JPH08205167A - 動きベクトル検出回路 - Google Patents

動きベクトル検出回路

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JPH08205167A
JPH08205167A JP3174395A JP3174395A JPH08205167A JP H08205167 A JPH08205167 A JP H08205167A JP 3174395 A JP3174395 A JP 3174395A JP 3174395 A JP3174395 A JP 3174395A JP H08205167 A JPH08205167 A JP H08205167A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動きベクトルの検出効率を保ちながら、演算
量及び回路規模の削減が可能となる 【構成】 動きベクトル検出回路は、水平及び垂直方向
のそれぞれで0から3までの合計16ポイントの動きベ
クトルを探索する。処理マクロブロックMBのデータは
シリアル・パラレル変換回路86においてデータは並列
化され、更にデータ保持回路88でマクロブロック周期
の間、データを保持する。PE回路89では各タイムス
ロットごとに各PEが各サンプリングの差分絶対値を計
算し、積算回路90が処理マクロブロックと1つの候補
マクロブロック間で生じる16サンプル分の差分絶対値
を加算し、差分絶対値和が計算される。最小値選択回路
91では、計算された差分絶対値和が最小となる動きベ
クトルが選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば動画像の高能
率符号化におけるブロックマッチング法を用いた動きベ
クトル検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】動きベクトルの検出方法の1つとして、
ブロックマッチング法が知られている。ブロックマッチ
ング法は、例えばマクロブロックが(16×16)画素
ごとの評価関数により動きベクトルを求める方法であ
る。一般的に評価関数の演算方法としては、差分絶対値
和が用いられる。例えば動画像データの時間方向の冗長
度を削減し、データ量の圧縮を行なう高能率符号化方式
において動きベクトルの検出が行なわれる。
【0003】このブロックマッチング法による動きベク
トルの検出方法を図11に示す。145は、処理される
フレームである。処理されるフレーム145は(16×
16)画素の処理マクロブロック146に分割され、こ
れらのマクロブロックごとに動きベクトルが検出され
る。参照フレーム141からは、サーチウィンドウ14
2と呼ばれる動きベクトルを探索する範囲の画素データ
が切り出される。
【0004】動きベクトルの評価関数の演算方法として
は、サーチウィンドウ内の処理マクロブロックと、処理
マクロブロックと同一位置或いはシフトされた位置の候
補マクロブロックとの差分絶対値和が一般的に用いられ
る。即ち、マクロブロック間で対応する位置の画素値の
差分が求められ、この差分の絶対値が1マクロブロック
分累算したものが差分絶対値和である。差分絶対値の代
わりに、差分の二乗和を累算したものを評価関数として
用いてもよい。
【0005】図11において、点線で示す候補マクロブ
ロック143は処理マクロブロック146と対応する位
置のものである。実線で示す候補マクロブロック144
は、評価関数の値が最小となるものである。この候補マ
クロブロック144の位置に応じた動きベクトルが求め
られる。図11に示される動きベクトルの例は、右方向
及び下方向が正である座標で(−2,4)と表される。
【0006】次に、ブロックマッチング法の演算量を削
減するため、サブサンプリングパターンを利用する方法
がある。マクロブロックが(16×16)画素の大きさ
の場合の1/2サブサンプリングパターンの例を図12
に示す。また、マクロブロックが(4×4)画素の大き
さの場合の1/2サブサンプリングパターンの例を図1
3に示す。
【0007】白丸及び黒丸は、第1フィールド(#1)
の画素を示し、白い四角及び黒い四角は、第2フィール
ド(#2)の画素を示す。差分絶対値和を計算する際
は、白丸及び白い四角の画素のみ差分絶対値和を計算す
る。これらの1/2サブサンプリングパターンの評価関
数を利用すれば、画素数が半分になるのと対応して演算
量を1/2に削減することができる。
【0008】マクロブロックが(4×4)画素の大きさ
の場合の従来の動きベクトルの検出方法を図14を参照
して説明する。上述と同様に、処理されるフレームは
(4×4)画素の処理マクロブロック152に分割さ
れ、動きベクトルが検出される。参照されるフレーム内
の点線で示す候補マクロブロック151が処理マクロブ
ロック152と対応する位置のものである。
【0009】そして、複数の候補マクロブロック中の太
線で示す候補マクロブロック153に関する評価関数が
最小の場合には、右方向及び下方向が正である座標で
(1,2)と表される動きベクトルが求まる。ここで、
図14に示す処理されるフレームの上側半分が処理スト
ライプMBのデータとされる。また、参照されるフレー
ムの上側半分が上段ストライプSW1、下側半分が下段
ストライプSW2のデータとされる。
【0010】図14に示す動きベクトル検出方法を実現
する、従来の動きベクトル検出回路の一例を図15に示
す。図15において、上段ストライプSW1のデータが
上段ストライプ入力端子161からシリアル・パラレル
変換回路164を介して選択回路166に供給される。
下段ストライプSW2のデータが下段ストライプ入力端
子162からシリアル・パラレル変換回路165を介し
て選択回路166に供給される。
【0011】選択回路166の出力がPE(Processor
Element 、処理要素)回路167に供給される。処理マ
クロブロックMBのデータが処理ストライプ入力端子1
63からPE回路167に供給される。PE回路167
の出力が最小値選択回路168を介して出力端子169
に供給される。
【0012】この動きベクトル検出回路は、水平及び垂
直方向のそれぞれで0から3までの合計16ポイントの
動きベクトルを探索する。選択回路166内の16個の
セレクタは、2入力の一方を選択するセレクタである。
PE回路167では、各PEごとに差分絶対値和が計算
される。最小値選択回路168では、各PEで計算され
た差分絶対値和を最小とする動きベクトルが選択され
る。
【0013】図16にPE回路167内の各PEの回路
構成を示す。171は、PEを全体として示す。入力端
子172から候補マクロブロック側の画素データが減算
器174に供給される。また、減算器174には入力端
子173から処理マクロブロック側の画素データが供給
される。減算器174の出力が絶対値回路175を介し
て加算器178に供給される。
【0014】また、加算器178にはセレクタ177の
出力が供給される。加算器178の出力が出力端子18
0に供給されると共に、遅延回路179を介してセレク
タ177に供給される。端子176からは、リセット入
力(全て“0”のデータ)がセレクタ177に供給され
る。これらの加算回路178、セレクタ177、遅延回
路179が差分絶対値和を形成する。
【0015】図17に処理マクロブロック側のPE回路
167のPE0からPE15に対する入力データシーケ
ンスを示す。図18にサーチウィンドウ側のPE回路1
67のPE0からPE15に対する入力データシーケン
スを示す。図17及び図18の太線192及び202と
点線191及び201のデータは、図14に示す候補マ
クロブロック153と候補マクロブロック151にそれ
ぞれ対応している。
【0016】図15に示す動きベクトル検出回路は、1
つのPEが1つの候補マクロブロックの評価関数の演算
を受け持っている。即ち、1つの動きベクトルに対応し
ている。そして、各画素の差分絶対値和が時間方向の加
算で行なわれることによって、評価関数が求められてい
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述の動きベクトル検
出回路において、図13に示すような1/2サブサンプ
リングパターンの処理マクロブロック(0、2、5、
7、8、10、13、15)の番号の画素については、
差分絶対値を求める処理が不要である。
【0018】しかしながら、従来の動きベクトル検出回
路で評価関数を求めるために、各画素の差分絶対値が時
間方向に加算されるので、サブサンプリングを利用して
も16個のセレクタを含む選択回路166と、16個の
PEを含むPE回路167を必要とし、回路規模を削減
することはできないという問題がある。更に、図12及
び図13に示す1/2サブサンプリングパターンより
も、動きベクトルの検出効率を保ちながら更なる演算量
及び回路規模の削減が可能となるサブサンプリングパタ
ーンが望まれる。
【0019】従って、この発明の目的は、動きベクトル
の検出効率を保ちながら、演算量及び回路規模の削減が
可能となる動きベクトル検出回路を提供することにあ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明は、処理ブロッ
クとサーチウィンドウ内の複数の候補ブロックの各々と
の対応する画素毎に差分を求め、差分から評価関数を計
算し、評価関数の最小値から動きベクトルを検出するよ
うにした動きベクトル検出回路において、サブサンプリ
ングパターンに従って必要とする、処理ブロック内の各
画素データを1ブロック周期の間、並列に保持する保持
手段と、サブサンプリングパターンに従って必要とす
る、異なる候補ブロックの画素データを1ブロック周期
毎に並列に発生する並列化手段と、保持手段からの各画
素データが一方の入力として共通に供給されると共に、
並列化手段からの候補ブロックの並列化データの各画素
データが他方の入力として供給される複数の減算手段
と、複数の減算手段の出力を1ブロック周期毎に積算す
る積算手段と、各ブロック周期で積算手段によって求め
られた評価関数の中で最小値を検出する検出手段とから
なることを特徴とする動きベクトル検出回路である。
【0021】
【作用】動きベクトル検出回路は、水平及び垂直方向の
それぞれで0から3までの合計16ポイントの動きベク
トルを探索する。処理マクロブロックMBのデータはシ
リアル・パラレル変換回路においてデータは並列化さ
れ、更にデータ保持回路で1マクロブロック周期の間、
データを保持する。
【0022】PE回路では各タイムスロット(1ブロッ
ク周期)ごとに各PEが各サンプリングの差分絶対値を
計算し、積算回路が処理マクロブロックと1つの候補マ
クロブロック間で生じる16サンプル分の差分絶対値を
加算し、差分絶対値和が計算される。最小値選択回路で
は、計算された差分絶対値和が最小となる動きベクトル
が選択される。
【0023】
【実施例】先ず、この発明の動きベクトル検出回路を利
用する高能率符号化方式の一例の概要について説明す
る。符号化の方法としては、広く知られているMC−D
CT(動き補償−離散コサイン変換)符号化方式を例と
して説明する。
【0024】図1にMC−DCT符号化方式の回路構成
を示す。ディジタル画像信号が入力端子1から動きベク
トル検出回路5に供給されると共に、減算器2に供給さ
れる。また、減算器2には動き補償回路4の出力が供給
される。減算器2の出力がDCT(離散コサイン変換)
回路3を介して量子化器6に供給される。量子化器6の
出力が可変長符号化回路11に供給されると共に、逆量
子化器7に供給される。可変長符号化回路11の出力が
出力端子12に供給される。
【0025】逆量子化器7の出力が逆DCT回路8を介
して加算器9に供給される。また、加算器9には動き補
償回路4の出力が供給される。加算器9の出力がフレー
ムメモリ10に供給される。フレームメモリ10の出力
が動き補償回路4に供給されると共に、動きベクトル検
出回路5に供給される。動きベクトル検出回路5の出力
(動きベクトル)が動き補償回路4に供給されると共
に、出力端子13に供給される。
【0026】図1において、減算器2で入力画像信号と
予測信号の誤差が計算される。予測信号は、フレームメ
モリ10にある前フレームの信号から動き補償回路4で
動き補償されて得られる。動き補償に必要な動きベクト
ルは、動きベクトル検出回路5で検出される。DCT回
路3では、マクロブロックが(8×8)画素程度のブロ
ックに対して2次元DCTが行なわれる。
【0027】DCT係数は量子化器6で量子化され、量
子化レベルを得る。この量子化レベルが可変長符号化回
路11に供給され、可変長符号化回路11ではハフマン
符号化などにより符号化が行なわれ、バッファメモリを
経て伝送、記録される。逆量子化器7でDCT係数を得
て、逆DCT回路8で復号された復号信号を得る。ロー
カル復号されたデータは、フレームメモリ10に蓄えら
れる。この発明は、動きベクトル検出回路5に関するも
のである。
【0028】次に、この発明の一実施例について説明す
るが、理解の容易のための動きベクトル検出回路の一構
成例を図2を参照して説明する。一例として、マクロブ
ロックが(4×4)画素で図14に示すように画素デー
タが配列されている。図2において、上段ストライプS
W1のデータ0〜31が上段ストライプ入力端子21か
らシリアル・パラレル変換回路24を介して選択回路2
7に供給される。下段ストライプSW2のデータ0〜3
1が下段ストライプ入力端子22からシリアル・パラレ
ル変換回路25を介して選択回路27に供給される。
【0029】選択回路27の出力がPE回路29に供給
される。処理マクロブロックMBのデータ0〜15が処
理ストライプ入力端子23からシリアル・パラレル変換
回路26及びデータ保持回路28を介してPE回路29
に供給される。PE回路29の出力が積算回路30及び
最小値選択回路31を介して出力端子32に供給され
る。
【0030】この動きベクトル検出回路は、水平及び垂
直方向のそれぞれで0から3までの合計16ポイントの
動きベクトルを探索する。処理マクロブロックMBのデ
ータはシリアル・パラレル変換回路26においてデータ
は並列化され、更にデータ保持回路28で1マクロブロ
ック周期の間、データを保持する。データ保持回路28
は、16個の保持回路(SD)を有する。
【0031】PE回路29では各タイムスロット(1ブ
ロック周期)ごとに各PEが各サンプリングの差分絶対
値を計算し、積算回路30が処理マクロブロックと1つ
の候補マクロブロック間で生じる16サンプル分の差分
絶対値を加算し、差分絶対値和が計算される。最小値選
択回路31では、計算された差分絶対値和が最小となる
動きベクトルが選択される。
【0032】図3にPE回路29内の各PEの回路構成
を示す。この各PEの回路構成は、後述するこの発明の
一実施例及び他の実施例の動きベクトル検出回路に共通
するものである。41は、PEを全体として示す。入力
端子42の出力が減算器44に供給される。また、減算
器44には入力端子43の出力が供給される。減算器4
4の出力が絶対値回路45を介して出力端子46に供給
される。
【0033】図4にデータ保持回路28内の各保持回路
の回路構成を示す。この各保持回路の回路構成は、後述
するこの発明の一実施例及び他の実施例の動きベクトル
検出回路に共通するものである。51は、保持回路を全
体として示す。入力端子52の出力がセレクタ53に供
給される。また、セレクタ53にはD−フリップフロッ
プ54の出力が供給される。セレクタ53の出力がD−
フリップフロップ54に供給されると共に、出力端子5
5に供給される。
【0034】図5に処理マクロブロック側のPE回路2
9のPE0からPE15に対する入力データシーケンス
を示す。図6にサーチウィンドウ側のPE回路29のP
E0からPE15に対する入力データシーケンスを示
す。
【0035】図5及び図6の太線62及び72と点線6
1及び71のデータは、図14に示す候補マクロブロッ
ク153と候補マクロブロック151にそれぞれ対応し
ている。図2に示す動きベクトル検出回路は、1つのタ
イムスロットが1つの候補マクロブロックの評価関数の
演算、即ち、1つの動きベクトルに対応している。そし
て、各画素の差分絶対値和が各PEの加算で行なわれ
る。
【0036】従来の動きベクトル検出回路では、サブサ
ンプリングの評価関数を利用しても回路規模を削減する
ことができない。それに対して、図2に示す1クロック
周期が1つの動きベクトルの評価関数の演算処理に相当
するような動きベクトル検出回路であれば、サブサンプ
リングを利用して回路規模を削減することができる。
【0037】1/2サブサンプリングパターンを利用す
る、この発明の一実施例を図7に示す。図7において、
上段ストライプSW1のデータが上段ストライプ入力端
子81からシリアル・パラレル変換回路84に供給さ
れ、並列化したデータの中でサブサンプリングパターン
に従って必要とする、画素データのみが選択回路87に
供給される。下段ストライプSW2のデータが下段スト
ライプ入力端子82からシリアル・パラレル変換回路8
5に供給され、必要とする画素データのみが選択回路8
7に供給される。
【0038】選択回路87の出力がPE回路89に供給
される。処理マクロブロックMBのデータが処理ストラ
イプ入力端子83からシリアル・パラレル変換回路86
及びデータ保持回路88を介してPE回路89に供給さ
れる。この場合も、サブサンプリングパターンに従って
必要な画素データのみがデータ保持回路88及びPE回
路89に供給される。PE回路89の出力が積算回路9
0及び最小値選択回路91を介して出力端子92に供給
される。
【0039】図7に示すこの発明の一実施例の動きベク
トル検出回路と図15に示す従来の動きベクトル検出回
路とを比較すると、選択回路87、PE回路89におい
て演算量及び回路規模が半減していることが分かる。
【0040】次に、ここまでの動きベクトル検出回路は
フレーム予測を前提に行なってきたが、フィールド予測
と呼ばれる方法も知られている。フレーム予測は、マク
ロブロック単位に動きベクトルを検出する方法である。
一方、フィールド予測はマクロブロックが(16×1
6)画素の大きさの場合には、それぞれが(8×16)
画素の奇数フィールドマクロブロックと偶数フィールド
マクロブロックに分け、それぞれ別個に動きベクトルを
検出する方法である。
【0041】この発明の他の実施例を図8に示す。他の
実施例は、図2に示す動きベクトル検出回路をフィール
ド/フレーム予測対応としたものである。但し、サブサ
ンプリングは使用していない。図8において、上段スト
ライプSW1のデータが上段ストライプ入力端子101
からシリアル・パラレル変換回路104を介して選択回
路107に供給される。下段ストライプSW2のデータ
が下段ストライプ入力端子102からシリアル・パラレ
ル変換回路105を介して選択回路107に供給され
る。
【0042】選択回路107の出力がPE回路109に
供給される。処理マクロブロックMBのデータが処理ス
トライプ入力端子103からシリアル・パラレル変換回
路106及びデータ保持回路108を介してPE回路1
09に供給される。PE回路109の出力が積算回路1
10に供給されると共に、積算回路111に供給され
る。
【0043】積算回路110の出力が加算器112に供
給されると共に、最小値選択回路113を介して出力端
子116に供給される。積算回路111の出力が加算器
112に供給されると共に、最小値選択回路115を介
して出力端子118に供給される。加算器112の出力
が最小値選択回路114を介して出力端子117に供給
される。
【0044】図8に示すこの発明の他の実施例の動きベ
クトル検出回路と図2に示す動きベクトル検出回路とを
比較すると、積算回路30を第1フィールド(#1)用
の積算回路111と第2フィールド(#2)用の積算回
路110に分け、フィールドごとの差分絶対値和を求め
るが相違している。また、加算器112によって、2つ
のフィールドの差分絶対値和を加算することによって、
フレーム予測の差分絶対値和を計算することができる。
【0045】そして、フィールド(#1)用の最小値選
択回路115、フィールド(#2)用の最小値選択回路
113、フレーム用の最小値選択回路114によりそれ
ぞれフィールド予測、フレーム予測の動きベクトルが選
択される。
【0046】尚、この発明は一実施例及び他の実施例に
限定されるものではなく、1/4サブサンプリングパタ
ーンの評価関数を利用しても良い。この場合、動きベク
トルの検出効率を保つためには、空間的な散らばりのあ
るサブサンプリングパターンが望ましい。
【0047】フレーム予測の場合に適したフレーム内で
の散らばりのある1/4サブサンプリングパターンの例
を図9に示す。このサブサンプリングパターンでは差分
絶対値和の演算量を1/4に削減できるにもかかわら
ず、動きベクトルの検出効率を保つことができる。
【0048】また、フィールド予測の場合に適したフィ
ールド内での散らばりのある1/4サブサンプリングパ
ターンの例を図10に示す。このサブサンプリングパタ
ーンでは差分絶対値和の演算量を1/4に削減できるに
もかかわらず、動きベクトルの検出効率を保つことがで
きる。このような種々の変形が考えられる。
【0049】
【発明の効果】この発明は、フィールド予測、フレーム
予測等の種々の動きベクトルの検出方法に対応可能であ
る。また、この発明は、従来技術に比べ1/2或いは1
/4サブサンプリングパターンから動きベクトルの検出
効率を保ちながら、更に大きな演算量及び回路規模の削
減を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を説明するための高能率符号化方式の
ブロック図である。
【図2】この発明を説明するための動きベクトル検出回
路のブロック図である。
【図3】この発明の一実施例及び他の実施例に共通する
各PEのブロック図である。
【図4】この発明の一実施例及び他の実施例に共通する
各保持回路のブロック図である。
【図5】この発明の処理マクロブロック側のPE回路の
入力データシーケンスを示す略線図である。
【図6】この発明のサーチウィンドウ側のPE回路の入
力データシーケンスを示す略線図である。
【図7】この発明の一実施例の動きベクトル検出回路の
ブロック図である。
【図8】この発明の他の実施例のフィールド/フレーム
予測対応の動きベクトル検出回路のブロック図である。
【図9】この発明に使用できるフレーム予測に適した1
/4サブサンプリングパターンの略線図である。
【図10】この発明に使用できるフィールド予測に適し
た1/4サブサンプリングパターンの略線図である。
【図11】ブロックマッチング法を説明するための略線
図である。
【図12】マクロブロックが(16×16)画素の大き
さの場合の1/2サブサンプリングパターンの略線図で
ある。
【図13】マクロブロックが(4×4)画素の大きさの
場合の1/2サブサンプリングパターンの略線図であ
る。
【図14】マクロブロックが(4×4)画素の大きさの
場合の動きベクトルの検出方法を説明するための略線図
である。
【図15】従来の動きベクトル検出回路のブロック図で
ある。
【図16】従来の動きベクトル検出回路における各PE
のブロック図である。
【図17】従来の動きベクトル検出回路を説明するため
の入力データシーケンスを示す略線図である。
【図18】従来の動きベクトル検出回路を説明するため
の入力データシーケンスを示す略線図である。
【符号の説明】
28、88、108 データ保持回路 30、90、110、111 積算回路 31、91、113、114、115 最小値選択回路 112 加算器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理ブロックとサーチウィンドウ内の複
    数の候補ブロックの各々との対応する画素毎に差分を求
    め、上記差分から評価関数を計算し、上記評価関数の最
    小値から動きベクトルを検出するようにした動きベクト
    ル検出回路において、 サブサンプリングパターンに従って必要とする、上記処
    理ブロック内の各画素データを1ブロック周期の間、並
    列に保持する保持手段と、 サブサンプリングパターンに従って必要とする、異なる
    上記候補ブロックの画素データを1ブロック周期毎に並
    列に発生する並列化手段と、 上記保持手段からの各画素データが一方の入力として共
    通に供給されると共に、上記並列化手段からの上記候補
    ブロックの並列化データの各画素データが他方の入力と
    して供給される複数の減算手段と、 複数の上記減算手段の出力を1ブロック周期毎に積算す
    る積算手段と、 各ブロック周期で上記積算手段によって求められた評価
    関数の中で最小値を検出する検出手段とからなることを
    特徴とする動きベクトル検出回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の動きベクトル検出回路
    において、 サブサンプリングパターンをフィールドまたはフレーム
    内で適当な空間的散らばりとなるように選定することを
    特徴とする動きベクトル検出回路。
  3. 【請求項3】 処理ブロックとサーチウィンドウ内の複
    数の候補ブロックの各々との対応する画素毎に差分を求
    め、上記差分から評価関数を計算し、上記評価関数の最
    小値から動きベクトルを検出するようにした動きベクト
    ル検出回路において、 上記処理ブロック内の各画素データを1ブロック周期の
    間、並列に保持する保持手段と、 異なる上記候補ブロックの画素データを1ブロック周期
    毎に並列に発生する並列化手段と、 上記保持手段から第1のフィールドの各画素データが一
    方の入力として共通に供給されると共に、上記並列化手
    段からの上記候補ブロックの上記第1のフィールドの並
    列化データの各画素データが他方の入力として供給され
    る複数の第1の減算手段と、 上記保持手段から第2のフィールドの各画素データが一
    方の入力として共通に供給されると共に、上記並列化手
    段からの上記候補ブロックの上記第2のフィールドの並
    列化データの各画素データが他方の入力として供給され
    る複数の第2の減算手段と、 複数の上記第1の減算手段の出力を1ブロック周期毎に
    積算する第1の積算手段と、 複数の上記第2の減算手段の出力を1ブロック周期毎に
    積算する第2の積算手段と、 各ブロック周期で上記第1の積算手段によって求められ
    た評価関数の中で最小値を検出する第1の検出手段と各
    ブロック周期で上記第2の積算手段によって求められた
    評価関数の中で最小値を検出する第2の検出手段と上記
    第1の積算手段と上記第2の積算手段により求められた
    それぞれの評価関数を合成し、合成評価関数の中で最小
    値を検出する第3の検出手段からなり、 上記第1の検出手段および上記第2の検出手段によって
    上記第1のフィールドおよび第2のフィールドの動きベ
    クトルを求めると共に、上記第3の積算手段によってフ
    レームの動きベクトルを求めるようにしたことを特徴と
    する動きベクトル検出回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009095024A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Mediatek Inc ビデオ圧縮のマッチングピクセルサブサンプリング動き推定方法

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