JPH08212379A - 画像合成装置 - Google Patents
画像合成装置Info
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- JPH08212379A JPH08212379A JP1501795A JP1501795A JPH08212379A JP H08212379 A JPH08212379 A JP H08212379A JP 1501795 A JP1501795 A JP 1501795A JP 1501795 A JP1501795 A JP 1501795A JP H08212379 A JPH08212379 A JP H08212379A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、イメージ画像と三次元画像とを合
成する画像合成装置に関し、これらの画像で示される物
体がとるべき相対位置に適応して自動的に奥行きの相互
関係を更新することを目的とする。 【構成】 第一の物体を示す二次元のイメージ画像を取
り込み、ステレオ視を適用してそのイメージ画像を構成
する画素の三次元の位置を示す座標を得る画像処理手段
11と、画像処理手段11が得た座標の内、その座標を
示す座標系の特定の軸に沿った特定座標について、イメ
ージ画像とそのイメージ画像に同期して与えられる第二
の物体の三次元画像との間の大小関係を判別する比較手
段13と、イメージ画像と三次元画像に含まれる特定の
軸に直交した二次元の画像とを取り込み、比較手段13
によって判別された大小関係に応じてこれらの画像の一
方を選択して合成する選択手段15とを備えたことを特
徴とする。
成する画像合成装置に関し、これらの画像で示される物
体がとるべき相対位置に適応して自動的に奥行きの相互
関係を更新することを目的とする。 【構成】 第一の物体を示す二次元のイメージ画像を取
り込み、ステレオ視を適用してそのイメージ画像を構成
する画素の三次元の位置を示す座標を得る画像処理手段
11と、画像処理手段11が得た座標の内、その座標を
示す座標系の特定の軸に沿った特定座標について、イメ
ージ画像とそのイメージ画像に同期して与えられる第二
の物体の三次元画像との間の大小関係を判別する比較手
段13と、イメージ画像と三次元画像に含まれる特定の
軸に直交した二次元の画像とを取り込み、比較手段13
によって判別された大小関係に応じてこれらの画像の一
方を選択して合成する選択手段15とを備えたことを特
徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イメージ画像と三次元
画像とを合成して表示装置やプリンタに与える画像合成
装置に関する。
画像とを合成して表示装置やプリンタに与える画像合成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、渓谷にかかる橋、ビル街に新規に
建築される高層ビルのような建造物については、その建
設の開始に先行して背景との調和性その他の検討を効率
的に行うために、景観シミュレーションが多く行われつ
つある。
建築される高層ビルのような建造物については、その建
設の開始に先行して背景との調和性その他の検討を効率
的に行うために、景観シミュレーションが多く行われつ
つある。
【0003】このような景観シミュレーションの過程で
は、例えば、背景は写真等のイメージ画像として予め与
えられ、上述した建造物の形状、寸法その他の像はコン
ピュータグラフィックスによって生成可能な記述として
予め登録される。さらに、このようなイメージ画像とコ
ンピュータグラフィックスによって生成される画像(以
下、「CG画像」という。)とは、両者の遠近関係が担
当者によって適宜判断されて手入力により指示され、そ
の指示に応じた遠近関係に基づく合成処理が施された後
に表示画面に出力されたり印刷される。
は、例えば、背景は写真等のイメージ画像として予め与
えられ、上述した建造物の形状、寸法その他の像はコン
ピュータグラフィックスによって生成可能な記述として
予め登録される。さらに、このようなイメージ画像とコ
ンピュータグラフィックスによって生成される画像(以
下、「CG画像」という。)とは、両者の遠近関係が担
当者によって適宜判断されて手入力により指示され、そ
の指示に応じた遠近関係に基づく合成処理が施された後
に表示画面に出力されたり印刷される。
【0004】また、イメージ画像とCG画像とを合成し
て動画を生成する場合には、例えば、テレビカメラを用
いてイメージ画像が収録され、かつそのイメージ画像に
合成すべきCG画像はそれぞれCG装置によって生成さ
れる。これらのイメージ画像とCG画像とは、イメージ
処理が可能なワークステーションに取り込まれてコマ毎
に分解され、個々のコマについて操作者によって両者の
遠近関係が適宜判断される。さらに、このようなコマに
ついては、イメージエディタを活用することによりイメ
ージ画像とCG画像との境界部と不自然と判断される部
分との修正処理が施され、順次コマ撮りされてVTR等
に収録される。
て動画を生成する場合には、例えば、テレビカメラを用
いてイメージ画像が収録され、かつそのイメージ画像に
合成すべきCG画像はそれぞれCG装置によって生成さ
れる。これらのイメージ画像とCG画像とは、イメージ
処理が可能なワークステーションに取り込まれてコマ毎
に分解され、個々のコマについて操作者によって両者の
遠近関係が適宜判断される。さらに、このようなコマに
ついては、イメージエディタを活用することによりイメ
ージ画像とCG画像との境界部と不自然と判断される部
分との修正処理が施され、順次コマ撮りされてVTR等
に収録される。
【0005】さらに、テレビ放送その他の分野では、図
10に示すように、テレビカメラによってとらえられた
人や人形(1) の像は、コンピュータグラフィックスによ
って生成された背景(2)の像および同様にして生成され
たパネル(3)と、所望の画像上における奥行きの順に2
つずつ組み合わされ、多段にクロマキー合成が行われて
いた。
10に示すように、テレビカメラによってとらえられた
人や人形(1) の像は、コンピュータグラフィックスによ
って生成された背景(2)の像および同様にして生成され
たパネル(3)と、所望の画像上における奥行きの順に2
つずつ組み合わされ、多段にクロマキー合成が行われて
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来例では、近年のコンピュータグラフィックスにかかわ
る技術の急速な進展によって実時間によるCG画像の生
成が可能となったにもかかわらず、人手による遠近関係
の設定やコマ撮りが必要であるために、作業の効率化が
阻まれていた。
来例では、近年のコンピュータグラフィックスにかかわ
る技術の急速な進展によって実時間によるCG画像の生
成が可能となったにもかかわらず、人手による遠近関係
の設定やコマ撮りが必要であるために、作業の効率化が
阻まれていた。
【0007】また、特に写真に比べて大幅にコマ数が多
い動画を生成する場合には、多くの工数を要するため
に、コスト高であった。
い動画を生成する場合には、多くの工数を要するため
に、コスト高であった。
【0008】さらに、図10に示す従来例では、合成す
べき画像相互間の三次元の位置を可変するためには、テ
レビカメラや被撮像物自身が移動したり、複雑な画像合
成処理を施す必要があった。
べき画像相互間の三次元の位置を可変するためには、テ
レビカメラや被撮像物自身が移動したり、複雑な画像合
成処理を施す必要があった。
【0009】本発明は、イメージ画像および三次元画像
で示される物体の形状、寸法および両者の相対位置に適
応して簡単な構成により自動的に遠近関係を更新する画
像合成装置を提供することを目的とする。
で示される物体の形状、寸法および両者の相対位置に適
応して簡単な構成により自動的に遠近関係を更新する画
像合成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1ないし
請求項3に記載の発明の原理ブロック図である。
請求項3に記載の発明の原理ブロック図である。
【0011】請求項1に記載の発明は、第一の物体を示
す二次元のイメージ画像を取り込み、ステレオ視を適用
してそのイメージ画像を構成する画素の三次元の位置を
示す座標を得る画像処理手段11と、画像処理手段11
によって得られた座標の内、その座標を示す座標系の特
定の軸に沿った特定座標について、イメージ画像と、そ
のイメージ画像に同期して与えられる第二の物体の三次
元画像との間の大小関係を判別する比較手段13と、イ
メージ画像と三次元画像に含まれる特定の軸に直交した
二次元の画像とを取り込み、比較手段13によって判別
された大小関係に応じてこれらの画像の一方を選択して
合成する選択手段15とを備えたことを特徴とする。
す二次元のイメージ画像を取り込み、ステレオ視を適用
してそのイメージ画像を構成する画素の三次元の位置を
示す座標を得る画像処理手段11と、画像処理手段11
によって得られた座標の内、その座標を示す座標系の特
定の軸に沿った特定座標について、イメージ画像と、そ
のイメージ画像に同期して与えられる第二の物体の三次
元画像との間の大小関係を判別する比較手段13と、イ
メージ画像と三次元画像に含まれる特定の軸に直交した
二次元の画像とを取り込み、比較手段13によって判別
された大小関係に応じてこれらの画像の一方を選択して
合成する選択手段15とを備えたことを特徴とする。
【0012】請求項2に記載の発明は、第一の物体を示
す二次元のイメージ画像について、形状および寸法とそ
の物体をとらえてイメージ画像を得るカメラの画角とに
基づいて画素単位のデバイス座標を求め、かつ幾何変換
方式に基づく逆変換を行って三次元の位置を示す座標を
得る画像処理手段17と、画像処理手段17によって得
られた座標の内、その座標を示す座標系の特定の軸に沿
った特定座標について、イメージ画像と、そのイメージ
画像に同期して与えられる第二の物体の三次元画像との
間の大小関係を判別する比較手段13と、イメージ画像
と、三次元画像の内、特定の軸に直交する二次元の画像
とを取り込み、比較手段13によって判別された大小関
係に応じてこれらの画像の一方を選択して合成する選択
手段15とを備えたことを特徴とする。
す二次元のイメージ画像について、形状および寸法とそ
の物体をとらえてイメージ画像を得るカメラの画角とに
基づいて画素単位のデバイス座標を求め、かつ幾何変換
方式に基づく逆変換を行って三次元の位置を示す座標を
得る画像処理手段17と、画像処理手段17によって得
られた座標の内、その座標を示す座標系の特定の軸に沿
った特定座標について、イメージ画像と、そのイメージ
画像に同期して与えられる第二の物体の三次元画像との
間の大小関係を判別する比較手段13と、イメージ画像
と、三次元画像の内、特定の軸に直交する二次元の画像
とを取り込み、比較手段13によって判別された大小関
係に応じてこれらの画像の一方を選択して合成する選択
手段15とを備えたことを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1および
請求項2に記載の画像合成装置において、特定の軸は、
イメージ画像に直交してそのイメージ画像の奥行きを示
す軸であることを特徴とする。
請求項2に記載の画像合成装置において、特定の軸は、
イメージ画像に直交してそのイメージ画像の奥行きを示
す軸であることを特徴とする。
【0014】図2は、請求項4および請求項5に記載の
発明の原理ブロック図である。
発明の原理ブロック図である。
【0015】請求項4に記載の発明は、二次元のイメー
ジ画像で示される第一の物体について、時系列にしたが
って予め与えられた奥行きとその奥行きの方向に直交す
る二次元の位置とを順次与える位置指定手段21と、位
置指定手段21によって与えられた奥行きについて、イ
メージ画像と、そのイメージ画像に同期して与えられる
第二の物体の三次元画像との間の大小関係を判別する比
較手段23と、イメージ画像と、三次元画像の内、奥行
きを示す軸に直交する二次元の画像とを取り込み、比較
手段23によって判別された大小関係に応じてこれらの
画像の一方を選択して合成する選択手段25とを備えた
ことを特徴とする。
ジ画像で示される第一の物体について、時系列にしたが
って予め与えられた奥行きとその奥行きの方向に直交す
る二次元の位置とを順次与える位置指定手段21と、位
置指定手段21によって与えられた奥行きについて、イ
メージ画像と、そのイメージ画像に同期して与えられる
第二の物体の三次元画像との間の大小関係を判別する比
較手段23と、イメージ画像と、三次元画像の内、奥行
きを示す軸に直交する二次元の画像とを取り込み、比較
手段23によって判別された大小関係に応じてこれらの
画像の一方を選択して合成する選択手段25とを備えた
ことを特徴とする。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の画像合成装置において、イメージ画像は、特定の色を
キーとして切り出された第一の物体の像であることを特
徴とする。
の画像合成装置において、イメージ画像は、特定の色を
キーとして切り出された第一の物体の像であることを特
徴とする。
【0017】
【作用】請求項1に記載の発明にかかわる画像合成装置
では、画像処理手段11は、第一の物体を示すイメージ
画像にステレオ視を適用することにより、そのイメージ
画像を構成する個々の画素について三次元の位置を示す
座標を求める。比較手段13は、上述したイメージ画像
に同期して与えられる第二の物体の三次元画像とそのイ
メージ画像とについて、上述した座標の内、その座標を
示す座標系の特定の軸に沿った特定座標について大小関
係を判別する。選択手段15は、このようにして判別さ
れた大小関係に基づいて、上述したイメージ画像と三次
元画像に含まれる特定の軸に直交した二次元の画像とを
選択することにより、両者を合成する。
では、画像処理手段11は、第一の物体を示すイメージ
画像にステレオ視を適用することにより、そのイメージ
画像を構成する個々の画素について三次元の位置を示す
座標を求める。比較手段13は、上述したイメージ画像
に同期して与えられる第二の物体の三次元画像とそのイ
メージ画像とについて、上述した座標の内、その座標を
示す座標系の特定の軸に沿った特定座標について大小関
係を判別する。選択手段15は、このようにして判別さ
れた大小関係に基づいて、上述したイメージ画像と三次
元画像に含まれる特定の軸に直交した二次元の画像とを
選択することにより、両者を合成する。
【0018】すなわち、イメージ画像で示される第一の
物体と上述した三次元画像で示される第二の物体とにつ
いて、特定の方向における両者の相対的な遠近関係に適
応した合成処理が自動的に行われる。
物体と上述した三次元画像で示される第二の物体とにつ
いて、特定の方向における両者の相対的な遠近関係に適
応した合成処理が自動的に行われる。
【0019】請求項2に記載の発明にかかわる画像合成
装置では、画像処理手段17は、第一の物体を示す二次
元のイメージ画像について、その物体の形状および寸法
とそのイメージ画像を得るカメラの画角とに基づいて画
素単位のデバイス座標を求め、さらに、幾何変換方式に
基づく逆変換を行うことにより、三次元の位置を示す座
標を得る。比較手段13は、上述したイメージ画像に同
期して与えられる第二の物体の三次元画像とそのイメー
ジ画像とについて、上述した座標の内、その座標を示す
座標系の特定の軸に沿った特定座標について大小関係を
判別する。選択手段15は、このようにして判別された
大小関係に基づいて、上述したイメージ画像と三次元画
像に含まれる特定の軸に直交した二次元の画像とを選択
することにより、両者を合成する。
装置では、画像処理手段17は、第一の物体を示す二次
元のイメージ画像について、その物体の形状および寸法
とそのイメージ画像を得るカメラの画角とに基づいて画
素単位のデバイス座標を求め、さらに、幾何変換方式に
基づく逆変換を行うことにより、三次元の位置を示す座
標を得る。比較手段13は、上述したイメージ画像に同
期して与えられる第二の物体の三次元画像とそのイメー
ジ画像とについて、上述した座標の内、その座標を示す
座標系の特定の軸に沿った特定座標について大小関係を
判別する。選択手段15は、このようにして判別された
大小関係に基づいて、上述したイメージ画像と三次元画
像に含まれる特定の軸に直交した二次元の画像とを選択
することにより、両者を合成する。
【0020】すなわち、イメージ画像で示される第一の
物体と上述した三次元画像で示される第二の物体とにつ
いて、特定の方向における両者の相対的な遠近関係に適
応した合成処理が自動的に行われる。
物体と上述した三次元画像で示される第二の物体とにつ
いて、特定の方向における両者の相対的な遠近関係に適
応した合成処理が自動的に行われる。
【0021】請求項3に記載の発明にかかわる画像合成
装置では、選択手段15がイメージ画像と三次元画像と
を切り替えて選択する基準がこれらの画像の奥行きの大
小関係として与えられる。
装置では、選択手段15がイメージ画像と三次元画像と
を切り替えて選択する基準がこれらの画像の奥行きの大
小関係として与えられる。
【0022】したがって、二次元のイメージ画像と三次
元画像とは、そのイメージ画像の奥行き方向の遠近関係
に基づいて確実に合成される。
元画像とは、そのイメージ画像の奥行き方向の遠近関係
に基づいて確実に合成される。
【0023】請求項4に記載の発明にかかわる画像合成
装置では、位置指定手段21は、二次元のイメージ画像
で示される第一の物体について、時系列にしたがって予
め与えられた奥行きとその奥行きの方向に直交する二次
元の位置とを順次与える。比較手段23は、上述したイ
メージ画像に同期して与えられる第二の物体の三次元画
像とそのイメージ画像とについて、上述した奥行きの大
小関係を判別する。選択手段25は、このようにして判
別された大小関係に基づいて、上述したイメージ画像と
三次元画像に含まれる奥行きの方向に直交した二次元の
画像とを選択することにより、両者を合成する。
装置では、位置指定手段21は、二次元のイメージ画像
で示される第一の物体について、時系列にしたがって予
め与えられた奥行きとその奥行きの方向に直交する二次
元の位置とを順次与える。比較手段23は、上述したイ
メージ画像に同期して与えられる第二の物体の三次元画
像とそのイメージ画像とについて、上述した奥行きの大
小関係を判別する。選択手段25は、このようにして判
別された大小関係に基づいて、上述したイメージ画像と
三次元画像に含まれる奥行きの方向に直交した二次元の
画像とを選択することにより、両者を合成する。
【0024】すなわち、イメージ画像で示される第一の
物体と上述した三次元画像で示される第二の物体の合成
により、予め決められた経路に沿って三次元の相対位置
が時系列順に変化する動画が自動的に生成される。
物体と上述した三次元画像で示される第二の物体の合成
により、予め決められた経路に沿って三次元の相対位置
が時系列順に変化する動画が自動的に生成される。
【0025】請求項5に記載の発明にかかわる画像合成
装置では、イメージ画像が特定の色をキーとして切り出
された第一の物体の像として与えられるので、その物体
の形状が変化する場合においても、請求項4に記載の画
像合成装置と同様に第二の物体との相対位置が時系列に
応じて変化する動画が確実にかつ自動的に生成される。
装置では、イメージ画像が特定の色をキーとして切り出
された第一の物体の像として与えられるので、その物体
の形状が変化する場合においても、請求項4に記載の画
像合成装置と同様に第二の物体との相対位置が時系列に
応じて変化する動画が確実にかつ自動的に生成される。
【0026】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0027】図3は、請求項1ないし請求項5に記載の
発明に対応した実施例を示す図である。
発明に対応した実施例を示す図である。
【0028】図において、CG生成装置31の一方の出
力は比較器32の一方の入力に接続され、そのCG生成
装置31の他方の出力は合成処理表示回路33の一方の
入力に接続される。テレビカメラ34およびVTR35
の出力は前処理部36の対応する入力に接続され、その
前処理部36の一方の出力は比較器32の他方の入力に
接続される。Z値生成回路37の出力は前処理部36の
対応する入力に接続され、その前処理部36の他方の出
力は合成処理表示回路33の他方の入力に接続される。
CG生成装置31の同期出力は前処理部36およびZ値
生成回路37の同期入力に接続され、比較器32の出力
は合成処理表示回路33の選択入力に接続される。合成
処理表示回路33の出力には、画像信号が得られる。
力は比較器32の一方の入力に接続され、そのCG生成
装置31の他方の出力は合成処理表示回路33の一方の
入力に接続される。テレビカメラ34およびVTR35
の出力は前処理部36の対応する入力に接続され、その
前処理部36の一方の出力は比較器32の他方の入力に
接続される。Z値生成回路37の出力は前処理部36の
対応する入力に接続され、その前処理部36の他方の出
力は合成処理表示回路33の他方の入力に接続される。
CG生成装置31の同期出力は前処理部36およびZ値
生成回路37の同期入力に接続され、比較器32の出力
は合成処理表示回路33の選択入力に接続される。合成
処理表示回路33の出力には、画像信号が得られる。
【0029】なお、本実施例と図1に示すブロック図と
の対応関係については、前処理部36およびZ値生成回
路37は画像処理手段11、17および位置指定手段2
1に対応し、比較器32は比較手段13、23に対応
し、合成処理表示回路33は選択手段15、25に対応
する。
の対応関係については、前処理部36およびZ値生成回
路37は画像処理手段11、17および位置指定手段2
1に対応し、比較器32は比較手段13、23に対応
し、合成処理表示回路33は選択手段15、25に対応
する。
【0030】図4は、請求項1、2に記載の発明に対応
した動作を説明する図である。
した動作を説明する図である。
【0031】以下、図3および図4を参照して請求項1
および請求項2に記載の発明に対応した本実施例の動作
を説明する。
および請求項2に記載の発明に対応した本実施例の動作
を説明する。
【0032】テレビカメラ34は、図5(a)、(b)にハン
チングを施して示す既存の建築物に所定の距離隔たった
位置で回転しまたは移動しつつ、これらの建築物をとら
えてイメージ画像を出力する。なお、同図にハンチング
を施されずに示される枠は、上述した既存の建築物で挟
まれた空間に新たに建築される建築物(以下、単に「新
建築物」という。)であるが、上述したイメージ画像の
収録の際には、実存しないものとする。
チングを施して示す既存の建築物に所定の距離隔たった
位置で回転しまたは移動しつつ、これらの建築物をとら
えてイメージ画像を出力する。なお、同図にハンチング
を施されずに示される枠は、上述した既存の建築物で挟
まれた空間に新たに建築される建築物(以下、単に「新
建築物」という。)であるが、上述したイメージ画像の
収録の際には、実存しないものとする。
【0033】前処理部36は、このようなイメージ画像
を取り込んで一旦蓄積する。
を取り込んで一旦蓄積する。
【0034】また、Z値生成回路37は、上述した既存
の建築物について、与えられた位置(を示す座標)、
色、光を照射する光源、表面の反射特性その他に基づい
て予め生成されたCGモデルデータ(以下、単に「背景
CGモデルデータ」という。)(図4(a))を保持する。
の建築物について、与えられた位置(を示す座標)、
色、光を照射する光源、表面の反射特性その他に基づい
て予め生成されたCGモデルデータ(以下、単に「背景
CGモデルデータ」という。)(図4(a))を保持する。
【0035】一方、CG生成装置31は、上述した新建
築物について、与えられた位置(を示す座標)、色、光
を照射する光源、表面の反射特性、形状および寸法に基
づいて予め生成されたCGモデルデータ(図4(b))を有
し、そのCGモデルデータに上述したテレビカメラ34
の回転または移動を模擬する幾何変換の処理を施すこと
により、3次元の画像情報(図4(c))を生成してその画
像の各画素のZ値を比較器32に与え、かつ並行してそ
の画像のイメージを示すイメージ情報を合成処理表示回
路33に与える。さらに、CG生成装置31は、このよ
うな画像(あるいは上述した処理)に同期した同期信号
を生成して出力する。
築物について、与えられた位置(を示す座標)、色、光
を照射する光源、表面の反射特性、形状および寸法に基
づいて予め生成されたCGモデルデータ(図4(b))を有
し、そのCGモデルデータに上述したテレビカメラ34
の回転または移動を模擬する幾何変換の処理を施すこと
により、3次元の画像情報(図4(c))を生成してその画
像の各画素のZ値を比較器32に与え、かつ並行してそ
の画像のイメージを示すイメージ情報を合成処理表示回
路33に与える。さらに、CG生成装置31は、このよ
うな画像(あるいは上述した処理)に同期した同期信号
を生成して出力する。
【0036】Z値生成回路37は、その同期信号に同期
して上述した背景CGモデルデータに幾何変換その他の
処理を施すことにより、既存の建築物を示す画像(図4
(d))の個々の画素について順次Z値を生成する。
して上述した背景CGモデルデータに幾何変換その他の
処理を施すことにより、既存の建築物を示す画像(図4
(d))の個々の画素について順次Z値を生成する。
【0037】また、前処理部36は、同様にしてCG生
成装置31によって与えられる同期信号に同期しつつ上
述したように蓄積された画像情報を読み出して合成処理
表示回路33に与え(図4(e))、かつ並行してZ値生成
回路37によって与えられるZ値を比較器32に与え
る。
成装置31によって与えられる同期信号に同期しつつ上
述したように蓄積された画像情報を読み出して合成処理
表示回路33に与え(図4(e))、かつ並行してZ値生成
回路37によって与えられるZ値を比較器32に与え
る。
【0038】比較器32は、このようにしてCG生成装
置31および前処理部36から与えられるZ値を比較
し、その大小関係を示す2値の選択指令を出力する。合
成処理表示回路33は、このような選択指令の論理値に
応じてCG生成装置31から与えられる新建築物の画像
情報と、前処理部36から与えられる既存の建築物の画
像情報とを画素単位に選択し、かつ例えば、NTSC方
式その他の走査方式に適合した画像信号に変換して出力
する。したがって、このような画像信号に応じて表示さ
れる表示画面には、新建築物と既存の建築物との間にお
けるテレビカメラ34の回転や移動に応じた遠近関係
と、その遠近関係に応じた奥行きの前後関係を示す画像
(図4(f))が表示される。
置31および前処理部36から与えられるZ値を比較
し、その大小関係を示す2値の選択指令を出力する。合
成処理表示回路33は、このような選択指令の論理値に
応じてCG生成装置31から与えられる新建築物の画像
情報と、前処理部36から与えられる既存の建築物の画
像情報とを画素単位に選択し、かつ例えば、NTSC方
式その他の走査方式に適合した画像信号に変換して出力
する。したがって、このような画像信号に応じて表示さ
れる表示画面には、新建築物と既存の建築物との間にお
けるテレビカメラ34の回転や移動に応じた遠近関係
と、その遠近関係に応じた奥行きの前後関係を示す画像
(図4(f))が表示される。
【0039】なお、上述した実施例では、既存の建築物
のみについてCGモデルデータが生成されているが、本
発明はこのような構成に限定されず、例えば、その建築
物を含む背景の内、テレビカメラ34の回転や移動に応
じてとらえられ得る領域の全てあるいは一部について同
様のCGモデルデータを生成してもよい。
のみについてCGモデルデータが生成されているが、本
発明はこのような構成に限定されず、例えば、その建築
物を含む背景の内、テレビカメラ34の回転や移動に応
じてとらえられ得る領域の全てあるいは一部について同
様のCGモデルデータを生成してもよい。
【0040】図6は、請求項3に記載の発明に対応した
本実施例の動作を説明する図(1) である。
本実施例の動作を説明する図(1) である。
【0041】図7は、請求項3に記載の発明に対応した
本実施例の動作を説明する図(2) である。
本実施例の動作を説明する図(2) である。
【0042】以下、図3、図6および図7を参照して請
求項3に記載の発明に対応した本実施例の動作を説明す
る。
求項3に記載の発明に対応した本実施例の動作を説明す
る。
【0043】本実施例の特徴は、上述した請求項1およ
び請求項2に記載の発明に対応した実施例において、Z
値生成回路37に予め保持された背景CGモデルデータ
を生成する下記の方法にある。
び請求項2に記載の発明に対応した実施例において、Z
値生成回路37に予め保持された背景CGモデルデータ
を生成する下記の方法にある。
【0044】このような背景CGモデルデータの生成過
程では、既存の建築物の内、例えば、図6(a) に示す建
築物は、テレビカメラ34によってとらえられてイメー
ジ画像として得られる。このようなイメージ画像によっ
て表される空間は、テレビカメラ34に固有の画角によ
って決定され、例えば、図6(b) に示される三角形状の
領域として与えられる。
程では、既存の建築物の内、例えば、図6(a) に示す建
築物は、テレビカメラ34によってとらえられてイメー
ジ画像として得られる。このようなイメージ画像によっ
て表される空間は、テレビカメラ34に固有の画角によ
って決定され、例えば、図6(b) に示される三角形状の
領域として与えられる。
【0045】また、このような既存の建築物の形状が単
純な直方体であると仮定すると、画像処理を行うことが
可能であるワークステーションその他の情報処理装置を
利用することにより、上述したイメージ画像を表示する
表示画面上におけるデバイス座標に基づいてその像が占
有する領域の形状および寸法が求められ、かつ投影変換
方式に基づく逆変換を行うことにより該当する建築物に
ついてワールド座標系における座標が得られる。
純な直方体であると仮定すると、画像処理を行うことが
可能であるワークステーションその他の情報処理装置を
利用することにより、上述したイメージ画像を表示する
表示画面上におけるデバイス座標に基づいてその像が占
有する領域の形状および寸法が求められ、かつ投影変換
方式に基づく逆変換を行うことにより該当する建築物に
ついてワールド座標系における座標が得られる。
【0046】また、このようなワールド座標系として、
テレビカメラ34を原点とするものが適用された場合に
は、一般的なグラフィックスにおいて適用される幾何変
換(図7(a)、(b)では、(A−B)→(A′−B′)の対比
で示される。)を行うことにより、そのテレビカメラ3
4との相対位置に適応したZ値が効率的に得られる。
テレビカメラ34を原点とするものが適用された場合に
は、一般的なグラフィックスにおいて適用される幾何変
換(図7(a)、(b)では、(A−B)→(A′−B′)の対比
で示される。)を行うことにより、そのテレビカメラ3
4との相対位置に適応したZ値が効率的に得られる。
【0047】このように本実施例によれば、既存の建築
物のように新建築物が配置される位置の周辺における背
景について、テレビカメラ34によってとらえられた画
像に基づいて背景CGモデルデータが確実に生成され、
その周辺の状況について正確な把握がなされていない場
合であっても、新建築物と既存の建築物との間における
テレビカメラ34の撮像面から見た遠近関係と、その遠
近関係に応じた奥行きの前後関係を精度よく示す画像が
得られる。
物のように新建築物が配置される位置の周辺における背
景について、テレビカメラ34によってとらえられた画
像に基づいて背景CGモデルデータが確実に生成され、
その周辺の状況について正確な把握がなされていない場
合であっても、新建築物と既存の建築物との間における
テレビカメラ34の撮像面から見た遠近関係と、その遠
近関係に応じた奥行きの前後関係を精度よく示す画像が
得られる。
【0048】図8は、請求項4および請求項5に記載の
発明に対応した本実施例の動作を説明する図(1)であ
る。
発明に対応した本実施例の動作を説明する図(1)であ
る。
【0049】図9は、請求項4および請求項5に記載の
発明に対応した本実施例の動作を説明する図(2)であ
る。
発明に対応した本実施例の動作を説明する図(2)であ
る。
【0050】以下、図3、図8および図9を参照して請
求項4および請求項5に記載の発明に対応した本実施例
の動作を説明する。
求項4および請求項5に記載の発明に対応した本実施例
の動作を説明する。
【0051】テレビカメラ34は、図8(a)(1)に示す人
形を青色あるいは緑色のスクリーン(図示されない。)
を背景としてとらえてイメージ画像を出力する。前処理
部36は、このようなイメージ信号によって与えられる
画像情報を上述したスクリーンの色をキーとして切り出
すことにより上述した人形の像を求めて一旦蓄積する。
また、Z値生成回路37は、上述した人形について、
与えられた位置(を示す座標)、色、光を照射する光
源、表面の反射特性その他に基づいて予め生成されたC
Gモデルデータ(以下、単に「CGモデルデータA」と
いう。)を有する。 一方、CG生成装置31は、図8
(a)(2)、(3)に示すパネルおよび同図(4)に示す背景につ
いて、与えられた位置(を示す座標)、色、光を照射す
る光源、表面の反射特性、形状および寸法に基づいて予
め生成されたCGモデルデータを有し、そのCGモデル
データにこれらのパネルおよび背景をとらえるテレビカ
メラ(図示されない。)の位置に適応した幾何変換の処
理を施すことにより、3次元の画像(以下、「CG画像
情報B」という。)を生成してその画像の各画素のZ値
を比較器32に与える。さらに、CG生成装置31は、
このような3次元の画像の奥行き方向に直交する二次元
画像を合成処理表示回路33に与え、かつこのような画
像(あるいは上述した処理)に同期した同期信号を生成
して出力する。Z値生成回路37は、予め決められた経
路(図9(a)、(b)に矢印で示される。)に沿った人形の
動作に応じて変化するその人形の像のZ値が予め与えら
れて蓄積され、上述した同期信号に同期してこれらのZ
値を読み出して出力する。
形を青色あるいは緑色のスクリーン(図示されない。)
を背景としてとらえてイメージ画像を出力する。前処理
部36は、このようなイメージ信号によって与えられる
画像情報を上述したスクリーンの色をキーとして切り出
すことにより上述した人形の像を求めて一旦蓄積する。
また、Z値生成回路37は、上述した人形について、
与えられた位置(を示す座標)、色、光を照射する光
源、表面の反射特性その他に基づいて予め生成されたC
Gモデルデータ(以下、単に「CGモデルデータA」と
いう。)を有する。 一方、CG生成装置31は、図8
(a)(2)、(3)に示すパネルおよび同図(4)に示す背景につ
いて、与えられた位置(を示す座標)、色、光を照射す
る光源、表面の反射特性、形状および寸法に基づいて予
め生成されたCGモデルデータを有し、そのCGモデル
データにこれらのパネルおよび背景をとらえるテレビカ
メラ(図示されない。)の位置に適応した幾何変換の処
理を施すことにより、3次元の画像(以下、「CG画像
情報B」という。)を生成してその画像の各画素のZ値
を比較器32に与える。さらに、CG生成装置31は、
このような3次元の画像の奥行き方向に直交する二次元
画像を合成処理表示回路33に与え、かつこのような画
像(あるいは上述した処理)に同期した同期信号を生成
して出力する。Z値生成回路37は、予め決められた経
路(図9(a)、(b)に矢印で示される。)に沿った人形の
動作に応じて変化するその人形の像のZ値が予め与えら
れて蓄積され、上述した同期信号に同期してこれらのZ
値を読み出して出力する。
【0052】また、前処理部36は、同様にしてCG生
成装置31によって与えられる同期信号に同期しつつ上
述したように蓄積された画像情報を読み出して合成処理
表示回路33に与え(図4(e))、かつ並行してZ値生成
回路37によって与えられるZ値を比較器32に与え
る。
成装置31によって与えられる同期信号に同期しつつ上
述したように蓄積された画像情報を読み出して合成処理
表示回路33に与え(図4(e))、かつ並行してZ値生成
回路37によって与えられるZ値を比較器32に与え
る。
【0053】比較器32はこのようにして与えられるZ
値を比較して両者の大小関係を示す2値の選択指令を出
力し、合成処理表示回路33はこのような選択指令の論
理値に応じてCG生成装置31から与えられるプレート
および背景の画像情報と、前処理部36によって与えら
れる人形の画像情報とを画素単位に選択し、画像信号に
変換して出力する。
値を比較して両者の大小関係を示す2値の選択指令を出
力し、合成処理表示回路33はこのような選択指令の論
理値に応じてCG生成装置31から与えられるプレート
および背景の画像情報と、前処理部36によって与えら
れる人形の画像情報とを画素単位に選択し、画像信号に
変換して出力する。
【0054】したがって、このような画像信号に応じて
表示される表示画面には、プレートおよび背景と、これ
らのプレートおよび背景に対する相対位置が図9に示す
ように変化し、そのプレートの前と背後との間を動き回
る人形の画像が確実に得られる。
表示される表示画面には、プレートおよび背景と、これ
らのプレートおよび背景に対する相対位置が図9に示す
ように変化し、そのプレートの前と背後との間を動き回
る人形の画像が確実に得られる。
【0055】なお、請求項4および請求項5に記載の発
明に対応した実施例では、クロマキー合成方式により人
形の像が切り出されているが、本発明はこのような人形
に限定されず、例えば、形状や寸法が変化する動物その
他の物体であってもよい。
明に対応した実施例では、クロマキー合成方式により人
形の像が切り出されているが、本発明はこのような人形
に限定されず、例えば、形状や寸法が変化する動物その
他の物体であってもよい。
【0056】また、このようなクロマキー合成方式が適
用される場合には、上述したスクリーンのZ値をそのZ
値がとりうる値の範囲の内、表示画面上で最も奥の部分
に相当する値に設定することにより、人形の像のZ値が
とり得る値の範囲を最大とすることもできる。
用される場合には、上述したスクリーンのZ値をそのZ
値がとりうる値の範囲の内、表示画面上で最も奥の部分
に相当する値に設定することにより、人形の像のZ値が
とり得る値の範囲を最大とすることもできる。
【0057】さらに、上述した各実施例では、CG生成
装置31から出力される同期信号に基づいて前処理部3
6およびZ値生成回路37が同期をとりつつ画像情報と
Z値とを出力しているが、本発明はこのような構成に限
定されず、例えば、前処理部36およびZ値生成回路3
7の何れか一方がこのような同期信号を出力して同期に
かかわる主導権をとったり、さらに、テレビカメラ34
やVTR35から出力される画像信号に対してCG生成
装置31、前処理部36およびZ値生成回路37が個別
に同期をとる構成としてもよい。
装置31から出力される同期信号に基づいて前処理部3
6およびZ値生成回路37が同期をとりつつ画像情報と
Z値とを出力しているが、本発明はこのような構成に限
定されず、例えば、前処理部36およびZ値生成回路3
7の何れか一方がこのような同期信号を出力して同期に
かかわる主導権をとったり、さらに、テレビカメラ34
やVTR35から出力される画像信号に対してCG生成
装置31、前処理部36およびZ値生成回路37が個別
に同期をとる構成としてもよい。
【0058】また、上述した各実施例では、イメージ画
像に直交する奥行きの方向における遠近関係に基づいて
画素単位の切り替えが行われているが、本発明はこのよ
うな方向に限定されず、幾何変換等によって確実に画素
単位の座標が得られるならば、例えば、そのイメージ画
像に対する斜交軸に沿った遠近関係に基づいて同様の切
り替えを行ってもよい。
像に直交する奥行きの方向における遠近関係に基づいて
画素単位の切り替えが行われているが、本発明はこのよ
うな方向に限定されず、幾何変換等によって確実に画素
単位の座標が得られるならば、例えば、そのイメージ画
像に対する斜交軸に沿った遠近関係に基づいて同様の切
り替えを行ってもよい。
【0059】さらに、上述した各実施例では、イメージ
画像がテレビカメラ34から与えられているが、本発明
はこのような構成に限定されず、例えば、VTR35に
予め収録されたイメージ画像をそのVTRによって再生
する構成としてもよい。
画像がテレビカメラ34から与えられているが、本発明
はこのような構成に限定されず、例えば、VTR35に
予め収録されたイメージ画像をそのVTRによって再生
する構成としてもよい。
【0060】また、上述した各実施例では、CG画像が
CG生成装置31によって与えられているが、本発明は
このような構成に限定されず、例えば、このようなCG
画像が伝送路を介して直接与えられる構成であってもよ
い。
CG生成装置31によって与えられているが、本発明は
このような構成に限定されず、例えば、このようなCG
画像が伝送路を介して直接与えられる構成であってもよ
い。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように請求項1および請求
項2に記載の発明では、イメージ画像で示される第一の
物体と上述した三次元画像で示される第二の物体とにつ
いて、特定の方向における両者の相対的な遠近関係に適
応した合成処理が簡単なハードウエアの下で自動的に行
われる。
項2に記載の発明では、イメージ画像で示される第一の
物体と上述した三次元画像で示される第二の物体とにつ
いて、特定の方向における両者の相対的な遠近関係に適
応した合成処理が簡単なハードウエアの下で自動的に行
われる。
【0062】請求項3に記載の発明では、選択手段がイ
メージ画像と三次元画像とを切り替えて選択する基準が
これらの画像の奥行きの大小関係として与えられ、これ
らの画像はそのイメージ画像の奥行き方向の遠近関係に
基づいて確実に合成される。請求項4に記載の発明で
は、イメージ画像で示される第一の物体と三次元画像で
示される第二の物体の合成が、予め決められた経路にそ
って三次元の相対位置を時系列順に可変しつつ行われ、
これらの画像の組み合わせにより自動的に動画が生成さ
れる。
メージ画像と三次元画像とを切り替えて選択する基準が
これらの画像の奥行きの大小関係として与えられ、これ
らの画像はそのイメージ画像の奥行き方向の遠近関係に
基づいて確実に合成される。請求項4に記載の発明で
は、イメージ画像で示される第一の物体と三次元画像で
示される第二の物体の合成が、予め決められた経路にそ
って三次元の相対位置を時系列順に可変しつつ行われ、
これらの画像の組み合わせにより自動的に動画が生成さ
れる。
【0063】請求項5に記載の発明では、第一の物体の
形状が変化する場合においても、請求項4に記載の画像
合成装置と同様にして第二の物体との相対位置が時系列
に応じて変化する動画が確実にかつ自動的に生成され
る。したがって、本発明が適用された画像合成の分野で
は、人手が介在していた従来例に比較して構成の複雑化
を抑えつつ簡単な演算手順に基づいて大幅に効率的に画
像合成が行われ、かつ生成される画像の低廉化がはから
れる。
形状が変化する場合においても、請求項4に記載の画像
合成装置と同様にして第二の物体との相対位置が時系列
に応じて変化する動画が確実にかつ自動的に生成され
る。したがって、本発明が適用された画像合成の分野で
は、人手が介在していた従来例に比較して構成の複雑化
を抑えつつ簡単な演算手順に基づいて大幅に効率的に画
像合成が行われ、かつ生成される画像の低廉化がはから
れる。
【図1】請求項1ないし請求項3に記載の発明の原理ブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】請求項4および請求項5に記載の発明の原理ブ
ロック図である。
ロック図である。
【図3】請求項1ないし請求項5に記載の発明に対応し
た実施例を示す図である。
た実施例を示す図である。
【図4】請求項1、2に記載の発明に対応した動作を説
明する図である。
明する図である。
【図5】本実施例におけるカメラの移動の態様を示す図
である。
である。
【図6】請求項3に記載の発明に対応した本実施例の動
作を説明する図(1) である。
作を説明する図(1) である。
【図7】請求項3に記載の発明に対応した本実施例の動
作を説明する図(2) である。
作を説明する図(2) である。
【図8】請求項4および請求項5に記載の発明に対応し
た本実施例の動作を説明する図(1) である。
た本実施例の動作を説明する図(1) である。
【図9】請求項4および請求項5に記載の発明に対応し
た本実施例の動作を説明する図(2) である。
た本実施例の動作を説明する図(2) である。
【図10】従来の画像合成方法の一例を示す図である。
11,17 画像処理手段 13,23 比較手段 15,25 選択手段 21 位置指定手段 31 CG生成装置 32 比較器 33 合成処理表示回路 34 テレビカメラ 35 VTR 36 前処理部 37 Z値生成回路
Claims (5)
- 【請求項1】 第一の物体を示す二次元のイメージ画像
を取り込み、ステレオ視を適用してそのイメージ画像を
構成する画素の三次元の位置を示す座標を得る画像処理
手段と、 前記画像処理手段によって得られた座標の内、その座標
を示す座標系の特定の軸に沿った特定座標について、前
記イメージ画像とそのイメージ画像に同期して与えられ
る第二の物体の三次元画像との間の大小関係を判別する
比較手段と、 前記イメージ画像と前記三次元画像に含まれる前記特定
の軸に直交した二次元の画像とを取り込み、前記比較手
段によって判別された大小関係に応じてこれらの画像の
一方を選択して合成する選択手段とを備えたことを特徴
とする画像合成装置。 - 【請求項2】 第一の物体を示す二次元のイメージ画像
について、その物体の形状および寸法とそのイメージ画
像を得るカメラの画角とに基づいて画素単位のデバイス
座標を求め、かつ幾何変換方式に基づく逆変換を行って
三次元の位置を示す座標を得る画像処理手段と、 前記画像処理手段によって得られた座標の内、その座標
を示す座標系の特定の軸に沿った特定座標について、前
記イメージ画像とそのイメージ画像に同期して与えられ
る第二の物体の三次元画像との間の大小関係を判別する
比較手段と、 前記イメージ画像と、前記三次元画像の内、前記特定の
軸に直交する二次元の画像とを取り込み、前記比較手段
によって判別された大小関係に応じてこれらの画像の一
方を選択して合成する選択手段とを備えたことを特徴と
する画像合成装置。 - 【請求項3】 請求項1および請求項2に記載の画像合
成装置において、 特定の軸は、 イメージ画像に直交してそのイメージ画像の奥行きを示
す軸であることを特徴とする画像合成装置。 - 【請求項4】 二次元のイメージ画像で示される第一の
物体について、時系列にしたがって予め与えられた奥行
きとその奥行きの方向に直交する二次元の位置とを順次
与える位置指定手段と、 前記位置指定手段によって与えられた奥行きについて、
前記イメージ画像と、そのイメージ画像に同期して与え
られる第二の物体の三次元画像との間の大小関係を判別
する比較手段と、 前記イメージ画像と、前記三次元画像の内、前記奥行き
を示す軸に直交する二次元の画像とを取り込み、前記比
較手段によって判別された大小関係に応じてこれらの画
像の一方を選択して合成する選択手段とを備えたことを
特徴とする画像合成装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の画像合成装置におい
て、 イメージ画像は、 特定の色をキーとして切り出された第一の物体の像であ
ることを特徴とする画像合成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1501795A JPH08212379A (ja) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | 画像合成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1501795A JPH08212379A (ja) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | 画像合成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08212379A true JPH08212379A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=11877104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1501795A Withdrawn JPH08212379A (ja) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | 画像合成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08212379A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003526293A (ja) * | 2000-03-08 | 2003-09-02 | クリーグマン,ミッチェル | バーチャルセットを使用した高度な人形劇および同様なタイプのパフォーマンスのための改良された方法と装置 |
-
1995
- 1995-02-01 JP JP1501795A patent/JPH08212379A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003526293A (ja) * | 2000-03-08 | 2003-09-02 | クリーグマン,ミッチェル | バーチャルセットを使用した高度な人形劇および同様なタイプのパフォーマンスのための改良された方法と装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020402 |