JPH08223785A - 界磁回路地絡検出装置 - Google Patents
界磁回路地絡検出装置Info
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- JPH08223785A JPH08223785A JP7024179A JP2417995A JPH08223785A JP H08223785 A JPH08223785 A JP H08223785A JP 7024179 A JP7024179 A JP 7024179A JP 2417995 A JP2417995 A JP 2417995A JP H08223785 A JPH08223785 A JP H08223785A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 地絡を確実に検出することを可能とする。
【構成】 界磁回路の界磁電圧Vf に同期した信号を発
信する同期信号発信手段15と、この同期信号発信手段
の出力信号に基づいて前記界磁回路の地絡電流If また
はこの地絡電流に比例する電圧を、界磁電圧に同期した
周期で検出し、この検出値が規定値以上の場合に検出信
号を出力する検出手段Rd,11と、検出信号に基づい
てパルス信号を発生するパルス信号発生手段12と、パ
ルス信号のパルスをカウントしてパルス信号が途切れた
場合にカウント値をリセットする機能を有し、パルスの
カウント値が所定値に達したときに地絡検出信号を出力
するカウンタ手段13と、を備えていることを特徴とす
る。
信する同期信号発信手段15と、この同期信号発信手段
の出力信号に基づいて前記界磁回路の地絡電流If また
はこの地絡電流に比例する電圧を、界磁電圧に同期した
周期で検出し、この検出値が規定値以上の場合に検出信
号を出力する検出手段Rd,11と、検出信号に基づい
てパルス信号を発生するパルス信号発生手段12と、パ
ルス信号のパルスをカウントしてパルス信号が途切れた
場合にカウント値をリセットする機能を有し、パルスの
カウント値が所定値に達したときに地絡検出信号を出力
するカウンタ手段13と、を備えていることを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は同期機の界磁回路の地絡
故障を検出する界磁回路地絡検出装置に関する。
故障を検出する界磁回路地絡検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般
に、図12に示すように同期機1の界磁回路は界磁巻線
2だけでなく、界磁しゃ断器3、放電抵抗4、励磁装置
5、スリップリング(図示せず)等から構成される。な
お、界磁しゃ断器3は2個の常開接点3a1 ,3a2 お
よび常閉接点3bを有しており、常開接点3a1 ,3a
2 がON状態のときに励磁装置5からの励磁電流を界磁
巻線2に伝える。また励磁装置5はサイリスタからなる
整流器5Aと、励磁変圧器5Bとを有している。
に、図12に示すように同期機1の界磁回路は界磁巻線
2だけでなく、界磁しゃ断器3、放電抵抗4、励磁装置
5、スリップリング(図示せず)等から構成される。な
お、界磁しゃ断器3は2個の常開接点3a1 ,3a2 お
よび常閉接点3bを有しており、常開接点3a1 ,3a
2 がON状態のときに励磁装置5からの励磁電流を界磁
巻線2に伝える。また励磁装置5はサイリスタからなる
整流器5Aと、励磁変圧器5Bとを有している。
【0003】上記界磁回路において2箇所以上で地絡が
発生すると、大きな短絡電流が流れ、多大な損害を引き
起こす。このような事故を未然に防ぐために1箇所でも
地絡が発生してもこれを検出する界磁回路地絡検出装置
が設けられている。
発生すると、大きな短絡電流が流れ、多大な損害を引き
起こす。このような事故を未然に防ぐために1箇所でも
地絡が発生してもこれを検出する界磁回路地絡検出装置
が設けられている。
【0004】従来の界磁回路地絡検出装置(以下、地絡
検出装置ともいう)の第1の例を図12に示す。この地
絡検出装置501 は変圧器7と、整流器8,9と、発光
ダイオード16と、表示器17と、検出抵抗Rdと、検
出回路51と、時限回路52と、補助継電器駆動部53
と、検出用継電器D1と、警報用継電器D2と、常開接
点D1a,D2aと、リセット用プッシュボタンスイッ
チPBとを備えている。
検出装置ともいう)の第1の例を図12に示す。この地
絡検出装置501 は変圧器7と、整流器8,9と、発光
ダイオード16と、表示器17と、検出抵抗Rdと、検
出回路51と、時限回路52と、補助継電器駆動部53
と、検出用継電器D1と、警報用継電器D2と、常開接
点D1a,D2aと、リセット用プッシュボタンスイッ
チPBとを備えている。
【0005】変圧器7は商用電源側に接続された一次巻
線7aと、2個の2次巻線7b,7cを有している。二
次巻線7b,7cに発生した電力は整流回路9,8によ
って各々整流される。整流回路9の出力は地絡検出装置
501 の内部直流電源ViD(高インピーダンス)とな
る。この整流回路9のプラス側出力端子は地絡検出装置
501 の入力端子INを介して界磁回路のN極側に接続
されている。また、整流回路9の一側出力端子は検出抵
抗Rdを介して地絡検出装置501 の接続端子Eに接続
されている。したがって界磁回路501 に地絡が発生す
ると、検出抵抗Rdに地絡電流If が流れる。このとき
検出抵抗Rdの両端に発生する電圧が検出回路51によ
って検出され、この検出値が連続して一定時間以上規定
値を越えた場合に時限回路52から指令信号が発生され
る。すると、補助継電器駆動部53が動作し、発光ダイ
オード16をオンさせて地絡が生じたことを人に知らせ
るとともに継電器D1を励磁する。継電器D1が励磁さ
れると、常開接点D1a が閉成し、この常開接点D1a
に直列に接続された警報用継電器D2が励磁されるとと
もに地絡警報が表示器17に表示される。また継電器D
2が励磁されると、常開接点D2a が閉成し、継電器D
2が自己保持される。なお、常開接点D2a はリセット
用プッシュボタンスイッチPBと直列に接続され、常開
接点D2a およびスイッチPBからなる直列回路は常開
接点D1a と並列に接続されている。
線7aと、2個の2次巻線7b,7cを有している。二
次巻線7b,7cに発生した電力は整流回路9,8によ
って各々整流される。整流回路9の出力は地絡検出装置
501 の内部直流電源ViD(高インピーダンス)とな
る。この整流回路9のプラス側出力端子は地絡検出装置
501 の入力端子INを介して界磁回路のN極側に接続
されている。また、整流回路9の一側出力端子は検出抵
抗Rdを介して地絡検出装置501 の接続端子Eに接続
されている。したがって界磁回路501 に地絡が発生す
ると、検出抵抗Rdに地絡電流If が流れる。このとき
検出抵抗Rdの両端に発生する電圧が検出回路51によ
って検出され、この検出値が連続して一定時間以上規定
値を越えた場合に時限回路52から指令信号が発生され
る。すると、補助継電器駆動部53が動作し、発光ダイ
オード16をオンさせて地絡が生じたことを人に知らせ
るとともに継電器D1を励磁する。継電器D1が励磁さ
れると、常開接点D1a が閉成し、この常開接点D1a
に直列に接続された警報用継電器D2が励磁されるとと
もに地絡警報が表示器17に表示される。また継電器D
2が励磁されると、常開接点D2a が閉成し、継電器D
2が自己保持される。なお、常開接点D2a はリセット
用プッシュボタンスイッチPBと直列に接続され、常開
接点D2a およびスイッチPBからなる直列回路は常開
接点D1a と並列に接続されている。
【0006】また整流回路8の出力は検出回路51、時
限回路52、補助継電器駆動部53、継電器D2、およ
び表示器17の駆動電源となっている。
限回路52、補助継電器駆動部53、継電器D2、およ
び表示器17の駆動電源となっている。
【0007】このように図12に示す地絡検出装置50
1 においては、内部直流電源ViDと地絡抵抗を介し流れ
る地絡電流(直流電流)によって検出抵抗Rdの両端に
発生する電圧が一定時間(例えば、10〜20秒)以上
連続して規定値を越えた場合に地絡が発生したと判断し
ている。
1 においては、内部直流電源ViDと地絡抵抗を介し流れ
る地絡電流(直流電流)によって検出抵抗Rdの両端に
発生する電圧が一定時間(例えば、10〜20秒)以上
連続して規定値を越えた場合に地絡が発生したと判断し
ている。
【0008】一般に励磁装置5の整流器5Aにサイリス
タが使用されている場合には、界磁電圧Vf の波形は、
例えば、駆動電源を50Hzで3相とし、整流器5Aが
全波整流を行うものとすれば、周期T=1/300=
3.3×10-3秒の鋸歯状波形となる。一方、界磁回路
にはこの回路の対地静電容量80が存在し、界磁電圧変
化に対して対地間に電圧Vc が発生する。この発生電圧
Vc は図12に示す一点鎖線のルートを通り、内部直流
電圧ViDに重畳され、地絡検出装置501 の端子INと
端子Eの間に発生する電圧が内部直流電圧ViDよりも高
い場合には地絡検出装置501 に地絡電流If が流れる
ことができず、3.3×10-3秒の周期で地絡電流が断
続することになる。したがってこの場合は図12に示す
従来の地絡検出装置では地絡が生じているにもかかわら
ず地絡を検出できないことになる。
タが使用されている場合には、界磁電圧Vf の波形は、
例えば、駆動電源を50Hzで3相とし、整流器5Aが
全波整流を行うものとすれば、周期T=1/300=
3.3×10-3秒の鋸歯状波形となる。一方、界磁回路
にはこの回路の対地静電容量80が存在し、界磁電圧変
化に対して対地間に電圧Vc が発生する。この発生電圧
Vc は図12に示す一点鎖線のルートを通り、内部直流
電圧ViDに重畳され、地絡検出装置501 の端子INと
端子Eの間に発生する電圧が内部直流電圧ViDよりも高
い場合には地絡検出装置501 に地絡電流If が流れる
ことができず、3.3×10-3秒の周期で地絡電流が断
続することになる。したがってこの場合は図12に示す
従来の地絡検出装置では地絡が生じているにもかかわら
ず地絡を検出できないことになる。
【0009】次に従来の地絡検出装置の第2の例を図1
3に示す。この地絡検出装置502は、地絡電流を監視
し、この地絡電流が規定値を連続して所定時間(例えば
10〜20秒間)越えた場合に地絡が生じているとする
ものであって、図12に示す地絡検出装置501 におい
て、検出抵抗Rdの代わりに電流形継電器Xを設けると
ともに、検出回路51、時限回路52、補助継電器駆動
部53の代わりに時限継電器T、常開接点Xa およびT
a を設けたものである。
3に示す。この地絡検出装置502は、地絡電流を監視
し、この地絡電流が規定値を連続して所定時間(例えば
10〜20秒間)越えた場合に地絡が生じているとする
ものであって、図12に示す地絡検出装置501 におい
て、検出抵抗Rdの代わりに電流形継電器Xを設けると
ともに、検出回路51、時限回路52、補助継電器駆動
部53の代わりに時限継電器T、常開接点Xa およびT
a を設けたものである。
【0010】継電器Xに規定値以上の地絡電流が流れる
と、常閉接点Xa が閉成され、時限継電器Tが動作す
る。そして接点Xa の閉成状態が所定時間継続すると、
すなわち、継電器Xに規定値以上の地絡電流が所定時間
流れると、常閉接点Ta が閉成し、継電器D1が励磁さ
れる。すると、常閉接点D1a が閉成し、継電器D2が
励磁され、これにより常閉接点D2a が閉成し、継電器
D2が自己保持される。またこのとき地絡が生じている
ことを表示器17によって表示する。
と、常閉接点Xa が閉成され、時限継電器Tが動作す
る。そして接点Xa の閉成状態が所定時間継続すると、
すなわち、継電器Xに規定値以上の地絡電流が所定時間
流れると、常閉接点Ta が閉成し、継電器D1が励磁さ
れる。すると、常閉接点D1a が閉成し、継電器D2が
励磁され、これにより常閉接点D2a が閉成し、継電器
D2が自己保持される。またこのとき地絡が生じている
ことを表示器17によって表示する。
【0011】この第2の例の地絡検出装置502 は、規
定値以上の地絡電流が連続して所定時間流れた場合に地
絡が生じていると判定するものであるから、界磁電圧の
影響で地絡電流が断続的に流れた場合は図12に示す第
1の例と同様に地絡が生じているにもかかわらず、地絡
を検出することができないという問題がある。
定値以上の地絡電流が連続して所定時間流れた場合に地
絡が生じていると判定するものであるから、界磁電圧の
影響で地絡電流が断続的に流れた場合は図12に示す第
1の例と同様に地絡が生じているにもかかわらず、地絡
を検出することができないという問題がある。
【0012】次に従来の地絡検出装置の第3の例を図1
4に示す。この地絡検出装置503は内部に図13に示
すような直流電流ViDを持っていず、界磁電圧をそのま
ま利用したものである。すなわち図14に示す地絡検出
装置503 は図13に示す地絡検出装置502 におい
て、整流回路9の代わりに抵抗R1,R2を設けたもの
である。抵抗R1およびR2は直列に接続し、この直列
に接続したものを界磁巻線2と並列に接続し、抵抗R1
とR2との接続点に継電器Xのプラス側端子を接続して
いる。なお、抵抗R1,R2の代わりに2個のコンデン
サを直列に接続しても良い。
4に示す。この地絡検出装置503は内部に図13に示
すような直流電流ViDを持っていず、界磁電圧をそのま
ま利用したものである。すなわち図14に示す地絡検出
装置503 は図13に示す地絡検出装置502 におい
て、整流回路9の代わりに抵抗R1,R2を設けたもの
である。抵抗R1およびR2は直列に接続し、この直列
に接続したものを界磁巻線2と並列に接続し、抵抗R1
とR2との接続点に継電器Xのプラス側端子を接続して
いる。なお、抵抗R1,R2の代わりに2個のコンデン
サを直列に接続しても良い。
【0013】今、図14に示す地絡検出装置503 に用
いられる図15(a)に示す界磁回路に地絡が発生した
場合、地絡発生箇所F点により分割される界磁巻線2の
正極側の抵抗をRf1、負極側の抵抗をRf2とし、検出装
置503 の正極側の抵抗をR1、負極側の抵抗をR2と
すると図15(b)に示すようにRf1,Rf2,R1,R
2を四辺とするブリッジ回路が構成される。地絡箇所F
がRf1/Rf2=R1/R2を満たす箇所であれば、ブリ
ッジ回路が平衡状態にあるため、電流形継電器Xに不平
衡電流(地絡電流If)が流れない。このときの地絡箇
所F点をブリッジ回路の不感帯、または電気的中性点と
呼ぶ。したがって、図14に示す地絡検出装置503 に
おいては、不感帯に地絡が生じてもこれを検出すること
ができないという問題があった。
いられる図15(a)に示す界磁回路に地絡が発生した
場合、地絡発生箇所F点により分割される界磁巻線2の
正極側の抵抗をRf1、負極側の抵抗をRf2とし、検出装
置503 の正極側の抵抗をR1、負極側の抵抗をR2と
すると図15(b)に示すようにRf1,Rf2,R1,R
2を四辺とするブリッジ回路が構成される。地絡箇所F
がRf1/Rf2=R1/R2を満たす箇所であれば、ブリ
ッジ回路が平衡状態にあるため、電流形継電器Xに不平
衡電流(地絡電流If)が流れない。このときの地絡箇
所F点をブリッジ回路の不感帯、または電気的中性点と
呼ぶ。したがって、図14に示す地絡検出装置503 に
おいては、不感帯に地絡が生じてもこれを検出すること
ができないという問題があった。
【0014】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
であって、同期機の界磁回路に地絡が生じた場合に、地
絡を確実に検出することのできる界磁回路地絡検出装置
を提供することを目的とする。
であって、同期機の界磁回路に地絡が生じた場合に、地
絡を確実に検出することのできる界磁回路地絡検出装置
を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明による界磁回路地
絡検出装置の第1の態様は、界磁回路の界磁電圧に同期
した信号を発信する同期信号発信手段と、この同期信号
発信手段の出力信号に基づいて前記界磁回路の地絡電流
またはこの地絡電流に比例する電圧を、前記界磁電圧に
同期した周期で検出し、この検出値が規定値以上の場合
に検出信号を出力する検出手段と、前記検出信号に基づ
いてパルス信号を発生するパルス信号発生手段と、前記
パルス信号のパルスをカウントして前記パルス信号が途
切れた場合にカウント値をリセットする機能を有し、前
記パルスのカウント値が所定値に達したときに地絡検出
信号を出力するカウンタ手段と、を備えていることを特
徴とする。
絡検出装置の第1の態様は、界磁回路の界磁電圧に同期
した信号を発信する同期信号発信手段と、この同期信号
発信手段の出力信号に基づいて前記界磁回路の地絡電流
またはこの地絡電流に比例する電圧を、前記界磁電圧に
同期した周期で検出し、この検出値が規定値以上の場合
に検出信号を出力する検出手段と、前記検出信号に基づ
いてパルス信号を発生するパルス信号発生手段と、前記
パルス信号のパルスをカウントして前記パルス信号が途
切れた場合にカウント値をリセットする機能を有し、前
記パルスのカウント値が所定値に達したときに地絡検出
信号を出力するカウンタ手段と、を備えていることを特
徴とする。
【0016】また本発明による界磁回路地絡検出装置の
第2の態様は、一端が界磁回路の正極または負極側に接
続される内部直流電源と、この内部直流電源の他端に接
続されて地絡電流またはこの地絡電流に比例する電圧を
検出する検出手段とを備え、前記検出手段の検出値に基
づいて界磁回路の地絡を検出する界磁回路地絡検出装置
において、前記内部直流電源の一方の端子と他方の端子
の接続を、所定時間経過毎に切替えることにより前記検
出手段に接続する前記内部直流電源の極性を切替える極
性切替手段を設けたことを特徴とする。
第2の態様は、一端が界磁回路の正極または負極側に接
続される内部直流電源と、この内部直流電源の他端に接
続されて地絡電流またはこの地絡電流に比例する電圧を
検出する検出手段とを備え、前記検出手段の検出値に基
づいて界磁回路の地絡を検出する界磁回路地絡検出装置
において、前記内部直流電源の一方の端子と他方の端子
の接続を、所定時間経過毎に切替えることにより前記検
出手段に接続する前記内部直流電源の極性を切替える極
性切替手段を設けたことを特徴とする。
【0017】また本発明による界磁回路地絡検出装置の
第3の態様は、界磁回路の界磁電圧に同期した信号を発
信する同期信号発信手段と、一端が前記界磁回路の正極
側または負極側に接続される内部直流電源と、前記内部
直流電源の他端に接続され、前記同期信号発信手段の出
力信号に基づいて前記界磁回路の地絡電流またはこの地
絡電流に比例する電圧を検出し、この検出値が規定値以
上の場合に検出信号を出力する検出手段と、前記検出信
号に基づいてパルス信号を発生するパルス信号発生手段
と、前記パルス信号のパルスをカウントして前記パルス
信号が途切れた場合にカウント値をリセットする機能を
有し、前記パルスのカウント値が所定値に達したときに
地絡検出信号を出力するカウンタ手段と、前記内部直流
電源の一方の端子と他方の端子の接続を、所定時間経過
毎に切替える極性切替手段と、を備えていることを特徴
とする。
第3の態様は、界磁回路の界磁電圧に同期した信号を発
信する同期信号発信手段と、一端が前記界磁回路の正極
側または負極側に接続される内部直流電源と、前記内部
直流電源の他端に接続され、前記同期信号発信手段の出
力信号に基づいて前記界磁回路の地絡電流またはこの地
絡電流に比例する電圧を検出し、この検出値が規定値以
上の場合に検出信号を出力する検出手段と、前記検出信
号に基づいてパルス信号を発生するパルス信号発生手段
と、前記パルス信号のパルスをカウントして前記パルス
信号が途切れた場合にカウント値をリセットする機能を
有し、前記パルスのカウント値が所定値に達したときに
地絡検出信号を出力するカウンタ手段と、前記内部直流
電源の一方の端子と他方の端子の接続を、所定時間経過
毎に切替える極性切替手段と、を備えていることを特徴
とする。
【0018】また本発明による界磁回路の地絡検出装置
の第4の態様は、界磁回路の界磁電圧の分圧を取り出す
分圧手段と、この分圧手段によって取り出された分圧を
受けて前記界磁回路の地絡電流を検出する地絡電流検出
手段と、所定時間毎に前記分圧手段に制御信号を送り前
記分圧を変える分圧制御手段と、を備えていることを特
徴とする。
の第4の態様は、界磁回路の界磁電圧の分圧を取り出す
分圧手段と、この分圧手段によって取り出された分圧を
受けて前記界磁回路の地絡電流を検出する地絡電流検出
手段と、所定時間毎に前記分圧手段に制御信号を送り前
記分圧を変える分圧制御手段と、を備えていることを特
徴とする。
【0019】
【作用】上述のように構成された本発明の界磁回路地絡
検出装置の第1の態様によれば、地絡が生じている場合
界磁電圧に同期した周期でパルスが発生されこのパルス
のカウント値が所定値に達したときに地絡と判断され
る。これにより界磁電圧の影響で地絡電流が断続しても
界磁回路の地絡を確実に検出できる。
検出装置の第1の態様によれば、地絡が生じている場合
界磁電圧に同期した周期でパルスが発生されこのパルス
のカウント値が所定値に達したときに地絡と判断され
る。これにより界磁電圧の影響で地絡電流が断続しても
界磁回路の地絡を確実に検出できる。
【0020】また上述のように構成された本発明の界磁
回路地絡検出装置の第2の態様によれば、極性切替手段
によって検出手段に接続する内部直流電源の極性が所定
時間経過毎に切替わる。これにより界磁電圧の影響で検
出装置の端子電圧が内部直流電圧よりも高くなったとき
に地絡が生じても、極性が切替わることにより逆向きの
電流が流れ、地絡を確実に検出できる。
回路地絡検出装置の第2の態様によれば、極性切替手段
によって検出手段に接続する内部直流電源の極性が所定
時間経過毎に切替わる。これにより界磁電圧の影響で検
出装置の端子電圧が内部直流電圧よりも高くなったとき
に地絡が生じても、極性が切替わることにより逆向きの
電流が流れ、地絡を確実に検出できる。
【0021】また上述のように構成された本発明の界磁
回路地絡検出装置の第3の態様によれば、第1の態様の
検出機能第2の態様の検出機能が組合せられている。こ
れにより、第1および第2の態様と同様に確実に地絡を
検出することができる。
回路地絡検出装置の第3の態様によれば、第1の態様の
検出機能第2の態様の検出機能が組合せられている。こ
れにより、第1および第2の態様と同様に確実に地絡を
検出することができる。
【0022】また上述のように構成された本発明の界磁
回路地絡検出装置の第4の態様によれば、所定時間毎に
地絡電流検出手段の受ける電圧が異なり、これにより不
感帯を変えることが可能となり、地絡を確実に検出する
ことができる。
回路地絡検出装置の第4の態様によれば、所定時間毎に
地絡電流検出手段の受ける電圧が異なり、これにより不
感帯を変えることが可能となり、地絡を確実に検出する
ことができる。
【0023】
【実施例】本発明による界磁回路地絡検出装置(以下、
地絡検出装置という)の第1の実施例の構成を図1に示
す。この第1の実施例の地絡検出装置61 は図12に示
す従来の地絡検出装置501 において、検出回路51、
時限回路52、補助継電器駆動部53の代わりに検出回
路11、パルス発生器12、パルスカウンタ13、補助
継電器駆動部14、および界磁電圧同期信号発信器15
を新たに設けたものである。
地絡検出装置という)の第1の実施例の構成を図1に示
す。この第1の実施例の地絡検出装置61 は図12に示
す従来の地絡検出装置501 において、検出回路51、
時限回路52、補助継電器駆動部53の代わりに検出回
路11、パルス発生器12、パルスカウンタ13、補助
継電器駆動部14、および界磁電圧同期信号発信器15
を新たに設けたものである。
【0024】界磁電圧同期信号発信器(以下、単に発信
器ともいう)15は地絡検出装置501 の入力端子IN
に接続され、界磁電圧に同期した信号を発信する。検出
回路11は発信器15の出力信号に基づいて界磁電圧の
周期で検出抵抗Rdの両端の電圧をサンプリングし、こ
のサンプリングした電圧が規定値を越えた場合に検出信
号を出力する。パルス発生器12は検出回路11から検
出信号に基づいてパルス信号を発生する。パルスカウン
タ13はパルス発生器12からのパルス信号をカウント
し、パルスが途切れたらカウント値をリセットする機能
を有している。そしてカウント値が所定値に達した場合
に補助継電器駆動部14に指令信号を送り、発光ダイオ
ード16を点灯させるとともに継電器D1を励磁させ
る。
器ともいう)15は地絡検出装置501 の入力端子IN
に接続され、界磁電圧に同期した信号を発信する。検出
回路11は発信器15の出力信号に基づいて界磁電圧の
周期で検出抵抗Rdの両端の電圧をサンプリングし、こ
のサンプリングした電圧が規定値を越えた場合に検出信
号を出力する。パルス発生器12は検出回路11から検
出信号に基づいてパルス信号を発生する。パルスカウン
タ13はパルス発生器12からのパルス信号をカウント
し、パルスが途切れたらカウント値をリセットする機能
を有している。そしてカウント値が所定値に達した場合
に補助継電器駆動部14に指令信号を送り、発光ダイオ
ード16を点灯させるとともに継電器D1を励磁させ
る。
【0025】したがって、図2(a)に示すように界磁
電圧が変化している場合は、地絡検出装置501 の端子
Eの電圧、地絡電流If 、発信器15の出力信号、パル
ス発生器12の出力信号、およびパルスカウンタ13の
カウント値は図2(a)に示すようになる。この図2
(a)から分かるようにパルス発生器12の出力は発生
しているパルスの周期は界磁電圧のそれと同一である。
電圧が変化している場合は、地絡検出装置501 の端子
Eの電圧、地絡電流If 、発信器15の出力信号、パル
ス発生器12の出力信号、およびパルスカウンタ13の
カウント値は図2(a)に示すようになる。この図2
(a)から分かるようにパルス発生器12の出力は発生
しているパルスの周期は界磁電圧のそれと同一である。
【0026】この第1の実施例の地絡検出装置501 に
おいては、パルスカウンタ13のカウント値が例えば3
0個に達したときにパルスカウンタ13から指令信号が
出る、すなわち地絡が生じている判断するとすれば、界
磁電圧の周期Tが3.3×10-3秒である場合、規定値
以上の地絡電流が3.3×10-3×30=99×10-3
秒間流れたときに地絡が生じていると判断されることに
なる。これにより界磁電圧の影響で地絡電流が断続して
も界磁回路の地絡を検出できることになる。
おいては、パルスカウンタ13のカウント値が例えば3
0個に達したときにパルスカウンタ13から指令信号が
出る、すなわち地絡が生じている判断するとすれば、界
磁電圧の周期Tが3.3×10-3秒である場合、規定値
以上の地絡電流が3.3×10-3×30=99×10-3
秒間流れたときに地絡が生じていると判断されることに
なる。これにより界磁電圧の影響で地絡電流が断続して
も界磁回路の地絡を検出できることになる。
【0027】次に本発明による地絡検出装置の第2の実
施例の構成を図3に示す。この実施例の地絡検出装置6
2 は、図1に示す第1の実施例の地絡検出装置61 にお
いて検出抵抗Rdおよび検出回路11の代わりに電流形
継電器XおよびAND回路10を設けたものである。継
電器Xは一端が整流器9のマイナス側端子に接続され、
他端が地絡検出装置62 の接地端子Eに接続される。そ
して、規定値以上の地絡電流If が流れたときに検出信
号を出力する。AND回路10は継電器Xの出力信号と
発信器15の出力との論理積を演算し、その演算結果を
パルス発生器12に出力する。したがって、継電器Xと
AND回路10によって、界磁電圧に同期したタイミン
グで地絡電流にIf をサンプリングし、地絡電流If の
大きさが規定値以上の場合にその出力がパルス発生器に
送られることになる。
施例の構成を図3に示す。この実施例の地絡検出装置6
2 は、図1に示す第1の実施例の地絡検出装置61 にお
いて検出抵抗Rdおよび検出回路11の代わりに電流形
継電器XおよびAND回路10を設けたものである。継
電器Xは一端が整流器9のマイナス側端子に接続され、
他端が地絡検出装置62 の接地端子Eに接続される。そ
して、規定値以上の地絡電流If が流れたときに検出信
号を出力する。AND回路10は継電器Xの出力信号と
発信器15の出力との論理積を演算し、その演算結果を
パルス発生器12に出力する。したがって、継電器Xと
AND回路10によって、界磁電圧に同期したタイミン
グで地絡電流にIf をサンプリングし、地絡電流If の
大きさが規定値以上の場合にその出力がパルス発生器に
送られることになる。
【0028】この第2の実施例の地絡検出装置も第1の
実施例の地絡検出装置と同様に、界磁電圧の影響で地絡
電流が断続しても界磁回路の地絡を検出できる。
実施例の地絡検出装置と同様に、界磁電圧の影響で地絡
電流が断続しても界磁回路の地絡を検出できる。
【0029】次に本発明による地絡検出装置の第3の実
施例の構成を図4に示す。この実施例の地絡検出装置6
3 は、図3に示す第2の実施例の地絡検出装置におい
て、内部直流電源となる整流回路9を廃し、代わりに界
磁電圧を利用したものである。すなわち抵抗R1とR2
を直列に接続し、この直列に接続した直列回路を界磁巻
線2に並列に接続して抵抗R1とR2の接続点に継電器
Xのプラス側端子を接続したものである。この第3の実
施例も第2の実施例と同様の効果を奏することは云うま
でもない。
施例の構成を図4に示す。この実施例の地絡検出装置6
3 は、図3に示す第2の実施例の地絡検出装置におい
て、内部直流電源となる整流回路9を廃し、代わりに界
磁電圧を利用したものである。すなわち抵抗R1とR2
を直列に接続し、この直列に接続した直列回路を界磁巻
線2に並列に接続して抵抗R1とR2の接続点に継電器
Xのプラス側端子を接続したものである。この第3の実
施例も第2の実施例と同様の効果を奏することは云うま
でもない。
【0030】次に本発明による地絡検出装置の第4の実
施例の構成を図5に示す。この実施例の地絡検出装置6
4 は図13に示す従来の地絡検出装置502 において電
源極性切替器20を新たに設けたものである。この電源
極性切替器20は切替スイッチ21と、補助継電器A、
Bと、時限継電器TA、TBと、常開接点TAa 、TB
a と、接点22,23と、切替スイッチ24とを有して
いる。また切替スイッチ24は接点251 、252 、2
61 、262 からなっている。
施例の構成を図5に示す。この実施例の地絡検出装置6
4 は図13に示す従来の地絡検出装置502 において電
源極性切替器20を新たに設けたものである。この電源
極性切替器20は切替スイッチ21と、補助継電器A、
Bと、時限継電器TA、TBと、常開接点TAa 、TB
a と、接点22,23と、切替スイッチ24とを有して
いる。また切替スイッチ24は接点251 、252 、2
61 、262 からなっている。
【0031】この電源極性切替器20の動作を次に説明
する。今、切替スイッチ21は継電器A側に接続され、
接点22、251 、252 は閉成、接点23、261 、
262 は開成したとする。このとき継電器Xの一端は整
流器9の一側端子に接続されている。接点22が閉成し
たことにより継電器TAが励磁されてこの継電器TA内
のタイマが動作し、所定時間(例えば数分)経過した
後、常開接点TAa が閉成する。すると、継電器Aが励
磁され、これによりスイッチ21を継電器B側に接続さ
せるとともに、接点22、251 、252 を開成し、接
点23、261 、262 を閉成する。接点251 、25
2 が開成し、接点261 、262 が閉成したことにより
継電器Xの一端は整流回路9のプラス側端子に接続され
る。また、接点23が閉成したことにより継電器TBが
励磁されてこの継電器TB内のタイマが動作し、所定時
間(例えば数分)経過した後、常開接点TBa が閉成す
る。すると継電器Bが励磁され、これによりスイッチ2
1を継電器A側に接続させるとともに接点22、2
51 、252 を閉成させ、接点23、261 、262 を
開成する。
する。今、切替スイッチ21は継電器A側に接続され、
接点22、251 、252 は閉成、接点23、261 、
262 は開成したとする。このとき継電器Xの一端は整
流器9の一側端子に接続されている。接点22が閉成し
たことにより継電器TAが励磁されてこの継電器TA内
のタイマが動作し、所定時間(例えば数分)経過した
後、常開接点TAa が閉成する。すると、継電器Aが励
磁され、これによりスイッチ21を継電器B側に接続さ
せるとともに、接点22、251 、252 を開成し、接
点23、261 、262 を閉成する。接点251 、25
2 が開成し、接点261 、262 が閉成したことにより
継電器Xの一端は整流回路9のプラス側端子に接続され
る。また、接点23が閉成したことにより継電器TBが
励磁されてこの継電器TB内のタイマが動作し、所定時
間(例えば数分)経過した後、常開接点TBa が閉成す
る。すると継電器Bが励磁され、これによりスイッチ2
1を継電器A側に接続させるとともに接点22、2
51 、252 を閉成させ、接点23、261 、262 を
開成する。
【0032】このようにして電源極性切替器20により
内部直流電源ViDの極性を切替えるとができる。なお、
電源極性を切替えた場合の地絡検出装置の端子Eの電圧
と地絡電流の波形を図2(b)に示す。
内部直流電源ViDの極性を切替えるとができる。なお、
電源極性を切替えた場合の地絡検出装置の端子Eの電圧
と地絡電流の波形を図2(b)に示す。
【0033】したがって、界磁電圧の重畳現象により、
地絡検出装置64 の端子INと端子Eとの間に発生する
電圧が地絡検出装置64 の内部直流電圧ViDにより高く
なったときに、地絡が生じても電源極性切替器20によ
り内部直流電源ViDの極性を切替えることにより逆向き
の電流が流れ、地絡の検出を行うことができる。なお、
図2(b)の波形図から分かるように、界磁電圧の影響
が大きいほど地絡検出装置64 の端子Eに発生する電圧
が高くなり、検出電流が流れ安い傾向にあるため、検出
レベル(規定値)を下げるなど考慮すると良い。
地絡検出装置64 の端子INと端子Eとの間に発生する
電圧が地絡検出装置64 の内部直流電圧ViDにより高く
なったときに、地絡が生じても電源極性切替器20によ
り内部直流電源ViDの極性を切替えることにより逆向き
の電流が流れ、地絡の検出を行うことができる。なお、
図2(b)の波形図から分かるように、界磁電圧の影響
が大きいほど地絡検出装置64 の端子Eに発生する電圧
が高くなり、検出電流が流れ安い傾向にあるため、検出
レベル(規定値)を下げるなど考慮すると良い。
【0034】以上説明したように本実施例によれば、地
絡電流の向きを正の向き、負の向きと交互に監視するこ
とができる。
絡電流の向きを正の向き、負の向きと交互に監視するこ
とができる。
【0035】なお、上述の実施例においては時限継電器
を機械式で説明したが電子式のものを使用しても良い。
を機械式で説明したが電子式のものを使用しても良い。
【0036】次に本発明の地絡検出装置の第5の実施例
の構成を図6に示す。この実施例の地絡検出装置6
5 は、第1の実施例の地絡検出装置61 において、図5
に示す電源極性切替器20(図6上では切替スイッチ2
4のみを表示)を新たに設けたものである。第1および
第4の実施例の説明から分かるようにこの第5の実施例
の地絡検出装置によれば、地絡電流が断続してもまた逆
向き(負の向き)であっても地絡を検出することがで
き、信頼性が向上するとともに、検出範囲を維持でき
る。
の構成を図6に示す。この実施例の地絡検出装置6
5 は、第1の実施例の地絡検出装置61 において、図5
に示す電源極性切替器20(図6上では切替スイッチ2
4のみを表示)を新たに設けたものである。第1および
第4の実施例の説明から分かるようにこの第5の実施例
の地絡検出装置によれば、地絡電流が断続してもまた逆
向き(負の向き)であっても地絡を検出することがで
き、信頼性が向上するとともに、検出範囲を維持でき
る。
【0037】次に本発明による地絡検出装置の第6の実
施例を図7及び図8を参照して説明する。この実施例の
地絡検出装置は図14に示す従来の地絡検出装置503
において、抵抗R1、R2のうちの一方、例えば抵抗R
1を可変にする抵抗切替器30と、図示しない分圧制御
回路とを新たに設けたものである。なお、図7に示す符
号6′は地絡検出装置503 から抵抗R1、R2を除い
たものである。
施例を図7及び図8を参照して説明する。この実施例の
地絡検出装置は図14に示す従来の地絡検出装置503
において、抵抗R1、R2のうちの一方、例えば抵抗R
1を可変にする抵抗切替器30と、図示しない分圧制御
回路とを新たに設けたものである。なお、図7に示す符
号6′は地絡検出装置503 から抵抗R1、R2を除い
たものである。
【0038】この第6の実施例においては抵抗切替器3
0の切替動作を所定時間毎に行う。このため図15で説
明したブリッジ回路の不感帯を上記所定時間毎にずらす
ことが可能となり特定の不感帯を持たないばかりでな
く、界磁全域に感度の高い保護ができる。これは図8に
示す地絡検出感度特性により説明ができる。ブリッジ回
路の抵抗R1とR2の関係により不感帯n1を持つ検出
装置に於いて、正極側の検出範囲を(イ)、負極側の検
出範囲を(ロ)とする。切替器8により抵抗R1とR2
の関係が変化して不感帯がn1からn2に移動した場合
の正極側の検出範囲を(ハ)、負極側の検出範囲を
(ニ)とする。検出範囲(ハ)と(ロ)は同時に検出で
きないものの、不感帯をn1→n2→n1と移動させて
いく時間間隔(任意に設定できるものとして例えば5分
〜1時間)だけをはさみ最初のインターバルで(イ)、
(ロ)の範囲を保護し、次のインターバルで(ハ)、
(ニ)の範囲を保護ができる。従来の技術で説明したよ
うに界磁回路の2箇所以上で地絡が発生すると界磁回路
が短絡され大きな短絡電流が流れて大きな事故につなが
るが、同時に2箇所以上が地絡する恐れは少なくないと
考えられ、また1箇所の短絡であれば秒単位の早さで地
絡を検出する必要はないと考えられるため、必ずしも検
出範囲(ハ)と(ロ)を同時に検出する必要がないの
で、長い時間スケールでみれば不感帯の無い感度の高い
保護ができているといえる。なお、抵抗切替器30の切
替動作は、図示しない分圧制御回路からの制御信号に基
づいて行う。
0の切替動作を所定時間毎に行う。このため図15で説
明したブリッジ回路の不感帯を上記所定時間毎にずらす
ことが可能となり特定の不感帯を持たないばかりでな
く、界磁全域に感度の高い保護ができる。これは図8に
示す地絡検出感度特性により説明ができる。ブリッジ回
路の抵抗R1とR2の関係により不感帯n1を持つ検出
装置に於いて、正極側の検出範囲を(イ)、負極側の検
出範囲を(ロ)とする。切替器8により抵抗R1とR2
の関係が変化して不感帯がn1からn2に移動した場合
の正極側の検出範囲を(ハ)、負極側の検出範囲を
(ニ)とする。検出範囲(ハ)と(ロ)は同時に検出で
きないものの、不感帯をn1→n2→n1と移動させて
いく時間間隔(任意に設定できるものとして例えば5分
〜1時間)だけをはさみ最初のインターバルで(イ)、
(ロ)の範囲を保護し、次のインターバルで(ハ)、
(ニ)の範囲を保護ができる。従来の技術で説明したよ
うに界磁回路の2箇所以上で地絡が発生すると界磁回路
が短絡され大きな短絡電流が流れて大きな事故につなが
るが、同時に2箇所以上が地絡する恐れは少なくないと
考えられ、また1箇所の短絡であれば秒単位の早さで地
絡を検出する必要はないと考えられるため、必ずしも検
出範囲(ハ)と(ロ)を同時に検出する必要がないの
で、長い時間スケールでみれば不感帯の無い感度の高い
保護ができているといえる。なお、抵抗切替器30の切
替動作は、図示しない分圧制御回路からの制御信号に基
づいて行う。
【0039】なお、図7に示す抵抗値を可変とする方法
としては補助電器接点による切替え以外に可変抵抗(電
動で低高値を可変)を使用する方法も考えられるが、接
点の摩耗の問題から考えてトランジスタなどの半導体ス
イッチによりR1、R2の関係を可変にした方が良い。
としては補助電器接点による切替え以外に可変抵抗(電
動で低高値を可変)を使用する方法も考えられるが、接
点の摩耗の問題から考えてトランジスタなどの半導体ス
イッチによりR1、R2の関係を可変にした方が良い。
【0040】次に本発明による地絡検出装置の第7の実
施例を図9を参照して説明する。この実施例の地絡検出
装置は図7に示す地絡検出装置において抵抗切替器30
によって抵抗R1とR2関係を小刻みに変えることを可
能にしたものである。このようにすることによりブリッ
ジ回路の持つ不感帯を広範囲かつ小刻みに動かすことが
可能となるので、地絡を検出した後に抵抗R1、R2の
関係を切替器30により変えること、すなわち不感帯を
ずらすことによってどの付近で地絡したのかを特定する
ことができる。
施例を図9を参照して説明する。この実施例の地絡検出
装置は図7に示す地絡検出装置において抵抗切替器30
によって抵抗R1とR2関係を小刻みに変えることを可
能にしたものである。このようにすることによりブリッ
ジ回路の持つ不感帯を広範囲かつ小刻みに動かすことが
可能となるので、地絡を検出した後に抵抗R1、R2の
関係を切替器30により変えること、すなわち不感帯を
ずらすことによってどの付近で地絡したのかを特定する
ことができる。
【0041】この実施例によれば、地絡を検出した後に
不感帯を移動しながら検出電流(地絡電流)Ifが零あ
るいは最も小さくなるポイント(点)、つまり不感帯を
特定し表示器などにより表示することができる。このこ
とにより、地絡箇所を容易に確認できるので保守、点検
作業を向上することができる。
不感帯を移動しながら検出電流(地絡電流)Ifが零あ
るいは最も小さくなるポイント(点)、つまり不感帯を
特定し表示器などにより表示することができる。このこ
とにより、地絡箇所を容易に確認できるので保守、点検
作業を向上することができる。
【0042】次に本発明による地絡検出装置の第8の実
施例を図10を参照して説明する。この実施例の地絡検
出装置は図9に示す第7の実施例の地絡検出装置におい
て、抵抗切替器30の代わりに抵抗切替器35を設けた
ものである(図10(a)参照)。この抵抗切替器35
は切替器30に切替順番を記憶し指定する記憶部(図示
せず)を設けたものである。この記憶部に記憶されてい
る切替順番に基づいて分圧制御回路(図示せず)から制
御信号が抵抗切替器35に送出され抵抗が切替えられ
る。そしてこの切替順番(不感帯の移動順番)は図10
(b)に示されており、この不感帯の移動順番は図10
(c)、(d)のグラフから分かるように常に1つ前の
検出インターバルでの不感帯を高感度で保護できるよう
にしたものである。仮に図10(a)に示す半導体スイ
ッチをTR1、TR2、…TR10という順序で不感帯
を移動させた場合、移動させる不感帯の刻み幅が細いほ
ど1ステップで移動する移動量は小さく、不感帯が移動
しても高い検出感度で保護することは期待できない。
施例を図10を参照して説明する。この実施例の地絡検
出装置は図9に示す第7の実施例の地絡検出装置におい
て、抵抗切替器30の代わりに抵抗切替器35を設けた
ものである(図10(a)参照)。この抵抗切替器35
は切替器30に切替順番を記憶し指定する記憶部(図示
せず)を設けたものである。この記憶部に記憶されてい
る切替順番に基づいて分圧制御回路(図示せず)から制
御信号が抵抗切替器35に送出され抵抗が切替えられ
る。そしてこの切替順番(不感帯の移動順番)は図10
(b)に示されており、この不感帯の移動順番は図10
(c)、(d)のグラフから分かるように常に1つ前の
検出インターバルでの不感帯を高感度で保護できるよう
にしたものである。仮に図10(a)に示す半導体スイ
ッチをTR1、TR2、…TR10という順序で不感帯
を移動させた場合、移動させる不感帯の刻み幅が細いほ
ど1ステップで移動する移動量は小さく、不感帯が移動
しても高い検出感度で保護することは期待できない。
【0043】この第8の実施例のように記憶部を設けた
ことにより不感帯の移動順番を任意に設定することが可
能となるので、界磁回路を保護する上で、常に不感帯の
移動待ち時間を短くでき、信頼性を向上させることがで
きる。
ことにより不感帯の移動順番を任意に設定することが可
能となるので、界磁回路を保護する上で、常に不感帯の
移動待ち時間を短くでき、信頼性を向上させることがで
きる。
【0044】なお上記第8の実施例では不感帯の移動順
番は1通しか記憶していなかったが、複数通りの移動順
番を設定、変更できるようにしても良い。このようにす
ることにより次に述べる問題点をなくすることができ
る。
番は1通しか記憶していなかったが、複数通りの移動順
番を設定、変更できるようにしても良い。このようにす
ることにより次に述べる問題点をなくすることができ
る。
【0045】図10(a)に示すように不感帯を移動さ
せる接点(タップ)が数多くある場合にスイッチTR
1,TR2,TR3などの正端寄りのスイッチがON
(閉)になると不感帯はn1,n2,n3と正端側に寄
るため(図10(c)参照)、検出感度は正端側範囲の
検出感度が下がり、負端側の検出感度が極端に上がる。
これとは逆にスイッチNo.TR8,TR9,TR10
などの負端寄りのスイッチがON(閉)になると不感帯
はn8,n9,n10と負端側に寄るため検出感度は正
端側範囲の検出感度が極端に上がり負端側の感度が下が
る。このことから、図10(b)に示す移動順番で広範
囲に不感帯を移動させるには検出範囲を不必要に広げる
結果になるので通常時の地絡保護としてはふさわしくな
い。
せる接点(タップ)が数多くある場合にスイッチTR
1,TR2,TR3などの正端寄りのスイッチがON
(閉)になると不感帯はn1,n2,n3と正端側に寄
るため(図10(c)参照)、検出感度は正端側範囲の
検出感度が下がり、負端側の検出感度が極端に上がる。
これとは逆にスイッチNo.TR8,TR9,TR10
などの負端寄りのスイッチがON(閉)になると不感帯
はn8,n9,n10と負端側に寄るため検出感度は正
端側範囲の検出感度が極端に上がり負端側の感度が下が
る。このことから、図10(b)に示す移動順番で広範
囲に不感帯を移動させるには検出範囲を不必要に広げる
結果になるので通常時の地絡保護としてはふさわしくな
い。
【0046】本実施例のように複数のモードで不感帯の
移動順番を設定できれば、通常時には図11に示すよう
な2,3箇所の不感帯を移動するステップ・モードで行
い、地絡検出時には自動的に通常モードから図10
(b)に示すステップあるいは順送りなど地絡箇所を特
定するのにふさわしい広範囲に不感帯を移動させたステ
ップ・モードに、また試験時には試験にふさわしいモー
ドに切り替える方が適切である。このモードの切替えは
手動で行っても良い。このように任意で不感帯の移動順
番を複数のモードで決定できれば保護特性上適切なレベ
ルの検出感度で保護ができ、さらに地絡を検出した後に
は広範囲に不感帯を移動させて地絡箇所を特定するモー
ドに自動で変わるので使い勝手の良い装置になる。
移動順番を設定できれば、通常時には図11に示すよう
な2,3箇所の不感帯を移動するステップ・モードで行
い、地絡検出時には自動的に通常モードから図10
(b)に示すステップあるいは順送りなど地絡箇所を特
定するのにふさわしい広範囲に不感帯を移動させたステ
ップ・モードに、また試験時には試験にふさわしいモー
ドに切り替える方が適切である。このモードの切替えは
手動で行っても良い。このように任意で不感帯の移動順
番を複数のモードで決定できれば保護特性上適切なレベ
ルの検出感度で保護ができ、さらに地絡を検出した後に
は広範囲に不感帯を移動させて地絡箇所を特定するモー
ドに自動で変わるので使い勝手の良い装置になる。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、界
磁回路に地絡が生じた場合に、これを確実に検出するこ
とができる。
磁回路に地絡が生じた場合に、これを確実に検出するこ
とができる。
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示す構成図。
【図2】実施例の動作を説明する波形図。
【図3】本発明の第2の実施例の構成を示す構成図。
【図4】本発明の第3の実施例の構成を示す構成図。
【図5】本発明の第4の実施例の構成を示す回路図。
【図6】本発明の第5の実施例の構成を示す構成図。
【図7】本発明の第6の実施例の構成を説明する構成
図。
図。
【図8】第6の実施例の効果を説明するグラフ。
【図9】本発明の第7の実施例の構成を説明する構成
図。
図。
【図10】本発明の第8の実施例の構成および作用効果
を説明する説明図。
を説明する説明図。
【図11】第8の実施例の変形例を説明する説明図。
【図12】従来の界磁回路地絡検出装置の第1の例の構
成を示す構成図。
成を示す構成図。
【図13】従来の界磁回路地絡検出装置の第2の例の構
成を示す構成図。
成を示す構成図。
【図14】従来の界磁回路地絡検出装置の第3の例の構
成を示す構成図。
成を示す構成図。
【図15】従来の第3の例の地絡検出装置の問題点を説
明する説明図。
明する説明図。
1 同期機 2 界磁巻線 3 界磁しゃ断器 5 励磁装置 6i(i=1,…5) 界磁回路地絡検出装置 7 変圧器 7a 一次巻線 7b 二次巻線 7c 二次巻線 8 整流回路 9 整流回路 10 AND回路 11 検出回路 12 パルス発生器 13 パルスカウンタ 14 補助継電器駆動部 15 界磁電圧同期信号発信器 16 発光ダイオード 17 表示器 20 電源極性切替器 80 対地静電容量 D1 補助継電器 D1a 常開接点 D2 補助継電器 D2a 常開接点 Rd 検出抵抗 Vf 界磁電圧 ViD 内部直流電源 TA 時限継電器 TB 時限継電器 X 電流形継電器 PB リセット用プッシュボタンスイッチ
Claims (5)
- 【請求項1】界磁回路の界磁電圧に同期した信号を発信
する同期信号発信手段と、 この同期信号発信手段の出力信号に基づいて前記界磁回
路の地絡電流またはこの地絡電流に比例する電圧を、前
記界磁電圧に同期した周期で検出し、この検出値が規定
値以上の場合に検出信号を出力する検出手段と、 前記検出信号に基づいてパルス信号を発生するパルス信
号発生手段と、 前記パルス信号のパルスをカウントして前記パルス信号
が途切れた場合にカウント値をリセットする機能を有
し、前記パルスのカウント値が所定値に達したときに地
絡検出信号を出力するカウンタ手段と、 を備えていることを特徴とする界磁回路地絡検出装置。 - 【請求項2】一端が界磁回路の正極または負極側に接続
される内部直流電源と、この内部直流電源の他端に接続
されて地絡電流またはこの地絡電流に比例する電圧を検
出する検出手段とを備え、前記検出手段の検出値に基づ
いて界磁回路の地絡を検出する界磁回路地絡検出装置に
おいて、 前記内部直流電源の一方の端子と他方の端子の接続を、
所定時間経過毎に切替えることにより前記検出手段に接
続する前記内部直流電源の極性を切替える極性切替手段
を設けたことを特徴とする界磁回路地絡検出装置。 - 【請求項3】界磁回路の界磁電圧に同期した信号を発信
する同期信号発信手段と、 一端が前記界磁回路の正極側または負極側に接続される
内部直流電源と、 前記内部直流電源の他端に接続され、前記同期信号発信
手段の出力信号に基づいて前記界磁回路の地絡電流また
はこの地絡電流に比例する電圧を検出し、この検出値が
規定値以上の場合に検出信号を出力する検出手段と、 前記検出信号に基づいてパルス信号を発生するパルス信
号発生手段と、 前記パルス信号のパルスをカウントして前記パルス信号
が途切れた場合にカウント値をリセットする機能を有
し、前記パルスのカウント値が所定値に達したときに地
絡検出信号を出力するカウンタ手段と、 前記内部直流電源の一方の端子と他方の端子の接続を、
所定時間経過毎に切替える極性切替手段と、 を備えていることを特徴とする界磁回路地絡検出装置。 - 【請求項4】界磁回路の界磁電圧の分圧を取り出す分圧
手段と、 この分圧手段によって取り出された分圧を受けて前記界
磁回路の地絡電流を検出する地絡電流検出手段と、 所定時間毎に前記分圧手段に制御信号を送り前記分圧を
変える分圧制御手段と、 を備えていることを特徴とする界磁回路地絡検出装置。 - 【請求項5】前記分圧手段は、一端が界磁回路の正極側
に接続され、他端が負極側に接続された、複数の抵抗手
段を直列に接続した直列回路を有していることを特徴と
する請求項4記載の界磁回路地絡検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7024179A JPH08223785A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 界磁回路地絡検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7024179A JPH08223785A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 界磁回路地絡検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08223785A true JPH08223785A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12131126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7024179A Pending JPH08223785A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 界磁回路地絡検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08223785A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1356308A2 (en) * | 2000-11-08 | 2003-10-29 | General Electric Company | Apparatus and method for detecting and calculating ground fault resistance |
-
1995
- 1995-02-13 JP JP7024179A patent/JPH08223785A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1356308A2 (en) * | 2000-11-08 | 2003-10-29 | General Electric Company | Apparatus and method for detecting and calculating ground fault resistance |
EP1356308A4 (en) * | 2000-11-08 | 2005-08-03 | Gen Electric | APPARATUS AND METHOD FOR DETECTING AND CALCULATING DIFFERENTIAL RESISTANCE |
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