JPH08207310A - 交換式インクカートリッジ及びその製造方法 - Google Patents

交換式インクカートリッジ及びその製造方法

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JPH08207310A
JPH08207310A JP27449095A JP27449095A JPH08207310A JP H08207310 A JPH08207310 A JP H08207310A JP 27449095 A JP27449095 A JP 27449095A JP 27449095 A JP27449095 A JP 27449095A JP H08207310 A JPH08207310 A JP H08207310A
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JP
Japan
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cartridge
housing
printhead
locator pin
nozzles
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JP27449095A
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English (en)
Inventor
Gary A Kneezel
エイ.ニーゼル ゲーリー
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Xerox Corp
Original Assignee
Xerox Corp
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Publication date
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットプリンタのキャリッジに複数
のカートリッジを装着し、それぞれのノズル間の所望の
位置合わせ公差内にカートリッジを常に位置決めできる
ような固定ロケータピンを提供する。 【解決手段】 2つのロケータピン22はオーバーサイ
ズホール24に正確に位置決めされて、高速硬化接着剤
が該ホール内とロケータの周囲に注入されて硬化される
までその位置に保持される。ロケータピン22をカート
リッジホルダの組み合わせホールにそれぞれ挿入するこ
とにより、カートリッジ10はカートリッジホルダの所
定位置にロックされ、カートリッジホルダ内の隣接カー
トリッジの印字ヘッドノズルは相互に位置合わせ状態に
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクサプライとサ
ーマルインクジェットプリンタ用印字ヘッドとを備えた
カートリッジに関し、詳細には、印字ヘッドノズルから
既知の距離においてカートリッジに装着されている正確
に接合された状態のロケータピンを有するカートリッジ
に関する。
【0002】
【従来の技術】印字ヘッドを備えたカートリッジの製造
公差は、カートリッジをインクジェットプリンタに正確
に設置するべく機械的機能が使用可能であるよう十分に
厳密に維持することは困難である。これは、例えば、大
文書プリンタプロッタ又はマルチカラープリンタに対し
カートリッジを複数個用いる場合に特に問題である。公
差を考慮することによって、2つの名目上同一のサーマ
ルインクジェットカートリッジが最悪の場合に10ミ
ル、即ち、0.25mmよりも大きなずれのある印字ヘッ
ドダイとカートリッジとの位置合わせをもつ可能性があ
ることが認識されている。この変動(位置合わせの誤
差)は1インチ当たり300スポットの印字ヘッドで
は、画素3個分の間隔よりも大きい。プリンタにおける
機械的位置合わせは、特定の付加的な位置合わせ方法を
用いない場合、許容可能な印刷をかかる大きな寸法上の
変動のある少なくとも2つのカートリッジによって実行
するためには充分ではない。あるプリンタ製品は例え
ば、液滴噴射のタイミングを用いて印字ヘッドのノズル
のラインに直角な方向の調整を行ないカートリッジ間の
適切な位置合わせに対し付加的是正措置を提供する。他
のプリンタ製品は、連続ノズルの特定の部分が各印字ヘ
ッドごとにそれぞれ選択できるように、ノズルの各線形
配列の末端にある付加的ノズルを使用するので、この結
果、位置合わせ誤差は調整されて一画素よりも小さくな
る。かかる方法において、新しいカートリッジがそれぞ
れプリンタに挿入されるとユーザは一般には検査パター
ンを印刷しなければならず、さらに、どの検査パターン
が最適に見えるかを選択する必要がある。かかる方法
は、ユーザ又はキーオペレータによる判断決定に加え
て、プリンタにおいて特別のソフトウェア又はファーム
ウェアを提供する必要がある。
【0003】アメリカ特許第4、571、599号に
は、使い捨て可能で交換可能なインクサプライカートリ
ッジが記載されており、複数のそのカートリッジがイン
クジェットプリンタのキャリッジに装着可能である。各
カートリッジは、それに取り付け固定されるサーマルイ
ンクジェット印字ヘッドを有する。しかしながら、名目
上同一のカートリッジは、印刷品質、特にカラー印刷に
対して有害であることがわかっている製造公差の変動を
考慮するものではなかった。
【0004】アメリカ特許第5、289、212号に
は、組み込みタイプの印字ヘッドを備えた単一のインク
ジェットカートリッジが記載されており、複数のそのカ
ートリッジをインクジェット印字ヘッドに使用すること
もできる。また、アメリカ特許第5、343、230号
には、妨害されることなくメンテナンスステーションで
カートリッジを交換するための設備を有するインクジェ
ットプリンタが記載されている。但し、何れのアメリカ
特許も、製造公差以外の点では名目上同一であるカート
リッジにおいて製造公差の変動を認識するものではな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ノズ
ルに対して正確に設置される固定ロケータピンをカート
リッジ内に提供することであり、これによって、インク
ジェットプリンタの移動可能なキャリッジに複数のカー
トリッジを装着することが、複数のカートリッジのそれ
ぞれのノズル間の所望の位置合わせ公差内にカートリッ
ジを常に位置決めすることとなる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明において、印字ヘ
ッドが固定されたインクジェットカートリッジは、カー
トリッジ内のオーバーサイズのホール内に正確に設置さ
れ且つ接合される2つの位置合わせピンを有する。カー
トリッジホールは、射出成形の一部として、又はヒート
シンクと支持プレート(例えば、ダイカストによって製
造される)の一部として提供されることが可能である。
これらピンはプリンタキャリッジアセンブリ内の組み合
わせホール内にフィットし、該アセンブリはカートリッ
ジを、記録媒体を横切るように前後方向に移動させてそ
こに情報のスワス(swaths、即ち、印刷幅)を印刷す
る。各ピンがそのカートリッジホール内に設置された後
に、該ホールには高速硬化接着剤が注入される。プリン
タカートリッジの各組み合わせホールは、一つの円形ホ
ールと円形の両端を有する1つのスロットから構成さ
れ、熱膨張が許容される。装着するカートリッジと同じ
数の対になったホールがプリンタキャリッジにあり、例
えば、一般のカラープリンタでは4組のホールを設ける
ことができる。あるいはまた、オーバーサイズホールは
モールドされる代わりにカートリッジに正確に穴あけさ
れてもよい。さらには、正確に位置決めされたカラー
(枠)をカートリッジのオーバーサイズホール内に取り
付けて高速硬化接着剤によって所定位置に接着すること
もできる。
【0007】本発明の一つの態様は、インクジェットプ
リンタに使用するための、組み込み式印字ヘッドとイン
クサプライとを有する交換式インクカートリッジであっ
て、インクサプライを収容するとともに、第1の壁にア
ウトレットを、第2の壁に一対の凹部を所定位置に有す
るハウジングと、インレットを備えたリザーバと、印字
ヘッド面内のノズルのリニアアレイとを有するインクジ
ェット印字ヘッドであって、該ノズルはリザーバと連通
状態にあり、ハウジングアウトレットに位置合わせされ
且つ封止されるリザーバインレットを備えたハウジング
に結合されているインクジェット印字ヘッドと、各ハウ
ジング凹部に正確に接合されるとともに、ノズルの内の
一つに対して既知の位置にある印字ヘッド面の1つの特
徴に相対して位置決めされるロケータピンであって、プ
リンタの組み合わせホールにカートリッジを挿入するこ
とが、プリンタの印刷方向に対してカートリッジの印字
ヘッドノズルを自動的に位置決めし且つ複数のカートリ
ッジが前記プリンタによって同時に使用される場合に他
のカートリッジに対して一つのカートリッジの印字ヘッ
ドノズルの位置を調整することになるロケータピンと、
を有する。
【0008】本発明の別の態様は、インクジェットプリ
ンタに使用するための交換式インクカートリッジを製造
する方法であって、インクジェット印字ヘッドを収容す
る壁体を備えたハウジングを提供する工程であって、一
つのハウジング壁体はアウトレットを有する、ハウジン
グ提供工程と、インレットを備えたリザーバと、印字ヘ
ッド面内のノズルのリニアアレイとを有するインクジェ
ット印字ヘッドを、ハウジングアウトレットに位置合わ
せされ且つ封止されるリザーバインレットを備えたハウ
ジングに接合する工程と、所定の断面領域を有する一対
の凹部をハウジングの他の1つの壁体に形成する工程
と、それぞれの一対のハウジング凹部にロケータピンを
位置決め且つ保持する工程であって、ロケータピンはハ
ウジング凹部よりもその断面領域が小さく、各ロケータ
ピンは印字ヘッドノズルの一つに対して正確に設置され
る、ロケータピンの位置決め及び保持工程と、ロケータ
ピンが正確に保持されている間に一対のハウジング凹部
に高速硬化接着剤を注入する工程であって、該高速硬化
接着剤はハウジング凹部を充填し且つロケータピンを包
囲する、高速硬化接着剤の注入工程と、高速硬化接着剤
を硬化して凝固させ、一対の凹部の内の正確な位置にロ
ケータピンを固定させる工程と、ロケータピンを解放す
る工程と、を有する。
【0009】一例として本発明の実施例を添付の図面を
参照して以下に説明し、図面中、同一符号は同様の構成
部材を示すものとする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、異なる色のインクをそれ
ぞれ備え、且つキャリッジ15の組み込み部分であるカ
ートリッジホルダ16に取り外し可能に取り付けられた
4個の独立したインクジェットカートリッジ10を有す
るマルチカラーサーマルインクジェットプリンタ13の
等角投影図である。各カートリッジは、ヒートシンク1
7と、インクサプライを含むハウジング12とを備えた
印字ヘッド14(破線で示す)を有する。該印字ヘッド
14は適切な手段(図示せず)によってカートリッジホ
ルダ16及びキャリッジ15と電気的に相互接続され
る。キャリッジ15は、ガイドレール20上の一枚の用
紙のような記録媒体18を横切るように前後に移動され
る。キャリッジ15による印字ヘッド14を備えたカー
トリッジの移動中に、印字ヘッド14は用紙18に相対
して移動し、タイプライターに幾分類似した方法で印字
する。印字ヘッド14は、用紙18に沿ったカートリッ
ジ10のそれぞれの移動によって、印字ヘッド14内の
ノズルの配列の高さ及び記録媒体即ち用紙18の幅によ
って定義される情報のスワスで印字ヘッドが印字可能と
なるような寸法とされる。スワスがそれぞれ印刷された
後で、用紙18は矢示19の方向に(図示せぬ手段によ
って)スライド又はステップ移動されるので、マルチカ
ラーカートリッジによる任意の通過回数を利用して文書
又はフルカラー画像を用紙18上に生成することができ
る。黒色文書印刷では、黒色インクを有する1個のカー
トリッジが使用され、フルカラー画像の印刷では、4個
のすべてのカートリッジからのインクがパターン式に従
って印刷される。一つの印字ヘッドから印字されたドッ
トと、他の印字ヘッドから印字されたドットとの位置合
わせは高品質印刷には重要である。キャリッジ15はさ
らに、一般にはケーブル21として示される手段を有
し、これによってディジタル画像データを用いて印字ヘ
ッドの加熱素子(図示せず)にカートリッジホルダ16
を介して電流を流し、これによりインク液滴を噴射させ
且つ所望の画像を印字することができる。
【0011】図3及び図4はカートリッジ10の内の一
つにおける正面図及び側面図をX、Y及びZの各軸方向
で示している。印字ヘッド14はヒートシンク17に接
合され、これらはさらに、インクサプライを含むハウジ
ング12に接合されている。カートリッジは、インクの
色が異なること及び一対のロケータピン22の位置が異
なることを除いて同一である。一対のロケータピン22
の位置はさらに、カートリッジハウジング内のインクカ
ラーを識別して、間違った色のインクを備えたカートリ
ッジが誤って装着されるのを防止する。以下に説明され
るように、各ロケータピン22はオーバーサイズホール
24内に正確に位置決めされ、高速硬化接着剤(図8)
が該ホール内及びロケータピンの周囲に注入されて硬化
されるまでその位置決めされた位置に保持される。ロケ
ータピン22は、カートリッジホルダ16(図2参照)
内の組み合わせホール26、27への挿入によって、カ
ートリッジ10をカートリッジホルダ16に正確に位置
決めするので、カートリッジホルダ内の隣接カートリッ
ジの印字ヘッドノズルは相互に位置合わせされるととも
に、交換カートリッジの印字ヘッドノズルもまた同じ位
置合わせを有する。さらに、ロケータピンは角度θの方
向に印字ヘッドの傾きを調整して、ノズルのラインがキ
ャリッジ15の運動方向に関しほぼ垂直状態にあること
を保証し且つ印字ヘッドの性能を保護する。ロケータピ
ン22はまた、キャリッジが用紙を横切るように移動す
る時の各噴射口からのシーケンシャルな発射を補償する
ために必要とされるθ方向の傾きを提供する。
【0012】図2は、キャリッジ15に取り付けられた
状態で図1に示されているカートリッジホルダ16の等
角投影図である。カートリッジホルダ16は、組み合わ
せホール26、27を備えた位置合わせバー28、ガイ
ドリブ29を備えたフロア30、及びヒンジ31を中心
として回転するテイルゲート32を有する。テイルゲー
ト32は、カートリッジがガイドリブ間に設置され且つ
カートリッジのロケータピンが適切なファスナー(図示
せず)によって位置合わせバー28の組み合わせホール
26、27に挿入されると、カートリッジを所定位置に
ロックする。
【0013】図5は等角投影図で部分的に図示されたロ
ケータピン設置装置36の概略を示している。同装置
は、カートリッジ10の印字ヘッド14の配置に対して
相互に直角方向に配置される位置合わせレール40、4
1を表面上に備えた固定アセンブリテーブル38を有す
る。位置合わせ壁43を備えた支持部材42は、印字ヘ
ッド14が位置合わせレール40、41に接して位置決
めされる場合に、カートリッジハウジング12を正確に
支持する。支持部材42は、カートリッジ10がアセン
ブリテーブル38に位置決めされる場合に印字ヘッド1
4を収容しヒートシンク17を避けるような形状であ
る。電気的クロスヘアーを備えたカメラ44と、ロケー
タピン22を把持するロボットエンドエフェクタ46
は、アセンブリキャリッジ48に取り付けられる。アセ
ンブリキャリッジ48はリードスクリュー49とガイド
レール50によって移動される。該リードスクリュー4
9は電気モータ(図示せず)によって回転されることに
よって、印字ヘッドノズル25を含む印字ヘッド面23
と平行な方向、即ち、矢印51によって示される方向に
前後にアセンブリキャリッジ48を移動させる。いった
んカメラのクロスヘアーがノズルの一つ、好ましくはエ
ンドノズルに位置合わせされると、電気モータ68によ
ってロケータピン22を解放可能に把持するエンドエフ
ェクタ46は移動されて、カートリッジハウジング12
内の一対のオーバーサイズホール24の一つにロケータ
ピンを挿入する。エンドエフェクタ46のロボットは、
アセンブリキャリッジ48上に可動基板53として概略
的に示され、可動基板53はその上に固着される直立支
持コラム54を有し、アーム55は支持コラム54のス
ロット56内を垂直方向に移動可能である。アーム55
の一端にはエンドエフェクタ46が取り付けられ、他端
には内部ネジ(図示せず)があり、垂直ネジ切りシャフ
ト57と係合されている。該ネジ切りシャフト57は電
気モータ67によって回転されると、矢印58によって
指示されるようにアーム55を支持コラムスロット56
内を上下移動させる。可動基板53は矢印59によって
指示されるようにアセンブリテーブル38上をカートリ
ッジ10に対し接離方向に相対移動される。アセンブリ
キャリッジは、印字ヘッド面上の正確に配置されたマー
ク等の、ノズルの内の一つに対して既知の位置にある印
字ヘッド面上の特徴にカメラが電気的クロスヘアー60
を位置決めするまで移動される。好ましくは、印字ヘッ
ド面上の特徴は、選択された三角形状のノズル25の頂
部又は、カメラディスプレイ62でノズルが円形に見え
る場合はノズル中心である。さらに、ロケータピン22
を把持するエンドエフェクタ46は移動されてロケータ
ピンを2つのオーバーサイズホール24の内の一つに正
確に挿入する。エンドエフェクタ46は、高速硬化接着
剤がオーバーサイズホール及びロケータピンの周囲に注
入されるまでオーバーサイズホール及びその正確な位置
にロケータピンを保持する。接着剤が硬化されると、エ
ンドエフェクタは電気モータ68によってその把持状態
を解除して、一対のオーバーサイズホールの内の他のオ
ーバーサイズホール内に挿入される別のロケータピン2
2を選ぶように再位置決めされる。ロケータピンがとも
にオーバーサイズホール内の正確な位置に(エンドノズ
ルに対して正確に既知の位置にある印字ヘッド面上の特
徴に対して)接合されている場合、カートリッジ10は
図1に示されるような、インクジェットプリンタのカー
トリッジホルダ16に接合されるようになっている。オ
プションとして、カメラ44は、2つのロケータピン
(図示せず)を保持するようになっているエンドエフェ
クタ46が同時に両ロケータピンを位置決めするよう
に、印字ヘッド面上の両設定特徴の視覚化を可能にする
分割フィールドオプティックスを有する。この場合、エ
ンドエフェクタ46は回転角修正を実施するためにθ方
向に回転可能でなければならない。
【0014】図6はプロッタとしての使用に適切なタイ
プである、ワイドフォーマット型インクジェットプリン
タ63の概略的等角投影図である。インクジェットプリ
ンタ63は図1のプリンタ13と同様の構成であるが、
カートリッジホルダ64は、プリンタ13にあるように
側面を対向させて配置される代わりにカートリッジ65
を末端を対向させて保持するように構成されている。カ
ートリッジ65はカートリッジ10と同様の構成である
が、より広い印刷のスワスを提供するよう印字ヘッドの
再配列がなされる。カートリッジホルダ64は等角投影
図により図7において示され、その位置合わせバー28
はキャリッジ15の印刷移動方向に対して垂直方向に方
向付けされる。ガイドリブ29はカートリッジ65の積
み重ねを可能にし、テイルゲート32はヒンジ31を中
心に回転してカートリッジを適切なファスナー(図示せ
ず)によって所定位置にロックする。カートリッジ65
のロケータピンは、図1及び図2に関して記載されたも
のと同じ方法で位置合わせバー28の組み合わせホール
26、27に挿入される。
【0015】図2の並列印字ヘッド配列と、図7のイン
ライン印字ヘッド配列との組み合わせ(図示せず)に対
して本発明を使用することもまた可能である。例えば、
ある印刷方法において、速乾性カラーインクと接触する
前に緩速乾性黒インクを乾燥可能とするために、Y軸で
はなくX軸において相互にオフセットされるシアン、マ
ゼンタ及びイエローの各印字ヘッドに対してY方向に黒
色印字ヘッドをオフセットすることは有益である。図2
と図7の中間形態であるカートリッジホルダ(図示せ
ず)におけるロケータホールはこのような位置合わせを
提供することになる。
【0016】本発明は、図8に示されるように、簡略化
カートリッジ70の概念的正面図によってさらに説明さ
れる。オーバーサイズホール24は穴あけしてもよい
が、好ましくは、カートリッジハウジング12の射出成
形の一部として提供することもできる。別の場合、オー
バーサイズホールは破線で示されるようにヒートシンク
17の一部であってもよい。主要基準は、ロケータピン
22がプリンタキャリッジ15上のカートリッジホルダ
16の組み合わせホール26、27内にフィットできる
ように位置決めされることである。ロケータピンは、自
動ワイヤボンダがワイヤボンドの細孔の位置を設置する
方法に類似して、即ち、クロスヘアー60によって図8
に示される2つのノズル25を基準にして設置される。
図8に示されるロケータピンの位置は、例えば、ヒート
シンクに対する接合内のわずかなウェッジ(楔)によっ
て誤って右側に及び回転されて配置される印字ヘッド1
4に対し修正を施すことになる。このわずかなウェッジ
は別の場合にθ方向における小さな回転角の変位を生じ
ることになる。
【0017】各ロケータピン22が個々のオーバーサイ
ズホール24に設置された後に、該オーバーサイズホー
ルには速硬接着剤、高温溶融接着剤、又は、高速熱硬化
接着剤が注入される。ロケータピン22は接着硬化処理
の一部であってもよい。例えば、UV硬化可能接着剤で
は、UV、即ち、紫外線が透明ロケータピン22に沿っ
て方向付けられオーバーサイズホール24に入射され
る。熱硬化接着剤では、金属製ロケータピン22はロケ
ータピンと接着剤が挿入された後に熱伝導又は電気抵抗
加熱によって加熱される。別の実施例では、ロケータピ
ンは、接着剤内により十分に埋め込まれて強固な接合を
得るように、オーバーサイズホール内の少なくとも端部
が空洞であってもよい。好ましい実施例では、UV硬化
可能接着剤は金属製ロケータピンとともに使用される。
【0018】図2及び図7を参照して、カートリッジホ
ルダ16、64の位置合わせバー28の組み合わせホー
ル26、27はそれぞれ円形ホール26とスロット27
から構成され、プリンタの動作温度上昇中に遭遇される
熱膨張が許容される。各カートリッジは一対のロケータ
ピンを有し、マルチカラープリンタでは、4組のロケー
タピンと4組の組み合わせホールがあり、各ホール対は
一つの円形ホール26と一つのスロット27を含む。ホ
ール26、27及びロケータピン22は、カートリッジ
を容易に装着可能にするためにテーパーが付加されるこ
ともできる(図示せず)。それぞれの対のロケータピン
の間隔は、異なる色のインクを有する各カートリッジご
とに異なっているので、異なる色を備えたカートリッジ
はプリンタのカートリッジホルダにおいて特定の順序で
のみ装着される。
【0019】マルチカラープリンタ又はワイドフォーマ
ットプリンタの場合のような複数のカートリッジの位置
合わせに加えて、ロケータピンによる位置合わせ方法は
モノクロ印刷の単一カートリッジインクジェットプリン
タから印字ヘッドチルトを除去するために有用である。
単一印字ヘッド又は単一カートリッジプリンタにおい
て、記録媒体上の印刷画像の実際の位置はあまり重要で
はないが、ノズルのラインがキャリッジ運動方向に対し
完全に垂直であることが重要である。このように、本発
明では、印字ヘッドとヒートシンクアセンブリがカート
リッジハウジングに接合する間に生じる各カートリッジ
ごとの傾きを調節することが可能とされる。
【0020】本発明の更なる利点は、シリコン印字ヘッ
ド又はダイモジュールに接触することなく精密な位置合
わせが実施されることである。印字ヘッドに接触するこ
とによって機械的位置合わせに依存する方法はシリコン
を削る可能性があり、その結果、印字ヘッドに対する位
置ずれ又は損傷が生じて誤った方向へインク液滴が向け
られることになる。さらに、ロケータピンを組み合わせ
ホールにスライド式に挿入することは、基準形状を有す
る位置合わせ表面とカートリッジホルダとを当接する場
合と比べて位置合わせ処理上の汚れ又はほこりの粒子の
影響を受けることが少ない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、印
字ヘッドを有する複数のカートリッジを用いるインクジ
ェットプリンタにおいて、各印字ヘッドノズル間の所望
の位置合わせ公差内にカートリッジを常に配置すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動可能なキャリッジ上のカートリッジホルダ
に装着される本発明のロケータピンを備えた4つのイン
クジェットカートリッジを並列配置したマルチカラーサ
ーマルインクジェットプリンタの等角投影図である。
【図2】図1に示されたプリンタキャリッジ上のカート
リッジホルダの等角投影図である。
【図3】ロケータピンと印字ヘッドノズルを相互に並列
して且つページに対して垂直に示した状態の、カートリ
ッジに接合された印字ヘッドとヒートシンクを示したイ
ンクジェットカートリッジの正面図である。
【図4】図3のカートリッジの側面図である。
【図5】ロケータピンをインクジェットカートリッジに
正確に接着するためのロケータピン設置装置の部分概略
等角投影図である。
【図6】本発明の別の実施例を示す、ロケータピンを備
えた2つのインクジェットカートリッジを端から端まで
配置した状態のスワスの広いプリンタの等角投影図であ
る。
【図7】図6のインクジェットプリンタのカートリッジ
ホルダの等角投影図である。
【図8】ロケータピンを備えたカートリッジの概念的拡
大正面図である。
【符号の説明】
10 インクジェットカートリッジ 12 ハウジング 14 印字ヘッド 15 キャリッジ 16 カートリッジホルダ 17 ヒートシンク 18 記録媒体 22 ロケータピン 24 オーバーサイズホール 26、27 はめ合いホール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットプリンタに使用するため
    の、組み込み式印字ヘッドとインクサプライとを有する
    交換式インクカートリッジであって、 インクサプライを収容するとともに、第1の壁にアウト
    レットを、第2の壁に一対の凹部を所定位置に有するハ
    ウジングと、 インレットを備えたリザーバと、印字ヘッド面内のノズ
    ルのリニアアレイとを有するインクジェット印字ヘッド
    であって、該ノズルはリザーバと連通状態にあり、ハウ
    ジングアウトレットに位置合わせされ且つ封止されるリ
    ザーバインレットを備えたハウジングに結合されている
    インクジェット印字ヘッドと、 各ハウジング凹部に正確に接合されるとともに、ノズル
    の内の一つに対して既知の位置にある印字ヘッド面の1
    つの特徴に相対して位置決めされるロケータピンであっ
    て、プリンタの組み合わせホールにカートリッジを挿入
    することが、プリンタの印刷方向に対してカートリッジ
    の印字ヘッドノズルを自動的に位置決めし且つ複数のカ
    ートリッジが前記プリンタによって同時に使用される場
    合に他のカートリッジに対して一つのカートリッジの印
    字ヘッドノズルの位置を調整することになるロケータピ
    ンと、 を有する交換式インクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 インクジェットプリンタに使用するため
    の交換式インクカートリッジを製造する方法であって、 インクジェット印字ヘッドを収容する壁体を備えたハウ
    ジングを提供する工程であって、一つのハウジング壁体
    はアウトレットを有する、ハウジング提供工程と、 インレットを備えたリザーバと、印字ヘッド面内のノズ
    ルのリニアアレイとを有するインクジェット印字ヘッド
    を、ハウジングアウトレットに位置合わせされ且つ封止
    されるリザーバインレットを備えたハウジングに接合す
    る工程と、 所定の断面領域を有する一対の凹部をハウジングの他の
    1つの壁体に形成する工程と、 それぞれの一対のハウジング凹部にロケータピンを位置
    決め且つ保持する工程であって、ロケータピンはハウジ
    ング凹部よりもその断面領域が小さく、各ロケータピン
    は印字ヘッドノズルの一つに対して正確に設置される、
    ロケータピンの位置決め及び保持工程と、 ロケータピンが正確に保持されている間に一対のハウジ
    ング凹部に高速硬化接着剤を注入する工程であって、該
    高速硬化接着剤はハウジング凹部を充填し且つロケータ
    ピンを包囲する、高速硬化接着剤の注入工程と、 高速硬化接着剤を硬化して凝固させ、一対の凹部の内の
    正確な位置にロケータピンを固定させる工程と、 ロケータピンを解放する工程と、 を有する交換式インクカートリッジの製造方法。
JP27449095A 1994-10-31 1995-10-23 交換式インクカートリッジ及びその製造方法 Withdrawn JPH08207310A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013154521A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Brother Industries Ltd 液滴吐出装置

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JP2013154521A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Brother Industries Ltd 液滴吐出装置

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