JPH0817124B2 - ヒューズ抵抗器 - Google Patents
ヒューズ抵抗器Info
- Publication number
- JPH0817124B2 JPH0817124B2 JP63212096A JP21209688A JPH0817124B2 JP H0817124 B2 JPH0817124 B2 JP H0817124B2 JP 63212096 A JP63212096 A JP 63212096A JP 21209688 A JP21209688 A JP 21209688A JP H0817124 B2 JPH0817124 B2 JP H0817124B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resistor
- fixed resistor
- fuse
- spring
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H85/00—Protective devices in which the current flows through a part of fusible material and this current is interrupted by displacement of the fusible material when this current becomes excessive
- H01H85/02—Details
- H01H85/04—Fuses, i.e. expendable parts of the protective device, e.g. cartridges
- H01H85/041—Fuses, i.e. expendable parts of the protective device, e.g. cartridges characterised by the type
- H01H85/048—Fuse resistors
Landscapes
- Fuses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、電気回路に異常電流が流れて抵抗器が過
負荷状態になった場合、電流を自動的に遮断するヒュー
ズ抵抗器に関する。
負荷状態になった場合、電流を自動的に遮断するヒュー
ズ抵抗器に関する。
［従来の技術］ 近年、蛍光管を多数縦横に並べて超大型のディスプレ
イを形成したものが野球場等に設置されている。ここ
で、この蛍光管は、寿命が来るとフィラメントが短絡し
回路に過大な電流が流れるので、回路保護のためにブレ
ーカーによって回路を遮断するようにしていた。
イを形成したものが野球場等に設置されている。ここ
で、この蛍光管は、寿命が来るとフィラメントが短絡し
回路に過大な電流が流れるので、回路保護のためにブレ
ーカーによって回路を遮断するようにしていた。
また、従来のヒューズ抵抗器は実開昭57−197605号公
報に開示されているように、低融点の半田を用いてヒュ
ーズの働きをさせるものや、特開昭55−48902号公報に
開示されているように、皮膜抵抗体の表面にヒューズ作
用体を付着し、このヒューズ作用体によって異常負荷が
かかった際にはこの部分が切れるようにしたものがあ
る。
報に開示されているように、低融点の半田を用いてヒュ
ーズの働きをさせるものや、特開昭55−48902号公報に
開示されているように、皮膜抵抗体の表面にヒューズ作
用体を付着し、このヒューズ作用体によって異常負荷が
かかった際にはこの部分が切れるようにしたものがあ
る。
［発明が解決しようとする課題］ 上記従来のディスプレイは、１個の蛍光管が切れただ
けでもディスプレイ全体のブレーカーが落ちてしまい、
画面全部が消えてしまうという問題があった。しかも、
一旦画面が消えると何処の蛍光管が切れているのか発見
することがきわめて難しく、蛍光管の付け替えに多くの
時間を費やしていた。そこで、各蛍光管にヒューズ抵抗
器を取り付けることが考えられるが、このような蛍光管
に上述の従来のヒューズ抵抗器を用いると、ヒューズが
切れる電流値のばらつきが大きく、しかも切れるまでの
時間が長いという欠点があり、回路の保護にならず使用
できなかった。特に、ヒューズ作用体を付けたものは、
切れたとしても高電圧がかかっている状態ではこの部分
でリークしてしまい、上記のような蛍光管のヒューズと
しては使えないものである。
けでもディスプレイ全体のブレーカーが落ちてしまい、
画面全部が消えてしまうという問題があった。しかも、
一旦画面が消えると何処の蛍光管が切れているのか発見
することがきわめて難しく、蛍光管の付け替えに多くの
時間を費やしていた。そこで、各蛍光管にヒューズ抵抗
器を取り付けることが考えられるが、このような蛍光管
に上述の従来のヒューズ抵抗器を用いると、ヒューズが
切れる電流値のばらつきが大きく、しかも切れるまでの
時間が長いという欠点があり、回路の保護にならず使用
できなかった。特に、ヒューズ作用体を付けたものは、
切れたとしても高電圧がかかっている状態ではこの部分
でリークしてしまい、上記のような蛍光管のヒューズと
しては使えないものである。
この発明は、上記従来の技術の問題に鑑みて成された
もので、所定の電流値で正確に機能し、しかも瞬間的に
切れるヒューズ抵抗器を提供することを目的とする。
もので、所定の電流値で正確に機能し、しかも瞬間的に
切れるヒューズ抵抗器を提供することを目的とする。
［課題を解決するための手段］ この発明は、固定抵抗器の一端がバネの一端部に連結
され、このバネの他端は一方の電極に接続され、上記固
定抵抗器およびバネが直列につながって筒状のカバー内
に挿通され、上記固定抵抗器の他端は他方の電極に接続
され、上記一対の電極はバネに一定の力を加え固定抵抗
器の長軸方向に張力が加わった状態で上記カバーの両端
部におのおの係止されているヒューズ抵抗器である。
され、このバネの他端は一方の電極に接続され、上記固
定抵抗器およびバネが直列につながって筒状のカバー内
に挿通され、上記固定抵抗器の他端は他方の電極に接続
され、上記一対の電極はバネに一定の力を加え固定抵抗
器の長軸方向に張力が加わった状態で上記カバーの両端
部におのおの係止されているヒューズ抵抗器である。
［作用］ この発明のヒューズ抵抗器は、固定抵抗器自体が異常
電流に対して破断するようにしたものである。
電流に対して破断するようにしたものである。
［実施例］ 以下この発明の一実施例について図面を基にして説明
する。
する。
この実施例のヒューズ抵抗器は、カーボン−レジンの
ソリッド抵抗体の固定抵抗器１を有し、固定抵抗器１の
一端に設けられた端子３は、コイルバネ２の一端の係止
部2aに係合している。固定抵抗器１の他端はキャップ状
の電極４の底面の小孔に挿通され外側で半田付けまたは
溶接されている。
ソリッド抵抗体の固定抵抗器１を有し、固定抵抗器１の
一端に設けられた端子３は、コイルバネ２の一端の係止
部2aに係合している。固定抵抗器１の他端はキャップ状
の電極４の底面の小孔に挿通され外側で半田付けまたは
溶接されている。
固定抵抗器１およびコイルバネ２は、透明な円筒状の
ガラス製のカバー５内に挿通され、コイルバネ２の他端
は、他方の電極６の内側底面に設けられた被係止片6a
に、コイルバネ２の他端の係止部2bが係合して固定され
ている。被係止片6aは、電極６の底面の小孔に挿通され
外側で半田付けまたは溶接されて固定されている。キャ
ップ状の電極4,6はカバー５の両端に被さるようにして
取り付けられ、コイルバネ２は一定の張力で引き伸ばさ
れた状態でカバー５内に挿通されている。
ガラス製のカバー５内に挿通され、コイルバネ２の他端
は、他方の電極６の内側底面に設けられた被係止片6a
に、コイルバネ２の他端の係止部2bが係合して固定され
ている。被係止片6aは、電極６の底面の小孔に挿通され
外側で半田付けまたは溶接されて固定されている。キャ
ップ状の電極4,6はカバー５の両端に被さるようにして
取り付けられ、コイルバネ２は一定の張力で引き伸ばさ
れた状態でカバー５内に挿通されている。
この実施例のヒューズ抵抗器は、通常は普通の抵抗器
として働き、例えば蛍光管を縦横に多数配列して形成し
た大画面ディスプレイの各蛍光管ごと、または数個ごと
に取り付けられるものである。そして、ディスプレイの
蛍光管の一つがショートすると、それに接続されたヒュ
ーズ抵抗器が切れて、回路に過大な電圧がかかるのを防
止する。
として働き、例えば蛍光管を縦横に多数配列して形成し
た大画面ディスプレイの各蛍光管ごと、または数個ごと
に取り付けられるものである。そして、ディスプレイの
蛍光管の一つがショートすると、それに接続されたヒュ
ーズ抵抗器が切れて、回路に過大な電圧がかかるのを防
止する。
このヒューズ抵抗器に過大な電圧がかかると、固定抵
抗器１がその中央部に破断し、第３図に示すように、固
定抵抗器１の一方の破片がコイルバネ２によって電極６
の方へ引き寄せられる。これによって、固定抵抗器１の
破片の間隔は大きく開きその間で放電するようなことが
ない。固定抵抗器１が破断するメカニズムは、過大な電
圧がかかると抵抗体が過熱しカーボンと樹脂被覆との熱
膨張率の違いから中央部に亀裂が入って割れ、コイルバ
ネ２の張力によって一気に固定抵抗器１の破片同士が引
き離されるものである。この破断は、固定抵抗器１の中
央部で温度が最も高くなるため、ほぼ中央部で起きる。
抗器１がその中央部に破断し、第３図に示すように、固
定抵抗器１の一方の破片がコイルバネ２によって電極６
の方へ引き寄せられる。これによって、固定抵抗器１の
破片の間隔は大きく開きその間で放電するようなことが
ない。固定抵抗器１が破断するメカニズムは、過大な電
圧がかかると抵抗体が過熱しカーボンと樹脂被覆との熱
膨張率の違いから中央部に亀裂が入って割れ、コイルバ
ネ２の張力によって一気に固定抵抗器１の破片同士が引
き離されるものである。この破断は、固定抵抗器１の中
央部で温度が最も高くなるため、ほぼ中央部で起きる。
この実施例のヒューズ抵抗器によれば、抵抗器自体が
破断して回路を遮断し、コイルバネによって破片同士を
瞬時に引き離すようにしたので、一定の電圧値以上で確
実に回路を遮断し、かつ電極間の放電による電流のリー
クを防止することができる。そして、大画面ディスプレ
イの蛍光管の一つがショートしてもその蛍光管に接続し
ているヒューズ抵抗器が切れるだけで画面全体が消えて
しまうことはない。
破断して回路を遮断し、コイルバネによって破片同士を
瞬時に引き離すようにしたので、一定の電圧値以上で確
実に回路を遮断し、かつ電極間の放電による電流のリー
クを防止することができる。そして、大画面ディスプレ
イの蛍光管の一つがショートしてもその蛍光管に接続し
ているヒューズ抵抗器が切れるだけで画面全体が消えて
しまうことはない。
また、この実施例の固定抵抗器はカーボンのソリッド
抵抗体であるので、比較的低電圧で正確に破断する。
抵抗体であるので、比較的低電圧で正確に破断する。
なお、この発明のヒューズ抵抗器の固定抵抗器は、ソ
リッド抵抗体以外に、カーボン皮膜抵抗体、金属皮膜抵
抗体、メタルグレーズ抵抗体等電圧値や用途に応じて選
択すれば良い。
リッド抵抗体以外に、カーボン皮膜抵抗体、金属皮膜抵
抗体、メタルグレーズ抵抗体等電圧値や用途に応じて選
択すれば良い。
さらに、バネはコイルバネ以外に渦巻きバネや板バネ
をたわませたものであっても良く、固定抵抗器の長軸方
向に張力を加えるものであれば良い。固定抵抗器の位置
もバネとバネの間にあっても良く、バネの両側に取り付
けても良い。
をたわませたものであっても良く、固定抵抗器の長軸方
向に張力を加えるものであれば良い。固定抵抗器の位置
もバネとバネの間にあっても良く、バネの両側に取り付
けても良い。
また、固定抵抗器が破断し易いように中央部に切り込
みを入れても良い。さらに、カバーはガラス以外にプラ
スチック等であっても良く透明でなくても良い。
みを入れても良い。さらに、カバーはガラス以外にプラ
スチック等であっても良く透明でなくても良い。
［発明の効果］ この発明のヒューズ抵抗器は、固定抵抗器を長軸方向
にバネで引っ張り、過大な電圧がかかったときにその固
定抵抗器自体が破断するようにしたので、比較的正確に
かつ瞬時に回路を遮断することができる。しかも、固定
抵抗器およびバネはカバーで覆われているので、破断し
た際にも破片が飛び散ることはない。
にバネで引っ張り、過大な電圧がかかったときにその固
定抵抗器自体が破断するようにしたので、比較的正確に
かつ瞬時に回路を遮断することができる。しかも、固定
抵抗器およびバネはカバーで覆われているので、破断し
た際にも破片が飛び散ることはない。
さらに、カバーの両端に電極が係止されているので、
通常のヒューズのように簡単に交換をすることができ
る。
通常のヒューズのように簡単に交換をすることができ
る。
第１図はこの発明のヒューズ抵抗器の一実施例の正面
図、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図、第３図はこの実施
例のヒューズ抵抗器が切れた状態の正面図である。 １……固定抵抗器、２……コイルバネ、 4,6……電極、５……カバー、
図、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図、第３図はこの実施
例のヒューズ抵抗器が切れた状態の正面図である。 １……固定抵抗器、２……コイルバネ、 4,6……電極、５……カバー、
Claims (1)
- 【請求項１】所定電流が流れた際にその中央部で破断す
る固定抵抗器を設け、この固定抵抗器とバネの一端部同
士が互いに連結され、このバネの他端は一方の電極に接
続され、上記固定抵抗器が長軸方向に上記バネと直列に
接続して筒状のカバー内に挿通され、上記固定抵抗器の
他端は他方の電極に接続され、上記一対の電極は上記バ
ネに一定の引っ張り力を加え上記固定抵抗器に対して長
軸方向に張力を加えた状態で上記カバーの両端部におの
おの係止されていることを特徴とするヒューズ抵抗器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63212096A JPH0817124B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | ヒューズ抵抗器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63212096A JPH0817124B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | ヒューズ抵抗器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0260102A JPH0260102A (ja) | 1990-02-28 |
| JPH0817124B2 true JPH0817124B2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=16616813
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63212096A Expired - Lifetime JPH0817124B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | ヒューズ抵抗器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0817124B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS472443U (ja) * | 1971-01-27 | 1972-08-28 | ||
| JPS57197606U (ja) * | 1981-06-11 | 1982-12-15 |
-
1988
- 1988-08-26 JP JP63212096A patent/JPH0817124B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0260102A (ja) | 1990-02-28 |
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