JPH0819424A - ブラシのハンドル - Google Patents

ブラシのハンドル

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JPH0819424A
JPH0819424A JP17613094A JP17613094A JPH0819424A JP H0819424 A JPH0819424 A JP H0819424A JP 17613094 A JP17613094 A JP 17613094A JP 17613094 A JP17613094 A JP 17613094A JP H0819424 A JPH0819424 A JP H0819424A
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JP
Japan
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handle
brush
members
core member
slender
Prior art date
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Pending
Application number
JP17613094A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoji Kogure
潔治 木暮
Katsutoshi Nomoto
勝俊 野本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Lion Corp
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Lion Corp
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd, Lion Corp, Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Publication of JPH0819424A publication Critical patent/JPH0819424A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形が容易かつ短いサイクルで効率的に行
え、また、成形後においてもハンドルの形状を変更で
き、より使い勝手に優れたブラシのハンドルを提供す
る。 【構成】 ヘッド11とヘッド11に連なる複数のひご
状部材21とを一体に有するブラシ本体20を樹脂の射
出成形で成形するとともに、ひご状部材21の短部を止
着可能な止着部32とフランジ状の膨出部33,34と
を長手方向に離間して有する芯部材30を樹脂により成
形する。そして、芯部材30を膨出部33側からブラシ
本体20のひご状部材21の内側に差し込み、各ひご状
部材21の端部を芯部材30の止着部32に止着させる
とともに、各ひご状部材21の中間部分を膨出部33,
34により外側に膨出させ、これらひご状部材21と芯
部材30とによりハンドル12を構成するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、歯ブラシやヘアーブ
ラシ等のブラシのハンドルに係り、特に、ハンドルの造
形の自由度に富み、使い勝手に優れるブラシのハンドル
に関する。
【0002】
【従来の技術】歯ブラシ等のブラシ類は、一般に、ヘッ
ドとハンドルとを樹脂の射出成形で一体に形成した後、
ヘッドに刷毛を植毛して製造される。このようなブラシ
類のハンドル、例えば、歯ブラシのハンドルは使いやす
さや握った時の感触等の観点から形状としては断面円形
あるいは断面楕円形が望ましく、また、その寸法も幅が
25mm〜35mm、厚さが10mm〜15mm程度を
求められる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たブラシにあっては、ヘッドとハンドルとを射出成形で
一体成形する場合に、ハンドルの厚さが大きいことに起
因してひけが生じやすく、サイドゲート等の常時保圧を
印加できるゲート方式に限定され、外観上問題が少ない
サブマリンゲート等のゲート方式を採用することが困難
であり、さらに、成形後の冷却時間も長く、成形サイク
ルが長くなるという問題がある。特に、後者の問題は、
完全に冷却されていない状態で金型から取り出すという
作業ミスを招きやすく、変形の原因になるという問題も
生じていた。
【0004】さらに、上述したブラシ類は、ハンドルが
肉厚である反面、ヘッドが薄肉であるため、射出成形す
る際に射出速度や圧力等の適正な成形条件を定めること
が困難であった。この発明は、上記問題に鑑みてなされ
たもので、成形が容易に行え、また、成形後においても
ハンドルの形状を変更できより使い勝手に優れたブラシ
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるブラシ
のハンドルは、ハンドル首部から延出する複数のひご状
部材と、該ひご状部材の係止部を備えた少なくとも2個
の整形部材を間隔をおいて主杆上に設けるとともに、そ
の末端部に端末止着部を設けたハンドル整形芯部材とか
らなる。
【0006】そして、この発明にかかるブラシのハンド
ルは、前記ひご状部材の外側に環状のたが部材を外嵌し
た態様(請求項2)に構成することができる。
【0007】
【作用】この発明のブラシのハンドルによれば、ひご状
部材を薄肉化できるため、射出成形等で成形する場合も
ひけの発生するおそれが少なく、サブマリンゲート等の
製品外観上好ましいゲート方式を採用することができ
る。また、成形後の冷却時間も短くなるため、成形サイ
クルも短くなり、効率的に生産でき、さらに、冷却が不
十分なことによる変形も防止できる。またさらに、ヘッ
ドとハンドルを含むブラシ全体を一体に射出成形する場
合も、ハンドル、すなわち、ひご状部材の肉厚とヘッド
の肉厚とを整合させることができ、その成形条件の設定
も容易である。さらに、このブラシのハンドルは、成形
後において止着部材や膨出部材の形状や大きさを変える
ことで、その握り形状も変えることができ、個々の使用
者に合致した形状の設定も容易であり、使い勝手に優
れ、高い商品価値が得られる。
【0008】そして、この発明のブラシのハンドルは、
ひご状部材の外側にたが部材を嵌め込むことで、造形の
自由度が大きくなり、さらに、ひご状部材をより強固に
固定できる(請求項2)。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1から図5はこの発明を歯ブラシのハンドル
に適用した一実施例を示し、図1が歯ブラシの正面図、
図2が同歯ブラシのハンドルを断面した正面図、図3が
図1のA−A矢視断面図、図4が部品であるブラシ本体
の正面図、図5が部品である芯部材の一部を破断断面し
た正面図である。
【0010】図1,2において、10は完成品である歯
ブラシを示し、歯ブラシ10はヘッド11とハンドル1
2がネック13により一体に連続し、ヘッド11には周
知の刷毛(図示せず)が植毛される。ハンドル12は、
ネック13から一体に延出する複数(本実施例では6
本)のひご状部材21の内側に芯部材(整形芯部材)3
0を挿入して構成される。
【0011】芯部材30は、図5に示すように、軸部
(主杆)31の一端に円板状の止着部(端末止着部)3
2が、軸部31の他端にフランジ状の第1の膨出部(整
形部材)33を、軸部31の中間部に第1の膨出部33
より小径のフランジ状の第2の膨出部(整形部材)34
を一体に有する棒状をなし、樹脂の射出成形等で一体成
形される。止着部32には軸部31側に軸部31の廻り
で環状溝21aが形成され、この環状溝21aに上記6
本のひご状部材21の先端(端末)が嵌合して止着して
いる。第1の膨出部33には6本のひご状部材21と対
応して外周に6つの凹部(係止部)33aが、また同様
に、第2の膨出部34にも外周に6つの凹部(係止部)
34aが凹部33aと対応して形成され、図3に示すよ
うに、これら膨出部33,34の凹部33a,34aに
ひご状部材21がそれぞれ嵌合している。
【0012】なお、述べるまでもないが、上述した膨出
部33,34や止着部32はそれぞれ別個に形成し、そ
れぞれを単独でひご状部材21の内側に差し込むことも
可能である。また、上述した止着部32の環状溝21a
は各ひご状部材21に個別の凹部や切欠で代替すること
も可能である。さらに、接着剤等を用いて、あるいは熱
融着等によってひご状部材21を各膨出部33,34の
凹部33a,34aや止着部32の環状溝21aに固着
することも可能である。
【0013】このような歯ブラシ10にあっては、ひご
状部材21の内側に挿入する芯部材30の形状、例え
ば、芯部材30の膨出部33,34の径や個数を変える
ことでハンドル12の形状を変えることができる。この
ため、使用者がそれぞれ手の大きさ等に合わせてハンド
ル12の形状を変えることができ、優れた使い勝手が得
られる。すなわち、膨出部33,34の個数や径が異な
る複数種の芯部材30を予め用意しておき、これらの芯
部材30から使用者が選択してひご状部材21に組み付
けることで個々の使用者に合致した形状のハンドル12
が得られる。
【0014】また、この歯ブラシ10にあっては、ハン
ドル12の外形が細いひご状部材21により画定される
ため、ハンドル12が適当な撓み性、適当な弾力性を有
する。このため、ハンドル12を把持した際の感触に優
れ、より良好な使い勝手が得られ、また、落下等による
衝撃等が作用しても壊れにくく、実用上高い価値が得ら
れる。
【0015】そして、この歯ブラシ10は、図4に示す
ようなヘッド11、ネック13および6本のひご状部2
1が一体のブラシ本体20をポリプロピレン、ポリエチ
レンあるいはナイロン等の樹脂の射出成形で成形し、ま
た、図5に示すような芯部材30を同様の樹脂から成形
し、ブラシ本体20のひご状部材21の内側に芯部材3
0を第1の膨出部33側から差し込むことで製造され
る。
【0016】ここで、ブラシ本体20の射出成形に際し
ては、ブラシ本体20はヘッド11、ネック13および
6本のひご状部材21からなるため、全体を均一の厚さ
に薄肉化できる。すなわち、従来のブラシのようにハン
ドル12の把持性の観点からの厚さの要求が無く、薄肉
化が可能となる。したがって、射出成形に際しても、ひ
けの発生のおそれも少なく、サブマリンゲート等の外観
性に優れるゲート方式を採用して商品価値を高めること
もでき、また、整形後の冷却時間も短く効率的に生産で
き、さらに、射出速度や射出圧力等の条件の自由度も大
きく成形が容易に行える。
【0017】図6はこの発明の他の実施例を示す歯ブラ
シの正面図である。なお、上述した実施例と同一の部分
には同一の番号を付してその説明を省略する。この実施
例は、芯部材30の各膨出部33,34の径が等しい芯
部材30をひご状部材21の内側に差し込み、この後
に、ひご状部材21の外側に止着部32と第2の膨出部
34との間および膨出部33,34間でたが部材41,
42を嵌着したものである。たが部材41,42は、金
属あるいは樹脂からなり、環状あるいはC状のものが用
いられる。なお、たが部材41,42はかしめ等で嵌着
させることも可能である。
【0018】この実施例にあっては、ひご状部材21が
たが部材41,42により束ねられるため、ハンドル1
2の外形が安定し、また、強度的にも高い強度が得られ
る。特に、この実施例では、たが部材41等を適宜の位
置に設けることで、形状を変更でき、使い勝手をより改
善することができる。
【0019】なお、上述した各実施例では歯ブラシを例
示するが、ヘアーブラシ等の種々のブラシにも本発明を
適用することができる。そして、本発明が適用されたヘ
アーブラシは、ドライヤー等を使用した場合でもハンド
ルへの熱の伝達を抑制でき、優れた使い勝手が得られ
る。
【0020】また、上述した各実施例では、ハンドル1
2の形状を使用者の手に合わせて変えると説明するが、
ブラシをケースに収容する場合はハンドル12の形状を
ケースの形状に合わせて変えるようにすることも可能で
ある。
【0021】さらに、上述した各実施例においては、ハ
ンドル12のひご状部材21の外側を布や合成樹脂等で
被覆することもでき、このように被覆することで使い勝
手がさらに改善され、また、美観も改善される。またさ
らに、この発明を電動歯ブラシ等に適用する場合は、ひ
ご状部材21の内側の空間に電池等を収納するように構
成することも可能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
ブラシのハンドルによれば、ひご状部材を薄肉化できる
ため、射出成形等で成形する場合もひけの発生するおそ
れが少なく、サブマリンゲート等の製品外観上好ましい
ゲート方式を採用することができる。また、成形後の冷
却時間も短くなるため、成形サイクルも短くなり、効率
的に生産でき、さらに、冷却が不十分なことによる変形
も防止できる。またさらに、ヘッドとハンドルを含むブ
ラシ全体を一体に射出成形する場合も、ハンドル、すな
わち、ひご状部材の肉厚とヘッドの肉厚とを整合させる
ことができ、その成形条件の設定も容易である。さら
に、このブラシは、成形後において止着部材や膨出部材
の形状や大きさを変えることで、ハンドルの握り形状も
変えることができ、個々の使用者に合致した形状の設定
も容易であり、使い勝手に優れ、高い商品価値が得られ
る。
【0023】そして、この発明のブラシのハンドルは、
ひご状部材の外側にたが部材を嵌め込むことで、造形の
自由度が大きくなり、さらに、ひご状部材をより強固に
固定できる(請求項2)。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる歯ブラシの正面図
である。
【図2】同歯ブラシのハンドルを部分断面した正面図で
ある。
【図3】図1のA−A矢視断面図である。
【図4】同歯ブラシを構成するブラシ本体の正面図であ
る。
【図5】同歯ブラシを構成する芯部材の正面図である。
【図6】この発明の他の実施例にかかる歯ブラシの正面
図である。
【符号の説明】
10 歯ブラシ 11 ヘッド 12 ハンドル 13 ネック 20 ブラシ本体 21 ひご状部材 30 芯部材(整形芯部材) 31 軸部(主杆) 32 止着部(端末止着部) 32a 環状溝 33 膨出部(整形部材) 33a 凹部(係止部) 34 膨出部(整形部材) 34a 凹部(係止部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドル首部から延出する複数のひご状
    部材と、該ひご状部材の係止部を備えた少なくとも2個
    の整形部材を間隔をおいて主杆上に設けるとともに、そ
    の末端部に端末止着部を設けたハンドル整形芯部材とか
    らなることを特徴とするブラシのハンドル。
  2. 【請求項2】 前記ひご状部材の外側に環状のたが部材
    を嵌着した請求項1記載のブラシのハンドル。
JP17613094A 1994-07-06 1994-07-06 ブラシのハンドル Pending JPH0819424A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17613094A JPH0819424A (ja) 1994-07-06 1994-07-06 ブラシのハンドル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17613094A JPH0819424A (ja) 1994-07-06 1994-07-06 ブラシのハンドル

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Publication Number Publication Date
JPH0819424A true JPH0819424A (ja) 1996-01-23

Family

ID=16008190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17613094A Pending JPH0819424A (ja) 1994-07-06 1994-07-06 ブラシのハンドル

Country Status (1)

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JP (1) JPH0819424A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002542854A (ja) * 1999-04-29 2002-12-17 コルゲート・パーモリブ・カンパニー ヘッド部の動作が制御された歯ブラシ
JP2008544785A (ja) * 2005-07-01 2008-12-11 グラクソスミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト 歯ブラシ

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JP4907769B2 (ja) * 1999-04-29 2012-04-04 コルゲート・パーモリブ・カンパニー ヘッド部の動作が制御された歯ブラシ
JP2008544785A (ja) * 2005-07-01 2008-12-11 グラクソスミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト 歯ブラシ

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