JPH08181561A - 弾性表面波共振器 - Google Patents

弾性表面波共振器

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JPH08181561A
JPH08181561A JP31847794A JP31847794A JPH08181561A JP H08181561 A JPH08181561 A JP H08181561A JP 31847794 A JP31847794 A JP 31847794A JP 31847794 A JP31847794 A JP 31847794A JP H08181561 A JPH08181561 A JP H08181561A
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reflector
transducer
reflectors
frequency
stop band
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JP31847794A
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English (en)
Inventor
Masakatsu Kasagi
昌克 笠置
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弾性表面波共振器の伝送特性からスプリアス
を取り除く。 【構成】 弾性表面波及び電気信号間の変換を行なうト
ランスデューサと、弾性表面波の伝搬方向に沿ってこの
トランスデューサを挟んで対向配置される第1及び第2
の反射器とが圧電基板上に形成されてなる弾性表面波共
振器に関する。第1及び第2の反射器のストップバンド
が異なるように、しかも、トランスデューサから放射さ
れる所望波の放射コンダクタンスが最大になる周波数
が、ストップバンドが高い側の上記反射器のストップバ
ンドの下端の周波数より大きく、ストップバンドが低い
側の反射器のストップバンドの上端の周波数より小さく
なるように、第1及び第2の反射器を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弾性表面波及び電気信
号間の変換を行なうトランスデューサと、弾性表面波の
伝搬方向に沿ってこのトランスデューサを挟んで対向配
置される2個の反射器とが圧電基板上に形成されてなる
弾性表面波共振器に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の弾性表面波(Surface Ac
oustic Wave 、以下SAWと略す)共振器の概略構造を
示すものであり、図2(a)は平面図、図2(b)は図
2(a)のIIB−IIB線断面図である。
【0003】SAW共振器は、電気信号をSAWに変換
したり逆にSAWを電気信号に変換したりするトランス
デューサ21と、SAWの伝搬方向に沿ってこのトラン
スデューサ21を挟んで対向する同一構成の一対の反射
器31、31とが、圧電基板11上に形成されて構成さ
れている。各反射器31はそれぞれ、幅δR (=LR/
4)の電極32を周期LR /2(LR が反射器31の電
極周期と呼ばれている)で多数並べてその端部を電気的
に開放あるいは短絡して構成されている。一方、トラン
スデューサ21は、幅δT (=LT /4)の電極指22
を周期LT /2で多数並べて、その端部を図2(a)に
示すように交互に電気的に短絡して、言い換えると、2
個の櫛形電極の各櫛歯部分(電極指22)が互い違いに
入り込むように構成されている。
【0004】一方の入出力端子51に印加された電気信
号は、トランスデューサ21において圧電基板11の圧
電効果によってSAW41に変換され、このSAW41
は、圧電基板11の表面におけるトランスデューサ21
を構成する電極指22の伸長方向に対して垂直方向に、
トランスデューサ21の両側に放射される。このとき、
トランスデューサ21の端部が短絡されている電極周期
LT に等しい波長λを持つSAW41が最も強く励振さ
れる。
【0005】図3は、従来の反射器31によるSAW4
1の反射の様子を示す図である。トランスデューサ21
から放射されたSAW41(波長=λ)が反射器31
(周期=LR )に到達すると、反射器31内の基板11
の表面がメタライズされた部分(BやD)と基板11の
表面がメタライズされていない部分(AやC)との音響
インピーダンスの違いにより、電極32の端部でSAW
41の反射が起こる。
【0006】トランスデューサ21から放射されたSA
W41の一部は、トランスデューサ21及び反射器31
間のメタライズされていない部分Aと反射器31の電極
32がある(メタライズされている)部分Bの境界で反
射し、残りは通過する。この境界を通過したSAW42
は、メタライズされている部分Bとメタライズされてい
ない部分Cの境界に達し、ここでも再び前述の反射、透
過が起こる。反射器31の電極本数を多くすると、各々
の電極32においてこのような反射、透過が繰り返さ
れ、トランスデューサ21から放射されたSAW41の
波長λが反射器31の周期LR と同じであれば、すなわ
ちλ=LR であれば、反射波は全て同位相で重ね合わさ
れて全体として一方向にSAW41を反射する。このよ
うな共振状態のSAW41をトランスデューサ21で電
気信号に変換して他方の入出力端子52から取り出すこ
とができる。
【0007】従って、図2に示すように、トランスデュ
ーサ21の両側に反射器31、31を配置し、両反射器
31、31の間隔LRRを適当に設定すれば、SAW共振
器内に波長λ(=LT =LR )の定在波が発生し、自由
表面(メタライズされていない基板表面)のSAWの伝
搬速度をv0 とすると、共振周波数f0 がv0 /λであ
るSAW共振器が得られる。
【0008】しかし、実際のSAW共振器では、メタラ
イズされた部分のSAWの伝搬速度がメタライズされて
いない部分のSAWの伝搬速度より小さいことや、トラ
ンスデューサ21と反射器31とでは電気的な境界条件
が異なることの影響で、上記の周期条件(LT =LR )
では効率良くSAWを反射させることができない。
【0009】文献『T.Uno and H.Jumonji ,“Optimiza
tion of Quartz SAW Resonator Structure with Groove
Gratings ”,IEEE Transactions on Sonics and Ultr
asonics ,Vol.SU-29 ,No.6,pp.299-310,November 1
982 』 上記文献によれば、トランスデューサ21が励振し易い
SAWの周波数や、反射器31が反射し易いSAWの周
波数は単一ではなく、使用する基板材料、電極材料、電
極周期等によって、ある幅を持っている。
【0010】反射器31の反射特性は、前記文献の30
0頁の(1)式で表されており、反射器31が入射した
SAWを99%以上反射する周波数帯域(ストップバン
ド)は、前記文献の300頁のFig.2 のようにf0 =v
0 /LR よりも低周波側に存在する。
【0011】トランスデューサ21のSAWの共振し易
さは放射コンダクタンスと呼ばれるが、これは、前記文
献の300頁の(2)式で表される。そのピークは、前
記文献の300頁のFig.2 のようにf0 =v0 /LT よ
りも低周波側にあり、一般に反射器31のストップバン
ドの中心とは一致しない。
【0012】トランスデューサ21及び反射器31内で
のSAWの伝搬速度vT 、vR は使用する基板材料、電
極材料、電極膜厚、トランスデューサ21及び反射器3
1の電極周期、電極本数に依存するので、これらを適当
に選んで所望の共振周波数f(=fT =fR )が得られ
るようにしている。
【0013】通常のSAW共振器の製造プロセスでは、
トランスデューサ21と反射器31とはフォトリソグラ
フィ法によって、同一材料で同時に形成されるので、上
記パラメータのうち、電極周期をトランスデューサ21
と反射器31とで若干違わせて共振周波数fを調整する
のが一般的である。すなわち、前記文献の300頁の
(14)式に従って、放射コンダクタンスのピークfT
が、ストップバンドの中心fR と一致し、fT =fR =
f(f:希望の共振周波数) を満たすように電極周期L
T 、LR を選んでいる。
【0014】図4及び図5はそれぞれ、基板材料に36
°Y−Z’水晶(SH波、SAWの伝搬速度:v0 =5
100m/s)を、電極材料にAlを使用し、各反射器
31の電極数Mを500本、トランスデューサ21の電
極対数Nを100対、電極膜厚hを408[nm](h
/λ=0.02)としたときの反射係数と放射コンダク
タンスとを示している。
【0015】電極の有無に拘らずSAWの伝搬速度v0
が一定であれば、トランスデューサ21がf0 =250
[MHz]のSAWを励振し、反射器31がf0 =25
0[MHz]のSAWを反射するためには、トランスデ
ューサ21の電極周期LT 及び反射器31の電極周期L
R は、LT =LR =v0 /f0 =20.4[μm]とす
れば良いことになる。しかし、これらの電極周期を2
0.4[μm]にすると、前記文献の300頁の(1)
式及び(2)式によれば、放射コンダクタンス及び反射
係数は、それぞれ図4(a)及び図5のようになり、放
射コンダクタンスのピークが反射器31のストップバン
ドの外に位置する。従って、共振周波数が250MHz
のSAW共振器は得られない。
【0016】しかしながら、前記文献の300頁の
(1)式及び(2)式に従って、反射器31の電極周期
LR を20.292[μm]とし、トランスデューサ2
1の電極周期LT を20.188[μm]にすれば、放
射コンダクタンスのピークが反射器31のストップバン
ドの中心と一致し、共振周波数が250MHzのSAW
共振器が得られる。すなわち、実際のSAW共振器は、
このようにトランスデューサ21及び反射器31の電極
周期LT 及びLR を定めている。
【0017】図6は、このように放射コンダクタンスの
ピークが反射器31のストップバンドの中心と一致する
ようにしたSAW共振器の伝送特性(挿入損失S21)
を示す図である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】前記文献では、特定の
SAW(所望波:SH波)だけが基板11内に存在する
と仮定して計算を行なっている。
【0019】しかし、実際にはバルク波等のSH波以外
の波(以後、スプリアスと呼ぶ)も同時に発生してい
る。これらのスプリアスもトランスデューサ21で励振
されるのでその波長はλであるが、伝搬速度がSH波と
若干異なるので、共振周波数もSH波とは異なる。
【0020】図7は、SH波と低周波側のスプリアス
(1次のみを示す)とが存在する場合の、SAW共振器
の放射コンダクタンスと反射係数の関係を表す図であ
る。fTはSH波の共振周波数であり、fS はスプリア
スの共振周波数である。
【0021】図6に示した伝送特性(S21)を有する
実際のSAW共振器では、図4(b)に示した反射係数
との対応から、反射器31のストップバンドfmin 〜f
max内にはSH波の放射コンダクタンスT0の他にスプ
リアスの放射コンダクタンスS1もピークを持ってい
る。すなわち、図6に示すSAW共振器の伝送特性(S
21)からは、SH波(f/f0 =1)と低周波側のス
プリアス(f/f0 =0.9975)がストップバンド
内にあることが分かる。
【0022】スプリアスを除去するためには、ストップ
バンドが狭い反射器31を構成すれば良いが、周波数的
にごく僅かしか異なっていないSH波(f/f0 =1)
と低周波側のスプリアス(f/f0 =0.9975)と
を弁別できる程度にストップバンドが狭い反射器31の
実現構成は、確立されていない。
【0023】そのため、トランスデューサが最も強く励
振する基本モードの周波数を有する定在波だけが発生
し、伝送特性からスプリアスを取り除くことができるS
AW共振器が望まれている。
【0024】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、弾性表面波及び電気信号間の変換を行なうトランス
デューサと、弾性表面波の伝搬方向に沿ってこのトラン
スデューサを挟んで対向配置される第1及び第2の反射
器とが圧電基板上に形成されてなる弾性表面波共振器に
おいて、以下のようにしたことを特徴とする。
【0025】すなわち、第1及び第2の反射器のストッ
プバンドが異なるように、しかも、トランスデューサか
ら放射される所望波の放射コンダクタンスが最大になる
周波数が、ストップバンドが高い側の反射器のストップ
バンドの下端の周波数より大きく、ストップバンドが低
い側の反射器のストップバンドの上端の周波数より小さ
くなるように、第1及び第2の反射器を構成したことを
特徴とする。
【0026】ここで、トランスデューサから放射される
スプリアスの放射コンダクタンスが最大になる周波数
と、ストップバンドが高い側の反射器の減衰極とが一致
するように、第1及び第2の反射器を構成することは好
ましい。
【0027】また、第1及び第2の反射器の電極膜厚を
異ならせて、上述の反射特性を有する第1及び第2の反
射器を構成することは好ましい。
【0028】さらに、第1及び第2の反射器の電極周期
を異ならせて、上述の反射特性を有する第1及び第2の
反射器を構成することも好ましい。
【0029】
【作用】本発明の弾性表面波共振器においては、トラン
スデューサから放射される所望波の放射コンダクタンス
が最大になる周波数が、ストップバンドが高い側の反射
器のストップバンドの下端の周波数より大きく、ストッ
プバンドが低い側の反射器のストップバンドの上端の周
波数より小さくなるような反射特性を有するように、第
1及び第2の反射器を構成した。
【0030】そのため、恰も、ストップバンドが高い側
の反射器のストップバンドの下端の周波数から、ストッ
プバンドが低い側の反射器のストップバンドの上端の周
波数までをストップバンドとする狭いストップバンドの
2個の反射器を有する弾性表面波共振器と等価な弾性表
面波共振器を実現でき、スプリアスを除去することがで
きる。
【0031】ここで、トランスデューサから放射される
スプリアスの放射コンダクタンスが最大になる周波数
と、ストップバンドが高い側の反射器の減衰極とを一致
するように、第1及び第2の反射器を構成すると、スプ
リアスの除去が確実にできて好ましい。
【0032】また、このような第1及び第2の反射器の
異なる反射特性を、電極膜厚や電極周期を異ならせて実
現すると、反射器の構成に、従来と同様に単純なフォト
リソグラフィ法をそのまま適用できて好ましい。
【0033】
【実施例】
(A)第1実施例 以下、本発明によるSAW共振器の第1実施例を図面を
参照しながら詳述する。ここで、図1(a)及び(b)
はそれぞれ、この第1実施例のSAW共振器の概略構成
を示す平面図及び断面図であり、上述した図2との同
一、対応部分には、同一符号を付して示している。
【0034】この第1実施例のSAW共振器も、基本的
には、電気信号をSAWに変換したり逆にSAWを電気
信号に変換したりするトランスデューサ21と、SAW
の伝搬方向に沿ってこのトランスデューサ21を挟んで
対向する一対の反射器31a及び31bとが、圧電基板
11上に形成されて構成されている。
【0035】しかしながら、この第1実施例において
は、従来のSAW共振器とは異なって、2個の反射器3
1a及び31bは、その反射特性が異なるように構成さ
れている。すなわち、反射器31aの電極32aの膜厚
ha と、反射器31bの電極32bの膜厚hb とが異な
るようになされている。なお、反射器31aの電極32
aの幅と反射器31bの電極32bの幅とは同じ幅δR
を有し、反射器31aの電極周期と反射器31bの電極
周期とは同じ電極周期LR を有し、反射器31aの電極
本数と反射器31bの電極本数とは同じ本数を有するよ
うになされている。
【0036】図7は、第1実施例のSAW共振器による
放射コンダクタンスと反射係数との関係を示す図であ
る。この関係を満たすように、反射器31aの電極32
aの膜厚ha と、反射器31bの電極32bの膜厚hb
とが選定されている。
【0037】すなわち、圧電基板11上に形成されたト
ランスデューサ21から放射されるSH波の放射コンダ
クタンスが最大になる周波数をfT とし、スプリアスの
放射コンダクタンスが最大になる周波数をfS とし、圧
電基板11上に形成された一方の反射器(ストップバン
ドが高い側の反射器)31aのストップバンドの下端の
周波数をfminaとし、その上端の周波数をfmaxaとし、
その減衰極をfP とし、他方の反射器31bのストップ
バンドの上端の周波数をfmaxbとし、その下端の周波数
をfminbとすると、図7に示すように、下記(1) 式及び
(2) 式を共に満足するようにトランスデューサ21の電
極膜厚hT 、反射器31bの電極膜厚hb 、反射器31
aの電極膜厚ha (ha <hb )を選定している。
【0038】 fmina≦fT ≦fmaxb …(1) fP =fS …(2) ここで、電極膜厚hT 、ha 、hb と各種周波数との間
には、(3) 式に示す関係があり、この関係から、電極膜
厚hT 、ha 、hb を定めることができる。なお、(3)
式は、電極材料としてAlを適用した場合であるが、他
の電極材料を適用した場合にも、(3) 式の定数(4.3
3×10-4等)が異なるだけであり、各種周波数が電極
周期(この第1実施例では両反射器で同じ)及び電極膜
厚に依存していることは同様である。また、自由表面で
のSAWの伝搬速度v0 は、基板材料にもよるが、後述
する具体例の場合には、5100[m/s]である。
【0039】
【数1】 図1において、一方の入出力端子51に電気信号が加え
られると、この電気信号はトランスデューサ21でSA
W41に変換され、トランスデューサ21を構成する電
極指22の伸長方向に対して垂直方向に、トランスデュ
ーサ21の両側に放射される。このとき、トランスデュ
ーサ21の放射コンダクタンスが最大になる周波数fT
(前記文献300頁(2)式によって決まる)を持つS
AW41が最も強く励振され、同時にスプリアス(周波
数fS )等も励振される。
【0040】トランスデューサ21から放射されたSA
W41やスプリアスが反射器31aに到達すると、反射
器31aが、図8に示す反射特性を有するように、すな
わち、ストップバンドの下端の周波数がfminaに、上端
の周波数がfmaxaに、減衰極がfS になるように、電極
膜厚ha が形成されているので、fmina以上fmaxa以下
の周波数を持つSAW41が反射器31aで反射され、
スプリアスは、反射器31aを通り抜けて基板11端部
(チップ端部)まで伝搬していく。チップ端部は、ダイ
シングの際に不規則な形状になっているので、チップ端
部に到達したスプリアスは乱反射されて共振器の方向に
はほとんど戻らない。
【0041】反射器31aで反射されたSAW41は、
トランスデューサ21を通り過ぎた後、他方の反射器3
1bに入射する。反射器31bは、ストップバンドの下
端の周波数がfminbに、上端の周波数がfmaxbになるよ
うに電極膜厚hb が形成されているので、fminb以上f
maxb以下の周波数を持つSAW41は反射器31bで反
射される。
【0042】一方、トランスデューサ21から放射され
たSAW41とスプリアスが反射器31bに到達する
と、図8に示すように、反射器31bはストップバンド
の下端の周波数がfminbに、上端の周波数がfmaxbにな
るように電極膜厚hb が形成されているので、fminb以
上fmaxb以下の周波数を持つSAW41とスプリアスが
反射器31bで反射される。
【0043】反射器31bで反射したSAW41とスプ
リアスは、トランスデューサ21を通り過ぎた後、他方
の反射器31aに入射する。反射器31aはストップバ
ンドの下端の周波数がfminaに、上端の周波数がfmaxa
に、減衰極がfS になるように電極膜厚ha が形成され
ているので、fmina以上fmaxa以下の周波数を持つSA
W41だけが反射器31aで反射され、周波数fS を持
つスプリアスは反射器31aを通り抜けてチップ端部ま
で伝搬していく。
【0044】このような反射器31a及び31bによる
反射が繰り返され、その結果、SAW共振器内にはfmi
na以上fmaxb以下を満足する周波数fT を持つSAW4
1だけが存在し、このような共振状態のSAW41がト
ランスデューサ21で電気信号に変換されて他方の入出
力端子52から取り出される。
【0045】次に、従来の技術の項で説明したSAW共
振器を、この第1実施例に従がうように改良する場合を
検討する。
【0046】上述した図6には、基板材料としては36
°Y−Z’水晶を用い、電極材料としてAlを用い、各
反射器31a、31b(31)の電極数Mが500本で
あり、トランスデューサ21の電極対数Nが100対で
あり、トランスデューサ21及び各反射器31a、31
b(31)の電極膜厚を全て同じ膜厚h=hT =ha=
hb であって408[nm](h/λ=0.02)であ
る従来のSAW共振器であって、両反射器31a及び3
1b(31)の電極周期LR を20.292[μm]と
し、トランスデューサ21の電極周期LT を20.18
8[μm]とし、放射コンダクタンスのピークが反射器
のストップバンドの中心と一致するようにしたSAW共
振器の伝送特性(S21)を示した。
【0047】図9は、第1実施例の各反射器31a、3
1bの反射係数を示す図である。すなわち、2種類の電
極膜厚についての反射係数を示すものである。
【0048】図6に示すSAW共振器の伝送特性(S2
1)では、SH波(f/f0 =1)と低周波側のスプリ
アス(f/f0 =0.9975)がストップバンド内に
ある。図9に示すように、反射器31aの反射係数のメ
インローブと第1サイドローブの間の減衰極fP が低周
波側のスプリアスfS (f/f0 =0.9975)に一
致するように、トランスデューサ21の電極膜厚hT と
一方の反射器31bの電極膜厚hb とを408[nm]
(hT /λ=hb /λ=0.02)のままにしておき、
他方の反射器31aの電極膜厚ha だけを345[n
m](ha /λ=0.017)とすることによって、S
AW共振器は、下端周波数fmina、上端周波数fmaxbの
ストップバンドを持つ2個の反射器を対向配置した構成
のSAW共振器と等価になる。
【0049】これによって、低周波側のスプリアスが抑
制されるので、SAW共振器内には所望する周波数fT
=250MHzのSAWだけが存在する。
【0050】以上のように、上記第1実施例によれば、
圧電基板上でトランスデューサの両側に対向配置される
各反射器の電極膜厚を異なるようにさせてその反射特性
(ストップバンド)を異なるようにしたので、トランス
デューサが最も強く励振する基本モード周波数の定在波
だけをSAW共振器内に発生させることができ、SAW
共振器の伝送特性(S21)からスプリアスを取り除く
ことができる。
【0051】ここで、ストップバンドが高い側の反射器
の減衰極を、スプリアスに一致させるようにしたので、
スプリアスの除去を確実に行なうことができる。
【0052】このようにスプリアスを除去するために各
反射器の電極膜厚を異なるようにさせたので、フォトリ
ソグラフィ法を適用してSAW共振器を製造する場合に
もその製造工程を特に複雑なものにすることはない。
【0053】(B)第2実施例 以下、本発明によるSAW共振器の第2実施例を図面を
参照しながら詳述する。ここで、図10(a)及び
(b)はそれぞれ、この第2実施例のSAW共振器の概
略構成を示す平面図及び断面図であり、上述した図1及
び図2との同一、対応部分には、同一符号を付して示し
ている。
【0054】この第2実施例のSAW共振器も、基本的
には、電気信号をSAWに変換したり逆にSAWを電気
信号に変換したりするトランスデューサ21と、SAW
の伝搬方向に沿ってこのトランスデューサ21を挟んで
対向する一対の反射器31a及び31bとが、圧電基板
11上に形成されて構成されている。
【0055】しかしながら、この第2実施例において
も、従来のSAW共振器とは異なって、2個の反射器3
1a及び31bは、その反射特性が異なるように構成さ
れている。この第2実施例では、反射器31aの電極周
期LRaと、反射器31bの電極周期LRbとが異なるよう
になされている。従って、反射器31aの電極32aの
幅δRa(=LRa/4)と反射器31bの電極32bの幅
δRb(=LRb/4)とも異なる。なお、反射器31aの
電極32aの膜厚及び反射器31bの電極32bの膜厚
は、トランスデューサ21の電極指22の膜厚と同じ膜
厚hに選定されており、反射器31aの電極本数と反射
器31bの電極本数とも同じ本数に選定されている。
【0056】図11は、第2実施例のSAW共振器によ
る放射コンダクタンスと反射係数との関係を示す図であ
る。この関係を満たすように、反射器31aの電極周期
LRaと、反射器31bの電極周期LRbとが選定されてい
る。
【0057】すなわち、圧電基板11上に形成されたト
ランスデューサ21から放射されるSH波の放射コンダ
クタンスが最大になる周波数をfT とし、スプリアスの
放射コンダクタンスが最大になる周波数をfS とし、圧
電基板11上に形成された一方の反射器(ストップバン
ドが高い側の反射器)31aのストップバンドの下端の
周波数をfminaとし、その上端の周波数をfmaxaとし、
その減衰極をfP とし、他方の反射器31bのストップ
バンドの上端の周波数をfmaxbとし、その下端の周波数
をfminbとすると、図11に示すように、第1実施例に
おいて挙げた上記(1) 式及び(2) 式を共に満足するよう
に、トランスデューサ21の電極周期LT と、反射器3
1aの電極周期LRaと、反射器31bの電極周期LRb
(LRa<LRb)とが選定されている。
【0058】ここで、電極周期LT 、LRa、LRbと各種
周波数との間には、(4) 式に示す関係があり、この関係
から、電極周期LT 、LRa、LRbを定めることができ
る。なお、(4) 式は、電極材料としてAlを適用した場
合であるが、他の電極材料を適用した場合にも、(4) 式
の定数(4.33×10-4等)が異なるだけであり、各
種周波数が電極周期及び電極膜厚(この第2実施例では
両反射器及びトランスデューサで同じ)に依存している
ことは同様である。また、自由表面でのSAWの伝搬速
度v0 は、基板材料にもよるが、後述する具体例の場合
には、5100[m/s]である。
【0059】
【数2】 両反射器31a及び31bの反射特性を、第1実施例で
は、電極膜厚を異なるようにさせることで変えており、
第2実施例では、電極周期を異なるようにさせることで
変えており、そのため、図8及び図11は若干異なった
ものとなっている。しかし、この第2実施例のSAW共
振器においても、トランスデューサ21から放射される
SH波の放射コンダクタンスが最大になる周波数がfT
が、ストップバンドが高い反射器31aの下端の周波数
fminaより高く、ストップバンドが低い反射器31bの
上端の周波数fmaxbより低く選定され、スプリアスの放
射コンダクタンスが最大になる周波数をfS とストップ
バンドが高い反射器31aの減衰極をfP とが一致する
ように、各反射器31a、31bの反射特性を選定して
いること(上記(1) 式及び(2) 式参照)は、第1実施例
と同様である。
【0060】そのため、この第2実施例においても、一
方の入出力端子51に電気信号が加えられ、トランスデ
ューサ21によって励振されたその放射コンダクタンス
が最大になる周波数fT を持つSAW41とスプリアス
(周波数fS )とは、両反射器31a及び31bに向か
って放射され、各反射器31a及び31bにおいて、第
1実施例について説明したと同様な反射作用が繰り返さ
れることにより、SAW共振器内にはfmina以上fmaxb
以下を満足する周波数fT を持つSAW41だけが存在
するようになり、このような共振状態のSAW41がト
ランスデューサ21で電気信号に変換されて他方の入出
力端子52から取り出される。
【0061】次に、従来の技術の項で説明したSAW共
振器を、この第2実施例に従がうように改良する場合を
検討する。
【0062】従来の技術の項で上述した図6には、基板
材料としては36°Y−Z’水晶を用い、電極材料とし
てAlを用い、各反射器31a、31b(31)の電極
数Mが500本であり、トランスデューサ21の電極対
数Nが100対であり、トランスデューサ21及び各反
射器31a、31b(31)の電極膜厚が全て同じ膜厚
h=hT =ha =hb =408[nm](h/λ=0.
02)である従来のSAW共振器であって、両反射器3
1a及び31b(31)の電極周期LR を20.292
[μm]とし、トランスデューサ21の電極周期LT を
20.188[μm]とし、放射コンダクタンスのピー
クが反射器のストップバンドの中心と一致するようにし
たSAW共振器の伝送特性(S21)を示した。
【0063】図12は、電極周期が異なるようにされた
第2実施例の各反射器31a、31bの反射係数を示す
図である。
【0064】図6に示すSAW共振器の伝送特性(S2
1)では、SH波(f/f0 =1)と低周波側のスプリ
アス(f/f0 =0.9975)がストップバンド内に
ある。図9に示すように、反射器31aの反射係数のメ
インローブと第1サイドローブの間の減衰極fP が低周
波側のスプリアスfS (f/f0 =0.9975)と一
致するように、トランスデューサ21の電極周期LT を
20.188[μm]、反射器31bの電極周期LRbを
20.292[μm]のままにしておき、他方の反射器
31aの電極周期LRaだけを20.265[μm]にす
ることによって、SAW共振器は、下端周波数fmina、
上端周波数fmaxbのストップバンドを持つ2個の反射器
を対向配置した構成のSAW共振器と等価になる。
【0065】これによって、低周波側のスプリアスが抑
制されるので、SAW共振器内には所望する周波数fT
=250MHzのSAWだけが存在する。
【0066】以上のように、上記第2実施例によれば、
圧電基板上でトランスデューサの両側に対向配置される
各反射器の電極周期を異なるようにさせてその反射特性
(ストップバンド)を異なるようにしたので、トランス
デューサが最も強く励振する基本モード周波数の定在波
だけをSAW共振器内に発生させることができ、SAW
共振器の伝送特性(S21)からスプリアスを取り除く
ことができる。
【0067】ここで、ストップバンドが高い側の反射器
の減衰極を、スプリアスに一致させるようにしたので、
スプリアスの除去を確実に行なうことができる。
【0068】このようにスプリアスを除去するために各
反射器の電極周期を異なるようにさせたので、フォトリ
ソグラフィ法を適用してSAW共振器を製造する場合に
もその製造工程を特に複雑なものにすることはない。
【0069】(C)他の実施例 上記第1実施例においては電極の膜厚を変えることで2
個の反射器の反射係数を異なるようにさせたものを示
し、上記第2実施例においては電極周期を変えることで
2個の反射器の反射係数を異なるようにさせたものを示
したが、本発明は、トランスデューサから放射されるS
H波の放射コンダクタンスが最大になる周波数fT が、
ストップバンドが高い側の反射器の下端の周波数fmina
より高く、ストップバンドが低い側の反射器の上端の周
波数fmaxbより低くなるように(好ましくはさらにスプ
リアスの放射コンダクタンスが最大になる周波数fS と
ストップバンドが高い側の反射器の減衰極fP とが一致
するように)、2個の反射器の反射特性を実現できれば
良く、そのための具体的方法は、第1及び第2実施例の
ものに限定されない。例えば、電極の膜厚と電極周期と
を共に変えることで2個の反射器の反射係数を上記の関
係を満足するように異なるようにさせても良く((3) 式
及び(4) 式参照)、また、電極材料や電極数を変えるこ
とで2個の反射器の反射係数を上記の関係を満足するよ
うに異なるようにさせても良い。
【0070】また、上記各実施例においては、スプリア
スの放射コンダクタンスが最大になる周波数fS とスト
ップバンドが高い側の反射器の減衰極fP とが一致する
ようにしたものを示したが、トランスデューサから放射
されるSH波の放射コンダクタンスが最大になる周波数
fT より高周波側のスプリアスの放射コンダクタンスも
かなり大きいならば、そのスプリアスの周波数とストッ
プバンドが低い側の反射器の減衰極とを一致させるよう
にしても良い。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、トラン
スデューサから放射される所望波の放射コンダクタンス
が最大になる周波数が、ストップバンドが高い側の反射
器のストップバンドの下端の周波数より大きく、ストッ
プバンドが低い側の反射器のストップバンドの上端の周
波数より小さくなるように、第1及び第2の反射器を構
成したので、トランスデューサが最も強く励振する基本
モード周波数の定在波だけを弾性表面波共振器内に発生
させることができ、弾性表面波共振器の伝送特性からス
プリアスを取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のSAW共振器の平面図及び断面図
である。
【図2】従来のSAW共振器の平面図及び断面図であ
る。
【図3】SAW共振器での反射の様子を示す説明図であ
る。
【図4】反射器の電極周期と反射係数との関係を示す特
性図である。
【図5】トランスデューサの電極周期と放射コンダクタ
ンスとの関係を示す特性図である。
【図6】従来のSAW共振器の一例の伝送特性図であ
る。
【図7】従来の両反射器の反射特性とトランスデューサ
の放射コンダクタンスとの関係の説明図である。
【図8】第1実施例の両反射器の反射係数とトランスデ
ューサの放射コンダクタンスとの関係の説明図である。
【図9】第1実施例の両反射器の反射係数と電極膜厚と
の関係の説明図である。
【図10】第2実施例のSAW共振器の平面図及び断面
図である。
【図11】第2実施例の両反射器の反射係数とトランス
デューサの放射コンダクタンスとの関係の説明図であ
る。
【図12】第2実施例の両反射器の反射係数と電極膜厚
との関係の説明図である。
【符号の説明】
21…トランスデューサ、31a、31b…反射器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性表面波及び電気信号間の変換を行な
    うトランスデューサと、弾性表面波の伝搬方向に沿って
    このトランスデューサを挟んで対向配置される第1及び
    第2の反射器とが圧電基板上に形成されてなる弾性表面
    波共振器において、 上記第1及び第2の反射器のストップバンドが異なるよ
    うに、しかも、上記トランスデューサから放射される所
    望波の放射コンダクタンスが最大になる周波数が、スト
    ップバンドが高い側の上記反射器のストップバンドの下
    端の周波数より大きく、ストップバンドが低い側の上記
    反射器のストップバンドの上端の周波数より小さくなる
    ように、上記第1及び第2の反射器を構成したことを特
    徴とする弾性表面波共振器。
  2. 【請求項2】 上記トランスデューサから放射されるス
    プリアスの放射コンダクタンスが最大になる周波数と、
    ストップバンドが高い側の反射器の減衰極とが一致する
    ように、上記第1及び第2の反射器を構成したことを特
    徴とする請求項1に記載の弾性表面波共振器。
  3. 【請求項3】 上記第1及び第2の反射器の電極膜厚を
    異ならせて、上記反射特性を有する上記第1及び第2の
    反射器を構成したことを特徴とする請求項1又は2に記
    載の弾性表面波共振器。
  4. 【請求項4】 上記第1及び第2の反射器の電極周期を
    異ならせて、上記反射特性を有する上記第1及び第2の
    反射器を構成したことを特徴とする請求項1又は2に記
    載の弾性表面波共振器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7528685B2 (en) 2005-05-11 2009-05-05 Seiko Epson Corporation Lamb wave type high frequency device

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