JPH08170931A - 水面監視方法および装置 - Google Patents
水面監視方法および装置Info
- Publication number
- JPH08170931A JPH08170931A JP31442294A JP31442294A JPH08170931A JP H08170931 A JPH08170931 A JP H08170931A JP 31442294 A JP31442294 A JP 31442294A JP 31442294 A JP31442294 A JP 31442294A JP H08170931 A JPH08170931 A JP H08170931A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water surface
- thermal radiation
- directional antenna
- radiation energy
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Radiation Pyrometers (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 天候に左右されず遠方から効果的に水面の不
純物を監視する。 【構成】 指向性をもつアンテナ１が受信した水面から
の熱放射エネルギ波と基準信号源２の出力を切換スイッ
チ３で切換えながら積分器４で積分し、積分された前記
エネルギ波と基準信号源出力をデータ作成部７が入力し
て両者の比から水面の放射温度を決定する。回転台６は
放射計５を水平面で３６０°回転する。識別部８はデー
タ作成部７が決定した水面の放射温度の、放射計５の回
転角度に伴う変化からアンテナ１が走査した水面上の水
面と油の領域を特定して、油の存在と範囲を検知する。
純物を監視する。 【構成】 指向性をもつアンテナ１が受信した水面から
の熱放射エネルギ波と基準信号源２の出力を切換スイッ
チ３で切換えながら積分器４で積分し、積分された前記
エネルギ波と基準信号源出力をデータ作成部７が入力し
て両者の比から水面の放射温度を決定する。回転台６は
放射計５を水平面で３６０°回転する。識別部８はデー
タ作成部７が決定した水面の放射温度の、放射計５の回
転角度に伴う変化からアンテナ１が走査した水面上の水
面と油の領域を特定して、油の存在と範囲を検知する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は海面上に流出した油等の
水面の不純物を監視する水面監視方法および装置に関す
る。
水面の不純物を監視する水面監視方法および装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の水面監視方法には、赤外
線や光を利用する光学的検知方式や、油等の不純物から
出るガス成分を検出するガス検出方式や、波頭の周期性
を利用して電波により海面上の油等を検出する電波検出
方式があった。
線や光を利用する光学的検知方式や、油等の不純物から
出るガス成分を検出するガス検出方式や、波頭の周期性
を利用して電波により海面上の油等を検出する電波検出
方式があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の水面監
視方法は、光学的検知方式は、光等を利用するので、天
候に左右されることが多く、全天候性でないという欠点
があり、ガス検出方式はセンサ設置点近辺のみの検出が
可能で遠方の検出ができないという欠点があり、電波検
出方式では遠方検出が可能であるが、風等により波頭が
立つことを前提として検出が可能なので、風がないとき
は検出ができないという欠点がある。
視方法は、光学的検知方式は、光等を利用するので、天
候に左右されることが多く、全天候性でないという欠点
があり、ガス検出方式はセンサ設置点近辺のみの検出が
可能で遠方の検出ができないという欠点があり、電波検
出方式では遠方検出が可能であるが、風等により波頭が
立つことを前提として検出が可能なので、風がないとき
は検出ができないという欠点がある。
【０００４】本発明の目的は、天候に左右されることな
く、遠方からの監視が可能で、波頭が立たないときでも
監視ができる、水面監視方法および装置を提供すること
である。
く、遠方からの監視が可能で、波頭が立たないときでも
監視ができる、水面監視方法および装置を提供すること
である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の水面監視方法
は、指向性アンテナにより水面上を走査して前記水面よ
り発する熱放射エネルギ波を受信する手順と、基準熱放
射エネルギ信号を発生する手順と、前記指向性アンテナ
が受信した水面からの熱放射エネルギ波および前記基準
熱放射エネルギ信号を積分する手順と、前記積分された
前記水面からの熱放射エネルギ波と前記時間積分された
基準熱放射エネルギ信号とを比較して前記水面の放射温
度を決定する手順と、前記指向性アンテナによる水面上
の走査に伴う前記水面の放射温度の変化により水面上の
不純物の存在および範囲を検知する手順とを有する。
は、指向性アンテナにより水面上を走査して前記水面よ
り発する熱放射エネルギ波を受信する手順と、基準熱放
射エネルギ信号を発生する手順と、前記指向性アンテナ
が受信した水面からの熱放射エネルギ波および前記基準
熱放射エネルギ信号を積分する手順と、前記積分された
前記水面からの熱放射エネルギ波と前記時間積分された
基準熱放射エネルギ信号とを比較して前記水面の放射温
度を決定する手順と、前記指向性アンテナによる水面上
の走査に伴う前記水面の放射温度の変化により水面上の
不純物の存在および範囲を検知する手順とを有する。
【０００６】本発明の水面監視装置は、熱放射エネルギ
波を受信するための指向性アンテナと、前記指向性アン
テナを回転する回転機構と、基準熱放射エネルギ信号を
発生する基準信号源と、前記指向性アンテナが受信した
水面の熱放射エネルギ波と前記基準信号源の出力信号と
を切換えて出力する切換スイッチと、前記切換スイッチ
が出力する前記水面熱放射エネルギ波および前記基準信
号源の出力信号を積分して出力する積分器と、前記積分
器が出力した水面熱放射エネルギ波による信号と前記基
準信号源による信号とを比較して前記水面の放射温度を
決定する放射温度検出手段と、前記回転機構により回転
された前記指向性アンテナの角度に伴って、前記放射強
度検出手段によって決定される前記水面の放射温度の変
化から水面の不純物の存在および範囲を検知する不純物
検知手段とを有する。
波を受信するための指向性アンテナと、前記指向性アン
テナを回転する回転機構と、基準熱放射エネルギ信号を
発生する基準信号源と、前記指向性アンテナが受信した
水面の熱放射エネルギ波と前記基準信号源の出力信号と
を切換えて出力する切換スイッチと、前記切換スイッチ
が出力する前記水面熱放射エネルギ波および前記基準信
号源の出力信号を積分して出力する積分器と、前記積分
器が出力した水面熱放射エネルギ波による信号と前記基
準信号源による信号とを比較して前記水面の放射温度を
決定する放射温度検出手段と、前記回転機構により回転
された前記指向性アンテナの角度に伴って、前記放射強
度検出手段によって決定される前記水面の放射温度の変
化から水面の不純物の存在および範囲を検知する不純物
検知手段とを有する。
【０００７】前記回転機構は、前記指向性アンテナ、前
記基準信号源、前記切換スイッチおよび前記積分器より
なる放射計全体を回転することにより前記指向性アンテ
ナを回転するものを含む。
記基準信号源、前記切換スイッチおよび前記積分器より
なる放射計全体を回転することにより前記指向性アンテ
ナを回転するものを含む。
【０００８】
【作用】指向性アンテナの走査に伴って決定される水面
の放射温度の変化によって不純物の存在および範囲を検
知するので、天候に左右されることなく、遠方からの監
視ができ、また、波頭が立たないときでも安定して不純
物が検出できる。
の放射温度の変化によって不純物の存在および範囲を検
知するので、天候に左右されることなく、遠方からの監
視ができ、また、波頭が立たないときでも安定して不純
物が検出できる。
【０００９】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【００１０】図１は本発明の水面監視装置の一実施例の
ブロック図、図２は図１の水面監視装置の放射計の回転
角度と水面の放射温度との関係を示す図である。
ブロック図、図２は図１の水面監視装置の放射計の回転
角度と水面の放射温度との関係を示す図である。
【００１１】この水面監視装置は放射計５と回転台６と
信号処理部９とからなり、放射計５はアンテナ１と基準
信号源２と切換スイッチ３と積分器４とからなり、信号
処理部９はデータ作成部７と識別部８を備えている。
信号処理部９とからなり、放射計５はアンテナ１と基準
信号源２と切換スイッチ３と積分器４とからなり、信号
処理部９はデータ作成部７と識別部８を備えている。
【００１２】放射計５においては、アンテナ１は指向性
を有し、水面からの熱放射エネルギ波を受信する。基準
信号源２は基準となる熱放射エネルギ信号を発生して出
力する。切換スイッチ３は入力がアンテナ１と基準信号
源２に接続され、アンテナ１の出力と基準信号源２の出
力を一定サイクルで切換えて出力する。積分器４はアン
テナ１の出力と基準信号源３の出力を入力して積分を行
ってＳ／Ｎ比を改善した信号を出力する。回転台６は放
射計５を水平面内で３６０°回転する。
を有し、水面からの熱放射エネルギ波を受信する。基準
信号源２は基準となる熱放射エネルギ信号を発生して出
力する。切換スイッチ３は入力がアンテナ１と基準信号
源２に接続され、アンテナ１の出力と基準信号源２の出
力を一定サイクルで切換えて出力する。積分器４はアン
テナ１の出力と基準信号源３の出力を入力して積分を行
ってＳ／Ｎ比を改善した信号を出力する。回転台６は放
射計５を水平面内で３６０°回転する。
【００１３】信号処理部９においては、データ作成部７
は放射計５の積分器４が出力する水面からの熱放射エネ
ルギ信号と基準信号源３からの信号の比によりデータ変
換を行い水面の放射温度を決定して出力する。
は放射計５の積分器４が出力する水面からの熱放射エネ
ルギ信号と基準信号源３からの信号の比によりデータ変
換を行い水面の放射温度を決定して出力する。
【００１４】識別部８は、データ作成部７が出力した放
射温度と、回転台６が回転した放射計５の角度データを
図２に示すようにプロットする。図２において、油が流
出している流域１０では放射温度が水面１１より上って
いる。これは、水面は天空からの低い温度の反射が放射
計で測定されるのに対し、油面では天空の温度による反
射よりも高い油自体の温度による放射が測定されるた
め、放射温度が水面は低く、油面が高く検出されてお
り、油の存在と油面の範囲の特定が可能となる。
射温度と、回転台６が回転した放射計５の角度データを
図２に示すようにプロットする。図２において、油が流
出している流域１０では放射温度が水面１１より上って
いる。これは、水面は天空からの低い温度の反射が放射
計で測定されるのに対し、油面では天空の温度による反
射よりも高い油自体の温度による放射が測定されるた
め、放射温度が水面は低く、油面が高く検出されてお
り、油の存在と油面の範囲の特定が可能となる。
【００１５】この水平監視装置ではアンテナが放射計に
固定されていて、放射計と共に回転台によって回転され
ているが、アンテナのみを回転するように構成してもよ
い。また、回転角度は３６０°としたが、任意であって
差し支えない。
固定されていて、放射計と共に回転台によって回転され
ているが、アンテナのみを回転するように構成してもよ
い。また、回転角度は３６０°としたが、任意であって
差し支えない。
【００１６】本実施例の水面監視装置では、水面からの
放射エネルギによって不純物の存在を検知するので、天
候に左右されることなく、遠方からの監視ができ、ま
た、風がなくて波頭が立たないときでも監視が可能であ
る。
放射エネルギによって不純物の存在を検知するので、天
候に左右されることなく、遠方からの監視ができ、ま
た、風がなくて波頭が立たないときでも監視が可能であ
る。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、指向性ア
ンテナにより水面上を走査するに伴う水面の放射温度の
変化により不純物の存在および範囲を検知することによ
り、天候に左右されることなく、遠方からの監視がで
き、また、波頭が立たないときでも効果的な監視が可能
な水面監視方法および装置を実現するという効果があ
る。
ンテナにより水面上を走査するに伴う水面の放射温度の
変化により不純物の存在および範囲を検知することによ
り、天候に左右されることなく、遠方からの監視がで
き、また、波頭が立たないときでも効果的な監視が可能
な水面監視方法および装置を実現するという効果があ
る。
【図１】本発明の水面監視装置の一実施例のブロック図
である。
である。
【図２】図１の水面監視装置の放射計の回転角度と水面
の放射温度との関係を示す図である。
の放射温度との関係を示す図である。
１ アンテナ ２ 積分器 ３ 基準信号源 ４ 切換スイッチ ５ 放射計 ６ 回転台 ７ データ作成部 ８ 識別部 ９ 信号処理部 １０ 油の領域 １１ 水面
Claims (3)
- 【請求項１】 指向性アンテナにより水面上を走査して
前記水面より発する熱放射エネルギ波を受信する手順
と、 基準熱放射エネルギ信号を発生する手順と、 前記指向性アンテナが受信した水面からの熱放射エネル
ギ波および前記基準熱放射エネルギ信号を積分する手順
と、 前記積分された前記水面からの熱放射エネルギ波と前記
時間積分された基準熱放射エネルギ信号とを比較して前
記水面の放射温度を決定する手順と、 前記指向性アンテナによる水面上の走査に伴う前記水面
の放射温度の変化により水面上の不純物の存在および範
囲を検知する手順とを有する水面監視方法。 - 【請求項２】 熱放射エネルギ波を受信するための指向
性アンテナと、 前記指向性アンテナを回転する回転機構と、 基準熱放射エネルギ信号を発生する基準信号源と、 前記指向性アンテナが受信した水面の熱放射エネルギ波
と前記基準信号源の出力信号とを切換えて出力する切換
スイッチと、 前記切換スイッチが出力する前記水面熱放射エネルギ波
および前記基準信号源の出力信号を積分して出力する積
分器と、 前記積分器が出力した水面熱放射エネルギ波による信号
と前記基準信号源による信号とを比較して前記水面の放
射温度を決定する放射温度検出手段と、 前記回転機構により回転された前記指向性アンテナの角
度に伴って、前記放射強度検出手段によって決定される
前記水面の放射温度の変化から水面の不純物の存在およ
び範囲を検知する不純物検知手段とを有する水面監視装
置。 - 【請求項３】 前記回転機構は、前記指向性アンテナ、
前記基準信号源、前記切換スイッチおよび前記積分器よ
りなる放射計全体を回転することにより前記指向性アン
テナを回転する請求項２に記載の水面監視装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31442294A JPH08170931A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | 水面監視方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31442294A JPH08170931A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | 水面監視方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08170931A true JPH08170931A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18053164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31442294A Pending JPH08170931A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | 水面監視方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08170931A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108716953A (zh) * | 2018-06-15 | 2018-10-30 | 哈尔滨工程大学 | 一种船载非接触式海表温度测量装置现场性能评估方法 |
-
1994
- 1994-12-19 JP JP31442294A patent/JPH08170931A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108716953A (zh) * | 2018-06-15 | 2018-10-30 | 哈尔滨工程大学 | 一种船载非接触式海表温度测量装置现场性能评估方法 |
| CN108716953B (zh) * | 2018-06-15 | 2020-04-07 | 哈尔滨工程大学 | 一种船载非接触式海表温度测量装置现场性能评估方法 |
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