JPH08190623A - 農作物の画像処理測定法 - Google Patents

農作物の画像処理測定法

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JPH08190623A
JPH08190623A JP7002257A JP225795A JPH08190623A JP H08190623 A JPH08190623 A JP H08190623A JP 7002257 A JP7002257 A JP 7002257A JP 225795 A JP225795 A JP 225795A JP H08190623 A JPH08190623 A JP H08190623A
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JP
Japan
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image
signals
signal
neurocomputer
cabbage
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JP7002257A
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English (en)
Inventor
Hisakazu Aoto
久和 青戸
Tatsuya Yamazaki
達也 山崎
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 環境変化への適応性に優れた農作物の画像処
理測定法を提供することを目的とする。 【構成】 撮像手段4によって取り込んだ収穫対象物2
の画像10を2値化処理し、該得られた2値化画像に基
づいて収穫対象物2を認識する農作物の画像処理測定法
において、上記2値化処理をニューロコンピュータ9を
用いて行なうようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、農作物の画像処理測定
法に係り、より詳しくは、収穫作業に際して、CCDカ
メラなどの撮像手段によって取り込んだ収穫対象物の画
像を2値化処理し、該得られた2値化画像に基づいて収
穫対象物を認識するようにした農作物の画像処理測定法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、屋外に植えられた農作物、例えば
キャベツ、西瓜などの農作物を収穫する場合、図10に
示すように、トラクタ1のような移動農機で採取するこ
とが行なわれている。このような移動農機を用いた農作
物の収穫に際しては、トラクタ1に搭乗した作業者が収
穫対象物である、例えばキャベツ2の形状、位置、色彩
および大きさなどを直接目で見て識別し、収穫に適して
いると判定した場合には、採取ハンド3を操作してキャ
ベツ2を採取するようにしていた。
【0003】しかしながら、このような人為的なハンド
操作による収穫作業によるときは、採取ハンド3の操作
に熟練を要するため、誤操作を起こし易く、収穫物を損
傷させてしまうという問題がある。
【0004】そこで、上記問題を解消するために、近
時、図11に示すようなCCDカメラ4、画像処理装置
5、アクチュエータ6、採取ハンド3からなる自動収穫
作業装置をトラクタ1上に搭載し、CCDカメラ4で撮
影したキャベツ2の撮影画像を画像処理装置5によって
処理してキャベツ2の有無とその収穫の適否を判別し、
収穫に適していると判定された場合には、アクチューエ
ータ6を駆動して採取ハンド3を作動し、キャベツ2を
自動的に採取することが行なわれている。
【0005】上記した従来の自動収穫作業装置で採用さ
れている農作物の画像処理測定法について、図12のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0006】トラクタ1を圃場の畝7に沿って運転しな
がら、トラクタ1の天蓋8などに取り付けたCCDカメ
ラ4によって畝7上に植えられたキャベツ2を撮影し、
この撮影画像を画像処理装置5に取り込む(ステップS
T1)。そして、画像処理装置5は、この取り込んだ撮
影画像を多値濃度信号にディジタル変換した後(ステッ
プST2)、所定のしきい値で大小判定することにより
2値化画像に変換する(ステップST3)。
【0007】次いで、平滑化処理によって画像中のノイ
ズ成分を除去した後(ステップST4)、該2値化画像
からキャベツ2の周囲長、面積、ならびに採取ハンド3
からの距離などを画像計測し(ステップST5)、この
計測結果からキャベツ2の結球部を抽出するとともに
(ステップST6)、該キャベツ2の結球部がXYZ座
標のどの位置に存在するか、またこのキャベツを選別収
穫するか否かなどを認識し(ステップST7)、その結
果に基づいてアクチューエタ6を制御して採取ハンド3
を操作し、キャベツ2を自動的に採取する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の農作物の画像測定方法における色情報による2
値化アルゴリズムは、屋外などの環境が変化する状況下
での精度に問題があり、これに対処するには処理アルゴ
リズムが複雑になり過ぎ、対応が非常に困難であるとい
う問題があった。
【0009】本発明は、上記のような課題を解消するた
めになされたもので、色情報による2値化処理をニュー
ロコンピュータを用いて行なうことにより、環境変化へ
の適応性に優れた農作物の画像処理測定法を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、上記目的を達成
するため、本発明に係る農作物の画像処理測定法は、撮
像手段(4)によって取り込んだ収穫対象物(2)の画
像を2値化処理し、該得られた2値化画像に基づいて収
穫対象物(2)を認識する農作物の画像処理測定法にお
いて、上記2値化処理をニューロコンピュータを用いて
行なうことを特徴とする。
【0011】なお、好ましくは、上記ニューロコンピュ
ータとして、収穫対象物の画像情報から得られるR,
G,Bの三原色信号を入力教師として学習せしめたニュ
ーロコンピュータ(9)を用いる。
【0012】また、好ましくは、上記ニューロコンピュ
ータとして、収穫対象物の画像情報から得られるHLS
信号を入力教師として学習せしめたニューロコンピュー
タ(12)を用いる。
【0013】さらにまた、好ましくは、上記ニューロコ
ンピュータとして、収穫対象物の画像情報から得られる
RGBの三原色信号とHLS信号とを入力教師として学
習せしめたニューロコンピュータ(13)を用いる。
【0014】
【作用】上記の構成としたので、ニューロコンピュータ
に撮影画像のRGB信号またはHLS信号、あるいはR
GB信号とHLS信号を入力するだけで、環境変化に影
響されることのない正確な2値化処理を行なうことがで
きる。したがって、この2値化処理の結果を用いて収穫
判定を行えば、確実な判別収穫が実現される。
【0015】なお、入力信号として、HLS信号を用い
た場合には、照度変化に対応することのできる明度Lが
存在するため、より精度の高い2値化処理が実現され
る。
【0016】また、入力信号として、RGB信号とHL
S信号を用いた場合には、照度変化に対応することので
きる明度Lを扱うとともに、入力信号の数が多いため、
さらに精度の高い2値化処理が実現される。
【0017】なお、上述の括弧内の符号は、図面を参照
するものであって、本発明の構成を何ら限定するもので
はない。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0019】図1に本発明の第1の実施例を示す。
【0020】この図1は、本発明に係る農作物の画像処
理測定法の2値化処理で使用されるRGB信号を用いた
ニューロコンピュータの構成例を示す図である。
【0021】すなわち、上記ニューロコンピュータ9
は、入力信号としてR(赤),G(緑),B(青)の三
原色信号を用いたものであり、入力層,中間層、出力層
の三層構造になり、入力層はR,G,Bの3つの入力信
号に対応して3個のニューロンS1〜S3が用いられて
いる。
【0022】また、中間層は3個のニューロンA1〜A
3から構成され、出力層は1個のニューロンRから構成
されている。各ニューロン間を結ぶシナプスの結合荷重
は、後述する学習によって最適な値に設定されている。
【0023】上記ニューロコンピュータ9は、入力信号
としてR,G,Bの三原色信号を与えることにより、R
GB信号のパターンに応じて1または0の2値化信号を
出力するもので、出力層のニューロンRは、2値化処理
を行うためのしきい値hを備えており、ニューロ実行結
果をこのしきい値hで2値化することにより、RGB入
力信号パターンに応じた1または0の2値化信号を出力
する。
【0024】図2に、上記ニューロコンピュータ9のた
めのRGB入力教師信号と出力教師信号の例を示す。R
GB入力教師信号としては、図1に示すように、CCD
カメラ4で撮影した収穫対象物たるキャベツ2の撮影画
像10基に、この撮影画像中の各部のRGB信号、例え
ばキャベツ2の結球部2aのRGB信号、外葉部2bの
RGB信号、土部11のRGB信号、その他の部分のR
GB信号を抽出する。このような教師信号を異なる環境
における撮影画像から多数収集する。
【0025】そして、これら収集したRGB入力教師信
号を図1に示すように入力層のニューロンS1〜S3に
与え、その時に出力層のニューロンRから出力される出
力信号が出力教師信号と一致するように、バックプロパ
ゲーション則(誤差逆伝播学習則)などの学習則を用い
て学習させ、各ニューロン間のシナプス結合荷重を決定
する。
【0026】このようにして学習したニューロコンピュ
ータ9を用いて、収穫作業時、CCDカメラ4で撮影し
たキャベツ2の画像を2値化処理することにより、あら
ゆる環境下において、キャベツ2の結球部2a部分だけ
を正確に抽出することができる。
【0027】上記RGB信号を用いたニューロコンピュ
ータ9による実際の2値化処理例を図3に示す。
【0028】図3(A)は、収穫作業に際してCCDカ
メラ4で撮影したキャベツ2の画像中の結球部2b、外
葉部2b、土部11などの各部のRGB信号の値をレベ
ル0〜レベル255の256階調(8ビット)で表した
生のRGBデータである。
【0029】図3(B)は、ニューロコンピュータ9に
入力するために、上記図3(A)のデータを正規化した
ものである。レベル255を1として正規化されてい
る。
【0030】図3(C)は、図3(B)の正規化したR
GBデータをニューロコンピュータ9の入力層のニュー
ロンS1〜S3に与えた時に、出力層のニューロンRで
得られる2値化前のニューロ実行結果である。
【0031】図3(D)は、図3(C)のニューロ実行
結果を例えばしきい値h=0.5で2値化した結果であ
る。この処理結果を見れば明らかなように、キャベツ2
の結球部2aのみが出力1、外葉部2bや土部などのそ
の他の部分はすべて出力0となっており、極めて精度良
くキャベツ2の結球部2bのみを抽出していることが分
かる。
【0032】図4に本発明の第2の実施例を示す。
【0033】この図4は、本発明に係る農作物の画像処
理測定法の2値化処理で使用されるHLS信号を用いた
ニューロコンピュータの構成例を示す図である。
【0034】すなわち、上記ニューロコンピュータ12
は、入力信号として色相角度(H),明度(L),彩度
(S)の3つの信号を用いたものであり、入力層,中間
層、出力層の三層構造になり、入力層はH,L,Sの3
つの入力信号に対応して3個のニューロンS1〜S3が
用いられている。
【0035】また、中間層は3個のニューロンA1〜A
3から構成され、出力層は1個のニューロンRから構成
されている。各ニューロン間を結ぶシナプスの結合荷重
は、後述する学習によって最適な値に設定されている。
【0036】上記ニューロコンピュータ12は、入力信
号としてH,L,Sの3つの信号を与えることにより、
HLS信号のパターンに応じて1または0の2値化信号
を出力するもので、出力層のニューロンRは、2値化処
理を行うためのしきい値hを備えており、ニューロ実行
結果をこのしきい値hで2値化することにより、HLS
入力信号パターンに応じた1または0の2値化信号を出
力する。
【0037】このHLS信号を入力信号として用いた場
合、CCDカメラ4からの取り込み画像に直接影響する
明度(H)を用いているので、環境の照度変化に幅広く
対応することができ、2値化処理の精度をより向上させ
ることができる。
【0038】なお、CCDカメラ4から出力される映像
信号はRGBの三原色信号であるが、HLS信号はこの
RGB信号から下記のようにして計算で求めることがで
きる。
【0039】すなわち、 (1) まず、RGB値(0〜255)を0〜1の値に
正規化する。 (2) この正規化したRGB値の中のMAX(最大
値)とMIN(最小値)を検出する。 (3) これより、L(明度)は L=(MAX+MIN)/2 (4) (MAX−MIN)=cdとすると、S(彩
度)は cd=0の時 → S=0、H=0 L≦0.5の時 → S=cd/(MAX+MIN) L>0.5の時 → S=cd/{2−(MAX+MI
N)} (5) また、 MAX=Rの時 → H′=(G−B)/cd MAX=Gの時 → H′=2+(B−R)/cd MAX=Bの時 → H′=4+(R−G)/cd (6) これより、H(色相角度)は H=H′×60 もし、H<0ならば、H=H+360とする。
【0040】図5に、上記ニューロコンピュータ12の
ためのHLS入力教師信号と出力教師信号の例を示す。
このような教師信号を異なる環境における撮影画像から
多数収集する。
【0041】そして、これら収集したHLS入力教師信
号を図4に示すように入力層のニューロンS1〜S3に
与え、その時に出力層のニューロンRから出力される出
力信号が出力教師信号と一致するように、各ニューロン
間のシナプス結合荷重を決定する。
【0042】このようにして学習したニューロコンピュ
ータ12を用いて、収穫作業時、CCDカメラ4で撮影
したキャベツ2の画像を2値化処理することにより、あ
らゆる環境下において、キャベツ2の結球部2a部分だ
けを正確に抽出することができる。
【0043】上記HLS信号を用いたニューロコンピュ
ータ12による実際の2値化処理例を図6に示す。
【0044】図6(A)は、収穫作業に際してCCDカ
メラ4で撮影したキャベツ2の画像中の結球部2b、外
葉部2b、土部11などの各部のHLS信号の生の値を
示すものである。このHLSデータは、図3(A)のR
GBデータを上記計算式によってHLS変換したもので
ある。H信号は0°〜360°の値、L信号およびS信
号は0〜1の値となっている。
【0045】図6(B)は、ニューロコンピュータ12
に入力するために、上記図6(A)のHLSデータを正
規化したものである。H信号は360°を1として正規
化されている。なお、L,S信号は、もともと0〜1の
値であるので、正規化は不要である。
【0046】図6(C)は、図6(B)の正規化したH
LSデータを入力層のニューロンS1〜S3に与えた時
に、出力層のニューロンRで得られる2値化前のニュー
ロ実行結果である。
【0047】図6(D)は、図6(C)のニューロ実行
結果を例えばしきい値h=0.5で2値化した結果であ
る。この処理結果を見れば明らかなように、キャベツ2
の結球部2aのみが出力1、外葉部2bや土部などのそ
の他の部分はすべて出力0となっており、極めて精度良
くキャベツ2の結球部2bのみを抽出していることが分
かる。
【0048】また、上記図6(C)と図3(C)のニュ
ーロ実行結果とを比較すると明らかなように、図6
(C)は照度変化に対応する明度Lを用いているため、
図3(C)のRGB信号を用いた場合よりも2値化の精
度が向上していることが分かる。図7に本発明の第3の
実施例を示す。
【0049】この図7は、本発明に係る農作物の画像処
理測定法の2値化処理で使用されるRGB信号とHLS
信号を用いたニューロコンピュータの構成例を示す図で
ある。
【0050】すなわち、上記ニューロコンピュータ13
は、入力信号として、RGB+HLSの計6つの入力信
号を用いたもので、入力層,中間層、出力層の三層構造
になり、入力層はR,G,B,H,L,Sの6つの入力
信号に対応して6個のニューロンS1〜S6が用いられ
ている。
【0051】また、中間層は3個のニューロンA1〜A
3から構成され、出力層は1個のニューロンRから構成
されている。各ニューロン間を結ぶシナプスの結合荷重
は、後述する学習によって最適な値に設定されている。
【0052】上記ニューロコンピュータ12は、入力信
号としてH,L,Sの3つの信号を与えることにより、
HLS信号のパターンに応じて1または0の2値化信号
を出力するもので、出力層のニューロンRは、2値化処
理を行うためのしきい値hを備えており、ニューロ実行
結果をこのしきい値hで2値化することにより、HLS
入力信号パターンに応じた1または0の2値化信号を出
力する。
【0053】このRGB+HLSの6つの信号を用いた
場合、環境変化に対してさらに良好に対応することがで
き、2値化処理の精度をさらに向上させることができ
る。
【0054】図8に、上記ニューロコンピュータ13の
ためのRGB+HLS入力教師信号と出力教師信号の例
を示す。このような教師信号を異なる環境における撮影
画像から多数収集する。
【0055】そして、これら収集したRGB,HLS入
力教師信号を図7に示すように入力層のニューロンS1
〜S6に与え、その時に出力層のニューロンRから出力
される出力信号が出力教師信号と一致するように、各ニ
ューロン間のシナプス結合荷重を決定する。
【0056】このようにして学習したニューロコンピュ
ータ13を用いて、収穫作業時、CCDカメラ4で撮影
したキャベツ2の画像を2値化処理することにより、あ
らゆる環境下において、キャベツ2の結球部2a部分だ
けを正確に抽出することができる。
【0057】上記RGB+HLS信号を用いたニューロ
コンピュータ13による実際の2値化処理例を図9に示
す。
【0058】図9(A)は、図3(B)のRGBデータ
と図6(B)のHLSデータを同時に入力層のニューロ
ンS1〜S6に与えた時に、出力層のニューロンRで得
られる2値化前のニューロ実行結果である。
【0059】図9(B)は、図9(A)のニューロ実行
結果を例えばしきい値h=0.5で2値化した結果であ
る。この処理結果を見れば明らかなように、キャベツ2
の結球部2aのみが出力1、外葉部2bや土部などのそ
の他の部分はすべて出力0となっており、極めて精度良
くキャベツ2の結球部2bのみを正確に抽出しているこ
とが分かる。
【0060】また、上記図9(A)のニューロ実行結果
と、図3(C)および図6(C)のニューロ実行結果と
を比較すると明らかなように、RGB+HLSの6つの
入力信号を用いた場合は、照度変化に対応できる明度L
を用いているとともに、入力信号の数が増えているた
め、RGB信号とHLS信号をそれぞれ単独で用いた場
合に比べて2値化の精度が極めて高くなっていることが
分かる。
【0061】なお、前記実施例は、いずれも、ニューロ
コンピュータの中間層を一層としたが、中間層を多層構
成としてもよいものである。中間層を多層構成とすれ
ば、学習に時間を費やすが、ニューロ実行結果はより正
確なものとなる。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る農作物の画像処理測定法によれば、2値化処理を
ニューロコンピュータを用いて行なうようにしたので、
色情報による2値化処理の精度を向上することができ、
環境変化への適応性に優れた農作物の画像処理測定法を
提供することができる。
【0063】また、従来よりも2値化処理の精度が向上
するので、より確実な収穫判定を実現することができる
とともに、従来のように環境の変化に応じて2値化アル
ゴリズムを変更必要がないので、ソフトウェアの開発効
率を上げることができる。
【0064】また、HLS信号によって学習したニュー
ロコンピュータを用いた場合、照度変化に対応すること
のできる明度Lを用いて処理が行われるため、2値化の
精度をより向上することができる。
【0065】さらに、HLS信号とRGB信号によって
学習したニューロコンピュータを用いた場合、照度変化
に対応することのできる明度Lを用いるとともに、入力
信号の数も増えるため、2値化の精度をさらに高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る農作物の画像処理測定法の2値化
処理で使用されるRGB信号を用いたニューロコンピュ
ータの構成例を示す図である。
【図2】RGB信号の教師項目の例を示す図である。
【図3】図1のニューロコンピュータによる2値化実測
結果を示す図である。
【図4】本発明に係る農作物の画像処理測定法の2値化
処理で使用されるHLS信号を用いたニューロコンピュ
ータの構成例を示す図である。
【図5】HLS信号の教師項目の例を示す図である。
【図6】図4のニューロコンピュータによる2値化実測
結果を示す図である。
【図7】本発明に係る農作物の画像処理測定法の2値化
処理で使用されるRGB信号とHLS信号を用いたニュ
ーロコンピュータの構成例を示す図である。
【図8】RGB信号とHLS信号の教師項目の例を示す
図である。
【図9】図7のニューロコンピュータによる2値化実測
結果を示す図である。
【図10】従来の自動収穫作業装置を搭載したトラクタ
の概略構成図である。
【図11】同上自動収穫作業装置の回路ブロック図であ
る。
【図12】同上従来例の画像処理動作のフローチャート
である。
【符号の説明】
1 トラクタ 2 キャベツ(収穫対象物) 2a キャベツの結球部 2b キャベツの外葉部 3 採取ハンド 4 CCDカメラ(撮像手段) 5 画像処理装置 9 ニューロコンピュータ(RGB信号用) 10 撮影画像 11 土部 12 ニューロコンピュータ(HLS信号用) 13 ニューロコンピュータ(RGB+HLS信号
用)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 7/00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段によって取り込んだ収穫対象物
    の画像を2値化処理し、該得られた2値化画像に基づい
    て収穫対象物を認識する農作物の画像処理測定法におい
    て、 上記2値化処理をニューロコンピュータを用いて行なう
    ことを特徴とする農作物の画像処理測定法。
  2. 【請求項2】 上記ニューロコンピュータとして、収穫
    対象物の画像情報から得られるR(赤),G(緑),B
    (青)の三原色信号を入力教師として学習せしめたニュ
    ーロコンピュータを用いたことを特徴とする請求項1記
    載の農作物の画像処理測定法。
  3. 【請求項3】 上記ニューロコンピュータとして、収穫
    対象物の画像情報から得られる色相角度(H),明度
    (L),彩度(S)のHLS信号を入力教師として学習
    せしめたニューロコンピュータを用いたことを特徴とす
    る請求項1記載の農作物の画像処理測定法。
  4. 【請求項4】 上記ニューロコンピュータとして、収穫
    対象物の画像情報から得られるR(赤),G(緑),B
    (青)の三原色信号と色相角度(H),明度(L),彩
    度(S)のHLS信号とを入力教師として学習せしめた
    ニューロコンピュータを用いたことを特徴とする請求項
    1記載の農作物の画像処理測定法。
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