JPH08208885A - ヒドロキシアリールホスフィットにより安定化された組成物 - Google Patents

ヒドロキシアリールホスフィットにより安定化された組成物

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JPH08208885A
JPH08208885A JP7286879A JP28687995A JPH08208885A JP H08208885 A JPH08208885 A JP H08208885A JP 7286879 A JP7286879 A JP 7286879A JP 28687995 A JP28687995 A JP 28687995A JP H08208885 A JPH08208885 A JP H08208885A
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tert
butyl
carbon atoms
composition according
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JP7286879A
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Sai Ping Shum
ピン シャム サイ
Stephen Daniel Pastor
ダニエル パスツール ステファン
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Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
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    • C08K5/49Phosphorus-containing compounds
    • C08K5/51Phosphorus bound to oxygen
    • C08K5/52Phosphorus bound to oxygen only
    • C08K5/527Cyclic esters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L23/04Homopolymers or copolymers of ethene
    • C08L23/06Polyethene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
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    • C08L23/12Polypropene

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒドロキシアリールホスフィットにより安定
化された組成物を提供する。 【解決手段】 ヒドロホルミル化反応の触媒の配位子と
しておよび錯体ホスフィト安定剤を作るための中間体と
して知られている次式I 【化1】 の選択されたヒドロキシアリールホスフィットを、有機
材料特にポリオレフィンの安定剤として使用することよ
りなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、選択されたヒドロ
キシアリールホスフィットにより安定化された、酸化、
熱もしくは化学線により誘発されて崩壊しやすい有機材
料の組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】崩壊しやすいポリマー支持体を安定化す
るための三価の有機燐化合物、例えば有機ホスフィット
およびホスホナイトの使用はよく知られている。米国特
許発明明細書第4143028号、同第4318845
号、同第4374219号、同第4524166号、同
第4912155号および同第4999393号および
前記明細書中において引用された文献は、崩壊しやすい
ポリマーを安定化するための、7員および8員ジベンゾ
[d,f][1,3,2]ジオキサホスフェピンおよび
ジベンゾ[d,g][1,3,2]ジオキサホスホシン
の使用を記載している。
【0003】スピバックら(Spivack et al.)はポリマー
の安定化および崩壊、ピー.ピー.クレムチャック、ア
メリカンケミカルソサエティー、ワシントンDC、19
85、247−257頁(Polymer Stabilization and D
egradation,P.P.Klemchuck editor;American Chemical
Society:Washington D.C.,1985,247-257) において加水
分解に安定な7員および8員ジベンゾ[d,f][1,
3,2]ジオキサホスフェピンおよびジベンゾ[d,
g][1,3,2]ジオキサホスホシンをそれぞれ加工
安定剤として記載している。7員および8員ジベンゾ
[d,f][1,3,2]ジオキサホスフェピンおよび
ジベンゾ[d,g][1,3,2]ジオキサホスホシン
の詳細な合成法、スペクトルのデータおよび立体配置
は、パストルら(Pastor et al.)により、硫化燐、19
83、15、9:硫化燐、1983、15、253:ジ
ャーナルオブヘテロサイクリック、1983、20、1
311:硫化燐、1984、19、1:硫化燐、198
、19、285:ヘルブ.シミ.アクタ、76、90
0(1993)( Phosphorus Sulfur,1983,15,9;Phosp
horus Sulfur,1983,15,253;J.Heterocyclic ,1983,20,1
311;Phosphorus Sulfur,1984,19,1;およびPhosphorus S
ulfur,1984,19,285;Helv.CHim.Acta.,76,900(1993):米
国特許発明明細書第5292785号において記載され
ている。
【0004】米国特許発明明細書第4599206号、
同第4717775号、同第4748261号、同第4
769498号および同第5059710号は、遷移金
属で触媒されたヒドロホルミル化反応のために有用な配
位子の中間体として、式Iの化合物を記載している。加
えて、本発明の化合物は米国特許明細書第529278
5号において記載されている加工安定剤群のための中間
体である。しかしながら、崩壊しやすい有機材料の安定
化のための式Iの化合物の使用は記載もしくは示唆もさ
れていない。本発明の化合物は、米国特許発明明細書第
5290785号において記載された従来の物と同じか
もしくはそれよりも良好な予期せぬメルトフローの安定
化を示す。この出願内容を記載している唯一の従来文献
はカナダ特許発明明細書第112(4)号:21806
頁(CA 112(4):21806P)である。しか
しながら、硫黄と架橋したビスフェノールより製造され
た請求の範囲に記載された化合物は、本発明の化合物と
は構造的に異なりまた環境的にあわない点で異なる。
【0005】本発明の目的は崩壊しやすい有機ポリマー
材料、および有効安定化量の式Iのヒドロキシアリール
ホスフィットを単独でまたはヒンダードフェノール系抗
酸化剤および/もしくはヒンダードアミン熱安定剤およ
び/もしくはヒドロキシルアミンおよび/もしくはベン
ゾフラン−2−オンとの組み合わせで含む安定化された
組成物を提供することである。
【0006】本発明は、(A)酸化、熱もしくは化学線
により誘発される崩壊を受けやすい有機材料、および
(B)有効安定化量の次式Iで表されるヒドロキシアリ
ールホスフィットよりなる安定化された組成物に関す
る。
【化2】 (式中、nは0もしくは1の値を有し、nが0を表す場
合、Qは直接結合を表し、もしくはnが1を表す場合、
Qは−CR1 2 −を表し、R1 およびR2 は独立して
水素原子、炭素原子数1ないし18の直鎖アルキル基、
炭素原子数1ないし12の枝分かれアルキル基、フェニ
ル基、トリル基もしくはアニジル基を表し、Y1 、Y
2 、Y3 、Y4 、Z1 、Z2 、Z3 およびZ4 は独立し
て水素原子、炭素原子数1ないし18の直鎖もしくは枝
分かれアルキル基、炭素原子数7ないし10のビシクロ
アルキル基、フェニル基、ベンジル基、1−フェニルエ
チル基、シクロヘキシル基、1−メチルシクロヘキシル
基、シアノ基、ハロゲン原子、ニトロ基、トリフルオロ
メチル基、ヒドロキシ基、アミノ基、炭素原子数2ない
し18のアルカノイル基、炭素原子数1ないし18のア
ルコキシ基もしくはE123 Si−を表し、E1
2 およびE3 は独立して水素原子、炭素原子数1ない
し4のアルキル基もしくはフェニル基を表す。)
【0007】R1 もしくはR2 、Y1 ないしY4 、Z1
ないしZ4 およびE1 ないしE3 はいずれもがアルキル
基を表す場合、該アルキル基は例えばメチル基、エチル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、第
三−ブチル基、第三−アミル基、2−エチルヘキシル
基、n−オクチル基、第三−オクチル基、ラウリル基、
n−オクタデシル基、エイコシル基およびトリアコンチ
ル基を表し、前記アルキル基がシクロアルキル基を表す
場合、それらは例えば、シクロペンチル基、シクロヘキ
シル基、シクロオクチル基およびシクロドデシル基を表
し、前記基がアルケニル基を表す場合、それらは例えば
アリる基、ブテニル基もしくはオレイル基を表し、前記
基がフェニルアルキル基を表す場合、それらは例えば、
ベンジル基、フェネチル基、α−メチルベンジル基およ
びα,α−ジメチルベンジル基を表し、前記基がアリー
ル基を表す場合、それらは例えば、フェニル基、2,4
−ジ−第三−ブチルフェニル基、およびナフチル基を表
し、前記基がビシクロアルキル基もしくはトリシクロア
ルキル基を表す場合、それらは例えば、イソボルニル基
およびアダマンチル基を表し、前記基がハロゲン原子を
表す場合、それらは例えば、フッ素原子、塩素原子もし
くは臭素原子を表す。
【0008】好ましいものは、nは0もしくは1を表
し、およびnが0を表す場合、Qは直接結合を表し、も
しくはnが1を表す場合、Qは−CR1 2 −を表し、
1 およびR2 は独立して水素原子、炭素原子数1ない
し18の直鎖アルキル基、炭素原子数1ないし12の枝
分かれアルキル基、もしくはフェニル基を表すところの
式Iの化合物である。特に好ましいものは、式Iの化合
物中、R1 は水素原子を表し、およびR2 は水素原子、
メチル基もしくはフェニル基を表すところの式Iの化合
物である。
【0009】また好ましいものは、Y1 、Y2 、Y3
よびY4 は炭素原子数1ないし18のアルキル基もしく
は1−フェニルエチル基を表すところの式Iの化合物で
ある。特に好ましいものは、Y1 、Y2 、Y3 およびY
4 は各々第三ブチル基を表すところの式Iの化合物であ
る。
【0010】同様に好ましいものは、Z1 、Z2 、Z3
およびZ4 は独立して炭素原子数1ないし18の直鎖も
しくは枝分かれアルキル基もしくは1−フェニルエチル
基を表すところの式Iの化合物である。特に好ましいも
のは、Z1 、Z2 、Z3 およびZ4 は独立して炭素原子
数1ないし4のアルキル基を表すところの式Iの化合物
である。
【0011】特に興味があるものは、nは0もしくは1
の値を有し、nが0を表す場合、Qは直接結合を表し、
もしくはnが1を表す場合、Qは−CR1 2 −を表
し、R1 は水素原子を表し、R2 は水素原子、メチル基
もしくはフェニル基を表し、Y1 、Y2 、Y3 およびY
4 は各々第三ブチル基を表し、およびZ1 、Z2 、Z3
およびZ4 は炭素原子数1ないし4のアルキル基を表す
ところの式Iの化合物である。
【0012】好ましくは、成分(A)の有機材料は天然
ポリマー、半合成ポリマーもしくは合成ポリマー、特に
熱可塑性ポリマーである。
【0013】最も好ましくは、有機材料はポリオレフィ
ン、特にポリエチレンもしくはポリプロピレンである。
【0014】新規の安定化された組成物は、酸化、熱も
しくは化学線により崩壊しやすいポリマー支持体および
有効安定化量の式Iの化合物よりなる組成物である。溶
融安定化および耐変色性に関するこれらのポリマー組成
物の優れた加工安定性は明らかにされている。加えて、
本発明の組成物は優れた加工前の耐加水分解性を示して
いる。本発明の化合物が特に有用である支持体は、ポリ
オレフィン、例えばポリプロピレンおよびポリエチレ
ン、特に衝撃ポリスチレンを含むポリスチレン、ABS
樹脂、エラストマー、例えばブタジエンゴム、EPM、
EPDM、SBRおよびニトリルゴムである。一般に、
安定化され得る有機材料の例は以下のようなものであ
る: 1.モノオレフィンおよびジオレフィンのポリマー、例
えばポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポリブテ−1
−エン、ポリ−4−メチルペンテ−1−エン、ポリイソ
プレンまたはポリブタジエン、ならびにシクロオレフィ
ン例えばシクロペンテンまたはノルボルネンのポリマ
ー、(所望により架橋結合できる)ポリエチレン、例え
ば高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレ
ン(LDPE)および線状低密度ポリエチレン(LLD
PE)、枝分れ低密度ポリエチレン(BLDPE)。
【0015】ポリオレフィン、すなわち先の段落中で例
示したようなモノオレフィンのポリマー、好ましくはポ
リエチレンおよびポリプロピレンは種々の方法、特に以
下の方法により製造できる: a)(通常、高圧かつ高められた温度においての)ラジ
カル重合 b)1個または1個より多くの通常周期表のIVb、V
b、VIbまたはVIII族の金属を含む触媒を使用する触媒
重合。これらの金属は通常、1個または1個より多い配
位子、典型的にはπ−配位またはσ−配位することがで
きる、酸化物、ハロゲン化物、アルコラート、エステ
ル、エーテル、アミン、アルキル、アルケニルおよび/
またはアリールを有する。これら金属錯体は遊離形態に
あるか支持体上に典型的には、活性化塩化マグネシウ
ム、塩化チタン(III)、アルミナまたは酸化珪素上に固
定されていてよい。これらの触媒は重合媒体中に可溶ま
たは不溶であってよい。触媒はそれ自体だけで重合にお
いて使用でき、または、別の活性剤、典型的には金属ア
ルキル、金属水素化物、金属アルキルハライド、金属ア
ルキルオキシドまたは金属アルキルオキサンを使用する
ことができ、前記金属は周期表のIa、IIa および/また
はIIIa族の元素である。活性剤は都合良くは、他のエス
テル、エーテル、アミンもしくはシリルエーテル基によ
り修飾され得る。これら触媒系は通常フィリップス(Phi
llips)、スタンダードオイルインディアナ(Standard Oi
l Indiana)、チグラー(−ナッタ)〔Ziegler-(Natta)
〕、TNZ〔デュポン社(Dupont)〕、メタロセンまた
はシングルサイト触媒(SSC)と称されるものであ
る。
【0016】2. 1.に記載したポリマーの混合物、
例えばポリプロピレンとポリイソブチレンとの混合物、
ポリプロピレンとポリエチレンとの混合物(例えばPP
/HDPE、PP/LDPE)およびポリエチレンの種
々のタイプの混合物(例えば、LDPE/HDPE)。
【0017】3.モノオレフィンおよびジオレフィン相
互または他のビニルモノマーとのコポリマー、例えばエ
チレン/プロピレンコポリマー、線状低密度ポリエチレ
ン(LLDPE)およびその低密度ポリエチレン(LD
PE)との混合物、プロピレン/ブテ−1−エンコポリ
マー、プロピレン/イソブチレンコポリマー、エチレン
/ブテ−1−エンコポリマー、エチレン/ヘキセンコポ
リマー、エチレン/メチルペンテンコポリマー、エチレ
ン/ヘプテンコポリマー、エチレン/オクテンコポリマ
ー、プロピレン/ブタジエンコポリマー、イソブチレン
/イソプレンコポリマー、エチレン/アルキルアクリレ
ートコポリマー、エチレン/アルキルメタクリレートコ
ポリマー、エチレン/ビニルアセテートコポリマーおよ
びそれらコポリマーと一酸化炭素のコポリマーまたはエ
チレン/アクリル酸コポリマーおよびそれらの塩類(ア
イオノマー)およびエチレンとプロピレンとジエン例え
ばヘキサジエン、ジシクロペンタジエンまたはエチリデ
ン−ノルボルネンのようなものとのターポリマー;なら
びに前記コポリマー相互の混合物および1.に記載した
ポリマーとの混合物、例えばポリプロピレン/エチレン
−プロピレン−コポリマー、LDPE/エチレン−ビニ
ルアセテート(EVA)コポリマー、LDPE/エチレ
ンアクリル酸(EAA)コポリマー、LLDPE/EV
A、LLDPE/EAAおよびランダムまたは交互ポリ
アルキレン/一酸化炭素−コポリマー;ならびに他のポ
リマーとこれらの混合物、例えばポリアミド。
【0018】4. それらの水素化変性物(例えば粘着付
与剤)およびポリアルキレンとデンプンの混合物を含む
炭化水素樹脂(例えば炭素原子数5ないし9)。
【0019】5.ポリスチレン、ポリ−(p−メチルス
チレン)、ポリ−(α−メチルスチレン)。
【0020】6.スチレンまたは、α−メチルスチレン
とジエンもしくはアクリル誘導体とのコポリマー、例え
ばスチレン/ブタジエン、スチレン/アクリロニトリ
ル、スチレン/アルキルメタクリレート、スチレン/ブ
タジエン/アルキルアクリレート、スチレン/ブタジエ
ン/アルキルメタクリレート、スチレン/無水マレイン
酸、スチレン/アクリロニトリル/メチルアクリレー
ト;スチレンコポリマーと他のポリマー、例えばポリア
クリレート、ジエンポリマーまたはエチレン/プロピレ
ン/ジエンターポリマーとの高衝撃強度の混合物;およ
びスチレンのブロックコポリマー、例えばスチレン/ブ
タジエン/スチレン、スチレン/イソプレン/スチレ
ン、スチレン/エチレン/ブチレン/スチレン、又はス
チレン/エチレン/プロピレン/スチレン。
【0021】7.スチレンまたはα−メチルスチレンの
グラフトコポリマー、例えばポリブタジエンにスチレ
ン、ポリブタジエン−スチレンまたはポリブタジエン−
アクリロニトリルにスチレンのようなもの;ポリブタジ
エンにスチレンおよびアクリロニトリル(またはメタア
クリロニトリル);ポリブタジエンにスチレン、アクリ
ロニトリルおよびメチルメタクリレート;ポリブタジエ
ンにスチレンおよび無水マレイン酸;ポリブタジエンに
スチレン、アクリロニトリルおよび無水マレイン酸また
はマレインイミド;ポリブタジエンにスチレンおよびマ
レインイミド;ポリブタジエンにスチレンおよびアルキ
ルアクリレートまたはメタクリレート、エチレン/プロ
ピレン/ジエンターポリマーにスチレンおよびアクリロ
ニトリル、ポリアクリレートまたはポリメタクリレート
にスチレンおよびアクリロニトリル、アクリレート/ブ
タジエンコポリマーにスチレンおよびアクリロニトリ
ル、ならびにこれらと6.に列挙したコポリマーとの混
合物、例えばABS、MBS、ASAおよびAESポリ
マーとして知られているコポリマー混合物。
【0022】8.ハロゲン含有ポリマー、例えばポリク
ロロプレン、塩素化ゴム、塩素化もしくはクロロスルホ
ン化ポリエチレン、エチレンおよび塩素化エチレンのコ
ポリマー、エピクロロヒドリンホモ−およびコポリマ
ー、特にハロゲン含有ビニル化合物からのポリマー、例
えばポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化
ビニル、およびポリフッ化ビニリデンならびにこれらの
コポリマー、例えば塩化ビニル/塩化ビニリデン、塩化
ビニル/酢酸ビニルまたは塩化ビニリデン/酢酸ビニル
コポリマー。
【0023】9.α,β−不飽和酸、およびその誘導体
から誘導されたポリマー、例えばポリアクリレートおよ
びポリメタクリレート;ブチルアクリレートとの耐衝撃
性改良ポリメチルメタクリレート、ポリアクリルアミド
およびポリアクリロニトリル。
【0024】10.上記9に挙げたモノマーの相互または
他の不飽和モノマーとのコポリマー、例えばアクリロニ
トリル/ブタジエンコポリマー、アクリロニトリル/ア
ルキルアクリレートコポリマー、アクリロニトリル/ア
ルコキシアルキルアクリレートまたはアクリロニトリル
/ハロゲン化ビニルコポリマー、又はアクリロニトリル
/アルキルメタクリレート/ブタジエンターポリマー。
【0025】11.不飽和アルコールおよびアミンまたは
それらのアシル誘導体またはそれらのアセタールから誘
導されたポリマー、例えばポリビニルアルコール、ポリ
酢酸ビニル、ポリビニルステアレート、ポリビニルベン
ゾエート、ポリビニルマレエート、ポリビニルブチラー
ル、ポリアリルフタレートまたはポリアリルメラミン;
ならびにそれらと上記1.に記載したオレフィンとのコ
ポリマー。
【0026】12.環状エーテルのホモポリマーおよびコ
ポリマー、例えばポリアルキレングリコール、ポリエチ
レンオキシド、ポリプロピレンオキシドまたはそれらと
ビスグリシジルエーテルとのコポリマー。
【0027】13. ポリアセタール、例えばポリオキシメ
チレンおよびエチレンオキシドをコモノマーとして含む
ポリオキシメチレン;熱可塑性ポリウレタン、アクリレ
ートまたはMBSで変性させたポリアセタール。
【0028】14.ポリフェニレンオキシドおよびスルフ
ィド、ならびにポリフェニレンオキシドとポリスチレン
またはポリアミドとの混合物。
【0029】15. 一方の成分としてヒドロキシ末端基を
含むポリエーテル、ポリエステルまたはポリブタジエン
と他方の成分として脂肪族または芳香族ポリイソシアネ
ートとから誘導されたポリウレタンならびにその前駆物
質。
【0030】16. ジアミンおよびジカルボン酸および/
またはアミノカルボン酸または相当するラクタムから誘
導されたポリアミドおよびコポリアミド。例えばポリア
ミド4、ポリアミド6、ポリアミド6/6、ポリアミド
6/10、ポリアミド6/9、ポリアミド6/12、ポ
リアミド4/6およびポリアミド12/12、ポリアミ
ド11、ポリアミド12、m−キシレンジアミン、およ
びアジピン酸の縮合によって得られる芳香族ポリアミ
ド;ヘキサメチレンジアミンおよびイソフタル酸および
/またはテレフタル酸および所望により変性剤としての
エラストマーから製造されるポリアミド、例えはポリ−
2,4,4−(トリメチルヘキサメチレン)テレフタル
アミドまたはポリ−m−フェニレンイソフタルアミド;
さらに、前記ポリアミドとポリオレフィン、オレフィン
コポリマー、アイオノマーまたは化学的に結合またはグ
ラフトしたエラストマーとのコポリマー;またはこれら
とポリエーテル、例えばポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコールまたはポリテトラメチレングリコ
ールとのコポリマー;ならびにEPDMまたはABSで
変性させたポリアミドまたはコポリアミド;加工の間に
縮合させたポリアミド(RIM−ポリアミド系)。
【0031】17. ポリ尿素、ポリイミド、ポリアミド−
イミド、ポリエーテルイミド、ポリエステルイミド、ポ
リヒダントインおよびポリベンズイミダゾール。
【0032】18. ジカルボン酸およびジオールから、お
よび/ またはヒドロキシカルボン酸または相当するラク
トンから誘導されたポリエステル、例えばポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ−
1, 4−ジメチロール−シクロヘキサンテレフタレー
ト、およびポリヒドロキシベンゾエートならびにヒドロ
キシ末端基を含有するポリエーテルから誘導されたブロ
ック−コポリエーテル−エステル;およびまたポリカー
ボネートまたはMBSにより改良されたポリエステル。
【0033】19. ポリカーボネートおよびポリエステル
−カーボネート。
【0034】20. ポリスルホン、ポリエーテルスルホン
およびポリエーテルケトン。
【0035】21.一方でアルデヒドから、および他方で
フェノール、尿素またはメラミンから誘導された架橋ポ
リマー、例えばフェノール/ホルムアルデヒド樹脂、尿
素/ホルムアルデヒド樹脂およびメラミン/ホルムアル
デヒド樹脂。
【0036】22.乾性もしくは非乾性アルキド樹脂。
【0037】23.飽和および不飽和ジカルボン酸と多価
アルコールおよび架橋剤としてビニル化合物とのコポリ
エステルから誘導された不飽和ポリエステル樹脂および
燃焼性の低いそれらのハロゲン含有変性物。
【0038】24.置換アクリル酸エステル、例えばエポ
キシアクリレート、ウレタンアクリレートまたはポリエ
ステル−アクリレートから誘導された架橋性アクリル樹
脂。
【0039】25.メラミン樹脂、尿素樹脂、ポリイソシ
アネートまたはエポキシ樹脂で架橋させたアルキド樹
脂、ポリエステル樹脂およびアクリレート樹脂。
【0040】26.ポリエポキシド、例えばビスグリシジ
ルエーテルから、または環状脂肪族ジエポキシドから誘
導された架橋エポキシ樹脂。
【0041】27.天然ポリマー、例えば、セルロース、
ゴム、ゼラチンおよびそれらを化学変性した同族誘導
体、例えば酢酸セルロース、プロピオン酸セルロースお
よび酪酸セルロース、およびセルロースエーテル、例え
ばメチルセルロース;ならびにロジンおよびそれらの誘
導体。
【0042】28.前述のポリマーの混合物(ポリブレン
ド)、例えばPP/EPDM、ポリアミド/EPDMま
たはABS、PVC/EVA、PVC/ABS、PVC
/MBS、PC/ABS、PBTP/ABS、PC/A
SA、PC/PBT、PVC/CPE、PVC/アクリ
レート、POM/熱可塑性PUR、PC/熱可塑性PU
R、POM/アクリレート、POM/MBS、PPO/
HIPS、PPO/PA6.6およびコポリマー、PA
/HDPE、PA/PP、PA/PPO、PBT/PC
/ABSもしくはPBT/PET/PC。
【0043】29.純粋なモノマー化合物またはそれらの
混合物からなる天然および合成有機材料、例えば鉱油、
動物または植物脂肪、オイルおよびワックスまたは合成
エステル(例えばフタレート、アジペート、ホスフェー
トまたはトリメリテート)に基づいたオイル、脂肪およ
びワックス、ならびにポリマー用可塑剤として、または
紡糸製剤油として用いられているいかなる重量比での合
成エステルと鉱油との混合物、ならびにそれら材料の水
性エマルジョン。
【0044】30.天然または合成ゴムの水性エマルジョ
ン、例えば天然ラテックス、またはカルボキシル化スチ
レン/ブタジエンコポリマーのラテックス。 31. ポリシロキサン、例えば、米国特許明細書第425
9467号において記載されている、軟質、親水性のポ
リシロキサン、および例えば、米国特許明細書第435
5147号において記載されている、硬質ポリオルガノ
シロキサン。 32.不飽和アクリル性ポリアセトアセテート樹脂もしく
は不飽和アクリル樹脂と組み合わさったポリケチミン。
不飽和アクリル樹脂にはウレタンアクリレート、ポリエ
ステルアクリレート、ペンダント不飽和基とのビニルも
しくはアクリルコポリマーおよびアクリル化メラミンが
含まれる。ポリケチミンは酸触媒の存在下においてポリ
アミンおよびケトンより製造される。 33. エチレン性不飽和モノマーもしくはオリゴマーおよ
びポリ不飽和脂肪族オリゴマーを含有する光硬化性組成
物。 34. エポキシメラミン樹脂、例えばエポキシ反応性コエ
ーテル化ハイソリッドメラミン樹脂例えばLSE−41
03(モンサント)により架橋されている光安定性エポ
キシ樹脂。
【0045】本発明はまた付加的に他の添加剤を含む安
定化された組成物にも関する。特に興味のあるものは、
フェノール性抗酸化剤、光安定剤もしくは加工安定剤ま
たはそれらの組み合わせよりなる群より選択された添加
剤である。適当な抗酸化剤および光安定剤、例えば立体
障害アミン化合物は以下に与えられる。
【0046】1.抗酸化剤 1.1 アルキル化モノフェノール 、例えば2,6−ジ
−第三ブチル−4−メチルフェノール、2−ブチル−
4,6−ジメチルフェノール、2,6−ジ−第三ブチル
−4−エチルフェノール、2,6−ジ−第三ブチル−4
−n−ブチルフェノール、2,6−ジ−第三ブチル−4
−イソブチルフェノール、2,6−ジ−シクロペンチル
−4−メチルフェノ−ル、2−(α−メチルシクロヘキ
シル)−4,6−ジメチルフェノール、2,6−ジオク
タデシル−4−メチルフェノ−ル、2,4,6−トリシ
クロヘキシルフェノール、2,6−ジ−第三ブチル−4
−メトキシメチルフェノール、2,6−ジノニル−4−
メチルフェノール、2,4−ジメチル−6−(1′−メ
チル−ウンデシ−1′−イル)−フェノール、2,4−
ジメチル−6−(1′−メチル−ヘプタデシ−1′−イ
ル)−フェノール、2,4−ジメチル−6−(1′−メ
チル−トリデシ−1′−イル)−フェノールおよびそれ
らの混合物。
【0047】1.2.アルキルチオメチルフェノール、
例えば2,4−ジ−オクチルチオメチル−6−第三ブチ
ルフェノール、2,4−ジ−オクチルチオメチル−6−
メチルフェノール、2,4−ジ−オクチルチオメチル−
6−エチルフェノールおよび2,6−ジ−ドデシルチオ
メチル−4−ノニルフェノール。
【0048】1.3 ヒドロキノンとアルキル化ハイド
ロキノン、例えば2,6−ジ−第三ブチル−4−メトキ
シフェノール、2,5−ジ−第三ブチル−ヒドロキノ
ン、2,5−ジ−第三−アミル−ヒドロキノン、2,6
−ジフェニル−4−オクタデシルオキシフェノール、
2,6−ジ−第三ブチル−ハイドロキノン、2,5−ジ
−第三ブチル−4−ヒドロキシアニソール、3,5−ジ
−第三ブチル−4−ヒドロキシアニソール、3,5−ジ
−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルステアレート、
ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)アジペート。
【0049】1.4 トコフェノール、例えばα−トコ
フェノール、β−トコフェノール、γ−トコフェノー
ル、δ−トコフェノールおよびこれらの混合物である
(ビタミンE)。
【0050】1.5 ヒドロキシル化チオジフェニルエ
ーテル、例えば2,2′−チオビス(6−第三ブチル−
4−メチルフェノール)、2,2′−チオビス(4−オ
クチルフェノール)、4,4′−チオビス(6−第三ブ
チル−3−メチルフェノール)、4,4′−チオビス
(6−第三ブチル−2−メチルフェノール)、4,4′
−チオ−ビス(3,6−ジ−第二−アミルフェノー
ル)、4,4′−ビス(2,6−ジメチル−4−ヒドロ
キシフェニル)−ジスルフィド。
【0051】1.6 アルキリデンビスフェノール、例
えば2,2′−メチレン−ビス(6−第三ブチル−4−
メチルフェノール)、2,2′−メチレン−ビス(6−
第三ブチル−4−エチルフェノール)、2,2′−メチ
レン−ビス[4−メチル−6−(α−メチルシクロヘキ
シル)フェノール]、2,2′−メチレン−ビス(4−
メチル−6−シクロヘキシルフェノール)、2,2′−
メチレン−ビス(6−ノニル−4−メチルフェノー
ル)、2,2′−メチレン−ビス(4,6−ジ−第三ブ
チルフェノール)、2,2′−エチリデン−ビス(4,
6−ジ−第三ブチルフェノール)、2,2′−エチリデ
ン−ビス(6−第三ブチル−4−イソブチルフェノー
ル)、2,2′−メチレン−ビス [6−(α−メチルベ
ンジル)−4−ノニルフェノール] 、2,2′−メチレ
ン−ビス [6−(α,α−ジメチルベンジル)−4−ノ
ニルフェノール] 、4,4′−メチレン−ビス(2,6
−ジ−第三ブチルフェノール)、4,4′−メチレン−
ビス(6−第三ブチル−2−メチルフェノール)、1,
1−ビス(5−第三ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチ
ルフェニル)ブタン、2,6−ビス(3−第三ブチル−
5−メチル−2−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフ
ェノール、1,1,3−トリス(5−第三ブチル−4−
ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタン、1,1−ビ
ス(5−第三ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェ
ニル)−3−n−ドデシルメルカプトブタン、エチレン
グリコールビス[3,3−ビス(3′−第三ブチル−
4′−ヒドロキシフェニル)ブチレート] 、ビス(3−
第三ブチル−4ーヒドロキシ−5−メチルフェニル)ジ
シクロペンタジエン、ビス[2−(3′−第三ブチル−
2′−ヒドロキシ−5′−メチルベンジル)−6−第三
ブチル−4−メチルフェニル]テレフタレート、1,1
−ビス(3,5−ジメチル−2−ヒドロキシフェニル)
ブタン、2,2−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(5−第
三ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−4
−n−ドデシルメルカプトブタン、および1,1,5,
5−テトラ−(5−第三ブチル−4−ヒドロキシ−2−
メチルフェニル)ペンタン。
【0052】1.7. O−、N−およびS−ベンジル
化合物、例えば3,5,3′,5′−テトラ−第三ブチ
ル−4,4′−ジヒドロキシジベンジルエーテル、オク
タデシル−4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル
−メルカプトアセテート、トリス−(3,5−ジ−第三
ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−アミン、ビス(4
−第三ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベン
ジル)−ジチオテレフタレート、ビス(3,5−ジ−第
三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−スルフィドおよ
びイソオクチル−3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル−メルカプトアセテート。
【0053】1.8.ヒドロキシベンジル化マロネー
ト、例えばジオクタデシル−2,2−ビス(3,5−ジ
−第三ブチル−2−ヒドロキシベンジル)−マロネー
ト、ジ−オクタデシル−2−(3−第三ブチル−4−ヒ
ドロキシ−5−メチルベンジル)−マロネート、ジ−ド
デシルメルカプトエチル−2,2−ビス(3,5−ジ−
第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−マロネート、
およびビス−[4−(1,1,3,3−テトラメチルブ
チル)−フェニル]−2,2−ビス(3,5−ジ−第三
ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−マロネート。
【0054】1.9. ヒドロキシベンジル芳香族化合
物、例えば1,3,5−トリス(3,5−ジ−第三ブチ
ル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリメチ
ルベンゼン、1,4−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−
4−ヒドロキシベンジル)−2,3,5,6−テトラメ
チルベンゼンおよび2,4,6−トリス(3,5−ジ−
第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−フェノール。
【0055】1.10.トリアジン化合物、例えば、
2,4−ビス−オクチルメルカプト−6−(3,5−ジ
−第三ブチル−4−ヒドロキシアニリノ)−1,3,5
−トリアジン、2−オクチルメルカプト−4,6−ビス
(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシアニリノ)
−1,3,5−トリアジン、2−オクチルメルカプト−
4,6−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキ
シフェノキシ)−1,3,5−トリアジン、2,4,6
−トリス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフ
ェノキシ)−1,2,3−トリアジン、1,3,5−ト
リス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)−イソシアヌレート、1,3,5−トリス(4−第
三ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジ
ル)−イソシアヌレート、2,4,6−トリス(3,5
−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルエチル)−
1,3,5−トリアジン、1,3,5−トリス(3,5
−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニ
ル)−ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン、1,
3,5−トリス(3,5−ジシクロヘキシル−4−ヒド
ロキシベンジル)−イソシアヌレート。
【0056】1.11. べンジルホスホネート、例え
ばジメチル−2,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシ
ベンジルホスホネート、ジエチル−3,5−ジ−第三ブ
チル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、ジオクタ
デシル−3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベン
ジルホスホネート、ジオクタデシル−5−第三ブチル−
4−ヒドロキシ−3−メチルベンジルホスホネートおよ
び3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンジルホ
スホン酸モノエチルエステルのCa塩。
【0057】1.12. アシルアミノフェノール、例
えばラウリン酸4−ヒドロキシアニリド、ステアリン酸
4−ヒドロキシアニリド、カルバミン酸N−(3,5−
ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)オクチルエ
ステル。
【0058】1.13. β−(3,5−ジ−第三ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸の下記の一
価または多価アルコールとのエステル、例えば、メタノ
ール、エタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキサ
ンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコ
ール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトール、
トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,
N′−ビス(ヒドロキシエチル)シュウ酸ジアミド、3
−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、ト
リメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、
4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−ト
リオキサビシクロ[2.2.2]オクタン。
【0059】1.14. β−(5−第三ブチル−4−
ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロピオン酸の下記
の一価または多価アルコールとのエステル、例えば、メ
タノール、エタノール、オクタデカノール、1,6−ヘ
キサンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレング
リコール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグ
リコール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトー
ル、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、
N,N′−ビス(ヒドロキシエチル)シュウ酸ジアミ
ド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノー
ル、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロ
パン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,
7−トリオキサビシクロ[2.2.2]オクタン。
【0060】1.15. β−(3,5−ジ−シクロヘ
キシル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸の下記
の一価または多価アルコールとのエステル、例えばメタ
ノール、エタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキ
サンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリ
コール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリ
コール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトー
ル、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、
N,N′−ビス(ヒドロキシエチル)シュウ酸ジアミ
ド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノー
ル、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロ
パン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,
7−トリオキサビシクロ[2.2.2]オクタン。
【0061】1.16. 3,5−ジ−第三ブチル−4
−ヒドロキシフェニル酢酸の下記の一価または多価アル
コールとのエステル、例えば、メタノール、エタノー
ル、オクタデカノール、1,6−ヘキサンジオール、
1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、1,2
−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジ
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒド
ロキシエチル)イソシアヌレート、N,N′−ビス(ヒ
ドロキシエチル)シュウ酸ジアミド、3−チアウンデカ
ノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサ
ンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシ
メチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシク
ロ[2.2.2]オクタン。
【0062】1.17. β−(3,5−ジ−第三ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸のアミド
例えばN,N′−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−
ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヘキサメチレンジア
ミン、N,N′−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−
ヒドロキシフェニルプロピオニル)トリメチレンジアミ
ン、N,N′−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニルプロピオニル)ヒドラジン。
【0063】1.18.アスコルビン酸(ビタミンC)
【0064】1.19アミン系抗酸化剤 例えば、N,N′−ジイソプロピル−p−フェニレンジ
アミン、N,N′−第二ブチル−p−フェニレンジアミ
ン、N,N′−ビス−(1,4−ジメチルペンチル)−
p−フェニレンジアミン、N,N′−ビス(1−エチル
−3−メチルペンチル)−p−フェニレンジアミン、
N,N′−ビス(1−メチルヘプチル)−p−フェニレ
ンジアミン、N,N′−ジシクロヘキシル−p−フェニ
レンジアミン、N,N′−ジフェニル−p−フェニレン
ジアミン、N,N′−ジ(2−ナフチル)−p−フェニ
レンジアミン、N−イソプロピル−N′−フェニル−p
−フェニレンジアミン、N−(1,3−ジメチルブチ
ル)−N′−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−
(1−メチルヘプチル)−N′−フェニル−p−フェニ
レンジアミン、N−シクロヘキシル−N′−フェニル−
p−フェニレンジアミン、4−(p−トルエンスルホン
アミド)ジフェニルアミン、N,N′−ジメチル−N,
N′−第二ブチル−p−フェニレンジアミン、ジフェニ
ルアミン、N−アリルジフェニルアミン、4−イソプロ
ポキシジフェニルアミン、N−フェニル−1−ナフチル
アミン、N−フェニル−2−ナフチルアミン、オクチル
化ジフェニルアミン、例えばp,p′−ジ第三ブチル−
オクチルジフェニルアミン、4−n−ブチルアミノフェ
ノール、4−ブチリルアミノフェノール、4−ノナノイ
ルアミノフェノール、4−ドデカノイルアミノフェノー
ル、4−オクタデカノイルアミノフェノール、ジ(4−
メトキシフェニル)アミン、2,6−ジ第三ブチル−ブ
チル−4−ジメチルアミノメチルフェノール、2,4′
−ジアミノジフェニルメタン、4,4′−ジアミノジフ
ェニルメタン、N,N,N′,N′−テトラメチル−
4,4′−ジアミノジフェニルメタン、1,2−ジ
[(2−メチルフェニル)アミノ]エタン、1,2−ジ
(フェニルアミノ)プロパン、(o−トリル)ビグアニ
ド、ジ[4−(1′,3′−ジメチルブチル)フェニ
ル]アミン、第三オクチル化N−フェニル−1−ナフチ
ルアミン、モノ−およびジアルキル化第三ブチル/第三
オクチルジフェニルアミンの混合物、モノ−およびジア
ルキル化イソプロピル/イソヘキシルジフェニルアミン
の混合物、モノ−およびジアルキル化第三ブチルジフェ
ニルアミンの混合物、2,3−ジヒドロ−3,3−ジメ
チル−4H−1,4−ベンゾチアジン、フェノチアジ
ン、N−アリルフェノチアジン、N,N,N′,N′−
テトラフェニル−1,4−ジアミノブテ−2−エン、
N,N−ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
−4−イル−ヘキサメチレンジアミン、ビス(2,2,
6,6−テトラメチルピペリジ−4−イル)セバケー
ト、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−オ
ンおよび2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4
−オール。
【0065】2. 紫外線吸収剤および光安定剤 2.1. 2−( 2′−ヒドロキシフェニル) ベンゾト
リアゾール 、例えば、2−(2’−ヒドロキシ−5’−
メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,
5’−ジ−第三ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)ベ
ンゾトリアゾール、2−(5’−第三ブチル−2’−ヒ
ドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−
ヒドロキシ−5’−(1,1,3,3−テトラメチルブ
チル) フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,
5’−ジ−第三ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−
5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3’−第三ブチ
ル−2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)−5−
クロロベンゾトリアゾール、2−(3’−第二ブチル−
5’−第三ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾ
トリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−4’−オクト
キシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’
−ジ−第三アミル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾ
トリアゾール、2−(3’,5’−ビス(α,α−ジメ
チルベンジル)−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾト
リアゾール;2−(3’−第三ブチル−2’−ヒドロキ
シ−5’−(2’−オクチルオキシカルボニルエチル)
フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(3’−第三ブチル−5’−[2−(2−エチルヘキシ
ルオキシ)カルボニルエチル]−2’−ヒドロキシフェ
ニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3’−
第三ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−メトキシ
カルボニルエチル)フェニル)−5−クロロベンゾトリ
アゾール、2−(3’−第三ブチル−2’−ヒドロキシ
−5’−(2−メトキシカルボニルエチル)フェニル)
ベンゾトリアゾール、2−(3’−第三ブチル−2’−
ヒドロキシ−5’−(2−オクトキシカルボニルエチ
ル)フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’−第三
ブチル−5’−[2−(2−エチルヘキシルオキシ)カ
ルボニルエチル]−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾ
トリアゾール、2−(3−ドデシル−2’−ヒドロキシ
−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、および
2−(3’−第三ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−
(2−イソオクチルオキシカルボニルエチル)フェニル
ベンゾトリアゾールの混合物、2,2’−メチレン−ビ
ス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6
−ベンゾトリアゾール−2−イルフェノール];2−
[3’−第三ブチル−5’−(2−メトキシカルボニル
エチル)−2’−ヒドロキシフェニル]ベンゾトリアゾ
ールとポリエチレングリコール300とのエステル交換
生成物;[R−CH2 CH2 −COO(CH2 3 −]
2 −(式中,R=3’−第三ブチル−4’−ヒドロキシ
−5’−2H−べンゾトリアゾール−2−イル−フェニ
ルである。)。
【0066】2.2. 2−ヒドロキシ−ベンゾフェノ
、例えば4−ヒドロキシ−、4−メトキシ−、4−オ
クトキシ−、4−デシルオキシ−、4−ドデシルオキシ
−、4−ベンジルオキシ−、4,2′,4′−トリヒド
ロキシ−または2′−ヒドロキシ−4,4′−ジメトキ
シ誘導体。
【0067】2.3. 置換されたおよび非置換安息香
酸のエステル、例えば4−第三ブチルフェニル=サリチ
レート、フェニル=サリチレート、オクチルフェニル=
サリチレート、ジベンゾイルレゾルシノール、ビス(4
−第三ブチルベンゾイル)レゾルシノール、ベンゾイル
レゾルシノール、2,4−ジ−第三ブチルフェニル=
3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエー
ト、ヘキサデシル=3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒド
ロキシベンゾエート、オクタデシル=3,5−ジ−第三
ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、2−メチル−
4,6−ジ第三ブチルフェニル=3,5−ジ−第三ブチ
ル−4−ヒドロキシベンゾエート。
【0068】2.4. アクリレート、例えばエチルα
−シアノ−β, β−ジフェニル−アクリレート、イソオ
クチルα−シアノ−β, β−ジフェニル−アクリレー
ト、メチルα−カルボメトキシ−シンナメート、メチル
α−シアノ−β−メチル−p−メトキシ−シンナメー
ト、ブチルα−シアノ−β−メチル−p−メトキシ−シ
ンナメート、メチルα−カルボメトキシ−p−メトキシ
シンナメート、およびN−(β−カルボメトキシ−β−
シアノビニル) −2−メチルインドリン。
【0069】2.5. ニッケル化合物,例えば2,
2′−チオビス−[4−(1,1,3,3−テトラメチ
ルブチル) −フェノール]のニッケル錯体,例えば1:
1または1:2錯体であって,所望によりn−ブチルア
ミン、トリエタノールアミンもしくはN−シクロヘキシ
ル−ジ−エタノールアミンのような他の配位子を伴うも
の、ニッケルジブチルジチオカルバメート、4−ヒドロ
キシ−3,5−ジ−第三ブチルベンジルホスホン酸モノ
アルキルエステル例えばメチルもしくはエチルエステル
のニッケル塩、ケトキシム例えば、2−ヒドロキシ−4
−メチル−フェニルウンデシルケトキシムのニッケル錯
体、1−フェニル−4−ラウロイル−5−ヒドロキシピ
ラゾールのニッケル錯体であって,所望により他の配位
子を伴うもの。
【0070】2.6. 立体障害性アミン、例えばビス
(2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)セバケー
ト、ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)
サクシネート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチ
ルピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6
−ペンタメチルピペリジル)n−ブチル−3,5−ジ−
第三ブチル−4−ヒドロキシベンジルマロネート、1−
(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ヒドロキシピペリジンとコハク酸との縮合生
成物、N,N′−ビス(2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−第三
オクチルアミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−s−
トリアジンとの縮合生成物、トリス(2,2,6,6−
テトラメチル−4−ピペリジル)ニトリロトリアセテー
ト、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキ
シレート、1,1′−(1,2−エタンジイル)−ビス
(3,3,5,5−テトラメチルピペラジノン),4−
ベンゾイル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン、4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジン、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメ
チルピペリジル)−2−n−ブチル−2−(2−ヒドロ
キシ−3,5−ジ−第三ブチル−ベンジル)マロネー
ト、3−n−オクチル−7,7,9,9−テトラメチル
−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,
4−ジオン、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,
6−テトラメチルピペリジル)セバケート、ビス(1−
オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリ
ジル)サクシネート、N,N’−ビス(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジル)−ヘキサメチレンジ
アミンと4−モルホリノ−2,6−ジクロロ−1,3,
5−トリアジンとの縮合生成物、2−クロロ−4,6−
ジ(4−n−ブチルアミノ−2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジル)−1,3,5−トリアジンと1,2−
ビス(3−アミノプロピルアミノ)エタンの縮合生成
物、2−クロロ−4,6−ジ(4−n−ブチルアミノ−
1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル)−1,
3,5−トリアジンと1,2−ビス(3−アミノプロピ
ルアミノ)エタンとの縮合生成物、8−アセチル−3−
ドデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8
−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン、
3−ドデシル−1−(2,2,6,6−テトラメチル−
4−ピペリジル)ピロリジン−2,5−ジオン、3−ド
デシル−1−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4
−ピペリジル)−ピロリジン−2,5−ジオン。
【0071】2.7. オキサミド、例えば4,4′−
ジオクチルオキシオキサニリド、2,2′−ジオクチル
オキシ−5,5′−ジ−第三ブトキサニリド、2,2′
−ジドデシルオキシ−5,5′−ジ−第三ブトキサニリ
ド、2−エトキシ−2′−エトキサニリド、N,N′−
ビス(3−ジメチルアミノプロピル)オキサミド、2−
エトキシ−5−第三ブチル−2′−エチルオキサニリド
および該化合物と2−エトキシ−2′−エチル−5,
4′−ジ−第三ブトキサニリドとの混合物,o−および
p−メトキシ−二置換オキサニリドの混合物およびo−
およびp−エトキシ−二置換オキサニリドの混合物。
【0072】2.8. 2−(2−ヒドロキシフェニ
ル)−1,3,5−トリアジン、例えば2,4,6−ト
リス(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)
−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4
−オクチルオキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−
ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−
(2,4−ジヒドロキシフェニル)−4,6−ビス
(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジ
ン、2,4−ビス(2−ヒドロキシ−4−プロピルオキ
シフェニル)−6−(2,4−ジメチルフェニル)−
1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−
オクチルオキシフェニル) −4,6−ビス(4−メチル
フェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒド
ロキシ−4−ドデシルオキシフェニル) −4,6−ビス
(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジ
ン。2−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3
−ブチルオキシ−プロピルオキシ)フェニル]−4,6
−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−ト
リアジン、2−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキ
シ−3−オクチルオキシ−プロピルオキシ)フェニル]
−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,
3,5−トリアジン。
【0073】3. 金属不活性化剤,例えばN,N′−
ジフェニルシュウ酸ジアミド、N−サリチラル−N′−
サリチロイルヒドラジン、N,N′−ビス(サリチロイ
ル)ヒドラジン、N,N′−ビス(3,5−ジ−第三ブ
チル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヒドラジ
ン、3−サリチロイルアミノ−1,2,4−トリアゾー
ル、ビス(ベンジリデン)シュウ酸ジヒドラジド、オキ
サニリド、イソフタル酸ジヒドラジド、セバシン酸−ビ
ス−フェニルヒドラジド、N,N’−ジアセタール−ア
ジピン酸ジヒドラジド、N,N’−ビス−サリチロイル
−シュウ酸ジヒドラジド、N,N’−ビス−サリチロイ
ル−チオプロピオン酸ジヒドラジド。
【0074】4. ホスフィットおよびホスホナイト
例えばトリフェニルホスフィット、ジフェニルアルキル
ホスフィット、フェニルジアルキルホスフィット、トリ
ス(ノニルフェニル)ホスフィット、トリラウリルホス
フィット、トリオクタデシルホスフィット、ジステアリ
ルペンタエリトリトールジホスフィット、トリス(2,
4−ジ−第三ブチルフェニル)ホスフィット、ジイソデ
シルペンタエリトリトールジホスフィット、ビス(2,
4−ジ−第三ブチルフェニル)−ペンタエリトリトール
ジホスフィット、ビス(2,6−ジ−第三ブチル−4−
メチルフェニル)−ペンタエリトリトールジホスフィッ
ト、ビス−イソデシルオキシ−ペンタエリトリトールジ
ホスフィット、ビス(2,4−ジ−第三ブチル−6−メ
チルフェニル)−ペンタエリトリトールジホスフィット ビス(2,4,6−トリ−第三ブチル−ブチルフェニ
ル)−ペンタエリトリトールジホスフィット、トリステ
アリルソルビトールトリホスフィット、テトラキス
(2,4−ジ−第三ブチルフェニル)4,4′−ビフェ
ニレンジホスホナイト、6−イソオクチルオキシ−2,
4,8,10−テトラ−第三ブチル−12H−ジベンズ
[d,g]−1,3,2−ジオキサホスホシン、6−フ
ルオロ−2,4,8,10−テトラ−第三ブチル−12
−メチル−ジベンズ[d,g]−1,3,2−ジオキサ
ホスホシン、ビス(2,4−ジ−第三ブチル−6−メチ
ルフェニル)メチルホスフィット、ビス(2,4−ジ−
第三ブチル−6−メチルフェニル)エチルホスフィッ
ト。
【0075】5.ヒドロキシルアミン、例えばジベンジ
ルヒドロキシルアミン、ジオクチルヒドロキシルアミ
ン、ジドデシルヒドロキシルアミン、ジテトラデシルヒ
ドロキシルアミン、ジヘキサデシルヒドロキシルアミ
ン、ジオクタデシルヒドロキシルアミン、1−ヒドロキ
シ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルベ
ンゾエートまたはビス(1−ヒドロキシ−2、2、6、
6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート。
【0076】6.ニトロン、例えば、水素化牛脂アミン
より誘導されたN−ベンジル−アルファ−フェニルニト
ロン、N−エチル−アルファ−メチルニトロン、N−オ
クチル−アルファ−ヘプチルニトロン、N−ラウリル−
アルファ−ウンデシルニトロン、N−テトラデシル−ア
ルファ−トリデシルニトロン、N−ヘキサデシル−アル
ファ−ペンタデシルニトロン、N−オクタデシル−アル
ファ−ヘプタデシルニトロン、N−ヘキサデシル−アル
ファ−ヘプタデシルニトロン、N−オクタデシル−アル
ファ−ペンタデシルニトロン、N,N−ジアルキルヒド
ロキシアミンより誘導されたニトロン。
【0077】7.チオ相乗剤、例えばジラウリルチオジ
プロピオネートもしくはジステアリルチオジプロピオネ
ート。
【0078】8. 過酸化物スカベンジャー、例えばβ
−チオジプロピオン酸のエステル、例えばラウリル、ス
テアリル、ミリスチルまたはトリデシルエステル、メル
カプトベンズイミダゾール、または2−メルカプトベン
ズイミダゾールの亜鉛塩、ジブチルジチオカルバミン酸
亜鉛、ジオクタデシルジスルフィド、ペンタエリトリト
ールテトラキス(β−ドデシルメルカプト)プロピオネ
ート。
【0079】9. ポリアミド安定剤、例えばヨウ化物
および/またはリン化合物と組合せた銅塩、および二価
マンガンの塩。
【0080】10. 塩基性補助安定剤、例えばメラミ
ン、ポリビニルピロリドン、ジシアンジアミド、トリア
リルシアヌレート、尿素誘導体、ヒドラジン誘導体、ア
ミン、ポリアミド、ポリウレタン、高級脂肪酸のアルカ
リ金属塩およびアルカリ土類金属塩、例えばステアリン
酸Ca塩、ステアリン酸Zn塩、ベヘン酸Mg塩、ステ
アリン酸Mg塩、リシノール酸Na塩およびパルミチン
酸K塩、カテコールアンチモン塩およびカテコール錫
塩。
【0081】11.核剤、例えば無機物質例えば、タル
ク、二酸化チタンまたは酸化マグネシウムのような金属
酸化物、好ましくはアルカリ土類金属のリン酸塩、炭酸
塩または硫酸塩;有機化合物例えば、モノ−またはポリ
カルボン酸およびその塩、例えば4−第三ブチル安息香
酸、アジピン酸、ジフェニル酢酸、コハク酸ナトリウム
または安息香酸ナトリウム;イオン共重合体(「イオノ
マー(ionomers)」)のような重合性化合物。
【0082】12.充填剤および強化剤、例えば炭酸カ
ルシウム、ケイ酸塩、ガラス繊維、アスベスト、タル
ク、カオリン、雲母、硫酸バリウム、金属酸化物および
水酸化物、カーボンブラック、グラファイト。
【0083】13.その他の添加剤、例えば可塑剤、潤
滑剤、乳化剤、顔料、レオロジー添加剤(rheology add
itives) 、触媒、流れ調整剤、光沢剤、難燃剤、静電防
止剤および発泡剤。
【0084】14.ベンゾフラノンまたはインドリノ
、例えば米国特許発明明細書(US−A−)第432
5863号、同第4338244号、同第517531
2号、同第5216052号、同第5252643号、
ドイツ特許出願公開明細書(DE−A−)第43166
11号、同第4316622号、同第4316876
号、ヨーロッパ特許庁公開公報(EP−A−)第058
9839号もしくは同第0591102号に記載されて
いるものまたは3−[4−(2−アセトキシエトキシ)
フェニル]−5,7−ジ−第三ブチル−ベンゾフラノ−
2−オン、5,7−ジ−第三ブチル−3−[4−(2−
ステアロイルオキシエトキシ)フェニル]ベンゾフラノ
−2−オン、3,3’−ビス[5,7−ジ−第三ブチル
−3−(4−[2−ヒドロキシエトキシ]フェニル)ベ
ンゾフラノ−2−オン]、5,7−ジ−第三ブチル−3
−(4−エトキシフェニル)ベンゾフラノ−2−オン、
3−(4−アセトキシ−3,5−ジメチルフェニル)−
5,7−ジ−第三ブチル−ベンゾフラノ−2−オン、3
−(3,5−ジメチル−4−ピバロイルオキシフェニ
ル)−5,7−ジ−第三ブチル−ベンゾフラノ−2−オ
ン。
【0085】
【発明の実施の形態】一般に、本発明の化合物は、安定
化された組成物の約0.01ないし約5重量%の量で使
用され、その量は特に支持体および用途により変わるも
のである。都合の良い範囲は約0.5ないし約2重量
%、および特に0.1ないし約1重量%である。
【0086】同様に特に好ましい他の添加剤(安定剤)
は、例えば、米国特許発明明細書(US-A-)第43258
63号、同第4338244号、同第5175312
号、同第5216052号、同第5252643号、ド
イツ国特許出願公開明細書(DE-A-)第4316611
号、同第4316622号、同第4316876号、ヨ
ーロッパ特許庁公開公報(EP-A-)第0589839号お
よび同第0591102号に記載されているベンゾフラ
ン−2−オンである。
【0087】付加的に使用されるベンゾフラン−2−オ
ンの量は、広範囲内で変化し得る。例えば、それらは新
規組成物中に0.0001ないし5重量%、好ましくは
0.001ないし2重量%、特に0.01ないし2重量
%の量で存在する。
【0088】本発明の安定剤は有機ポリマー中に、慣用
の技術により、それより成形物品を製造する前の都合の
良いどの段階においても容易に混入され得る。例えば、
安定剤はポリマーと乾燥粉末形態において混合され得る
か、もしくは安定剤の懸濁液もしくは乳濁液をポリマー
の溶液、懸濁液もしくは乳濁液と混合され得る。得られ
る安定化された本発明のポリマー組成物は、選択的に約
0.01ないし約5重量%、好ましくは約0.025な
いし約2重量%、および好ましくは約0.1ないし約1
重量%の種々の慣用の添加剤、例えば以下に列挙される
材料、もしくはそれらの混合物を含むものである。
【0089】特に興味のあるフェノール系抗酸化剤は、
n−オクタデシル3,5−ジ−第三−ブチル−4−ヒド
ロキシドロシナメート、ネオペンタンテトライルテトラ
キス(3,5−ジ−第三−ブチル−4−ヒドロキシヒド
ロシンナメート)、ジ−n−オクタデシル3,5−ジ−
第三−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、
1,3,5−トリス(3,5−ジ第三−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジル)イソシアヌレート、チオジエチレン
ビス(3,5−ジ第三−ブチル−4−ヒドロキシドロシ
ンナメート)、1,3,5−トリメチル−2,4,6−
トリス(3,5−ジ第三−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)ベンゼン、3,6−ジオキサオクタメチレン、ビ
ス(3−メチル−5−第三−ブチル−4−ヒドロキシヒ
ドロシンナメート)、2,6−ジ第三−ブチル−p−ク
レゾール、2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−
第三−ブチルフェノール)、1,3,5−トリス(2,
6−ジメチル−4−第三−ブチル−3−ヒドロキシベン
ジル)イソシアヌレート、1,1,3,−トリス(2−
メチル−4−ヒドロキシ−5−第三−ブチルフェニル)
ブタン、1,3,5−トリス[2−(3,5−ジ−第三
ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナモイロキシ)エチ
ル]イソシアヌレート、3,5−ジ−(3,5−ジ−第
三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)メジトール、ヘキ
サメチレンビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロ
キシヒドロシンナメート)、1−(3,5−ジ−第三ブ
チル−4−ヒドロキシアニリノ)−3,5−ジ(オクチ
ルチオ)−s−トリアジン、N,N’−ヘキサメチレン
−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシヒド
ロシンナアミド)、カルシウムビス(エチル3,5−ジ
−第三−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネー
ト)、エチレンビス[3,3−ジ(3−第三ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)ブチレート],オクチル3,5
−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンジルメルカプト
アセテート、ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒド
ロキシヒドロシンナモイル)ヒドラジド、およびN,
N’−ビス[2−(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒド
ロキシヒドロシンナモイルオキシ)−エチル]−オキサ
ミドよりなる群より選択される。
【0090】最も好ましいフェノール系抗酸化剤は、ネ
オペンタテトライルテトラキス(3,5−ジ−第三ブチ
ル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)、n−オクタ
デシル3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシドロシ
ンナメート、1,3,5−トリメチル−2,4,6−ト
リス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)ベンゼン、1,3,5−トリス(3,5−ジ−第三
ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、
2,6−ジ−第三−ブチル−p−クレゾールもしくは
2,2’−エチレン−ビス−(4,6−ジ−第三−ブチ
ルフェノール)である。
【0091】特に興味のあるヒンダードアミン化合物
は、ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジニ−
4−イル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペ
ンタメチルピペリジニ−4−イル)セバケート、ビス
(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジニ−4−
イル)セバケート、ジ(1,2,2,6,6−ペンタメ
チルピペリジニ−4−イル)(3,5−ジ−第三−ブチ
ル−ヒドロキシベンジル)ブチルマロネート、4−ベン
ゾイル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4
−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン、3−n−オクチル−7,7,9,9−テトラ
メチル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン
−2,4−ジオン、トリス(2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジニ−4−イル)ニトリロトリアセテート、
1,2−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−3−オ
キソピペリジニ−4−イル)エタン、2,2,4,4−
テトラメチル−7−オキサ−3,20−ジアザ−21−
オキソジスピロ[5.1.11.2]ヘネイコサン、
2,4−ジクロロ−6−第三−オクチルアミノ−s−ト
リアジンと4,4’−ヘキサメチレンビス(アミノ−
2,2,6,6−テトラメチルピペリジン)との縮合生
成物、1−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6
−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンと琥珀酸と
の縮合生成物、4,4’−ヘキサメチレンビス(アミノ
−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン)と1,2
−ジブロモエタンとの縮合生成物、テトラキス(2,
2,6,6−テトラメチルピペリジニ−4−イル)1,
2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、テトラキ
ス(1,2,2,6,6−ペンタメチレンピペリジニ−
4−イル)1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレ
ート、2,4−ジクロロ−6−モルホリノ−s−トリア
ジンと4,4’ヘキサメチレンビス(アミノ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン)、N,N’,
N’’,N’’’−テトラキス[(4,6−ビス(ブチ
ル−2,2,6,6−テトラメチル−ピペリジニ−4−
イル)−アミノ−s−トリアジニ−2−イル]−1,1
0−ジアミノ−4,7−ジアザデカン、混合された
[2,2,,6,6−テトラメチルピペリジニ−4−イ
ル/β,β,β’,β’−テトラメチル−3,9−
(2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]−
ウンデカン)ジエチル]1,2,3,4−ブタンテトラ
カルボキシレート、混合された[1,2,2,6,6−
ペンタメチルピペリジニ−4−イル/β,β,β’,
β’−テトラメチル−3,9−(2,4,8,10−テ
トラオキサスピロ[5.5]−ウンデカン)ジエチル]
1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、オク
タメチレンビス(2,2,6,6−テトラメチル−ピペ
リジニ−4−カルボキシレート)、4,4’−エチレン
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−ピペラジニ−3
−オン)、およびビス(1−オクチルオキシ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジニ−4−イル)セバケー
【0092】最も好ましいヒンダードアミンはビス
(2,2,6,6−テトラメチルピペリジニ−4−イ
ル)セバケート、1−(2−ヒドロキシエチル)−2,
2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジン
と琥珀酸の縮合生成物、2,4−ジクロロ−6−第三−
オクチルアミノ−s−トリアジンと4,4’−ヘキサメ
チレンビス(アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン)の縮合生成物、N,N’,N’’,N’’’
−テトラキス[(4,6−ビス(ブチル−(2,2,
6,6−テトラメチル−ピペリジニ−4−イル)アミ
ノ)−s−トリアジニ−2−イル]−1,10−ジアミ
ノ−4,7−ジアザデカンもしくはビス(1−オクチル
オキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジニ−4
−イル)セバケートである。
【0093】式Iの化合物および他の添加剤は、例えば
成形前もしくは成形中に知られている方法により、もし
くは代わりに溶解もしくは分散した化合物を有機ポリマ
ー材料に塗布し、必要により続いて溶媒を蒸発させるこ
とにより有機ポリマー材料中に混入される。式Iの化合
物はまた安定化されるべき材料中に添加されてマスター
バッチの形態で安定化され、該材料は例えば、2.5な
いし25重量%の式Iの化合物を含有する。
【0094】式Iの化合物はまた重合の前もしくは重合
中または架橋前にまた加えられ得る。
【0095】式Iの化合物は純粋な形態またはワック
ス、油もしくはポリマー封入の形態でポリマー材料中に
混入できる。
【0096】式Iの化合物は安定化されるべきポリマー
上に噴霧され得る。それらは他の添加剤(例えば、上記
の慣用の添加剤)もしくはそれらの溶融体を希釈できる
ので、それらは安定化されるべきポリマー上にこれらの
添加剤と一緒に噴霧され得る。特に有利な方法は、例え
ば失活のために使用される蒸気が噴霧に使用されている
ところの重合触媒の失活の間に噴霧により添加すること
である。
【0097】ビーズ形態で重合されたポリオレフィンの
場合、例えば、式Iの化合物を所望により他の添加剤と
共に噴霧により塗布することが都合良い。
【0098】このようにして安定化された材料は、多種
多様の形態、例えば、成形品、フィルム、繊維、テー
プ、成形品、形材として、またはペイント、接着剤もし
くは接着セメントのための結合剤として使用され得る。
【0099】上記の通り、保護されるべき有機材料は好
ましくは有機ポリマー、特に合成ポリマーである。熱可
塑性材料、特にポリオレフィンは、特に都合良くは保護
される。特に、加工安定剤(熱安定剤)としての式Iの
化合物の優秀な効果が注目されるべきである。この目的
のために、それらは都合良くはポリマーに、それらの加
工前もしくは加工中に添加される。しかしながら、他の
ポリマー(例えば、エラストマー)もしくは滑剤もしく
は作動液は、崩壊、例えば光に誘発されるもしくは熱−
酸化崩壊に対して安定化され得る。エラストマーは可能
な有機材料の上記項目中において与えられている。
【0100】適当な合成エステルをベースとする滑剤、
潤滑脂肪(lubricating fats)、ワックス、および作動液
は例えば鉱油もしくは合成油またはそれらの混合物をベ
ースとしている。滑剤は専門家には良く知られており、
そして関連する技術文献、特にディーター クラマン
(Dieter Klamann)著,“潤滑剤および関連製品(Schm
ierstoff und verwandte Produkte )”〔フェルラーク
ヒェミー(Verlag Chemie ),ヴァインハイム(Wein
heim)1982〕、シェーヴェ−コーベック(Schewe-K
obek)著,“潤滑剤ポケットブック(Das Schmiermitte
l-Taschenbuch )”〔ドクター アルフレット ヒュー
ティッヒ−フェルラーク(Dr. Alfred Huethig-Verlag
)、ハイデルベルグ(Heidelberg) 、1974〕およ
び“ウルマン工業化学大辞典(Ullmann's Encyclopedia
of Industrial Chemistry)”,第13巻,第85−9
4頁(フェルラーク ヒェミー,ヴァインハイム197
7)に記載されている。
【0101】従って、好ましい本発明の態様は酸化、熱
もしくは化学線に誘発される崩壊に対して有機材料を保
護するための安定剤としての式Iの化合物の使用であ
る。
【0102】式Iの化合物は顕著な優秀な加水分解安定
性および有利な呈色性(colouringbehavior) 、即ち、
加工中の有機材料の変色が少ないことに特徴がある。
【0103】本発明の化合物により安定化された有機材
料は、光に誘発される崩壊に対して特に良く保護され
る。
【0104】従って本発明はまた有害な酸化、熱もしく
は化学線に誘発される崩壊に対して有機材料を安定化す
る方法に関し、該方法はその中に有効安定化量の式Iの
化合物を混入することよりなる。
【0105】以下の実施例は本発明を明らかにする目的
のために記載されるものであり、いかなる方法において
も本発明の範囲および本質を制限するものと解釈される
ことを意味するものではない。
【0106】
【実施例】実施例1: 1−O−(2,4,8,10−テトラ−第三
−ブチル−ジベンゾ[d,f][1,3,2]ジオキサ
ホスフェピニ−6−イル)−2,2’−ビス(4,6−
ジ−第三−ブチルフェノール)の製造
【化3】 テトラヒドロフラン300ml中の2,2’−ビス
(4,6−ジ−第三−ブチルフェノール)50g(12
2ミリモル)およびトリエチルアミン25.5ml(1
83ミリリットル)の溶液中に、三塩化燐5.32ml
(61ミリモル)を周囲温度において滴下した。周囲温
度において3時間攪拌した後に、反応混合物をさらに2
時間還流加熱した。反応混合物をろ過してトリエチルア
ミンヒドロクロリドを取り除きそしてろ過物を真空中で
濃縮して粗油75.4gを得た。粗油をアセトニトリル
200mlでこねて融点247ないし250℃の白色固
体45g(収率86.9%)を得た。
【0107】実施例2:1−O−(2,4,8,10−
テトラ−第三−ブチル−12H−ジベンゾ[d,g]
[1,3,2]ジオキサホスホシニ−6−イル)−2,
2’−メチレンビス(4,6−ジ−第三−ブチルフェノ
ール)の製造
【化4】 トルエン200ml中の2,2’−メチレンビス−
(4,6−ジ−第三−ブチルフェノール)84.9g
(200ミリモル)およびトリエチルアミン41.8m
l(300ミリモル)およびトルエン100ml中の三
塩化燐8.7ml(100ミリモル)を使用して、実施
例1の操作を繰り返すことにより、わずかに灰色がかっ
た固体90gを得た。わずかに灰色がかった固体をアセ
トニトリル200mlでこねて融点243ないし246
℃の白色固体80.4g(収率92%)を得た。 C5 88 54 Pの元素分析 計算値:C:79.4% H: 9.8% 実験値:C:79.2% H:10.0%
【0108】実施例3:1−O−(2,4,8,10−
テトラ−第三−ブチル−12−メチル−12H−ジベン
ゾ[d,g][1,3,2]ジオキサホスホシニ−6−
イル)−2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ−第三
−ブチルフェノール)の製造
【化5】 トルエン300ml中の2,2’−エチレンビス−
(4,6−ジ−第三−ブチルフェノール)87.7g
(200ミリモル)およびトリエチルアミン41.8m
l(300ミリモル)の溶液およびトルエン50ml中
の三塩化燐8.7ml(100ミリモル)を使用して、
実施例1の操作を繰り返すことにより、濃厚な油95g
を得た。油をアセトニトリル200mlでこねて融点2
19ないし220℃の白色固体84g(収率92.8
%)を得た。
【0109】実施例4:1−O−(2,4,8,10−
テトラ−第三−ブチル−ジベンゾ[d,f][1,3,
2]ジオキサホスフェピニ−6−イル)−2,2’−エ
チリデンビス(4,6−ジ−第三−ブチルフェノール)
の製造
【化6】 トルエン200ml中の2,2’−エチリデン−ビス−
(4,6−ジ−第三−ブチルフェノール)27.6g
(63ミリモル)およびトリエチルアミン8.8ml
(63ミリモル)の溶液中に、トルエン100ml中の
6−クロロ−2,4,8,10−テトラ−第三−ブチル
−ジベンゾ[d,f][1,3,2]ジオキサホスフェ
ピン30g(63ミリモル)を周囲温度にて滴下した。
周囲温度で20時間攪拌した後に、反応物をろ過してト
リエチルアミンヒドロクロリドを取り除きそしてろ過物
を真空中において濃縮して油50gを得た。粗油をアセ
トニトリル200mlでこねて融点273ないし277
℃の白色固体40.9g(収率74%)を得た。C5 9
8 54 Pの元素分析 計算値:C:79.4% H: 9.8% 実験値:C:79.1% H:10.2%
【0110】実施例5:1−O−(2,4,8,10−
テトラ−第三−ブチル−ジベンゾ[d,f][1,3,
2]ジオキサホスフェピニ−6−イル)−2,2’−メ
チレンビス(4,6−ジ−第三−ブチルフェノール)の
製造
【化7】 トルエン200ml中の2,2’−メチレン−ビス−
(4,6−ジ−第三−ブチルフェノール)21.23g
(50ミリモル)、トリエチルアミン7ml(50ミリ
モル)およびトルエン100ml中の6−クロロ−2,
4,8,10−テトラ−第三−ブチル−ジベンゾ[d,
f][1,3,2]ジオキサホフェピン23.84g
(50ミリモル)を使用して実施例4の操作を繰り返し
て、茶色がかった油を得た。粗油をアセトニトリル20
0mlでこねて融点195ないし205℃の白色固体3
6.5g(収率85%)を得た。 C5 78 34 Pの元素分析 計算値:C:79.3% H: 9.7% 実験値:C:78.8% H:10.2%
【0111】実施例6:274℃におけるポリプロピレ
ンの加工安定化 この実施例はポリプロピレン中の新規化合物の加工安定
性の有効性を示す。ベース配合物は、ステアリン酸カル
シウム0.075重量%を含有する安定化されていない
新技術のポリプロピレン(商標名プロファックス650
1(Profax 6501)Himont)を含む。試験添加剤をポリプロ
ピレン中に、ドライブレンドによりまたは添加剤が液体
である場合、最小量の塩化メチレン溶媒を使用して混入
した。溶媒をその後減圧下において蒸発により取り除い
た。安定化された樹脂組成物を90rpmにおいて直径
2.54cmの押出し機より274℃において残留時間
90秒で押し出した。1回目および5回目の各押出し後
に、ASTM法D1238により押出し機より得られた
ペレットについて溶融流量(グラム/10分)を測定し
た。結果は以下の表1に示される。溶融流量の大きな増
加は、激しい鎖の破断、即ち貧弱な安定化を意味する。 表1 添加物* 添加物濃度 押出し後の溶融流量 (重量%) 1回目 5回目 なし − 12.4 55.7 実施例1の化合物 0.075 5.8 11.7 ビスホスフィット1 0.075 5.8 11.4 実施例2の化合物 0.075 7.2 9.4 ビスホスフィット2 0.075 8.2 13.4 実施例3の化合物 0.075 9.5 29.6 ビスホスフィット3 0.075 9.7 34.1 *対照ビスホスフィット1、2および3は以下に示さ
れ、またそれぞれ実施例1、2および3の中間体化合物
より誘導される。ビスホスフィット1、2および3は米
国特許明細書第5292785号において開示されてい
る。
【化8】
【化9】
【0112】これらの結果は、本発明の化合物がポリプ
ロピレン向けに大きく改良されたメルトフロー特性を有
する安定化された組成物を与えることを示している。実
際の結果は相当するビスホスフィットを使用して得られ
る結果と非常に類似している。しかしながら、本発明の
化合物がモルベースで従来技術のビスホスフィットの実
質的に僅か半分の量のホスフィットで以てこの安定化効
果を提供することを考慮するに、これは正に予測しえな
いものである。
【0113】実施例7:274℃におけるポリプロピレ
ンの加工安定性 以下の実施例は、フェノール性抗酸化剤を含有する組成
でポリプロピレンにおける本発明化合物の加工安定性の
効果を示している。実施例6において記載された方法を
使用して、本発明の化合物およびフェノール性抗酸化剤
を含有するポリプロピレン組成物についての結果は以下
の表2に示される。表2 添加物* 添加物濃度 押出し後の溶融流量 (重量%) 1回目 5回目 なし − 12.4 55.7 AOA 0.075 8.3 13.9 AOA+ 0.075 6.3 9.3 実施例1の化合物 0.075 AOA+ 0.075 6.5 8.9 実施例2の化合物 0.075 AOA+ 0.075 7.8 13.5 実施例3の化合物 0.075 AOAはネオペンタンテトラアリールテトラキス(3,
5−ジ−第三−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメ
ート)を表す。フェノール系抗酸化剤と本発明化合物の
組み合わせは、優秀なメルトフロー安定化、即ち、フェ
ノール系抗酸化剤単独使用より得られたものよりも良好
な安定化を提供する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ステファン ダニエル パスツール アメリカ合衆国、コネチカット 06810 ダンバリー ユニット 4エフ クロウズ ネストレーン 27

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)酸化、熱もしくは化学線により誘
    発される崩壊を受けやすい有機材料、および(B)有効
    安定化量の次式Iで表されるヒドロキシアリールホスフ
    ィットよりなる安定化された組成物。 【化1】 (式中、nは0もしくは1の値を有し、nが0を表す場
    合、Qは直接結合を表し、もしくはnが1を表す場合、
    Qは−CR1 2 −を表し、R1 およびR2 は独立して
    水素原子、炭素原子数1ないし18の直鎖アルキル基、
    炭素原子数1ないし12の枝分かれアルキル基、フェニ
    ル基、トリル基もしくはアニジル基を表し、Y1 、Y
    2 、Y3 、Y4 、Z1 、Z2 、Z3 およびZ4 は独立し
    て水素原子、炭素原子数1ないし18の直鎖もしくは枝
    分かれアルキル基、炭素原子数7ないし10のビシクロ
    アルキル基、フェニル基、ベンジル基、1−フェニルエ
    チル基、シクロヘキシル基、1−メチルシクロヘキシル
    基、シアノ基、ハロゲン原子、ニトロ基、トリフルオロ
    メチル基、ヒドロキシ基、アミノ基、炭素原子数2ない
    し18のアルカノイル基、炭素原子数1ないし18のア
    ルコキシ基もしくはE123 Si−を表し、E1
    2 およびE3 は独立して水素原子、炭素原子数1ない
    し4のアルキル基もしくはフェニル基を表す。)
  2. 【請求項2】 式Iの化合物中、nは0もしくは1を表
    し、およびnが0を表す場合、Qは直接結合を表し、も
    しくはnが1を表す場合、Qは−CR1 2−を表し、
    1 およびR2 は独立して水素原子、炭素原子数1ない
    し18の直鎖アルキル基、炭素原子数1ないし12の枝
    分かれアルキル基、もしくはフェニル基を表すところの
    請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 式Iの化合物中、R1 は水素原子を表
    し、およびR2 は水素原子、メチル基もしくはフェニル
    基を表すところの請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 式Iの化合物中、Y1 、Y2 、Y3 およ
    びY4 は炭素原子数1ないし18のアルキル基もしくは
    1−フェニルエチル基を表すところの請求項1記載の組
    成物。
  5. 【請求項5】 式Iの化合物中、Y1 、Y2 、Y3 およ
    びY4 は各々第三ブチル基を表すところの請求項1記載
    の組成物。
  6. 【請求項6】 式Iの化合物中、Z1 、Z2 、Z3 およ
    びZ4 は独立して炭素原子数1ないし18の直鎖もしく
    は枝分かれアルキル基もしくは1−フェニルエチル基を
    表すところの請求項1記載の組成物。
  7. 【請求項7】 式Iの化合物中、Z1 、Z2 、Z3 およ
    びZ4 は独立して炭素原子数1ないし4のアルキル基を
    表すところの請求項1記載の組成物。
  8. 【請求項8】 式Iの化合物中、 nは0もしくは1の値を有し、nが0を表す場合、Qは
    直接結合を表し、もしくはnが1を表す場合、Qは−C
    1 2 −を表し、R1 は水素原子を表し、R2 は水素
    原子、メチル基もしくはフェニル基を表し、Y1 、Y
    2 、Y3 およびY4 は各々第三ブチル基を表し、および
    1 、Z2 、Z3 およびZ4 は炭素原子数1ないし4の
    アルキル基を表すところの請求項1記載の組成物。
  9. 【請求項9】 成分(A)の有機材料は天然ポリマー、
    半合成ポリマーもしくは合成ポリマーであるところの請
    求項1記載の組成物。
  10. 【請求項10】 成分(A)の有機材料は熱可塑性ポリ
    マーであるところの請求項1記載の組成物。
  11. 【請求項11】 成分(A)の有機材料はポリオレフィ
    ンであるところの請求項1記載の組成物。
  12. 【請求項12】 成分(A)の有機材料はポリエチレン
    もしくはポリプロピレンであるところの請求項1記載の
    組成物。
  13. 【請求項13】 成分(A)および(B)の他に、他の
    添加剤を含むところの請求項1記載の組成物。
  14. 【請求項14】 他の添加剤はフェノール系抗酸化剤、
    光安定剤もしくは加工安定剤よりなる群より選択されて
    いるところの請求項13記載の組成物。
  15. 【請求項15】 他の添加剤として、少なくとも1種の
    ベンゾフラン−2−オン型の化合物を含むところの請求
    項13記載の組成物。
  16. 【請求項16】 成分(A)の有機材料は滑剤、合成エ
    ステルをベースとする潤滑油脂および潤滑ワックスであ
    るところの請求項13記載の組成物。
JP7286879A 1994-10-06 1995-10-06 ヒドロキシアリールホスフィットにより安定化された組成物 Pending JPH08208885A (ja)

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