JPH08224116A - 金箔入りアクセサリー - Google Patents
金箔入りアクセサリーInfo
- Publication number
- JPH08224116A JPH08224116A JP7032995A JP7032995A JPH08224116A JP H08224116 A JPH08224116 A JP H08224116A JP 7032995 A JP7032995 A JP 7032995A JP 7032995 A JP7032995 A JP 7032995A JP H08224116 A JPH08224116 A JP H08224116A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- porcelain
- gold leaf
- procelain
- gold
- mud
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポーセレンのもつ透明感とその中に内包密封
されたデザインカットされた金箔の深みのある輝きをそ
なえたアクセサリーを提供する。 【構成】 透明あるいは色付きのポーセレン本体(1)
内に金箔(4)が内包密封されたアクセサリー
されたデザインカットされた金箔の深みのある輝きをそ
なえたアクセサリーを提供する。 【構成】 透明あるいは色付きのポーセレン本体(1)
内に金箔(4)が内包密封されたアクセサリー
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアクセサリーに関するも
のであり、特にポーセレン(陶材)は口の中でも化学的
に安定しているので歯面に接着させて歯のアクセサリー
として利用できる。
のであり、特にポーセレン(陶材)は口の中でも化学的
に安定しているので歯面に接着させて歯のアクセサリー
として利用できる。
【0002】
【従来の技術】従来、ポーセレンは、ポーセレンファー
ネスで焼成する際、小さな気泡の存在がクラックの原因
とされて、焼成前にはコンデンスして気泡をできるだけ
取り除いておくことが大切であり、金箔などの異質物を
中にいれて焼成することは行なわれていなかった。
ネスで焼成する際、小さな気泡の存在がクラックの原因
とされて、焼成前にはコンデンスして気泡をできるだけ
取り除いておくことが大切であり、金箔などの異質物を
中にいれて焼成することは行なわれていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】ところで、ポーセレ
ンの焼成温度が1000℃近くになるものが多くポーセ
レン内に金箔などの異質物を入れて焼成するとクラック
が発生したり、高温のために中に入れた物が溶けてしま
った。そこで、本発明は、金箔がポーセレン内で黒くな
らず、溶けずに金箔の輝きを保ったままで使用できるア
クセサリーを提供しようとするものである。
ンの焼成温度が1000℃近くになるものが多くポーセ
レン内に金箔などの異質物を入れて焼成するとクラック
が発生したり、高温のために中に入れた物が溶けてしま
った。そこで、本発明は、金箔がポーセレン内で黒くな
らず、溶けずに金箔の輝きを保ったままで使用できるア
クセサリーを提供しようとするものである。
【0004】
【問題点を解決するための手段】上記問題点を解決する
ために、本発明は、焼成温度700℃前後(660℃の
製品もある)の低温溶融ポーセレンを使用することで、
また焼成時間を短縮することに心掛けた。そこで、製作
工程においてあらかじめレジンなどで完成予想模型を作
成し、金型を作る。ポーセレン泥を流し込みコンデン
ス、吸水後焼成する。金型から取り出し形態修正し、金
箔をのせるために一部分を削合して下部ポーセレン部
(2′)を仕上げる。つぎに金箔をのせ、さらに築盛し
て上部ポーセレン部(3)を仕上げる。完成品が薄い場
合には上下ポーセレンを一度で焼成する方法(一回焼成
法)もあるが、金箔を入れてからの焼成時間を短縮する
ためには、あらかじめ上部ポーセレン部(3)よりも大
きい下部ポーセレン部(2)だけを焼成してから、その
上に金箔をのせ築盛を行ない、再度焼成する方法(二回
焼成法)が金箔に及ぶ熱量が少なくてすむ。
ために、本発明は、焼成温度700℃前後(660℃の
製品もある)の低温溶融ポーセレンを使用することで、
また焼成時間を短縮することに心掛けた。そこで、製作
工程においてあらかじめレジンなどで完成予想模型を作
成し、金型を作る。ポーセレン泥を流し込みコンデン
ス、吸水後焼成する。金型から取り出し形態修正し、金
箔をのせるために一部分を削合して下部ポーセレン部
(2′)を仕上げる。つぎに金箔をのせ、さらに築盛し
て上部ポーセレン部(3)を仕上げる。完成品が薄い場
合には上下ポーセレンを一度で焼成する方法(一回焼成
法)もあるが、金箔を入れてからの焼成時間を短縮する
ためには、あらかじめ上部ポーセレン部(3)よりも大
きい下部ポーセレン部(2)だけを焼成してから、その
上に金箔をのせ築盛を行ない、再度焼成する方法(二回
焼成法)が金箔に及ぶ熱量が少なくてすむ。
【0005】
【作用】焼成されることで上下ポーセレン同志の結晶化
によって、はさまれた金箔は内包密封された状態にな
り、黄金の輝きが保たれる。
によって、はさまれた金箔は内包密封された状態にな
り、黄金の輝きが保たれる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
【第1実施例】 アクセサリー(指輪の石の例)の作成法 (二回焼成
法) あらかじめレジンなどで完成予想模型を作成し、金型を
作る。ポーセレン泥を流し込みコンデンス、吸水後焼成
を行なう。金型から取り出した焼成後のポーセレンを形
態修正し、デザインカットされた金箔をのせるために一
部分を削合して下部ポーセレン部(2′)を仕上げる。
つぎにその削合した面上に金箔をのせ、金箔全面をもれ
なく覆うようにポーセレン泥を一層築盛し、再度焼成を
行なう。形を整えて研磨して仕上げるアクセサリー。
法) あらかじめレジンなどで完成予想模型を作成し、金型を
作る。ポーセレン泥を流し込みコンデンス、吸水後焼成
を行なう。金型から取り出した焼成後のポーセレンを形
態修正し、デザインカットされた金箔をのせるために一
部分を削合して下部ポーセレン部(2′)を仕上げる。
つぎにその削合した面上に金箔をのせ、金箔全面をもれ
なく覆うようにポーセレン泥を一層築盛し、再度焼成を
行なう。形を整えて研磨して仕上げるアクセサリー。
【第2実施例】 歯のアクセサリーの作成法 (一回焼成法) 1 各自の歯型を採得し、その模型歯牙を作る。 2 模型歯牙上で所望の位置にアクセサリーの外型のワ
ックスパターンを作る。そのコアを両隣接歯牙を含めて
採得しておくと便利である。 3 模型歯牙の唇面にポーセレン泥を厚さ1mm程度筆
積みし、コンデンス後吸水し、デザインカットした金箔
をのせる。 4 金箔をのせたあと再びポーセレン泥を築盛し、準備
しておいたコアをあてがいながら外型を仕上げる。 5 温度700℃前後で焼成する。 6 形態修正後、研磨をおこなう。 7 完成品を歯面に接着する。 歯のアクセサリーの場合、厚さは2・5mm以内にとど
めた方がよい。
ックスパターンを作る。そのコアを両隣接歯牙を含めて
採得しておくと便利である。 3 模型歯牙の唇面にポーセレン泥を厚さ1mm程度筆
積みし、コンデンス後吸水し、デザインカットした金箔
をのせる。 4 金箔をのせたあと再びポーセレン泥を築盛し、準備
しておいたコアをあてがいながら外型を仕上げる。 5 温度700℃前後で焼成する。 6 形態修正後、研磨をおこなう。 7 完成品を歯面に接着する。 歯のアクセサリーの場合、厚さは2・5mm以内にとど
めた方がよい。
【第3実施例】色付きのポーセレンで金型焼成した下部
ポーセレン部(2′)に、じかにデザインカットされた
金箔をのせるか、あるいは一層透明ポーセレンを盛った
あと金箔をのせてから、上部にさらに透明ポーセレンを
築盛し、再度焼成を行なって作成されたアクセサリー。
ポーセレン部(2′)に、じかにデザインカットされた
金箔をのせるか、あるいは一層透明ポーセレンを盛った
あと金箔をのせてから、上部にさらに透明ポーセレンを
築盛し、再度焼成を行なって作成されたアクセサリー。
【第4実施例】金型に透明ポーセレン泥を少量流し込み
コンデンス、吸水後金箔をおき、静かに色付きポーセレ
ン泥を流し込み、軽めのコンデンスを行ない、吸水後、
焼成を行なう方法。(一回焼成)この方法により、下部
ポーセレン部(2′)と上部ポーセレン部(3′)との
境界がポーセレンの結晶化によって不明瞭になり、ぼか
し効果が期待できるアクセサリー。
コンデンス、吸水後金箔をおき、静かに色付きポーセレ
ン泥を流し込み、軽めのコンデンスを行ない、吸水後、
焼成を行なう方法。(一回焼成)この方法により、下部
ポーセレン部(2′)と上部ポーセレン部(3′)との
境界がポーセレンの結晶化によって不明瞭になり、ぼか
し効果が期待できるアクセサリー。
【第5実施例】義歯に使われている既製の陶歯や焼付ポ
ーセレン冠などの歯面に金箔をはり、低温溶融透明ポー
セレン泥を一層築盛し焼成して仕上げるアクセサリー。
ーセレン冠などの歯面に金箔をはり、低温溶融透明ポー
セレン泥を一層築盛し焼成して仕上げるアクセサリー。
【0007】
【発明の効果】本体(1)に透明度の高いポーセレン
(陶材)を使用することで、内包密封された金箔の深み
のある輝きが期待できる。金の使用量が少なくて黄金の
輝きが得られ、金属のみのアクセサリーよりも軽量化が
はかれる。さらに、ほとんど変色せず、金属アレルギー
の人にも使用できるものである。
(陶材)を使用することで、内包密封された金箔の深み
のある輝きが期待できる。金の使用量が少なくて黄金の
輝きが得られ、金属のみのアクセサリーよりも軽量化が
はかれる。さらに、ほとんど変色せず、金属アレルギー
の人にも使用できるものである。
【0008】
【図1】本発明の第1実施例における指輪の石の斜視図
である。
である。
【図2】本発明の第1実施例における指輪の石の上部ポ
ーセレン焼成前のA−A拡大断面図である。
ーセレン焼成前のA−A拡大断面図である。
【図3】本発明の第1実施例における指輪の石の二回焼
成後のA−A拡大断面図である。
成後のA−A拡大断面図である。
【図4】本発明の第2実施例の使用状態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図5】本発明の第2実施例の上下ポーセレン築盛後、
焼成前のB−B拡大断面図である。
焼成前のB−B拡大断面図である。
1 ポーセレン本体 2 焼成前の下部ポーセレン部 2′焼成後の下部ポーセレン部 3 焼成前の上部ポーセレン部 3′焼成後の上部ポーセレン部 4 金箔
Claims (1)
- 【請求項1】 透明あるいは色付きのポーセレン本体
(1)内に金箔(4)が内包密封されたアクセサリー
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7032995A JPH08224116A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | 金箔入りアクセサリー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7032995A JPH08224116A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | 金箔入りアクセサリー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08224116A true JPH08224116A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=13428293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7032995A Pending JPH08224116A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | 金箔入りアクセサリー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08224116A (ja) |
-
1995
- 1995-02-20 JP JP7032995A patent/JPH08224116A/ja active Pending
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