JPH08219868A - 振動測定方法および装置 - Google Patents

振動測定方法および装置

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JPH08219868A
JPH08219868A JP2636095A JP2636095A JPH08219868A JP H08219868 A JPH08219868 A JP H08219868A JP 2636095 A JP2636095 A JP 2636095A JP 2636095 A JP2636095 A JP 2636095A JP H08219868 A JPH08219868 A JP H08219868A
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JP
Japan
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laser beam
vibration
phase difference
vibration measuring
photoelectric converter
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Pending
Application number
JP2636095A
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English (en)
Inventor
Fumio Murakami
文夫 村上
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Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Publication date
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】高い周波数での測定対象物の変位や振動をドッ
プラ周波数偏移に基づき高速かつ高感度で測定すること
ができる振動測定方法および装置を提供する。 【構成】レーザビーム1を測定対象物9に投射し、測定
対象物9からの反射光を、レーザビーム1と周波数差を
有するレーザビーム2と混合し、混合レーザビームを分
岐してレーザビーム3および4として送出し、レーザビ
ーム3を所定の時間、光ファイバ11によって遅延さ
せ、遅延させられたレーザビーム3を光電変換器5によ
って電気信号に変換し、レーザビーム4を光電変換器6
によって電気信号に変換し、光電変換器5からの出力信
号と光電変換器6からの出力信号との間の位相差を位相
検波器14によって検出し、測定対象物9の変位や振動
によって誘起される前記反射光のドップラ周波数偏移を
位相検波器14の位相差検出出力から得るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動測定方法および装置
に関し、さらに詳細にはレーザビームを測定対象物に照
射し、測定対象物の変位や振動により誘起する反射光の
ドップラ周波数偏移に基づいて測定対象物の変位や振動
を測定する振動測定方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記の原理に基づく振動測定装置は、測
定対象物の変位や振動の振幅に比例する振幅の出力が得
られるために、特に高い振動周波数において高感度の振
動測定が可能であるという特徴がある。
【0003】この種の従来の振動測定装置において周波
数偏移検出回路として、周波数トラッカーと称される周
波数検出回路が用いられている。この周波数偏移検出回
路は電圧制御発振器の発振周波数を、検出したドップラ
周波数偏移と比較し、その差が零となるように前記電圧
制御発振器の発振周波数を制御するフェーズロックルー
プを構成し、前記電圧制御発振器の発振周波数制御電圧
をもって、ドップラ周波数偏移の測定値としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
振動測定装置の測定可能な振動周波数の上限はフェーズ
ロックループの応答周波数によって制限され、高々10
0kHz程度であるという問題点があった。この結果、
高い周波数での高感度振動測定ができるという本原理の
有する特徴を充分に活かすことができないという問題が
生ずる。
【0005】本発明は、高い周波数での測定対象物の変
位や振動をドップラ周波数偏移に基づき高速かつ高感度
で測定することができる振動測定方法および装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の振動測定方法
は、第1のレーザビームを測定対象物に投射し、測定対
象物からの反射光と、第1のレーザビームと周波数を異
にする第2のレーザビームとを混合し、混合レーザビー
ムを分岐して第3および第4のレーザビームとし、第3
のレーザビームを所定の時間遅延させた遅延レーザビー
ムと第4のレーザビームとの間の位相差を検出し、前記
測定対象物の変位や振動によって誘起される前記反射光
のドップラ周波数偏移を前記検出位相差から得ることを
特徴とする。
【0007】本発明の振動測定装置は、周波数差を有す
る第1および第2のレーザビームを受けて第1のレーザ
ビームを測定対象物に投射し、測定対象物からの反射光
を第2のレーザビームと混合し、かつ混合レーザビーム
を分岐して第3および第4のレーザビームとして送出す
る干渉光学系と、第3のレーザビームを所定の時間遅延
させる遅延線路と、遅延線路によって遅延させられたレ
ーザビームを受けて電気信号に変換する第1の光電変換
器と、第4のレーザビームを受けて電気信号に変換する
第2の光電変換器と、第1の光電変換器からの出力信号
と第2の光電変換器からの出力信号との間の位相差を検
出する位相差検出手段とを備え、前記測定対象物の変位
や振動によって誘起される前記反射光のドップラ周波数
偏移を前記位相差検出手段の出力から得ることを特徴と
する。
【0008】
【作用】本発明の振動測定方法および装置は、測定対象
物に第1のレーザビームが投射され、測定対象物からの
反射光と、第1のレーザビームと周波数を異にする第2
のレーザビームとが混合され、混合レーザビームを分岐
して第3および第4のレーザビームとし、第3のレーザ
ビームが所定の時間遅延させられる。この遅延による遅
延レーザビームと第4のレーザビームとの間の位相差が
検出され、前記測定対象物の変位や振動によって誘起さ
れる前記反射光のドップラ周波数偏移が前記検出位相差
から得られる。このようにドップラ周波数偏移を位相差
に変換して検出するようにしたため、高い振動周波数の
振動測定を高感度で行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明にかかる振動測定方法および装
置を実施例によって説明する。
【0010】図1は本発明にかかる一実施例の振動測定
装置の構成を示すブロック図である。
【0011】本実施例の振動測定装置は、レーザビーム
1を集光レンズ8とビームスプリッタ10とからなる干
渉光学系7に入射し、入射されたレーザビーム1は集光
レンズ8を通して集光し、集光されたレーザビーム1を
測定対象物9に投射する。レーザビーム1とFiの周波
数差を有するレーザビーム2も干渉光学系7に入射す
る。集光されたレーザビーム1が投射された測定対象物
9からの反射光は集光レンズ8を通してビームスプリッ
タ10に入射して、ビームスプリッタ10において前記
反射光とレーザビーム2とは混合されると共に、混合さ
れたレーザビームはレーザビーム3およびレーザビーム
4の2つに分岐される。
【0012】レーザビーム3は集光レンズ16を通して
集光し、集光されたレーザビーム3は光ファイバ11に
入射して所定の時間τだけ遅延させ、光ファイバ11か
ら出力されたレーザビーム3はコリメートレンズ17に
通して平行光線にしたうえ、光電変換器5に供給し、電
気信号12に変換する。ここで光ファイバ11によって
レーザビーム3を時間的に遅延させたために、長尺の遅
延線路を用いずに小型で所定の時間τの遅延を行うこと
ができる。
【0013】レーザビーム4は集光レンズ18を通して
集光し、光電変換器6に供給して電気信号13に変換す
る。
【0014】ここで、電気信号12の振幅をA1とし、
電気信号13の振幅をA2とし、測定対象物9の変位や
振動によってレーザビーム1の反射光に誘起されるドッ
プラ周波数偏移をFxとすると、 電気信号12は、A1 cos[2π(Fi+Fx)(t−
τ)] 電気信号13は、A2 cos[2π(Fi+Fx)t] となる。
【0015】電気信号12および13は位相検波器14
に供給して、電気信号12と電気信号13の位相差を位
相検波器14において検出する。ここで、位相検波器1
4は、例えば、電気信号12と電気信号13とを乗算す
るミキサ等とミキサの出力を入力する低域瀘波器とから
なり、電気信号12と電気信号13との乗算出力の低域
成分を取り出すことによって位相差を取り出すことがで
きる。
【0016】位相検波器14の出力信号15は、振幅を
Bとすると B cos[2π(Fi+Fx)τ] となる。
【0017】 ここで、2πFiτ=(2N+1)π/2 すなわち、τ=(2N+1)/(4Fi) となるように遅延時間τを調整することによって、位相
検波器14からの出力信号15は、B sin[2πFx・
τ]、または、−B sin[2πFx・τ]となる。
【0018】これに逆正弦変換を行うことにより、遅延
時間τを既知としてドップラ周波数偏移Fxを得ること
ができる。
【0019】また、光ファイバ11の長さを変更し遅延
時間τを変えることによって、ドップラ周波数偏移Fx
の測定範囲を所望の値に設定することができる。
【0020】以上説明したように本実施例の振動測定装
置では、ドップラ周波数偏移Fxを位相差に変換し、こ
の位相差を位相検波器14によって測定するようにした
ため、その周波数応答を制限するものは位相検波器14
である。位相検波器14はミキサと低域瀘波器によって
構成したときは応答周波数を100MHzにすることは
容易である。また、逆正弦変換も高速のダイオードによ
る折線近似回路などによって同様に100MHzの応答
周波数を実現することができる。
【0021】したがって、本実施例では高速でドップラ
周波数偏移を測定することが可能となり、従来のフェー
ズロックループ等を利用した周波数偏移検出に比べて、
はるかに高い周波数での高感度振動測定を容易に実現す
ることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明の振動測定方
法および装置によれば、測定対象物の変位や振動に基づ
くドップラ周波数偏移を位相差に変換して検出するよう
にしたため、高い周波数での測定対象物の変位や振動
を、ドップラ周波数偏移に基づき高速かつ高感度で測定
することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる振動測定装置の一実施例の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、2、3、4…レーザビーム 5、6…光電変
換器 7…干渉光学系 8、16、18
…集光レンズ 9…測定対象物 10…ビームス
プリッタ 11…光ファイバ 12、13…電
気信号 14…位相検波器 17…コリメー
トレンズ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のレーザビームを測定対象物に投射
    し、 測定対象物からの反射光と、第1のレーザビームと周波
    数を異にする第2のレーザビームとを混合し、 混合レーザビームを分岐して第3および第4のレーザビ
    ームとし、第3のレーザビームを所定の時間遅延させた
    遅延レーザビームと第4のレーザビームとの間の位相差
    を検出し、 前記測定対象物の変位や振動によって誘起される前記反
    射光のドップラ周波数偏移を前記検出位相差から得るこ
    とを特徴とする振動測定方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の振動測定方法において、第
    3のレーザビームを遅延させる遅延時間は第1のレーザ
    ビームと第2のレーザビームの周波数差の逆数の(2N
    +1)/4(Nは整数)倍であることを特徴とする振動
    測定方法。
  3. 【請求項3】周波数差を有する第1および第2のレーザ
    ビームを受けて第1のレーザビームを測定対象物に投射
    し、測定対象物からの反射光を第2のレーザビームと混
    合し、かつ混合レーザビームを分岐して第3および第4
    のレーザビームとして送出する干渉光学系と、第3のレ
    ーザビームを所定の時間遅延させる遅延線路と、遅延線
    路によって遅延させられたレーザビームを受けて電気信
    号に変換する第1の光電変換器と、第4のレーザビーム
    を受けて電気信号に変換する第2の光電変換器と、第1
    の光電変換器からの出力信号と第2の光電変換器からの
    出力信号との間の位相差を検出する位相差検出手段とを
    備え、前記測定対象物の変位や振動によって誘起される
    前記反射光のドップラ周波数偏移を前記位相差検出手段
    の出力から得ることを特徴とする振動測定装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の振動測定装置において、遅
    延線路の遅延時間が第1のレーザビームと第2のレーザ
    ビームの周波数差の逆数の(2N+1)/4(Nは整
    数)倍であることを特徴とする振動測定装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の振動測定装置において、遅
    延線路の全部もしくは1部を光ファイバにより構成した
    ことを特徴とする振動測定装置。
  6. 【請求項6】請求項3記載の振動測定装置において、位
    相差検出手段は第1および第2の光電変換器からの出力
    信号を乗算するミキサと該ミキサの出力を入力とする低
    域瀘波器とを備えたことを特徴とする振動測定装置。
JP2636095A 1995-02-15 1995-02-15 振動測定方法および装置 Pending JPH08219868A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6790796B2 (en) 2001-10-05 2004-09-14 Albany International Corp. Nonwovens forming or conveying fabrics with enhanced surface roughness and texture
JP2017167065A (ja) * 2016-03-18 2017-09-21 株式会社東京精密 振動計測装置及び振動計測方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6790796B2 (en) 2001-10-05 2004-09-14 Albany International Corp. Nonwovens forming or conveying fabrics with enhanced surface roughness and texture
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