JPH08220736A - リス印刷版の製造法 - Google Patents

リス印刷版の製造法

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JPH08220736A
JPH08220736A JP7290595A JP29059595A JPH08220736A JP H08220736 A JPH08220736 A JP H08220736A JP 7290595 A JP7290595 A JP 7290595A JP 29059595 A JP29059595 A JP 29059595A JP H08220736 A JPH08220736 A JP H08220736A
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JP
Japan
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silver halide
image
layer
lithographic printing
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Application number
JP7290595A
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English (en)
Inventor
Hunsel Johan Van
ヨハン・バン・フンセル
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Agfa Gevaert NV
Original Assignee
Agfa Gevaert NV
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/06Silver salts
    • G03F7/07Silver salts used for diffusion transfer
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F5/00Screening processes; Screens therefor

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿を周波数変調スクリーニングしてスクリ
ーニングされたデータを得ることを用い、支持体の親水
性表面上に物理現像核の層及びハロゲン化銀乳剤層を示
されている順序で含む印刷版前駆体からDTR法に従っ
て印刷性の向上したリス印刷版を製造するための方法を
提供すること。 【解決手段】 支持体の親水性表面上に物理現像核の層
及びハロゲン化銀乳剤層を連続階調を含む原稿から示さ
れている順序で含む印刷版前駆体からDTR−法に従っ
てリス印刷版を製造する方法であって、 −該原稿を周波数変調スクリーニングしてスクリーニン
グされたデータを得、 −該印刷版前駆体を該スクリーニングされたデータに従
って画像通りに露光し、 −かくして得られる画像通りに露光されたリス印刷版前
駆体を、現像薬及びハロゲン化銀溶剤の存在下でアルカ
リ処理液を用いて現像してリス印刷版を得る段階を含
み、該リス印刷版上で最大の主寸法を有する周波数変調
ハーフトーンドットが21μmより大きい主寸法を有す
ることを特徴とするリス印刷版の製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は原稿の周波数変調スクリーニン
グ(frequency modulation sc
reening)を含む銀塩拡散転写に従ってリス印刷
版を製造する方法に関する。
【0002】
【発明の背景】後文でDTR−法と呼ばれる銀錯体拡散
転写反転法の原理は例えばUS−P−2,352,01
4及びAndree Rott and Edith
Weydeによる“Photographic Sil
ver Halide Diffusion Proc
esses”−The Focal Press−Lo
ndon and New York,(1972)の
本に記載されている。
【0003】DTR−法においては、情報通りに露光さ
れた写真ハロゲン化銀乳剤層材料の非現像ハロゲン化銀
がいわゆるハロゲン化銀溶剤を用いて可溶性の銀錯体化
合物に変換され、それが受像要素中に拡散させられ、そ
こで一般に物理現像核の存在下で現像薬を用いて還元さ
れ、写真材料の露光領域に得られる黒色銀画像に関して
反転した画像濃度値を有する銀画像(“DTR−画
像”)が形成される。
【0004】DTR−画像含有材料はリス印刷版として
用いることができ、その場合DTR−銀画像領域は水−
受容性インク−反発性背景上に水−反発性インク受容性
領域を形成する。
【0005】DTR−画像は写真ハロゲン化銀乳剤材料
に関して別の要素であるシート又はウェブ材料の受像層
に(いわゆる2−シートDTR要素)、又はモノ−シー
ト要素とも呼ばれ、少なくとも1つの写真ハロゲン化銀
乳剤層をそれと水透過性関係で受像層と一体的に含むい
わゆる単一−支持体要素の受像層に形成されることがで
きる。DTR法によるオフセット印刷版の製造に好まし
いのは後者のモノ−シート型である。
【0006】2種類のモノ−シートDTRオフセット印
刷版が存在する。例えばUS−P−4,722,535
及びGB−1,241,661に開示された第1の種類
に従うと、支持体にハロゲン化銀乳剤層及び、受像層と
して働く物理現像核を含む層が示された順序で設けられ
る。情報通りの露光、ならびに現像薬及びハロゲン化銀
溶剤の存在下におけるアルカリ処理液を用いた現像の
後、画像形成された要素は乳剤層を除去せずに印刷版と
して用いられる。
【0007】第2の種類のモノ−シートDTRオフセッ
ト印刷版に従うと、支持体の親水性表面に、物理現像核
の層及びハロゲン化銀乳剤層が示された順序で設けられ
る。情報通りの露光ならびに、現像薬及びハロゲン化銀
溶剤の存在下におけるアルカリ処理液を用いた現像の
後、画像形成された要素は乳剤層を除去するために処理
され、銀画像を有する支持体が残され、それが印刷版と
して用いられる。そのような種類のリス印刷版は例えば
US−P−3,511,656に開示されている。
【0008】上記から、領域はインクを受容するか又は
しないかなので、リス印刷は2つの階調値を再現できる
のみであることが明らかである。かくしてリス印刷はい
わゆる二元法(binary process)であ
る。連続的に変化する階調値を有する原稿をそのような
方法により再現するために、ハーフトーンスクリーニン
グ法が適用される。
【0009】通常用いられるハーフトーンスクリーニン
グ法の場合、原稿の連続的に変化する階調値を、重ねら
れた2次元スクリーンの周期的に変化する階調値を用い
て変調する。次いで変調された階調値に、閾値より大き
い階調値を再現し、閾値より小さい階調値を再現しない
閾値処理を施す。階調値変調及び閾値処理の過程は、同
じ間隔の“スクリーンドット”の2次元配置を生じ、そ
の寸法はその特定の位置における原稿の階調値に比例す
る。単位間隔当たりのスクリーンドットの数はスクリー
ン周波数又はスクリーン罫線を決定する。スクリーン周
波数が一定でハーフトーンセル寸法に反比例するこのス
クリーニング法は、振幅−変調スクリーニング(amp
litude−modulation screeni
ng)又はオートタイプスクリーニング(autoty
pical screening)と呼ばれる。この方
法は写真製版的又は電気的に行うことができる。
【0010】さらに、リス印刷を用いてカラー画像を再
現するために、画像を一次カラーに対応する3つ又はそ
れ以上の部分画像に分解することが必要であり、それが
互いの上に印刷されると画像内のいずれの場所において
も所望のカラーを与えることが明らかである。これらの
カラー分解のそれぞれが上記の通りにスクリーニングさ
れねばならない。
【0011】上記のスクリーニング法はリス印刷におい
て得られるコピー上にある種の加工物(artifac
ts)を生ずることは周知である。そのような加工物は
例えば新聞上のスクリーンドットの拡大、モアレパター
ン、カラーシフト(color shift)などであ
る。
【0012】これらの加工物の除去のためにドット寸法
変調スクリーニングの多くの変法が開示されたが、それ
らのいずれも新聞上のスクリーンドットの拡大及びモア
レパターンを完全に除去することができず、従ってドッ
ト周波数変調スクリーニング法がさらに問題を軽減する
ことが示唆された。
【0013】周波数変調スクリーニングに従うと、ハー
フトーンドットの寸法ではなく、それらの間の距離が変
調される。この方法は低分解能普通紙印刷機の分野で周
知であるが、オフセット印刷及び他の高目的印刷法(h
igh end printing methods)
に関しては近年になって初めて注目を得た。
【0014】原稿を周波数変調スクリーニングしてスク
リーニングされたデータを得、該スクリーニングされた
データに従って画像形成要素を画像通りに露光する段階
を含み、該露光が走査−通りである、及び/又は該画像
形成要素が柔軟性支持体を有する、及び/又は感光層が
直接陽画ハロゲン化銀乳剤を含む、銀塩拡散転写法に従
ってリス印刷版を製造する方法は、例えばEP−A 6
20673、EP−A620674及びEP−A 94
201942.3に開示されている。
【0015】第2の種類のモノ−シートDTRオフセッ
ト印刷版が、原稿を周波数変調スクリーニングしてスク
リーニングされたデータを得、該スクリーニングされた
データに従って第2の種類のモノ−シートDTRオフセ
ット印刷版の前駆体を画像通りに露光し、かくして得ら
れる画像通りに露光されたリス印刷版前駆体を現像薬及
びハロゲン化銀溶剤の存在下でアルカリ処理液を用いて
現像する段階を含んで製造される場合、該画像形成要素
が21μmより大きいハーフトーンドットを有していな
いと、この印刷版は、プリント中の束縛された階調範
囲、制限された現像寛容度及び、印刷されたコピーの数
の関数としての全階調スケールに及ぶ、しかし特に該ス
ケールの低範囲における階調値の顕著な損失を有する。
【0016】
【発明の概略】本発明の目的は、原稿を周波数変調スク
リーニングしてスクリーニングされたデータを得ること
を用い、支持体の親水性表面上に物理現像核の層及びハ
ロゲン化銀乳剤層を示されている順序で含む印刷版前駆
体からDTR法に従って、印刷性の向上した、例えばプ
リントにおける拡大された階調スケール、より大きな現
像寛容度及び、印刷されたコピーの関数としての全階調
スケールに及ぶ、しかし特に該スケールの低範囲におけ
る階調値のより小さい損失を有するリス印刷版を製造す
るための方法の提供である。
【0017】本発明の別の目的は後文の説明から明らか
になるであろう。
【0018】本発明に従えば、支持体の親水性表面上に
物理現像核の層及びハロゲン化銀乳剤層を連続階調を含
む原稿から示されている順序で含む印刷版前駆体からD
TR−法に従ってリス印刷版を製造する方法であって、 −該原稿を周波数変調スクリーニングしてスクリーニン
グされたデータを得、 −該印刷版前駆体を該スクリーニングされたデータに従
って画像通りに露光し、 −かくして得られる画像通りに露光されたリス印刷版前
駆体を、現像薬及びハロゲン化銀溶剤の存在下でアルカ
リ処理液を用いて現像してリス印刷版を得る段階を含
み、該リス印刷版上で最大の主寸法(main dim
ension)を有する周波数変調されたハーフトーン
ドットが21μmより大きい主寸法を有することを特徴
とするリス印刷版の製造法を提供する。
【0019】
【発明の詳細な記載】驚くべきことに、支持体の親水性
表面上に物理現像核の層及びハロゲン化銀乳剤層を示さ
れている順序で含む印刷版前駆体から、原稿の周波数変
調スクリーニングによりスクリーニングされたデータを
得ることを用い、DTR−法に従ってリス印刷版が製造
される場合、該リス印刷版上の最大主寸法を有する周波
数変調ハーフトーンドットが21μmより大きい主寸法
を有すると、この印刷版は向上した印刷性、例えばプリ
ントにおける拡大された階調範囲、より大きな現像寛容
度及び、印刷されたコピーの数の関数としての全階調ス
ケールに及ぶ、しかし特に該スケールの低範囲における
階調値のより小さい損失を有することが見いだされた。
【0020】“ミクロドット”又は“エレメンタリード
ット”又は“レコーダーエレメント”は、デジタル記録
計上のアドレス可能な(addressable)最小
の単位である。その寸法は記録計の“ピッチ”(P)と
呼ばれる。原稿の周波数変調スクリーニングを含む方法
に供される写真材料と関連して、周波数変調ハーフトー
ンドットが該材料の露光及び処理の後に該写真材料上に
与えられる最小の画像単位である。
【0021】本発明の周波数変調ハーフトーンドットの
主寸法は、該ドットが正方形の場合はその辺であり、該
ドットが長方形の場合は長さであり、該ドットが円の場
合は直径であり、該ドットが楕円の場合は長軸であり、
該ドットが他の形態の場合は表面積の平方根である。
【0022】本発明の該印刷版上の最大の主寸法を有す
る周波数変調ハーフトーンドットの主寸法は21μm以
上、好ましくは25μm以上である。本発明の該印刷版
上の最大の主寸法を有する周波数変調ハーフトーンドッ
トの主寸法は、該印刷版が用いられる用途に依存する
が、100μm以下が好ましい。
【0023】好ましくは該印刷版の周波数変調ハーフト
ーンドットの少なくとも75%、より好ましくは周波数
変調ハーフトーンドットの少なくとも90%、さらに好
ましくは周波数変調ハーフトーンドットの実質的にすべ
ての主寸法が21μmより大きい。さらに好ましくは該
印刷版の周波数変調ハーフトーンドットの少なくとも7
5%、よりさらに好ましくは周波数変調ハーフトーンド
ットの少なくとも90%、特別に好ましくは周波数変調
ハーフトーンドットの実質的にすべての主寸法が25μ
mより大きい。
【0024】本発明の場合、周波数変調ハーフトーンド
ットの寸法は、黒色周波数変調ハーフトーンドット上の
低濃度の領域、及び光った(shining)周波数変
調ハーフトーンドット上の高濃度の領域において最も容
易に測定することができる。
【0025】本発明の最大主寸法を有する周波数変調ハ
ーフトーンドットは1つのミクロドットから成ることが
でき、それはデジタル画像記録計の記録ビームの光学的
及び/又は機械的操作により得られる。該ハーフトーン
ドットは“ミクロドット”のm*nマトリックスから成
るのが好ましく、ここでmは2又はそれ以上の整数を示
し、nは1又はそれ以上の整数を示し、m*P及び/又
はn*P>21μmである。m及びnは異なる値を有す
ることができるが、それらは等しいのが好ましく、本質
的に正方形のハーフトーンドットを与える。
【0026】連続階調を含む原稿は周波数変調スクリー
ニングによりスクリーニングされる。周波数変調スクリ
ーニングは、原稿の連続的に変化する階調値を寸法の等
しいミクロドットを用いて再現し、その数が原稿画像の
階調値と比例する方法である。周波数変調という名前
は、単位表面当たりのミクロドットの数(周波数)がそ
の同一の領域における階調値に比例して変動するという
事実を言う。
【0027】本発明と関連して用いるのに適した種々の
ドット周波数変調スクリーニング法が開示されており、
それらは以下のサブクラスに分けることができる: 1)点−点閾値処理に基づく方法、 2)列毎、行毎の走査に沿った誤差拡散(Error
Diffusion)(及び変法)、 3)Hilbert走査に沿った誤差伝達(Error
Propagation)(及び変法)、 4)空間的方法。
【0028】空間的方法はDE 2,931,092に
開示され、US 4,485,397においてさらに発
展した。
【0029】点−点閾値処理の最も代表的方法は、Ba
yer,B.E.,“An optimum meth
od for two level renditio
nof continuous−tone pictu
res”,Proc.IEEE Internatio
nal Conference on Communi
cations,Conference Recor
d,pp.(26−11),(26−15).,197
3に記載の“Bayer”ディザマトリックスに基づく
ハーフトーン形成である。このBayerディザマトリ
ックスは2の累乗である寸法を有し、レベルが増加する
濃度に対する閾値の場合は、各ハーフトーンドットがよ
り低い濃度レベルを与えるのに用いられるハーフトーン
ドットから可能な限り遠くにあるようなやり方で配置さ
れる閾値を含む。
【0030】この方法に関する複数の変法が開発されて
いる。原稿の該周波数変調スクリーニングが:(i)非
−ハーフトーン値を生成し;(ii)該原稿の階調分解
より高い階調分解において該非−ハーフトーン値を変更
し、(iii)該変更された非−ハーフトーン値を用い
て周波数変調ハーフトーンスクリーニングのためのハー
フトーン値を作る段階を含む方法がEP−A 6390
23に開示されている。
【0031】原稿の該周波数変調スクリーニングが複数
のハーフトーンドットを有するハーフトーンスクリーン
を作り、その少なくともいくらかが該コントン(con
tone)原稿の画素の寸法より大きい寸法を有し、そ
の少なくともいくらかが該コントン原稿の画素の寸法と
等しい寸法を有する他の方法がEP−A 942023
29.2に開示されている。該方法は単独で、又は組み
合わせて用いることができる。
【0032】他の点−点閾値処理法はBayerディザ
マトリックスの代わりに“ブルーノイズマスク(Blu
e Noise Mask)”を用いる。それはUS
5,111,310に記載されている。ブルーノイズマ
スクは、閾値マトリックスのフーリエ変換につき反復的
に(続く閾値“層”のために)行われる最適化(フィル
タリング)の結果である。
【0033】本発明と関連して用いるのに適した他の周
波数変調スクリーニング法は、Floyd and S
teinberg“An adaptive algo
rithm for spatial gray sc
ale”SID 75 Digest.Society
for information display1
975,pp.36−37により最初に記載された周知
の誤差拡散である。誤差拡散法に従うと、連続階調画像
の画素はあらかじめ決められた経路に従って、例えば左
から右、及び上から下に代わる代わる処理される。
【0034】それにより各画素の階調値が、一般に階調
スケールの中点の階調値、例えば画素の階調が0〜25
6の範囲の場合は128である閾値と比較される。画素
の階調値が閾値より高いか、又は低いかに依存して、対
応する画素の再現においてハーフトーンドットが設定さ
れるか、又は設定されない。次いで得られる誤差、又は
加重誤差(weighted error)、すなわち
再現値と画素の実際の値の間の差をまだ処理されていな
い1つ又はそれ以上の隣接画素の階調値に加える。誤差
拡散スクリーニング法に関する詳細は前記の参照文献又
はUS−P−5.175.804に見いだすことができ
る。
【0035】本発明と関連して用いるのがさらに好まし
い周波数変調スクリーニングの変法は、画素を処理する
順序を空間充填決定論的フラクタル曲線(space
filling deterministic fra
ctal curve)又は無作為化空間充填曲線(r
andomized space fillingcu
rve)により記述することができる点を除いて誤差拡
散と類似の方法である。
【0036】この種類の周波数変調スクリーニングは以
下の段階を含む: −原稿の連続階調画像から空間充填決定論的フラクタル
曲線又は無作為化空間充填曲線に従って未処理画素を選
択し、該未処理画素を以下の通りに処理する: −該未処理画素の階調値から、記録媒体、例えば写真フ
ィルム又はリス印刷版前駆体上に該画素を記録するため
に用いられる再現値を決定し、 −該未処理画素の該階調値と該再現値の間の差に基づい
て誤差の値を算出し、それにより該未処理画素が処理画
素となり、 −該誤差の値を未処理画素の階調値に加え、該階調値を
得られる合計で置換するか、又は別の場合、該誤差の値
を分配する該未処理画素のそれぞれの階調値を未処理画
素の階調値と該誤差の一部の合計で置換することにより
該誤差の値を2つ又はそれ以上の未処理画素に分配し、 −すべての画素が処理されるまで上記の段階を繰り返
す。
【0037】適した決定論的フラクタル曲線は例えばW
itten Ian H.,andRadford
M.Neal,“Using Peano Curve
for Bilevel Display of C
ontinuous−Tone Images”,IE
EE CG&A,May 1982,pp.47−52
に開示されているいわゆる“Hilbert Curv
e”である。
【0038】本発明に関連する特に好ましい実施態様に
従うと、画素を処理する順序は無作為化空間充填曲線に
より支配される。“無作為化空間充填曲線”という用語
は、画素の処理が基本的に、各画素が処理されることを
保証するがパターンを避けるように複数の点において無
作為化されたあらかじめ決められた曲線に従うことを意
味する。
【0039】変法に従うと、無作為化空間充填曲線は、
画像を画素のマトリックスに分割することにより得るこ
とができる。これらの各マトリックス内で、すべての画
素が処理されるまで画素が無作為に処理される。次いで
マトリックスが処理される順序を無作為に、又はあらか
じめ決められた方法で選択することができる。
【0040】画像をマトリックスに分割する上記の方法
を上回る最も好ましい変法は、マトリックスの寸法が画
素に達するまで画像をより小さいマトリックスに繰り返
し分割することである。より小さいサブマトリックスへ
の各細分において、マトリックスの処理の無作為な順番
が各サブマトリックスに指定される。これらのスクリー
ニング法に関するさらなる詳細は例えばEP−A 57
1.010及びEP−A 93201114.1に開示
されており、従ってそれらの記載事項は引用することに
より本明細書の内容となる。
【0041】図1は、例えば画像セッター(image
−setter)などの二元記録装置と組み合わされた
周波数変調スクリーニングを行うための回路を示す。最
初にこの回路の種々の構成区画を説明し、後にその操作
につき説明する。
【0042】区画(20)は画像のコントン画素値を含
むメモリ区画である。典型的にそれらは8ビット値であ
り、M行を有するN列として組織される。区画(30)
は区画(20)と同じ設計を有するメモリ区画であり、
そこにハーフトーン化された画素値が保存される。二元
記録装置の場合、各ハーフトーン化された画素ワード
(pixel word)は1ビットの長さを有する。
区画(80)は基質、例えば写真フィルム又はリス印刷
版前駆体を区画(30)の情報を用いて画像通りに露光
することができる装置である。区画(70)はデレーレ
ジスター(delay register)(60)の
出力において画素値P(i,j)及び誤差Eの合計を算
出することができる算術装置である。コントン画素値の
ハーフトーン化画素値への変換は、区画(40)で行わ
れる。この変換は閾値処理操作に基づくことができる:
点(i,j)におけるコントン値が128の値より低い
場合、値“0”がハーフトーンメモリに保存され、他の
場合は“1”が保存される。区画(50)は原稿のコン
トン値とハーフトーン化画素値の間の誤差を算出するこ
とができ、それをデレーレジスター(60)に保存する
ことができる算術装置を含む。区画(8)は画像のN*
M画素の処理を順序付けるカウンターである。区画(1
0)はN*Mエントリー(各画素につき1つ)、及び画
像の1画素位置と対応する列及び行アドレスのUNIQ
UE組み合わせを有するLUTである。区画(5)は時
計である。
【0043】かくして区画(10)の表は画素が処理さ
れる順序を有する。この表は上記の方法の1つに従って
算出することができる。
【0044】ここで図の操作を説明する。各時計パルス
においてカウンター(8)が増加し、座標(i(n),
j(n))の新しい対が区画(10)から得られる。こ
れらの座標は画素メモリ(20)に対してアドレス値と
して用いられ、コントン画素値P(i(n),j
(n))が得られる。この画素値はすぐに、前のハーフ
トーン段階の後にレジスター(60)に保存された誤差
E(i(n−1),j(n−1))に加えられ、両方の
合計が区画(40)において閾値(41)と比較され
る。閾値処理操作の結果は、位置(i(n),j
(n))においてハーフトーン画素メモリ中に書かれる
値H(i(n),j(n))を決定する。同時に新しい
誤差E(i(n),j(n))がP(i(n),j
(n))とH(i(n),j(n))の差から算出さ
れ、デレーレジスター(60)に保存される。回路はカ
ウンター(8)を1に、誤差を128に設定することに
より初期化され、操作はカウンターがN*Mのレベルに
達すると終了する。その後、ハーフトーンメモリ(3
0)が列毎、行毎に読み出され、その内容が記録計(8
0)により基質上に記録される。
【0045】上記の回路の変形に従うと、コントン画素
及びハーフトーン化画素値の間の差から得られる誤差
は、処理のために次の画素に拡散されるのみである代わ
りに1つより多い未処理画素に拡散される。1つの画素
の誤差を用いる代わりに複数の画素の平均誤差を用いる
こともできる。
【0046】カラー画像の場合、上記のスクリーニング
法が画像のカラー分解のそれぞれにつき行われる。カラ
ー画像はそのイエロー、マゼンタ、シアン及びブラック
成分に分解されるのが好ましい。次いでこれらの成分の
それぞれをスクリーニングし、本発明の4つのリス印刷
版前駆体の画像通りの露光に用いることができる。各カ
ラー分解につき1つの4つのリス印刷版がかくして得ら
れる。次いでカラー分解を、リス印刷機のレジスターに
おいて4つの印刷版を用いて互いの上に印刷することが
できる。
【0047】本発明の好ましい実施態様に従うと、CM
YKカラー分解は装置に依存しないカラー画像の表示
(representation)から出発して製造さ
れる。この方法に関するさらなる詳細は例えばWO 9
4/06242に開示されており、従ってその記載事項
は引用することにより本明細書の内容となる。
【0048】本発明に従う画像通りの露光は、例えばレ
ーザー又はLEDを用い、印刷版前駆体上の該スクリー
ニングされたデータに従って直接走査通りに露光するこ
とにより行うことができるか(いわゆるコンピューター
から版へ(computerto plate))、あ
るいは最初に該スクリーニングされたデータに従って高
コントラストの中間写真フィルム、一般に高コントラス
トハロゲン化銀フィルムを露光し、次いでリス印刷版前
駆体をカメラ露光又は接触露光において従来の光源に露
光するためのマスクとして、画像形成された写真フィル
ムを用いることにより行うことができる。
【0049】該走査通りの露光に適した装置は例えば陰
極線管(Cathode RayTubes),LE
D’s又は最も好ましくはレーザーである。
【0050】本発明と関連して用いることができるレー
ザーの例は例えばHe/Neレーザー、アルゴンイオン
レーザー、半導体レーザー、YAGレーザー、例えばN
d−YAGレーザーなどである。
【0051】柔軟性支持体を有する写真フィルム及び印
刷版前駆体はドラムスキャナーを用いて露光するのが好
ましい。HeNeレーザーを含むそのような露光装置の
例はLINOTYPE−HELL Co.により販売さ
れる画像セッターLINOTRONIC 300、及び
Miles Inc.により販売されるSelect5
000/7000である。Arイオンレーザーを備え
た、用いることができるそのような画像セッターはDr
−Ing RUDOLF HELL GmbHにより販
売されるLS 210である。レーザーダイオードを備
え、用いることができるそのような露光装置はLINO
TYPE−HELL Co.により販売されるLINO
TRONIC 200、及びMiles Inc.によ
り販売されるACCUSETである。
【0052】アルミニウム支持体の剛性の故に、フラッ
ト−ベッドスキャナーを用いて、しかし近年は適したド
ラムスキャナーを用いても露光されるこの種の画像形成
要素が用いられる。
【0053】本発明で用いるのに適したリス印刷版前駆
体は、支持体の親水性表面上に物理現像核の層及び該受
像層と水透過性接触をしているハロゲン化銀乳剤層を、
示された順序で含む。
【0054】互いに水透過性接触をしている層とは、互
いに連続しているか、又は水透過性層によってのみ互い
に隔てられている層である。水透過性層の性質は、それ
が実質的に水又は水溶液に含まれる化合物、例えば現像
薬又は錯体化銀の拡散を阻害しない、又は制限しない性
質である。
【0055】画像形成要素は、支持体の親水性表面上に
種々の層をコーティングすることにより製造するのが好
ましい。別の場合、US−P 5,068,165に開
示されている通り、層を保持している一時的ベースから
種々の層を逆の順序で該受像層に積層することができ
る。
【0056】支持体の該親水性表面は、柔軟性支持体上
にコーティングされた親水性結合剤及び硬膜剤を含む硬
膜親水性層であることができる。
【0057】そのような親水性結合剤は例えばEP−A
450,199に開示されており、従ってその記載事
項は引用することにより本明細書の内容となる。好まし
い硬膜親水性層は部分的に修飾されたデキストラン又は
アルデヒドを用いて硬膜されたプルランを含み、それは
例えばEP−A 514,990に開示されており、従
ってその記載事項は引用することにより本明細書の内容
となる。さらに好ましい親水性層は、テトラアルキルオ
ルトシリケートを用いて硬膜され、好ましくはSiO2
及び/又はTiO2を含むポリビニルアルコールの層で
あり、該ポリビニルアルコール対該テトラアルキルオル
トシリケートの重量比は0.5〜5であり、これらは例
えばGB−P 1,419,512、FR−P 2,3
00,354、US−P−3,971,660、US−
P 4,284,705、EP−A405,016及び
EP−A 450,199に開示されており、従ってそ
の記載事項は引用することにより本明細書の内容とな
る。
【0058】柔軟性支持体は不透明又は透明の、例えば
紙支持体又は樹脂支持体であることができる。紙支持体
が用いられる場合、片側又は両側にアルファ−オレフィ
ンポリマーがコーティングされたものが好ましい。有機
樹脂支持体、例えばポリ(エチレンテレフタレート)フ
ィルム又はポリ−アルファ−オレフィンフィルムを用い
ることもできる。そのような有機樹脂フィルムの厚さは
0.07〜0.35mmに含まれるのが好ましい。これ
らの有機樹脂支持体に親水性接着層をコーティングする
のが好ましく、それはシリカ又は二酸化チタンなどの水
不溶性粒子を含むことができる。例えばアルミニウムな
どの金属支持体も用いることができる。
【0059】支持体の該親水性表面は親水性金属支持
体、例えばアルミニウム箔が好ましい。
【0060】本発明に従って用いるための画像形成要素
のアルミニウム支持体は、純粋なアルミニウム又はその
アルミニウム含有率が少なくとも95%のアルミニウム
合金で作ることができる。支持体の厚さは通常約0.1
3〜約0.50mmの範囲である。
【0061】リスオフセット印刷のためのアルミニウム
又はアルミニウム合金箔の製造は以下の段階を含む:し
ぼ付け(graining)、陽極酸化、及び場合によ
り箔のシーリング(sealing)。
【0062】箔のしぼ付け及び陽極酸化は、本発明に従
って高品質のプリントを製造することを可能にするリス
印刷版を得るために必要である。シーリングは必要では
ないが、さらに印刷結果を向上させることができる。ア
ルミニウム箔はCLA値が0.2〜1.5μmである粗
さを有し、陽極酸化層の厚さは0.4〜2.0μmであ
り、重炭酸塩水溶液でシーリングされる。
【0063】本発明に従い、当該技術分野で周知の方法
を用いてアルミニウム箔の粗面化(roughenin
g)を行うことができる。アルミニウム基質の表面を機
械的、化学的又は電気化学的しぼ付けにより、あるいは
これらの組み合わせにより粗面化し、ハロゲン化銀乳剤
層のアルミニウム支持体への満足な接着性を得、版表面
上に非−印刷領域を形成する領域に優れた保水性を与え
ることができる。
【0064】電気化学的しぼ付け法は、通常リス印刷版
に用いる場合に望ましい非常に微細で平均化されたしぼ
を有し、平均表面積が大きな均一な表面粗さを形成する
ことができるので好ましい。
【0065】電気化学的しぼ付けは、塩酸及び/又は硝
酸含有電解質溶液中で交流又は直流を用いて行うことが
できる。電気化学的しぼ付けにおいて用いることができ
る他の水溶液は、例えばHCl、HNO3、H2SO2
3PO4などの酸であり、それは必要ならさらに1つ又
はそれ以上の腐食防止剤、例えばAl(NO33、Al
Cl3、硼酸、クロム酸、硫酸塩、塩化物、硝酸塩、モ
ノアミン類、ジアミン類、アルデヒド類、リン酸塩、H
22などを含む。
【0066】本発明と関連する電気化学的しぼ付けは1
相及び3相交流を用いて行うことができる。アルミニウ
ム版に適用される電圧は10〜35Vが好ましい。3〜
150Amp/dm2の電流密度が5〜240秒間用い
られる。電解しぼ付け溶液の温度は5〜50℃で変化さ
せることができる。電気化学的しぼ付けは10Hz〜3
00Hzの交流を用いて行うのが好ましい。
【0067】粗面化の前に、主にアルミニウム箔の表面
から脂性物質を除去するために脱脂処理を行うのが好ま
しい。
【0068】従ってアルミニウム箔に界面活性剤及び/
又はアルカリ水溶液を用いて脱脂処理を施すことができ
る。
【0069】粗面化の後に、酸を含む水溶液を用いた化
学的エッチング段階が続くのが好ましい。化学的エッチ
ングは、好ましくは少なくとも30℃、より好ましくは
少なくとも40℃、最も好ましくは少なくとも50℃で
行われる。
【0070】エッチング水溶液で用いるのに適した酸は
無機酸が好ましく、強酸が最も好ましい。エッチング水
溶液中の酸の合計量は少なくとも150g/lであるの
が好ましい。化学的エッチングの持続時間は3秒〜5分
であるのが好ましい。
【0071】粗面化及び場合による化学的エッチングの
後に、アルミニウム箔は陽極酸化され、それは以下の通
りに行うことができる。
【0072】硫酸、リン酸、蓚酸、クロム酸又は有機
酸、例えばスルファミン酸、ベンゾスルホン酸など、あ
るいはこれらの混合物を含む溶液中に陽極として沈めら
れたしぼ付けされたアルミニウム箔に電流を通過させ
る。0〜70℃の温度範囲内で1〜70重量%の電解質
濃度を用いることができる。1〜8g/m2 Al23
・H2Oの陽極酸化フィルム重量を得るために陽極電流
密度は1〜50A/dm2で、及び電圧は1〜100V
の範囲内で変えることができる。陽極酸化されたアルミ
ニウム箔は続いて10〜80℃の温度範囲内で脱イオン
水を用いて濯ぐことができる。
【0073】陽極酸化段階の後に、陽極表面にシーリン
グを適用することができる。陽極酸化により形成される
酸化アルミニウム層の孔のシーリングは、アルミニウム
陽極酸化の技術分野における熟練者に既知の方法であ
る。この方法は例えば“Belgisch−Neder
lands tijdschrift voor Op
pervlaktetechnieken van m
aterialen”,24ste jaargang
/januari 1980において“Sealing
−kwaliteit en sealing−con
trole van geanodiseerd Al
uminum”の標題の下に記載されている。多孔性陽
極酸化アルミニウム表面の種々のシーリングが存在す
る。
【0074】該シーリングは、しぼ付けされ、陽極酸化
されたアルミニウム支持体をEP−A 567178に
開示されているような重炭酸塩を含む水溶液で処理する
ことにより行うのが好ましく、従って該文献の記載事項
は引用することにより本明細書の内容となる。
【0075】上記の段階のそれぞれは、濯ぎの段階によ
り隔てられ、特定の段階で用いられる液体が前段階の液
体で汚染されるのを避けるのが好ましい。
【0076】画像の尖鋭度を向上させるため、及びその
結果として最終的印刷コピーの尖鋭度を向上させるため
に陽極酸化層を、例えばJA−Pu−58−14,79
7に記載されているようなハレーション防止色素又は顔
料を用いて全体的に着色することができる。
【0077】上記の通りの支持体の親水性層の製造に続
き、該親水性層に物理現像核を含む溶液を直後にコーテ
ィングすることができ、あるいは後の段階で該溶液をコ
ーティングすることができる。
【0078】物理現像核を含む受像層は親水性結合剤を
含まないのが好ましいが、少量の、例えば該層の合計重
量の最高80重量%の親水性コロイド、例えばポリビニ
ルアルコールを含み、表面の親水性を向上させることが
できる。
【0079】本発明に従って用いられるのが好ましい現
像核は重金属の硫化物、例えばアンチモン、ビスマス、
カドミウム、コバルト、鉛、ニッケル、パラジウム、白
金、銀及び亜鉛の硫化物である。本発明と関連して特に
適した現像核は硫化パラジウム核である。他の適した現
像核は塩類、例えばセレニド類、ポリセレニド類、ポリ
スルフィド類、メルカプタン類、及び錫(II)ハライ
ド類である。重金属、好ましくは銀、金、白金、パラジ
ウム及び水銀をコロイド形態で用いることができる。
【0080】本発明に従って用いられる感光層は、親水
性コロイド結合剤及び少なくとも1つのハロゲン化銀乳
剤を含み、ハロゲン化銀乳剤の少なくとも1つが感光性
であるいずれの層であることもできるき。
【0081】本発明に従って用いられる写真ハロゲン化
銀乳剤は、例えばP.Glafkidesにより“Ch
emie et Physique Photogra
phique”,Paul Montel,Paris
(1967)において、G.F.Duffinにより
“Photographic Emulsion Ch
emistry”,The Focal Press,
London(1966)において、及びV.L.Ze
likman et alにより“Makingand
Coating Photographic Emu
lsion”,The Focal Press,Lo
ndon(1966)において記載されている通り、種
々の方法に従って可溶性銀塩及び可溶性ハライドから製
造することができる。
【0082】本発明に従う用途の場合、ハロゲン化銀乳
剤は主に塩化銀から成るのが好ましいが、1モル%〜4
0モル%の範囲の割合の臭化銀が存在することができ
る。少なくとも70モル%の塩化銀を含むハロゲン化銀
乳剤を用いるのが最も好ましい。
【0083】ハロゲン化銀粒子の平均粒径は0.10〜
0.70μmで変化することができ、0.25〜0.4
5μmが好ましい。
【0084】沈澱段階の間に、イリジウム及び/又はロ
ジウム含有化合物又は両方の混合物を加えるのが好まし
い。これらの添加される化合物の濃度はAgNO3の1
モル当たり10-8〜10-3モル、好ましくはAgNO3
の1モル当たり10-7〜10-5モルの範囲である。
【0085】乳剤は、化学熟成段階の間に、例えばアリ
ルイソチオシアナート、アリルチオウレア及びナトリウ
ムチオサルフェートなどの硫黄−含有化合物を加えるこ
とにより化学的に増感することができる。還元剤、例え
ばBE−P 493,464及び568,687に記載
されているような錫化合物、及びジエチレントリアミン
又はアミノメタンスルホン酸の誘導体などのポリアミン
類も化学増感剤として用いることができる。他の適した
化学増感剤は貴金属及び貴金属化合物、例えば金、白
金、パラジウム、イリジウム、ルテニウム及びロジウム
である。化学増感のこの方法はR.KOSLOWSK
Y,Z.Wiss.Photogr.Photophy
s.Photochem.46,65−72(195
1)の文献に記載されている。
【0086】それらの高い感光度のために好ましいネガ
−作用(negative−working)ハロゲン
化銀乳剤とは別に、乳剤層においてポジ銀画像を与え、
受像層上にネガ画像を与える直接陽画ハロゲン化銀乳剤
も用いることができる。
【0087】本発明に従って用いるのに適した直接陽画
ハロゲン化銀乳剤は、あらかじめカブラされた(fog
ged)、あるいは主に内部潜像を形成するハロゲン化
銀乳剤である。
【0088】本発明に従って用いることができる内部潜
像−型ハロゲン化銀乳剤は、例えばUS−A 2,59
2,250、3,206,313、3,271,15
7、3,447,927、3,511,662、3,7
37,313、3,761,276、GB−A 1,0
27,146及びJA特許公開番号34,213/77
に記載されている。しかし本発明で用いられるハロゲン
化銀乳剤はこれらの文献に記載されているハロゲン化銀
乳剤に限られない。
【0089】本発明に従って用いるための、あらかじめ
カブラされた型のものである他の種類の直接陽画型ハロ
ゲン化銀乳剤は、ハロゲン化銀乳剤を光に全体的に露光
することにより、及び/又はハロゲン化銀乳剤を化学的
にカブラせることにより製造することができる。化学カ
ブリ点は、化学増感のための種々の方法により形成する
ことができる。
【0090】化学カブリは還元により、あるいは銀より
電気的陽性の化合物、例えば金塩、白金塩、イリジウム
塩などにより、あるいは両方の組み合わせにより行うこ
とができる。ハロゲン化銀粒子の還元カブリは、高pH
及び/又は低pAgハロゲン化銀粒子沈澱、あるいはW
ood J.Phot.Sci.1(1953),16
3により記載の蒸解(digestion)条件、ある
いは例えば塩化錫(II)を含む錫(II)塩類、錫錯
体及び英国特許1,209,050に記載のような(ポ
リ)アミノ(ポリ)カルボン酸型のキレート類、ホルム
アルデヒド、ヒドラジン、ヒドロキシルアミン、硫黄化
合物、例えば二酸化チオウレア、ホスホニウム塩類、例
えばテトラ(ヒドロキシメチル)−ホスホニウムクロリ
ド、ポリアミン類、例えばジエチレントリアミン、ビス
(p−アミノエチル)スルフィド及びその水溶性塩類、
ヒドラジン誘導体、アルカリアルセナイト、アミンボラ
ンなど、又はそれらの混合物などの還元剤を用いた処理
により行うことができる。
【0091】還元剤、例えば二酸化チオウレア及び銀よ
り電気的陽性の金属の化合物、特に金化合物を用いてハ
ロゲン化粒子のカブリを行う場合、還元剤を最初に用
い、続いて金化合物を用いるのが好ましい。しかし逆の
順序も用いることができ、あるいは両化合物を同時に用
いることができる。
【0092】化学カブリの上記の方法の他に、該カブリ
剤を硫黄−含有増感剤、例えばナトリウムチオサルフェ
ート又はチオシアン酸化合物、例えばカリウムチオシア
ナートと組み合わせて用いることにより化学カブリを得
ることができる。
【0093】DTR−要素のハロゲン化銀乳剤はDTR
要素がそれに対して設計されている露光源の分光発光に
従って分光増感することができる。
【0094】可視分光領域のための適した増感色素に
は、例えばF.M.Hamerにより“The Cya
nine Dyes and Related Com
pounds”,1964,John Wiley &
Sonsにおいて記載されているようなメチン色素が
含まれる。この目的のために用いることができる色素に
はシアニン色素、メロシアニン色素、錯体シアニン色
素、錯体メロシアニン色素、等極性シアニン色素、ヘミ
シアニン色素、スチリル色素及びヘミオキソノール色素
が含まれる。特に有用な色素はシアニン色素、メロシア
ニン色素、錯体メロシアニン色素に属するものである。
【0095】従来の光源、例えばタングステン光の場
合、緑増感色素が必要である。アルゴンイオンレーザー
による露光の場合、青増感色素が挿入される。赤光発光
源、例えばLED又はHeNeレーザーによる露光の場
合、赤増感色素が用いられる。半導体レーザーによる露
光の場合、近赤外に適した特殊な分光増感色素が必要で
ある。適した赤外増感色素は、中でもUS−P 2,0
95,854、2,095,856、2,955,93
9、3,482,978、3,552,974、3,5
73,921、3,582,344、3,623,88
1及び3,695,888に開示されている。
【0096】本発明と関連して好ましい青増感色素、緑
増感色素、赤増感色素及び赤外増感色素はEP−A 5
54,585に記載されている。
【0097】赤又は近赤外領域における感度の向上のた
めに、いわゆる超色増感剤を赤又は赤外増感色素と組み
合わせて用いることができる。適した超色増感剤はRe
search Disclosure Vol 28
9,May 1988,item 28952に記載さ
れている。分光増感剤は、水溶液、有機溶媒中の溶液、
又は分散液の形態で写真乳剤に加えることができる。
【0098】ハロゲン化銀乳剤は通常の乳剤安定剤を含
むことができる。適した乳剤安定剤はアザインデン類、
好ましくはテトラ−もしくはペンタ−アザインデン類、
特にヒドロキシ又はアミノ基により置換されたものであ
る。この種の化合物はBIRRによりZ.Wiss.P
hotogr.Photophys.Photoche
m.47,2−27(1952)に記載されている。他
の適した乳剤安定剤は、中でもヘテロ環状メルカプト化
合物である。
【0099】ハロゲン化銀乳剤層は通常、親水性コロイ
ド結合剤としてゼラチンを含む。異なる粘度を有する異
なるゼラチンの混合物を用い、層の流体学的性質を調節
することができる。しかしゼラチンの代わりに、又はゼ
ラチンと一緒に1つ又はそれ以上の他の天然及び/又は
合成親水性コロイド、例えばアルブミン、カゼイン、ゼ
イン、ポリビニルアルコール、アルギニン酸類又はそれ
らの塩、セルロース誘導体、例えばカルボキシメチルセ
ルロース、修飾ゼラチン、例えばフタロイルゼラチンな
どを用いることができる。
【0100】ゼラチン層は実質的に非硬膜であるのが好
ましい。実質的に非硬膜というのは、下塗りされたポリ
エチレンテレフタレートフィルムベースにそのようなゼ
ラチン層が1.2g/m2の乾燥厚さでコーティングさ
れ、57℃及び35%R.H.において3日間乾燥さ
れ、30℃の水に浸漬された場合に、5分以内に該ゼラ
チン層の95重量%以上が溶解することを意味する。
【0101】ハロゲン化銀乳剤はpH調節成分を含むこ
とができる。少なくとも1つのゼラチン含有層がゼラチ
ンの等電点より低くないpH値でコーティングされ、該
ゼラチン含有コーティング層と後文で言及する任意の中
間層の間の相互作用を避けるのが好ましい。該中間層と
連続するゼラチン層はゼラチンの等電点より低くないp
H値でコーティングされるのがより好ましい。すべての
ゼラチン含有層がそのゼラチンの等電点より低くないp
H値でコーティングされるのが最も好ましい。カブリ防
止剤、現像促進剤、湿潤剤及びゼラチンのための硬膜剤
などの他の成分が存在することができる。ハロゲン化銀
乳剤層は、散乱光を吸収し、かくして画像の尖鋭度を向
上させる光−遮蔽色素(light−screenin
g dyes)を含むことができる。適した吸光色素
は、中でもUS−P 4,092,168、US−P
4,311,787及びDE−P 2,453,217
に記載されている。
【0102】本発明に従って用いるのに適したハロゲン
化銀乳剤の組成、製造及びコーティングに関するさらな
る詳細は、例えばProduct Licensing
Index,Vol.92,December 19
71,publication 9232,p.107
−109に見いだすことができる。
【0103】画像形成要素は、支持体の親水性表面上の
受像層及び感光層(包装)の間に中間層も含み、該層
(包装)を除去して、それにより画像要素の処理により
受像層に形成される銀画像を露出するのを容易にするの
が好ましい。
【0104】1つの実施態様の場合、中間層は0.01
〜2.0g/m2の比率でコーティングされ、少なくと
も1つの非タンパク質性親水性フィルム−形成ポリマ
ー、例えばポリビニルアルコールを含み、場合によりE
P−A−410500に記載のようなハレーション防止
色素又は顔料を含む水−膨潤性中間層である。
【0105】他の実施態様の場合、中間層は、平均直径
が0.2μmより低くなく、少なくとも1つのエレチン
性不飽和モノマーの重合により製造された疎水性ポリマ
ービーズを含む層である。該中間層は乾燥状態でその合
計重量の最高80%の量で該疎水性ポリマービーズを含
むのが好ましい。さらなる詳細はEP−A−48341
5に開示されている。
【0106】該ハロゲン化銀乳剤含有層と該水−膨潤性
中間層又は疎水性ポリマービーズを含む該中間層の間に
存在することができる補足的中間層に、中でもハレーシ
ョン防止色素又は顔料、現像薬、ハロゲン化銀溶剤、塩
基前駆体(base precursors)及び腐食
防止物質などの1つ又はそれ以上の成分を挿入すること
ができる。
【0107】感光層を含む包装層(layer pac
ket)を受像層の上に積層することにより画像形成要
素が製造される場合、中間層は感光層の上に設けられ、
水−膨潤性中間層又は、平均直径が0.2μmより低く
なく、少なくとも1つのエチレン性不飽和モノマーの重
合により製造された疎水性ポリマービーズを含む中間層
が上層となる。
【0108】本発明のリス印刷版を得るために、上記の
第2の種類のモノ−シートDTRオフセット印刷版の前
駆体を本発明に従い、上記の通りに情報通りに露光す
る。
【0109】本発明に従うと、該感光性層に銀画像を形
成し、形成されるその非還元ハロゲン化銀又は錯体を感
光性層から該受像層に画像通りに拡散させ、そこに銀画
像を与えるための、情報通りに露光された画像形成要素
の現像及び拡散転写は、現像薬及びハロゲン化銀溶剤の
存在下でアルカリ水溶液を用いて行われる。現像薬及び
/又はハロゲン化銀溶剤はアルカリ水溶液及び/又は画
像形成要素に挿入することができる。
【0110】アルカリ水溶液中のハロゲン化銀溶剤は
0.05重量%〜5重量%の量で用いるのが好ましく、
0.5重量%〜2重量%がより好ましい。ハロゲン化銀
のための錯体化剤として働くハロゲン化銀溶剤は、水溶
性チオサルフェート又はチオシアナート、例えばナトリ
ウム、カリウム又はアンモニウムチオサルフェート及び
ナトリウム、カリウム又はアルミニウムチオシアナート
であるのが好ましい。
【0111】本発明と関連して用いることができるさら
に別のハロゲン化銀溶剤は、例えば亜硫酸塩、アミン
類、2−メルカプト安息香酸、環状イミド化合物、例え
ばウラシル、5,5−ジアルキルヒダントイン類、アル
キルスルホン類及びオキサゾリジノン類である。
【0112】本発明と関連して用いるためのさらに他の
ハロゲン化銀溶剤はアルカノールアミンである。本発明
と関連して用いることができるアルカノールアミンの例
は次式:
【0113】
【化1】
【0114】[式中、X及びX’は独立して水素、ヒド
ロキシル基又はアミノ基を示し、l及びmは0又は1も
しくはそれ以上の整数を示し、nは1もしくはそれ以上
の整数を示す]に対応する。該アルカノールアミンは、
好ましくは0.1重量%〜5重量%の濃度でアルカリ処
理液中に存在することができる。しかしアルカノールア
ミンの一部又は全部が画像形成要素の1つ又はそれ以上
の層に存在することができる。
【0115】本発明と関連して用いるためのさらに別の
好ましいハロゲン化銀溶剤はチオエーテル類である。用
いるのが好ましいチオエーテル類は以下の一般式: Z−(R1−S)t−R2−S−R3−Y [式中、Z及びYは独立して水素、アルキル基、アミノ
基、アンモニウム基、ヒドロキシル、スルホ基、カルボ
キシル、アミノカルボニル又はアミノスルホニルを示
し、R1、R2及びR3はそれぞれ独立して、置換されて
いることができ、場合により酸素架橋を含むことができ
るアルキレンを示し、tは0〜10の整数を示す]に対
応する。上記の式に対応するチオエーテル化合物の例
は、例えばUS−P−4.960.683及びEP−A
554,585に開示されている。
【0116】さらに別の適したハロゲン化銀溶剤は1,
2,4−トリアゾリウム−3−チオレート類、好ましく
は少なくとも3つのフッ素原子を含むC1−C8アルキル
基、C4−C10炭化水素基、ならびに少なくとも3つの
フッ素原子を含むC1−C8アルキル基及び/又はC4
10炭化水素基により置換された4−アミノ基から成る
群より選ばれる少なくとも1つの置換基で置換された
1,2,4−トリアゾリウム−3−チオレートである。
【0117】種々のハロゲン化銀溶剤の組み合わせを用
いることができ、少なくとも1つのハロゲン化銀溶剤を
画像形成要素の適した層に挿入し、少なくとも1つの他
のハロゲン化銀溶剤を現像溶液に加えることもできる。
【0118】アルカリ処理液は現像薬も含むことができ
る。この場合、アルカリ処理液は現像液と呼ばれる。他
方、現像薬のいくらか又は全部が写真材料又は画像形成
要素の1つ又はそれ以上の層に存在することができる。
現像薬の全部が画像形成要素に含まれる場合、アルカリ
処理液はアクチベーター又は活性化液と呼ばれる。
【0119】本発明に従って用いるためのハロゲン化銀
現像薬はp−ジヒドロキシベンゼン型のもの、例えばヒ
ドロキノン、メチルヒドロキノン又はクロロヒドロキノ
ンが好ましく、1−フェニル−3−ピラゾリドン−型現
像薬及び/又はp−モノメチルアミノフェノールである
補助現像薬と組み合わされているのが好ましい。特に有
用な補助現像薬は1−フェニル−3−ピラゾリドン類で
ある。特に写真材料に挿入された場合にさらに好ましい
のは、例えばヒドロキシ、アミノ、カルボン酸基、スル
ホン酸基などの親水性置換基により水溶性が向上した1
−フェニル−3−ピラゾリドン類である。1つ又はそれ
以上の親水性基で置換された1−フェニル−3−ピラゾ
リドン類の例は、例えば1−フェニル−4,4−ジメチ
ル−2−ヒドロキシ−3−ピラゾリドン、1−(4−カ
ルボキシフェニル)−4,4−ジメチル−3−ピラゾリ
ドンなどである。しかし他の現像薬も用いることができ
る。
【0120】ヒドロキノン−型現像薬の好ましい量は、
1リットル当たり0.05モル〜0.40モルの範囲で
あり、第2現像薬の好ましい量は1リットル当たり1.
8x10-3〜2.0x10-1モルの範囲である。
【0121】本発明に従うアルカリ水溶液はさらに亜硫
酸塩、例えば亜硫酸ナトリウムを1リットル当たり40
g〜180g、好ましくは1リットル当たり60〜16
0gの範囲の量で、他のハロゲン化銀溶剤と組み合わせ
て含むことができる。
【0122】現像薬、ハロゲン化銀溶剤及び亜硫酸塩に
関して示した量の範囲は、これらの化合物がアルカリ水
溶液の一部を形成している場合も、又はそれらを含む層
にアルカリ水溶液を適用した時に層から溶解した場合
も、DTR−処理の間にアルカリ水溶液に溶解物として
存在するこれらの化合物の量に適用される。
【0123】本発明に従って用いるのに適したアルカリ
水溶液は、好ましくは少なくとも0.3g/lの量で、
より好ましくは少なくとも0.6g/lの量でアルミニ
ウムイオンを含み、乳剤がアルカリ水溶液で膨潤した場
合に輸送ローラーに乳剤層が粘着するのを防ぐのが好ま
しい。
【0124】アルカリ処理液のpHは9〜14であるの
が好ましく、10〜13であるのがより好ましいが、現
像されるべきハロゲン化銀乳剤材料の種類、意図される
現像時間及び処理温度に依存する。
【0125】温度及び時間などの処理条件は、処理され
るべき材料の機械的強度が悪影響を受けず、分解が起こ
らなければ、広い範囲内で変えることができる。
【0126】アルカリ処理液のpHは、有機又は無機ア
ルカリ性物質又はそれらの組み合わせにより確立するこ
とができる。適した無機アルカリ性物質は、例えばナト
リウム及びカリウムの水酸化物、リン酸及び/又はケイ
酸のアルカリ金属塩、例えばリン酸三ナトリウム、オル
トシリケート類、メタシリケート類、ナトリウム又はカ
リウムのヒドロジシリケート類、ならびに炭酸ナトリウ
ムなどである。適した有機アルカリ性物質は、例えばア
ルカノールアミン類である。後者の場合、アルカノール
アミン類はpHを与えるか、又はそれを助け、ハロゲン
化銀錯体化剤として働く。
【0127】アルカリ水溶液はさらに、受像層で得られ
る銀画像の疎水性を向上させるための疎水化剤を含むこ
とができる。一般にこれらの化合物はメルカプト基又は
チオレート基、及び1つ又はそれ以上の疎水性置換基を
含む。特に好ましい疎水化剤はDE−A 1,228,
927及びUS−P 4,563,410に記載されて
いるようなメルカプト−1,3,4−チアジアゾール
類、2−メルカプト−5−ヘプチル−オキサ−3,4−
ジアゾール類、ならびに長鎖(少なくとも5炭素原子)
アルキル置換メルカプトテトラゾール類である。疎水化
剤は単独で、又は互いに組み合わせて用いることができ
る。
【0128】これらの疎水化化合物は、好ましくは1リ
ットル当たり0.1〜3gの量で、及び好ましくは1−
フェニル−5−メルカプトテトラゾールと混合してアル
カリ水溶液に加えることができ、後者の化合物は例えば
1リットルの溶液当たり50mg〜1.2gの量で用い
ることができ、溶液は該化合物の溶解を向上させるため
の少量のエタノールを含むことができる。
【0129】アルカリ水溶液は、例えば酸化防腐剤、カ
ルシウム−封鎖化合物、スラッジ−防止剤、及び潜在硬
膜剤を含む硬膜剤などの他の成分を含むことができる。
【0130】既知の方法に従うアルカリ水溶液の再生は
もちろん、溶液が現像薬及び/又はハロゲン化銀溶剤を
挿入されていてもいなくても、可能である。
【0131】現像は−多くの場合必要でないが−いわゆ
る安定化液を用いて停止することができ、それは実際
は、好ましくは5〜7の範囲のpHを有する酸性停止浴
である。
【0132】ナトリウム二水素オルトホスフェート及び
二ナトリウム水素オルトホスフェートの混合物を含み、
該範囲内のpHを有する緩衝停止浴組成物が好ましい。
【0133】現像及び拡散転写は種々の方法で、例えば
ローラーでこすることにより、吸収手段、例えば綿又は
スポンジの栓を用いて拭うことにより、あるいは処理さ
れるべき材料を液体組成物に浸すことにより開始するこ
とができる。それは自動的に操作される装置で進行する
のが好ましい。それは通常18℃〜30℃の範囲の温度
で、及び5秒〜5分の時間で行われる。
【0134】支持体の親水性表面上の銀画像の形成の
後、まだベース上に存在する過剰のアルカリ水溶液を、
例えば箔を1対の絞りローラー(squeezing
rollers)に導くことにより除去することができ
る。
【0135】続いて、かくして物理現像核の層に得られ
る銀画像を、画像形成要素を処理して物理現像核を含む
層の上の層をすべて除去し、それにより親水性支持体の
画像形成表面を露出することにより、露出する。
【0136】本発明の特に好ましい実施態様に従うと、
物理現像核の層の銀画像は、物理現像核を含む層の上の
層をすべて濯ぎ水で洗浄することにより露出される。
【0137】濯ぎ水の温度は広く変えることができる
が、30℃〜50℃が好ましく、35℃〜45℃がより
好ましい。
【0138】支持体の親水性表面の画像形成表面に、非
−銀画像部分の親水性及び銀画像の親油性を増すための
化学的処理を施すことができる。
【0139】この化学的後処理は、銀画像のインク−受
容性及び/又はラッカー−受容性を向上させる少なくと
も1つの化合物、ならびに親水性表面のインク−反発性
を向上させる少なくとも1つの化合物を含む、多くの場
合仕上げ浴(finisher)と呼ばれるリス組成物
を用いて行われる。
【0140】仕上げ浴のための適した成分は、例えば前
記でアルカリ溶液に関して言及された疎水化化合物のよ
うなメルカプト基を含む有機化合物である。好ましい化
合物は次式の1つ:
【0141】
【化2】
【0142】[式中、R5は水素又はアシル基を示し、
4はアルキル、アリール又はアラルキルを示す]に対
応する。用いるのが最も好ましい化合物は、R4が炭素
数が3〜16のアルキルを示す上記の式の1つに従う化
合物である。該疎水化剤は、好ましくは0.1g/l〜
10g/lの合計濃度、より好ましくは0.3g/l〜
3g/lの合計濃度で仕上げ浴中に含まれる。
【0143】親水性表面領域のインク−反発性を向上さ
せる添加剤は、例えば炭水化物、例えばアラビアゴム、
カルボキシメチルセルロースなどの酸性多糖類、アルギ
ン酸ナトリウム、アルギン酸ノプロピレングリコールエ
ステル、ヒドロキシエチル澱粉、デキストリン、ヒドロ
キシエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリス
チレンスルホン酸、エチレンオキシド及び/又はプロピ
レンオキシドと水又はアルコールの反応生成物であるポ
リグリコール類、ならびにポリビニルアルコールであ
る。場合により吸湿性物質、例えばソルビトール、グリ
セロール、グリセロールのトリ(ヒドロキシエチル)エ
ステル及びロート油を加えることができる。
【0144】さらに好ましくは界面活性化合物も仕上げ
浴に加えることができる。その濃度は、版が仕上げられ
る時に仕上げ浴が過度の発泡を示さなければ、広い範囲
内で変えることができる。好ましい界面活性化合物はア
ニオン性又は非イオン性界面活性化合物である。
【0145】US−A−4,563,410に開示され
ている通り、適した仕上げ浴は分子量が4,000のポ
リエチレンオキシドの溶液中のメルカプトトリアゾール
の溶液を含む組成物である。さらに適した仕上げ浴は中
でもUS−A 4,062,682に記載されている。
【0146】仕上げ浴を用いる処理が開始される時点に
おいて、銀パターンを有する表面は乾燥又は湿潤状態で
あることができる。一般に仕上げ浴を用いる処理は長時
間かからず、通常約30秒より長くなく、処理及び露出
段階の直後に、好ましくは30℃〜60℃の範囲の仕上
げ浴の温度において行うことができる。
【0147】仕上げ浴は種々の方法で、例えばローラー
を用いてこすることにより、吸収手段、例えば綿又はス
ポンジの栓で拭うことにより、あるいは処理されるべき
材料を仕上げ浴中に浸すことにより適用することができ
る。印刷版の画像−疎水化段階も、仕上げ浴が満たされ
た狭い溝を有する装置を通して印刷版を導き、溝の末端
において印刷版を過剰の液体を除去する絞りローラーの
間に運ぶことにより自動的に進行させることができる。
【0148】銀画像を有する支持体の親水性表面が仕上
げ浴で処理されたらすぐに、それは印刷版として用いら
れる用意ができている。
【0149】以下の実施例は本発明を例示するものであ
るが、本発明をそれに制限するものではない。他に指示
がなければすべての部、パーセンテージ及び比率は重量
による。
【0150】
【実施例】
実施例1(比較実施例) リス印刷版前駆体の製造 0.30mmの厚さのアルミニウム箔(AA 105
0)を、10%のリン酸を含む水溶液中に箔を浸すこと
により脱脂し、続いて2g/lの水酸化ナトリウムを含
む水溶液中でエッチングした。次いで4g/lの塩酸及
び4g/lの硼酸(hydrobolic acid)
を含む水溶液中で、35℃の温度において交流を用い、
箔を電気化学的にしぼ付けし、中心線の平均粗さRaが
0.6μmの表面トポロジーを形成した。次いで30%
の硫酸を含む水溶液を用い、60℃で120秒間、アル
ミニウム版の汚れを取り除いた(desmutte
d)。続いて20%硫酸水溶液中で箔を陽極酸化し、
3.0g/m2のAl23・H2Oの陽極酸化フィルムを
形成し、20g/lのNaHCO3を含む水溶液を用い
て45℃で30秒間処理し、次いで脱イオン水で濯いで
乾燥した。
【0151】しぼ付け、陽極酸化及びシーリングされた
アルミニウム支持体に、1.1mg/m2のPdSを物
理現像核として含む銀−受容性層をコーティングするこ
とにより画像形成要素を得た。
【0152】次いで乾燥銀−受容性層上に水性組成物か
ら、得られる乾燥層が1m2当たり0.5gの重量のポ
リメチルメタクリレートビーズを有するようなやり方
で、中間層を設け、該組成物は: 等体積の水及びエタノールの混合物中の、平均直径が1.0μmのポリメチルメ タクリレートビーズの20%分散液 50ml Helioechtpapierrot BL (BAYER AG,D−5090 Leverkusen,West−Ge rmanyにより販売される色素の商標) 2.5g サポニン 2.5g ナトリウムオレイルメチルタウリド 1.25g 脱イオン水 300ml (pH−値:5.6) を含む。
【0153】最後に、1モルのAgX当たり1ミリモル
の4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テ
トラアザインデンを含み、ハロゲン化銀が1m2当たり
2.40gの硝酸銀に対応する量で与えられ、ゼラチン
含有量は1.58g/m2であり、粘度が21mPa.
sのゼラチンを0.7g/m2含み、残りのゼラチンは
粘度が14mPa.sである、実質的に非硬膜の感光性
ネガ−作用カドミウム−非含有ゼラチン銀クロロブロモ
ヨーダイド乳剤層(97.98/2/0.02モル%)
を中間層にコーティングした。
【0154】マスクの製造 マトリックスの寸法が画素の寸法と合致するまで原稿の
画像をマトリックスに繰り返し細分することにより画素
を無作為な順序で処理する周波数変調スクリーニングに
従い、2400dpiにおいて原稿をスクリーニングし
た。各画素に関する誤差を処理される次の画素の階調値
に加えた。高コントラストハロゲン化銀中間フィルム
を、得られたスクリーニングされたデータに従い、1
0.4μmの“ピッチ”を有する画像形成ビームを用い
て走査通りに露光した。得られたミクロドットを2*2
マトリックスに配置し、約21μmの寸法を有する周波
数変調ハーフトーンドットを得た。該露光された中間フ
ィルムに古典的処理を施し、次いでマスク1として用い
た。マスク2は、該中間フィルムの走査通りの露光の間
に得られるミクロドットを3*3マトリックスに配置
し、約31μmの寸法を有する周波数変調ハーフトーン
ドットを得る以外はマスク1と同一の方法で製造した。
【0155】印刷版の製造 印刷版Iを得るために、マスク1を通し、点光源を有す
るTheimer光室(light closet)
に、版上にUGRA試験ストリップの7μmのポジ細線
(positive microlines)が再現さ
れるやり方で印刷版前駆体の試料を露光した。これはマ
ニュアル“Agfa Cristal Raster
User Guideに説明されている通り、印刷版の
露光に関する基準である。次いで露光された印刷版を2
4℃において8秒間、以下の成分を有する新しく製造し
た現像溶液に沈めた: カルボキシメチルセルロース 4g 水酸化ナトリウム 22.5g 無水亜硫酸ナトリウム 120g ヒドロキノン 20g 1−フェニル−3−ピラゾリジノン 6g 臭化カリウム 0.75g 無水チオ硫酸ナトリウム 8g エチレンジアミンテトラ酢酸四ナトリウム塩 2g 脱イオン水 1000mlとする量 pH(24℃)=13 開始された拡散転写を30秒間続けさせ、受像層に銀画
像を形成した。
【0156】現像されたハロゲン化銀乳剤層及び中間層
をアルミニウム箔から除去するために、現像されたモノ
シートDTR材料を30℃で水噴射を用いて10秒間濯
いだ。
【0157】次に、アルミニウム箔の画像形成表面を仕
上げ浴でこすり、非−画像領域の水−受容性を向上さ
せ、画像領域を親油性インク−受容性とした。仕上げ浴
は以下の組成を有した: n−ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロリド10%水溶液 25ml ポリスチレンスルホン酸の20%水溶液 100ml 硝酸カリウム 12.5g クエン酸 20.0g 1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール 2.0g 水酸化ナトリウム 5.5g 水 1000mlとする量 pH(20℃)=4 印刷版IIは、リス印刷版前駆体の試料をマスク2を通
して露光する以外は印刷版Iと同一の方法で製造した。
【0158】印刷版IIIは、リス印刷版前駆体の露光
された試料を通常の作業条件(すなわち5m2のリス印
刷版前駆体の現像後)において現像溶液で処理する以外
は印刷版Iと同一の方法で製造した。
【0159】印刷版IVは、リス印刷版前駆体の露光さ
れた試料を通常の作業条件(すなわち5m2のリス印刷
版前駆体の現像後)において現像溶液で処理する以外は
印刷版IIと同一の方法で製造した。
【0160】印刷版上のドットの寸法を測定した。印刷
版I及びIII上のドットは約21μmの寸法を有した
が、印刷版II及びIV上のドットは約31μmの寸法
を有した。
【0161】そのようにして得られた4つの版をDah
lgren給湿機(dampener)を備えたHei
delberg GTO 52印刷機上で印刷した。H
rtmann S6920インクを用い、Rotama
tic 100%が用いられたインク溜溶液であった。
プリントはZanders Ikonorex 115
g/m2紙上に、1時間当たり5000プリントの速度
で作られた。中実領域(solid areas)上の
1.85(FOGRA標準)という濃度が維持された
(Gretag D186)。濃度はMurray−D
avies式に従ってMacbeth RD918デン
シトメーターを用いて測定した。
【0162】優れた品質のプリントが得られた約200
プリントの後、以下の結果が観察された: a)印刷版Iの場合、マスクの階調スケールの7%から
95%しか印刷コピー上に再現できず、印刷版IIの場
合はマスクの階調スケールの2%から98%が印刷コピ
ー上に再現できた。
【0163】b)マスク1の階調値の40%において、
階調値が、印刷版Iから印刷されたコピーの場合の57
%階調値から、印刷版IIIから印刷されたコピーの場
合の45%に減少し(12%の損失)、マスク2の階調
値の40%において、階調値は、印刷版IIから印刷さ
れたコピーの場合の58%階調値から印刷版IVから印
刷されたコピーの場合の56%に減少した(2%の損
失)。
【0164】マスク1の20%階調値における印刷版I
からのコピーの階調値は、100番目のコピーにおける
35%階調値から10,000番目のコピーにおける2
1%に減少し(14%の損失)、マスク2の20%階調
値における印刷版IIからのコピーの階調値は、100
番目のコピーにおける50%階調値から10,000番
目のコピーにおける45%に減少した(5%の損失)。
【0165】従ってこれらの結果から、原稿を周波数変
調スクリーニングし、周波数変調を用いてスクリーニン
グされたデータを得ることにより、支持体の親水性表面
上に物理現像核の層及びハロゲン化銀乳剤層を示された
順序で含む印刷版前駆体からDTR−法に従って得ら
れ、寸法が31μmである周波数変調ドットを有する印
刷版II(本発明の印刷版)は、寸法が21μmである
周波数変調ドットを有する以外は同一である印刷版I
(比較印刷版)と比較して、プリントにおける拡大され
た階調範囲、より大きな現像寛容度、及び印刷されたコ
ピーの数の関数としての、全階調スケールに及ぶ、しか
し特に該階調スケールの低範囲における階調値のより少
ない損失を有することが明らかである。
【0166】本発明の主たる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0167】1.支持体の親水性表面上に物理現像核の
層及びハロゲン化銀乳剤層を連続階調を含む原稿から示
されている順序で含む印刷版前駆体からDTR−法に従
ってリス印刷版を製造する方法であって、 −該原稿を周波数変調スクリーニングしてスクリーニン
グされたデータを得、 −該印刷版前駆体を該スクリーニングされたデータに従
って画像通りに露光し、 −かくして得られる画像通りに露光されたリス印刷版前
駆体を、現像薬及びハロゲン化銀溶剤の存在下でアルカ
リ処理液を用いて現像してリス印刷版を得る段階を含
み、該リス印刷版上で最大の主寸法を有する周波数変調
されたハーフトーンドットが21μmより大きい主寸法
を有することを特徴とするリス印刷版の製造法。
【0168】2.該リス印刷版上の最大主寸法を有する
周波数変調ハーフトーンドットが25μmより大きい主
寸法を有する上記1項に記載の方法。
【0169】3.該リス印刷版上の最大主寸法を有する
周波数変調ハーフトーンドットが100μmより大きい
主寸法を有する上記1又は2項に記載の方法。
【0170】4.周波数変調ハーフトーンドットの少な
くとも75%の主寸法が21μmより大きい上記1項に
記載の方法。
【0171】5.周波数変調ハーフトーンドットの少な
くとも75%の主寸法が25μmより大きい上記2項に
記載の方法。
【0172】6.周波数変調ハーフトーンドットの少な
くとも90%の主寸法が25μmより大きい上記5項に
記載の方法。
【0173】7.最大主寸法を有する該周波数変調ハー
フトーンドットが1つのミクロドットから成る上記1〜
6項にいずれかに記載の方法。
【0174】8.最大主寸法を有する該周波数変調ハー
フトーンドットが“ミクロドット”のm*nマトリック
スから成り、ここでmは少なくとも2の整数を示し、n
は少なくとも1の整数を示し、m*P及び/又はn*P
>21μmであり、Pは記録計の“ピッチ”である上記
1〜6項のいずれかに記載の方法。
【0175】9.該m及びnが同一の整数を示す上記8
項に記載の方法。
【0176】10.支持体の該親水性表面がしぼ付けさ
れ(grained)かつ陽極酸化されたアルミニウム箔である
上記1〜9項のいずれかに記載の方法。
【0177】11.上記1〜10項のいずれかに記載の
方法により得られる印刷版。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いるのに適したハーフトーン化法を
実行するための回路の略図を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の親水性表面上に物理現像核の層
    及びハロゲン化銀乳剤層を連続階調を含む原稿から示さ
    れている順序で含む印刷版前駆体からDTR−法に従っ
    てリス印刷版を製造する方法であって、 −該原稿を周波数変調スクリーニング(frequen
    cy modulation screening)し
    てスクリーニングされたデータを得、 −該印刷版前駆体を該スクリーニングされたデータに従
    って画像通りに露光し、 −かくして得られる画像通りに露光されたリス印刷版前
    駆体を、現像薬及びハロゲン化銀溶剤の存在下でアルカ
    リ処理液を用いて現像してリス印刷版を得る段階を含
    み、該リス印刷版上で最大の主寸法(main dim
    ension)を有する周波数変調されたハーフトーン
    ドットが21μmより大きい主寸法を有することを特徴
    とするリス印刷版の製造法。
  2. 【請求項2】 請求項1の方法により得られる印刷版。
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