JPH08200569A - ヒューム管の継手及びその製造方法 - Google Patents

ヒューム管の継手及びその製造方法

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JPH08200569A
JPH08200569A JP1177895A JP1177895A JPH08200569A JP H08200569 A JPH08200569 A JP H08200569A JP 1177895 A JP1177895 A JP 1177895A JP 1177895 A JP1177895 A JP 1177895A JP H08200569 A JPH08200569 A JP H08200569A
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JP
Japan
Prior art keywords
gasket
socket
pipe
fume
joint
Prior art date
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Pending
Application number
JP1177895A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Ishitani
満夫 石谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon High Strength Concrete Co Ltd
Original Assignee
Nippon High Strength Concrete Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon High Strength Concrete Co Ltd filed Critical Nippon High Strength Concrete Co Ltd
Priority to JP1177895A priority Critical patent/JPH08200569A/ja
Publication of JPH08200569A publication Critical patent/JPH08200569A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L21/00Joints with sleeve or socket

Abstract

(57)【要約】 【目的】ソケット方式のヒューム管の継手の可撓性、伸
縮性、シール性、敷設作業容易性等の特性を失うことな
く、引抜抵抗を著しく高め、地震、地盤変動等に対し
て、破損や抜けを生じない管路を確保する。 【構成】ソケット2は、内周のガスケット座3のソケッ
ト入り口側に、円周段部11を切削仕上によって形成し
てある。スピゴット4には裾広がりの凸山状のガスケッ
ト6をエポキシ樹脂で接着してある。ガスケット6は、
倒れ、剪断に対する抵抗が大きく、段部11に引っ掛か
って引抜抵抗が大幅に向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒューム管の継手に関
し、抜け防止特性の優れた継手に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒューム管(遠心力鉄筋コンクリート
管)は、遠心成形等によって製造される呼び径150〜
900mm×長さ2〜2.5mのコンクリート管であっ
て、安価で腐食等を起こすことなく、敷設工事が簡単
で、管路が可撓性、伸縮性に富む等の利点があり、導水
路、暗渠、下水管等に用いられている。
【0003】ヒューム管の継手は通常管端に形成したソ
ケットとスピゴットをその間にガスケットを介して差し
込み結合する形式となっている。従来のこのようなヒュ
ーム管の継手は、図5に示すように、ヒューム管1aの
ソケット12の内面13はフラットな内周面となってお
り、これを結合する相手のヒューム管1bのスピゴット
14はガスケット16を着座させるガスケット座15を
形成している。そして、このガスケット座15に図6、
7に示すようなガスケット16をはめ、スピゴット14
をソケット12内に差し込んで結合している。
【0004】従来のゴムガスケット16は横断面が矩形
状の多数のラビリンス17を外周側に形成している。従
って、このラビリンス17の壁を形成しているリング部
18は、ヒューム管1a、1bの軸方向に容易に倒れ、
ソケット12の内周面と馴染み、差し込みが容易でシー
ル性に富み、またヒューム管路にわずかな可撓性を付与
するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のヒ
ューム管の継手は、管の引き抜き方向の力に対して弱
く、地盤の不等沈下、地震、地盤変動等があると抜け易
いという問題があった。本発明は可撓性、伸縮性、シー
ル性、敷設作業容易性等の従来の特性を失うことなく、
引抜抵抗を高めたヒューム管の継手を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、次の技術手段を講じたことを特徴とす
る。すなわち本発明は、ヒューム管のソケット継手にお
いて、ソケット内周のガスケット座のソケット開口端側
にこのガスケット座より小径の内面を設け、ガスケット
座とこの小径の内面との境界部に階段状の円周段部を設
け、ソケットとスピゴットとの間に裾広がりの凸山状の
密実な横断面をもつリングゴムガスケットを介装したこ
とを特徴とするヒューム管の継手である。前記ゴムガス
ケットは1山の凸山としてもよく、2山の凸山状の2連
の密実な横断面をもつようにしてもよい。ここで凸山状
とは、山の頂部から山裾に向かって断面が順次増大する
ような形状を言い、この山の頂部に横方向の荷重を加え
た時、変形耐力が大きく、剪断抵抗が大きい形状を言
う。例えば台形、お椀を伏せた形状、釣鐘状、確率曲線
状、富士山状等を言う。
【0007】また、本発明は、ヒューム管を遠心成形し
養生後、ソケットの内面を切削研磨仕上することを特徴
とするヒューム管の継手の製造方法を提供する。
【0008】
【作用】本発明のヒューム管の継手は、ソケットの内周
のガスケット座のソケット開口端側に円周段部を介して
隣接しガスケット座より小径の内面を設けている。この
小径の内面は、抜け防止リングを構成するもので、ガス
ケット座との境界部には階段状の段を全円周に沿って有
する。この段の段差寸法は、管の直径に応じて定めら
れ、例えば、管の呼び寸法200〜350mmでは1m
m、管の呼び寸法400以上では2mm以上とする。こ
の段差は切削研磨仕上によって正確な形に成形される。
そして裾広がりの凸山状の密実な横断面をもつゴムガス
ケットを備えている。継手の抜けに対して、前記段部に
ゴムガスケットの凸山状の頂部が引っ掛かり、抜けを防
止する。
【0009】ガスケット座より小径の抜け防止リング状
の内面は、ソケットを差し込む時ガスケットの頂部を圧
縮してガスケットを通過させるが、ソケットの抜け方向
に力が作用する時、段部は、凸山状のガスケットの頂部
を管の半径方向に圧縮せず、管軸方向に圧縮する。この
ような力に対して、裾広がりの凸山状のガスケットは、
ラビリンス状の従来のゴムガスケットに比べて、管軸方
向に倒れる抵抗が大きく、また剪断抵抗が大きいので、
抜けを防止することができる。
【0010】ゴムガスケットの材質としては、JIS
K6353IV類、継手用ゴム輪を用いる。ガスケット
の断面寸法は、例えば、管の呼び寸法200〜350m
mでは1山の凸山状で、高さ16mm程度、底辺の幅2
5mm程度とし、取付け状態における高さの減少は5〜
7mmとし、管の呼び寸法400以上では2山以上のの
凸山状で、高さ16〜18mm程度、底辺の幅27mm
程度以上とし、取付け状態における高さの減少は5〜7
mmとする。
【0011】本発明のヒューム管のソケットの内径のガ
スケット座、これより小径の内面、その境界の円周段部
は切削仕上によって形成する。このことにより、正確で
表面寸法精度の高い面及び段部を生成することができ、
シール性能の向上と引抜抵抗の著しい増大を図ってい
る。
【0012】
【実施例】図1に本発明のヒューム管1a、1bの継手
の結合前の状態を示した。ヒューム管1aのソケット2
は、その内周にガスケット座3、それより小径の内面7
を備え、その境界部に円周段部11を切削仕上によって
形成してある。ヒューム管1bのスピゴット4には実施
例の凸山状のガスケット6がはめてある。ガスケット6
の内周は、接着剤でスピゴット4に密着させてある。
【0013】ガスケット6の実施例の断面形状を図3、
図4に示した。図3は1山の凸山状のガスケットで、頂
部61は半円形断面をなし、胴部62は、下方に行くに
したがって断面幅が広い形状をしており、裾部63は裾
広がりの形状となっている。ガスケットの底面すなわち
ガスケットの内径は、凹凸のある粗面となっており、エ
ポキシ樹脂等の接着剤によってスピゴットの外径のコン
クリート面に強固に接着するようになっている。
【0014】図4の実施例は2山の凸山を有する例で、
頂部61、65は、直線状をなしている。胴部62は下
方に行くにしたがって断面幅が広く、裾広がりの裾部に
至っている。底面64は、凹凸のある粗面となってい
る。挿入時に先行する側の頂部65は、後行する頂部6
1よりわずか高さが低く形成され、挿入時の抵抗を減ず
るようになっている。
【0015】図1に示す状態において、ソケット2の入
り口側内面8、小径の内面7及びスピゴット4にはめら
れたゴムガスケット6の外径に、止水滑材9を塗布し、
矢印10方向にヒューム管1aを相対移動させるとソケ
ット2の入り口側内面8、小径の内面7にガスケット6
が案内されてソケット2とスピゴット4は結合する。図
2は結合後の状態を示したもので、ガスケット6は、管
半径方向に圧縮されソケット2の内面のガスケット座3
に密着し、シール性を保っている。この状態で、ヒュー
ム管1a、1bを引き抜く方向に力が掛かった時、ガス
ケット6は円周段部11に引っ掛かり、容易に離脱する
ことはない。
【0016】図2に示す実施例及び図5に示す比較例の
ヒューム管の継手の引抜試験を水圧試験により行った。
試験結果を表1〜3に示した。表1は管の呼び寸法45
0mm(内径450mm)、表2は管の呼び寸法、60
0mm(内径600mm)、表3は管の呼び寸法、80
0mm(内径800mm)のものである。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】
【表3】
【0020】以上のように、実施例の継手では、従来の
継手に比し、引抜に対して2.0〜2.6倍の格段の大
きな抵抗力を示すもので、大規模な地震のときも引抜に
よる管路の破損を防止することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明のヒューム管の継手は、以上のよ
うに構成されているので、従来のヒューム管の特性であ
る可撓性、伸縮性、シール性、敷設作業容易性等の特性
を失うことなく、引抜抵抗を著しく高めたヒューム管の
継手をが可能となった。従って、地震、地盤変動等に対
して、破損や抜けを生じない管路を確保することができ
るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のヒューム管の継手を示すヒューム管の
部分断面図である。
【図2】実施例のヒューム管の継手を示すヒューム管の
部分断面図である。
【図3】実施例のガスケットの断面図である。
【図4】実施例のガスケットの断面図である。
【図5】従来のヒューム管の継手を示すヒューム管の部
分断面図である。
【図6】従来のガスケットの断面図である。
【図7】従来のガスケットの断面図である。
【符号の説明】
1a、1b ヒューム管 2 ソケット 3 ガスケット座 4 スピゴット 5 外面 6 ガスケット 7 小径の内面 8 入り口側内
面 9 止水滑材 10 矢印 11 段部 61 頂部 62 胴部 63 裾部 64 底面 65 頂部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒューム管のソケット継手において、ソ
    ケット内周のパッキング座のソケット開口端側に該ガス
    ケット座より小径の内面を設け、該ガスケット座と該小
    径の内面との境界部に階段状の円周段部を設け、ソケッ
    トとスピゴットとの間に裾広がりの凸山状の密実な横断
    面をもつリングゴムガスケットを介装したことを特徴と
    するヒューム管の継手。
  2. 【請求項2】 前記ゴムガスケットは2山の凸山状の2
    連の密実な横断面をもつことを特徴とする請求項1記載
    のヒューム管の継手。
  3. 【請求項3】 ヒューム管を遠心成形し養生後、ソケッ
    トの内面を切削研磨仕上することを特徴とするヒューム
    管の継手の製造方法。
JP1177895A 1995-01-27 1995-01-27 ヒューム管の継手及びその製造方法 Pending JPH08200569A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100369290B1 (ko) * 1999-11-23 2003-01-24 주식회사 만도 자동차용 유압식 조향 배력장치의 유압 파이프 연결구조
KR100623930B1 (ko) * 2005-12-19 2006-09-13 주식회사동일기술공사 긴밀한 결합을 갖는 하수도관 연결구조
WO2010005248A3 (ko) * 2008-07-11 2010-05-27 주식회사 선암기술연구소 내진형 철근콘크리트 수밀관거 및 그 제조 방법

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Effective date: 20031104