグリーンタイヤを連続して成形で
きるようになる。このとき、1台のベルト・トレッドバ
ンド成形機を1本毎に交互に移動させればAサイズ、B
サイズの2サイズのグリーンタイヤを交互に連続して成
形でき、また、同一サイズのベルト・トレッドバンドを
必要本数だけ成形した後、ベルト・トレッドバンド成形
機を移動させるようにすれば、A、B、2サイズのグリ
ーンタイヤを必要本数毎に連続して得ることが出来る。
【0010】次に、請求項2に記載の発明の作用につい
て述べる。この発明においては、搬送装置、グリーンケ
ース成形機及びそれ用のサービサーは請求項1に記載の
発明と同一である。しかし、ベルト・トレッドバンド成
形機の構成が異なっており、ベルト・トレッドバンド成
形機本体の両側に各1台ずつのドラムを持ったベルト・
トレッドバンド成形機1台を2台のサービサーの間に設
置しており、それぞれのドラムは、それぞれ各1台のサ
ービサーからそれぞれ必要なタイヤ構成部材の供給を受
けることの出来る対向位置に位置している。そして、前
記両ドラムはベルト・トレッドバンド成形機本体の回り
に旋回して互いの位置を入れ替え可能とされている。そ
こで、この発明においては、ベルト・トレッドバンド成
形機全体が2台のサービサーの対向位置に移動する代わ
りに、2台のドラムが成形機本体のまわりに旋回するこ
とにより、2台のベルト・トレッドサービサーと対向位
置で、異サイズのベルト・トレッドバンドを連続して成
形出来る。そして、異サイズのグリーンタイヤを必要本
数毎連続して得ることが出来るようになる。
【0011】
【実施例】次に、本発明に係る実施例を図を参照しなが
ら説明する。 [実施例1]本実施例は請求項1に記載の発明に係るも
ので、まず最初に図1を参照しながら全体の構成を説明
する。図1に示すグリーンタイヤ成形システム10は、
主として、1台のベルト・トレッドバンド成形機1、前
記ベルト・トレッドバンド成形機1用に必要なタイヤ構
成部材を供給するサービサー2、3、グリーンケース成
形機5、及びそれ用のタイヤ構成部材を供給するサービ
サー6と、前記ベルト・トレッドバンド成形機1から前
記グリーンケース成形機5にベルト・トレッドバンドを
搬送する搬送装置8とから構成されている。
【0012】そして、前記サービサー2は、ベルト・ト
レッドバンド成形機1のドラム9にベルトを供給するベ
ルトサービサー11とトレッドを供給するトレッドサー
ビサー12とから構成されており、前記サービサー3
は、ベルト・トレッドバンド成形機1のドラム9にベル
トを供給するベルトサービサー13とトレッドを供給す
るトレッドサービサー14とから構成されている。ベル
ト・トレッドバンド成形機1の軸心とグリーンケース成
形機5の軸心及び搬送装置8の軸心は軸線L上に同軸的
に配置されている。
【0013】ベルト・トレッドバンド成形機1は拡縮径
可能で回転可能とされたドラム9を有しており、ベルト
・トレッドバンド成形機1はサービサー2とサービサー
3との間を軸線Lに沿って往復移動可能とされている。
そして、ドラム9が、サービサー2と対向する位置(図
1の2点鎖線位置)で例えばAサイズのタイヤ構成部材
の供給を受けてAサイズのベルト・トレッドバンドを、
サービサー3と対向する位置(図1の実線位置)で例え
ばBサイズのタイヤ構成部材の供給を受けてBサイズの
ベルト・トレッドバンドを、成形するようになってい
る。なお、図1では、ベルトサービサー11、13とト
レッドサービサー12、14は、それぞれドラム9を挟
んで180度対向する位置に配置されているが、ベルト
サービサー11とトレッドサービサー12を上下2段
に、ベルトサービサー13とトレッドサービサー14を
上下2段にそれぞれ配置するようにすることもできる。
【0014】サービサー6はシングルドラム15と対向
する位置に配置され、グリーンケースを成形するのに必
要なタイヤ構成部材であるインナーライナー、サイドト
レッド、少なくとも1枚からなるカーカスプライ等をシ
ングルドラム15に供給可能とされている。拡縮径可能
で回転可能とされた公知のシングルドラム15を有して
いるグリーンケース成形機5はグリーンケースを成形す
るとともに、搬送装置8によりベルト・トレッドバンド
が移載されると、前記グリーンケースの外周側に前記ベ
ルト・トレッドバンドを組み付けてグリーンタイヤを成
形するようになっている。
【0015】搬送装置8は、軸線Lに沿ってベルト・ト
レッドバンド成形機1とグリーンケース成形機5との間
を移動可能とされており、ベルト・トレッドバンド成形
機1で成形されたベルト・トレッドバンドを把持した
後、ベルト・トレッドバンド成形機1からグリーンケー
ス成形機5に搬送し、シングルドラム15上で成形済の
グリーンケースの外周側にベルト・トレッドバンドを組
み付ける。そして、シングルドラム15上でグリーンタ
イヤが成形されると、搬送装置8は完成したグリーンケ
ースを把持して軸線Lに沿ってベルト・トレッドバンド
成形機1方向に移動し、グリーンタイヤをグリーンケー
ス成形機5から取り出すことも出来るようになってい
る。
【0016】次に、本実施例のグリーンタイヤ成形シス
テム10でのタイヤ成形方法の概略を図を参照しながら
説明する。通常、大型タイヤは4枚以上のベルトから、
小型タイヤは2枚のベルトから構成されているが、例と
して2枚のベルトの場合について説明する。なお、グリ
ーンタイヤ成形においては、各種小物部材を含めて10
数種のタイヤ構成部材を使用しているが、ここでは煩雑
さを避けて分かりやすくするために主要部材についての
み説明する。図1、図2において、サービサー2(図
1)がベルト・トレッドバンド成形機1にAサイズのタ
イヤ構成部材を供給しAサイズのベルト・トレッドバン
ドを成形する工程をa工程(図2)、サービサー3がベ
ルト・トレッドバンド成形機1にBサイズのタイヤ構成
部材を供給しBサイズのベルト・トレッドバンドを成形
する工程をb工程とする。さらに、サービサー6がグリ
ーンケース成形機5にタイヤ構成部材を供給し、グリー
ンケースを成形する工程及びベルト・トレッドバンドを
グリーンケースに組み付けてグリーンタイヤに成形する
工程をd工程とする。
【0017】今、ベルト・トレッドバンド成形機1はサ
ービサー2と対向する位置にあるa工程にあり、搬送装
置8はその待機位置であるcに位置しているとする。ま
ず、a工程では、ステップa1〜a7に示すように工程
が順次進行し、サービサー2からドラム9にその都度各
部材が供給され、No.1ベルト20、No.2ベルト
21、トレッド22をドラム9上で順次貼り付けた後、
ドラム9の下方に設けている(図示していない)ステッ
チャーでステッチングし、Aサイズのベルト・トレッド
バンド23を成形する(ステップa4)。次に、ステッ
プc5で、搬送装置8が待機位置cからa工程のベルト
・トレッドバンド成形機1へ移動し、搬送装置8の芯2
4がドラム9の芯25と一致した位置で停止してベルト
・トレッドバンド23を把持し(ステップa5)、グリ
ーンケース成形機5へ搬送する。
【0018】一方、d工程においては、a工程のステッ
プa1がスタートすると同時にステップd1がスタート
して、その後はステップd2〜d7に示すように順次進
行し、a工程とほぼ併行して進行する。即ち、サービサ
ー6からグリーンケース成形機5のシングルドラム15
上にその都度各部材が供給され、左右一対のサイドトレ
ッド26、インナーライナー27、カーカスプライ28
を順次貼り付ける。その後、左右一対のビードセッター
29が保持している左右一対のビード30をカーカスプ
ライ28外周上の所定位置にセットし、円筒状のカーカ
スバンド31を形成する。そして、ステップd5で前記
カーカスバンド31の両端部を、左右のビード30の回
りにシングルドラム15のサイドブラダー32で、下方
から上方にターンアップして折り返し、グリーンケース
33を成形する。
【0019】次に、a工程から搬送されてきたベルト・
トレッドバンド23を把持している搬送装置8が、その
芯24がシングルドラム15の芯34と一致した位置で
停止する(ステップd6)。そして、グリーンケース3
3を、内圧を充填しながら膨張させて、グリーンケース
33の外周面とベルト・トレッドバンド23の内周面と
を接触させた後、搬送装置8は空の状態で待機位置cに
戻るとともに、グリーンケース33の外周面とベルト・
トレッドバンド23の内周面が全面で強固に一体的に接
着するように、図示していないステッチャーでステッチ
ングしながら組み付けてグリーンタイヤ35を成形す
る。次に、再び搬送装置8が芯34と一致する位置に来
て停止し、完成したAサイズのグリーンタイヤ35を把
持してシングルドラム15から取り出す(ステップd
7)。そうすると、図示していないグリーンタイヤ運搬
装置がグリーンタイヤ35を搬送装置8から自動的に移
載し次工程へ運搬する。
【0020】一方このとき、ステップa7で、ベルト・
トレッドバンド成形機1はa工程からb工程へ移動し、
サービサー3と対向する位置で停止する。次に、ベルト
・トレッドバンド成形機1が移動したb工程では、ステ
ップb1で、ドラム9上にBサイズのNo.1ベルト3
6を貼り付け、以下a工程と同様の順序でステップが進
行し、Bサイズのベルト・トレッドバンドを成形する。
そして、Bサイズのベルト・トレッドバンドが完成する
と、搬送装置8が待機位置cから移動して来てBサイズ
のベルト・トレッドバンドを把持した後、d工程のグリ
ーンケース成形機5に向けて搬送する。
【0021】一方、d工程においては、b工程のステッ
プb1がスタートすると同時に、新たに次のグリーンケ
ース33を成形すべくステップd8がスタートして、左
右一対のサイドトレッド26を貼り付け、以下、前述と
同様にステップd1〜d5と進行する。そして、新たに
完成したグリーンケース33に内圧を充填しながら膨張
させてBサイズのベルト・トレッドバンドを前述と同様
の方法で組み付けてBサイズのグリーンタイヤを完成さ
せる。そして、その後、ベルト・トレッドバンド成形機
1は再びb工程からa工程に移動してサービサー2と対
向する位置で停止し、Aサイズのベルト・トレッドバン
ド23を成形できるようになる。
【0022】以上のように、少なくとも1台のベルト・
トレッドバンド成形機1が少なくとも2台のサービサー
2、3の間を移動して異サイズのベルト・トレッドバン
ドを連続して成形することにより、1台のグリーンケー
ス成形機5で異サイズのグリーンタイヤを成形すること
が出来る。
【0023】次に、上記の各要素について説明する。ベ
ルト・トレッドバンド成形機1は、回転及び拡縮自在で
拡径時に組み立てられるべきNo.1ベルト20及び3
6の内周長にほぼ等しい外周長を持つ円筒状のドラム9
を有し、かつ、このドラム9はその縮径時においてはそ
の外周長が円筒形に組み立てられたベルト・トレッドバ
ンドの内周長よりも小さくなる公知のものである。そし
て、ベルト・トレッドバンド成形機1は、サービサー2
の対向位置と、サービサー3の対向位置との間を軸線L
に沿って、図示していないシリンダー又はモータ等によ
り、移動できるようになっている。
【0024】サービサー2は、ベルトサービサー11と
トレッドサービサー12とから構成されており、ベルト
サービサー11は複数の帯状のベルトを取り変え可能な
複数の台車のそれぞれのリール等に巻き込んで保持さ
せ、これらのリールからベルト・トレッドバンド成形機
1に巻き出すようになっている多段式の公知のもので、
台車ごと別サイズのベルトと取り変えることにより異サ
イズのベルト・トレッドサービサーに切り替え出来るよ
うになっている。なお、ベルトサービサー11には、狭
幅の帯状部材をドラム9上に巻き付けるスパイラルレイ
ヤー巻出・巻付装置を備えることも出来る。トレッドサ
ービサー12は帯状のトレッドを取り変え可能な台車の
リール等に巻き込んで保持させ、このリールからベルト
・トレッドバンド成形機1に巻き出すようになっている
公知のもので、台車ごと別サイズのトレッドと取り変え
ることにより異サイズのトレッドサービサーに切り替え
出来るようになっている。サービサー3は、サービサー
2と構造が同じであり、前記台車のリールに異サイズの
ベルト、トレッド等の部材を保持していることが異なる
だけである。そこで、以下、説明は重複を避けるために
省略する。
【0025】グリーンケース成形機5は、回転及び拡縮
自在で拡径時に組み立てられるべきサイドトレッド26
及びインナーライナー27の内周長にほぼ等しい外周長
を持つ円筒状のシングルドラム15を有している。そし
て、このシングルドラム15は両端部にビードロック装
置(図示していない)とサイドブラダー32を備えてお
り、カーカスバンド31上のビード30を前記ビードロ
ック装置で保持した後、カーカスバンド31の両端部を
ビード30の回りに下方から上方に折り返してグリーン
ケース33を成形するようになっている。さらに、この
シングルドラム15は前記グリーンケース33を内圧を
充填させながら膨張させ、ベルト・トレッドバンドを組
み付けグリーンタイヤを得ることが出来るようになって
いる公知のものである。
【0026】サービサー6は、帯状のインナーライナ
ー、左右一対の帯状のサイドトレッド、少なくとも1枚
からなる帯状のカーカスプライ等のタイヤ構成部材を複
数の台車のそれぞれのリールに巻き込んで保持させ、こ
れらのリールからシングルドラム15に巻き出すように
なっている多段式の公知のものである。当然のことなが
ら、前記複数の各台車を異サイズのタイヤ構成部材を保
持した別の台車と取り替えれば、サービサー6は異サイ
ズのタイヤ構成部材をシングルドラム15に供給するこ
とが出来るようになる。
【0027】搬送装置8は、環状のフレームの内周側に
放射状に取り付けられた拡縮式の円弧状のセグメントに
よりベルト・トレッドバンドまたはグリーンタイヤを外
周側から当接させ把持するようにした通称Oリングと呼
ばれている装置で、軸線Lに沿って、図示していないシ
リンダー又はモータ等により、ドラム9とシングルドラ
ム15との間を移動できるようになっている公知の装置
である。なお、本成形システムを制御するためにベルト
・トレッドバンド成形機1及びグリーンケース成形機5
用として通常の成形機用コントローラを各々装着すると
ともに、上位コンピュータを設置し各グリーンタイヤ毎
の各々の装置の作動位置のコントロールデータの管理や
各タイヤ構成部材のトラッキング等、正しい部材が正し
く使用されているか監視させるようにしている。また、
前記グリーンタイヤ運搬装置が成形されたグリーンタイ
ヤを次工程に運搬する場合には、サイズ別に仕分けして
台車やパレット等に積み込むか又はグリーンタイヤに貼
り付けられているバーコードラベル等でサイズを区分
し、そのサイズのグリーンタイヤを必要とする加硫機へ
正しく供給するよう前記上位コンピュータへプログラム
できるようになっている。
【0028】次に、本実施例の効果について述べる。従
来の成形機ではタイヤ構成部材の取り替えを伴うサイズ
切替回数を6〜12回/日実施していたが、本実施例で
はそのサイズ切替回数を3〜6回/日と半減しても、同
等サイズ数のグリーンタイヤを確保することができるよ
うになった。その結果、サイズ切替回数が少なくなった
ことにより本成形システム全体の稼働時間が略2時間/
日増加し、稼働率を向上することが出来た。また、交互
に異サイズのグリーンタイヤを成形するようにすれば、
単位時間当たりの成形ロットを1/2とすることが出
来、グリーンタイヤの中間ストックスペースを半減する
ことが出来て、管理面での労力が半減するようになる。
【0029】次に、請求項1の発明に係る実施例1に属
する別の実施例について、図3を参照しながら説明す
る。例えば、A、B、C、Dの4サイズのグリーンタイ
ヤを成形する場合に、トレッドはA、B、C、Dの4サ
イズで共用でないために4種のトレッドが必要である
が、グリーンケースは4サイズすべて共用のためAサイ
ズだけの1サイズを成形すればよく、ベルトはAサイズ
とBサイズが共用でかつCサイズとDサイズが共用のた
めAサイズとCサイズの2サイズでよいという場合があ
る。このような場合には、グリーンタイヤ成形システム
としては図3に示すように、トレッドサービサー40、
41だけの構成を変えれば良く、その他の構成は図1に
示す実施例と同じで、4サイズのグリーンタイヤを成形
することが可能となる。すなわち、トレッドサービサー
40、41をそれぞれ2段式として、トレッドサービサ
ー40からA、B、2サイズのトレッドを供給可能と
し、トレッドサービサー41からC、D、2サイズのト
レッドを供給可能とすればよい。
【0030】以上のように、前記別の実施例によれば、
各サービサーのタイヤ構成部材を別サイズに取り替えす
ることなく、4サイズのグリーンタイヤを連続して成形
することが出来、しかも図1の実施例と比較しても追加
のコストはあまり大きくないので一層効果的となる。
【0031】次に、請求項1の発明に係る実施例1に属
するさらに別の実施例について、図4を参照しながら説
明する。本実施例においては、グリーンケース成形機
5、搬送装置8及びベルト・トレッドバンド成形機1、
1’は図1及び図3に示した実施例と同一の構成なの
で、これらについては説明を省略する。図4において、
本実施例は2台のベルト・トレッドバンド成形機1、
1’を有しており、ベルト・トレッドバンド成形機1
は、そのドラム9がベルトサービサー43と対向する位
置A1と、前記ドラム9がトレッドサービサー44と対
向する位置A2と、軸線L及び軸線Pが交差する位置A
3とを矢印のように移動できるようになっている。同様
に、ベルト・トレッドバンド成形機1’は、そのドラム
9’がベルトサービサー46と対向する位置B1と、前
記ドラム9’がトレッドサービサー47と対向する位置
B2と、軸線L及び軸線Pが交差する位置A3とを矢印
のように移動できるようになっている。そして、ベルト
サービサー43とトレッドサービサー44とでサービサ
ー45を、ベルトサービサー46とトレッドサービサー
47とでサービサー48を構成している。
【0032】まず、ベルト・トレッドバンド成形機1
は、位置A1でベルトサービサー43からAサイズのベ
ルト部材の供給を受けてドラム9上で円筒状に形成した
後移動し、次に、位置A2でトレッドサービサー44か
らAサイズのトレッド部材の供給を受けてAサイズのベ
ルト・トレッドバンドを成形しその後位置A3へ移動す
る。そうすると、次に、搬送装置8が位置A3に移動し
て前記Aサイズのベルト・トレッドバンドを把持してグ
リーンケース成形機5へ搬送し、グリーンケース成形機
5によりAサイズのグリーンタイヤが成形される。
【0033】同様に、ベルト・トレッドバンド成形機
1’は、位置B1でベルトサービサー46からBサイズ
のベルト部材の供給を受けてドラム9’上で円筒状に形
成した後移動し、次に、位置B2でトレッドサービサー
47からBサイズのトレッド部材の供給を受けてBサイ
ズのベルト・トレッドバンドを成形しその後位置A3へ
移動する。そうすると、次に、搬送装置8が位置A3に
移動して前記Bサイズのベルト・トレッドバンドを把持
してグリーンケース成形機5へ搬送し、グリーンケース
成形機5によりBサイズのグリーンタイヤが成形され
る。
【0034】このようにして、Aサイズ、Bサイズのグ
リーンタイヤを得ることが出来るが、2サイズの成形に
対して2台のベルト・トレッドバンド成形機1、1’が
必要となるので、コスト的には図1、3に示した実施例
の方が効果的である。なお、ここで、ベルト・トレッド
バンド成形機1とベルト・トレッドバンド成形機1’と
が位置A3で接触したり、同時に出会って衝突したりす
ることのないように上位コンピュータでコントロールさ
れている。
【0035】[実施例2]次に、請求項2に記載の発明
に係る実施例を図5を参照しながら説明する。図5にお
いて、本実施例2と前述の図1による実施例1とが異な
る部分はベルト・トレッドバンド成形機50でありその
他は同一なので、同一部分は符号を同一とし、構成が異
なる部分についてのみ説明する。ベルト・トレッドバン
ド成形機50は2台のサービサー2とサービサー3の間
の中心部に設置しており、このベルト・トレッドバンド
成形機50の左右方向には2個のドラム9、9’が支持
部51に片持状で回転自在に支持され、これらドラム
9、9’はそれぞれサービサー2とサービサー3と対向
している。そして、支持部51はベルト・トレッドバン
ド成形機本体59の軸線Sのまわりに180度往復旋回
し、ドラム9、9’は互いの位置を入れ替えるようにな
っており、図5に示す位置から180度旋回した場合に
は、ドラム9’がサービサー2と対向しドラム9がサー
ビサー3と対向するようになっている。
【0036】次に、本実施例2の作用及びグリーンタイ
ヤの成形方法について述べる。まず、ドラム9ではサー
ビサー2からAサイズのタイヤ構成部材の供給を受けて
Aサイズのベルト・トレッドバンドを成形する、ととも
に伴行してドラム9’ではサービサー3からBサイズの
タイヤ構成部材の供給を受けてBサイズのベルト・トレ
ッドバンドを成形する。また同時に、伴行してグリーン
ケース成形機5ではグリーンケースの成形を行う。次
に、搬送装置8が、自身に近い方の位置であるサービサ
ー3の対向位置Mにあるドラム9’に移動する。そし
て、搬送装置8は完成したBサイズのベルト・トレッド
バンドを把持した後、グリーンケース成形機5へ搬送し
て、シングルドラム15上の完成済のグリーケースに組
み付けてBサイズのグリーンタイヤを成形する。そし
て、このBサイズのグリーンタイヤを搬送装置8で取り
出した後、グリーンケース成形機5では続けて次のグリ
ーンケースの成形が始まる。
【0037】次に、ベルト・トレッドバンド成形機50
は支持部51を軸線Sの回りに180度旋回させて、ド
ラム9’がサービサー2と、ドラム9がサービサー3と
それぞれ対向した位置で停止する。そうすると、ドラム
9とドラム9’が反転しお互いの位置が入れ替わる。そ
こで、次に、位置Mに来たドラム9からAサイズのベル
ト・トレッドバンドを搬送装置8でグリーンケース成形
機5へ搬送して、シングルドラム15上で完成済の次の
グリーケースに組み付けてAサイズのグリーンタイヤを
成形する。そして、ドラム9’ではサービサー2からA
サイズのタイヤ構成部材の供給を受けてAサイズのベル
ト・トレッドバンドの成形を始める。そして、ドラム9
ではサービサー3からBサイズのタイヤ構成部材の供給
を受けてBサイズのベルト・トレッドバンドの成形を始
める。
【0038】このように、ドラム9は交互にAサイズ−
Bサイズ−Aサイズ−の順番で、また、ドラム9’は交
互にBサイズ−Aサイズ−Bサイズ−の順番でベルト・
トレッドバンドを成形することになる。そこで、グリー
ンケース成形機5はBサイズ−Aサイズ−Bサイズ−の
順番で異なるサイズのグリーンタイヤを成形することが
出来る。なお、本実施例において、トレッドサービサー
12、14をそれぞれ2段式にしてトレッドサービサー
12でAサイズ、Bサイズのトレッドを、トレッドサー
ビサー14でCサイズ、Dサイズのトレッドを供給可能
なようにすれば、ベルト部材は、ベルトサービサー11
からAサイズ、Bサイズで共用のAサイズのベルトを、
ベルトサービサー13からCサイズ、Dサイズで共用の
Cサイズのベルトを供給してAサイズ、Bサイズ、Cサ
イズ、Dサイズの4サイズのベルト・トレッドバンドを
成形することが可能となり、これによりA〜D、4サイ
ズのグリーンタイヤを成形することが可能となる。
【0039】次に、請求項2に記載の発明に係る実施例
の別の実施例を図6を参照しながら説明する。この実施
例において、ベルト・トレッドバンド成形機50、グリ
ーンケース成形機5、サービサー6及び搬送装置8は、
図5で説明した実施例中の同一符号のものと同一の構成
なので、これらについては重複を避けて説明しない。図
6において、符号52は複数枚のベルト部材例えばN
o.1ベルト、No.2ベルト等を供給するためのベル
トサービサーで、ベルトサイズはAサイズ、Bサイズ共
用又はAサイズ、Bサイズ、Cサイズ、Dサイズの4サ
イズ共用となっている。
【0040】符号53は、トレッドサービサーとしての
トレッド供給装置で、オービ装置又はラミネータとも呼
ばれている公知であり、アプリケータ54とゴムを帯状
に形成するリボン形成装置55とから構成されている。
以下、トレッド供給装置53の概略について述べる。リ
ボン形成装置55は主としてゴム押出機56とカレンダ
ー装置57とから構成されている。カレンダー装置57
は駆動装置58で駆動される2本又は3本のロールを平
行に配置することにより構成されており、押出機56か
らゴムを前記ロール間に供給すると、カレンダー装置5
7の出口側から所定幅・所定厚に形成された細幅の帯状
ゴムのリボンが連続して排出されるようになっている。
そして、このリボンをアプリケータ54に導くと、アプ
リケータ54がコントローラの制御に従って幅方向に移
動し、回転するドラム9又は9’上に予め指令されたサ
イズのトレッドコンターを形成するようになっている。
従って、このトレッド供給装置53によれば、数10サ
イズのトレッドに対応することが可能となる。
【0041】次に、本実施例の作用及びグリーンタイヤ
の成形方法について概略を説明する。まず、ベルトサー
ビサー52から複数枚のベルトを供給しドラム9’上に
巻き付ける。そして、支持部51が成形機本体59の軸
線Sの回りに180度旋回して停止する。次に、ドラム
9’上に巻き付けているベルトの外周面にトレッド供給
装置53からリボンを供給し、例えばAサイズのトレッ
ドを形成しAサイズのベルト・トレッドバンドを成形す
る。また、これと同時に併行してドラム9にはベルトサ
ービサー52から複数枚のベルトを供給し巻き付ける。
次に、支持部51が軸線Sの回りに180度旋回して停
止する。次に、ベルトサービサー52の対向位置にある
ドラム9’から前記Aサイズのベルト・トレッドバンド
を搬送装置8でグリーンケース成形機5へ搬送すること
により、Aサイズのグリーンタイヤが成形可能となる。
【0042】次に、空になったドラム9’上にベルトサ
ービサー52から複数枚のベルトを供給し巻き付ける。
これと同時に併行してトレッド供給装置53の対向位置
にあるベルトを巻き付け済のドラム9上に、トレッド供
給装置53からBサイズのトレッドを供給する。このよ
うなサイクルを繰り返すことにより、Aサイズ−Bサイ
ズ−Cサイズ−Dサイズ−と4サイズのグリーンタイヤ
を連続して得ることができる。
【0043】なお、本実施例1及び本実施例2はシング
ルステージ成形システムに関して説明してきたが、2ス
テージ成形システムやドラムフロ成形システムにおいて
も、本発明を応用展開することができる。
【0044】
【発明の効果】今まで説明してきたように、本発明によ
れば、サイズ切替回数及びグリーンタイヤの中間ストッ
クスペースを極めて有効的に減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る成形システムの平面図
である。
【図2】図1に示した成形システムによる成型方法を示
す図である。
【図3】本発明の実施例1に係る別の成形システムの平
面図である。
【図4】本発明の実施例1に係る更に別の成形システム
の平面図である。
【図5】本発明の実施例2に係る成形システムの平面図
である。
【図6】本発明の実施例2に係る別の成形システムの平
面図である。
【符号の説明】
1、1’:ベルト・トレッドバンド成形機 2、3:
サービサー 5:グリーンケース成形機 6:サービ
サー 8:搬送装置 9、9’:ドラム 10:グリーンタイヤ成形システム 11、13:ベル
トサービサー 12、14:トレッドサービサー 15:
シングルドラム 20:No、1ベルト 21:N
o、2ベルト 22:トレッド 23:ベル
ト・トレッドバンド 24、25、34:芯
26:サイドトレッド 27:インナーライナー 28:カー
カスプライ 29:ビードセッター 30:ビー
ド 31:カーカスバンド 32:サイ
ドブラダー 33:グリーンケース 35:グリ
ータイヤ 36:No、1ベルト 40、41:トレ
ッドサービサー 43、46:ベルトサービサー 44、47:
トレッドサービサー 45、48:サービサー 50:ベルト
・トレッドバンド成形機 51:支持部 52:ベル
トサービサー 53:トレッド供給装置 54:アプ
リケーター 55:リボン形成装置 56:押出
機 57:カレンダー装置 58:駆動
装置 59:成形機本体 L、S、P:軸線 M:位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリーンケース構成部材をそれ用のサー
    ビサーよりドラムに供給してグリーンケースを成形する
    グリーンケース成形機と、 ベルト・トレッドバンド構成部材をそれ用のサービサー
    よりドラムに供給してベルト・トレッドバンドを成形す
    る少なくとも1台のベルト・トレッドバンド成形機と、 ベルト・トレッドバンド成形機のドラム上で成形された
    ベルト・トレッドバンドをグリーンケース成形機に搬送
    するための搬送装置とを備え、グリーンケース成形機に
    搬送されたベルト・トレッドバンドをそのドラム上のグ
    リーンケースに組み付けてグリーンタイヤを得るように
    したグリーンタイヤ成形システムにおいて、 前記ベルト・トレッドバンド構成部材用のサービサーは
    異なるサイズのベルト・トレッドバンド構成部材を供給
    できるように少なくとも2台併設し、これに対応して前
    記ベルト・トレッドバンド成形機を移動させてそのドラ
    ムの位置を各サービサーに対向する位置に移動可能とし
    たことを特徴とするグリーンタイヤ成形システム。
  2. 【請求項2】 グリーンケース構成部材をそれ用のサー
    ビサーよりドラムに供給してグリーンケースを成形する
    グリーンケース成形機と、 ベルト・トレッドバンド構成部材をそれ用のサービサー
    よりドラムに供給してベルト・トレッドバンドを成形す
    る少なくとも1台のベルト・トレッドバンド成形機と、 ベルト・トレッドバンド成形機のドラム上で成形された
    ベルト・トレッドバンドをグリーンケース成形機に搬送
    するための搬送装置とを備え、グリーンケース成形機に
    搬送されたベルト・トレッドバンドをそのドラム上のグ
    リーンケースに組み付けてグリーンタイヤを得るように
    したグリーンタイヤ成形システムにおいて、 前記ベルト・トレッドバンド成形機はベルト・トレッド
    バンド成形機本体の両側にドラムを1台ずつ設け、これ
    に対応して各ドラムに異なるサイズのベルト・トレッド
    バンド構成部材を供給できるようにサービサーを2台併
    設し、前記両ドラムは前記ベルト・トレッドバンド成形
    機本体の回りに旋回して互いの位置を入れ替え可能とさ
    れていることを特徴とするグリーンタイヤ成形システ
    ム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100441958B1 (ko) * 2001-12-28 2004-07-27 한국타이어 주식회사 대형 그린타이어의 제조조립장치
KR100516021B1 (ko) * 1999-12-06 2005-09-21 한국타이어 주식회사 그린타이어의 성형방법 및 이의 성형장치

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KR100516021B1 (ko) * 1999-12-06 2005-09-21 한국타이어 주식회사 그린타이어의 성형방법 및 이의 성형장치
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