JPH08193831A - 接近車両検出装置 - Google Patents

接近車両検出装置

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Publication number
JPH08193831A
JPH08193831A JP7003735A JP373595A JPH08193831A JP H08193831 A JPH08193831 A JP H08193831A JP 7003735 A JP7003735 A JP 7003735A JP 373595 A JP373595 A JP 373595A JP H08193831 A JPH08193831 A JP H08193831A
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JP
Japan
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vehicle
approaching
approaching vehicle
lamp
tracking
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Application number
JP7003735A
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English (en)
Inventor
Masayuki Kaneda
雅之 金田
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自車両と接近車両との車間距離および自車両
と接近車両との相対速度を正確に捉えて,自車両へ接近
し過ぎとなる車両を的確に検出し,適切な警報を行える
ようにする。 【構成】 自車両の前方または後方の画像情報を入力
し,ランプ情報として抽出するランプ情報抽出手段CL
1と,ランプ情報の大きさおよびランプ情報の抽出座標
値に基づいて,自車両と接近車両との位置関係を検出す
る接近車両検出手段CL2と,自車両と接近車両との位
置関係を入力し,位置関係の経時変化に基づいて,接近
車両の移動位置を追跡すると共に,自車両と接近車両と
の相対速度を検出する追跡・相対速度検出手段CL3
と,接近車両の移動位置および相対速度に基づいて,接
近し過ぎとなる可能性のある状態を判定する接近判定手
段CL4と,運転者または後続車両に報知する報知手段
CL5とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,先行車両または後続
車両との車間距離,接近状況等を検出し,運転者または
後続車両に報知する接近車両検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,夜間において接近車両を検出する
接近車両検出装置として,例えば,特開平4−1153
2号公報,特開平4−44200号公報,特開平1−2
42917号公報に開示されているものがある。
【0003】上記特開平4−11532号公報に開示さ
れているものは,後方より接近する車両のヘッドライト
の光を受光して,後方接近車両を検出し,接近し過ぎの
後続車両へハザードフラッシャーランプ等を点滅させて
報知するものである。
【0004】また,特開平1−242917号公報に開
示されているものは,車両の前部若しくは後部に,前方
の色を認識する受信部が複数設けられ,各受信部が受け
る前方の色信号の入射角度の検知により車間距離を演算
し,該車間距離が所定値より短くなった場合に,車室内
に警報信号を送信するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記特
開平4−11532号公報によれば,車両後部に設置し
た光センサの出力レベルに基づいて後方接近車両を検出
しているものの,検出対象となる各車両のヘッドライト
の光量が,ヘッドライトの種類,例えば,ハロゲンラン
プ,白熱灯等によって異なるため,自車両と接近車両と
の車間距離および自車両と接近車両との相対速度を正確
に捉えることが困難であり,適切な警報を行えないおそ
れがある。
【0006】また,上記特開平1−242917号公報
によれば,各受信部が受ける前方の色信号の入射角度の
検知により車間距離を演算するようにしているものの,
車間距離を正確に求めるには,色信号として検知される
ヘッドランプやテールランプの取り付け位置および検出
対象となる車両の存在する状態が制限されるため,様々
な道路環境におかれる車両搭載用のシステムとしては,
道路に曲率や勾配がある場面において必ずしも十分に対
応できないおそれがあった。また,色信号を入力するた
めのカメラ位置を道路高所に取り付けることが前提とな
るが,乗用車を想定した場合,適切なカメラ位置が存在
しないため,必ずしも車間距離の検出を精度良く行うこ
とができないおそれがあるという問題点があった。
【0007】さらに,上記従来の技術によれば,自車両
へ最も接近する車両を捉える機能を有していないため,
曲線路における接近車両との距離や,車線変更して自車
線へ進入してきた接近車両との距離を正確に判定できな
いという問題点もあった。
【0008】この発明は上記に鑑みてなされたものであ
って,自車両と接近車両との車間距離および自車両と接
近車両との相対速度を正確に捉えて,自車両へ接近し過
ぎの車両を的確に検出し,適切な警報を行えるようにす
ることを目的とする。
【0009】また,この発明は上記に鑑みてなされたも
のであって,道路に曲率や勾配がある場合および車線変
更して自車線へ進入してきた接近車両がある場合でも,
自車両へ接近し過ぎとなる車両を的確に検出し,適切な
警報を行えるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係る接近車両検出装置は,図1のクレ
ーム対応図に示すように,自車両の前方または後方の画
像情報を入力し,先行車両のテールランプまたは後続車
両のヘッドランプに相当する赤色光または高輝度光をラ
ンプ情報として抽出するランプ情報抽出手段CL1と,
前記ランプ情報抽出手段CL1で抽出したランプ情報を
入力し,前記画像情報の全体の大きさに対する前記ラン
プ情報の大きさおよび前記画像情報の座標系における前
記ランプ情報の抽出座標値に基づいて,自車両と接近車
両との位置関係を検出する接近車両検出手段CL2と,
前記接近車両検出手段CL2で検出した自車両と接近車
両との位置関係を入力し,前記位置関係の経時変化に基
づいて,接近車両の移動位置を追跡すると共に,自車両
と接近車両との相対速度を検出する追跡・相対速度検出
手段CL3と,前記追跡・相対速度検出手段CL3で検
出した接近車両の移動位置および相対速度に基づいて,
接近し過ぎとなる可能性のある状態を判定する接近判定
手段CL4と,前記接近判定手段CL4の判定結果に基
づいて,運転者または後続車両に報知を行う報知手段C
L5とを備えたものである。
【0011】また,請求項2に係る接近車両検出装置
は,請求項1の構成において,前記接近車両検出手段C
L2が,前記画像情報の全体の大きさに対する前記ラン
プ情報の大きさに基づいて,複数の接近車両を識別し,
最も自車両に接近している接近車両と自車両との位置関
係を優先的に検出するものである。
【0012】また,請求項3に係る接近車両検出装置
は,請求項1の構成において,前記接近車両検出手段C
L2において,あらかじめ自車両と接近車両との距離に
対応させて,前記画像情報の画角縦幅を一辺,画角中心
を基準とした任意の横幅を他の一辺とする矩形領域が検
出領域として複数定義されており,さらに前記自車両と
接近車両との距離に対応させた検出領域毎に,検出する
前記ランプ情報の大きさが定義されており,前記検出領
域およびランプ情報の大きさに基づいて,該当する距離
における接近車両の有無を検出するものである。
【0013】また,請求項4に係る接近車両検出装置
は,請求項1の構成において,前記追跡・相対速度検出
手段CL3において,前記接近車両検出手段CL2で検
出した自車両と接近車両との位置関係を入力すると,該
当する接近車両を追跡するための追跡用矩形領域を設定
し,前記追跡用矩形領域の範囲内における前記位置関係
の経時変化に基づいて,接近車両の移動位置を追跡する
ものである。
【0014】また,請求項5に係る接近車両検出装置
は,請求項1の構成において,前記追跡・相対速度検出
手段CL3において,前記接近車両のランプ情報の大き
さに基づいて,前記追跡用矩形領域の大きさを設定する
ものである。
【0015】また,請求項6に係る接近車両検出装置
は,請求項1の構成において,前記接近判定手段CL4
が,接近し過ぎとなる可能性のある状態を判定する際の
判定レベルを,自車両の車速信号に基づいて変更するも
のである。
【0016】また,請求項7に係る接近車両検出装置
は,請求項1の構成において,前記接近判定手段CL4
が,接近し過ぎとなる可能性のある状態を判定する際の
判定レベルを,自車両のワイパースイッチ信号に基づい
て変更するものである。
【0017】
【作用】この発明に係る接近車両検出装置(請求項1)
は,ランプ情報抽出手段CL1が,自車両の前方または
後方の画像情報を入力し,先行車両のテールランプまた
は後続車両のヘッドランプに相当する赤色光または高輝
度光をランプ情報として抽出する。次に,接近車両検出
手段CL2が,画像情報の全体の大きさに対するランプ
情報の大きさおよび画像情報の座標系におけるランプ情
報の抽出座標値に基づいて,自車両と接近車両との位置
関係を検出すると,追跡・相対速度検出手段CL3が,
自車両と接近車両との位置関係を入力し,該位置関係の
経時変化に基づいて,接近車両の移動位置を追跡すると
共に,自車両と接近車両との相対速度を検出する。続い
て,接近判定手段CL4が,接近車両の移動位置および
相対速度に基づいて,接近し過ぎとなる可能性のある状
態を判定し,報知手段CL5が,判定結果に基づいて,
運転者または後続車両に報知を行う。
【0018】また,この発明の接近車両検出装置(請求
項2)は,接近車両検出手段CL2において,画像情報
の全体の大きさに対するランプ情報の大きさに基づい
て,複数の接近車両を識別し,最も自車両に接近してい
る接近車両と自車両との位置関係を優先的に検出するこ
とにより,道路に曲率や勾配がある場合および車線変更
して自車線へ進入してきた接近車両がある場合に,自車
両へ最も接近している車両を優先的に接近車両として検
出する。また,接近車両の検出時間が短縮される。
【0019】また,この発明の接近車両検出装置(請求
項3)は,接近車両検出手段CL2において,あらかじ
め自車両と接近車両との距離に対応させて,画像情報の
画角縦幅を一辺,画角中心を基準とした任意の横幅を他
の一辺とする矩形領域が検出領域として複数定義し,ま
た,自車両と接近車両との距離に対応させた検出領域毎
に,検出するランプ情報の大きさを定義し,該検出領域
およびランプ情報の大きさに基づいて,該当する距離に
おける接近車両の有無を検出することにより,自車両と
接近車両との車間距離および自車両と接近車両との相対
速度が正確に検出される。また,複数の領域内で接近車
両の検出を行うので,接近車両が遠方より除々に近づい
てくる場合のみでなく,途中から車線変更等によって自
車線上に入ってくる場合や,曲線路での後方車両の検出
が容易となる。
【0020】また,この発明の接近車両検出装置(請求
項4)は,追跡・相対速度検出手段CL3において,接
近車両検出手段CL2で検出した自車両と接近車両との
位置関係を入力すると,該当する接近車両を追跡するた
めの追跡用矩形領域を設定し,該追跡用矩形領域の範囲
内における位置関係の経時変化に基づいて,接近車両の
移動位置を追跡することにより,さらに自車両と接近車
両との車間距離および自車両と接近車両との相対速度が
正確に検出される。また,追跡用矩形領域内で対象とな
る接近車両を追跡するので,追跡精度が向上する。
【0021】また,この発明の接近車両検出装置(請求
項5)は,追跡・相対速度検出手段CL3において,接
近車両のランプ情報の大きさに基づいて,追跡用矩形領
域の大きさを設定することにより,短時間で効率良く,
接近車両の追跡が行われる。
【0022】また,この発明の接近車両検出装置(請求
項6)は,接近判定手段CL4が,接近し過ぎとなる可
能性のある状態を判定する際の判定レベルを,自車両の
車速信号に基づいて変更することにより,さらに適切な
タイミングで報知を行う。
【0023】また,この発明の接近車両検出装置(請求
項7)は,接近判定手段CL4が,接近し過ぎとなる可
能性のある状態を判定する際の判定レベルを,自車両の
ワイパースイッチ信号に基づいて変更することにより,
さらに適切なタイミングで報知を行う。
【0024】
【実施例】以下,この発明の接近車両検出装置につい
て,〔実施例1〕,〔実施例2〕の順で図面を参照して
詳細に説明する。
【0025】〔実施例1〕図2は,実施例1の接近車両
検出装置の構成を示し,自車両の後方(または前方)の
画像情報を撮像するカメラ201と,カメラ201で撮
像した画像情報(アナログ信号)を入力し,あらかじめ
設定した後続車両のヘッドランプ(または先行車両のテ
ールランプ)に相当する高輝度光(または赤色光)を抽
出するための所定のしきい値を用いて,ランプ情報(白
画素・黒画素の2値のデジタル信号)に変換するA/D
変換器202と,A/D変換器202で抽出したランプ
情報を一時記憶する画像メモリ203と,画像メモリ2
03からランプ情報を入力し,画像情報の全体の大きさ
に対するランプ情報の大きさおよび画像情報の座標系に
おけるランプ情報の抽出座標値に基づいて,自車両と接
近車両との位置関係を検出する接近車両検出部204
と,接近車両検出部204で検出した自車両と接近車両
との位置関係を入力し,位置関係の経時変化に基づい
て,接近車両の移動位置を追跡すると共に,自車両と接
近車両との相対速度を検出する追跡・相対速度検出手段
としての接近車両追跡部205と,接近車両追跡部20
5で検出した接近車両の移動位置および相対速度に基づ
いて,接近し過ぎとなる可能性のある状態を判定する接
近判定部206と,接近判定部206の判定結果に基づ
いて,運転者または後続車両に報知を行う報知手段とし
ての報知装置207とから構成される。
【0026】なお,実施例1において,カメラ201,
A/D変換器202および画像メモリ203によって,
この発明のランプ情報抽出手段が構成される。
【0027】また,接近車両検出部204は,図3に示
すように,あらかじめ自車両Aと接近車両(図示せず)
との距離a,b,cに対応させて,画像情報の画角縦幅
を一辺,画角中心を基準とした任意の横幅を他の一辺と
する矩形領域が検出領域として検出領域〜のように
複数定義されており,さらに自車両Aと接近車両との距
離に対応させた検出領域〜毎に,検出するランプ情
報の大きさが’〜’のように定義されており,検出
領域〜およびランプ情報’〜’の大きさに基づ
いて,該当する距離a,b,cにおける接近車両の有無
を検出する構成である。
【0028】すなわち,検出領域は,カメラ201の焦
点距離が固定されている場合,その画角も一定している
ため,検出領域の検出対象幅を自車両A上の道路幅と
した場合,自車両Aの後方cメートル(検出対象幅と道
路幅が一致する距離)であると定義できる。したがっ
て,検出領域の横幅を中心線を基準として,縮小してい
けば,検出領域が後方bメートル,検出領域が後方
aメートルと距離の違いを任意に設定できる。ここで,
縮小方向を幅方向のみとして,縦方向(図面の上下方
向)で行わない理由は,道路勾配等に対応させるためで
ある。具体的には,自車両Aが勾配路に位置し,後続接
近車両が登り勾配が始まる前の平坦路に位置している場
合,カメラ201およびA/D変換器202を介して検
出したランプ情報は画像情報中の上方に位置するように
なる。また,この逆も考えられるため,画像情報の縦方
向における検出領域の縮小は行わないものである。
【0029】また,ランプ情報’〜’は,対応した
検出領域〜の検出幅に比例したかたちで変化してい
る。つまり,実際のヘッドライド(またはテールラン
プ)の大きさを許容できる範囲で,ランプ情報の大きさ
(面積)を決定し,選択することにより,その距離相当
の位置に接近車両が存在するか否かを判定できるように
するものである。
【0030】以上の構成において,その動作を説明す
る。図4および図5は,実施例1の接近車両検出装置の
動作フローチャートを示す。実施例1の動作フローチャ
ートは,大別して,カメラ201で後方の画像情報を入
力して,A/D変換器202でランプ情報を抽出し,接
近車両検出部204で接近車両を検出するまでの車両検
出ロジックと,接近車両追跡部205で接近車両の移動
位置を追跡すると共に,自車両と接近車両との相対速度
を検出し,接近判定部206で接近し過ぎとなる可能性
のある状態を判定するまでの車両追跡ロジックの2つの
ロジックに分けられる。以下,車両検出ロジック,
車両追跡ロジックの順に詳細に説明する。
【0031】車両検出ロジック 図4のフローチャートおよび図6〜図12を参照して,
車両検出ロジックについて説明する。ここでは,後続接
近車両のヘッドランプによる検出方法について説明する
が,先行車両を検出する場合には,ヘッドランプをテー
ルランプに置き換えることで簡単に対応できるため,説
明を省略する。
【0032】先ず,カメラ201によって後方画像を撮
像し,この画像情報をA/D変換器202でデジタル信
号に変換することにより,ランプ情報を抽出して,画像
メモリ203に格納する(S401)。
【0033】次に,接近車両検出部204は,画像メモ
リ203からランプ情報を入力し,抽出されたランプ情
報(すなわち,A/D変換器202において白画素に変
換された箇所)を対象としてラベリング処理を行い,同
時に各ランプ情報の重心座標G1,面積S1を算出する
(S402)。
【0034】次に,ステップS403〜405におい
て,各々該当する距離a,b,cでの接近車両の有無の
検出を行う。ステップS403では,自車両Aから距離
c(後方cメートル)の位置に後方接近車両があるか否
かを検出する。具体的には,図6に示すように,自車両
Aから距離cの位置に自動車Bが後方接近車両として存
在する場合,カメラ201では,画像情報601が撮像
されている。また,画像情報601において,自動車B
のヘッドランプの位置および大きさに応じた高輝度点の
集まりが存在し,この高輝度点の集まりが,A/D変換
器202によってランプ情報として抽出され,画像メモ
リ203に格納されている。
【0035】接近車両検出部204は,画像メモリ20
3から上記ランプ情報を入力すると,検出領域を用い
て,検出領域の範囲内にランプ情報’に大きさに類
似する大きさのランプ情報が存在するか否かを判定す
る。ここでは,自車両Aから距離c(後方cメートル)
の位置に後方接近車両があるので,図中のc−1で示す
ように検出領域内から2個のランプ情報602の存在
が検出され,ランプ情報’と類似するランプ情報が存
在すると判定される。
【0036】ここで,ランプ情報’と類似するランプ
情報が存在すると判定されると,距離cより長い距離
b,aにおける検出は行わずにステップS406へ進
む。
【0037】一方,距離cにおいてランプ情報’と類
似するランプ情報が存在しない場合には,ステップS4
04へ進み,自車両Aから距離b(後方bメートル)の
位置に後方接近車両があるか否かを検出する。具体的に
は,図7に示すように,自車両Aから距離bの位置に自
動車Bが後方接近車両として存在する場合,カメラ20
1では,画像情報701が撮像されている。また,画像
情報701において,自動車Bのヘッドランプの位置お
よび大きさに応じた高輝度点の集まりが存在し,この高
輝度点の集まりが,A/D変換器202によってランプ
情報として抽出され,画像メモリ203に格納されてい
る。
【0038】接近車両検出部204は,画像メモリ20
3から上記ランプ情報を入力すると,検出領域を用い
て,検出領域の範囲内にランプ情報’に大きさに類
似する大きさのランプ情報が存在するか否かを判定す
る。ここでは,自車両Aから距離b(後方bメートル)
の位置に後方接近車両(自動車)があるので,図中のb
−1で示すように検出領域内から2個のランプ情報7
02の存在が検出され,ランプ情報’と類似するラン
プ情報が存在すると判定される。
【0039】ここで,ランプ情報’と類似するランプ
情報が存在すると判定されると,距離bより長い距離a
における検出は行わずにステップS406へ進む。
【0040】一方,距離cにおいてランプ情報’と類
似するランプ情報が存在しない場合には,ステップS4
05へ進み,自車両Aから距離a(後方aメートル)の
位置に後方接近車両があるか否かを検出する。具体的に
は,図8に示すように,自車両Aから距離aの位置に自
動車Bが後方接近車両として存在する場合,カメラ20
1では,画像情報801が撮像されている。また,画像
情報801において,自動車Bのヘッドランプの位置お
よび大きさに応じた高輝度点の集まりが存在し,この高
輝度点の集まりが,A/D変換器202によってランプ
情報として抽出され,画像メモリ203に格納されてい
る。
【0041】接近車両検出部204は,画像メモリ20
3から上記ランプ情報を入力すると,検出領域を用い
て,検出領域の範囲内にランプ情報’に大きさに類
似する大きさのランプ情報が存在するか否かを判定す
る。ここでは,自車両Aから距離a(後方aメートル)
の位置に後方接近車両(自動車)があるので,図中のa
−1で示すように検出領域内から2個のランプ情報8
02の存在が検出され,ランプ情報’と類似するラン
プ情報が存在すると判定される。
【0042】ここで,ランプ情報’と類似するランプ
情報が存在すると判定されると,ステップS406へ進
み,存在しない場合には,最遠方距離である距離aでも
該当するランプ情報が検出されないので,後方接近車両
はないと判断して,カメラ201から次の画像情報を入
力するために,ステップS401へ戻る。
【0043】上記距離a,b,cの範囲は,回避する必
要が出てくる100メートル程度から,安全な回避行動
を起こせる距離10〜20メートル程度を設定するもの
とする。また,実施例1では,3段階の距離a,b,c
を用いたが,さらに細分化させることで,検出精度を向
上させることができるもは勿論である。なお,単純に距
離の設定段階を増やした場合には,処理速度の低下が考
えられるが,処理対象となる画像データ(画像メモリ2
03に格納されているランプ情報)が同一であることか
ら,各距離における処理を並列処理で実行できる構成と
して,処理速度の低下を招来することなく,検出精度の
向上を図ることも可能である。
【0044】次に,ステップS406では,車種および
走行位置(自車両と接近車両との位置関係)を検出する
ために,各ランプ情報の面積S0に基づいて最大面積の
ランプ情報を抽出する。
【0045】ステップS407では,最大面積のランプ
情報のラベルに基づいて,該当するランプ情報の重心座
標と同一のY座標上に重心を持つ他のランプ情報が存在
するか否かを判定する。ここで,同一のY座標上に重心
を持つ他のランプ情報が存在する場合には,ステップS
408へ進み,後方接近車両が2灯式(すなわち,自動
車)であると判定する。一方,同一のY座標上に重心を
持つ他のランプ情報が存在しない場合には,ステップS
409へ進み,後方接近車両が二輪車または車線ズレし
ている自動車であると判定する。
【0046】なお,図9は,自車両Aから距離c(後方
cメートル)の位置に二輪車Dが後方接近車両として存
在する場合の検出例を示し,カメラ201で撮像された
画像情報901から1個のランプ情報が抽出され,検出
領域でランプ情報’と類似するランプ情報902と
して検出される。また図10は,自車両Aから距離b
(後方bメートル)の位置に二輪車Dが後方接近車両と
して存在する場合の検出例を示し,カメラ201で撮像
された画像情報1001から1個のランプ情報が抽出さ
れ,検出領域でランプ情報’と類似するランプ情報
1002として検出される。また図11は,自車両Aか
ら距離a(後方aメートル)の位置に二輪車Dが後方接
近車両として存在する場合の検出例を示し,カメラ20
1で撮像された画像情報1101から1個のランプ情報
が抽出され,検出領域でランプ情報’と類似するラ
ンプ情報1102として検出される。
【0047】ここで,さらに図12を参照して,自動車
Bの前を二輪車Dが走行している場面での検出例を示
す。この場合,自車両Aから距離cの位置に二輪車Dが
後方接近車両として存在し,さらにその僅か後方に自動
車Bが存在する。したがって,カメラ201では,画像
情報1201で示すように,二輪車Dと自動車Bが重な
って撮像される。このため,画像情報1201から3個
のランプ情報が抽出され,検出領域でランプ情報’
と類似するランプ情報として,1個のランプ情報120
2と2個のランプ情報1203が検出される。このよう
な場合でも,上記検出ロジックにおいては,ステップS
406で最大面積のランプ情報(ここでは,ランプ情報
1202)を抽出しているため,自動車Bより近い二輪
車Dのランプ情報1202を選択的に検出することがで
きる。したがって,ステップS407で同一Y座標上に
重心を持つ他のランプ情報が存在しないと判定され,ス
テップS409で二輪車として認識することができる。
【0048】上記のステップS408またはステップS
409を終了すると,後述する車両追跡ロジックへ進
む。
【0049】車両追跡ロジック 図5のフローチャートおよび図13〜図15を参照し
て,車両追跡ロジックについて説明する。車両追跡ロジ
ックでは,前述した車両検出ロジックで検出された1個
または2個のランプ情報を基準として,次に取り込まれ
る画像情報との差を判定することにより,自車両と後続
接近車両との相対速度,位置の推定を行うものである。
【0050】先ず,ステップS501では,車両検出ロ
ジックより車両追跡ロジックに移行した際の画像メモリ
203に格納されている画像データP0で,ランプ部の
ラベルの重心座標G0,面積S0,ラベルが二つある場
合は,重心間距離L0を算出し,メモリする。なお,こ
こでは,説明を具体的にするために,図13(a)に示
すように,ランプ情報が2個存在する自動車が,接近車
両B→接近車両B’→接近車両B”の経路で回避動作を
行った場合を例として説明する。
【0051】ステップS502では,接近車両検出部2
04で検出した2個のランプ情報の重心座標G0(以
下,2個のランプ情報の重心座標をそれぞれG0l,G
0rと記載する)を基準に2つの追跡用矩形領域を図1
4のa−2に示すように設定する。ただし,この追跡用
矩形領域の大きさはランプ情報の面積S0(以下,2個
のランプ情報の面積をそれぞれS0l,S0rと記載す
る)の大きさに基づいて決定される。なお,図14のa
−1,b−1,‥‥n−1は,自動車が図13(a)に
示すように移動する際にカメラ201で撮像される画像
情報を示している。
【0052】次に,ステップS503で,カメラ201
によって次の後方画像を撮像し,この画像情報をA/D
変換器202でデジタル信号に変換することにより,ラ
ンプ情報を抽出して,画像メモリ203に画像データP
1として格納する。
【0053】続いて,ステップS504において,接近
車両検出部204が,画像メモリ203からランプ情報
を入力し,抽出されたランプ情報(すなわち,A/D変
換器202において白画素に変換された箇所)を対象と
してラベリング処理を行い,同時に各ランプ情報の重心
座標G1l,G1r,面積S1l,S1r,重心間距離
L1を算出する。
【0054】ステップS505では,ステップS504
で抽出したラベルの重心座標G1l,G1r,面積S1
l,S1r,重心間距離L1と,前フレームでの撮像し
た画像データP0の重心座標G0l,G0r,面積S0
l,S0r,重心間距離L0の変化状態の算出を行う。
【0055】ステップS506では,ステップS505
で算出された重心座標,面積値,重心間距離の変化量が
規定値内(−α≦G1l−G0l≦α,−α≦G1r−
G0r≦α,−β≦S1l−S0l≦β,−β≦S1r
−S0r≦β,−γ≦L1−L0≦γ)であるかどうか
を判定することにより同一車両であることを確認する。
つまり画像の取り込みタイミングで考えられる変化量を
規定値している。
【0056】ステップS506で規定値外であると判定
された場合は,割り込み車両等があったと推定し,ステ
ップS511へ進み,追跡処理を中止して車両検出ロジ
ックに戻る。
【0057】ステップS506で規定値内であると判定
された場合は,ステップS507に移行し,重心座標,
面積値,重心間距離の変化量の算出値より後方接近車両
の相対速度,位置を推定する。この後,ステップS50
8で,画像データP1を画像データP0にコピーし,次
の画像データP1の取り込みに移る。
【0058】ステップS509では,ステップS508
で推定された相対速度,位置情報により自車に接近し過
ぎとなる可能性を求めることで,後方接近車両への報知
の必要性を判断し,必要と判断された場合はステップS
510で警報を発する。
【0059】一方,図13(a)に示すように,後方接
近車両が途中でB→B’→B”の経路で回避動作に入っ
た場合は,図14のn−1およびn−2で示すように,
片方のランプ情報が消失するため,ステップS506で
の変化量が規定値外となり,警報を発することなく,ス
テップS511へ移行し,追跡を中止して車両検出ロジ
ックへ戻る。
【0060】なお,ここでは,後続接近車両が自動車の
場合を例として説明したが,図13(b)に示すよう
に,後続接近車両が二輪車であり,かつ,D→D’→
D”の経路で回避動作を行った場合には,図15のa−
1,b−1,‥‥n−1で示すように,カメラ201で
画像情報が撮像され,それぞれの画像情報に対応して,
a−2,b−2,‥‥n−2のようにランプ情報の抽出
および追跡用矩形領域の設定がなされ,同様に上記ステ
ップS501〜ステップS511で車両の追跡が実行さ
れる。ただし,図4のステップS407で後方接近車両
が二輪車または自動車の車線ズレと判定された場合は,
重心座標G,面積値Sの抽出は1個とし,重心間距離L
の算出は行わない。
【0061】図16は,曲線路における接近車両Bの検
出例を示し,図示の如く,曲線路において自車両Aの後
方に接近車両Bが存在し,かつ,曲線路の曲がり具合に
応じて,接近車両Bが自車両Aの後方に見え隠れした場
合でも,カメラ201で接近車両Bが撮像されると,ラ
ンプ情報によって接近車両Bの存在および自車両Aとの
距離,相対速度が検出されるため,接近車両と接近し過
ぎ(例えば,接触)となる可能性がある場合に確実に警
報を発することができる。
【0062】また,図17は,後方の接近車両Bと自車
両Aとの間に他の接近車両Eが割り込んできた場合の検
出例を示す。実施例1では,ランプ情報の面積に基づい
て最も接近している車両を接近車両として優先的に検出
するので,自車線に対する割り込みがあった場合でも,
適切に接近車両を検出して,警報を発することができ
る。
【0063】前述したように実施例1によれば,接近車
両検出部204において自車両に最も接近している後方
接近車両を検出してから,該当する接近車両の追跡を行
い,距離,相対速度等により対象とする接近車両と接近
し過ぎ(例えば,接触)となる可能性があるか否かを判
定するため,二輪車も含めた接近車両の検出が行え,ま
た曲線路や途中からの車線変更により自車線に入ってく
る接近車両も検出でき,より精度の高い接近警報を行う
ことができる。
【0064】〔実施例2〕図18は,実施例2の接近車
両検出装置の構成を示し,実施例1と共通の符号は同一
の構成を示すため,ここでは,異なる部分のみを説明す
る。図において,1801は自車両の車速を検出する車
速センサ,1802はワイパースイッチを示す。
【0065】実施例2は,接近判定部206において,
接近し過ぎとなるか否かを判定する際の判定レベルを,
車速センサ1802からの車速信号に基づいて変更する
と共に,ワイパースイッチ1802からのワイパースイ
ッチ信号(ON/OFF信号)に基づいて変更するもの
である。
【0066】すなわち,高速走行時のように自車両の速
度が速い場合や,制動距離が長くなる雨天の場合には,
より早く警報する必要があるため,車速センサ1802
からの車速信号およびワイパースイッチ1802からの
ワイパースイッチ信号(ON/OFF信号)に基づい
て,高速走行および雨天等の情報を入力し,適切なタイ
ミングで警報を行えるようにしたものである。
【0067】なお,前述した実施例1および実施例2で
は,特に言及しなかったが,ヘッドライトまたはテール
ランプの検出精度を向上させる方法として,ヘッドライ
トにおいては,ヘッドライトに多く含まれる波長成分で
ある近赤外領域に絞ったバンドパスフィルタを用いるこ
とにより,街灯等の明かりと確実に区別することができ
る。また,テールランプにおいては,カラーカメラのR
(レッド)信号の階調を用いることにより,より確実に
テールランプを検出することができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように,この発明の接近車
両検出装置(請求項1)は,自車両の前方または後方の
画像情報を入力して先行車両のテールランプまたは後続
車両のヘッドランプに相当する赤色光または高輝度光を
ランプ情報として抽出し,画像情報の全体の大きさに対
するランプ情報の大きさおよび画像情報の座標系におけ
るランプ情報の抽出座標値に基づいて,自車両と接近車
両との位置関係を検出し,該位置関係の経時変化に基づ
いて,接近車両の移動位置を追跡すると共に,自車両と
接近車両との相対速度を検出し,さらに接近車両の移動
位置および相対速度に基づいて,接近し過ぎとなる可能
性のある状態を判定して報知するため,自車両と接近車
両との車間距離および自車両と接近車両との相対速度を
正確に捉えて,自車両へ接近し過ぎとなる車両を的確に
検出し,適切な報知を行うことができる。
【0069】また,この発明の接近車両検出装置(請求
項2)は,接近車両検出手段において,画像情報の全体
の大きさに対するランプ情報の大きさに基づいて,複数
の接近車両を識別し,最も自車両に接近している接近車
両と自車両との位置関係を優先的に検出するため,道路
に曲率や勾配がある場合および車線変更して自車線へ進
入してきた接近車両がある場合でも,自車両へ接近し過
ぎとなる車両を的確に検出し,適切な報知を行うことが
できる。また,接近車両の検出時間を短縮することがで
きる。
【0070】また,この発明の接近車両検出装置(請求
項3)は,接近車両検出手段において,あらかじめ自車
両と接近車両との距離に対応させて,画像情報の画角縦
幅を一辺,画角中心を基準とした任意の横幅を他の一辺
とする矩形領域が検出領域として複数定義し,また,自
車両と接近車両との距離に対応させた検出領域毎に,検
出するランプ情報の大きさを定義し,該検出領域および
ランプ情報の大きさに基づいて,該当する距離における
接近車両の有無を検出するため,自車両と接近車両との
車間距離および自車両と接近車両との相対速度を正確に
検出することができる。また,複数の検出領域を距離に
対応させて使い分けるため,適切な報知を行うことがで
きる。さらに,複数の領域内で接近車両の検出を行うの
で,接近車両が遠方より除々に近づいてくる場合のみで
なく,途中から車線変更等によって自車線上に入ってく
る場合や,曲線路での後方車両の検出が容易となる。
【0071】また,この発明の接近車両検出装置(請求
項4)は,追跡・相対速度検出手段において,接近車両
検出手段で検出した自車両と接近車両との位置関係を入
力すると,該当する接近車両を追跡するための追跡用矩
形領域を設定し,該追跡用矩形領域の範囲内における位
置関係の経時変化に基づいて,接近車両の移動位置を追
跡するため,さらに自車両と接近車両との車間距離およ
び自車両と接近車両との相対速度を正確に検出すること
できる。また,追跡用矩形領域内で対象となる接近車両
を追跡するので,追跡精度が向上する。
【0072】また,この発明の接近車両検出装置(請求
項5)は,追跡・相対速度検出手段において,接近車両
のランプ情報の大きさに基づいて,追跡用矩形領域の大
きさを設定するため,短時間で効率良く,接近車両の追
跡を行うことができる。
【0073】また,この発明の接近車両検出装置(請求
項6)は,接近判定手段が,接近し過ぎとなる可能性の
ある状態を判定する際の判定レベルを,自車両の車速信
号に基づいて変更するため,高速走行または低速走行に
対応した適切なタイミングで報知できる。
【0074】また,この発明の接近車両検出装置(請求
項7)は,接近判定手段が,接近し過ぎとなる可能性の
ある状態を判定する際の判定レベルを,自車両のワイパ
ースイッチ信号に基づいて変更するため,雨天,晴天等
の気象条件に対応した適切なタイミングで報知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のクレーム対応図である。
【図2】実施例1の接近車両検出装置の構成を示す説明
図である。
【図3】自車両と接近車両との距離に対応させた検出領
域の定義例および検出するランプ情報の大きさの定義例
を示す説明図である。
【図4】実施例1の接近車両検出装置の動作フローチャ
ートである。
【図5】実施例1の接近車両検出装置の動作フローチャ
ートである。
【図6】自車両から距離c(後方cメートル)の位置に
後方接近車両(自動車)がある場合の検出例を示す説明
図である。
【図7】自車両から距離b(後方bメートル)の位置に
後方接近車両(自動車)がある場合の検出例を示す説明
図である。
【図8】自車両から距離a(後方aメートル)の位置に
後方接近車両(自動車)がある場合の検出例を示す説明
図である。
【図9】自車両から距離c(後方cメートル)の位置に
後方接近車両(二輪車)がある場合の検出例を示す説明
図である。
【図10】自車両から距離b(後方bメートル)の位置
に後方接近車両(二輪車)がある場合の検出例を示す説
明図である。
【図11】自車両から距離a(後方aメートル)の位置
に後方接近車両(二輪車)がある場合の検出例を示す説
明図である。
【図12】自動車の前を二輪車が走行している場面での
検出例を示す説明図である。
【図13】自動車の回避動作および二輪車の回避動作を
示す説明図である。
【図14】自動車の回避動作を示す説明図である。
【図15】二輪車の回避動作を示す説明図である。
【図16】曲線路における接近車両の検出例を示す説明
図である。
【図17】後方の接近車両と自車両との間に他の接近車
両が割り込んできた場合の検出例を示す説明図である。
【図18】実施例2の接近車両検出装置の構成を示す説
明図である。
【符号の説明】
CL1 ランプ情報抽出手段 CL2 接近車両検出手段 CL3 追跡・相対速度検出手段 CL4 接近判定手段 CL5 報知手段 201 カメラ 202 A/
D変換器 203 画像メモリ 204 接近
車両検出部 205 接近車両追跡部 206 接近
判定部 207 報知装置 1801 車速センサ 1802 パ
ワースイッチ 〜 検出領域 ’〜’ ラ
ンプ情報の大きさ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車両の前方または後方の画像情報を入
    力し,先行車両のテールランプまたは後続車両のヘッド
    ランプに相当する赤色光または高輝度光をランプ情報と
    して抽出するランプ情報抽出手段と,前記ランプ情報抽
    出手段で抽出したランプ情報を入力し,前記画像情報の
    全体の大きさに対する前記ランプ情報の大きさおよび前
    記画像情報の座標系における前記ランプ情報の抽出座標
    値に基づいて,自車両と接近車両との位置関係を検出す
    る接近車両検出手段と,前記接近車両検出手段で検出し
    た自車両と接近車両との位置関係を入力し,前記位置関
    係の経時変化に基づいて,接近車両の移動位置を追跡す
    ると共に,自車両と接近車両との相対速度を検出する追
    跡・相対速度検出手段と,前記追跡・相対速度検出手段
    で検出した接近車両の移動位置および相対速度に基づい
    て,接近し過ぎとなる可能性のある状態を判定する接近
    判定手段と,前記接近判定手段の判定結果に基づいて,
    運転者または後続車両に報知を行う報知手段とを備えた
    ことを特徴とする接近車両検出装置。
  2. 【請求項2】 前記接近車両検出手段は,前記画像情報
    の全体の大きさに対する前記ランプ情報の大きさに基づ
    いて,複数の接近車両を識別し,最も自車両に接近して
    いる接近車両と自車両との位置関係を優先的に検出する
    ことを特徴とする請求項1記載の接近車両検出装置。
  3. 【請求項3】 前記接近車両検出手段は,あらかじめ自
    車両と接近車両との距離に対応させて,前記画像情報の
    画角縦幅を一辺,画角中心を基準とした任意の横幅を他
    の一辺とする矩形領域が検出領域として複数定義されて
    おり,さらに前記自車両と接近車両との距離に対応させ
    た検出領域毎に,検出する前記ランプ情報の大きさが定
    義されており,前記検出領域およびランプ情報の大きさ
    に基づいて,該当する距離における接近車両の有無を検
    出することを特徴とする請求項1または2記載の接近車
    両検出装置。
  4. 【請求項4】 前記追跡・相対速度検出手段は,前記接
    近車両検出手段で検出した自車両と接近車両との位置関
    係を入力すると,該当する接近車両を追跡するための追
    跡用矩形領域を設定し,前記追跡用矩形領域の範囲内に
    おける前記位置関係の経時変化に基づいて,接近車両の
    移動位置を追跡することを特徴とする請求項1,2また
    は3記載の接近車両検出装置。
  5. 【請求項5】 前記追跡・相対速度検出手段は,前記接
    近車両のランプ情報の大きさに基づいて,前記追跡用矩
    形領域の大きさを設定することを特徴とする請求項4記
    載の接近車両検出装置。
  6. 【請求項6】 前記接近判定手段は,接近し過ぎとなる
    可能性のある状態を判定する際の判定レベルを,自車両
    の車速信号に基づいて変更することを特徴とする請求項
    1記載の接近車両検出装置。
  7. 【請求項7】 前記接近判定手段は,接近し過ぎとなる
    可能性のある状態を判定する際の判定レベルを,自車両
    のワイパースイッチ信号に基づいて変更することを特徴
    とする請求項1記載の接近車両検出装置。
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