JPH0817770B2 - 羊水混濁測定装置 - Google Patents

羊水混濁測定装置

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JPH0817770B2
JPH0817770B2 JP62020967A JP2096787A JPH0817770B2 JP H0817770 B2 JPH0817770 B2 JP H0817770B2 JP 62020967 A JP62020967 A JP 62020967A JP 2096787 A JP2096787 A JP 2096787A JP H0817770 B2 JPH0817770 B2 JP H0817770B2
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amniotic fluid
fiber
light
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turbidity measuring
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豊 山下
毅 早川
俊彦 寺尾
和博 住友
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Hamamatsu Photonics KK
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Hamamatsu Photonics KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、羊水中に排泄された胎便による羊水混濁の
程度を測定する羊水混濁測定装置に関する。
〔従来の技術〕
胎児に異常が発生して状態が悪くなった場合、胎児は
羊水中に胎便を排泄するので、胎便による羊水混濁の程
度を測定することにより胎児の状態を診断することがで
き、そのため羊水混濁の程度を測定する装置として、従
来羊水鏡が使用されている。これは卵膜を通して羊水の
状態を目視で直接見ることにより混濁程度を診断するも
のであり、直接目視で観察するため、膣部を金属の筒で
拡張し、先端部に白色光源を備えた棒状の器具を挿入し
て卵膜部分を照明し、照明された卵膜を通して羊水中の
状態を診断するものである。
〔発明が解決すべき問題点〕
しかしながら従来の羊水鏡による診断では、診断のた
びに金属筒で膣部を拡張しなければならず、そのため連
続モニタは困難であり、手技が煩わしいため普及してい
ないのが実情である。また、診察に際して白色光源で卵
膜部分を照明するが、ほとんどの光は卵膜内に進入せ
ず、そのため羊水の混濁程度が特に著しい時にのみ診断
が可能となり、また目視による直感評価のため定量判断
が困難であると共に、分娩早期の子宮口がまだ十分開大
していない時は適用することができない。
本発明は上記問題点を解決するためのもので、羊水中
に排泄された胎便が特定波長の励起光に対して特異的に
螢光を発する特性があることに着目し、これを利用して
胎便による羊水混濁の程度を容易に、定量的、客観的か
つ検出感度良く測定することのできる羊水混濁測定装置
を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そのために本発明の羊水混濁測定装置は、内視鏡の鉗
子口を通り、卵膜へ導かれる2分岐バンドルファイバー
と、卵膜と2分岐バンドルファイバーとの接触状態を観
察するための照明光を前記内視鏡へ導入するための光フ
ァイバと、2分岐バンドルファイバーの投光用ファイバ
ーを通して羊水に特定波長の励起光を照射する手段と、
羊水中の胎便に存在する螢光物質からの螢光を2分岐バ
ンドルファイバーの受光用ファイバーを通して受光し58
0nm近傍の螢光を分光する手段と、分光された580nm近傍
の螢光を検出する手段と、検出出力を解析する手段とか
らなることを特徴とする。
〔作用〕
本発明の羊水混濁測定装置は、羊水中に排泄された胎
便が特定波長の励起光に対して特異的に螢光を発する特
性があることに着目し、観察用照明光が導入される内視
鏡の鉗子口を通り卵膜へ導かれる2分岐バンドルファイ
バーの投光用ファイバーを通して羊水に特定波長の励起
光を照射し、羊水中に排泄された胎便に存在する螢光物
質からの螢光を2分岐バンドルフィルターの受光用ファ
イバーを通して受光し、その螢光スペクトルパターンか
ら容易に、かつ検出感度良く胎便による羊水の混濁の程
度を測定することができる。。
〔実施例〕
以下、実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す図、第2図(イ)は
2分岐バンドルファイバー外観図、第2図(ロ)は第2
図(イ)のA−A断面図、第3図は光源点燈タイミング
を示す図で、1はキセノンフラッシュランプ、2は集光
レンズ、3は分光器、4は集光レンズ、5はバンドルフ
ァイバー、51は投光用ファイバー、52は受光用ファイバ
ー、6は内視鏡、7は集光レンズ、8はポリクロメー
タ、9は一次元センサ、10はコンピュータ、11はプリン
ター、12は照明光源、13は集光レンズ、14はファイバ
ー、15は卵膜、16はディスプレイである。
図において、キセノンフラッシュランプ1から発せら
れた光は集光レンズ2で集光され、分光器3に導入され
る。この分光器3により羊水内螢光物質を励起するのに
適した波長の光が選択され、集光レンズ4で集光された
後、第2図に示すような2分岐バンドルファイバー5の
投光用ファイバー51に導入される。このバンドルファイ
バー5は内視鏡6の鉗子口を通り、母体内の卵膜15へと
導かれ、卵膜内の羊水に励起光を照射する。胎便には特
定波長の励起光に対し特異的に螢光を発する物質があ
り、羊水中に存在するこの螢光物質から発せられた螢光
は、バンドルファイバー5の受光用ファイバー52を通し
て外部に導かれ、集光レンズ7で集光された後ポリクロ
メータ8により分光される。ポリクロメータ8で分光さ
れた螢光は、例えばフォトダイオードアレイ、PCD、II
+PCD等の1次元センサ9により検出され、コンピュー
タ10に取り込まれて解析され、診断情報となる。この情
報はプリンタ11またはディスプレイ16上に表示される。
内視鏡6は卵膜15とバンドルファイバー5との接触状
態を観察するためのものであり、その際の照明光源とし
て光源12が用意されている。光源12は例えばキセノンフ
ラッシュランプであり、その光は集光レンズ13により集
光され、ファイバー14を通して内視鏡6の先端部より卵
膜15に投光される。なお、キセノンフラッシュランプ1
と光源12はコンピュータ10により第3図に示すように、
時分割で交互に点燈するように制御される。
第4図は羊水内螢光物質から発せられる螢光のスペク
トルパターンを示す図で、同図(イ)は胎便を含まない
正常羊水螢光スペクトルパターン、同図(ロ)は胎便を
含む混濁羊水のスペクトルパターンである。
このように、スペクトルパターンから胎便が排泄され
ているか否か検出することができると共に、ピーク強度
から羊水混濁の程度を知ることができる。
第5図は本発明の他の実施例を示す図で、第1図と同
一番号は同一内容を示している。図中、20は光学フィル
ター、21は光学フィルター群、22は検出器、23はデータ
処理・制御装置である。
図において、キセノンフラッシュランプ1から発せら
れた光は光学フィルタ20により羊水中の螢光物質を励起
するのに適した波長のものが選択され、集光レンズ4で
集光された後、2分岐バンドルファイバー5の投光用フ
ァイバー51に導入され、母体内の卵膜15へと導かれ、卵
膜内の羊水に励起光を照射する。羊水中に存在する螢光
物質から発せられた螢光は、バンドルファイバー5の受
光用ファイバー52を通して外部に導かれ、光学フィルタ
群21で分光される。光学フィルタ群21は異常羊水のスペ
クトルパターンの特徴を描出する複数の光学フィルター
により構成され、例えば異常羊水の螢光ピークである58
0nm、谷間である560nm、螢光のほとんど無い680nm(第
4図参照)の光学フィルタが採用される。光学フィルタ
群21により分光された螢光は集光レンズ7により集光さ
れた後、例えばシリコンフォトダイオード、光電子増倍
管等の検出器22により検出されてデータ処理・制御装置
23へ送られる。データ処理・制御装置23は検出結果に基
づいて光学フィルタ群21より適宜フィルタを選択すると
共に、データを解析し、診断情報が得られる。なお、こ
の情報はプリンタ11またはディスプレイ16に出力され
る。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、羊水中に排泄された胎
便が特定波長の励起光に対して特異的に螢光を発する特
性があることに着目し、これを利用することによりファ
イバーを膣部より挿入するのみで容易に胎便による羊水
混濁の程度を測定することができると共に、飛躍的に検
出感度を向上させることができる。また従来不可能であ
った混濁程度の定量化と経時的な変化を客観的に測定す
ることが可能となり、従来の混濁程度の2値的評価から
脱して新しい胎児情報を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の羊水混濁測定装置の一実施例を示すブ
ロック図、第2図(イ)は第1図の要部の側面図、第2
図(ロ)は第2図(イ)のA−A断面図、第3図は本発
明の光源点燈タイミングを説明するための図、第4図
(イ)は正常な羊水内螢光物質の螢光スペクトルパター
ンを示す図、第4図(ロ)は異常な羊水内螢光物質の螢
光スペクトルパターンを示す図、第5図は本発明の羊水
混濁測定装置の他の実施例を示す図である。 1……キセノホンフラッシュランプ、2……集光レン
ズ、3……分光器、4……集光レンズ、5……バンドル
ファイバー、51……投光用ファイバー、52……受光用フ
ァイバー、6……内視鏡、7……集光レンズ、8……ポ
リクロメータ、9……一次元センサ、10……コンピュー
タ、11……プリンター、12……照明光源、13……集光レ
ンズ、14……ファイバー、15……卵膜、16……ディスプ
レイ、20……光学フィルタ、21……光学フィルタ群、22
……検出器、23……データ処理・制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61B 5/00 N 7638−2J (72)発明者 寺尾 俊彦 静岡県浜松市半田町3776 医大宿舎E− 122 (72)発明者 住友 和博 静岡県浜松市半田町3776番地 J−341 (56)参考文献 実開 昭59−173020(JP,U)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡の鉗子口を通り、卵膜へ導かれる2
    分岐バンドルファイバーと、卵膜と2分岐バンドルファ
    イバーとの接触状態を観察するための照明光を前記内視
    鏡へ導入するための光ファイバと、2分岐バンドルファ
    イバーの投光用ファイバーを通して羊水に特定波長の励
    起光を照射する手段と、羊水中の胎便に存在する螢光物
    質からの螢光を2分岐バンドルファイバーの受光用ファ
    イバーを通して受光し580nm近傍の螢光を分光する手段
    と、分光された580nm近傍の螢光を検出する手段と、検
    出出力を解析する手段とからなる羊水混濁測定装置。
  2. 【請求項2】前記観察用照明光と励起光とは、時分割で
    交互に点灯される特許請求の範囲第1項記載の羊水混濁
    測定装置。
  3. 【請求項3】前記分光する手段は光学フィルター群から
    なり、検出時選択制御される特許請求の範囲第1項記載
    の羊水混濁測定装置。
JP62020967A 1987-01-31 1987-01-31 羊水混濁測定装置 Expired - Lifetime JPH0817770B2 (ja)

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JPS63189125A JPS63189125A (ja) 1988-08-04
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US5713351A (en) * 1995-11-20 1998-02-03 Utah Medical Products, Inc. Intrauterine meconium detection system
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JPS59173020U (ja) * 1983-05-06 1984-11-19 オムロン株式会社 生体螢光内視鏡装置

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