JPH08192692A - 自動車用荷台装置 - Google Patents

自動車用荷台装置

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JPH08192692A
JPH08192692A JP739595A JP739595A JPH08192692A JP H08192692 A JPH08192692 A JP H08192692A JP 739595 A JP739595 A JP 739595A JP 739595 A JP739595 A JP 739595A JP H08192692 A JPH08192692 A JP H08192692A
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JP
Japan
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automobile
fixed
carrier
carrier body
luggage
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Withdrawn
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JP739595A
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English (en)
Inventor
Masafumi Hasegawa
政史 長谷川
Toru Terano
徹 寺野
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TOWA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
TOWA SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷物の積み卸しが容易で、かつ下ろした荷物
の運搬を容易に行うことができる自動車用荷台装置を提
供する。 【構成】 自動車2のルーフ3上に車軸用挿入取付具11
及び車軸用係止取付具12とを設ける。キャリヤ本体21の
下部に前,後車軸26,27を設け、これら前,後車軸26,
27に車輪28を着脱可能に固定する。前記車軸用挿入取付
具11に前記前車軸26を挿入し、前記車軸用係止取付具12
に前記後車軸27を固定する。 【効果】 自動車2に固定したキャリヤ本体21に、荷物
を積んで目的地まで運搬する。その荷物をキャリヤ本体
21ごと下ろし、車輪28の付いたキャリヤ本体21によって
運搬することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用荷台装置に係わ
り、特に自動車から着脱可能なキャリヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動車用荷台装置とし
て、例えば特開昭57−15040号公報では、両外側
に支持脚を備えた支持体からなり、この支持体に、車体
屋根の端部に係合させて固定する係合部材を設けた自動
車用荷台や、実公昭56−12134号公報では、自動
車のルーフの前後に横方向の支脚を設け、この支脚に枠
体を固定する自動車用荷台が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の自動車用荷
台では、支持体あるいは枠体に荷物を固定して運搬する
ことができるものの、自動車が目的地に着いた後、荷物
を運ぶ場合、一旦前記支持体あるいは枠体から荷物を外
して運搬しなければならず、また、その荷物が重量物で
あると、別個に運搬手段も必要となった。そして例えば
駐車場から離れたキャンプ場などに出掛けた際には、運
搬手段として必要な台車などを運搬しなければならず、
車内にその台車を乗せるための収納場所が必要になると
いう問題があった。
【0004】そこで本発明は荷物の積み卸しが容易で、
かつ下ろした荷物の運搬を容易に行うことができる自動
車用荷台装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、自動
車の外部に設けた取付具と、この取付具に着脱自在に固
定されるキャリヤ本体と、このキャリヤ本体に設けた車
輪取付部とを備えるものである。
【0006】また請求項2の発明は、自動車のルーフに
前記取付具を設けたものである。
【0007】さらに請求項3の発明は、自動車のリヤに
前記取付具を設けたものである。
【0008】さらにまた請求項4の発明は、自動車のリ
ヤに設けられたタイヤ用取付体に前記取付具を設けたも
のである。
【0009】
【作用】請求項1の構成では、自動車に固定したキャリ
ヤ本体に、荷物を積んで目的地まで運搬し、その荷物を
キャリヤ本体ごと下ろし、車輪の付いたキャリヤ本体に
よって運搬し、あるいは荷物を積んで目的地まで運搬
し、その荷物をキャリヤ本体ごと下ろし、目的地にてキ
ャリヤ本体の車輪取付部に車輪を取付けて運搬する。
【0010】また請求項2の構成では、自動車のルーフ
に固定したキャリヤ本体に、荷物を積んで目的地間で運
搬し、その荷物をキャリヤ本体ごと下ろし、車輪の付い
たキャリヤ本体によって運搬する。
【0011】さらに請求項3の構成では、自動車のリヤ
に固定したキャリヤ本体に、荷物を積んで目的地まで運
搬し、その荷物をキャリヤ本体ごと下ろし、車輪の付い
たキャリヤ本体によって運搬する。また、キャリヤ本体
をリヤに固定するため、自動車にルーフキャリヤを付け
て荷物を運搬することもできる。
【0012】さらにまた請求項4の構成では、スペヤタ
イヤを取付ける取付体に設けた取付具を介して自動車の
リヤにキャリヤ本体を固定し、このキャリヤ本体に、荷
物を積んで目的地まで運搬し、その荷物をキャリヤ本体
ごと下ろし、車輪を付けたキャリヤ本体によって運搬す
る。また、キャリヤ本体をリヤに固定するため、自動車
にルーフキャリヤを付けて荷物を運搬することもでき
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。図1ないし図6は本発明の第1実施例を示
し、同図において、1は自動車2のルーフ3に固定可能
な取付体であり、この取付体1は、自動車2側の樋4に
取付部材5を介して固定され、この取付部材5は、前記
取付体1の前後左右にそれぞれ設けられ、ボルトなどの
止着部材6により前記樋4に挟着固定され、前側一対の
取付部材5,5間に前杆7を架設すると共に、後側一対
の前記取付部材5,5間に後杆8を架設し、これら前,
後杆7,8の上部左右に、上方が開口した略コ字型の連
結具9を介して、前後方向の左,右杆10,10を一体に固
定し、この左,右杆10,10の上部前側及び後側に、取付
具たる車軸用挿入取付具11及び車軸用係止取付具12をそ
れぞれ設け、すなわちこれら取付具11,12はそれぞれ一
対ずつ設けられ、その挿入取付具11と前記前,後杆10,
10の間に後方が開口した固定用挿入溝11Aを形成してお
り、前記車輪用係止取付具12は、円弧状の係止具13の前
端を前記左,右杆10,10に枢着部13Aを介して回動自在
に枢着すると共に、該係止具13の後端に突設した平坦部
14に透孔15を穿設し、この透孔15を挿通した蝶ねじなど
の固定部材16を前記左,右杆10,10に形成した雌ねじ孔
などの固定受部17に螺着して固定される。
【0014】21は前記両取付具11,12を介して自動車2
のルーフ3に着脱自在に設けられるキャリヤ本体であ
り、長方形の枠体22内の全面に網体23を張設し、その
前,後下面に略コ字型の前輪,後輪軸受部24,25をそれ
ぞれ設け、それら軸受部24,25に車輪取付部たる前,後
車軸26,27をそれぞれ回動自在に挿通し、さらにこれら
前,後車軸26,27の両端に車輪28を着脱可能に固定し、
前記後輪軸受部25は前記キャリヤ本体21に固定され、前
記前輪軸受部24は前記キャリヤ本体21に回動可能に設け
られている。また、前記前,後車軸26,27の両端側には
止め穴29がそれぞれ穿設され、この止め穴29に車軸取付
部材たる止めピン30が弾発的に装着され、この止めピン
30により前記前,後車軸26,27が前記軸受部24,25に取
付けられている。前記枠体22の下面前側には、枠板31が
左右方向に架設され、この枠板31の中央には円筒部32が
下方に突設され、この円筒部32に、前記前輪軸受部24の
上面に一体に突設した回転円筒部33が遊挿され、前記円
筒部32の内リング部32Aと前記回転円筒部33にボルトな
どの連結部材34を挿通し、この連結部材34の下端にダブ
ルナット35を螺合して前記前輪軸受部24を前記枠体22に
回転可能に取り付けている。前記前輪軸受部24の中央に
は、ハンドル取付部36が前方に向って突設され、そのハ
ンドル取付部36の先端には一対のリング部37,37が間隔
をおいて固着され、これらリング部37,37間にT型のハ
ンドル38の基端リング部39を配置し、それらリング部3
7,39,37にボルト40を挿通し、このボルト40にナット4
1を螺合してT型のハンドル38が回動可能でかつ着脱自
在に連結される。
【0015】次に前記構成につきその作用を説明する
と、その荷台装置はT型のハンドル38を外した状態でキ
ャリヤ本体21をルーフ3に固定するものであり、前車軸
26を固定用挿入溝11Aに挿入し、係止具13を後車軸27に
掛け、固定部材16により固定する。そして前記キャリヤ
本体21上に荷物(図示せず)を乗せ、この荷物を前記キ
ャリヤ本体21に設けた図示しない固定具、あるいは紐な
どの結束具により固定する。尚、この場合は、キャリヤ
本体21をルーフ3に固定する前に、下でキャリヤ本体21
に荷物を固定してから該キャリヤ本体21を取付具11,12
に固定するようにしてもよい。そしてキャリヤ本体21に
荷物を乗せてキャンプ場などに着いたら、固定部材16を
外して係止具13を回動し、固定を解除して荷物ごとキャ
リヤ本体21を下ろす。また、自動車2に別個に乗せてい
たT型のハンドル38をボルト40及びナット41により連結
し、荷物を乗せたまま、T型のハンドル38を引っ張って
あるいは押して目的地まで運搬する。また、車輪28は車
軸26,27から着脱可能であるため、車輪28を外した状態
でキャリヤ本体21を自動車2に固定して使用し、キャリ
ヤ本体21に荷物を乗せてキャンプ場などに着いたら、固
定部材16を外して係止具13を回動し、固定を解除して荷
物ごとキャリヤ本体21を下し、車軸26,27に車輪28を固
定して運搬に使用することもできる。
【0016】このように本実施例では請求項1に対応し
て、自動車2の外部に設けた取付具たる車軸用挿入取付
具11及び車軸用係止取付具12と、これら取付具11,12に
着脱自在に固定されるキャリヤ本体21と、このキャリヤ
本体21に設けた車輪取付部たる車軸26,27とを備えるも
のであるから、自動車2に固定したキャリヤ本体21に、
荷物を積んで目的地まで運搬し、その荷物をキャリヤ本
体21ごと下ろし、車輪28の付いたキャリヤ本体21によっ
て運搬することができ、また、車軸26,27から車輪28を
外した状態で荷物を積んで目的地まで運搬し、目的地に
てキャリヤ本体21の車軸26,27に車輪28を付けて運搬す
ることができる。
【0017】また、このように本実施例では請求項2に
対応して、自動車2のルーフ3に車軸用挿入取付具11及
び車軸用係止取付具12を設けたものであるから、自動車
2のルーフ3に固定したキャリヤ本体21に、荷物を積ん
で目的地まで運搬し、その荷物をキャリヤ本体21ごと下
ろし、車輪28の付いたキャリヤ本体21によって運搬する
ことができる。
【0018】さらに実施例上の効果として、両取付部1
1,12を用いることにより、前車軸26を固定用挿入溝11
Aに挿入すると共に、後車軸27を係止具13により固定す
るという簡単な作業によって、キャリヤ本体21を着脱す
ることができる。また、取付体1は前,後杆7,8及び
左,右杆10,10を有する形状であるため、キャリヤ本体
21を使用しない場合は、それら杆7,8,10,10上に荷
物を固定して通常のルーフキャリヤとしての使用も可能
となる。さらに、両取付部11,12という構造簡易な部材
を用いるため、これら両取付部11,12を従来のルーフキ
ャリヤに取付けることにより、従来のルーフキャリヤに
もキャリヤ本体21を着脱自在に設けることができる。さ
らにまたキャリヤ本体21は前輪軸受24を水平回動可能に
設けたから、車輪28の接地時における移動が容易とな
る。また、T型のハンドル38をボルト40及びナット41に
より着脱可能に構成したから、キャリヤ本体21を取付体
1に固定する場合は該ハンドル38を外すことにより邪魔
にならず、さらに車輪28を接地した移動時には、ハンド
ル38が上下方向に回動するため、扱い易いものとなる。
さらにまた、キャリヤ本体21は枠体22などに網体23を張
設したものであるため、比較的軽量にすることができ、
かつその網体23に紐などの結束具を結束して荷物を簡便
に固定することができる。
【0019】図7及び図8は本発明の第2実施例を示
し、上記第1実施例と同一部分に同一符号を付し、その
詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、自動車
用荷台装置を自動車2のリヤである後面51に設けたもの
を示し、このほぼ垂直な面により構成される後面51にブ
ラケット52を固定し、このブラケット52にタイヤ用取付
体53を固定し、このタイヤ用取付体53は、ブラケット52
に固定する円形のベース部54と略円柱状の突設部55とを
一体に有し、この突設部55をタイヤ56のホイール57に挿
通すると共に、前記ベース部54から後方に複数突設した
ホイール固定用ボルト58を前記ホイール52の孔59に挿通
し、そのボルト58にナット60を螺合してタイヤ56を固定
しており、前記突設部55の後端を平坦に形成すると共
に、その後端に雌ねじ孔などからなる固定受部61を形成
している。また、この例では、前記キャリヤ本体21の中
央には、前記枠体22間に中央枠板62を架設し、この中央
枠板62の中央に透孔63を穿設し、さらにキャリヤ本体21
の前端には、前記枠体22に載置板64を枢着部65を介して
略90度起伏自在に設けている。すなわち前記載置板64
は、図6に示す略水平位置で位置固定できるようになっ
ている。そして前記透孔63に挿通するボルトなどの固定
部材66と、前記固定受部61とにより、取付具67を構成し
ている。また、4つの車輪28,28,28,28は、前記タイ
ヤ56の外周に近接するように配置されている。尚、前記
網体23には、固定部材61を挿通する孔68が形成されてい
る。
【0020】次に前記構成につきその作用を説明する
と、ハンドル38を取り外し、キャリヤ本体21の前側を下
向きにし、タイヤ56を4つ車輪28が挟むようにして固定
受部61に透孔63を合わせ、固定部材66を固定受部61に螺
合すると、中央枠板62がタイヤと突設部55に当接し、キ
ャリヤ本体21が自動車2の後面51に固定される。そして
載置板64を水平に倒し、その載置板64とキャリヤ本体21
の上面とに荷物を固定する。そしてキャンプ場などに着
いたら、キャリヤ本体21を外し、このキャリヤ本体21に
ハンドル38を取付け、荷物を積んで目的地まで運搬す
る。
【0021】このように本実施例では請求項1に対応し
て、自動車2の外部に設けた取付具取付具67と、この取
付具67に着脱自在に固定されるキャリヤ本体21と、この
キャリヤ本体21に設けた車輪取付部たる車軸26,27とを
備えるものであるから、自動車2に固定したキャリヤ本
体21に、荷物を積んで目的地まで運搬し、その荷物を車
輪28の付いたキャリヤ本体21によって運搬することがで
き、また、車軸26,27から車輪を外した状態で荷物を積
んで目的地まで運搬し、目的地にてキャリヤ本体21の車
軸26,27に車輪28を付けて運搬することができる。
【0022】さらに、このように本実施例では請求項3
に対応して、自動車2のリヤである後面51に取付具67を
設けたものであるから、自動車2の後面51に固定したキ
ャリヤ本体21に、荷物を積んで目的地まで運搬し、その
荷物を車輪28の付いたキャリヤ本体21によって運搬する
ことができる。また、キャリヤ本体21を後面51に固定す
るため、自動車2にルーフキャリヤを付けて荷物を運搬
することもできる。
【0023】さらにまた、このように本実施例では請求
項4に対応して、自動車2のリヤである後面51に設けら
れたタイヤ用取付体53に取付具67を設けたものであるか
ら、タイヤ取付体53に取付具67を設けることにより、そ
のタイヤ取付体53はタイヤ56とキャリヤ本体21の取付け
を兼用することができ、すでに自動車2に設けられてい
るタイヤ用取付体53を利用してキャリヤ本体21を簡便に
自動車2に固定して運搬することができる。
【0024】さらに実施例上の効果として、キャリヤ本
体21の前側には載置板64を起伏可能に枢着したから、こ
の載置板64に載置して荷物を安定的に運搬することがで
きる。また、自動車2のスペヤのタイヤ56を挟むように
該タイヤ56の外周に近接する位置に4つの車輪28を配置
したから、突設部55に対してのキャリヤ本体21の回転が
防止され、1つの固定部材66によりキャリヤ本体21を安
定して固定することができる。
【0025】図9ないし図11は本発明の第3実施例を
示し、上記実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳
細な説明を省略して詳述すると、同図は前記車軸26,27
から車輪28を取り外した状態でキャリヤ本体21を自動車
2に固定した状態を示し、取付具71は左右一対の受け体
72,72を有し、この受け体72,72の上部には前記車軸2
6,27を係入する上方が開口した挿入溝73を形成し、前
記受け体22に枢着部74を介して略コ字型の係止具75の一
側を回動自在に枢着すると共に、その係止具75の他側に
透孔76を穿設し、この透孔76に挿通したボルトなどの固
定部材77を螺着する雌ねじ孔などの固定受部78を前記受
け体72に形成し、前記左右一体の受け体72,72の下部に
は略平板状で可撓性を有するマグネットゴム79を固着し
ている。
【0026】また、前記前輪軸受部24の中央には、ハン
ドル取付部36Aが前方斜め下向きに突設され、さらにT
型のハンドル38Aの基端側を斜めに屈曲形成し、図9に
示すように、前記ハンドル38Aを前記キャリヤ本体21と
ほぼ平行にして前記車軸28の下部に折り畳み可能に構成
している。
【0027】次に前記構成につきその作用を説明する
と、ハンドル38Aを車軸28の下に折り畳んだ状態で、車
軸26,27をそれぞれ挿入溝73に挿入し、係止具75を回動
して固定部材77により固定する。そしてキャンプ場など
に着いたら、荷物を積んだキャリヤ本体21を自動車2よ
り取り外し、自動車2に積んでいた車輪28を車軸26,27
に固定するとともに、折り畳んでいたハンドル38Aを上
方に回動して該ハンドル38Aにて目的地まで運搬する。
そしてまた自動車2にキャリヤ本体21を固定する場合、
金属製のルーフ3にマグネットゴム79を介して取付具71
を固定し、さらに車輪28を取り外した状態でキャリヤ本
体21を固定することにより、車輪28が邪魔にならず、ル
ーフ3とキャリヤ本体21との間の寸法が縮小される。
【0028】このように本実施例では請求項1に対応し
て、自動車2の外部に設けた取付具71,71と、これら取
付具71に着脱可能に固定されるキャリヤ本体21と、この
キャリヤ本体21に設けた車輪取付部たる車軸26,27とを
備えるものであるから、この請求項1及び請求項2に対
応して上記第1実施例と同様な作用,効果を有し、ま
た、この例のように車輪28を車軸26,27に着脱可能に構
成することにより、キャリヤ本体21の高さ寸法を低く抑
えることができ、さらに取付具71はマグネットゴム79の
磁力により自動車2に固定されるため、取付具71の取付
けが容易になると共に、該マグネットゴム79は可撓性を
有するため、自動車2の外面の形状に倣って安定的に固
定することができ、さらにまたハンドル38Aをキャリヤ
本体21の下部に折り畳み可能に構成したから、ハンドル
38Aをキャリヤ本体21に固定したまま自動車2に取付け
て運搬することができる。
【0029】図12は本発明の第4実施例を示し、上記
実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を
省略して詳述すると、この例では自動車2のリヤである
トランクルームの上面51Aに上記第3実施例で示した取
付具71を介してキャリヤ本体21を固定したものを示し、
前記取付具71,71を後部のトランクルームの金属製から
なる上面51Aの左右にそれぞれ前記マグネットゴム79の
磁力により着脱自在に固定しており、このように自動車
2のほぼ水平なトランクルームの上面51Aにキャリヤ本
体21を取付具71,71を介して着脱自在に固定するため、
従来の台車ではトランクルームなどに収納して運搬しな
ければならなかったのに対して、トランクルーム内を有
効に利用することができ、また、ルーフ3に固定する場
合に比べてキャリヤ本体21は小型となるがそのキャリヤ
本体21に荷物を積んだ状態で自動車2の車高を低く抑え
ることができる。
【0030】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能であり、例えば取付具は第1実施例で示した車
軸を固定するものや、第2実施例で示したキャリヤ本体
の中央を固定するものに限らず、各種タイプのものを用
いることができる。また、キャリヤ本体の大きさ形状な
どは適宜選定可能である。さらに、取付体及びその取付
部材も各種形状のものを用いることができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明は、自動車の外部に設け
た取付具と、この取付具に着脱自在に固定されるキャリ
ヤ本体と、このキャリヤ本体に設けた車輪取付部とを備
えるものであり、積み卸しが容易で、かつ下ろした荷物
の運搬を容易に行うことができる自動車用荷台装置を提
供することができる。
【0032】また請求項2の発明は、自動車のルーフに
前記取付具を設けたものであり、積み卸しが容易で、か
つ下ろした荷物の運搬を容易に行うことができる自動車
用荷台装置を提供することができる。
【0033】さらに請求項3の発明は、自動車のリヤに
前記取付具を設けたものであり、積み卸しが容易で、か
つ下ろした荷物の運搬を容易に行うことができる自動車
用荷台装置を提供することができる。
【0034】さらにまた請求項4の発明は、自動車のリ
ヤに設けられたタイヤ用取付体に前記取付具を設けたも
のであり、積み卸しが容易で、かつ下ろした荷物の運搬
を容易に行うことができる自動車用荷台装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す取付具の拡大断面図
である。
【図3】本発明の第1実施例を示す要部の正面図であ
る。
【図4】本発明の第1実施例を示すキャリヤ本体の斜視
図である。
【図5】本発明の第1実施例を示すキャリヤ本体前側の
断面図である。
【図6】本発明の第1実施例を示す車輪取付部の分解斜
視図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図8】本発明の第2実施例を示すキャリヤ本体を自動
車のリヤに固定した状態の自動車の背面図である。
【図9】本発明の第3実施例を示す断面図である。
【図10】本発明の第3実施例を示す正面図である。
【図11】本発明の第3実施例を示す取付具の断面図で
ある。
【図12】本発明の第4実施例を示す自動車のリヤのト
ランクルームの上面にキャリヤ本体を固定した状態の側
面図である。
【符号の説明】
2 自動車 3 ルーフ 11 車軸用挿入取付具 12 車軸用係止取付具 21 キャリヤ本体 26 27 車軸(車輪取付部) 28 車輪 51 後面(リヤ) 51A 上面(リヤ) 53 タイヤ取付体 61 固定受部 66 固定部材 67 取付具 71 取付具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の外部に設けた取付具と、この取
    付具に着脱自在に固定されるキャリヤ本体と、このキャ
    リヤ本体に設けた車輪取付部とを備えることを特徴とす
    る自動車用荷台装置。
  2. 【請求項2】 自動車のルーフに前記取付具を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動車用荷台装置。
  3. 【請求項3】 自動車のリヤに前記取付具を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の自動車用荷台装置。
  4. 【請求項4】 自動車のリヤに設けられたタイヤ用取付
    体に前記取付具を設けたことを特徴とする請求項1記載
    の自動車用荷台装置。
JP739595A 1995-01-20 1995-01-20 自動車用荷台装置 Withdrawn JPH08192692A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0933286A3 (de) * 1998-01-22 2000-09-13 Johann Tauss Haltevorrichtung für Kraftfahrzeugreserverad
JP2018043882A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 株式会社いなほ ドラム巻条材の引出機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0933286A3 (de) * 1998-01-22 2000-09-13 Johann Tauss Haltevorrichtung für Kraftfahrzeugreserverad
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