JPH0819652A - パチンコ玉及びこれを用いた不正玉使用検知方法 - Google Patents

パチンコ玉及びこれを用いた不正玉使用検知方法

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JPH0819652A
JPH0819652A JP17970894A JP17970894A JPH0819652A JP H0819652 A JPH0819652 A JP H0819652A JP 17970894 A JP17970894 A JP 17970894A JP 17970894 A JP17970894 A JP 17970894A JP H0819652 A JPH0819652 A JP H0819652A
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JP
Japan
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ball
pachinko
balls
pachinko ball
transparent
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JP17970894A
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English (en)
Inventor
Minoru Fujii
実 藤井
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CHIYUUGAI OPUTORONIKUSU KK
Original Assignee
CHIYUUGAI OPUTORONIKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量化や、静電気の帯電防止、目の疲れの軽
減等が可能であるとともに、不正玉を使用したときには
直ぐに検知可能なパチンコ玉及びこれを用いた不正玉使
用検知方法を提供する。 【構成】 パチンコ機で使用するパチンコ玉1を、透明
または半光透過性の強化ガラスで形成するとともに、内
部に玉を識別させるための信号を発する玉識別デバイス
2を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機で使用され
るパチンコ玉及びこれを用いた不正玉使用検知方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機は、長年にわたって遊戯機の
1つとして広く親しまれてきており、打ち出す玉、すな
わち「パチンコ玉」としては、表面がメッキ処理されて
いる鋼球が使用されている。また、このパチンコ玉で
は、他店の玉と区別するのに、パチンコ玉の表面に刻印
等が入れられ、この刻印を人の目で直接見ることによっ
て適正な玉であるか否かの識別を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
鋼球を使用していたパチンコ玉では、次の(1)〜
(6)に示すような問題点があった。 (1)金属製なので、静電気が発生し易い。今日では、
パチンコ機のデジタル回路化が進んでいるが、多量の静
電気が帯電するとデジタル回路を誤作動させる虞があ
る。 (2)金属製なので重く、パチンコ玉をストックしてお
く装置そのものの強度を大きくしておく必要があり、装
置の重量が大きくなったり、コストも高くなる。 (3)金属製なので錆の発生やメッキの剥がれ等が起き
易く、このため頻繁に研磨したり洗浄したりする必要が
あり、管理が面倒である。 (4)金属製で、しかも銀メッキされているので、玉の
部分で光が反射し、遊んでいる人の目が疲れる。特に、
欧米系の青い目をした人には、玉の存在がハッキリし過
ぎて疲れる。このため、パチンコ機が欧米系の国で受け
入れられずらい1つの要因ともなっている。 (5)パチンコ玉の表面に設けられた刻印等を直接見な
いと他店の玉と区別できないので、不正使用が発見しず
らい。 (6)金属製で、しかも磁石に良く吸引されるので、強
力な磁石を使った不正が発生し易く、これに対応した不
正防止手段を色々と施す必要があり、コストを高めてい
る一因ともなっている。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は軽量化や、静電気の帯電防止、目
の疲れの軽減等が可能であるとともに、不正玉を使用し
たときには直ぐに検知可能なパチンコ玉及びこれを用い
た不正玉使用検知方法を提供することにある。さらに、
他の目的は、以下に説明する内容の中で順次明らかにし
て行く。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明の要
部である、パチンコ機で使用するパチンコ玉を透明また
は光半透過性の強化ガラスで形成することにより、達成
される。また、実施に当たっては、発振素子や発光素子
等でなる玉識別用の手段を内蔵させることも可能であ
る。
【0006】また、この目的は、本発明の要部である、
透明または光半透過性の強化ガラスで形成されたパチン
コ玉に玉識別用の手段を内蔵させておき、前記玉識別用
の手段をセンサにより識別して不正玉の有無を検出する
ようにしても達成することができる。
【0007】
【作用】これによれば、(1)透明または光半透過性の
強化ガラスで形成しているので、静電気が発生すると言
うようなことが無く、パチンコ機のデジタル回路等を狂
わすことがない。 (2)金属製に比べて軽いので、パチンコ玉をストック
しておく装置そのものの強度を小さくすることができ、
装置の軽量化が可能になるとともにコストを下げること
も可能になる。 (3)ガラス製なので錆の発生やメッキの剥がれ等もな
く、金属製の玉を使用していた場合に比べて洗浄の回数
を減らすことが可能になり、しかも水洗い等で簡単に洗
浄することができる。 (4)金属製で、しかも銀メッキされていた従来の玉が
光を反射させたり、玉の存在感を強くし、遊んでいる人
の目を疲れさせていたのに対して、透明また光半透過性
の強化ガラスで形成しているので、玉の存在感を和らげ
て目の疲れを軽減させることができる。 (5)ガラス製で、磁石に吸引されないので、磁石を使
った不正の発生を防ぐことが可能になり、従来のパチン
コ機で採り入れていたような不正防止手段を設けなくて
も済む。 (6)玉識別用の手段を内蔵させておき、玉識別用の手
段をセンサにより識別して不正玉の有無を検出するよう
にした場合では、従来のようにパチンコ玉の表面に設け
られた刻印等を直接見なくても、他店の玉等との区別が
簡単にできるので不正使用を確実に発見し、これを防止
することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例として示すパ
チンコ玉の斜視図である。図1において、パチンコ玉1
は、強化ガラスを用いて所定の大きさをした、略透明若
しくは半透明(光半透過性)の球状に形成されており、
内部には玉識別デバイス2が埋設されている。この玉識
別デバイス2は、所定の周波数の信号を発振するICチ
ップや、光信号を発する発光器等が用いられ、各信号は
パチンコ店毎に異なったものが使用される。
【0009】図2は、パチンコ玉1の作り方の一例を示
す工程図である。この工程図を用いて説明すると、この
パチンコ玉1は、次の工程A〜Eを経て作られる。ま
ず、工程Aでは、細かく砕かれたガラス片が原料として
用意され、これが溶解炉内に投入される。工程Bでは、
溶解炉内に投入された原料を約1200〜1400℃に
加熱され、およそ10時間程かけて作業炉まで移動させ
る。このとき、質の悪いガラス分は上に浮くと言う性質
を利用して良質のガラス分だけを作業炉内に移動させ、
作業炉内で800〜1000℃に保たれる。工程Cで
は、作業炉の底部に設けられた丸い孔より、パチンコ玉
1個分の溶けたガラスをゆっくりと流れ出させる。この
とき、この溶けたガラス内に玉識別デバイス2を投入し
て埋め込む。工程Dでは、玉識別デバイス2が埋め込ま
れたガラスを、直ちに螺旋状に溝の掘られたロールの上
に移動させ、このロールの回転で、まだ柔らかいガラス
を次第に丸くさせていく。工程Eでは、丸く形成された
ガラス玉を再度軟化点近くまで熱してから急速に冷却さ
せる。これにより表面が先に固化し、冷却が進むにつれ
て内部に収縮が起こるので、表面に圧縮応力、内部に引
っ張り応力の残った状態で固化が終結し、焼き入れが行
われて強化ガラスが形成される。これにより、図1に示
したパチンコ玉1が完成する。
【0010】図3は図1に示したパチンコ玉を使用して
不正玉を検出する検知装置の一例を示すブロック構成図
である。この検知装置は、パチンコ機に設置されるもの
で、装置全体を制御するための制御部(CPU)11
と、玉識別デバイス2からの信号を識別するセンサ12
と、パチンコ玉1の投入を検出するセンサ13と、報知
器14等で構成されている。
【0011】図4は不正玉の検知処理手順を示すフロー
チャートの一例を示すものであり、このプログラムは制
御部11内に格納されている。そこで、図4のフローチ
ャートを用いて、図3に示した検知装置の動作を次に説
明する。
【0012】まず、遊技者によりパチンコ機にパチンコ
玉1が投入されると、これがセンサ12により検出され
る(ステップS1)。次いで、センサ13によりパチン
コ玉1から発振される信号より、適正なパチンコ玉1か
どうかの判定が行われる。ここで、適正なパチンコ玉と
判定された場合には、このパチンコ玉1についての判別
処理は終了し、使用を許可する。これに対して、不正玉
が使用されたような場合で、センサ13により適正な判
別ができなかったときにはステップS3に移行し、これ
を報知器14により報知する。この報知手段としては、
ランプ、ブザー等が用いられる。
【0013】したがって、この実施例の構成によれば、
透明または光半透過性の強化ガラスで形成したパチンコ
玉1を使用しているので、静電気が発生すると言うよう
なことが無く、パチンコ機のデジタル回路等を狂わすこ
とがない。パチンコ玉1がガラス製で、従来の金属製の
ものに比べて軽いので、パチンコ玉をストックしておく
装置そのものの強度を小さくすることができ、装置の軽
量化が可能になるとともにコストを下げることも可能に
なる。さらには、遊技者等がパチンコ玉1を持って他の
場所に移動する場合も軽くて済む。パチンコ玉1がガラ
ス製なので錆の発生やメッキの剥がれ等もなく、金属製
の玉を使用していた従来の場合に比べて洗浄の回数を減
らすことが可能になる。しかも水洗い等で簡単に洗浄す
ることができ、管理が簡単になる。また、従来のパチン
コ玉1が金属製で、しかも銀メッキされて玉が光を反射
させたりして玉の存在感を強くし、遊んでいる人の目を
疲れさせていたのに対して、透明また光半透過性の強化
ガラスで形成しているので、玉の存在感を和らげて目の
疲れを軽減させることができる。パチンコ玉1がガラス
製で、磁石に吸引されないので、磁石を使った不正の発
生を防ぐことが可能になり、従来のパチンコ機で採り入
れていたような不正防止手段を設けなくても済む。これ
により、パチンコ機のコストを下げて安価に提供するこ
とが可能になる。玉識別デバイス2を内蔵させていて、
この玉識別デバイス2より発せられる信号をセンサ13
により識別して不正玉の有無を検出するようにすること
ができるので、自動的に不正を監視することができる。
【0014】なお、上記実施例では、パチンコ玉1内に
玉識別デバイス2を内蔵させた場合について開示した
が、これに限ることなく、例えばガラス内に磁性粉を混
入させ、これを磁化させて特定の磁力線を発するように
構成し、この磁力線の大きさ等を検出して不正玉か否か
を検出するようにしても差し支えないものである。
【0015】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
以下のような効果が得られる。 (1)透明または光半透過性の強化ガラスで形成してい
るので、静電気が発生すると言うようなことが無く、パ
チンコ機のデジタル回路等を狂わすことがない。 (2)金属製に比べて軽いので、パチンコ玉をストック
しておく装置そのものの強度を小さくすることができ、
装置の軽量化が可能になるとともにコストを下げること
も可能になる。 (3)ガラス製なので錆の発生やメッキの剥がれ等もな
く、金属製の玉を使用していた場合に比べて洗浄の回数
を減らすことが可能になり、しかも水洗い等で簡単に洗
浄することができ、管理が簡単になる。 (4)金属製で、しかも銀メッキされていた従来の玉が
光を反射させたり、玉の存在感を強くし、遊んでいる人
の目を疲れさせていたのに対して、透明また半光透過性
の強化ガラスで形成しているので、玉の存在感を和らげ
て目の疲れを軽減させることができる。 (5)ガラス製で、磁石に吸引されないので、磁石を使
った不正の発生を防ぐことが可能になり、従来のパチン
コ機で採り入れていたような不正防止手段を設けなくて
も済むので、パチンコ機のコストを下げて安価に提供す
ることが可能になる。 (6)玉識別用の手段を内蔵させておき、玉識別用の手
段をセンサにより識別して不正玉の有無を検出するよう
にした場合では、従来のようにパチンコ玉の表面に設け
られた刻印等を直接見なくても、他店の玉等との区別が
簡単にできるので不正使用を確実に発見し、これを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として示すパチンコ玉の外観
図である。
【図2】パチンコ玉の製造プロセスの一例を示す図であ
る。
【図3】不正玉検知装置の一例を示す構成ブロック図で
ある。
【図4】不正玉の検出処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 パチンコ玉 2 玉識別デバイス 12 センサ 13 センサ 14 報知器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機で使用するパチンコ玉におい
    て、透明または光半透過性の強化ガラスで形成したこと
    を特徴とするパチンコ玉。
  2. 【請求項2】 玉識別用の手段を内蔵した請求項1に記
    載のパチンコ玉。
  3. 【請求項3】 前記玉識別用の手段として発振素子を内
    蔵させた請求項2に記載のパチンコ玉。
  4. 【請求項4】 前記玉識別用の手段として発光素子を内
    蔵させた請求項2に記載のパチンコ玉。
  5. 【請求項5】 前記玉識別用の手段として前記強化ガラ
    ス内に磁性粉を混入させるとともに、前記磁性粉に所定
    の磁気を持たせた請求項2に記載のパチンコ玉。
  6. 【請求項6】 透明または光半透過性の強化ガラスで形
    成されたパチンコ玉に玉識別用の手段を内蔵させてお
    き、前記玉識別用の手段をセンサにより識別して不正玉
    の有無を検出するようにしたことを特徴とするパチンコ
    玉の不正使用検知方法。
JP17970894A 1994-07-08 1994-07-08 パチンコ玉及びこれを用いた不正玉使用検知方法 Pending JPH0819652A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005168605A (ja) * 2003-12-08 2005-06-30 Samii Kk 遊技機
JP2009261704A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Sammy Corp 封入循環式遊技機
JP2013172771A (ja) * 2012-02-23 2013-09-05 Japan Network System Kk 遊技球及びその製造方法
WO2014091895A1 (ja) * 2012-12-12 2014-06-19 マミヤ・オーピー株式会社 遊技球及びその製造方法

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040721