JPH0820251B2 - 座標測定装置 - Google Patents

座標測定装置

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JPH0820251B2
JPH0820251B2 JP61099734A JP9973486A JPH0820251B2 JP H0820251 B2 JPH0820251 B2 JP H0820251B2 JP 61099734 A JP61099734 A JP 61099734A JP 9973486 A JP9973486 A JP 9973486A JP H0820251 B2 JPH0820251 B2 JP H0820251B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、座標測定装置、さらに詳しくは、対象物を
異なる方向から撮影した1組のステレオ写真から対象物
の三次元座標を非接触で測定する座標測定装置に関す
る。
(従来の技術) 従来の座標測定装置においては、一対のステレオ写真
を肉眼で拡大して観察して双方において対応した測定点
を抽出し、この対応した測定点の写真上での座標値から
3次元座標値を算出する装置が知られている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記従来の3次元座標測定装置においては、対応する
測定点を肉眼によって抽出するので熟練と時間を要し、
極めて非能率的な作業が必要とされ、特に測定対象物の
形状が複雑で測定点が多い場合には作業者の疲労は多大
であった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記した従来の座標測定装置の問題点に鑑み
てなされたものであって、その特徴とするところは、 対象物を異なる方向から撮影した1組のステレオ写真
と、 受光面上に形成された像に応じた信号を出力するセン
サを含み上記ステレオ写真にそれぞれ対応した第1及び
第2検出データを出力する受光部と、上記ステレオ写真
の像と上記センサとを相対的に移動させる移動部と、 上記受光面上に上記ステレオ写真の低倍率の像と高倍
率の像を形成する光学部と、 上記光学部が形成する低倍率及び高倍率の上記ステレ
オ写真の像に係る上記第1検出データに関して設定点を
設ける設定部と、 上記第2検出データに関して上記設定点に対応した対
応点を求める対応点検出部と、 上記対応点検出部の出力から上記対象物の座標を求め
る演算部とで構成されることである。
(作用) 本発明によれば、1組のステレオ写真から低倍率及び
高倍率の像を形成し、それぞれから第1検出データ及び
第2検出データを得て第1検出データに設定した設定点
に対応した対応点を第2検出データから求めることによ
って対象物の座標を求めることができる。
(実施例) 以下に、本発明に係る座標測定装置の実施例を図面を
参照しつつ説明する。
第1図において、1a、1bは対象物を異なる方向から撮
影した1組のステレオ写真で、 3a、3bは凹レンズを中心に移動可能な2枚の凸レンズ
のズームレンズから成る光学部に対応する変倍光学部
で、5a、5bは受光部に対応するエリアセンサである。
ステレオ写真1aは、モータM3によってX軸方向及びY
軸方向に移動可能な図示せぬテーブルに載置され、また
ステレオ写真1bは、モータM4によってX軸、Y軸及びZ
軸方向に移動でき、また各軸回りに回転可能な図示せぬ
テーブルに載置される。
ステレオ写真1a、1bはモータM3、M4によって撮影時に
おける傾き等を補正した状態に載置される。
変倍光学部3a、3bは、それぞれモータM1及びモータM2
によって低倍率時には、実線に示すようにステレオ写真
1a、1bの略全体がエリアセンサ5a、5bの受光面に結像さ
せ、また高倍率時には、点線で示すステレオ写真1a、1b
の一部が拡大されてエリアセンサ5a、5bの受光面に結像
させる。
エリアセンサ5aとエリアセンサ5bとは、タイミング信
号発生器10からのクロック信号φ1′、φ2
によって走査されるものである。
この走査によってエリアセンサ5aとエリアセンサ5bと
は、各画素ごとの内容が取り出され、A/D変換器20aとA/
D変換器20bとにそれぞれ第1及び第2検出データとして
出力される。
A/D変換器20aとA/D変換器20bとは、タイミング信号発
生器10からの信号によってA/D変換を開始し、これが終
了すると、タイミング信号発生器10へA/D変換終了を示
す信号を出力するとともに、A/D変換されたエリアセン
サ5aとエリアセンサ5bとからの検出データを制御演算部
30へ出力する。
制御演算部30は、タイミング信号発生器10との間でタ
イミング信号の授受を行なってモータM1ないしM4に対し
て制御信号を出力するとともにA/D変換器20a及びA/D変
換器20bから第1及び第2検出データを受け取って所定
の処理を施し、メモリ40との間でデータの書き込み及び
読み出しを行ない、表示器50に第1及び第2検出データ
を交互に出力し、そのモニタ画面にステレオ写真1a、1b
の像を交互に形成させるとともに表示信号を出力して測
定結果を表示させ、分離用メガネ60に制御信号を出力
し、その視野を交互にシャッタで遮らせ、ライトペン70
からの信号を受け取り、操作部80から種々の指令を受け
取る。
なお測定者は、分離用メガネ60を掛けて表示器50のモ
ニタ画面を観察してステレオ写真1a、1bの像を立体視で
き、また後述するマニュアル測定の場合には、ライトペ
ン70でモニタ画面上のステレオ写真像を指示することに
より測定される設定点の設定が行なえる。
この制御演算部30は後述するように、設定部、対応点
検出部及び演算部の役割を果たす。
次に、本発明に係る座標測定装置の作用を第2図ない
し第5図に示すフローチャート並びに相関処理範囲を示
す第6図ないし第8図に従って説明する。
測定が開始されると、ステップS−100においてステ
レオ写真セットが行なわれ、ステレオ写真1a、1bがテー
ブルに載置され、制御演算部30からの制御によりモータ
M3M4が適当に駆動され、ステレオ写真1a、1bによって立
体視が可能となるよう配置し、ステップS−200へ進
む。ステップS−200においては、測定モードの選択が
行なわれ測定者がライトペン70によって測定対象となる
設定点を設定し、これに対する座標値を求めるマニュア
ルモードを装置が自動的に適当な密度で設定点を設定
し、これに対する座標値を順次求めて対象物の概略の形
状を知ることができるオートモードとのいずれかが選択
されステップS−300へ進む。
ステップS−300においては、低倍率の対応点捜索が
行われ設定点に対応する対応点のステレオ写真上での概
略の位置を求め捜索範囲を指定する。この結果は、ステ
ップS−400において利用される。
ステップS−400においては、高倍率の対応点捜索が
行われ、ステップS−300で得られた概かな対応点の位
置に基づいてその近傍を高倍率で検出し、より高い精度
で対応点を求め、ステップS−500へ進む。
ステップS−500においては、マーカー挿入が行わ
れ、輝点である第1マーカーを表示器50のモニタ画面に
現れるステレオ写真1aの像の設定点位置へ挿入し、また
同じく輝点である第2マーカーをモニタ画面に現れるス
テレオ写真1bの像のステップS−400で求めた対応点の
位置へ挿入する。
ステップS−600においては、ミスマッチングか否か
が判断され、マーカーが挿入されたモニタ画面を分離用
メガネ60を通して観察し、挿入されているマーカーが立
体視された対象物の表面に現れているかを判断する。
ここで挿入されているマーカーが立体視した対象物の
表面に現れている場合には、ミスマッチングは生じてお
らず正しい測定であるのでステップS−700に進む。
一方、挿入されているマーカーが立体視した対象物の
表面から大きく浮いたり沈んだりしているときはミスマ
ッチングが生じており、ステップS−800において測定
者の操作等により、その測定結果は消去され、ステップ
S−1000に進み測定を終了するか否かが判断される。
ステップS−700においては、座標演算が行われ、設
定された設定点のデータ及びステップS−400において
求められた対応点のデータから三次元座標を求めステッ
プS−900に進む。
ステップS−900においては、座標表示が行われ、ス
テップS−800において求められた三次元座標を表示器5
0で表示し、ステップS−1000に進む。ステップS−100
0においては、測定終了か否かの判断が行われ、測定が
続く場合にはステップS−100に戻り、測定終了のとき
はこれで終了する。
前述した本発明の座標測定装置の処理のうちステップ
S−300における低倍率の対応点捜索、ステップS−400
における高倍率の対応点捜索、及びステップS−800に
おける座標表示の処理について以下、詳述する。
ステップS−300における低倍率の対応点捜索は、第
3図に示すフローチャートに従って行われる。
ステップS−200における測定モードの選択が終了す
るとステップS−301へ進む。
ステップS−301においては、初期値設定が行われ、
低倍率で得た検出データによる最大相関係数gm及び最適
設定点座標km、lmに初期値0を設定し、ステップS−30
2へ進む。
ステップS−302においては、低倍率セットが行わ
れ、モータM1、M2によって変倍光学部3a、3bを低倍率に
設定し、ステップS−303へ進む。
ステップS−303においては、検出データ(a)及び
検出データ(b)の記憶が行われ、ステレオ写真1a、1b
を低倍率でエリアセンサ5a、5bの受光面に結像させたと
きのエリアセンサ5a、5bの出力をA/D変換器20a、20bでA
/D変換した後、それぞれ低倍率時の検出データ(a)、
(b)としてメモリ40で記憶し、ステップS−304へ進
む。
ステップS−304においては、モニタ表示が行われ、
ステップS−304おいて記憶された低倍率時の検出デー
タ(a)、(b)からステレオ写真1a、1bの像を表示器
50のモニタ画面に交互に形成するとともに、その形成タ
イミングに合わせて分離用メガネ60へタイミング信号が
出力されることで分離用メガネ60を掛けた測定者は、ス
テレオ写真1a、1bの像を立体視できる。そしてステップ
S−305へ進む。
ステップS−305においては、オートモードが設定さ
れているか否かが判断され、オートモードが設定されて
いるときはステップS−306、S−307、S−308へ順に
進み、一方オートモードが設定されていないとき、いい
かえるとマニュアルモードが設定されているときは、ス
テップS−309、S−310、S−311へ順に進む。
オートモードが設定されていてステップS−306に進
むと、設定点の初期値設定が行われる。この設定点の初
期値設定は第6図(a)に示すように低倍率で検出され
たステレオ写真1aの左むこう隅に横幅2ω、縦幅2ω
のウインドを設けたときの中心座標(i1,j1)を設定
点(i,j)として設定するもので、この設定が終わる
と、ステップS−307へ進む。
ステップS−307においては、検出データ(a)から
ウインドデータの抽出が行われ、設定されている設定点
(i,j)を中心とした横幅2ω、縦幅2ωのウイン
ド内のデータをメモリ40に記憶された検出データ(a)
からウインドデータω(i,j)として抽出し、ステッ
プS−308へ進む。
ステップS−308においては、対応点の初期値設定が
行われ、第6図(b)に示すように低倍率で検出される
ステレオ写真1bの左むこう隅に横幅2ω、縦幅2ω
のウインドを設けたときの中心座標(k1,l1)を設定点
(k,l)として設定するもので、この設定が終わるとス
テップS−312へ進む。
一方、マニュアルモードが設定されており、ステップ
S−309に進むと測定者によって設定点の設定が行われ
る。
この測定者による設定点の設定は、測定者がライトペ
ン70によって表示器50のモニタ画面上で指示した点
(x1,y1)を設定点(i,j)として設定するもので、この
設定が終わるとステップS−310へ進む。
ステップS−310においては、ウインドデータω
(i,j)の抽出が行われ、設定されている設定点(i,
j)を中心とした横幅2ω、縦幅2ωのウインド内
のデータをウインドデータω(i,j)としてメモリ40
に記憶された検出データ(a)から抽出し、ステップS
−311へ進む。
ステップS−311においては、対応点の初期値設定が
行われ、第7図(b)に示すように低倍率で検出される
ステレオ写真1b上で設定点(x1,y1)のY軸方向の座標
値yを持つ左端に横幅2ω、縦幅2ωのウインドを
設けたときの中心座標(k1,l1)を対応点の初期値とし
て設定し、この設定が終わると、ステップS−312へ進
む。
ステップS−312においては、検出データ(b)から
ウインドデータω(k,l)の抽出が行われ、対応点
(k,l)を中心とした横幅2ω、縦幅2ωのウイン
ド内のデータをウインドデータω(k,l)としてメモ
リ40に記憶された検出データ(b)から抽出し、ステッ
プS−313へ進む。ステップS−313においては、低倍率
時の相関係数gの演算が行われ、ウインドデータω
(i,j)とウインドデータω(k,l)との相関係数g
が下式によって求められ、ステップS−314へ進む。
ここで、 ai0j0は、ステレオ写真1aの座標(i0,j0)に対応した検
出データ、bk0,l0はステレオ写真1bの座標(k0,j0)に
対応した検出データである。
ステップS−314においては、求められた相関係数g
が既に求められた最大相関係数gmよりも大きいか否かを
判断し、g>gmのときには、ステップS−315に進み、
g>gmでないときにはステップS−316へ進む。
ステップS−315においては、今回求めた相関係数g
の値を最大相関係数gmの値とし、また今回の対応点の座
標値k,lを最適対応点の座標値km,lmとして記憶し、ステ
ップS−316へ進む。
ステップS−316においては、右はしのウインドが持
つ座標値がkeとなったか否かが判断され、k=keとなっ
ていないときにはステップS−317へ進み、kの値を1
増やし、ステップS−312へ戻り、k=keとなるまで繰
り返す。k=keとなったときには、ステップS−300の
低倍率の対応点捜索の処理が終り、ステップS−400の
高倍率の対応点捜索の処理へ進む。
ステップS−400における高倍率の対応点捜索は、第
4図に示すフローチャートに従って行われる。
ステップS−300における低倍率の対応点捜索が終了
すると、ステップS−401へ進む。
ステップS−401においては、初期値設定が行われ高
倍率で得た検出データによる最大相関係数Gmに初期値0
を設定しステップS−402へ進む。
ステップS−402においては、ステレオ写真1aの移動
が行われ、ステップS−300において設定された設定点
(i,j)が変倍光学部3aの光軸01上に位置するようにモ
ータM1が制御されて移動し、終わるとステップS−403
へ進む。
ステップS−403においては、ステレオ写真1bの移動
が行われ、ステップS−300において求められた最適設
定点(km,lm)が変倍光学部3bの光軸02上に位置するよ
うにモータM4が制御されて移動し、終わるとステップS
−404へ進む。
ステップS−404においては、変倍光学部3a、3bの高
倍率セットが行われ、モータM1、M2によってウインドデ
ータとして抽出される範囲がエリアセンサ5a、5bの受光
面と等しくなる程度の高倍率にズーミングしてステップ
S−405へ進む。
ステップS−405においては、検出データ(A)及び
検出データ(B)の記憶が行われ、高倍率でステレオ写
真1a、1bの像が形成されているエリアセンサ5a、5bの出
力をA/D変換器20a、20bでA/D変換した後、それぞれ高倍
率時の検出データ(A)、(B)としてメモリ40で記憶
し、ステップS−406へ進む。
ステップS−406においては、モニタ表示が行われ、
先に説明したステップS−304と同様にして高倍率でス
テレオ写真1a、1bの像が立体視できるモニタ画面が形成
され、ステップS−407へ進む。
ステップS−407においては、オートモードが設定さ
れているか否かが判断され、オートモードが設定されて
いるときはステップS−408、S−409、S−420へ順に
進み、オートモードが設定されていないときは、ステッ
プS−411、S−412、S−413へ順に進む。
オートモードが設定されていてステップS−408に進
むと、設定点の初期値設定が行われる。
この設定点の初期値設定は、第6図(c)に示すよう
に変倍光学部3aの光軸01上(画面の中心)の座標(I1,J
1)を設定点(I,J)として設定するもので、この設定が
終わるとステップS−409へ進む。
ステップS−409においては、検出データ(A)から
ウインドデータの抽出が行われ、設定されている設定点
(I,J)を中心とした横幅2ω、縦幅2ωのウイン
ド内のデータをメモリ40に記憶された検出データ(A)
からウインドデータWA(I,J)として抽出し、ステップ
S−410へ進む。
ステップS−410においては、対応点の初期値設定が
行われ、第6図(d)に示すように高倍率で検出される
ステレオ写真1bの左むこう隅に横幅2ω、縦幅2ω
のウインドを設けたときの中心座標(K1,L1)を設定点
(K,L)として設定するもので、この設定が終わるとス
テップS−414へ進む。
一方、マニュアルモードが設定されており、ステップ
S−411に進むと測定者によって設定点の設定が行われ
る。この測定者による設定点の設定は、測定者がライト
ペン70によって再び高倍率の像を形成しているモニタ画
面上で指示した点(X1,Y1)を設定点(I,J)として設定
するもので、この設定が終わるとステップS−412へ進
む。
ステップS−412においては、ウインドデータWA(I,
J)の抽出が行われ、設定されている設定点(I,J)を中
心とした横幅2ω、縦幅2ωウインド内のデータを
ウインドデータWA(I,J)としてメモリ40に記憶された
検出データ(B)から抽出し、ステップS−413へ進
む。
ステップS−413においては、対応点の初期値設定が
行われ、第7図(d)に示すようにステップS−300の
低倍率で求めた最適対応点を中心とした高倍率で検出さ
れるステレオ写真1b上の左むこう隅に横幅2ω、縦幅
2ωのウインドを設けたときの中心座標(K1,L1)を
設定点(K,L)として設定するもので、この設定が終わ
るとステップS−414へ進む。
ステップS−414においては、検出データ(B)から
ウインドデータWB(K,L)の抽出が行われ、対応点(K,
L)を中心とした横幅2ω、縦幅2ωのウインド内
のデータをウインドデータWB(K,L)としてメモリ40に
記憶された検出データ(B)から抽出しステップS−41
5へ進む。
ステップS−415においては、高倍率時の相関係数G
の演算が行われ、ウインドデータWA(I,J)とウインド
データWB(K,L)との相関係数を既出の(1)式ないし
(4)式を用いてステップS−313と同様にして求め、
ステップS−416へ進む。
ステップS−314においては、求められた相関係数G
が既に求められた最大相関係数Gmよりも大きいか否かを
判断し、G>GmのときにはステップS−417へ進み、G
>GmでないときにはステップS−418へ進む。
ステップS−417においては、今回求めた相関係数G
の値を最大相関係数Gmの値とし、また今回の対応点の座
標値K,Lを最適対応点の座標値Km,Lmとして記憶し、ステ
ップS−418へ進む。
ステップS−418においては、対応点のX軸方向の座
標値Kが検出されるステレオ写真1b上で一番右よりのウ
インドが持つX軸方向の座標値Keとなったか否かが判断
され、K=KEとなっていないときにはステップS−419
へ進み、Kの値を1だけ増してステップS−414に戻り
K=KEとなるまで繰り返す。K=KEとなったときには、
ステップS−420へ進み、ここで対応点のY軸方向の座
標値Lが検出されるステレオ写真1b上で一番手前よりの
ウインドが持つY軸方向の座標値LEとなったか否かが判
断されL=LEとなっていないときには、ステップS−42
1においてLの値を1だけ増やし、ステップS−422にお
いてIの値をI1としてL=LEとなるまで繰り返し、対応
点(KE,LE)までの相関係数を求める。ステップS−418
においてL=LEとなったときには、ステップS−400の
高倍率の対応点捜索の処理が終り、ステップS−500の
マーカー挿入処理へ進む。
ステップS−700における座標演算処理は、第5図に
示すフローチャートに従って行われる。
ステップS−600においてミスマッチングが生じてい
ないと判断されたときには、ステップS−701へ進む。
ステップS−701においては座標演算が行われ、設定
点の座標値I,Jと最適対応点の座標値Km、Lmから三次元
座標X,Y,Zを下記式から求め、これが終了するとステッ
プS−702へ進む。
第8図に示すステレオ写真1a、1bと設定点(I,J)と
最適対応点(Km,Lm)との関係から三次元座標(X,Y,Z)
は、変倍光学部3aの投影中心を原点とすれば、 によって求められる。
ここでI′、J′は光軸01を原点としてとった設定点
の座標、Km′は光軸02を原点としてとった最適対応点の
座標、fは変倍光学部3a、3bからステレオ写真1a、1bま
での距離、Bは変倍光学部3a、3bの光軸間距離である。
ステップS−702においては、ステップS−701におい
て求められた三次元座標を測定結果として記憶し、記憶
したらステップS−703へ進む。
ステップS−703においては、アニュアルモードが設
定されているか否かが判断され、マニュアルモードが設
定されているときには、ステップS−800へ進み、マニ
ュアルモードが設定されていないとき、すなわちオート
モードが設定されているときには、ステップS−704へ
進む。
ステップS−704においては、低倍率における設定点
のX軸方向の座標値iが検出されるステレオ写真1a上で
一番右よりのウインドが持つX軸方向の座標値ieとなっ
たか否かが判断され、i=ieとなっていないときには、
ステップS−705へ進み、iの値をΔiだけ増やし、ス
テップS−307まで戻り設定点を移動させて三次元座標
値を求め、i=ieとなるまで繰り返す。i=ieとなった
ときには、ステップS−706へ進み、ここで設定点のY
軸方向の座標値jが、検出されるステレオ写真1a上で一
番手前よりのウインドが持つY軸方向の座標値jeとなっ
たか否かが判断され、j=jeとなっていないときには、
ステップS−707においてjの値をΔjだけ増やし、ス
テップS−708においてiの値をi1としてj=jeとなる
まで繰り返し、設定点(ie,je)に対する三次元座標値
まで求める。
ステップS−706において、j=jeと判断したときに
は、オートモードの高倍率の対応点捜索処理が終了し、
ステップS−500のマーカー挿入処理へ進む。
なおΔi、Δjは設定点の間隔に相当するが、その値
はステレオ写真の撮影倍率、測定に要求される精度に応
じて適宜定められる。
また、上記(7)ないし(9)式によって求められる
三次元座標は、本装置におけるモデル座標であるが、撮
影倍率を乗じて原点を適当にとることによってステレオ
写真1a、1bの対象物の三次元座標とすることもできる。
本発明は、上記実施例の構成に限らず種々の変形を許
容するものである。
ステレオ写真から異なる倍率を得る光学部は、ズーム
レンズによる必要はなく、第9図に示すようにハーフミ
ラー100で光路を分割し、高倍率用エリアセンサ102a、
低倍率用エリアセンサ104bに結像させ、検出データを得
るものであってもよい。
また、第10図に示すように光学部110及びエリアセン
サ112を一組だけ備え、他方のステレオ写真のデータ検
出の際には、これらを一体として移動するものであって
もよい。
さらに上記実施例においては低倍率での検出をステレ
オ写真の全範囲をカバーすることで説明を行なったが、
ステレオ写真の一部の検出を行なっても本発明の適用が
できるものである。
(発明の効果) 本発明によれば、測定者に重い負担をかけることな
く、一組のステレオ写真から三次元座標を求めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した座標測定装置のブロック図、
第2図は本発明を適用した座標測定装置の作用を示すフ
ローチャート、第3図は低倍率の対応点捜索処理を示す
フローチャート、第4図は高倍率の対応点捜索処理を示
すフローチャート、第5図は座標演算処理を示すフロー
チャート、第6図はオートモード設定時のウインドの設
定を示す図、第7図はマニュアルモード設定時のウイン
ドの設定を示す図、第8図は三次元座標演算の原理を示
す図、第9図、第10図は変形例を示す図である。 1a、1b……ステレオ写真、3a、3b……変倍光学部 5a、5b……エリアセンサ、30……演算制御部 40……メモリ、50……表示器 60……分離用メガネ、70……ライトペン M1〜M4……モータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対象物を異なる方向から撮影した1組のス
    テレオ写真と、 受光面上に形成された像に応じた信号を出力するセンサ
    を含み、上記ステレオ写真にそれぞれ対応した第1及び
    第2検出データを出力する受光部と、上記ステレオ写真
    の像と、上記センサとを相対的に移動させる移動部と、 上記受光面上に上記ステレオ写真の低倍率の像と高倍率
    の像を形成する光学部と、 上記光学部が形成する低倍率及び高倍率の上記ステレオ
    写真の像に係る上記第1検出データに関して設定点を設
    ける設定部と、 上記第2検出データに関して上記設定点に対応した対応
    点を求める対応点検出部と、 上記対応点検出部の出力から上記対象物の座標を求める
    演算部とで構成されることを特徴とする座標測定装置。
  2. 【請求項2】上記受光部は、センサとして第1及び第2
    のエリアセンサを有し、上記光学部は、上記ステレオ写
    真の一方の像を上記第1エリアセンサ上に形成する第1
    光学系及び上記ステレオ写真の他方の像を上記第2エリ
    アセンサ上に形成する第2光学系を有することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の座標測定装置。
  3. 【請求項3】上記受光部はセンサとして一つのエリアセ
    ンサを有し、上記移動部は上記1組のステレオ写真の像
    が交互に上記エリアセンサの受光面上に形成するように
    上記1組のステレオ写真を移動させるように構成したこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の座標測定装
    置。
  4. 【請求項4】上記光学部は、まず低倍率次に高倍率で上
    記ステレオ写真の像を上記受光面上に形成し、 上記移動部は上記光学部が低倍率で上記ステレオ写真の
    像を上記受光面上に形成したときの上記対応点検出部の
    検出結果に基づき上記ステレオ写真の像と上記エリアセ
    ンサとを相対的に移動させ、上記演算部は上記光学部が
    高倍率で上記ステレオ写真の像を上記受光面上に形成し
    たときの上記対応点検出部の出力に基づき上記対象物の
    座標を求めるように構成したことを特徴とする特許請求
    の範囲第2項又は第3項に記載の座標測定装置。
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