JPH0817499A - 接続用端子片、この接続用端子片を用いたコネクタ及びこのコネクタを用いた着脱式電子機器 - Google Patents

接続用端子片、この接続用端子片を用いたコネクタ及びこのコネクタを用いた着脱式電子機器

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JPH0817499A
JPH0817499A JP17320694A JP17320694A JPH0817499A JP H0817499 A JPH0817499 A JP H0817499A JP 17320694 A JP17320694 A JP 17320694A JP 17320694 A JP17320694 A JP 17320694A JP H0817499 A JPH0817499 A JP H0817499A
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connector
terminal piece
connecting terminal
circuit board
printed circuit
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JP17320694A
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Inventor
Riyuusuke Amachi
竜介 天知
Yasunori Nishikawa
康則 西川
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Hosiden Corp
Original Assignee
Hosiden Corp
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1種類の接続用端子片が2つの接続方法に対
応できるようにする。 【構成】 弾性変形する屈曲部130と、この屈曲部1
30から延出され一対の延出部110、120と、一方
の延出部110に外向きに略く字形状に突出形成された
第1接続部111と、他方の延出部120に外向きに略
く字形状に突出形成された第2接続部121とを有し、
前記屈曲部130を弾性変形させると、前記第2接続部
121の先端部123は、第1接続部111の頂点11
1Aの裏面側に変位する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板に形成さ
れた配線パターンに接触及び接続可能な接続用凸部を有
する接続用端子片、この接続用端子片を用いたコネクタ
及びこのコネクタを用いた着脱電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の接続用端子片を図10を参照しつ
つ説明する。この接続用端子片800は、一方のプリン
ト基板910の配線パターン (図示省略) と他方のプリ
ント基板920の配線パターン (図示省略) とを接続す
るために用いられている。この接続用端子片800は、
図10に示すように、1枚の導電性金属板片であり、一
方のプリント基板910に半田接続される挿入脚部81
0と、この挿入脚部810と向かいあった凸部820
と、挿入脚部810と凸部820とが向かい合うように
接続する屈曲部830とが一体に形成されている。前記
凸部820は、他方のプリント基板920に形成された
配線パターンに接触する部分であり、外向きに突出した
凸状に形成されている。
【0003】かかる接続用端子片800を複数個並べて
一方のプリント基板910に取り付け、他方のプリント
基板920の配線パターンに前記凸部820を所定の圧
力で接触させることにより、両プリント基板910、9
20を電気的に導通される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の接続用端子片には以下のような問題点がある。
すなわち、従来の接続用端子片は、プリント基板に直接
半田付けで取り付けるようになっているため、取付作業
時に取付位置が僅かにずれることがある。この取付位置
のずれは、誤配線の原因となる。また、接続用端子片が
取り付けられたプリント基板を電子機器のボディに組み
込む場合、プリント基板と接続用端子片との位置関係み
ならず、ボディと接続用端子片との位置関係も問題とな
るので、接続用端子片のプリント基板への取付作業は熟
練を要する。
【0005】さらに、上述した接続用端子片は、挿入脚
部をプリント基板に半田付けで接続することが前提とな
っているため、プリント基板に形成されたランドに単に
接触させるように場合には、別個の接続用端子片を使用
しなければならなかった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
で、1種類の接続用端子片が2つの接続方法に対応でき
る接続用端子片と、かつこの接続用端子片を使用するこ
とによって誤配線が生じ難く、取付が容易なコネクタ
と、このコネクタを用いることによって組み立てが容易
な着脱式電子機器とを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る接続用端
子片は、弾性変形する屈曲部と、この屈曲部から延出さ
れ一対の延出部と、一方の延出部に外向きに突出形成さ
れた第1接続部と、他方の延出部に外向きに突出形成さ
れた第2接続部とを有している。
【0008】また、請求項2に係る接続用端子片の第1
接続部及び第2接続部は、略く字形状又は略U字形状で
ある。
【0009】また、請求項3に係る接続用端子片は、屈
曲部を弾性変形させると、前記第2接続部の先端部は、
第1接続部の頂点の裏面側に変位するようになってい
る。
【0010】さらに、請求項4に係るコネクタは、前記
接続用端子片と、この接続用端子片を保持するボディと
を備えており、前記ボディには前記屈曲部が圧入される
屈曲部圧入部と、前記第1接続部を外側に導出する第1
スリットと、前記第2接続部を外側に導出する第2スリ
ットとが形成されている。
【0011】また、請求項5に係る脱着式電子機器は、
ボディにコンタクトが露出した第1の電子機器と、この
第1の電子機器を着脱自在に保持し、保持した場合には
前記コンタクトに接触するコネクタを有する着脱式電子
機器であって、前記コネクタを用いている。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る接続用端子片
の図面であって、同図(A)は側面図、同図(B)は平
面図、同図(C)は正面図、同図(D)は背面図、同図
(E)は底面図、図2はこの接続用端子片を用いたコネ
クタの一実施例を示す図面であって、同図(A)は正面
図、同図(B)は底面図、同図(C)は背面図、図3は
図2(B)のA−A線断面図、図4はこのコネクタとプ
リント基板との関係を示す側面図である。
【0013】また、図5は他のコネクタの実施例を示す
図面であって、同図(A)は正面図、同図(B)は底面
図、同図(C)は背面図、図6は図5(B)のB−B線
断面図、図7はこのコネクタとプリント基板との関係を
示す側面図、図8は着脱式電子機器の概略的分解斜視
図、図9は着脱式電子機器の概略的断面図である。
【0014】まず、脱着式電子機器の例として、いわゆ
る携帯電話 (図示省略) と、この携帯電話を充電する充
電器とを挙げる。すなわち、携帯電話が第1の電子機器
であり、充電器が第2の電子機器に相当する。なお、本
発明が携帯電話とその充電器に限定されるわけではな
く、他の電子機器であってもよいことは勿論である。例
えば、コードレステレフォンの子機とその充電器にも応
用することができる。
【0015】図示しない携帯電話のボディの底面部に
は、充電用のコンタクトが露出している。このコンタク
トは、携帯電話の内部に設けられたプリント基板にパタ
ーン配線の一部として形成されたものである。
【0016】かかる充電器は、図8及び図9に示すよう
に、ボディ400と、このボディ400に組み合わせら
れる蓋体410と、ボディ400に内蔵される2枚のプ
リント基板510、520とを有している。この充電器
には、保持した携帯電話を充電する第1充電部401
と、保持した携帯電話の交換用バッテリーパック (図示
省略) を充電する第2充電部402とがある。第1充電
部401は充電器の前面側に、第2充電部402は後面
側にそれぞれ設けられている。
【0017】この充電器の内部には、反T字形状に組み
合わせられた2枚のプリント基板、すなわち水平プリン
ト基板510と垂直プリント基板520とが内蔵され
る。水平プリント基板510には第1充電部401のコ
ネクタ200が半田付けされ、垂直プリント基板520
には第2充電部402のコネクタ300に接続するラン
ド521が設けられる。
【0018】前記ボディ400の第1充電部401の底
面部には、前記水平プリント基板510に半田付けされ
たコネクタ200が露出される開口401Aが開設され
ている。また、第1充電部401の底面部は、保持され
た携帯電話が不用意に外れないように後ろ下りに若干傾
斜している。
【0019】さらに、前記ボディ400の第2充電部4
02の側面には、ボディ400に取り付けられた前記コ
ネクタ300を露出させる開口402Aが開設されてい
る。また、当該開口402Aの裏面側近傍には、コネク
タ300を取り付けるための一対の突起 (図示省略) が
設けられている。
【0020】また、ボディ400の前面下部には合計4
つの開口403、404が設けられている。この開口4
03、404のうち小さな3つの開口403は、充電器
の使用状態等を表示する発光ダイオード511が覗く部
分であって、表示板405が取り付けられている。ま
た、残りの大きな開口404は、バッテリーパックを完
全に放電させるための放電用スイッチ406のためのも
のである。
【0021】また、前記蓋体410には、4個の小さな
ゴム足411が取り付けられるとともに、製造者等のデ
ータを記載したデータ表示板412が取り付けられる。
【0022】ここで、第1充電部401に設けられるコ
ネクタ200について図1〜図4を参照しつつ説明す
る。このコネクタ200は、複数個(図面では6個)の
接続用端子片100と、この接続用端子片100保持す
るボディ210とを有している。
【0023】接続用端子片100は、図1に示すよう
に、弾性変形する屈曲部130と、この屈曲部130か
ら延出された一対の延出部110、120と、一方の延
出部110に外向きに突出形成された略く字形状の第1
接続部111と、他方の延出部120に外向きに突出形
成された略く字形状の第2接続部121とを有してい
る。
【0024】なお、第1接続部111と第2接続部12
1とは、本実施例においては、略く字形状に形成されて
いるが、略U字形状であってもよい。すなわち、後述す
るように、少なくとも第2接続部121がプリント基板
の開口に挿入されることが可能であり、プリント基板に
形成されたランドに対して摺動接触可能になっていれば
よいのである。
【0025】この接続用端子片100は、絶縁性と弾性
を有する金属板から構成される。図1(A)に示すよう
に、前記屈曲部130は略半円状、すなわち約180°
湾曲されている。
【0026】一方の延出部110は、屈曲部130から
延設された基端部112と、この基端部112から延設
された第1接続部111と、この第1接続部111から
延設された先端部113とから構成されている。
【0027】前記第1接続部111は、上述したように
略く字形状に外向きに突出形成されたものであり、その
頂点111Aには多数回の接触に耐えられるように盛上
部が形成され、金メッキが施されている。また、基端部
112と先端部113とは略一直線状に形成されてい
る。先端部113は、他の部分より若干太く形成されて
いる。
【0028】他方の延出部120は、屈曲部130から
延設された基端部122と、この基端部122から延設
された第2接続部121と、この第2接続部121から
延設された先端部123とから構成されている。
【0029】前記基端部122には、他の部分より若干
太い係止部122Aが形成されている。この係止部12
2Aには、外向きの切起片122Bと、両サイドの突出
係止片122Cとが形成されている。
【0030】また、第2接続部121の頂点121Aに
は、多数回の接触に耐えられるように盛上部が形成され
るとともに、金メッキが施されている。
【0031】さらに、前記先端部123は、係止部12
2Aと同様に他の部分より若干太く形成されている。こ
の先端部123は、一方の延出部110の先端部113
とは違って内向きに形成されている。
【0032】次に、第1接続部111と第2接続部12
1との位置関係について述べる。前記屈曲部130を弾
性変形させると、前記第2接続部121の先端部123
は、第1接続部111の頂点の裏面側に変位するように
なっている。一方の延出部110が、他方の延出部12
0より長く形成されているからである。
【0033】前記コネクタ200を構成するボディ21
0は、絶縁性を有する合成樹脂から成形されており、接
続用端子片100の屈曲部130が嵌め込まれる一連に
並んだ複数の屈曲部圧入部214と、前記第1接続部1
11を外側に導出する一連に並んだ複数の第1スリット
211Aと、前記第2接続部121を外側に導出する一
連に並んだ複数の第2スリット213Aとが形成されて
いる。
【0034】ボディ210は、充電器のボディ400に
取り付けられると第1充電部401の開口401Aから
露出される露出面211と、この露出面211の左右両
側に設けられた取付部212と、前記露出面211から
所定の間隔を有して裏面側に設けられる裏面部213と
が一体に成形されたものである。
【0035】露出面211と裏面部213との間の奥側
空間が、複数の壁部214Aによって分割されることに
よって、屈曲部圧入部214となっている。この屈曲部
圧入部214に嵌合部130を圧入すると、一対の延出
部110、120が若干圧縮された状態でボディ210
に取り付けられることになる。
【0036】前記露出面211には、一連に並んだ複数
個(図面では6個)の長方形状の第1スリット211A
が所定ピッチで形成されている。この第1スリット21
1Aの幅寸法は、接続用端子片100の第1接続部11
1より若干太く、かつ先端部113より若干細く設定さ
れている。従って、前記屈曲部圧入部214に接続用端
子片100の屈曲部130を圧入すると、第1接続部1
11が第1スリット211Aから外部に導出されること
になる。なお、この露出面211は、第1充電部401
の底面部と面一になるように若干傾斜している。
【0037】一方、取付部212は、充電器のボディ4
00の第1充電部401に相当する部分の裏面に接触す
る部分であって、左右両端部に一対の突起212Aが設
けられている。この突起212Aは、充電器のボディ4
00に設けられた切欠部 (図示省略) に対応しており、
このコネクタ200の位置決めを行うものである。
【0038】また、前記裏面部213には、前記第1ス
リット211Aに対応した複数個(図面では6個)の第
2スリット213Aが開設されている。この第2スリッ
ト213Aは、第1スリット211Aとは違って一方の
縁部まで連なって開設されている。また、当該第2スリ
ット213Aの幅寸法は、接続用端子片100の第2接
続部121より若干太く、かつ先端部123より若干細
く設定されている。従って、前記屈曲部圧入部214に
接続用端子片100の屈曲部130を圧入すると、第2
接続部121が第2スリット213Aから外部に導出さ
れることになる。
【0039】また、当該裏面部213には、一対の取付
脚部213Bが設けられている。この取付脚部213B
は、コネクタ200を水平プリント基板510に取り付
ける際に用いられる部分である。さらに、この裏面部2
13は、このコネクタ200を充電器のボディ400の
第1充電部401に相当する部分の裏面に取り付ける
と、水平になるように設定されている。
【0040】コネクタ200のボディ210の屈曲部圧
入部214の接続用端子片100を圧入すると、係止部
122Aの切起片122Bが第2スリット213Bの最
も奥側に当接するとともに、係止部122Aの突出係止
片122Cが壁部214Aに食い込むことによって、ボ
ディ210に取り付けられることになる。
【0041】このように構成されたコネクタ200は、
以下のようにして水平プリント基板510に取り付けら
れる。まず、水平プリント基板510には、図8及び図
9に示すように、各種の電子部品が搭載されるととも
に、前記コネクタ200が搭載されている。コネクタ2
00は、その裏面部213が水平プリント基板510に
当接するように搭載されるので、コネクタ200の露出
面212は水平プリント基板510に対しては後ろ下り
に傾斜することになる。
【0042】水平プリント基板510には、図3に示す
ように、接続用端子片100の第2接続部121が嵌ま
り込む開口511が設けられている。そして、当該水平
プリント基板510の裏面側、前記開口511の周囲に
は図示しない配線パターンが形成されている。従って、
この開口511に第2接続部121を嵌め込んで半田付
けを施せば、コネクタ200を構成する接続用端子片1
00は水平プリント基板510に機械的に接続されると
ともに、他の電子部品と電気的に接続されることにな
る。なお、当該コネクタ200は、前記取付脚部213
Bによって水平プリント基板510に取り付けられるこ
とはもちろんである。
【0043】次に、第2充電部402に設けられるコネ
クタ300について図1、図5〜図7を参照しつつ説明
する。このコネクタ300は、複数個(図面では6個)
の接続用端子片100と、この接続用端子片100保持
するボディ310とを有している。
【0044】前記接続用端子片100は、前記コネクタ
200に用いられたものと同様であるのでその詳細な説
明は省略するが、図1に示すように、弾性変形する屈曲
部130と、この屈曲部130から延出された一対の延
出部110、120と、一方の延出部110に外向きに
突出形成された略く字形状の第1接続部111と、他方
の延出部120に外向きに突出形成された略く字形状の
第2接続部121とを有している。
【0045】このコネクタ300を構成するボディ31
0は、絶縁性を有する合成樹脂から成形されており、接
続用端子片100の屈曲部130が嵌め込まれる一連に
並んだ複数の屈曲部圧入部314と、前記第1接続部1
11を外側に導出する一連に並んだ複数の第1スリット
311Aと、前記第2接続部121を外側に導出する一
連に並んだ複数の第2スリット312Aとが形成されて
いる。
【0046】ボディ310は、充電器のボディ400に
取り付けられると第2充電部402の開口402Aから
露出される露出面311と、この露出面311の裏面側
に所定の間隔を有して設けられた裏面部312と、前記
露出面311の一方の縁部から直交方向に延出された取
付片313とが一体に形成されたものである。
【0047】露出面311と裏面部312との間の空間
奥側が、複数の壁部314Aによって分割されることに
より接続用端子片100の屈曲部130が圧入される一
連に並んだ複数の屈曲部圧入部314となっている。
【0048】前記露出面311から取付片313にかけ
ては、複数個(図面では6個)の第1スリット311A
が所定ピッチで形成されている。この第1スリット31
1Aの幅寸法は、前記接続用端子片100の第1接続部
111より若干太く、かつ先端部113より若干細く設
定されている。従って、前記屈曲部圧入部314に接続
用端子片100の屈曲部130を圧入すると、第1接続
部111が第1スリット311Aから外部に導出される
ことになる。
【0049】一方、裏面部312には、前記第1スリッ
ト311Aと対応した第2スリット312Aが所定ピッ
チで複数個(図面では6個)形成されている。この第2
スリット312Aの幅寸法は、前記接続用端子片100
の第2接続部121より若干太く、かつ先端部123よ
り若干細く設定されている。従って、前記屈曲部圧入部
314に接続用端子片100の屈曲部130を圧入する
と、第2接続部121が第2スリット312Aから外部
に導出されることになる。
【0050】前記取付片313の両端部には、このコネ
クタ300を充電器のボディ400に取り付けるための
小孔313Aが開設されている。
【0051】このように構成されたボディ310の屈曲
部圧入部314に接続用端子片100を圧入することに
よってコネクタ300が構成される。その際、接続用端
子片100の切起片122Bが第2スリット312Aの
最も奥側に当接するとともに、突出係止片122Cが壁
部314Aに食い込むことによって、ボディ310に取
り付けられることになる。
【0052】このようにして構成されたコネクタ300
は、以下のようにして垂直プリント基板520に接続さ
れる。まず、コネクタ300を充電器のボディ400に
取り付ける。すなわち、コネクタ300のみをボディ4
00の裏面側から第2充電部402の開口402A側に
入れ、開口402Aから露出面311を露出させる。す
ると、前記開口402Aの裏面側近傍に突出形成された
前記一対の突起が、取付片313の小孔313Aに嵌ま
り込むことによってコネクタ300がボディ400に取
り付けられることになる。
【0053】この後、垂直プリント基板520と水平プ
リント基板510とを逆T字形状に組み合わせたものを
ボディ400に嵌め込む。ボディ400の内面には、垂
直プリント基板520のためのガイド403(図9参
照)が設けられており、このガイド403に沿って垂直
プリント基板520を押し込むと、垂直プリント基板5
20のみならず、水平プリント基板510も所定の位置
に取り付けられる。従って、図7に示すように、垂直プ
リント基板520に形成されたランド521がコネクタ
300の第2接続部121に摺動接触する。また、同時
に前記コネクタ200は開口401Aから露出する。
【0054】前記ランド521がコネクタ300を構成
する接続用端子片100の第2接続部121に接触する
ことによって、垂直プリント基板520に搭載された各
種電子部品と電気的に接続されることになる。
【0055】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係る接
続用端子片は、弾性変形する屈曲部と、この屈曲部から
延出され一対の延出部と、一方の延出部に外向きに突出
形成された第1接続部と、他方の延出部に外向きに突出
形成された第2接続部とを有している。このため、第2
接続部をプリント基板の開口に挿入して半田付けするこ
とも、第2接続部をプリント基板に形成されたランドに
対して摺動接触させることも可能である。このため、1
種類の接続用端子片で2種類の接続用端子片とすること
ができる。
【0056】また、接続用端子片は、前記屈曲部を弾性
変形させると、前記第2接続部の先端部は、第1接続部
の頂点の裏面側に変位するように構成されているので、
従来のものよりストローク量が多くなる。すなわち、第
2接続部の先端部が外側に向かって突出形成された第1
接続部に接触するまでのストローク量には、第1接続部
の突出量も加えられるからである。このようにストロー
ク量が多くなると、プリント基板のランドに対する第2
接触部の接触圧を高くすることができるのでより確実な
接続を図ることができる。
【0057】さらに、上述したような接続用端子片をボ
ディに組み込んでコネクタとすれば、接続用端子片の取
付位置のずれを少なくすることができるとともに、作業
に熟練を要しないので、誤配線がなくなり、だれでも作
業を行うことかできるようになる。
【0058】一方、前記コネクタ用いた着脱式電子機器
では、誤配線がなくなり、だれでも作業を行うことがで
きるようになるから、生産性の向上が図れるとともに、
修理等が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る接続用端子片の図面で
あって、同図(A)は側面図、同図(B)は平面図、同
図(C)は正面図、同図(D)は背面図、同図(E)は
底面図
【図2】この接続用端子片を用いたコネクタの一実施例
を示す図面であって、同図(A)は正面図、同図(B)
は底面図、同図(C)は背面図である。
【図3】図2(B)のA−A線断面図である。
【図4】このコネクタとプリント基板との関係を示す側
面図である。
【図5】他のコネクタの実施例を示す図面であって、同
図(A)は正面図、同図(B)は底面図、同図(C)は
背面図である。
【図6】図5(B)のB−B線断面図である。
【図7】このコネクタとプリント基板との関係を示す側
面図である。
【図8】着脱式電子機器の概略的分解斜視図である。
【図9】着脱式電子機器の概略的断面図である。
【図10】従来の接続用端子片の概略的側面図である。
【符号の説明】
100 接続用端子片 110 延出部 111 第1接続部 120 延出部 121 第2接続部 130 屈曲部 200 コネクタ 210 (コネクタ200の)ボディ 300 コネクタ 310 (コネクタ300の)ボディ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性変形する屈曲部と、この屈曲部から
    延出され一対の延出部と、一方の延出部に外向きに突出
    形成された第1接続部と、他方の延出部に外向きに突出
    形成された第2接続部とを具備したことを特徴とする接
    続用端子片。
  2. 【請求項2】 前記第1接続部及び第2接続部は、略く
    字形状又は略U字形状であることを特徴とする請求項1
    記載の接続用端子片。
  3. 【請求項3】 前記屈曲部を弾性変形させると、前記第
    2接続部の先端部は、第1接続部の頂点の裏面側に変位
    することを特徴とする請求項1又は2記載の接続用端子
    片。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3に記載された接続用
    端子片と、この接続用端子片を保持するボディとを具備
    しており、前記ボディには前記屈曲部が圧入される屈曲
    部圧入部と、前記第1接続部を外側に導出する第1スリ
    ットと、前記第2接続部を外側に導出する第2スリット
    とが形成されていることを特徴とする接続用端子片を用
    いたコネクタ。
  5. 【請求項5】 ボディにコンタクトが露出した第1の電
    子機器と、この第1の電子機器を着脱自在に保持し、保
    持した場合には前記コンタクトに接触するコネクタを有
    する着脱式電子機器において、前記コネクタは請求項4
    に記載されたコネクタであることを特徴とする着脱式電
    子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006004335A1 (en) * 2004-06-30 2006-01-12 Lg Innotek Co., Ltd Contact spring
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