JPH08206221A - 挿入具 - Google Patents

挿入具

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JPH08206221A
JPH08206221A JP7053122A JP5312295A JPH08206221A JP H08206221 A JPH08206221 A JP H08206221A JP 7053122 A JP7053122 A JP 7053122A JP 5312295 A JP5312295 A JP 5312295A JP H08206221 A JPH08206221 A JP H08206221A
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JP
Japan
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coil
rod
push rod
catheter
hook
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JP7053122A
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English (en)
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Toshio Saeki
敏雄 佐伯
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は医療分野における,治療用コイルを
血管内に留置するための挿入具に関するものである。 【構成】 押棒の先端に連結具Aを設け押棒の内腔,或
いは,側面に固定棒を設けた挿入具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医療分野における,治療
用コイルを血管内に留置するための押入具に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては,デタッチャブルコ
イル挿入具がある。デタッチャブルコイル挿入具は,コ
イルの末端にある円柱形の一部を切り欠いた形状の連結
具Dと,押し具先端にある円柱形の一部を切り欠いた形
状の連結具Cを,図20の如く組み合せカテーテル内に
挿入し押し具をカテーテル先端方向へ進める。次に押し
具先端部の連結具がカテーテル先端より出た時,コイル
連結具と押し具連結具の組み合せが解け,コイルを留置
する技術が知られている。たとえば,米国,TARGE
T社より製品としてデタッチャブルコイルプシャーが発
売されている。また文献では,第24回日本神経放射線
研究会演題0−107号,0−108号,0−109
号,0−110号,0−111号等が発表されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術には,次の
ような欠点があった。 イ)図20の如く連結具Cと連結具Dを組み合わせた構
造であるため,カテーテルの内腔が広い場合カテーテル
内腔にてコイルが目的位置以外ではなれ重大な事故を引
き起こすことがあった。 ロ)連結具Cと連結具Dを組み合わせた構造であるため
連結具部分が長く曲りの強いカテーテル内腔は,通過で
きず手術を中止しなければならなかった。また連結具部
分が,硬く角があるため,コイル挿入中に,カテーテル
又は,血管を損傷することがあった。 ハ)連結具Cと連結具Dを組み合わせた構造であるた
め,カテーテル先端より挿入具が,出た時点で,コイル
がはなれるためカテーテルを十分に深部まで挿入する必
要があり,危険であった。また,カテーテル先端より挿
入具が出た時点でコイルを放つため十分にコイルの形状
を作ることができなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】押棒の先端に連結具Aを
設け押棒の内腔あるいは側面に固定棒を設ける。
【0005】また,押棒の内腔にフック付固定棒を設け
る。
【0006】また,押棒の内腔にU字状固定棒を設け
る。
【0007】フック付固定棒のフック部に除去棒を取り
付け固定棒内腔へ挿入する。
【0008】押棒あるいは支持棒の先端近傍に保持部を
設ける。
【0009】挿入具の末端に固定具を取り付ける。
【0010】挿入具の任意の部分にマーカを設ける。以
上の如く構成された挿入具。
【作用】本発明を使用する時は,図1の状態より固定棒
を一時押棒へ収納し,図2の如くコイルの連結具を押棒
と組み合せ固定棒を押棒より出しコイルと押棒を固定す
る。図2の状態にてカテーテル内腔へ挿入しカテーテル
先端より図3の如くコイルを押し出す。次に固定棒を引
き抜きコイルの連結を解きコイルを体内に留置する。
【0011】また,図5の如き発明を使用する時は,図
7の如くコイルの連結具Bにフックを掛けフックを押棒
へ引き込む。次にカテーテル内腔へ挿入し,カテーテル
先端より押し出し,フック付固定棒をカテーテル先端方
向へ押し,フックを開く。開いたならば,フック付固定
棒を,カテーテル末端方向へ引き,コイルをフック付固
定棒より放ちコイルを血管内に留置する。
【0012】また図10の如き発明を使用する時は,押
棒に作られたU字状固定棒のループにボール状連結具を
挿入しU字状固定棒の両端を引きU字を縮小させ,コイ
ルを固定する。次に,カテーテル内腔へ挿入し押棒を押
しカテーテル先端より出しU字状固定棒の両端を押しル
ープを広げコイルの固定を解きコイルを留置する。
【0013】また図13の如き発明を使用する時は押棒
に挿入してある支持棒の末端を押しボール状連結具を図
21の如く押棒先端と支持棒との間にボール状連結具を
置きカテーテルに挿入する。押棒末端を押しカテーテル
先端よりコイルを押し出す。コイルは,カテーテルより
押し出された時,押棒よりはなれ血管内に留置される。
【0014】
【実施例】実施例を図によって細説すれば,図1の如く
押棒の先端に連結具Aを作り,次に押棒の末端より固定
棒を挿入し連結具Aの内側を通したもので,これを使用
する時は,図2の如くコイル末端の連結具Bを押棒先端
と連結具Aとの間に置く。次に,固定棒を押棒の末端よ
り挿入し連結具B及び連結具Aを貫通させコイル内腔へ
挿入する。コイルの型状は棒状になる。コイルを棒状に
したら,図3の如くカテーテルの末端よりコイルを挿入
し,カテーテル内腔を通過させコイルが目的の位置に達
したならば,固定棒を押棒の末端より引き,コイルの連
結を解きコイルを原形にもどし血流を遮断する。
【0015】連結具Aは,ステンレス合金,プラチナ合
金等の金属が使用可能である。連結具Aは,通常押棒の
先端部をリング状に加工して作るが,リング状金属を固
着して作っても良い。
【0016】押棒は,中空のパイプ又はコイル状であっ
ても使用できる。当然図4の如く中空部を持たなくても
良い。材質は,ステンレス合金,プラチナ合金が使用で
きるが,本発明の目的を達成する材質及び形状であれ
ば,材質及び形状は問わない。
【0017】実施例2を図によって細説すれば,図5の
如く押し棒の末端よりフック付固定棒を挿入したもので
ある。
【0018】押棒は0.3〜1mm径が望ましい。長さ
は100cm〜180cmが望ましい。材質は,ステン
レス合金などの金属或は,ナイロン等のプラスチック
が,使用可能であるが,本目的を達成する材質であれ
ば,材質は問わない。
【0019】フック付き固定棒は,ステンレス合金等の
金属線が望ましい。フック付固定棒の断面形状は円形で
も良いが先端近傍は長方形であっても良い。フック付固
定棒の形状は,図6のフックの一部をバネ状にすること
ができる。本発明の目的を達成する形状であれば,形状
は問わない。
【0020】本発明を使用するときは,図7の如く細径
チューブにコイルを挿入し直線状に伸ばし,コイルの連
結具Bにフックをかけ押棒の内腔へ引き込み,フック付
固定棒とコイル連結した状態にて,カテーテル内腔へ挿
入しカテーテル先端よりコイルおよび押棒が出た時点
で,フック付固定棒を押棒の先端方向へ押し,フックを
開きコイルをフック付固定棒より除去する。
【0021】また,フック付固定棒よりコイルが,はな
れにくい場合は図8の如く除去棒を取り付けることがで
きる。これを使用する時は,図8の状態にて実施例2と
同様にコイルの連結具をフックに掛けフックを押棒に収
納し目的の位置にてフック付固定具を,押し出し,フッ
クを開き除去棒をフック付固定具末端方向へ引くと確実
にコイルをフックから除去が可能となる。
【0022】除去棒はアーム部を図9の如く複数設ける
ことができる。
【0023】実施例3を説明すれば図10の如く,押し
棒にU字状固定棒を挿入した形状の挿入具である。
【0024】本発明を使用する時は,図11の如くボル
ーン状連結具をU字状固定棒に掛着し,押し棒先端部に
固定する。次にコイルを,カテーテルに挿入し押し棒を
カテーテル先端方向へ押しコイルをカテーテル先端より
押し出す。次にU字状固定棒の一端を押し,ループ径を
拡大させボール状連結具を解放し,コイルを血管内に留
置する。
【0025】U字状固定棒は,ステンレス合金等の合金
が使用できるが,本発明の目的を達する材質,形状であ
れは,材質,形状は問わない。また一部を補強しても良
い。
【0026】また,図12の如くU字状固定棒は,押棒
の先端に固着することができる。
【0027】実施例4を図によって説明すると,図13
の如く押し棒の内腔に支持棒を挿入し先端に保持部を作
ったものである。
【0028】押し棒の材質,形状は実施例1と同様で良
い。支持棒は,ステンレスが望ましい。長さは180c
mが望ましく。太さは0.2が望ましい。
【0029】支持棒の先端に作った保持部の形状は図1
4の如く細線を加工しても良い。又は図15如く中空半
球型が使用できるがボール状連結具が保持できるもので
あれば形状は問わない。また,図15の如く支持棒は押
し棒がなくとも使用できる。
【0030】また図16の如く押棒先端に支持棒を溶接
しても,使用できる。
【0031】また実施例1,2,3,4の押棒又は支持
棒又は固定棒に図17の如くマーカーを作ることができ
る。実施例を示すと押棒の先端より3cmの部分にプラ
チナ線を巻きマーカーとすることができる。マーカーの
材質はプラチナ線を使用するが,本発明の目的を達成す
る材質,形状,位置であれば,形状,材質,位置は問わ
ない。
【0032】押棒又は,支持棒又は固定棒は,血栓防止
およびまさつ低減用のコーテングをすることができる。
又前記棒に図23の如くストッパを作る事ができる。
【0033】また,実施例1,2,3,4の押棒又は支
持棒又は固定棒の末端には図18の如く固定具を作るこ
とができる。固定具は,主に支持棒又は固定棒が手術中
に不用意な移動を防止する目的で使用されるが,手術中
押棒および固定棒あるいは支持棒間の出血防止又は押
棒,固定棒,支持棒の操作具としても使用できる。固定
具は,円筒型であるが,本発明の目的を達成する形状お
よび材質あれば形状,材質は問わない。
【0034】また押棒,固定棒,支持棒は,先端近傍を
細くすることができる。また,図19の如く一部を補強
することができる。
【0035】また図21の如く複数の押棒を使用する事
ができる。
【0036】
【発明の効果】以上の如き構成であるため イ)カテーテル内腔の広い部分があっても簡単には,コ
イルは,はなれず安全である。 ロ)連結具部分が,短かくカテーテルが強い曲がりがあ
ってもスムーズにカテーテル内を通過することができ
る。 ハ)カテーテル先端より連結具が出た状態でも,コイル
放すことができ,完全なコイル形状を作ることができ安
全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例1の斜視図
【図2】実施例1のコイル連結時斜視図
【図3】実施例1の血管内使用時斜視図
【図4】本発明中空部を持たない押棒の斜視図
【図5】本発明実施例2斜視図
【図6】バネ状フック付固定棒斜視図
【図7】本発明実施例2コイル連結時側面図
【図8】本発明固定棒に除去棒を設けた斜視図
【図9】除去棒のアームを複数設けた斜視図
【図10】本発明実施例3の側面図
【図11】実施例3のコイル連結時斜視図
【図12】U字状固定棒の一端を押棒に固着した斜視図
【図13】本発明実施例4の斜視図
【図14】保持部変形例斜視図
【図15】保持部変形例側面図
【図16】保持部を押棒に設けた側面図
【図17】本発明に,マーカーを設けた斜視図
【図18】本発明に固定具を設けた斜視図
【図19】本発明押棒に補強を設けた側面図
【図20】従来の技術側面図
【図21】本発明ボール状連結具用押棒使用図
【図22】複数の押棒を使用した挿入具斜視図
【図23】ストッパを設けた挿入具斜視図
【符号の説明】
連結具A,連結具B,連結具C,連結具D 押棒 1 固定棒 2 コイル 3 カテーテル 4 血管 5 マーカー 6 フック付き固定棒 7 棒状固定棒 8 バネ状フック付き固定棒 9 除去棒 10 細径チューブ 11 アーム部 12 U字状固定棒 13 ボール状連結具 14 支持棒 15 固定具 16 保持部 17 補強材 18 ストッパ19

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単数或いは複数の押棒の先端に単数或い
    は複数の連結具Aを設け押棒の内腔,或いは,側面に固
    定棒を設けた挿入具。
  2. 【請求項2】 押棒の内腔にフック付固定棒を設けた挿
    入具。
  3. 【請求項3】 フック付き固定棒のフック部分に除去棒
    を設けた請求項2記載の挿入具。
  4. 【請求項4】 押棒の先近傍にU字状固定棒を設けた挿
    入具。
  5. 【請求項5】 押棒或いは,支持棒の先端近傍に保持部
    を設けた挿入具。
  6. 【請求項6】 挿入具の末端に固定具を設けた請求項
    1,2,3,4,5記載の挿入具。
  7. 【請求項7】 挿入具の任意の部分に任意の数マーカー
    を設けた請求項1,2,3,4,5,6記載の挿入具。
JP7053122A 1995-02-06 1995-02-06 挿入具 Pending JPH08206221A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7053122A JPH08206221A (ja) 1995-02-06 1995-02-06 挿入具

Applications Claiming Priority (1)

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JP7053122A JPH08206221A (ja) 1995-02-06 1995-02-06 挿入具

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JPH08206221A true JPH08206221A (ja) 1996-08-13

Family

ID=12934009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7053122A Pending JPH08206221A (ja) 1995-02-06 1995-02-06 挿入具

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JP (1) JPH08206221A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006247309A (ja) * 2005-03-07 2006-09-21 Shozo Fujiwara 胃内圧を一定に保つためのカテーテル
JP2006334408A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Cordis Neurovascular Inc 機械式解放機構を備えた耐伸長性塞栓コイルデリバリーシステム
JP2006334407A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Cordis Neurovascular Inc 機械式解放機構を備えた塞栓コイルデリバリーシステム
JP2007160111A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Cordis Neurovascular Inc 機械式解放機構を備えた耐伸長性塞栓コイルデリバリーシステム
JP2007160107A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Cordis Neurovascular Inc 機械式解放機構を備えた耐伸長性塞栓コイルデリバリーシステム

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JP2006247309A (ja) * 2005-03-07 2006-09-21 Shozo Fujiwara 胃内圧を一定に保つためのカテーテル
JP2006334408A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Cordis Neurovascular Inc 機械式解放機構を備えた耐伸長性塞栓コイルデリバリーシステム
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