JPH08214450A - 高電圧発生装置 - Google Patents

高電圧発生装置

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JPH08214450A
JPH08214450A JP7039253A JP3925395A JPH08214450A JP H08214450 A JPH08214450 A JP H08214450A JP 7039253 A JP7039253 A JP 7039253A JP 3925395 A JP3925395 A JP 3925395A JP H08214450 A JPH08214450 A JP H08214450A
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JP
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transmission line
potential
high voltage
power transmission
monovibrator
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JP7039253A
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Hideo Ikegami
英雄 池上
Masao Ando
正夫 安藤
Hitoshi Dogoshi
仁 堂腰
Naoto Chikagawa
直人 近川
Nobuaki Miki
修昭 三木
Hiroyuki Aida
宏之 相田
Yutaka Hotta
豊 堀田
Masataka Ueno
正隆 上野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構成で高電位を発生させることがで
き、負荷側へ1本の送電線にて電位を送れる高電圧発生
装置を提供する。 【構成】 電源装置30が、モノバイブレータMの二次
側L2で共振を発生させる周波数の電流を一次側L1に
流し、該二次側L2に高電位を発生させ接続された送電
線50に沿って電荷の変動を生ぜしめる。該送電線50
に正電荷が誘起されているとき、アノード側が該単線の
送電線50に接続された第1ダイオードD1のカソード
側に正電荷が誘起する。他方、該送電線50に負電荷が
誘起されているとき、カソード側が該単線の送電線50
に接続された第2ダイオードD2のアノード側に負電荷
が誘起する。これにより、該第1ダイオードD1のカソ
ード側と該第2ダイオードD2のアノード側との間に高
電圧を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高電圧発生装置に関
し、特に、出力端子間に高い静電気を発生させ得る高電
圧発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から単極で高い静電気を発生せしめ
る装置としてファン・デ・グラフ起電機が用いられてい
る。この構造について図6を参照して説明する。ファン
・デ・グラフ起電機は、接地端子102と高電圧端子1
04とを絶縁ベルト106で結び、高電圧端子104側
に設けられた中空金属電極108に高電位を発生せしめ
るものである。ここでは、接地端子102側のA点に櫛
電極を置きコロナ放電を起こして、絶縁ベルト106に
イオンを吹きつける。このイオンは、絶縁ベルト106
によって高電圧端子104側へ運ばれる。そして、D点
で櫛電極を介して中空金属電極108へ電荷が移る。こ
れにより、静電誘導でマイナス電荷が発生するが、それ
らは櫛電極Cから櫛電極Bを経て絶縁ベルト106の裏
側へ移動する。これらマイナス電荷は、絶縁ベルト10
6により接地端子102側へ搬送され、E点で櫛電極を
介して地球という大容量の導体へ逃げる。このファン・
デ・グラフ起電機は、中空金属電極108を非常に高い
電位に帯電させ得るので、原子核実験のための小型加速
器等に利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】高い静電気にて動作す
る電気集塵装置や静電塗装装置において、高電圧発生装
置が電源として用いられているが、この高電圧発生装置
の構造は、要求されている電位が高くなるに伴い複雑に
なった。また、高電圧発生装置で発生した高電位を電気
集塵装置や静電塗装装置まで送るのに、大地を帰路とし
ない限り高電圧送電用の1対のケーブルが必要となっ
た。
【0004】一方、高電圧発生装置として上述したファ
ン・デ・グラフ起電機を用いた場合には、単極で静電気
を発生させるため、該ファン・デ・グラフ起電機にて発
生した高電位を電気集塵装置や静電塗装装置まで1本の
線で送ることができる。しかしながら、このファン・デ
・グラフ起電機は、構造が複雑であると共に可動部分を
有するため信頼性が低かった。
【0005】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、簡易な
構成で高電位を発生させ得ると共に、高電圧発生装置か
ら負荷側へ1本の送電線にて電位を送れる高電圧発生装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の高電圧発生装置では、一次側に少ない数の
巻線が巻回され、二次側に多くの数の巻線が巻回され、
二次側の一端がフローティング又は一次側に接続され他
端が単線の送電線に接続されたトランスと、前記トラン
スの一次側に接続され、トランスの二次側で共振を発生
させる周波数の電流を一次側に流す電力供給手段と、ア
ノード側が前記単線の送電線に接続された第1整流素子
と、カソード側が該単線の送電線に接続された第2整流
素子とから成り、第1整流素子のカソード側と第2整流
素子のアノード側との間に高電圧を発生させることを特
徴とする。
【0007】
【作用】本発明の高電圧発生装置では、電力供給手段
が、トランスの二次側で共振を発生させる周波数の電流
をトランスの一次側に流し、該二次側に高電位を発生さ
せ接続された送電線に沿って電荷の変動を生ぜしめる。
該送電線に正電荷が誘起されているとき、アノード側が
前記単線の送電線に接続された第1整流素子のカソード
側に正電荷が誘起する。他方、前記送電線に負電荷が誘
起されているとき、カソード側が前記単線の送電線に接
続された第2整流素子のアノード側に負電荷が誘起す
る。これにより、該第1整流素子のカソード側と該第2
整流素子のアノード側との間に高電圧を発生させる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の第1実施例の高電圧発生装置
の回路図であり、図2は該高電圧発生装置の送電原理を
示す説明図である。図1に示すように第1実施例の高電
圧発生装置は、電源装置30及びモノバイブレータMか
ら、一対のダイオードD1、D2へ1本の送電線50に
より電荷を送るように構成されている。モノバイブレー
タMは、一次側L1と二次側L2との巻線比が非常に大
きく設定され、一次L1、二次L2が共通に接続される
と共に、一次L1及び二次L2が同心状に配置された空
心トランスからなる。そして、電源装置30は、モノバ
イブレータMの二次側L2のインダクタンス分と二次側
の浮遊容量Ctとが共振する周期の電流を、一次側L1
に流す。これにより、モノバイブレータMの二次側L2
の出力端に非常に高い電位を発生させる。
【0009】この高電位は送電線50に加わり一対のダ
イオードD1、D2を介してコンデンサC2(ここでは
図示及び説明の便宜上、電気集塵装置をコンデンサC2
で表す)の両端の電極板に高電位が印加される。この単
線での電荷の伝送について以下図2を参照して説明す
る。
【0010】まず、図2(A)に示すように単線の送電
線50にコンデンサC2のみが接続された状態を考え
る。ここで、モノバイブレータMの出力端に大地に対し
て正の高電位が発生すると、該送電線50上には正の電
荷が存在することとなり、コンデンサC2の電極板Ca
側には正の電荷が印加され、反対側の電極板Cbにおい
て、該電極板Ca側と対向する面には負の電荷が誘起さ
れ、この反対面には正の電荷が誘起される。
【0011】次に、図2(B)に示すように該コンデン
サC2に対して直列にダイオードD1を挿入すると、発
振しているモノバイブレータMの出力端が負の電位に切
り換わっても、コンデンサC2の電極板Caと電極板C
bとの間の電位差は0のままである。これは、上述した
ように誘導によって電極板Cb側が電極板Caと同じ電
位となっているからである。
【0012】ここで、電極板Caと電極板Cbとの間で
電位差を生ぜしめるためには、電極板Cb側の電荷を正
から負に変える操作が必要となる。このため図2(C)
に示すようにダイオードD1とは反対向きにダイオード
D2を介挿させる。これにより、電極板Cb側は、正電
位が該ダイオードD2を介して送電線50側に帰還し、
負電位となる。このため、図1に示すようにコンデンサ
C2の両端(電極板Ca及び電極板Cb)に静電気を印
加することができる。
【0013】上述した現象は、単線の送電線50上の表
面電荷による現象であるため、送電線50を移動する導
電電流は存在しない。従って、この単線の送電線の太さ
は非常に細くともよい。また、送電線は1本で、大地を
帰路としなくとも電荷の伝送が行える。
【0014】更に、該高電圧発生装置において、高い電
荷を発生せしめる方法について再び図1を参照して説明
する。該送電線50の電位が正側と負側とで最大に振れ
る(振幅する)ための条件として、送電線50の回りの
空間の浮遊容量CtとモノバイブレータMの二次側とが
直列共振回路を形成することが必要となる。この共振条
件は、周波数f=1/{2π√(L2 ・Ct)}として
表される(ここで、二次側L2のインダクタンス分をL
2 とする)。これを更に詳細に説明すると、モノバイブ
レータMの二次側L2に一次側L1(ここで、一次側L
1のインダクタンス分をL1 とする)から相互誘導され
る電圧は、一次・二次間の相互インダクタンスをMM
し、一次側の電流をi1 とすると、jωMM 1 で表さ
れる。二次側の電流をi2 、二次側のコンダクタンス分
をR2 として表すと、次式が成立する。
【数1】jωMM 1 =R2 2 +j(ωL2 +1/j
ωCt)i2
【0015】即ち、ω=1/√(L2 ・Ct)の時に最
小インピーダンスとなり、最大電圧がモノバイブレータ
Mの二次側に発生する。ここで、送電線50を長くする
と浮遊容量Ctも大きくなるため、上述した共振周波数
は低くなる。いずれにせよ、単線の送電線50上の電位
は、(1/jωCt)i2 により決定されると考えられ
る。なお、この二次側電流i2 は、浮遊容量Ctに対す
る変位電流として位置づけることができる。
【0016】引き続き上述した高電圧発生装置の構成に
ついて更に詳細に説明する。図3は、図1に示すの電源
装置30の回路図を示している。電源装置30は、商用
電源を昇圧するトランス31、昇圧された電圧を平滑す
る第1平滑回路32、及び、第2平滑回路33から成る
電源部34と、水晶発振子35を有する発振回路36か
ら成る発振部37と、増幅器38、第1トランジスタT
R1、第2トランジスタTR2、及び、同調用のコンデ
ンサC1から成る増幅部39と、モノバイブレータM
と、発振部37の発振周波数を該モノバイブレータMの
共振周波数へ同調させる自動同調回路41から成る同調
部40とから構成される。
【0017】モノバイブレータMは、一次側L1に14
0ターン巻線が巻回され、二次側L2に16000ター
ン巻線が巻回され100以上の巻線比にされ、一次L
1、二次L2が共通に接続されると共に、一次L1及び
二次L2が同心状に配置された空心トランスからなる。
該モノバイブレータMの二次側L2の出力端子は、電力
線50を介して図4に示す一対のダイオードD1、D2
に接続されている。
【0018】図4に示すように第1ダイオードD1はア
ノード側が電力線50に接続され、第2ダイオードD2
はカソード側が該電力線50に接続されている。そし
て、第1ダイオードD1のカソード側と第2ダイオード
D2のアノード側とは、電気集塵装置60(図1中には
コンデンサC2として表されていた点に注意されたい)
に接続され高い静電気を印加する。この電気集塵装置6
0は、第1ダイオードD1のカソード側と接続される円
筒63と、第2ダイオードD2のアノード側と接続され
る碍管61とを備え、碍管61には、重錘64により張
力が付与される針金放電極62が吊り下げられている。
また、円筒63には、粉塵を含むガスを導入する導入口
63aと、粉塵を除去したガスを導出する導出口63b
と、分離したダストを堆積させるホッパ63cとが形成
されている。
【0019】次に、第1実施例の高電圧発生装置による
静電気発生動作について説明する。先ず、図5に示す電
源装置30の電源部34のスイッチSW1をオンにす
る。これにより、トランス31が通電されて、第1平滑
回路32からの電圧が発振回路36に印加され、該発振
回路36が水晶発振子35の固有振動数に従い発振を開
始する。この固有振動数は、増幅部39のコンデンサC
1(コンダクタンス分をC1 として表す)とモノバイブ
レータMの一次側L1に発振を生ぜしめる周波数〔f1
=1/{2π√(L1 ・C1 )〕に設定されている。
【0020】一方、第2平滑回路33から、ライン33
aを介して+100Vの電位が、また、ライン33cを
介して−100Vの電位が増幅器38に印加される。該
増幅器38は、ライン38aを介して+100Vの電位
を第1トランジスタTR1のコレクタに加え、また、ラ
イン38cを介して−100Vの電位を第2トランジス
タTR2のコレクタ側に印加させ、更に、信号ライン3
8bを介して第1、第2トランジスタTR1、TR2の
ベースに、上記発振回路36からの信号を加える。これ
により、第1、第2トランジスタTR1、TR2が通電
・停止を繰り返し、上述したようにモノバイブレータM
の一次側L1とコンデンサC1との共振する周波数の電
流が、当該モノバイブレータMの一次側L1に流され
る。
【0021】モノバイブレータMの二次側で電位が最高
になるのは、二次側L2のインダクタンス分L2 と二次
側(送電線50)の浮遊容量Ctとの共振する周期の電
流が、一次側L1に流されたときである。この浮遊容量
Ctは、状態により変化するため該共振周波数は変動す
ることになる。この変動する周波数に同調させるため、
自動同調回路41が、二次側L2の電位をライン42か
らの信号を基に監視しながら、ライン36bを介して走
査信号を発振回路36へ送出する。該発振回路36は、
走査信号に基づき設定された範囲で発振周波数をスキャ
ンし、この発振信号に基づき増幅器38がモノバイブレ
ータMの一次側L1に電流を流すことにより、二次側L
2の電位を変動させる。二次側L2で共振状態となり電
位が最高になると、これを自動同調回路41が、二次側
L2のライン42からの電位を基に検出し、発振回路3
6の周波数を固定する。このとき、二次側L2に接続さ
れた送電線50に、高い電位の正電荷と負電荷とが交互
に発生する。
【0022】この送電線50に正電荷が帯電していると
きに、図2を参照して上述した如く第1ダイオードD1
を介して電気集塵装置60の円筒63及び針金放電極6
2に正の電荷が印加される。そして、この送電線50に
負電荷が帯電すると、第2ダイオードD2を介して針金
放電極62側の正電位は、送電線50側に帰還し負電位
となる。このため、円筒63側に正の電荷が、また、針
金放電極62側に負の電荷が印加される。
【0023】ここで、針金放電極62に負の高電位が与
えられ、コロナ放電が起きると、該針金放電極62から
正側の電位が印加された円筒63に向かって負イオンの
流れが生じるとともに、両電極間に直流の高電界が形成
される。円筒63の下方の導入口63aから固体又は液
体微粒子を含むガスを導入すると、粒子は負イオンの射
突によって直ちに強力に電荷され、クーロン力により円
筒63の内面に付着される。浄化ガスは上方の導出口6
3bから導出される。円筒63の内面に付着された粒子
層は、ホッパ63cまで落下し、ここに堆積される。
【0024】この第1実施例の高電圧発生装置によれ
ば、電源装置30が、モノバイブレータMの二次側で発
振するように電力を制御するため、送電線50に非常に
高い電位を容易に発生させ、電気集塵装置60に高い電
位を印加させることができる。また、モノバイブレータ
Mから第1、第2ダイオードD1、D2までの電荷の移
送は、単線の送電線50上の表面電荷による現象である
ため、送電線50の太さは非常に細くともよい。このた
め、集積回路を用いた電源装置30から電気集塵装置6
0まで1本の細い送電線50で電位を送ることが可能と
なり、該電源装置30を粉塵を含むガスから離せた場所
に配置することが容易になる。特に、1本の細い送電線
で電位を送ることは、上述した複雑な構成を有するファ
ン・デ・グラフ起電機を用いれば可能であったが、この
第1実施例では、可動部分を有さない簡易な構成の電源
装置30とモノバイブレータMとによってこれを可能に
している。
【0025】次に、本発明の第2実施例の高電圧発生装
置について図5を参照して説明する。ここで、第2実施
例の電源装置及びモノバイブレータMは、図3を参照し
て上述した第1実施例と同様であるため、図示及び説明
を省略し、第2実施例の高電圧発生装置により高電位が
印加される静電塗装装置について説明する。図5は、静
電塗装装置の塗装用ガン70を示している。この塗装用
ガン70は、絶縁物円筒79と放電極76とから構成さ
れ、絶縁物円筒79には導入口79aから粉体塗料が空
気輸送され、放電極76には保護抵抗74を介して第2
ダイオードD2からの負電位が印加される。他方、塗装
用ガン70の対向位置には被塗装物78が置かれ、該被
塗装物78には第1ダイオードD1からの正電位が印加
される。
【0026】ここで、図3に示す電源装置30が、モノ
バイブレータMの二次側L2で共振状態となる電流を一
次側L1に流すと、二次側L2に接続された送電線50
に高い電位の正電荷と負電荷とが交互に発生する。図5
に示す第1、第2ダイオードD1、D2では、この送電
線50に正電荷が帯電しているときに、図2を参照して
上述した如く第1ダイオードD1を介して被塗装物78
及び塗装用ガン70の放電極76に正の電荷が印加され
る。そして、この送電線50に負電荷が帯電すると、第
2ダイオードD2を介して放電極76側の正電位は、送
電線50側に帰還して負電位となる。このため、被塗装
物78側に正の電荷が、また、放電極76側に負の電荷
が印加される。この電荷により、放電極76から粉体塗
料が負に帯電して被塗装物78側に飛翔して塗装が行わ
れる。
【0027】以上説明したように第1実施例の高電圧発
生装置では、電気集塵装置60に高電圧を印加し、第2
実施例の高電圧発生装置では、静電塗装装置に高電圧を
印加する例を挙げたが、本発明の高電圧発生装置は、高
圧の静電気を必要とする種々の装置、例えば、静電印刷
装置、静電選別装置、静電植毛装置等に好適に用いるこ
とができる。
【0028】なお、上述した第1・第2実施例では、自
動同調回路41が、モノバイブレータMの二次側L2で
共振を起こさせるように発振回路36の発振周波数を走
査し、二次側の電位を検出することにより二次側共振周
波数に一次側の周波数を固定したが、この自動同調回路
41を設けることなく、二次側L2で共振を生ぜしめる
であろう周波数に発振回路36を設定しておくことも可
能である。また、該第1・第2実施例では、モノバイブ
レータMを高電位発生用のトランスとして用いたが、こ
の代わりにテスラーコイルを用いることも可能である。
【0029】
【効果】以上説明したように本発明によれば、モノバイ
ブレータの二次側で発振するように電力を制御するた
め、非常に高い電位を簡易な構成の電源装置で発生させ
ることができる。また、モノバイブレータから第1、第
2ダイオードまでの電荷の移送を、単線の送電線上の表
面電荷の帯電により送るため、細い送電線で遠くまで移
送することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る高電圧発生装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す高電圧発生装置の動作原理を示す回
路図である。
【図3】図1に示す電源装置の回路図である。
【図4】第1実施例の電気集塵装置を示す模式図であ
る。
【図5】第2実施例に係る静電塗装装置の模式図であ
る。
【図6】ファン・デ・グラフ起電機の構成を示す模式図
である。
【符号の説明】
30 電源装置 50 送電線 60 電気集塵装置 70 塗装用ガン M モノバイブレータ D1 第1ダイオード D2 第2ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近川 直人 北海道札幌市西区山の手1条10丁目2番1 −108 (72)発明者 三木 修昭 北海道札幌市厚別区厚別中央1条5丁目1 −22 ライオンズステーションプラザ新札 幌ビル703 (72)発明者 相田 宏之 北海道江別市野幌屯田町15−5 (72)発明者 堀田 豊 北海道札幌市西区山の手1条10丁目2番1 −108 (72)発明者 上野 正隆 北海道札幌市南区南37条西11丁目9−3

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次側に少ない数の巻線が巻回され、二
    次側に多くの数の巻線が巻回され、二次側の一端がフロ
    ーティング又は一次側に接続され他端が単線の送電線に
    接続されたトランスと、 前記トランスの一次側に接続され、トランスの二次側で
    共振を発生させる周波数の電流を一次側に流す電力供給
    手段と、 アノード側が前記単線の送電線に接続された第1整流素
    子と、 カソード側が該単線の送電線に接続された第2整流素子
    とから成り、 第1整流素子のカソード側と第2整流素子のアノード側
    との間に高電圧を発生させることを特徴とする高電圧発
    生装置。
JP7039253A 1995-02-04 1995-02-04 高電圧発生装置 Pending JPH08214450A (ja)

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