JPH08187209A - ハンドドライ・ウイング． - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来でのハンドブラシ等やハケ，ローラーで
の水洗や塗装作業での，枝を伝わって滴り落る液体等
を，グリップの手前で受け止めて集め，他の方向へ流し
て，グリップを握る手や腕を濡れ，汚れなどから保護し
て，作業の能率も図る． 【構成】 楕円型ウイング３で，枝５を伝わって滴り落
る液体等を受け止め，内側に湾曲した縁１で集めて，出
口２から流し出す構成の，ハンドドライ・ウイング４．

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発朋は，ハンドドライ・ウイン
グに係り，水洗や塗装作業等で使用する枝付きハンドブ
ラシ等やハケ，ローラーの枝を伝わって滴り落ちるそれ
らの水等や塗料で，手元を濡らさない，汚さない効果を
得ることができる。

【０００２】

【従来の技術】従来の枝付きハンドブラシ等，ハケやロ
ーラー等による水洗や塗装作業等では，枝を伝わって滴
り落ちるそれらの水等や塗料等によって，手或いは腕ま
で必ず濡らしたり，汚したりしてしまう，それらによっ
て作業効率の低下を招く。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし，かかる従来の
枝付きハンドブラシ等，ハケやローラー等では，作業上
そのブラシ，ハケやローラー部分が手元より上となる作
業により，必ずそれらは枝を伝わる現象となり，手元ま
で滴り落ちる結果を招く。

【０００４】

【発明が解決するための手段】このような点を考慮し
て，水等や塗料が枝を伝わることが必然的に逃れられな
現象であるので，それらを枝の途中で集め他の方向へ導
く方法によって，少量或いは，多量に枝を伝わって滴り
落ちる場合となつても，確実に手元への浸入をブロック
し，それらによる水等や塗料から作業する手元の保護が
可能となる。

【０００５】

【作用】かくて本発明では，内側に湾曲した縁１と，出
口２を持った楕円型ウイング３で構成するハンドドライ
・ウイング４を，枝付きハンドブラシ等やハケ，ローラ
ーの枝に対し，９０から１１０度内外の角度で，その枝
の上下，或いは途中に，出口を下向きにして取り付け
（備え），水洗や塗装作業による枝を伝わり滴り落ちる
それらの水等や塗料を，楕円型ウイング３によって受け
止め，その湾曲した縁１によってあらゆる使用角度（天
上などの長時間の水洗や塗装作業では，図２のＢのよう
に，ハンドドライ・ウイング４が枝を軸に回転できるよ
うな取り付けを行えば使用範囲は広がる）での作業で
も，手元のグリップ部分に滴り落ちることなく集め，出
口２に導き流し出す，楕円型なウイング３の湾曲した縁
１等によってそれらの水等や塗料を一時的に取り込み，
それらの取り付け角度により重力の自然作用を得て，出
口２から自然に流し出して，手元をそれらから保護する
効果を得る，出口２にホースが取り付く用にすると，ホ
ースをつたって遠くへ流し出すことが可能となり，塗装
などの作業目的によっては袋等を出口２に取り付く用に
すると，それらの収容を一時的に行うことも可能とな
る。

【０００６】

【実施例】図１は，ハンドドライ・ウイング４を，ハン
ドブラシ等に備えた要約図で，ブラシやローラー部分，
手元のグリップ部分は省略してあり，実施にあたって
は，これらの使用目的やデザイン等で，ハンドドライ・
ウイング４の取り付け位置や形，大きさは変化するが，
本考案の目的である枝を伝って滴り落ちる水等や塗料等
を，湾曲した縁１によって集め，一定の角度で下向きに
位置する出口２より，重力の自然作用を得て他の方向へ
導く方法により，手元を直接濡らさない，汚さない結果
を得るウイングをさすもので，一般的な鍔による手元保
護装置ではない，まず，図１のハンドブラシの枝４の上
下，或いは途中に，出口２を下向きにした，本考案のハ
ンドドライ・ウイング４をその出口２が枝５に対して９
０度から１１０度内外の角度で取り付け，或いは備え
（図２のＢの，枝５を軸に回転可能にした取り付けでは
使用範囲がより広がる）ることで，枝５を伝わって滴り
落ちる水や塗料等が，垂力によって自然に出口２より流
れ出し，流し出したそれらが，ハンドドライ・ウイング
４をつたってグリップ６に容易に逆流とならない取り付
け位置となる，つぎにハンドドライ・ウイング４の実施
に当っての各部の構成を説明すると，水洗や塗装等の作
業により，ブラシ等やハケ，ローラー部分から枝５を伝
わって滴り落ちる水や塗料等が，楕円型ウイング３で受
け止めるようにしっかり枝５に取り付け，受け止めたそ
れらが溢れてグリップ６に容易に流れ出ないよう，湾曲
した縁１の高さや曲がり，隙間８等を，各使用目的や作
業の種類を考慮して設け，湾曲した縁１を枝５の下側に
位置する出口２へしぼり込むような形で，２の出口部分
まで設け，それらで受け止めてた水や塗料等が，２の出
口に円滑に導かれるようにして，その出口２より流し出
す，出口２までの距離７は，５センチから１５センチ内
外で，各使用目的や作業内容を考慮した長さで決め，ホ
ースや袋等が容易に脱着できるようにした，出口２を設
けて実施にあたることで，手元，及び身体への濡れ，汚
れを回避する効果を増す。

【０００７】

【発明の効果】本発明では，水洗や塗装筈の作業で，ブ
ラシ等やハケ，ローラー部分から枝を伝わって滴り落ち
る水や塗料等を，ハンドドライ・ウイングを枝に取り付
けることで受け止め，手元以外に流すことによって，作
業する手元，及び身体への濡れ，汚れを回避する効果を
えて，作業能率の向上も得る。

【０００８】

【図面の簡単な説明】

【図１】ハンドブラシやハケ，ローラー等に，ハンドド
ライ・ウイングを取り付けた図で，ハンドドライ・ウイ
ングを構成する要約図で，ブラシやハケ，ローラー部
分，グリップ部分は省略してある。

【図２】図１のＡは，図１のイの部分の断面図，Ｂは，
ハンドドライ・ウイングが枝

【図２】図２のＡは，図１のイの部分の断面図，Ｂは，
ハンドドライ・ウイングが枝を軸に３６０度回転できる
ようにした，図１のイの部分の断面図。

【図３】図３のＣは，ハンドドライ・ウイングがハンド
ブラシに備えた図で，楕円型のウイングの出口にホース
を装着して，身体への濡れ，汚れの回避を図った図で，
Ｄは，塗装等のローラーにハンドドライ・ウイングを備
えた図で，楕円型のウイングの出口に袋を装着して，身
体への濡れ，汚れの回避を図った図。

【符号の説明】

１ 湾曲した縁 ２ 出口 ３ 楕円型ウイング ４ １，２，３で構成されたハンドドライ・ウイ
ング ５ 枝 ６ グリップ ７ 枝の中心から出口までの距離 ８ 枝から湾曲した縁までの隙間 ９ ブラシ部分 １０ ローラー部分 １１ ホース １２ 袋 １３ 取り付け角度

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【手続補正書】

【提出日】平成７年１月２８日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【書類名】 明細書

【発明の名称】 ハンドドライ・ウイング．

【特許請求の範囲】

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明は，手元の保護に係り，水洗や塗
装作業等で使用する枝付きハンドブラシ等やハケ，ロー
ラーの枝を伝わって滴りおちる液体から，手元を濡らさ
ない，汚さないようにできる．

【０００２】 従来の枝付きハンドブラシ等，ハケやロ
ーラー等による水洗や塗装作業等では，枝を伝わって滴
り落ちる液体によって，手或いは腕まで必ず濡らした
り，汚したりする，又，作業効率の低下を招く．

【０００３】 しかし，かかる従来の枝付きハンドブラ
シ等，ハケやローラー等では，作業上そのブラシ，ハケ
やローラー部分が手元より上となる作業により，必ず枝
を伝わって，手元まで滴り落ちる結果を招く．

【０００４】 このような点を考慮して，液体が枝を伝
わることは必然的に逃れられない現象であるので，それ
らの液体を，枝の途中の，楕円型ウイング３で受け止
め，内側に湾曲した縁１で集め，出口２から他の方向へ
導く方法によって，作業する手元を保護をする．

【０００５】 かくて本発明では，図１のように，ハン
ドドライ・ウイング４を，枝付きハンドブラシ等やハ
ケ，ローラーの枝５に対し，９０から１１０度内外の角
度で，その枝の上下，或いは途中に，出口２を下向きに
して取り付け（備え）ることで，水洗や塗装作業による
枝を伝わり滴り落ちる液体を，楕円型ウイング３によっ
て受け止め，内側の湾曲した縁１によってあらゆる使用
角度（天上などの長時間の水洗や塗装作業では，図３の
図のように，ハンドドライ・ウイング４が枝５を軸に回
転できるような取り付けを行えば使用範囲は広がる）で
の作業でも，内側に湾曲した縁１等によって一時的に取
り込み，それらの取り付け角度による重力の自然作用を
得て，出口２に導き，出口２から流し出す作用により，
手元を保護する．

【０００６】 図１は，ハンドブラシの枝４の上下，或
いは途中に，出口２を下向きにして，ハンドドライ・ウ
イング４を，出口２が枝５に対して，９０度から１１０
度内外で取り付けた図で，図２は，図１のＡからＡの断
面図．図３は，枝５を軸にハンドドライ・ウイング４を
回転可能にした断面図で，図４のように，出口２にホー
スが脱着できるようにすると，ホースによってより遠く
へ流しだすことが可能となる．図５のように，出口２に
袋等が脱着できるようにすると，それらの収容を一時的
に行うことも可能となる．図１のように，枝５を伝わっ
て滴り落ちる液体が，楕円型ウイング３で受け止めるよ
うにしっかり枝５に取り付け，受け止めた液体が溢れて
グリップ６に容易に流れ出ないよう，内側が湾曲した縁
１の高さや曲がり，隙間８等を，各使用目的や作業の種
類を考慮して設け，内側が湾曲した縁１を，枝５の下側
に位置する出口２へしぼり込むような形で，２の出口部
分まで設け，それらで受け止めてた水や塗料等が，２の
出口に円滑に導かれるようにして，その出口２より流し
出す．出口２までの距離７は，５センチから１５センチ
内外で，各使用目的や作業内容を考慮した長さで決め，
ホースや袋等が容易に脱着できるようにした，出口２を
設けて実施にあたることで，手元，及び身体への濡れ，
汚れを回避する効果を増す．

【０００７】

【発明の効果】 本発明では，水洗や塗装等の作業で，
ブラシ等やハケ，ローラー部分から枝を伝わって滴り落
ちる液体等を，ハンドドライ・ウイングを枝に取り付け
ることで受け止めて，手元以外に流すことで，作業する
手元，及び身体への濡れや汚れを回避する効果と，作業
能率の向上も得る．

【図面の簡単な説明】

【図１】 ハンドブラシやハケ，ローラー等に，ハンド
ドライ・ウイング４を取り付けた斜面図である．

【図２】 図１の，Ａ−Ａの断面図である．

【図３】 図１の，ハンドドライ・ウイング４が枝５を
軸に，自在に回動できるようにした，図１の，Ａ−Ａの
断面図である．

【図４】 ハンドドライ・ウイング４をハンドブラシに
取り付けた図で，出口２にホースを装着して，身体への
濡れ，汚れの回避を図った図である．

【図４】 塗装等のローラーにハンドドライ・ウイング
４を取り付けた図で，出口２に袋を装着して，身体への
濡れ，汚れの回避を図った図である．

【符号の説明】 １ 内側に湾曲した縁 ２ 出口 ３ 楕円型ウイング ４ １，２，３で構成されたハンドドライ・ウイ
ング ５ 枝 ６ グリップ ７ 枝の中心から出口までの距離 ８ 枝から湾曲した縁までの隙間 ９ ブラシ部分 １０ ローラー部分 １１ ホース １２ 袋 １３ 取り付け角度

【手続補正３】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図３】

【図５】

【図１】

【図２】

【図４】

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】特に水洗作業を行う枝付きハンドブラシ，
   ハケやローラーでの塗装作業等で，枝を伝って手元に滴
   り落ちる水や塗料等を，内側に湾曲した縁とその下側に
   出口を持つ楕円型ウイング（ハンドドライ・ウイング）
   を，その枝の上下，或いは中程の，枝に対し出口を下側
   として９０から１１０度内外の角度で取り付け（備え）
   て，滴り落ちる水や塗料等を受け止め集め，出口より流
   し出す特徴を得て，それらによる手元の保護を図る，ハ
   ンドドライ・ウイング，