JPH0821408A - 管路内での旋回流発生装置 - Google Patents

管路内での旋回流発生装置

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JPH0821408A
JPH0821408A JP15211494A JP15211494A JPH0821408A JP H0821408 A JPH0821408 A JP H0821408A JP 15211494 A JP15211494 A JP 15211494A JP 15211494 A JP15211494 A JP 15211494A JP H0821408 A JPH0821408 A JP H0821408A
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JP
Japan
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spiral
fluid
flow
strainer
casing
Prior art date
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Pending
Application number
JP15211494A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouhei Mori
向平 森
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流体の損失抵抗を小さくすることで、流体の
持っているエネルギを大きく損なうことなく、強力な旋
回流を発生させて異物の剥離除去機能を向上させる。 【構成】 接離可能なスパイラル状の合わせ面をもつ1
対のブロック単体3A,3B、4A,4B、5A,5
B、6A,6Bによつて構成される4個の旋回流発生用
ブロック3、4、5、6を、流路1に介設される両端開
口筒状のケーシング2の内面に円周方向等間隔で、かつ
ケーシング2の軸線方向に延びて配置し、操作機構7の
操作により一方のブロック単体3A,4A,5A,6A
を円周方向に移動させ、スパイラル状の合わせ面を離間
させてスパイラル状の溝を形成するようにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は管路内での旋回流発生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図9に示すように、たとえば
海水を冷却水として熱交換装置に供給する管路50にス
トレーナ51が内装されているストレーナ収容室52を
設け、このストレーナ収容室52の下流側に連通する別
の流路53に弁54を介設し、この弁54を開いた状態
で管路50に旋回流を発生させて、ストレーナ51で捕
捉されている海水中の異物をストレーナ51から剥離除
去して別の流路53に取出すための旋回流発生装置とし
て、たとえば実公平1−38377号公報に示された流
体旋回用弁がある。
【0003】この種の流体旋回用弁は、図10および図
11に示すように、弁箱55の内周面を、横断面形状が
ほぼ真円形になるように形成し、板状弁体56、57を
1対のほぼ半割楕円状に形成し、その長径l1を弁箱5
5の内径Dよりも大きくし、かつ短径l2を内径Dにほ
ぼ等しく設定してある。そして、両板状弁体56、57
は、弁箱55の中心軸線C1にほぼ直交する回転軸線C
2を有する状態で、2本の弁棒58,59を各別の操作
機構60,61により単独操作自在に弁箱55に貫設
し、これら弁棒58,59に対して、板状弁体56、5
7を各別に、かつ前記短径l2の方向が回転軸線C2の
方向にほぼ一致する状態に取付けて、両板状弁体56、
57を、両者が中心軸線C1に沿う全開状態と、両者の
楕円状外周面が中心軸線C1に対して互いに反対側に6
0度傾斜して弁箱55の内面に全周にわたり内接する旋
回流発生状態とに切換え自在に構成してある。
【0004】しかし、この種従来の流体旋回用弁によっ
てなる旋回流発生装置では、板状弁体56、57による
流体の損失抵抗が比較的大きく、流体の持っているエネ
ルギが小さくなるとともに、ストレーナ51が捕捉して
いる海水中の異物を剥離除去するのに必要な旋回流が得
られず、乱流が発生する。したがって、異物の剥離除去
機能に劣る難点を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、流体の損失抵抗が比較的大きく、流体の持ってい
るエネルギが小さくなるとともに、ストレーナが捕捉し
ている海水中の異物を剥離除去するのに必要な旋回流が
得られないので、異物の剥離除去機能に劣る点である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、流路に介設さ
れる両端開口筒状ケーシングの内面に、円周方向に所定
の間隔を有して複数の旋回流発生用ブロックが該ケーシ
ングの軸線方向に延びて配置され、これら旋回流発生用
ブロックのそれぞれが接離可能なスパイラル状の合わせ
面をもつ1対のブロック単体によつて構成され、該1対
のブロック単体の少なくともいずれか一方を前記両端開
口筒状ケーシングの内面に沿って円周方向に移動させ、
前記スパイラル状の合わせ面を接離させて、該合わせ面
の離間によりスパイラル状の溝を形成させる操作機構を
具備していることを特徴とし、流体の損失抵抗を小さく
することで、流体の持っているエネルギを大きく損なう
ことなく、強力な旋回流を発生させて異物の剥離除去機
能を向上させる目的を達成した。
【0007】
【作用】本発明によれば、操作機構により1対のブロッ
ク単体の少なくともいずれか一方を前記両端開口筒状ケ
ーシングの内面に沿って円周方向に移動させ、スパイラ
ル軌跡の合わせ面を離間させて、スパイラル軌跡状の溝
を形成することで、流体がスパイラル軌跡状の溝に沿っ
て流れ、旋回流に変換されて下流側に吐出される。この
旋回流はケーシングの下流側に接続されている流路の外
周側に偏った強力な旋回流として流下する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の一実施例を示す縦断面図、図2
は図1のAーA矢視図、図3は図1のBーB線断面図、
図4は図3のCーC矢視図であり、これらの図におい
て、旋回流発生装置8は、流路1に介設される両端開口
筒状ケーシング2と、このケーシング2の内面に円周方
向に所定の間隔を有し、かつ入口2Aから出口2Bにか
けて配置される複数(たとえば4個)の旋回流発生用ブ
ロック3,4,5,6および操作機構7を具備してい
る。
【0009】旋回流発生用ブロック3,4,5,6は、
その外面が図示していない保持手段によりケーシング2
の内面に当接した状態で保持されており、それぞれが接
離可能なスパイラル状の合わせ面3a,3b、4a,4
b、5a,5b、6a,6bをもっている1対のブロッ
ク単体3A,3B、4A,4B、5A,5B、6A,6
Bによつて構成され、ブロック単体3A、4A、5A、
6Aがケーシング2の内面に当接した状態で円周方向の
移動を可能に保持されてている。
【0010】操作機構7は、図1、図2および図5に示
すように、旋回流発生用ブロック3,4,5,6におけ
る一方のブロック単体3A、4A、5A、6Aの軸方向
一端面(筒状ケーシング2の入口2A側端面)に取付け
られて、4個のブロック単体を一体に結合するリング体
7Aと、このリング体7Aの外周の一部に形成された複
数の歯7a,7aに噛合するピニオン7Bと、このピニ
オン7Bを固着しケーシング2の外側に液密かつ回転自
在に導出されたピニオン軸7Cと、このピニオン軸7C
の外端に固着したピニオン(図示省略)およびこのピニ
オンに直交状態で噛合するウオーム(図示省略)と、該
ウオームを回転させる操作ハンドル7Dを備えている。
【0011】つぎに、旋回流発生装置8の使用状態の一
例を説明する。図6に示すように、海水を冷却水として
図示していない熱交換装置に供給する流路1にストレー
ナ9が内装されているストレーナ収容室10を設け、こ
のストレーナ収容室10の下流側に連通する別の流路1
1に弁12を介設し、ストレーナ収容室11の上流側の
流路1に旋回流発生装置8を介設する。そして旋回流発
生装置8の直上流に弁13を介設し、この弁13と旋回
流発生装置8とを迂回してバイパス流路14を形成し、
このバイパス流路14に弁15を介設した構造の流路系
を構成することにより、ストレーナ9で捕捉されている
海水中の異物をストレーナ9から剥離除去して別の流路
11に取出すようにしている。
【0012】すなわち、通常は、弁12および弁13を
閉じ、弁15を開いておく。これにより、流体は破線矢
印で示すように、バイパス流路14を通ってストレーナ
収容室10に流入し、ストレーナ9により海水中の異物
が捕捉されたのち、熱交換装置に供給される。
【0013】一方、ストレーナ9で捕捉されている海水
中の異物をストレーナ9から剥離除去して別の流路11
に取出す場合には、弁15を閉じ、弁12および弁13
を開く。これにより、流体は実線矢印で示すように、旋
回流発生装置8とストレーナ収容室10を通って別の流
路11に流下する。
【0014】流体を旋回流発生装置8の筒状のケーシン
グ2に導入させるのに際して、操作機構7の操作ハンド
ル7Dを操作して、図示されていないウオームとピニオ
ン、ピニオン軸7C、ピニオン7B、このピニオン7B
に噛合する歯7a,7aを介して、リング体7Aを図3
の時計方向に回動させる。これにより、4個のブロック
単体3A、4A、5A、6Aが両端開口筒状ケーシング
2の内面に沿って時計方向に移動し、図7および図8に
示すように、スパイラル状の合わせ面3a,3b、4
a,4b、5a,5b、6a,6bを離間させて、4本
のスパイラル状の溝を16A,16B,16C,16D
を形成する。したがって、流体はスパイラル状の溝16
A,16B,16C,16Dに沿って流れ、旋回流に変
換されて下流側に吐出され、この旋回流がストレーナ収
容室10に流入し、ストレーナ9で捕捉されている海水
中の異物をストレーナ9から剥離除去して別の流路11
に取出すことができる。海水中の異物の剥離除去が完了
した時点で、操作機構7の操作ハンドル7Dを逆方向に
操作して、4個のブロック単体3A、4A、5A、6A
を反時計方向に移動させて原位置に復帰させ、弁12お
よび弁13を閉じ、弁15を開くことで、流体がバイパ
ス流路14からストレーナ収容室10に流入する通常の
流れを得られる。
【0015】このように、流体をスパイラル状の溝16
A,16B,16C,16Dに沿って流すことで、旋回
流を発生させるように構成しているので、従来の流体旋
回用弁と比較して流体の損失抵抗が小さくなる。したが
って、流体の持っているエネルギを大きく損なうことな
く、強力な旋回流を発生させることができる。しかも、
この強力な旋回流が筒状のケーシング2における通路断
面の外周側に偏って流れて流路1に吐出され、流路1の
外周側に偏って流れながらストレーナ収容室10に流入
するので、ストレーナ9で捕捉されている海水中の異物
をストレーナ9から効率よく剥離除去して、異物の剥離
除去機能を向上させることができる。
【0016】なお、前記実施例では、筒状ケーシング2
の入口2A側に設けた操作機構7によって、4個のブロ
ック単体3A、4A、5A、6Aを円周方向に移動させ
るように構成して説明しているが、操作機構7を筒状ケ
ーシング2の出口2B側に設けて、4個のブロック単体
3B、4B、5B、6Bを円周方向に移動させるように
構成してよい。また、操作機構7を筒状ケーシング2の
入口2A側と出口2B側の両側に設けて、4個のブロッ
ク単体3A、4A、5A、6Aと4個のブロック単体3
B、4B、5B、6Bを互いに反対方向に移動させるよ
うに構成してもよい。さらに、旋回流発生用ブロックの
数は、前記4個3,4,5,6にのみ限定されるもので
はなく、3個もしくは4個以上の任意の数を採用でき
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、操作機
構により1対のブロック単体の少なくともいずれか一方
を前記両端開口筒状ケーシングの内面に沿って円周方向
に移動させ、スパイラル状の合わせ面を離間させて、ス
パイラル状の溝を形成することで、流体をスパイラル状
の溝に沿って流し旋回流に変換して下流側に吐出するよ
うに構成されているので、従来の流体旋回用弁と比較し
て流体の損失抵抗が小さくなる。したがって、流体の持
っているエネルギを大きく損なうことなく、強力な旋回
流を発生させることができる。しかも、筒状のケーシン
グ内では旋回流が通路断面の外周側に偏って流れ、ま
た、流路では旋回流が外周側に偏って流れながらストレ
ーナ収容室に流入するので、ストレーナで捕捉されてい
る海水中の異物をストレーナから効率よく剥離除去し
て、異物の剥離除去機能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のAーA矢視図である。
【図3】図1のBーB線断面図である。
【図4】図3のCーC線断面図である。
【図5】操作機構の平面図である。
【図6】本発明の使用状態の一例を示す系統図である。
【図7】ブロック単体の移動による溝の形成状態を示す
正面図である。
【図8】図7のDーD矢視図である。
【図9】従来の旋回流発生装置の使用状態を示す系統図
である。
【図10】従来例の平面図である。
【図11】図10の正面図である。
【符号の説明】
1 流路 2 ケーシング 3 旋回流発生用ブロック 3A ブロック単体 3a スパイラル状の合わせ面 3B ブロック単体 3b スパイラル状の合わせ面 4 旋回流発生用ブロック 4A ブロック単体 4a スパイラル状の合わせ面 4B ブロック単体 4b スパイラル状の合わせ面 5 旋回流発生用ブロック 5A ブロック単体 5a スパイラル状の合わせ面 5B ブロック単体 5b スパイラル状の合わせ面 6 旋回流発生用ブロック 6A ブロック単体 6a スパイラル状の合わせ面 6B ブロック単体 6b スパイラル状の合わせ面 7 操作機構 8 旋回流発生装置 16A スパイラル状の溝 16B スパイラル状の溝 16C スパイラル状の溝 16D スパイラル状の溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路に介設される両端開口筒状ケーシン
    グの内面に、円周方向に所定の間隔を有して複数の旋回
    流発生用ブロックが該ケーシングの軸線方向に延びて配
    置され、これら旋回流発生用ブロックのそれぞれが接離
    可能なスパイラル状の合わせ面をもつ1対のブロック単
    体によつて構成され、該1対のブロック単体の少なくと
    もいずれか一方を前記両端開口筒状ケーシングの内面に
    沿って円周方向に移動させ、前記スパイラル状の合わせ
    面を接離させて、該合わせ面の離間によりスパイラル状
    の溝を形成させる操作機構を具備していることを特徴と
    する管路内での旋回流発生装置。
JP15211494A 1994-07-04 1994-07-04 管路内での旋回流発生装置 Pending JPH0821408A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102345791A (zh) * 2011-10-09 2012-02-08 常州大学 一种管道内气液两相螺旋流发生装置
US8343673B2 (en) 2006-10-24 2013-01-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell system

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