JPH0819701A - 3相の混合物を分離するための処理装置及び該処理装置の運転方法 - Google Patents

3相の混合物を分離するための処理装置及び該処理装置の運転方法

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JPH0819701A
JPH0819701A JP6323244A JP32324494A JPH0819701A JP H0819701 A JPH0819701 A JP H0819701A JP 6323244 A JP6323244 A JP 6323244A JP 32324494 A JP32324494 A JP 32324494A JP H0819701 A JPH0819701 A JP H0819701A
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Roland Rothkegel
ロートケーゲル ローラント
Karl-Heinz Tomaschewski
トーマシェフスキー カール−ハインツ
Karl-Heinz Hofacker
ホーフアッカー カール−ハインツ
Eberhard Runge
ルンゲ エバーハルト
Heinz Franken
フランケン ハインツ
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KROLL FAHRZEUGBAU GmbH
KURORU FUAARUTSUOIKUBAU GmbH
NORDDEUTSCHE FILTER VERTRIEBS
NORDDEUTSCHE FILTER VERTRIEBS GmbH
NORUTODOICHIE FILTER FUEATORIIPUSU GmbH
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KROLL FAHRZEUGBAU GmbH
KURORU FUAARUTSUOIKUBAU GmbH
NORDDEUTSCHE FILTER VERTRIEBS
NORDDEUTSCHE FILTER VERTRIEBS GmbH
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水、軽質物質、及び重質物質から成る3相の
混合物を分離するための処理装置を改善して、3相の混
合物を各相に十分に分離できるようにする。 【構成】 処理装置内の分離装置10が3相型の分離装
置として構成されて、軽質物質のためのオーバーフロー
11、水出口12、及び重質物質のための制御可能な底
部出口14を備えていて、かつメインチャンバー5内で
少なくとも部分的にメインチャンバーの縦軸線A−Aの
上側に配置されており、前記分離装置の下側に重質物質
のためのスラッジ室が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水、軽質物質(水より
も軽い)、及び重質物質(水よりも重い)から成る3相
の混合物を分離するための、特に車両としての処理装置
であって、圧力容器を備えており、圧力容器内に3相の
混合物を少なくとも一時的に受容するためのメインチャ
ンバーが配置されており、軽質物質と水とを重力分離す
るための分離装置を備えており、分離された軽質物質を
受容するための軽質物質室を備えており、残留する水を
受容するための水室を備えており、さらにそれぞれ分離
された相を所定の室に供給するための搬送導管並びに軽
質物質/水・混合物及び又は軽質物質/水/重質物質・
混合物のための吸引導管を有しており、少なくとも一部
分の室が閉鎖可能な出口開口を備えている形式のものに
関する。
【0002】
【従来技術】タンク車として構成された前記形式の公知
(ヨーロッパ特許第365513号公報)の処理装置に
おいては、圧力容器として構成されたタンクが3つの室
から成っており、後方の室がスラッジ室であり、中央の
室が水室であり、かつ前方の室がオイル室である。2相
型の分離装置を成すオイル分離器が車両の運転室とタン
クとの間に配置されている。スラッジ室は、移動可能な
ピストンの機能を備えた部分的に通過性の分離壁によっ
てスラッジ室と水室とに仕切られている。走行方向で部
分的に通過性の分離壁の前に位置する水室内には分解フ
ィルタが配置してあり、その結果、水室内に固体物質若
しくは重質物質が堆積される。公知の処理装置において
は、別の相の物質を無視できる程度にしか含まないよう
に3相の混合物の十分な分離を行うことは不可能であ
る。さらにオイル分離器が不都合な所要スペースを必要
とする。さらにオイル分離器はフィルタから通過された
付加的な固体物質若しくは重質物質を分離することがで
きない。
【0003】さらに独連邦共和国特許出願第42085
06A1号明細書及び独連邦共和国特許出願第9303
565U号明細書により、メイン容器の外側に配置され
たオイル分離器に固体物質のための外部のフィルタを接
続することは公知であるものの、この場合固体物質が固
体物質の割合の多い場合に短い時間間隔で外側へ排除さ
れて、運転が維持されねばならない。
【0004】
【発明の課題】本発明の課題は、冒頭に述べた形式の処
理装置を改善して、3相の混合物を各相に十分に分離で
きるようにすることである。さらに3相の混合物若しく
は残りの混合物を場合によっては処理装置を複数回通し
て供給できるようにしかつ、処理装置の運転が別のホー
ス接続の装備なしに可能であるようにすることである。
【0005】
【発明の構成】前記課題を解決するために本発明の構成
では、分離装置が3相型の分離装置として構成されて、
軽質物質のためのオーバーフロー、水出口、及び重質物
質のための制御可能な底部出口を備えていて、かつメイ
ンチャンバー内で少なくとも部分的にメインチャンバー
の縦軸線の上側に配置されており、前記分離装置の下側
に重質物質のためのスラッジ室が設けられている。
【0006】
【発明の効果】本発明の前記構成により、分離装置内で
オイルのような軽質物質の分離のほかに一緒に連行され
た重質物質、例えば固体物質粒子の分離を付加的に行う
ことができ、重質物質が少なくとも1つの底部出口を通
して制御して下方へ排出され、スラッジ室に堆積され
る。さら与えられたスペースが良好に活用される。堆積
した固体物質若しくは重質物質を排出するために3相型
の分離装置を開く必要がない。3相型の分離装置の機能
が、前置されるフィルタの機能に左右されない。本発明
に基づく処理装置は、軽質物質及び重質物質を処理施設
へ搬送しなければならないのに対して、軽質物質及び重
質物質の十分に分離された水相を処理現場に残し、そこ
で例えば洗浄される捕集容器の充填のために再び利用し
て、新鮮な水を付加的に必要としなくできる場合に有効
に運転される。
【0007】特に有利には、メインチャンバーがメイン
チャンバー自体の縦軸線の方向で別の分離装置によって
仕切られており、この分離装置とカバーとの間に重質物
質のためのスラッジ室が形成されている。別の分離装置
は円筒形のメインチャンバーにおいて単数若しくは複数
の分離壁によって形成されており、この分離壁はメイン
チャンバーの周壁の内径に相応して円板セグメントとし
て構成されており、該円板セグメントはメインチャンバ
ーの内側横断面の下側の半分を3相型の分離装置の近く
まで満たしている。
【0008】さらに有利には、3相型の分離装置の少な
くとも1つの底部出口がメインチャンバーのサンド区分
の上側に配置されている。別の分離装置が駆動エレメン
トによってメインチャンバーのカバーで閉鎖可能な排出
開口の方向へ移動させられるようになっている。別の分
離装置のための駆動エレメントが引っ張りロッドであ
り、引っ張りロッドがメインチャンバーのカバーに結合
されている。3相型の分離装置が一列に配置された直方
体状の分離室から成っており、該分離室内にはV字形の
分離エレメントが配置されており、分離エレメントの貫
通孔を備えた水平に延びる頂線が上方に向けられてお
り、少なくとも大部分の分離室が底部出口を備えてい
る。分離室の底部出口が制御可能な遮断装置を備えてい
る。3相型の分離装置がメインチャンバーから引き出し
可能にガイドレールに懸架されており、この場合、ガイ
ドレールがメインチャンバーの上側の範囲でメインチャ
ンバーの縦軸線に対して平行に延びている。これによっ
て、3相型の分離装置がカバーの開けられた場合にメイ
ンチャンバーから引き出しのように引き出されて、検
査、場合によっては洗浄、及び修理される。
【0009】さらに有利には、メインチャンバーのスラ
ッジ区分内に流れ方向で部分的に通過性の最後の分離壁
の向こう側に底部開口を配置してあり、該底部開口が搬
送導管及びポンプを介して3相型の分離装置の入口開口
に接続されている。水出口が切換弁装置及び所属の搬送
導管を介して選択的に水室に接続可能、若しくはポンプ
を介して3相型の分離装置の入口開口に接続可能であ
る。処理経過の自動化、特に監視を可能にするために、
切換弁装置の上流側に水の軽質物質濃度のための測定装
置が接続されており、この測定装置によって切換弁装置
が切換可能であり、軽質物質濃度の所定の限界値の下回
っている場合に水が水室へ供給され、かつ水が前記限界
値の上回っている場合に改めて3相型の分離装置に供給
されるようになっている。
【0010】有利には本発明に基づく処理装置は2つの
吸引導管を備えており、即ち、吻管として構成された第
1の吸引導管が例えば100mmの公称直径を有してい
て、重質物質のための捕集室を介してメインチャンバー
に接続されており、第2の吸引導管が例えば50mmの
公称直径を有していて、ポンプに接続されており、ポン
プの吐出側が上昇管を介して直接に3相型の分離装置の
入口開口に接続されている。これによって、3相の混合
物が固体物質若しくは重質物質の粒子大きさ及び含有量
に応じて選択的にメインチャンバーのサンド区分に供給
されるか、若しくは3相型の分離装置に供給される。
【0011】さらに有利には、圧力容器にオイルスラッ
ジ捕集室が配設してあり、このオイルスラッジ捕集室内
に第1の吸引導管の遮蔽可能な分岐導管が開口してい
る。オイルスラッジは例えば、水相とオイル相とに容易
に分離されない水を含むゼリー状の物質である。このよ
うな混合物はオイルスラッジ捕集質内に数時間留めら
れ、次いで処理装置のメイン運転時間外に適当に導管を
通して供給して処理される。有利には、オイルスラッジ
捕集室が閉鎖可能な底部開口を有しており、この底部開
口が搬送導管及びポンプを介して3相型の分離装置の入
口開口に接続されている。
【0012】さらに本発明は、スラッジトラップを備え
たオイル/ガソリン分離器と組み合わされたサンドトラ
ップとして構成された定置の分離装置から内容物を除去
することに関連して、前記処理装置を運転する方法に関
するものであり、このような定置の分離装置は例えばガ
ソリンスタンド(Tankstellenbetrieben)に設けられてお
り、ガソリンスタンドでは車両の洗浄過程に起因するだ
けではなく、空き地の地表汚れにも起因してオイル及び
油脂のほかに砂を含んだ材料が生じる。前記処理装置の
本発明に基づく運転方法においては、a)オイル/ガソ
リン分離器から軽質物質を、ポンプによって第2の吸引
導管を介して吸い込んで、3相型の分離装置に供給し、
かつ軽質物質を軽質物質室へ供給して、水を水室へ供給
し、b)次いでオイル/ガソリン分離器から水相をポン
プによって第2の吸引導管を介して吸い込んで、3相型
の分離装置に供給し、かつ軽質物質を軽質物質室へ供給
して、水を水室へ供給し、c)次いでオイル/ガソリン
分離器からオイルスラッジを、メインチャンバー内の負
圧によってかつ第1の吸引導管及び分岐導管を介してオ
イルスラッジ・捕集室に供給し、d)オイル/ガソリン
分離器を高圧ポンプによって水室の水で洗浄し、e)次
いで前記処理段階d)で生じる汚れた洗浄水を、ポンプ
によって第2の吸引導管を介して3相型の分離器に供給
し、かつ軽質物質を軽質物質室へ供給して、水を水室へ
供給して、重質物質を、底部出口を介してメインチャン
バーに供給し、f)オイル/ガソリン分離器を水室の少
なくともほぼ軽質物質のない水で少なくとも部分的に再
び満たし、g)次いでサンドトラップから水相を、ポン
プによって第2の吸引導管を介して吸い込んで、3相型
の分離装置に供給し、かつ軽質物質を軽質物質室へ供給
して、水を、水室を介してオイル/ガソリン分離器へ戻
して、3相型の分離装置内で分離された重質物質を、底
部出口を介してメインチャンバーへ供給し、h)サンド
トラップから重質物質をメインチャンバー内の負圧によ
ってかつ第1の吸引導管を介してメインチャンバーに供
給し、i)サンドトラップを高圧ポンプによって水室の
水で洗浄し、j)次いで、前記処理段階i)で生じてサ
ンド及びサンドスラッジによって汚された洗浄水を、メ
インチャンバー内の負圧によってかつ第1の吸引導管を
介してメインチャンバーに供給し、k)この場合、水内
に含まれる軽質物質割合の所定の限界値を下回った場合
に、水を直接に水室に供給し、前記限界値を上回ってい
る場合に、水を改めてかつ場合によっては繰り返して3
相型の分離装置に供給して、前記限界値を下回るように
するなっている。
【0013】
【実施例】図1に示す処理装置1の主要部分は、円筒壁
を備えた圧力容器2である。圧力容器2内にはカバー3
と底部4との間にメインチャンバー5が形成されてお
り、メインチャンバー内には縦軸線A−Aの下側に第1
の分離装置6を配置してあり、この分離装置がほぼ垂直
な2つの分離壁6a,6bを有しており、分離壁が互い
に間隔を置いて構造的にまとめられていて、かつ平行案
内7に縦軸線A−Aの方向で移動可能に案内されてい
る。このような案内の詳細は図7に関連して述べる。分
離壁6a,6bは、図面に示してあるように、部分的に
通過性であるが、通過性であらねばならないことはな
く、閉じて、即ち非通過性に構成されていてよい。
【0014】分離壁6a,6bは縦軸線A−Aの方向で
見た平面を半円形に構成されていて、牽引ピストン(Sch
leppkolben)を形成している。必要な場合には、分離壁
6a,6bの部分的な通過性は、分離壁に細かい貫通孔
を設けることによって達成でき、細かい貫通孔が水及び
著しく微細な固体物質のみを通過させ、中間並びに粗い
固体物質を引き留めるようになっている。貫通孔の大き
さの選択、及び場合によってはフィルター材料の装着に
よって、通過性が調節できる。
【0015】第1の分離装置6若しくは分離壁6a,6
bによって、メインチャンバー5がサンド区分8とスラ
ッジ区分9とに仕切られている。分離壁6a,6bを非
通過性に構成してある場合には、スラッジ区分9内には
著しくわずかな量の微細な固体物質しか達しない。
【0016】縦軸線A−Aの上側には第2の分離装置1
0を配置してあり、この分離装置は3相式の分離装置と
して構成してあって、軽質物質(オイル、炭化水素)の
ためのオーバーフロー11、及び水出口12を備えてい
る。3相式の分離装置、即ち第2の分離装置は一列に配
置された直方体状の分離室10a乃至10eから成って
おり、該分離室内には図4に示すように、V字形の分離
エレメント13のパッケージが配置されている。第2の
分離装置は前記分離室間に中間壁を有しておらず、従っ
て流れ方向で流過されるようになっているものの、端部
に端壁10f,10gを備えている。
【0017】分離エレメント13の長さlは分離室の、
流れ方向に対して直角の方向の内のり寸法に相応してい
る。ベース幅b及び傾斜角αを高さ方向間隔hと関連し
て選択することによって、軽質物質の分離率を該軽質物
質の物理特性値データーに適合させることができる。
【0018】図4に示す構造の位相分離器(Phasentrenn
er)は、独国の企業「ノルドドイチュエ・フィルター・
フェアトリープス有限会社」の「プレート・位相・分離
器PPT」(Platten-Phasen-Trenner PPT" der Firma
Norddeutsche-Filter-Vertriebs GmbH in 20357 Hambur
g)を記載するカタログによって公知である。本発明
は、個別の分離室の底部に適当な形状(例えば角錐台形
状)を与えて、個々の分離室に少なくとも1つの底部出
口を設けると、前記構造の位相分離器を重質物質として
の固体物質のためにも使用できるという思想に基づいて
いる。分離エレメント13は水平に延びる頂線の範囲に
貫通孔13aを備えており、この貫通孔を通って、分離
された軽質物質が水相の充填高さを越えて上昇して、そ
こから水平に流れ、既に述べたオーバーフロー11及び
流出導管11aを介して3相式の分離装置から流出す
る。
【0019】図2に示してあるように、流れ方向で上流
から配置された分離室10a,10b,10cが制御可
能な底部出口14を備えており、出口の下縁は縦軸線A
−Aの上側にあり、従って第1の分離装置6が妨げられ
ることなしに底部出口14の下側を通して運動させられ
る。オーバーフロー11並びに水出口12は分離装置の
カバーから離れた側の端部に配置されているのに対し
て、カバーに近い側の端部には分配室15を設けてあ
り、この分配室は入口開口16を有している。分配室1
5内には入口開口16の向こう側に、斜め下方へ向けら
れた2つの出口開口17a,17bを備えた分配管17
並びに平行壁18が配置されており、この平行壁によっ
て分配流が生ぜしめられる。3相式の分離装置は常に液
体で満たされていなければならず;充填高さ“F”が図
2に示してある。分離室10d,10eは底部を盲フラ
ンジ14bによって閉じられていて、必要に応じて底部
出口14を後から装着され得る。
【0020】さらに図2に示してあるように、入口開口
16は遮断弁若しくは制御弁19を介して上昇導管20
に接続されており、この上昇導管はポンプ21の吐出側
に接続されており、ポンプは図示の実施例では公知構造
のスクリューポンプ(Schneckenpumpe)として構成されて
いる。さらに、水出口12は吸引ポンプ22及びサンプ
リング導管23を介して測定装置24に接続されてお
り、この測定装置によって水内の軽質物質濃度が連続的
に監視される。測定装置24はディスプレー24aを有
しており、ディスプレーが水内の軽質物質濃度を連続的
に表示する。サンプリング量は、詳細には図示してない
導管を介してメインチャンバー5に戻される。さらに図
2から明らかなように、分配室15も制御可能な底部出
口25を備えており、すべての底部出口14,25が第
1の分離装置6によって規定されたサンド区分8の上側
に配置されており、従って、底部出口から破線の矢印の
方向に流出する固体物質が周期的に制御されて、サンド
区分8内にあるサンド(砂)及びスラッジ物質に供給さ
れ、サンド及びスラッジ物質と一緒に図7に示す形式で
排出される。遮断装置14aが空気力制御可能な遮断弁
として構成され、概略的に示してある。メインチャンバ
ー5のスラッジ区分9内には後の方の分離壁6bの向こ
う側に遮断可能な底部開口26を配置してあるが、この
底部開口は特に非通過性の分離壁6a,6bを使用する
場合には省略され、従って流出導管26aが破線で示し
てある。
【0021】図1に示してあるように、底部4の向こう
側に水室27を配置してあり、この水室は同軸的な別の
底部28まで達している。水室27の後方には軽質物質
室29を配置してあり、この軽質物質室はさらに別の底
部30まで達しており、軽質物質室29にオイルスラッ
ジ室31を接続してあり、このオイルスラッジ室は最後
の底部32によって閉じられている。
【0022】メインチャンバー5、水室27、軽質物質
室29、及びオイルスラッジ室31は最も高い箇所で詳
細に示してない遮断弁を介して吸引導管33に接続され
ており、この吸引導管が真空ポンプ(図示せず)に通じ
ており、従って各室に所定の負圧がそれぞれ生ぜしめら
れる。各遮断弁の上流側には逆止弁34が接続されてお
り、図面には1つだけ、即ちオイルスラッジ室31内に
配置された逆止弁34が示してある。
【0023】メインチャンバー5には遮断弁35を介し
て第1の吸引導管36を接続してあり、この吸引導管は
吻管(Saugruessel)として構成されていて、100mm
の公称直径を有している。吸引導管36は2つのホース
区分36a,36bによって1つのいわゆるホースカセ
ット内に案内されており、ホースカセットは圧力容器2
の上側に配置されているものの、ここには図示していな
い。吸引導管36の下側の端部36bは(定置の)タン
ク内に挿入され、このタンクから処理しようとする3相
の混合物が吸い込まれ、この3相の混合物は粗い重質物
質若しくは固体物質も含んでいて、メインチャンバー5
のサンド区分8に供給される。第1の吸引導管36には
遮断弁37を介して分岐導管38を接続してあり、この
分岐導管は50mmの公称直径を有していて、オイルス
ラッジ室31に通じている。分岐導管を介して粘性のオ
イルスラッジが搬送され、この粘性のスラッジは3相型
の分離装置10内では容易にはほかの相から分離されな
い。吸引は、吸引導管33を介して形成された負圧によ
って行われ、この負圧は各室内に生ぜしめられる。
【0024】オーバーフロー11は遮断弁39を介して
搬送導管40に接続されており、この搬送導管は同じく
50mmの公称直径を有していて、軽質物質室29内に
通じている。水出口12はT形管41に通じており、T
形管の両方の出口端部には遮断弁を接続してあり、この
遮断弁が切換弁装置42を形成している。切換弁装置4
2の制御は、図示してない制御通路を介して測定装置2
4を用いて行われ、この測定装置によってT形管内の2
相物質混合物の軽質物質濃度が検出される。測定装置は
光学的に作動し、光屈折に基づきサンプリング水の濁り
度を検出する。制御は次のように行われ、即ち水は所定
の限界値、例えば20ppmの軽質物質濃度を下回ると
導管区分43を介して水室27内に導入される。前記限
界値を上回っている場合には、切換弁装置42の切換制
御が行われ、汚れている水が別の導管区分44及び搬送
導管45を介してポンプ21の吸い込み側に供給される
ようになっており、ポンプ21の前には遮断弁46が設
けられている。前述のようにして、水相がポンプ21、
上昇管20、並びに3相型の分離装置10を介して軽質
物質の所定の限界値を下回るまで循環させられる。次い
で再び切換弁装置42の切換が行われ、今や十分に浄化
された水が導管区分43を介して水室27に供給され
る。
【0025】前記形式の測定装置24は例えば独国のデ
ックマ有限会社(DECKMA GmbH)によって市販されてい
る。
【0026】水室27は第1の底部出口47、高圧ポン
プ48、及び圧力導管49を介して洗浄ガン50に接続
されており、従って、洗浄使用とする(定置の)貯蔵槽
を3相の混合物の最初の吸引の後に洗浄することがで
き、次いで新たな吸引過程を行うことができる。
【0027】水室27は第2の底部出口51を備えてお
り、この底部出口は別の測定装置52を介してホースリ
ール53に通じており、このホースリールのホース54
を介して、処理された水が自然環境に戻されるか、若し
くは再び適当な(定置の)捕集槽に戻される。この場
合、必要に応じて水の成分が基準に適しているかどうか
の証明を行うために、測定装置52に記録装置55を配
設してあり、記録装置が水の成分を例えば記録テープに
記録している。記録装置45はさらに制御装置を備えて
いてよく、この制御装置によって底部出口51が水の軽
質物質濃度の所定の限界値の上回った場合に直ちに遮断
されるようになっていてよい。
【0028】軽質物質室29も底部出口56を備えてお
り、この底部出口から詳細には示されてない遮断弁を介
して軽質物質が同じく詳細には示してない排出装置に送
られる。オイルスラッジ捕集室31も底部出口57を備
えており、この底部出口からオイルスラッジが分岐導管
58を介して排出装置に送られる。特に有利にはオイル
スラッジ捕集室31内の内容物をさらに脱水するため
に、底部出口57が搬送導管59、及び既に述べた搬送
導管45を介してポンプ21に接続されており、従って
オイルスラッジが同じく3相型の分離装置10を介して
導かれ得る。
【0029】ポンプ21の吸い込み側には遮断弁60を
介して第2の吸引導管61が接続されており、この吸引
導管を介して吸引ノズル(図示せず)を用いて2相若し
くは3相の混合物が(定置の)捕集タンクから、粗い重
質物質若しくは固体物質のない場合、若しくはその割合
の著しく低い場合に吸い込まれる。
【0030】図1に示すように、個々の室には充填高さ
測定装置62を配設してあり、この充填高さ測定装置は
詳細には示してない垂直なロッド及び該ロッドに沿って
移動可能なフロート63を備えている。このような形式
の充填高さ測定装置は公知であって、充填高さ調整装置
(図示せず)と協働するようになっており、充填高さ調
整装置が個々の室内の充填高さを制限し、これによって
充填物の意図的でない溢れだしが避けられる。
【0031】図5及び図6に示してあるように、3相型
の分離装置10はガイドレール64に懸架されており、
ガイドレールはメインチャンバー5の上側の区分でメイ
ンチャンバーの縦軸線A−Aに対して平行に延びていて
かつ結合プレート65を介して圧力容器2に支えられて
いる。このために、分離室10a乃至10eは滑走部6
6を備えている。従って、3相型の分離装置はメインチ
ャンバー5のカバー3を開けた場合に、引き出しの形式
でメインチャンバー5から引き出される。3相型の分離
装置10の充填高さFは覗き窓67から監視されるよう
になっている(図5)。図5及び図6において網線でハ
ッチングされた面は第1の分離装置6の分離壁6a,6
bの部分的な通過性を示している。
【0032】図7には、メインチャンバー5の重質物質
若しくは固体物質の排出の場合の排出段階が示してあ
る。カバー3のカバーフランジ3aは圧力容器2の容器
フランジ2aと圧密に協働している。さらにカバー3は
ヒンジ結合部68を介して圧力容器2に結合されてい
る。この場合には非通過性の分離壁6a,6bを備える
第1の分離装置6が駆動装置によって容器フランジ2a
の方向に移動可能であり、これによって重質物質(小円
によって暗示している)がメインチャンバー5の排出開
口69から押し出される。この場合、駆動エレメント7
0が引っ張りロッド71から成っており、引っ張りロッ
ドがヒンジ72を介してカバー3のブランケット73に
取り付けられている。このようにして、第1の分離装置
6が強制的にカバーの運動に連結されており、従って該
分離装置6のための特別な駆動部が省略できる。もちろ
ん、第1の分離装置6に固有の駆動部を設けることも可
能であり、このような駆動部は油圧シリンダ及びピスト
ンロッドから成っていてよい。
【0033】第1の分離装置6は行程の終端位置で少な
くとも後方の分離壁6aを容器フランジ2aの向こう側
に位置させる程度にメインチャンバー6から引き出され
てよい。平行案内7が十分に長い場合には、前方の分離
壁6bも容器フランジ2aから引き出されてよい。選択
的に若しくは付加的に、一方若しくは両方の分離壁6
a,6bから分離継ぎ目を介して下側のセグメント6
c,6dを区切ることも可能であり、このような下側の
セグメントは水平なヒンジ86を介して分離壁6a,6
bの本体に枢着されている。これによってスラッジ区分
が矢印87の方向に洗い流される。前方のセグメント6
dのみが上方旋回させられた位置で破線で示してある。
同じことが後方のセグメント6cにとっても当てはま
る。
【0034】さらに図7から明らかなように、3相型の
分離装置10の上側縁部85はメインチャンバー5の、
調整装置によって制限された上側の充填高さFOの上側
に位置している。これによって、サンド区分8若しくは
スラッジ区分9から液体が3相型の分離装置10内に流
れ込むようなことが確実に避けられる。最小の充填高さ
が符号FUで示してある。
【0035】図8は、例えばタンク設置場所で用いられ
るような定置の分離装置74を示している。排水が入口
75を通っていわゆるサンドトラップ76に達して、そ
こで重質物質部分(例えば、サンド)77が底部範囲に
捕集されるのに対して、水相78はその上に層を成して
いる。水相78上に浮遊する軽質物質相はオイルスラッ
ジを含んでオーバーフロー79を介してオイル/ガソリ
ン分離器80内へ流れ、オイル/ガソリン分離器は下側
の範囲にいわゆるスラッジトラップ81を備えており、
このスラッジトラップ上に水及び軽質物質から成る層が
形成される。中間容器82が分離を容易にしている。オ
イル/ガソリン分離器80から別のオーバーフロー83
が別の貯蔵槽84に通じており、この貯蔵槽内にはエマ
ルジョン・解離装置(Emulsions-Spaltanlage)若しくは
癒着式分離器(Koeleszenz-Abscheider)分離器が配置さ
れていてよい。このような分離装置からの排出のために
有利には請求項20に記載の方法が用いられる。サンド
トラップ76の容積は例えば20立方メートルで、例え
ば4立方メートルのオイル/ガソリン分離器80の容積
よりも著しく大きくなっている。水室27からの浄化さ
れた水はオイル/ガソリン分離器80の完全な洗浄の後
に連続的に該オイル/ガソリン分離器内に導入され、こ
の場合、余剰の部分(大部分)はオーバーフロー83を
介して流出する。
【0036】調節部材を空気力によって駆動される(P
によって表す)個々の弁の操作は中央制御によって行わ
れ、このような中央制御は種々の方法をプログラム可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく処理装置の縦断面図
【図2】図1の処理装置の3相型の分離装置の部分の拡
大断面図
【図3】図1の3相型の分離装置の拡大平面図
【図4】図3の分離装置のV字形の分離エレメントの斜
視図
【図5】図2のV−V線に沿った横断面図
【図6】図2のVI−VI線に沿った横断面図
【図7】図1の処理装置のメインチャンバーのカバーを
備えた側の端部の部分断面図
【図8】定置の分離装置の原理図
【符号の説明】
1 処理装置、 2 圧力容器、 2a 容器フラン
ジ、 3 カバー、 3a カバーフランジ、 4 底
部、 5 メインチャンバー、 6 分離装置、6a,
6b 分離壁、 6c,6d セグメント、 7 平行
案内、 8 サンド区分、 9 スラッジ区分、 10
a乃至10e 分離室、 10f,10g 端壁、 1
1 オーバーフロー、 11a 流出導管、 12 水
出口、13 分離エレメント、 13a 貫通孔、 1
4 底部出口、 14a 遮断装置、 14b 盲フラ
ンジ、 15 分配室、 16 入口開口、 17 分
配管、 17a,17b 出口、 18 平行壁、 1
9 遮断弁若しくは制御弁、 20 上昇管、 21
ポンプ、 22 吸引ポンプ、 23 サンプリング導
管、 24 測定装置、 24a ディスプレー、 2
5 底部出口、26 底部開口、 26a 流出導管、
27 水室、 28 底部、 29軽質物質室、 3
0 底部、 31 オイルスラッジ室、 32 底部、
33吸引導管、 34 逆止弁、 35 遮断弁、
36 吸引導管、 37 遮断弁、 38 分岐導管、
39 遮断弁、 40 搬送導管、 41 T形管、
42 切換弁装置、 43 導管区分、 44 導管
区分、 45 搬送導管、 46 遮断弁、 47 出
口開口、 48 高圧ポンプ、 49 圧力導管、 5
0 洗浄ガン、 51 出口開口、 52 測定装置、
53 ホースリール、 54 ホース、 55 記録
装置、 56 底部出口、 57 底部出口、 58
分岐導管、 59 搬送導管、 61 吸引導管、 6
2 充填高さ測定装置、 63 フロート、 64 ガ
イドレール、 65 結合プレート、 66 滑走部、
68 ヒンジ結合部、 69 排出出口、 70 駆
動エレメント、 71 引っ張りロッド、 72 ヒン
ジ、 73 ブラケット、75 入口、 86 ヒン
ジ、 87 矢印、 b ベース幅、 h 高さ方向間
隔、 l 長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ローラント ロートケーゲル ドイツ連邦共和国 フェルデ−シュペレン シュースターヴェーク 3 (72)発明者 カール−ハインツ トーマシェフスキー ドイツ連邦共和国 ヘレツリート アム シュタインリーゼル 5 (72)発明者 カール−ハインツ ホーフアッカー ドイツ連邦共和国 ヴェーゼル コッペル ヴェーク 23 (72)発明者 エバーハルト ルンゲ ドイツ連邦共和国 ハンブルク ノルトア ルビンガー ヴェーク 80 (72)発明者 ハインツ フランケン ドイツ連邦共和国 ヒュルト ネッテスハ イマー ヴェーク 2

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水、軽質物質、及び重質物質から成る3
    相の混合物を分離するための処理装置であって、圧力容
    器(2)を備えており、圧力容器内に3相の混合物を少
    なくとも一時的に受容するためのメインチャンバー
    (5)が配置されており、軽質物質と水とを重力分離す
    るための分離装置(10)を備えており、分離された軽
    質物質を受容するための軽質物質室(29)を備えてお
    り、残留する水を受容するための水室(27)を備えて
    おり、さらにそれぞれ分離された相を所定の室に供給す
    るための搬送導管(40,43)並びに軽質物質/水・
    混合物及び又は軽質物質/水/重質物質・混合物のため
    の吸引導管(36,61)を有しており、少なくとも一
    部分の室が閉鎖可能な出口開口(47,51,57,6
    9)を備えている形式のものにおいて、分離装置(1
    0)が3相型の分離装置として構成されて、軽質物質の
    ためのオーバーフロー(11)、水出口(12)、及び
    重質物質のための制御可能な底部出口(14)を備えて
    いて、かつメインチャンバー(5)内で少なくとも部分
    的にメインチャンバーの縦軸線(A−A)の上側に配置
    されており、前記分離装置(10)の下側に重質物質の
    ためのスラッジ室が設けられていることを特徴とする、
    3相の混合物を分離するための処理装置。
  2. 【請求項2】 メインチャンバー(5)が縦軸線(A−
    A)の方向で別の分離装置(6)によって仕切られてお
    り、この分離装置とカバー(3)との間に重質物質のた
    めのスラッジ室が形成されている請求項1記載の処理装
    置。
  3. 【請求項3】 別の分離装置(6)が部分的に通過性の
    少なくとも1つの分離壁(6a,6b)として構成され
    ており、この分離壁によってメインチャンバー(5)が
    サンド区分(8)とスラッジ区分(9)とに仕切られて
    いる請求項2記載の処理装置。
  4. 【請求項4】 3相型の分離装置(10)の少なくとも
    1つの底部出口(14)がメインチャンバー(5)のサ
    ンド区分(8)の上側に配置されている請求項1記載の
    処理装置。
  5. 【請求項5】 別の分離装置(6)がメインチャンバー
    (5)の、3相型の分離装置(10)の下側の横断面区
    分を少なくともほぼ満たしていて、駆動エレメント(7
    0)によってメインチャンバー(5)のカバー(3)で
    閉鎖可能な排出開口(69)の方向へ移動させられるよ
    うになっている請求項2記載の処理装置。
  6. 【請求項6】 別の分離装置(6)のための駆動エレメ
    ント(70)が引っ張りロッド(71)であり、引っ張
    りロッドがメインチャンバー(5)のカバー(3)に結
    合されている請求項5記載の処理装置。
  7. 【請求項7】 3相型の分離装置(10)が一列に配置
    された直方体状の分離室(10a,10b,10c,1
    0d,10e)から成っており、該分離室内にはV字形
    の分離エレメント(13)が配置されており、分離エレ
    メントの貫通孔(13a)を備えた水平に延びる頂線が
    上方に向けられており、少なくとも大部分の分離室(1
    0a,10b,10c)が底部出口(14)を備えてい
    る請求項1記載の処理装置。
  8. 【請求項8】 分離室(10a,10b,10c)の底
    部出口(14)が制御可能な遮断装置(14a)を備え
    ている請求項7記載の処理装置。
  9. 【請求項9】 3相型の分離装置(10)がメインチャ
    ンバー(5)から引き出し可能にガイドレール(64)
    に懸架されており、ガイドレールがメインチャンバー
    (5)の上側の範囲でメインチャンバーの縦軸線(A−
    A)に対して平行に延びている請求項1記載の処理装
    置。
  10. 【請求項10】 3相型の分離装置(10)の入口開口
    (16)が該分離装置のカバー側の端部に配置されてお
    り、軽質物質のためのオーバーフロー(11)及び水出
    口(12)がカバーと逆の側の端部に配置されている請
    求項3記載の処理装置。
  11. 【請求項11】 メインチャンバー(5)のスラッジ区
    分(9)内に流れ方向で部分的に通過性の最後の分離壁
    (6b)の向こう側に底部開口(26)を配置してあ
    り、該底部開口が搬送導管(45)及びポンプ(21)
    を介して3相型の分離装置(10)の入口開口(16)
    に接続されている請求項3記載の処理装置。
  12. 【請求項12】 水出口(12)が切換弁装置(42)
    及び所属の搬送導管(43,44)を介して選択的に水
    室(27)に接続可能、若しくはポンプ(21)を介し
    て3相型の分離装置(10)の入口開口(16)に接続
    可能である請求項1記載の処理装置。
  13. 【請求項13】 切換弁装置(42)の上流側に水の軽
    質物質濃度のための測定装置(24)が接続されてお
    り、この測定装置によって切換弁装置が切換可能であ
    り、軽質物質濃度の所定の限界値の下回っている場合に
    水が水室(27)へ供給され、かつ水が前記限界値の上
    回っている場合に改めて3相型の分離装置(10)に供
    給されるようになっている請求項12記載の処理装置。
  14. 【請求項14】 3相型の分離装置(10)の上側縁部
    (85)がメインチャンバー(5)の調整装置によって
    制限された上側の充填高さ(FO)の上側に位置してい
    る請求項1記載の処理装置。
  15. 【請求項15】 吻管として構成された第1の吸引導管
    (36)が重質物質のための捕集室を介してメインチャ
    ンバー(5)に接続されている請求項1記載の処理装
    置。
  16. 【請求項16】 第2の吸引導管(61)がポンプ(2
    1)に接続されており、ポンプ(21)の吐出側が上昇
    管(20)を介して直接に3相型の分離装置(10)の
    入口開口(16)に接続されている請求項1記載の処理
    装置。
  17. 【請求項17】 圧力容器(2)にオイルスラッジ捕集
    室(31)が配設してあり、このオイルスラッジ捕集室
    内に第1の吸引導管(36)の遮蔽可能な分岐導管(3
    8)が開口している請求項15記載の処理装置。
  18. 【請求項18】 オイルスラッジ捕集室(31)が閉鎖
    可能な底部開口(57)を有しており、この底部開口が
    搬送導管(59)及びポンプ(21)を介して3相型の
    分離装置(10)の入口開口(16)に接続されている
    請求項17記載の処理装置。
  19. 【請求項19】 水室(27)の少なくとも1つの出口
    開口(51)が、水の量及び軽質物質濃度の少なくとも
    一方を測定するための測定装置(52)を備えており、
    該測定装置(52)の出力部が記録装置(55)に接続
    されている請求項1記載の処理装置。
  20. 【請求項20】 スラッジトラップ(81)を備えたオ
    イル/ガソリン分離器(80)と組み合わされたサンド
    トラップ(76)として構成された定置の分離装置(7
    4)から内容物を除去することに関連して、水、軽質物
    質、及び重質物質から成る3相の混合物を分離するため
    の処理装置の運転方法において、 a)オイル/ガソリン分離器(80)から軽質物質を、
    ポンプ(21)によって第2の吸引導管(61)を介し
    て吸い込んで、3相型の分離装置(10)に供給し、か
    つ軽質物質を軽質物質室(29)へ供給して、水を水室
    (27)へ供給し、 b)次いでオイル/ガソリン分離器(80)から水相を
    ポンプ(21)によって第2の吸引導管(61)を介し
    て吸い込んで、3相型の分離装置(10)に供給し、か
    つ軽質物質を軽質物質室(29)へ供給して、水を水室
    (27)へ供給し、 c)次いでオイル/ガソリン分離器(80)からオイル
    スラッジを、メインチャンバー(5)内の負圧によって
    かつ第1の吸引導管(36、吻管)及び分岐導管(3
    8)を介してオイルスラッジ・捕集室(31)に供給
    し、 d)オイル/ガソリン分離器(80)を高圧ポンプ(4
    8)によって水室(27)の水で洗浄し、 e)次いで前記処理段階d)で生じる汚れた洗浄水を、
    ポンプ(22)によって第2の吸引導管(61)を介し
    て3相型の分離器(10)に供給し、かつ軽質物質を軽
    質物質室(29)へ供給して、水を水室(27)へ供給
    して、重質物質を、底部出口(14,25)を介してメ
    インチャンバー(5)に供給し、 f)オイル/ガソリン分離器(80)を水室(27)の
    少なくともほぼ軽質物質のない水で少なくとも部分的に
    再び満たし、 g)次いでサンドトラップ(76)から水相を、ポンプ
    (21)によって第2の吸引導管(61)を介して吸い
    込んで、3相型の分離装置(10)に供給し、かつ軽質
    物質を軽質物質室(29)へ供給して、水を、水室(2
    7)を介してオイル/ガソリン分離器(80)へ戻し
    て、3相型の分離装置(10)内で分離された重質物質
    を、底部出口(14,25)を介してメインチャンバー
    (5)へ供給し、 h)サンドトラップ(76)から重質物質をメインチャ
    ンバー(5)内の負圧によってかつ第1の吸引導管(3
    6、吻管)を介してメインチャンバー(5)に供給し、 i)サンドトラップ(76)を高圧ポンプ(48)によ
    って水室(27)の水で洗浄し、 j)次いで、前記処理段階i)で生じてサンド及びサン
    ドスラッジによって汚された洗浄水を、メインチャンバ
    ー(5)内の負圧によってかつ第1の吸引導管(36、
    吻管)を介してメインチャンバー(5)に供給し、 k)この場合、水内に含まれる軽質物質割合の所定の限
    界値を下回った場合に、水を直接に水室(27)に供給
    し、前記限界値を上回っている場合に、水を改めてかつ
    場合によっては繰り返して3相型の分離装置(10)に
    供給して、前記限界値を下回るようにすることを特徴と
    する、3相の混合物を分離するための処理装置の運転方
    法。
JP6323244A 1993-12-25 1994-12-26 3相の混合物を分離するための処理装置及び該処理装置の運転方法 Pending JPH0819701A (ja)

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