JPH08182584A - マットレス用コイルスプリング - Google Patents
マットレス用コイルスプリングInfo
- Publication number
- JPH08182584A JPH08182584A JP33746294A JP33746294A JPH08182584A JP H08182584 A JPH08182584 A JP H08182584A JP 33746294 A JP33746294 A JP 33746294A JP 33746294 A JP33746294 A JP 33746294A JP H08182584 A JPH08182584 A JP H08182584A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mattress
- coil
- spring
- coil spring
- coil springs
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Landscapes
- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
- Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 一つずつ袋体５に収容された状態で多数がマ
ットレスの内部に林立配置されるマットレス用コイルス
プリング１について、互いに隣り合ったコイルスプリン
グ１同士が擦れ合うことによる異音の発生音量を極力小
さくし、尚且、十分なばね力を備えたマットレス用コイ
ルスプリングを提供する。 【構成】 高さ方向の端部２における巻径を高さ方向の
中央部３における巻径より小さく設定し、かつ前記端部
２におけるばね力が前記中央部３におけるばね力と略等
しくなるように、前記端部２における巻ピッチを前記中
央部３における巻ピッチより狭く設定することにした。
ットレスの内部に林立配置されるマットレス用コイルス
プリング１について、互いに隣り合ったコイルスプリン
グ１同士が擦れ合うことによる異音の発生音量を極力小
さくし、尚且、十分なばね力を備えたマットレス用コイ
ルスプリングを提供する。 【構成】 高さ方向の端部２における巻径を高さ方向の
中央部３における巻径より小さく設定し、かつ前記端部
２におけるばね力が前記中央部３におけるばね力と略等
しくなるように、前記端部２における巻ピッチを前記中
央部３における巻ピッチより狭く設定することにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、マットレス用コイルス
プリングに関する。
プリングに関する。
【０００２】
【従来の技術】本願出願人は、先に、実公平４−２９８
２１号公報に提示されたように、布製の袋体にコイルス
プリングを収容したポケテッドスプリングユニット（ポ
ケットコイルユニットとも称する）を備えたスプリング
マットレスを提案したが、このスプリングマットレスに
おいては、コイルスプリングが略完全な円筒形に巻かれ
ており、すなわち、その巻径が全高に亙って略同じとさ
れている。
２１号公報に提示されたように、布製の袋体にコイルス
プリングを収容したポケテッドスプリングユニット（ポ
ケットコイルユニットとも称する）を備えたスプリング
マットレスを提案したが、このスプリングマットレスに
おいては、コイルスプリングが略完全な円筒形に巻かれ
ており、すなわち、その巻径が全高に亙って略同じとさ
れている。
【０００３】このコイルスプリングは、一つずつ袋体に
収容された状態で多数がマットレスの内部に林立配置さ
れるものであり、この状態を平面的に見ると、多数のコ
イルスプリングが極めて密に並べられている。したがっ
て互いに隣り合ったコイルスプリングは、全高に亙っ
て、それぞれの袋体を介して接触していることになる。
またこのコイルスプリングは、上方から荷重が作用する
と、分担する荷重の大きさに応じてそれぞれが独自に圧
縮変形するもので、互いに隣り合ったコイルスプリング
でも分担する荷重の大きさが異なると、圧縮変形量が異
なることになる。
収容された状態で多数がマットレスの内部に林立配置さ
れるものであり、この状態を平面的に見ると、多数のコ
イルスプリングが極めて密に並べられている。したがっ
て互いに隣り合ったコイルスプリングは、全高に亙っ
て、それぞれの袋体を介して接触していることになる。
またこのコイルスプリングは、上方から荷重が作用する
と、分担する荷重の大きさに応じてそれぞれが独自に圧
縮変形するもので、互いに隣り合ったコイルスプリング
でも分担する荷重の大きさが異なると、圧縮変形量が異
なることになる。
【０００４】したがって従来のコイルスプリングによる
と、互いに隣り合ったコイルスプリング同士が圧縮変形
に際して擦れ合うことがあり、しかもこれが上記したよ
うに全高に亙って接触した状態で行なわれるために、そ
れぞれが袋体に収容されているとは言え、このときに物
と物とが擦れ合う異音が発生することがある。この異音
は、例えば、人がマットレスの上に横たわる場合には生
じなくても、人がマットレスの上に腰掛ける場合に生じ
るというように、互いに隣り合ったコイルスプリングの
圧縮変形量に大きな差がある場合に生じ易い。
と、互いに隣り合ったコイルスプリング同士が圧縮変形
に際して擦れ合うことがあり、しかもこれが上記したよ
うに全高に亙って接触した状態で行なわれるために、そ
れぞれが袋体に収容されているとは言え、このときに物
と物とが擦れ合う異音が発生することがある。この異音
は、例えば、人がマットレスの上に横たわる場合には生
じなくても、人がマットレスの上に腰掛ける場合に生じ
るというように、互いに隣り合ったコイルスプリングの
圧縮変形量に大きな差がある場合に生じ易い。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、上記した異音の発生音量を極力小さくし、尚且、従
来のコイルスプリングと同等な、十分なばね力を備えて
機能的に劣ることがないマットレス用コイルスプリング
を提供することを目的とする。
み、上記した異音の発生音量を極力小さくし、尚且、従
来のコイルスプリングと同等な、十分なばね力を備えて
機能的に劣ることがないマットレス用コイルスプリング
を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のマットレス用コイルスプリングは、一つず
つ袋体に収容された状態で多数がマットレスの内部に林
立配置されるマットレス用コイルスプリングにおいて、
高さ方向の端部における巻径を高さ方向の中央部におけ
る巻径より小さく設定し、かつ前記端部におけるばね力
が前記中央部におけるばね力と略等しくなるように、前
記端部における巻ピッチを前記中央部における巻ピッチ
より狭く設定することにした。
め、本発明のマットレス用コイルスプリングは、一つず
つ袋体に収容された状態で多数がマットレスの内部に林
立配置されるマットレス用コイルスプリングにおいて、
高さ方向の端部における巻径を高さ方向の中央部におけ
る巻径より小さく設定し、かつ前記端部におけるばね力
が前記中央部におけるばね力と略等しくなるように、前
記端部における巻ピッチを前記中央部における巻ピッチ
より狭く設定することにした。
【０００７】
【作用】上記構成を備えた本発明のマットレス用コイル
スプリングにおいては、当該コイルスプリングが多数林
立配置されたときに、互いに隣り合ったコイルスプリン
グがそれぞれの比較的大径の中央部において接触するよ
うに並べられ、高さ方向の端部は、これが比較的小径で
あるために、互いに離れた状態に置かれることになる。
したがって互いに隣り合ったコイルスプリング同士が圧
縮変形に際して擦れ合っても、これが全高ではなく高さ
の一部において行なわれるために、これに応じて、異音
の発生音量を小さくすることが可能となる。また高さ方
向の端部におけるばね力が高さ方向の中央部におけるば
ね力と略等しくなるように、この端部における巻ピッチ
を中央部における巻ピッチより狭く設定したために、従
来のコイルスプリングと略同等な、十分なばね力を備え
たコイルスプリングを提供することが可能となる。
スプリングにおいては、当該コイルスプリングが多数林
立配置されたときに、互いに隣り合ったコイルスプリン
グがそれぞれの比較的大径の中央部において接触するよ
うに並べられ、高さ方向の端部は、これが比較的小径で
あるために、互いに離れた状態に置かれることになる。
したがって互いに隣り合ったコイルスプリング同士が圧
縮変形に際して擦れ合っても、これが全高ではなく高さ
の一部において行なわれるために、これに応じて、異音
の発生音量を小さくすることが可能となる。また高さ方
向の端部におけるばね力が高さ方向の中央部におけるば
ね力と略等しくなるように、この端部における巻ピッチ
を中央部における巻ピッチより狭く設定したために、従
来のコイルスプリングと略同等な、十分なばね力を備え
たコイルスプリングを提供することが可能となる。
【０００８】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。
明する。
【０００９】図１に示すように、鋼線がコイル状に巻か
れてコイルスプリング１が形成されており、このコイル
スプリング１の高さ方向の端部２における巻径が高さ方
向の中央部３における巻径より小さく設定されており、
かつ前記端部２におけるばね力が前記中央部３における
ばね力と略等しくなるように、前記端部２における巻ピ
ッチが前記中央部３における巻ピッチより狭く設定され
ている。そしてこのコイルスプリング１が一つずつ不織
布等の布製の袋体５に収容され、多数林立配置されてい
る。
れてコイルスプリング１が形成されており、このコイル
スプリング１の高さ方向の端部２における巻径が高さ方
向の中央部３における巻径より小さく設定されており、
かつ前記端部２におけるばね力が前記中央部３における
ばね力と略等しくなるように、前記端部２における巻ピ
ッチが前記中央部３における巻ピッチより狭く設定され
ている。そしてこのコイルスプリング１が一つずつ不織
布等の布製の袋体５に収容され、多数林立配置されてい
る。
【００１０】コイルスプリング１の高さ方向の中央部３
における巻径Ｄ0 が６０ｍｍ、巻ピッチＰ0 が４２ｍｍ
である場合、高さ方向の端部（最上端部）２における巻
径Ｄ2 を５０ｍｍ、通過点４における巻径Ｄ1 を５５ｍ
ｍとすると、通過点４における巻ピッチＰ1 、高さ方向
の端部（最上端部）２における巻ピッチＰ2 はそれぞ
れ、以下のように求められる。
における巻径Ｄ0 が６０ｍｍ、巻ピッチＰ0 が４２ｍｍ
である場合、高さ方向の端部（最上端部）２における巻
径Ｄ2 を５０ｍｍ、通過点４における巻径Ｄ1 を５５ｍ
ｍとすると、通過点４における巻ピッチＰ1 、高さ方向
の端部（最上端部）２における巻ピッチＰ2 はそれぞ
れ、以下のように求められる。
【００１１】基本式
【数１】 但し、ｄ：材料の直径（ｍｍ） δ：ばねの撓み（ｍｍ） Ｐ：ばねにかかる荷重（ｋｇｆ） Ｋ：ばね定数（ｋｇｆ／ｍｍ） Ｎa ：有効巻数（−） Ｄ：コイル平均径（ｍｍ） Ｇ：横弾性係数（ｋｇｆ／ｍｍ2 ） 今、ばね自由長：Ｈ、ピッチ（等ピッチ）：Ｐとする
と、有効巻数
と、有効巻数
【数２】 （材料の直径が自由長に対して十分に小さい場合） ここで、ばね定数Ｋが一定のばねで、コイル平均径Ｄと
有効巻数Ｎa が変化するものとすると、上記（３）式よ
り
有効巻数Ｎa が変化するものとすると、上記（３）式よ
り
【数３】 となり、コイル平均径Ｄの３乗にピッチＰが比例するこ
とになる。したがって、ばね定数Ｋ、材料の直径ｄ、ば
ね自由長Ｈが一定であるとすると、 Ｄ3 ≒Ａ・Ｐ（Ａは定数） 今、Ｄ0 ＝６０ｍｍで、ピッチＰ0 ＝４２ｍｍ
とになる。したがって、ばね定数Ｋ、材料の直径ｄ、ば
ね自由長Ｈが一定であるとすると、 Ｄ3 ≒Ａ・Ｐ（Ａは定数） 今、Ｄ0 ＝６０ｍｍで、ピッチＰ0 ＝４２ｍｍ
【数４】 したがって、Ｄ1 ＝５５ｍｍの場合、
【数５】 ピッチ
【数６】 Ｄ2 ＝５０ｍｍの場合、ピッチ
【数７】
【００１２】したがって、通過点４における巻ピッチＰ
1 を約３２ｍｍ、高さ方向の端部（最上端部）２におけ
る巻ピッチＰ2 を約２４ｍｍとすることにより、通過点
４におけるばね力および高さ方向の端部（最上端部）２
におけるばね力をそれぞれ、中央部３におけるばね力と
略等しくすることができる。
1 を約３２ｍｍ、高さ方向の端部（最上端部）２におけ
る巻ピッチＰ2 を約２４ｍｍとすることにより、通過点
４におけるばね力および高さ方向の端部（最上端部）２
におけるばね力をそれぞれ、中央部３におけるばね力と
略等しくすることができる。
【００１３】尚、本発明において、コイルスプリング１
の全高に対する端部２の高さ寸法の比率は特に限定され
ず、例えば、図２に示すように、コイルスプリング１の
全高を略３等分し、中央の３分の１の部分で隣のコイル
スプリング１と接触するようにしても良い。この場合、
異音の発生音量は、全高に対する接触部の比率に応じ
て、約３分の１となる。また図示したように、高さ方向
の端部２は中央部３から徐々に縮径して行くものが一般
であって、所謂ビヤ樽形を呈することになる。
の全高に対する端部２の高さ寸法の比率は特に限定され
ず、例えば、図２に示すように、コイルスプリング１の
全高を略３等分し、中央の３分の１の部分で隣のコイル
スプリング１と接触するようにしても良い。この場合、
異音の発生音量は、全高に対する接触部の比率に応じ
て、約３分の１となる。また図示したように、高さ方向
の端部２は中央部３から徐々に縮径して行くものが一般
であって、所謂ビヤ樽形を呈することになる。
【００１４】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【００１５】すなわち、上記構成を備えた本発明のマッ
トレス用コイルスプリングにおいては、当該コイルスプ
リングが多数林立配置されたときに、互いに隣り合った
コイルスプリングがそれぞれの比較的大径の中央部にお
いて接触するように並べられ、高さ方向の端部は、これ
が比較的小径であるために、互いに離れた状態に置かれ
ることになる。したがって互いに隣り合ったコイルスプ
リング同士が圧縮変形に際して擦れ合っても、これが全
高ではなく高さの一部において行なわれるために、これ
に応じて、異音の発生音量を小さくすることが可能とな
る。また高さ方向の端部におけるばね力が高さ方向の中
央部におけるばね力と略等しくなるように、この端部に
おける巻ピッチを中央部における巻ピッチより狭く設定
したために、従来のコイルスプリングと略同等な、十分
なばね力を備えたコイルスプリングを提供することが可
能となる。したがって以上のことから、上記した異音の
発生音量を極力小さくし、尚且、従来のコイルスプリン
グと略同等な、十分なばね力を備えて機能的に劣ること
がないマットレス用コイルスプリングを提供することが
できる。
トレス用コイルスプリングにおいては、当該コイルスプ
リングが多数林立配置されたときに、互いに隣り合った
コイルスプリングがそれぞれの比較的大径の中央部にお
いて接触するように並べられ、高さ方向の端部は、これ
が比較的小径であるために、互いに離れた状態に置かれ
ることになる。したがって互いに隣り合ったコイルスプ
リング同士が圧縮変形に際して擦れ合っても、これが全
高ではなく高さの一部において行なわれるために、これ
に応じて、異音の発生音量を小さくすることが可能とな
る。また高さ方向の端部におけるばね力が高さ方向の中
央部におけるばね力と略等しくなるように、この端部に
おける巻ピッチを中央部における巻ピッチより狭く設定
したために、従来のコイルスプリングと略同等な、十分
なばね力を備えたコイルスプリングを提供することが可
能となる。したがって以上のことから、上記した異音の
発生音量を極力小さくし、尚且、従来のコイルスプリン
グと略同等な、十分なばね力を備えて機能的に劣ること
がないマットレス用コイルスプリングを提供することが
できる。
【図１】本発明の実施例に係るマットレス用コイルスプ
リングを複数並べた状態の要部断面図
リングを複数並べた状態の要部断面図
【図２】本発明の他の実施例に係るマットレス用コイル
スプリングを複数並べた状態の断面図
スプリングを複数並べた状態の断面図
１ コイルスプリング ２ 端部 ３ 中央部 ４ 通過点 ５ 袋体
Claims (1)
- 【請求項１】 一つずつ袋体に収容された状態で多数が
マットレスの内部に林立配置されるマットレス用コイル
スプリングにおいて、高さ方向の端部における巻径を高
さ方向の中央部における巻径より小さく設定し、かつ前
記端部におけるばね力が前記中央部におけるばね力と略
等しくなるように、前記端部における巻ピッチを前記中
央部における巻ピッチより狭く設定したことを特徴とす
るマットレス用コイルスプリング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33746294A JPH08182584A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | マットレス用コイルスプリング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33746294A JPH08182584A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | マットレス用コイルスプリング |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08182584A true JPH08182584A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=18308874
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33746294A Withdrawn JPH08182584A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | マットレス用コイルスプリング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08182584A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103352947A (zh) * | 2013-07-04 | 2013-10-16 | 昆山杰升精密五金有限公司 | 一种异形压缩弹簧 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP33746294A patent/JPH08182584A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103352947A (zh) * | 2013-07-04 | 2013-10-16 | 昆山杰升精密五金有限公司 | 一种异形压缩弹簧 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020305 |