JPH08187281A - 胸腔ドレナージ装置 - Google Patents
胸腔ドレナージ装置Info
- Publication number
- JPH08187281A JPH08187281A JP7032787A JP3278795A JPH08187281A JP H08187281 A JPH08187281 A JP H08187281A JP 7032787 A JP7032787 A JP 7032787A JP 3278795 A JP3278795 A JP 3278795A JP H08187281 A JPH08187281 A JP H08187281A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow
- integrating
- flow quantity
- sensor part
- meter
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は胸部疾患の患者治療に必須の胸腔
ドレナージシステムにおいて排気量の定量化装置に関す
るものである。 【構成】胸腔ドレナージシステムにおいて、排液ボトル
(2)の低圧持続吸引口(3)に積算流量計(6)の流
量センサー部(7)を装着した積算流量計付き胸腔ドレ
ナージ装置。
ドレナージシステムにおいて排気量の定量化装置に関す
るものである。 【構成】胸腔ドレナージシステムにおいて、排液ボトル
(2)の低圧持続吸引口(3)に積算流量計(6)の流
量センサー部(7)を装着した積算流量計付き胸腔ドレ
ナージ装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として胸部疾患領域に
おける患者治療管理で必要な胸腔内低圧持続吸引による
排液、排気の際に排気量の計測ができる胸腔ドレナージ
装置に関するものである。
おける患者治療管理で必要な胸腔内低圧持続吸引による
排液、排気の際に排気量の計測ができる胸腔ドレナージ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、患者治療に用いられる胸腔内
の低圧持続吸引システムでは、胸腔内に貯留する排液量
の多寡のみは液面から観察可能である。しかし従来の装
置では肺損傷の程度やその治癒の具合を推定できる排気
量に関しては計測する方法が見いだされていないため観
察が不可能である。
の低圧持続吸引システムでは、胸腔内に貯留する排液量
の多寡のみは液面から観察可能である。しかし従来の装
置では肺損傷の程度やその治癒の具合を推定できる排気
量に関しては計測する方法が見いだされていないため観
察が不可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題点】臨床医療上胸腔内に
ドレナージチューブを留置する目的は、胸腔内に貯留す
る液体の排除と肺の損傷部位からの断続的な空気漏の排
除である。排液ボトルに貯留した液体の液面をボトルの
目盛りで読みとり排液量として経過観察をする一方で、
肺損傷の程度やその治癒の具合を推定できる排気量を定
量化できる装置は未だない。本発明は、少量であっても
空気漏の量を排気される気体の流量を積算し、定量化す
るためになされたものである。
ドレナージチューブを留置する目的は、胸腔内に貯留す
る液体の排除と肺の損傷部位からの断続的な空気漏の排
除である。排液ボトルに貯留した液体の液面をボトルの
目盛りで読みとり排液量として経過観察をする一方で、
肺損傷の程度やその治癒の具合を推定できる排気量を定
量化できる装置は未だない。本発明は、少量であっても
空気漏の量を排気される気体の流量を積算し、定量化す
るためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】患者の胸腔に留置された
胸腔ドレナージチューブ(1)を排液ボトル(2)に接
続し、これを積算流量計の流量センサー部(7)と接続
した上で吸引ポンプ(5)により低圧持続吸引する。積
算流量計(6)が排気量を経時的に計測する。
胸腔ドレナージチューブ(1)を排液ボトル(2)に接
続し、これを積算流量計の流量センサー部(7)と接続
した上で吸引ポンプ(5)により低圧持続吸引する。積
算流量計(6)が排気量を経時的に計測する。
【0005】
【作用】患者の胸腔内からの排気は胸腔ドレナージチュ
ーブ(1)と排液ボトル(2)を経てすべて積算流量計
の流量センサー部(7)を通り、積算流量計(6)がこ
の排気量を経時的に様々に定量化して表示部(8)に表
示する。
ーブ(1)と排液ボトル(2)を経てすべて積算流量計
の流量センサー部(7)を通り、積算流量計(6)がこ
の排気量を経時的に様々に定量化して表示部(8)に表
示する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を図1によって
説明する。積算流量計(6)の流量センサー部(7)は
排液ボトル(2)の低圧持続吸引口(3)に装着する。
流量センサー部(7)としては小型のタービン羽根車の
回転数を測る方法が一般的であるが、コストの制約、流
量の範囲を満足する限り、各種の流量センサーを使用で
きる。また流量センサー部(7)は吸引ポンプ(5)の
排出口に装着してもよい。吸引ポンプ(5)に接続しな
いで使用する場合も排液ボトル(2)の低圧持続吸引口
(3)につけた逆流防止弁(4)により逆流量は積算さ
れず、排気量を測定することができる。積算流量計
(6)は構成により流量センサー部(7)から得られる
信号を処理して単に量で表示したり、時間当たりの流量
で表示するほか、データを蓄積して長時間のトレンドを
表示することも容易である。また値にストレスホールド
を設けて警報を出すことも可能である。以上の実施例は
排液ボトル(2)の形式に依存せずに実施でき、本発明
の主旨の範囲で構成できる排気量の測定可能な胸腔ドレ
ナージ装置は本発明に含まれるものである。
説明する。積算流量計(6)の流量センサー部(7)は
排液ボトル(2)の低圧持続吸引口(3)に装着する。
流量センサー部(7)としては小型のタービン羽根車の
回転数を測る方法が一般的であるが、コストの制約、流
量の範囲を満足する限り、各種の流量センサーを使用で
きる。また流量センサー部(7)は吸引ポンプ(5)の
排出口に装着してもよい。吸引ポンプ(5)に接続しな
いで使用する場合も排液ボトル(2)の低圧持続吸引口
(3)につけた逆流防止弁(4)により逆流量は積算さ
れず、排気量を測定することができる。積算流量計
(6)は構成により流量センサー部(7)から得られる
信号を処理して単に量で表示したり、時間当たりの流量
で表示するほか、データを蓄積して長時間のトレンドを
表示することも容易である。また値にストレスホールド
を設けて警報を出すことも可能である。以上の実施例は
排液ボトル(2)の形式に依存せずに実施でき、本発明
の主旨の範囲で構成できる排気量の測定可能な胸腔ドレ
ナージ装置は本発明に含まれるものである。
【0007】
【発明の効果】本発明によって肺の損傷に由来する胸腔
ドレナージの空気漏の量を定量化でき、自然発生的なも
のや外科手術等による肺損傷の程度や治癒過程を推測す
ることが可能となり、これに応じた適切な治療に役立
つ。
ドレナージの空気漏の量を定量化でき、自然発生的なも
のや外科手術等による肺損傷の程度や治癒過程を推測す
ることが可能となり、これに応じた適切な治療に役立
つ。
【図1】本発明の一実施例を示す全体図である。
1 胸腔ドレナージチューブ 2 排液ボトル 3 排液ボトルの低圧持続吸引口 4 逆流防止弁 5 吸引ポンプ 6 積算流量計 7 積算流量計の流量センサー部 8 積算流量計の表示部
Claims (1)
- 【請求項1】図1において、排液ボトル(2)の低圧持
続吸引口(3)に流量センサー(7)を装着した積算流
量計(6)を搭載した排気量の計測ができる胸腔ドレナ
ージ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7032787A JPH08187281A (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | 胸腔ドレナージ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7032787A JPH08187281A (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | 胸腔ドレナージ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08187281A true JPH08187281A (ja) | 1996-07-23 |
Family
ID=12368570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7032787A Pending JPH08187281A (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | 胸腔ドレナージ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08187281A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007512102A (ja) * | 2003-11-20 | 2007-05-17 | ザ ヘンリー エム. ジャクソン ファウンデーション フォー ザ アドヴァンスメント オブ ミリタリー メディシン, インク. | 流体の吸引のための携帯可能な手動ポンプ |
JP2007528278A (ja) * | 2004-03-10 | 2007-10-11 | ヘモネティクス・コーポレーション | 手術後の流体監視及び警報システム |
JP2012029791A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Kurume Univ | 陰圧治療装置とその制御方法 |
CN104587542A (zh) * | 2015-01-30 | 2015-05-06 | 复旦大学附属金山医院 | 一种基于气压传感器的负压引流监测装置 |
US10172982B2 (en) | 2015-03-16 | 2019-01-08 | Qatar University | System, apparatus, method, and computer readable medium for monitoring volume and rate of air drained from a body |
JP2019507642A (ja) * | 2016-03-03 | 2019-03-22 | エスクロン, エルエルシーEsculon, Llc | 胸部ドレナージの管理装置および方法 |
-
1995
- 1995-01-11 JP JP7032787A patent/JPH08187281A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007512102A (ja) * | 2003-11-20 | 2007-05-17 | ザ ヘンリー エム. ジャクソン ファウンデーション フォー ザ アドヴァンスメント オブ ミリタリー メディシン, インク. | 流体の吸引のための携帯可能な手動ポンプ |
JP2007528278A (ja) * | 2004-03-10 | 2007-10-11 | ヘモネティクス・コーポレーション | 手術後の流体監視及び警報システム |
JP2012029791A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Kurume Univ | 陰圧治療装置とその制御方法 |
CN104587542A (zh) * | 2015-01-30 | 2015-05-06 | 复旦大学附属金山医院 | 一种基于气压传感器的负压引流监测装置 |
US10172982B2 (en) | 2015-03-16 | 2019-01-08 | Qatar University | System, apparatus, method, and computer readable medium for monitoring volume and rate of air drained from a body |
JP2019507642A (ja) * | 2016-03-03 | 2019-03-22 | エスクロン, エルエルシーEsculon, Llc | 胸部ドレナージの管理装置および方法 |
JP2022081647A (ja) * | 2016-03-03 | 2022-05-31 | エスクロン,エルエルシー | 胸部ドレナージの管理装置および方法 |
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