JPH08219298A - 止水弁 - Google Patents
止水弁Info
- Publication number
- JPH08219298A JPH08219298A JP4667795A JP4667795A JPH08219298A JP H08219298 A JPH08219298 A JP H08219298A JP 4667795 A JP4667795 A JP 4667795A JP 4667795 A JP4667795 A JP 4667795A JP H08219298 A JPH08219298 A JP H08219298A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- pressure relief
- water
- valve body
- back pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L55/00—Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K1/00—Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces
- F16K1/16—Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces with pivoted closure-members
- F16K1/18—Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces with pivoted closure-members with pivoted discs or flaps
- F16K1/22—Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces with pivoted closure-members with pivoted discs or flaps with axis of rotation crossing the valve member, e.g. butterfly valves
- F16K1/222—Shaping of the valve member
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Lift Valve (AREA)
- Safety Valves (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 密閉される配管50でも、逆止め弁付きバイ
パスを設ける必要なく、高い内圧が発生しても、これを
逃がして損傷の発生を防止する。 【構成】 正圧方向に面する逆圧抜き弁座23bが形成
された逆圧抜き孔23hを弁体23に貫通させてあけ、
逆圧抜き弁座23bに正圧側から当接して閉塞するよう
に逆圧抜き弁体(球状弁体)25を、ばね受け27で押
力を調節可能に設けた押しばね26で押しつけて設け
た。
パスを設ける必要なく、高い内圧が発生しても、これを
逃がして損傷の発生を防止する。 【構成】 正圧方向に面する逆圧抜き弁座23bが形成
された逆圧抜き孔23hを弁体23に貫通させてあけ、
逆圧抜き弁座23bに正圧側から当接して閉塞するよう
に逆圧抜き弁体(球状弁体)25を、ばね受け27で押
力を調節可能に設けた押しばね26で押しつけて設け
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水などの液体が流通
する配管系統中に設けられる止水弁に関するものであ
る。
する配管系統中に設けられる止水弁に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の清水,海水などの液体を流
通させる配管を示す。タンク(水槽)10の近くに設け
られたタンク元弁である止水弁20にポンプ30及び吐
出弁40が設けられた管路50が連結されている。ポン
プ30の保守点検などを行うときに水を止めなければな
らないので、止水弁(タンク元弁)20及び吐出弁40
を設ける必要がある。この配管系統を使用していないと
きも止水弁20及び吐出弁40は閉めている。この止水
弁20及び吐出弁40を閉めて密閉された間の管路50
内にある水が、例えば温度変化などによって膨張する
と、配管内に大きな内圧が生じて配管や弁などに損傷が
生じることがあるので、逆止め弁60をバイパスに設け
て、そのような内圧が生じたときはその圧力を逆止め弁
60によって逃がすようにされている。また、吐出弁4
0の図の左側の管路50も密閉される配管系統であれば
吐出弁40にも逆止め弁60を設ける必要がある。
通させる配管を示す。タンク(水槽)10の近くに設け
られたタンク元弁である止水弁20にポンプ30及び吐
出弁40が設けられた管路50が連結されている。ポン
プ30の保守点検などを行うときに水を止めなければな
らないので、止水弁(タンク元弁)20及び吐出弁40
を設ける必要がある。この配管系統を使用していないと
きも止水弁20及び吐出弁40は閉めている。この止水
弁20及び吐出弁40を閉めて密閉された間の管路50
内にある水が、例えば温度変化などによって膨張する
と、配管内に大きな内圧が生じて配管や弁などに損傷が
生じることがあるので、逆止め弁60をバイパスに設け
て、そのような内圧が生じたときはその圧力を逆止め弁
60によって逃がすようにされている。また、吐出弁4
0の図の左側の管路50も密閉される配管系統であれば
吐出弁40にも逆止め弁60を設ける必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の止水弁を用いた
水などの液体用配管は上記のようであり、密閉されたと
き、温度変化などによって内圧が発生するおそれがある
配管には、逆止め弁60を有するバイパスを設ける必要
がある。逆止め弁60を有するバイパスを設ける必要の
ある箇所が、例えば船舶のように、数百箇所もあるよう
な場合には、大きな手間や費用がかかるというような問
題があった。
水などの液体用配管は上記のようであり、密閉されたと
き、温度変化などによって内圧が発生するおそれがある
配管には、逆止め弁60を有するバイパスを設ける必要
がある。逆止め弁60を有するバイパスを設ける必要の
ある箇所が、例えば船舶のように、数百箇所もあるよう
な場合には、大きな手間や費用がかかるというような問
題があった。
【0004】この発明は上記課題を解消するためになさ
れたもので、密閉される配管でも内圧が発生するおそれ
がなく、逆止め弁60を設けたバイパスを設ける必要が
ない止水弁を得ることを目的とする。
れたもので、密閉される配管でも内圧が発生するおそれ
がなく、逆止め弁60を設けたバイパスを設ける必要が
ない止水弁を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る止水弁
は、正圧方向に面する逆圧抜き弁座が形成された逆圧抜
き孔を弁体に貫通させてあけ、前記逆圧抜き弁座に正圧
側から当接して閉塞するように逆圧抜き弁体を設けたも
のである。また、前記逆圧抜き弁体として球状弁体を押
力を調節可能に設けた押しばねで押しつけて設けたもの
である。
は、正圧方向に面する逆圧抜き弁座が形成された逆圧抜
き孔を弁体に貫通させてあけ、前記逆圧抜き弁座に正圧
側から当接して閉塞するように逆圧抜き弁体を設けたも
のである。また、前記逆圧抜き弁体として球状弁体を押
力を調節可能に設けた押しばねで押しつけて設けたもの
である。
【0006】
【作用】この発明における止水弁の弁体にあけられた逆
圧抜き孔の逆圧抜き弁座に当接して閉塞するように設け
られた逆圧抜き弁体は、正圧側から圧力がかかったとき
は、逆圧抜き弁座に当接して逆圧抜き孔を閉塞する。し
かし、逆圧がかかったときは、その圧力により正圧方向
に押しやられて逆圧を逃がす。これにより、管内の圧力
の上昇が防止される。逆圧抜き弁体として球状弁体を用
いれば構造が簡単になる。押力の調節可能な押しばねで
逆圧抜き弁体を押しつければ、その設定圧力を超えたと
き逆圧を逃がす。
圧抜き孔の逆圧抜き弁座に当接して閉塞するように設け
られた逆圧抜き弁体は、正圧側から圧力がかかったとき
は、逆圧抜き弁座に当接して逆圧抜き孔を閉塞する。し
かし、逆圧がかかったときは、その圧力により正圧方向
に押しやられて逆圧を逃がす。これにより、管内の圧力
の上昇が防止される。逆圧抜き弁体として球状弁体を用
いれば構造が簡単になる。押力の調節可能な押しばねで
逆圧抜き弁体を押しつければ、その設定圧力を超えたと
き逆圧を逃がす。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の第1実施例を示す。図1(B)
において、10は清水,海水などの液体を収容するタン
ク(水槽)、20は止水弁(タンク元弁)であり、図示
の止水弁20はバタフライ弁の一種である。30はポン
プ、40は吐出弁、50は管路である。図1(A)は止
水弁20の部分拡大断面図であり、21は弁ケース、2
2は弁軸、23は弁体である。弁体23には逆圧抜き弁
座23bが形成された逆圧抜き孔23hが貫通してあけ
られており、逆圧抜き孔23hの中に球状弁体25及び
押しばね26が挿入され、ばね受け27が装着されてい
る。
する。図1はこの発明の第1実施例を示す。図1(B)
において、10は清水,海水などの液体を収容するタン
ク(水槽)、20は止水弁(タンク元弁)であり、図示
の止水弁20はバタフライ弁の一種である。30はポン
プ、40は吐出弁、50は管路である。図1(A)は止
水弁20の部分拡大断面図であり、21は弁ケース、2
2は弁軸、23は弁体である。弁体23には逆圧抜き弁
座23bが形成された逆圧抜き孔23hが貫通してあけ
られており、逆圧抜き孔23hの中に球状弁体25及び
押しばね26が挿入され、ばね受け27が装着されてい
る。
【0008】図1(A)においては、図1(B)に示す
ように、図の右側がタンク10側、図の左側がポンプ3
0側となる。図1(A)に示すように、弁体23に貫通
するようにあけられた逆圧抜き孔23hは、図の左側の
部分は小径に、図の右側の部分は大径に形成され、その
径の段差の箇所は逆圧抜き弁座23bとして滑らかに形
成されている。また、逆圧抜き孔23hの図の右部の内
周面には、ばね受け27を螺入して装着する雌ねじが削
成されている。ばね受け27の外周面には、このねじ穴
に螺合する雄ねじが切られており、ばね受け27の中に
は貫通孔があけられている。球状弁体25は球状をな
し、その球の直径は、図の左側の小径の逆圧抜き孔23
hの内径より大きく、逆圧抜き弁座23bに当接し、図
の右側の大径の逆圧抜き孔23hの内径より小さい。押
しばね26はばね受け27で押されて球状弁体25を所
望の圧力で逆圧抜き弁座23bに押しつけるように形成
されている。
ように、図の右側がタンク10側、図の左側がポンプ3
0側となる。図1(A)に示すように、弁体23に貫通
するようにあけられた逆圧抜き孔23hは、図の左側の
部分は小径に、図の右側の部分は大径に形成され、その
径の段差の箇所は逆圧抜き弁座23bとして滑らかに形
成されている。また、逆圧抜き孔23hの図の右部の内
周面には、ばね受け27を螺入して装着する雌ねじが削
成されている。ばね受け27の外周面には、このねじ穴
に螺合する雄ねじが切られており、ばね受け27の中に
は貫通孔があけられている。球状弁体25は球状をな
し、その球の直径は、図の左側の小径の逆圧抜き孔23
hの内径より大きく、逆圧抜き弁座23bに当接し、図
の右側の大径の逆圧抜き孔23hの内径より小さい。押
しばね26はばね受け27で押されて球状弁体25を所
望の圧力で逆圧抜き弁座23bに押しつけるように形成
されている。
【0009】次に、図1に示す実施例の動作について説
明する。図1に示すバタフライ弁は弁軸22により弁体
23を回動させて弁を開閉する。図示の状態は弁体23
が弁ケース21に接して全閉状態である。弁軸22を中
心として90度近くまで回動させれば全開になる。図1
(B)において、ポンプ30を運転するときやその他必
要なときに、止水弁(タンク元弁)20及び吐出弁40
を開けて水などを管路50に流通させる。流通させない
ときは、水が不本意に管路50に流通しないように、止
水弁20及び吐出弁40は閉止しておく。止水弁20の
閉止した状態では、図1の右側から水圧がかかっても、
球状弁体25を逆圧抜き弁座23bに押しつけるので、
逆圧抜き孔23hは球状弁体25で閉止されて水は通過
することができない。
明する。図1に示すバタフライ弁は弁軸22により弁体
23を回動させて弁を開閉する。図示の状態は弁体23
が弁ケース21に接して全閉状態である。弁軸22を中
心として90度近くまで回動させれば全開になる。図1
(B)において、ポンプ30を運転するときやその他必
要なときに、止水弁(タンク元弁)20及び吐出弁40
を開けて水などを管路50に流通させる。流通させない
ときは、水が不本意に管路50に流通しないように、止
水弁20及び吐出弁40は閉止しておく。止水弁20の
閉止した状態では、図1の右側から水圧がかかっても、
球状弁体25を逆圧抜き弁座23bに押しつけるので、
逆圧抜き孔23hは球状弁体25で閉止されて水は通過
することができない。
【0010】なお、図1において、止水弁20の閉止状
態で図の左側から水の圧力がかかるのが正常であるとき
は、その圧力に対抗する力で球状弁体25を逆圧抜き弁
座23bに押しつけるように、押しばね26を受けるば
ね受け27の押し込み位置をばね受け27のねじにより
進退させて調節しておけば、その正常な圧力までは、水
は通過することができない。
態で図の左側から水の圧力がかかるのが正常であるとき
は、その圧力に対抗する力で球状弁体25を逆圧抜き弁
座23bに押しつけるように、押しばね26を受けるば
ね受け27の押し込み位置をばね受け27のねじにより
進退させて調節しておけば、その正常な圧力までは、水
は通過することができない。
【0011】図1において、止水弁20及び吐出弁40
を閉止してその間の管路50が密閉された状態で、例え
ば、温度が上がると、水などの液体の体積膨張率は、配
管材料である鉄鋼などに比べて大きいので、この密閉さ
れた管路50内の水が膨張して圧力が高くなり、従来は
配管などを損傷させるおそれがあったが、その場合、そ
の高くなった圧力は、図1の左側から止水弁20の弁体
23にかかり、逆圧抜き孔23h内の球状弁体25を右
方へ押しやって、逆圧抜き弁座23bと球状弁体25と
の隙間をつくり、その隙間を通り、ばね受け27の孔を
通って弁体23の右側へ抜ける。これにより、弁体23
の左側の圧力が下がって損傷などが発生するおそれはな
くなる。この逆圧がなくなれば、押しばね26に押され
て球状弁体25が逆圧抜き弁座23bに当接して逆圧抜
き孔23hを塞ぎ、正常な止水弁20の状態に戻る。
を閉止してその間の管路50が密閉された状態で、例え
ば、温度が上がると、水などの液体の体積膨張率は、配
管材料である鉄鋼などに比べて大きいので、この密閉さ
れた管路50内の水が膨張して圧力が高くなり、従来は
配管などを損傷させるおそれがあったが、その場合、そ
の高くなった圧力は、図1の左側から止水弁20の弁体
23にかかり、逆圧抜き孔23h内の球状弁体25を右
方へ押しやって、逆圧抜き弁座23bと球状弁体25と
の隙間をつくり、その隙間を通り、ばね受け27の孔を
通って弁体23の右側へ抜ける。これにより、弁体23
の左側の圧力が下がって損傷などが発生するおそれはな
くなる。この逆圧がなくなれば、押しばね26に押され
て球状弁体25が逆圧抜き弁座23bに当接して逆圧抜
き孔23hを塞ぎ、正常な止水弁20の状態に戻る。
【0012】次に、図2に示す第2実施例について説明
する。この止水弁20では、弁体23にあけた逆圧抜き
孔23hに逆圧抜き筒体28を螺着した構成になってい
る。逆圧抜き筒体28の中には逆圧抜き弁座28bを有
する貫通孔があけられ、球状弁体25及び押しばね26
が挿入され、ばね受け27が螺入されている。図2に示
す止水弁も、その動作は、図1について説明したところ
と同様であり、押しばね26で逆圧抜き弁座28bに押
しつけられた球状弁体25が逆圧により開いて逆圧を逃
がす。図2に示す止水弁では、弁体23から逆圧抜き筒
体28を取り外して、逆圧抜き弁座28bの手入れなど
を行うことができる。
する。この止水弁20では、弁体23にあけた逆圧抜き
孔23hに逆圧抜き筒体28を螺着した構成になってい
る。逆圧抜き筒体28の中には逆圧抜き弁座28bを有
する貫通孔があけられ、球状弁体25及び押しばね26
が挿入され、ばね受け27が螺入されている。図2に示
す止水弁も、その動作は、図1について説明したところ
と同様であり、押しばね26で逆圧抜き弁座28bに押
しつけられた球状弁体25が逆圧により開いて逆圧を逃
がす。図2に示す止水弁では、弁体23から逆圧抜き筒
体28を取り外して、逆圧抜き弁座28bの手入れなど
を行うことができる。
【0013】次に、図3に示す第3実施例について説明
する。図3に示す止水弁20は仕切り弁である。図示の
状態は全閉状態であり、弁軸22により弁体23を引き
上げて弁の流路を開く。図3に示す止水弁20の弁体2
3においても、逆圧抜き弁座23bを有する逆圧抜き孔
23hがあけられ、球状弁体25及び押しばね26が挿
入され、ばね受け27が螺着されている。図3に示す第
3実施例についても動作は図1について説明したところ
と同様である。
する。図3に示す止水弁20は仕切り弁である。図示の
状態は全閉状態であり、弁軸22により弁体23を引き
上げて弁の流路を開く。図3に示す止水弁20の弁体2
3においても、逆圧抜き弁座23bを有する逆圧抜き孔
23hがあけられ、球状弁体25及び押しばね26が挿
入され、ばね受け27が螺着されている。図3に示す第
3実施例についても動作は図1について説明したところ
と同様である。
【0014】次に、図4に示す第4実施例について説明
する。図4に示す止水弁20は玉形弁である。図示の状
態は全閉状態であり、弁軸22により弁体23を引き上
げて弁の流路を開く。図4においては、弁体23の下側
がタンク10側となり、弁体23の上側が管路50側と
なる。図4に示す止水弁20の弁体23においても、逆
圧抜き弁座23bを有する逆圧抜き孔23hがあけら
れ、下側から挿入して、球状弁体25及び押しばね26
が挿入され、ばね受け27が螺着されている。この第4
実施例の動作も、図1乃至図3について説明したところ
と同様である。
する。図4に示す止水弁20は玉形弁である。図示の状
態は全閉状態であり、弁軸22により弁体23を引き上
げて弁の流路を開く。図4においては、弁体23の下側
がタンク10側となり、弁体23の上側が管路50側と
なる。図4に示す止水弁20の弁体23においても、逆
圧抜き弁座23bを有する逆圧抜き孔23hがあけら
れ、下側から挿入して、球状弁体25及び押しばね26
が挿入され、ばね受け27が螺着されている。この第4
実施例の動作も、図1乃至図3について説明したところ
と同様である。
【0015】なお、図1,図3及び図4に示す各実施例
において、この止水弁20をこの発明による逆圧抜き手
段のない普通の止水弁として使用したいときは、各図に
示す逆圧抜き孔23hにばね受け27を螺着するために
形成されている雌ねじに螺合する雄ねじを切った盲栓を
ねじ込めば簡単に逆圧抜き孔23hを塞ぐことができ
る。図2に示す実施例では、逆圧抜き筒体28を取り外
して、逆圧抜き筒体28が螺着される雌ねじに螺合する
雄ねじを切った盲栓をねじ込めばよい。
において、この止水弁20をこの発明による逆圧抜き手
段のない普通の止水弁として使用したいときは、各図に
示す逆圧抜き孔23hにばね受け27を螺着するために
形成されている雌ねじに螺合する雄ねじを切った盲栓を
ねじ込めば簡単に逆圧抜き孔23hを塞ぐことができ
る。図2に示す実施例では、逆圧抜き筒体28を取り外
して、逆圧抜き筒体28が螺着される雌ねじに螺合する
雄ねじを切った盲栓をねじ込めばよい。
【0016】なお、水の体積弾性係数は約2000MP
a 、水の体積熱膨張率は約0.0003/℃、配管材料
(鉄鋼)の熱膨張係数は約0.00001/℃、すなわ
ち、体積熱膨張率は約0.00003/℃であるとすれ
ば、配管内に充満し密閉された水の圧力は、温度が1℃
上昇する毎に、2000MPa ×(0.0003−0.
00003)=約540kPa 上昇することになる。例
えば、5℃温度が上昇すると、配管内の圧力は約270
0kPa (約27気圧)も高くなる。
a 、水の体積熱膨張率は約0.0003/℃、配管材料
(鉄鋼)の熱膨張係数は約0.00001/℃、すなわ
ち、体積熱膨張率は約0.00003/℃であるとすれ
ば、配管内に充満し密閉された水の圧力は、温度が1℃
上昇する毎に、2000MPa ×(0.0003−0.
00003)=約540kPa 上昇することになる。例
えば、5℃温度が上昇すると、配管内の圧力は約270
0kPa (約27気圧)も高くなる。
【0017】なお、この発明の名称は「止水弁」とした
が、この発明は、清水,海水,油等の液体を対象とする
弁に関するものであり、「水」に限定されるものではな
い。また、気体でも温度変化による圧力変化があるが、
通常、液体ほど大きな圧力変化にならないので、この発
明の対象から外した。
が、この発明は、清水,海水,油等の液体を対象とする
弁に関するものであり、「水」に限定されるものではな
い。また、気体でも温度変化による圧力変化があるが、
通常、液体ほど大きな圧力変化にならないので、この発
明の対象から外した。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、密閉
された管路内の水が、温度変化などにより膨張して高圧
になったとき、弁体にあけられた逆圧抜き孔の逆圧抜き
弁体が逆圧を逃がすので、逆止め弁を有するバイパス等
を設ける必要なく、配管等を損傷させるおそれがなくな
る。
された管路内の水が、温度変化などにより膨張して高圧
になったとき、弁体にあけられた逆圧抜き孔の逆圧抜き
弁体が逆圧を逃がすので、逆止め弁を有するバイパス等
を設ける必要なく、配管等を損傷させるおそれがなくな
る。
【図1】この発明の第1実施例による止水弁を示し、
(A)は弁の部分断面図、(B)は配管系統の模式断面
図である。
(A)は弁の部分断面図、(B)は配管系統の模式断面
図である。
【図2】この発明の第2実施例による止水弁の部分断面
図である。
図である。
【図3】この発明の第3実施例による止水弁の縦断面図
である。
である。
【図4】この発明の第4実施例による止水弁の縦断面図
である。
である。
【図5】従来の配管系統の模式断面図である。
【符号の説明】 10:タンク、 20:止水弁(タンク元弁)、30:
ポンプ、 40:吐出弁、 50:管路、22:弁軸、
23:弁体、23h:逆圧抜き孔、 23b,28
b:逆圧抜き弁座、25:球状弁体、 26:押しば
ね、27:ばね受け、 28:逆圧抜き筒体。
ポンプ、 40:吐出弁、 50:管路、22:弁軸、
23:弁体、23h:逆圧抜き孔、 23b,28
b:逆圧抜き弁座、25:球状弁体、 26:押しば
ね、27:ばね受け、 28:逆圧抜き筒体。
Claims (2)
- 【請求項1】 正圧方向に面する逆圧抜き弁座が形成さ
れた逆圧抜き孔を弁体に貫通させてあけ、前記逆圧抜き
弁座に正圧側から当接して閉塞するように逆圧抜き弁体
を設けたことを特徴とする止水弁。 - 【請求項2】 正圧方向に面する逆圧抜き弁座が形成さ
れた逆圧抜き孔を弁体に貫通させてあけ、前記逆圧抜き
弁座に正圧側から当接して閉塞するように球状弁体を押
力を調節可能に設けた押しばねで押しつけて設けたこと
を特徴とする止水弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4667795A JPH08219298A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 止水弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4667795A JPH08219298A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 止水弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08219298A true JPH08219298A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12754015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4667795A Withdrawn JPH08219298A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 止水弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08219298A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2382862A (en) * | 2001-12-04 | 2003-06-11 | Visteon Global Tech Inc | Throttle valve having a pressure relief valve |
CN103807452A (zh) * | 2014-02-27 | 2014-05-21 | 张周卫 | Lng蝶阀 |
KR20150023152A (ko) * | 2013-08-23 | 2015-03-05 | 삼성중공업 주식회사 | 버터플라이 밸브 |
WO2015079034A1 (fr) * | 2013-11-29 | 2015-06-04 | Total Marketing Services | Robinet d'isolement a chambre morte |
EP2988037A1 (de) * | 2014-08-22 | 2016-02-24 | Siemens Aktiengesellschaft | Ventil für eine Überströmleitung |
CN109899534A (zh) * | 2019-04-04 | 2019-06-18 | 杭州蓝圣阀门有限公司 | 一种蝶阀 |
CN110836291A (zh) * | 2018-08-17 | 2020-02-25 | 胜新冷冻空调工程股份有限公司 | 基于温度的流量阀及流量控制方法 |
CN111853249A (zh) * | 2020-07-31 | 2020-10-30 | 安徽宝龙电器有限公司 | 一种矿用防爆电磁阀 |
-
1995
- 1995-02-13 JP JP4667795A patent/JPH08219298A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2382862A (en) * | 2001-12-04 | 2003-06-11 | Visteon Global Tech Inc | Throttle valve having a pressure relief valve |
US6981519B2 (en) | 2001-12-04 | 2006-01-03 | Visteon Global Technologies, Inc. | Pressure-regulating valve |
KR20150023152A (ko) * | 2013-08-23 | 2015-03-05 | 삼성중공업 주식회사 | 버터플라이 밸브 |
WO2015079034A1 (fr) * | 2013-11-29 | 2015-06-04 | Total Marketing Services | Robinet d'isolement a chambre morte |
FR3014163A1 (fr) * | 2013-11-29 | 2015-06-05 | Total Marketing Services | Robinet d'isolement a chambre morte |
US10012317B2 (en) | 2013-11-29 | 2018-07-03 | Total Marketing Services | Isolation valve with a dead chamber |
CN103807452A (zh) * | 2014-02-27 | 2014-05-21 | 张周卫 | Lng蝶阀 |
EP2988037A1 (de) * | 2014-08-22 | 2016-02-24 | Siemens Aktiengesellschaft | Ventil für eine Überströmleitung |
CN110836291A (zh) * | 2018-08-17 | 2020-02-25 | 胜新冷冻空调工程股份有限公司 | 基于温度的流量阀及流量控制方法 |
CN109899534A (zh) * | 2019-04-04 | 2019-06-18 | 杭州蓝圣阀门有限公司 | 一种蝶阀 |
CN111853249A (zh) * | 2020-07-31 | 2020-10-30 | 安徽宝龙电器有限公司 | 一种矿用防爆电磁阀 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4485843A (en) | Variable pressure relief and control valve | |
Smith et al. | Valve Selection Handbook: Engineering fundamentals for selecting the right valve design for every industrial flow application | |
KR200412367Y1 (ko) | 과압 방지장치를 구비한 알람 체크밸브 | |
US4434967A (en) | Valve self-relieving seats | |
US3831900A (en) | Valve with sealing seat abutting a soft annular ring and stem | |
GB1585199A (en) | Groove mounted resilient valve seat having a deformable lip | |
JPH08219298A (ja) | 止水弁 | |
US3889922A (en) | Valve and actuator assembly | |
US3572372A (en) | Adjustable safety relief valve | |
CA2138946A1 (en) | Pressure Relief Valve | |
US1301278A (en) | Globe-valve. | |
US5727596A (en) | Changeover valve | |
US5823223A (en) | Retrofittable safety shut-off valve for gas or liquid meter | |
US4410007A (en) | Soft seal installation for feed water check valve | |
US3276471A (en) | Shut-off valve | |
RU2142085C1 (ru) | Пироклапан | |
JPS5986780A (ja) | 急速遮断装置及び方法 | |
US4176679A (en) | Check valve | |
US4961560A (en) | Two way latching trip valve | |
JPH07293721A (ja) | 逆止弁のバイパス弁 | |
KR880000492Y1 (ko) | 고압 버터플라이 밸브 | |
CH637455A5 (en) | Butterfly valve | |
CA2286033A1 (en) | Butterfly valve | |
JPH0215748B2 (ja) | ||
JPS5845344Y2 (ja) | 凍結破壊防止弁 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020507 |