JPH0817410B2 - ビット誤り率測定方法および装置 - Google Patents

ビット誤り率測定方法および装置

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JPH0817410B2
JPH0817410B2 JP3868393A JP3868393A JPH0817410B2 JP H0817410 B2 JPH0817410 B2 JP H0817410B2 JP 3868393 A JP3868393 A JP 3868393A JP 3868393 A JP3868393 A JP 3868393A JP H0817410 B2 JPH0817410 B2 JP H0817410B2
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noise
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秀雄 折出
基之 園村
良二 白崎
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信装置の回線品質を
測定するために利用する。本発明は、特に、多相位相変
調されたディジタル信号を送受信する無線通信装置の回
線品質を測定するために利用する。本発明はビット誤り
率の自動測定に関する。
【0002】
【従来の技術】実際に運用されている無線通信回線のビ
ット誤り率は例えば10-9というようなきわめて小さい
値であるから、実際の無線通信回線のビット誤り率をそ
のまま測定したのではきわめて長時間の測定を行うこと
が必要であって不都合である。このため、無線通信装置
の受信部出力に、そのビット符号の判定を行う前に故意
に雑音を付加して、等価的に回線品質を劣化させてビッ
ト誤り率の測定を行い、この結果を雑音を付加しない正
常な状態でのビット誤り率に計算により推定する技術が
広く知られている。この計算のための係数は付加する雑
音の量にしたがって実験的にあるいは理論的に求められ
る。さらに、多相位相変調方式の無線通信回線では、こ
のようなビット誤り率の測定を各位相ごとに行うことが
必要である。例えば直交位相変調方式では4つの位相の
それぞれについて測定を行い、その位相のうちの最も回
線品質の悪い位相についての測定結果が最悪値として表
示されることになる。
【0003】図3は従来のビット誤り率の測定系のブロ
ック構成図である。この装置は、被測定多相変調無線送
受信装置20の送信機3にビット誤り率測定用の符号列
を与える測定機送信部1と、前記送受信装置20の受信
機4の出力に雑音を付加する雑音付加回路5と、その雑
音が付加された受信機出力を復調する第一の復調部11
と、その第一の復調部11の出力に接続された測定機受
信部6とを備えた構成である。このような系では、雑音
付加回路5が発生する雑音量を変化させて通信回線の品
質を故意に劣化させた状態でビット誤り率を測定し、そ
の測定結果を雑音を付加させない正常な状態のビット誤
り率に換算して測定結果とするものである。
【0004】このとき被測定多相変調無線送受信装置2
0が多相位相変調方式であるときには、第一の復調部1
1で同期引込みを行うことができる全部の位相について
測定を行うことが必要であるが、通常の動作状態ではど
の位相に同期引込みされているかが測定者には不明であ
るから、全部の位相についての同期引込みが行われるで
あろうと考えられる程度にきわめて多数回の同期引込み
を繰り返し行って、その都度測定を繰り返してその測定
結果を統計的に処理をして最も回線品質の悪い位相につ
いてのビット誤り率を求めることが行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような方法では、
測定を行っている位相がどの位相であるかが不明であ
り、実際に全部の位相について測定が行われたのかの確
証がなく、また多数回の測定の後に統計処理を行うこと
が必要であることから、ビット誤り率の測定は大きい工
数を要するものであった。
【0006】本発明はこれを改良するもので、全部の引
込み可能な位相について確実に測定を行うことができる
とともに、測定後の統計処理の作業を不要として、小さ
い工数で測定を行うことができる方法および装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第一は、被測定
多相変調回線の受信機出力に故意に雑音を付加して回線
品質を実質的に劣化させてから符号判定のための復調を
行い、その復調出力のビット誤り率を測定し、付加した
雑音の量に対応させて品質を劣化させない状態のビット
誤り率を計算により推定するビット誤り率の測定方法に
おいて、前記受信機出力に雑音を付加する前に出力信号
を分岐して別に復調を行い、その復調出力と前記雑音を
付加した復調出力との位相比較を行うことにより雑音を
付加した測定中の復調出力が同期している引込み位相を
識別し、その引込み位相を全部の同期すべき位相につい
変更させることを特徴とする。
【0008】本発明の第二は、被測定多相変調無線送受
信装置の送信機にビット誤り率測定用の符号列を与える
測定機送信部と、前記送受信装置の受信機出力に雑音を
付加する雑音付加回路と、その雑音が付加された受信機
出力を復調する第一の復調部と、その第一の復調部の出
力に接続された測定機受信部とを備えたビット誤り率測
定装置において、前記受信機出力の雑音付加回路が接続
される前の信号を分岐する分配器と、この分配器の出力
に接続された第二の復調部と、この第二の復調部の出力
と前記第一の復調部の出力同期位相を比較する位相検出
器と、この位相検出器の出力を取り込み前記第一の復調
部の引込み位相を識別するコンピュータ装置とを備え、
このコンピュータ装置は、前記第二の復調部の同期位相
を基準にして前記第一の復調部の引込み位相の全部につ
いてビット誤り率の測定が実行されるよう前記第一の復
調部への引込み位相の変更制御を行う手段を含むことを
特徴とする。
【0009】前記コンピュータ装置は、ビット誤り率の
測定結果が最悪値を示す引込み位相についてビット誤り
率の測定結果を表示する手段を含むことが望ましい。
【0010】
【作用】分配器が無線送受信装置の受信部からの出力を
二分配し、その一方を雑音付加回路および測定用復調部
を介して再生搬送波信号として位相検出器に送出すると
ともに、他方を第二の復調部を介して再生搬送波信号と
して位相検出器に送出する。位相検出器はこの二つの再
生搬送波信号を入力し、第二の復調部の任意引き込み位
相を基準にした相対的な変調位相差を検出し、コンピュ
ータ装置がその検出された変調位相差を基に雑音付加回
路内の可変減衰器量を一定の割合で変化させ、第一の復
調部の引込み位相の変更を行って全位相評価による最悪
値位相制御およびビット誤り率を自動的に測定する。
【0011】これにより、最小引き込み位相回数で全て
引込み位相について測定を行い、最悪値相を求めビッ
ト誤り率を自動的に測定することができる。それに伴っ
て測定に要する工数を削減するとともに、人為的ミスを
なくし測定精度を向上させることができる。
【0012】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【0013】本発明実施例は、被測定多相変調無線送受
信装置20の送信機3にビット誤り率測定用の符号列
を与える測定機送信部1と、前記送受信装置20の受
信機4の出力21に雑音を付加する雑音付加回路5と、
その雑音が付加された受信機4の出力を復調する第一の
復調部11と、その第一の復調部11の出力52に接続
された測定機受信部6とを備え、さらに、本発明の特徴
として、受信機4の出力の雑音付加回路5が接続される
前の信号23を分岐する分配器7と、この分配器7の出
22に接続された第二の復調部12と、この第二の復
調部12の出力31と第一の復調部11の出力32の同
期位相を比較する位相検出器8と、この位相検出器8の
出力42を取り込むコンピュータ装置9とを備え、この
コンピュータ装置9は、第二の復調部12の同期位相を
基準にして第一の復調部11の相対的な同期位相(引込
み位相)の全部についてビット誤り率の測定が実行され
るように制御する手段と、ビット誤り率の測定結果が最
悪値を示す相対的な同期位相についてビット誤り率の測
定結果を表示する手段とを含む。
【0014】このように構成された本発明実施例装置に
よるビット誤り率の測定は、被測定多相変調無線送受信
装置20の受信機4の出力に故意に雑音を付加して回線
品質を実質的に劣化させてから符号判定のための復調を
行い、その復調出力のビット誤り率を測定し、付加した
雑音の量に対応させて品質を劣化させない状態のビット
誤り率を計算により推定して行われるが、受信機4の出
力に雑音を付加する前に出力信号を分岐して別に復調を
行い、その復調出力と雑音を付加した復調出力との位相
比較を行うことにより雑音を付加した測定中の復調出力
が同期している引込み位相を識別し、その引込み位相を
全部の同期すべき位相について変更させるところに特徴
がある。
【0015】その主要動作は次のように行われる。ま
ず、分配器7が被測定多相変調無線送受信装置20の受
信機4からの出力を二分配し、一方の分配器出力信号2
1を雑音付加回路5に送出し、他方の分配器出力信号2
2を第二の復調部12に送出する。雑音付加回路5は送
出された分配器出力信号21にIF(中間周波数)帯で
所定の雑音を付加し無線変復調装置10の第一の復調部
11に送出する。
【0016】第二の復調部12は送出された分配器出力
信号22の周波数同期をとり再生搬送波信号31として
位相検出器8に送出する。また、第一の復調部11は雑
音付加回路5からの信号を復調し再生搬送波信号32と
して位相検出器8に送出する。
【0017】位相検出器8は再生搬送波信号31および
32を入力し、第二の復調部12の任意引き込み位相を
基準に対照的な変調位相差を検出し、検出した位相差を
変調位相数単位に分割(直交振幅変調の場合4分割)し
その数値をコンピュータ装置9に出力する。
【0018】コンピュータ装置9は、この数値情報を基
に第一の復調部11の引き込み位相を検知するととも
に、雑音付加回路5内の可変減衰器量を一定の割合で変
化させ、全位相評価による最悪値位相制御およびビット
誤り率を自動的に測定する。
【0019】図2は本発明実施例にけおるコンピュータ
装置の処理動作の流れを示す流れ図である。
【0020】コンピュータ装置9では、まず、測定機較
正初期値を設定し、雑音付加回路5内のC/N(搬送波
対雑音比)用可変減衰器を制御し所定のC/Nを付加し
てC/Nの較正を行い、第一の復調部11の引き込み位
相(相対位相)の変更を行う。次いで、各位相ごとに
(直交振幅変調の場合は0°、90°、180°、27
0°)測定機受信部6からの測定情報の統計処理を行
う。
【0021】次に、位相検出器8からの数値情報を全位
相について確認し、統計処理で求めた最悪値位相に設定
してビット誤り率を測定し、画面表示またはプリントア
ウトする。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、復
調部の引き込み位相を検知し制御することができるため
に、最小引き込み位相回数で最悪値相を求めビット誤り
率を自動測定することができ、これにより、測定に要す
る工数の削減をはかるとともに、測定精度を向上させる
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の構成を示すブロック図。
【図2】本発明実施例におけるコンピュータ装置の処理
動作の流れを示す流れ図。
【図3】従来例の構成を示すブロック図。
【符号の説明】 1 測定機送信部 2 変調部 3 送信機 4 受信機 5 雑音付加回路 6 測定機受信部 7 分配器 8 位相検出器 9 コンピュータ装置 10 無線変復調装置 11 第一の復調部 12 第二の復調部 20 被測定多相変調無線送受信装置 21、22 分配器出力信号 23 受信部出力 31、32 再生搬送波信号 41、42 制御信号 51、52 データ信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定多相変調回線の受信機出力に故意
    に雑音を付加して回線品質を実質的に劣化させてから符
    号判定のための復調を行い、その復調出力のビット誤り
    率を測定し、付加した雑音の量に対応させて品質を劣化
    させない状態のビット誤り率を計算により推定するビッ
    ト誤り率の測定方法において、 前記受信機出力に雑音を付加する前に出力信号を分岐し
    て別に復調を行い、その復調出力と前記雑音を付加した
    復調出力との位相比較を行うことにより雑音を付加した
    測定中の復調出力が同期している引込み位相を識別し、
    その引込み位相を全部の同期すべき位相について変更
    せることを特徴とするビット誤り率測定方法。
  2. 【請求項2】 被測定多相変調無線送受信装置の送信機
    にビット誤り率測定用の符号列を与える測定機送信部
    と、前記送受信装置の受信機出力に雑音を付加する雑音
    付加回路と、その雑音が付加された受信機出力を復調す
    る第一の復調部と、その第一の復調部の出力に接続され
    た測定機受信部とを備えたビット誤り率測定装置におい
    て、 前記受信機出力の雑音付加回路が接続される前の信号を
    分岐する分配器と、この分配器の出力に接続された第二
    の復調部と、この第二の復調部の出力と前記第一の復調
    部の出力同期位相を比較する位相検出器と、この位相検
    出器の出力を取り込み前記第一の復調部の引込み位相を
    識別するコンピュータ装置とを備え、 このコンピュータ装置は、前記第二の復調部の同期位相
    を基準にして前記第一の復調部の引込み位相の全部につ
    いてビット誤り率の測定が実行されるよう前記第一の復
    調部への引込み位相の変更制御を行う手段を含むことを
    特徴とするビット誤り率測定装置。
  3. 【請求項3】 前記コンピュータ装置は、ビット誤り率
    の測定結果が最悪値を示す引込み位相についてビット誤
    り率の測定結果を表示する手段を含む請求項2記載のビ
    ット誤り率測定装置。
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JPH06252959A JPH06252959A (ja) 1994-09-09
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JP4363828B2 (ja) * 2002-08-30 2009-11-11 株式会社東芝 中継放送波切替装置
WO2004062253A1 (en) * 2003-01-01 2004-07-22 Surf Communication Solutions, Ltd. Enabling robbed bit identification

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